JP4253242B2 - 衛星放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特にホテルや病院などのテレビ放送を共同受信する施設に好適な衛星放送受信装置に関する。
テレビ放送を共同受信するホテルや病院などの施設では、従来、施設館内で自主的に放送するチャンネルを、VHF帯及びUHF帯の各地上波放送の空きチャンネルに挿入して伝送し、テレビ受像機でそのまま復調して視聴する方法や、一旦有料放送の課金機能を備えた受信機で復調し、テレビ受像機に出力して視聴する方法をとっており、いずれも増幅器(アンプ)を始めとする共聴機材等の設備の多くがVHF帯及びUHF帯に対応した76[MHz]乃至770[MHz]の周波数範囲に制約されている。
一方、BS放送やCS放送等の衛星放送を受信して配信する場合は、1,032[MHz]乃至1,336[MHz]のBS中間周波信号や、1,595[MHz]乃至2,071[MHz]のCS中間周波信号など、GHz(ギガヘルツ)オーダーの信号を上述した既存の設備では直接伝送することができない。
そのため、従来の設備とは別に新たな追加共聴設備を用意し、計2本の同軸ケーブルで伝送する共聴方式が採用されるようになっている。
一方、一般的なCATVシステムでは、BSデジタル放送を同軸ケーブルで伝送する方法として、CATV方式である6[MHz]64QAM(直交振幅変調)信号を使って伝送するトランスモジュレーション方式、再多重化で伝送するリマックス方式、及びBS中間周波数を地上波の再送信で使用していないケーブルテレビの周波数に変換して伝送するパススルー方式が考えられている。
また、それぞれ受信したBS信号、CS右旋円偏波信号、及びCS左旋円偏波信号を周波軸上で重ならないように配列して中間周波数に変換し、高域通過フィルタを介した後に、同じく中間周波数に変換した他の信号を低域通過フィルタを介したものと混合して1本の同軸ケーブルにより伝送するようにした技術も考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2001−186037号公報
しかしながら、新規に衛星放送の共聴システムを構築する場合を除き、既存設備において、同軸ケーブル2本を用いて伝送を行なわせるには新たな共聴工事が必要となり、その手間と設備費用による負担が大きい。
また、CATVの規格に則ったトランスモジュレーション方式及びリマックス方式は、再送信する送出側の設備費用が大きくなるだけでなく、放送を受ける端末側にも新たなセットトップボックス(STB)が必要となる。
さらに、周波数変換した信号を伝送する上記パススルー方式は、他の方式に比してより経済的、且つ容易に実施可能であるが、コンバータが広い範囲の周波数帯域をブロックして周波数変換するため、不要なチャンネル帯も占有し、希望するチャンネルを選択して伝送したい場合や、すでに空きチャンネルが部分的に使用されている場合などに不都合を生じることになる。
上記特許文献1の技術も、上記トランスモジュレーション方式及びリマックス方式と同様に、1本の同軸ケーブルで伝送するべく、受信した放送及びCS放送の周波数帯を変換して再送信しており、送出側の設備費用が大きくなるだけでなく、放送を受ける端末側にも新たなSTBが必要となる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、既存の共同受信するテレビ放送設備を利用し、複数の希望する衛星放送のトランスポンダ番号の信号を1本の同軸ケーブルで伝送でき、端末機側では容易な操作で任意のチャンネルを受信することが可能な衛星放送受信装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、施設構内に設置された構内送信装置で、衛星放送の任意複数のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号をそれぞれ所定の任意周波数帯に変換してから混合して出力される信号を、伝送経路を介して受信する、上記施設構内に複数設置された衛星放送受信装置であって、衛星放送の任意トランスポンダ番号を選択する選択手段と、この選択手段での選択内容に応じた周波数信号を発振し、上記伝送手段から伝送されてくる信号に重畳して選択された衛星放送のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号を含んだ信号を復元する周波数変換手段と、この周波数変換手段で得た信号中から選択されたトランスポンダ番号の中間周波信号を選局する衛星選局手段と、衛星放送のトランスポンダ番号、このトランスポンダ番号に該当する中間周波情報、及びこの中間周波情報を上記伝送経路を伝送する信号の周波数に変換する周波数信号の対応テーブルを備え、上記選択手段での選択内容により上記対応テーブルを参照して上記周波数変換手段の発振する周波数信号と上記衛星選局手段の選局内容を統括制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、既存の衛星放送チューナ用の選局回路を用いて容易な操作で任意のチャンネルを受信することが可能となる。
以下本発明をホテル館内に敷設する衛星放送受信システムに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、システム全体の構成を示すものであり、BS・CSアンテナ2で受信された信号がそれぞれ別々に中間周波帯に周波数変換された後に混合され、1本の同軸ケーブル3を介して衛星放送ダウンコンバータ1に入力される。
衛星放送ダウンコンバータ1では、分配器4でこれを複数、例えば5つに分配してダウンコンバータモジュール5〜9へ出力する。
ダウンコンバータモジュール5(〜9)はそれぞれ、トランスポンダ番号設定部5a(〜9a)と変換周波数設定部5b(〜9b)を有している。トランスポンダ番号設定部5a(〜9a)は、入力された中間周波信号中のトランスポンダ番号を任意に設定可能であり、変換周波数設定部5b(〜9b)はトランスポンダ番号設定部5a(〜9a)で設定されたトランスポンダ番号を所定の任意周波数帯に変換設定可能である。
ここでは、例えば4つのダウンコンバータモジュール5〜8にてBS放送の4トランスポンダ番号を選択し、残る1つのダウンコンバータモジュール9がCS放送の1トランスポンダ番号を設定してそれぞれ受信するものとする。
具体的には、例えば図2に示すようにダウンコンバータモジュール5がトランスポンダ番号BS1(中間周波数1,049.48[MHz])を選択受信し、これをMID帯の139.48[MHz]に変換する。
同様に、ダウンコンバータモジュール6がトランスポンダ番号BS3(中間周波数1,087.84[MHz])を選択受信し、これをSHB帯の326.84[MHz]に変換する。
ダウンコンバータモジュール7は、トランスポンダ番号BS13(中間周波数1,279.64[MHz])を選択受信し、これを同じくSHB帯の365.64[MHz]に変換する。
ダウンコンバータモジュール8は、トランスポンダ番号BS15(中間周波数1,318.00[MHz])を選択受信し、これを同じくSHB帯の404.00[MHz]に変換する。
ダウンコンバータモジュール9は、CS放送のトランスポンダ番号ND2(中間周波数1,613.00[MHz])を選択受信し、これをUHF帯の749.00[MHz]に変換する。
図3(A)に各種放送の周波数配列を示し、図3(B)に衛星放送ダウンコンバータ1が周波数変換した各トランスポンダ番号を地上波放送と共に周波数配列で示す。
これらダウンコンバータモジュール5〜9の出力するそれぞれ任意の周波数に変換された信号は、混合器10で混合され、1本の同軸ケーブル11を介して混合器14に入力される。
この混合器14にはまた、UHFアンテナ12とVHFアンテナ13で受信されたUHF帯及びVHF帯の信号がそのまま合わせて入力されており、これら入力された信号を混合して出力するもので、出力された、衛星放送と地上波放送とが上記図3(B)に示すように周波数軸上で混合された信号が増幅器15で増幅された後、分岐/分配器16で分岐または分配され、それぞれ同軸ケーブル17によりホテル館内に配信されるもので、この同軸ケーブル17に接続された直列ユニット18によりホテル館内の各客室毎に配信された信号を引込み、受信機19に接続する。
受信機19は、リモコン20の遠隔操作に対応して任意のテレビ放送信号を選局し、適宜モニタテレビ21に出力して映像及び音声を出力させる。
図3(A)に示した既存の周波数配列ではSHB帯の一部が使用されていることから、本実施の形態では図3(B)に示すように、受信した衛星放送の各トランスポンダ番号をMID帯、SHB帯、及びUHF帯の空き周波数に分散して伝送するものとしている。
上記衛星放送ダウンコンバータ1は、5つのダウンコンバータモジュール5〜9を一体化したものであるとして説明したが、単体のダウンコンバータモジュールを複数用いて構成するものとしても良い。
また、BS放送のBS1〜BS15の範囲のトランスポンダ番号をブロックしてダウンコンバートする方式があるが、既存の1本の同軸ケーブルを用いた設備でVHF帯、UHF帯の信号を併せて、略300[MHz]に及ぶ上記トランスポンダ番号BS1〜BS15の信号を伝送する空きはなく、上記説明した如く所定数の任意のトランスポンダ番号の中間周波信号を任意の変換周波数で伝送することが有効だと考えられる。
続いて図4により受信側の構成について説明する。
直列ユニット18で同軸ケーブル17を伝送される信号を客室内に引込み、受信機19に接続する。受信機19では、上記直列ユニット18からの信号が入力端子30を介してアップコンバータ31に入力される。
このアップコンバータ31は、上記衛星放送ダウンコンバータ1の各ダウンコンバータモジュール5〜9とは逆に、ダウンコンバートされたBS放送及びCS放送の各トランスポンダ番号を元の周波数帯の中間周波信号に変換(アップコンバート)するもので、後述する制御部32からの制御に基づいて適宜上記周波数変換を実行し、その変換結果をBS・CSチューナ35へ出力する。
制御部32は、リモコン20からの操作信号を受光部33で受信してその指示内容に基づき、この受信機19全体の動作制御を実行するものであり、他にEEPROM34を接続している。
このEEPROM34は、リモコン20の選局チャンネルとトランスポンダ番号の中間周波数及びダウンコンバートした周波数を関連付けたテーブル等を予め記憶している。
制御部32は、チャンネルを選局するためのリモコン20からの操作信号を受光部33より受信すると、その解析を行なって必要な制御信号を生成し、上記アップコンバータ31及びBS・CSチューナ35へ出力する。
BS・CSチューナ35は、制御部32からの制御信号に基づいて指定されたトランスポンダ番号を選局し、復調されたトランスポートストリームを、デマルチプレクサ/AVデコーダ部36へ出力する。
このデマルチプレクサ/AVデコーダ部36は、入力されたトランスポートストリームに多重化されたMPEG2のビデオ・オーディオデータのPES(Packetized Elementary Stream)及びPSI(Program Specific Information)に分離し、上記ビデオ・オーディオデータのPESはAVデコーダで映像データ及び音声データを生成し、映像出力処理部37及び音声出力処理部38へ出力する。
映像出力処理部37は、入力された映像データからアナログのビデオ信号を生成し、映像出力端子39とビデオケーブル41とを介して外部接続されているモニタテレビ21へ出力する。
一方、音声出力処理部38は、入力された音声信号からアナログのオーディオ信号を生成し、音声出力端子40とオーディオケーブル42とを介して同モニタテレビ21へ出力する。
図5に上記アップコンバータ31の詳細な構成を示す。同図で、直列ユニット18を介して送られてくる、ダウンコンバートされたBS放送及びCS放送の各トランスポンダ番号が入力端子50より入力され、LPF52を通して高周波成分が除去された後に、ミキサー回路54に送られる。
一方で、このミキサー回路54は、制御部32からの制御信号を受けたローカル発振回路53が出力する局部発振信号も入力する。ローカル発振回路53は、PLL回路とVCO回路から構成され、接続端子51を介して上記制御部32から送られてくる制御信号に基づいた周波数の局部発振信号をミキサー回路54へ出力する。
しかして、ミキサー回路54では、ローカル発振回路53からの局部発振信号をLPF52を介して入力されるトランスポンダ番号の信号と重畳して、元のBS放送またはCS放送の中間周波信号に戻すもので、戻されたBS放送またはCS放送の中間周波信号はHPF55を介して低周波成分が除去された後に出力端子56より上記BS・CSチューナ35へ出力される。
上記のような構成にあって、BS放送及びCS放送では、BS・CSアンテナ2で受信されてから、最終的に受信機19内のBS・CSチューナ35で所望のチャンネルが選局されて復調されるまで、受信機19のユーザには一切認識されないが、トランスポンダ番号と称する、複数のチャンネルが固有の中間周波信号で多重化された信号となっている。
したがって、衛星放送ダウンコンバータ1で受信したBS放送及びCS放送のトランスポンダ番号を選択してから、受信機19内のBS・CSチューナ35でトランスポンダ番号中の所望のチャンネルの放送を選局するまでの間は、複数のチャンネル分の信号が多重化された信号を上述した如くトランスポンダ番号と称するものとする。
上記リモコン20には、「BS(放送)」「CS1(放送)」「CS2(放送)」の放送選択ボタン、「1」〜「12」のチャンネル番号ボタン、及びチャンネルの「アップ」「ダウン」ボタンが少なくとも配設されている。
このリモコン20でBS放送のチャンネルを選局する場合には、「BS」放送選択ボタンを操作した後に「1」〜「12」のチャンネル番号ボタンで任意チャンネル番号を選択する方法と、「1」〜「12」のチャンネル番号ボタンで3桁のチャンネル番号を直接入力する方法と、チャンネルの「アップ」「ダウン」ボタンを所望のチャンネルが表示されるまで操作する方法とがある。
図6は、BS放送でリモコン20のチャンネル番号「1」〜「12」に割り当てられた3桁のチャンネル番号と中間周波(IF)信号の周波数、及びダウンコンバートする周波数の対応を示すものであり、図7はCS放送の同対応を示すものである。
また、図8は、リモコン20のチャンネル番号「1」〜「12」を操作した場合に赤外変調信号として発信されるコード(リモコンコード)の対応を示すものであり、図9はリモコン20のチャンネル番号「1」〜「12」で3桁のチャンネル番号を操作した場合に赤外変調信号として発信されるコード(リモコンコード)の対応を示すものである。
以下、BS放送でリモコン20のチャンネル番号「5」を選択し、その代表チャンネルである「151」チャンネルを選局する場合を例にとってその動作を説明する。
リモコン20の「BS」放送選択ボタンを操作した後に「5」のチャンネル番号ボタンを操作すると、リモコン20は「BS」放送選択ボタンに対応したリモコンコードと、図8で示した、チャンネル番号「5」に対応したリモコンコード「A5」のコード信号とを赤外変調信号として出力する。
このリモコン20からの信号を受信機19の受光部33が受信し、コード信号を制御部32に出力する。
制御部32では、受光部33からのコード信号を解析し、その結果から図8及び図9で示したチャンネル番号「151」を選局するものと判断し、そのチャンネルが属するトランスポンダ番号「BS1」の中間周波信号の周波数が「1,049.48[MHz]」、ダウンコンバート周波数が「139.48[MHz]」であることから、アップコンバータ31内のローカル発振回路53の局部発振周波数が「910[MHz]」となるPLL制御データを演算し、ローカル発振回路53に出力する。
これを受けたローカル発振回路53では、与えられたPLL制御データにより「910[MHz]」の局部発振信号をミキサー回路54に出力し、「139.48[MHz]」にダウンコンバートされている信号を元の「1,049.48[MHz]」までアップコンバートさせる。
このとき制御部32は同時に、BS・CSチューナ35に対して「1,049.48[MHz]」の周波数を選局するべく制御データを作成して送信するもので、BS・CSチューナ35が同周波数の中間周波信号を選局し、そのトランスポートストリームの中からデマルチプレクサ/AVデコーダ部36が代表となるチャンネル「151」のデータを選択して出力することで、結果としてモニタテレビ21でチャンネル「151」の放送が視聴できるようになる。
図10(A),(B)は上記図3(A),(B)と同様に既存の周波数配列とその一部を衛星放送ダウンコンバータ1でダウンコンバートした結果を示す。
これに対し、図10(C)はトランスポンダ番号「BS1」の周波数帯の信号がリモコン20での操作により選択され、制御部32の制御に基づいてアップコンバータ31でアップコンバートした際の周波数配列を示している。
ここでは、「BS」放送の「5」チャンネルを指定することにより、自動的にその代表として「151」チャンネルの放送を視聴できるものとした。したがって、同じ「BS」放送の「5」チャンネルに対応する、例えば「153」チャンネルの放送を視聴したい場合には、「151」チャンネルの放送を視聴している状態から、さらにリモコン20のチャンネルの「アップ」ボタンを2回操作することで、アップコンバータ31、BS・CSチューナ35の動作周波数は変わらないものの、デマルチプレクサ/AVデコーダ部36がトランスポートストリーム中の抽出するデータを可変することにより、新たに「153」チャンネルの放送を視聴可能となる。
さらに、「BS」放送を視聴している状態で、チャンネル番号「4」を操作すると、そのリモコンコード信号「A4」を制御部32が解析してその結果から上記と同様の処理を行ない、チャンネル番号「141」を選局するものと判断し、そのチャンネルが属するトランスポンダ番号「BS13」の中間周波信号の周波数が「1,279.64[MHz]」、ダウンコンバート周波数が「365.64[MHz]」であることから、アップコンバータ31内のローカル発振回路53の局部発振周波数が「914[MHz]」となるPLL制御データを演算し、ローカル発振回路53に出力する。
これを受けたローカル発振回路53では、与えられたPLL制御データにより「914[MHz]」の局部発振信号をミキサー回路54に出力し、「365.64[MHz]」にダウンコンバートされている信号を元の「1,279.64[MHz]」までアップコンバートさせる。
このとき制御部32は同時に、BS・CSチューナ35に対して「1,279.64[MHz]」の周波数を選局するべく制御データを作成して送信するもので、BS・CSチューナ35が同周波数の中間周波信号を選局し、次段のデマルチプレクサ/AVデコーダ部36がトランスポートストリームの中から、代表となるチャンネル「141」のデータを選択して出力することで、結果としてモニタテレビ21でチャンネル「141」の放送が視聴できるようになる。
図10(D)は、このときトランスポンダ番号「BS13」の周波数帯の信号がリモコン20での操作により選択され、制御部32の制御に基づいてアップコンバータ31でアップコンバートした際の周波数配列を示している。
このように、既存の共同受信するテレビ放送設備を利用して、複数の希望するBS放送、CS放送等の衛星放送のトランスポンダ番号の信号を1本の同軸ケーブルで伝送でき、これを受信する端末側の各受信機19では、既存の衛星放送チューナ用の選局回路を用いて容易な操作で任意のチャンネルを受信することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、受信機19で、リモコン20の操作チャンネル番号に対応して、トランスポンダ番号の対応する複数の放送から1つをそのトランスポンダ番号を代表するものとして自動的に選択し、モニタテレビ21に出力するものとしたが、トランスポンダ番号に対応する放送チャンネルが複数ある場合には、例えば一旦モニタテレビ21の表示画面で該当する複数のチャンネル番号を一覧表示し、そのいずれかが選択されるとそのチャンネル番号に対応した放送を選択してあらためてモニタテレビ21での視聴に供するものとしても良い。
また、上記実施の形態では、受信機19での動作をリモコン20の遠隔操作により動作するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、受信機19の設置前面に設けたパネルに配設されるキースイッチ類を操作することで同様の動作を行なうものとしても良い。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の一形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図。 同実施の形態に係るトランスポンダ番号とダウンコンバート周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係る既存の周波数配列とダウンコンバート後の周波数配列とを示す図。 同実施の形態に係る図1の受信機内の回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る図4のアップコンバータ内の回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係るBS放送のリモコンのチャンネル番号に割り当てられた3桁のチャンネル番号と中間周波(IF)信号の周波数、及びダウンコンバートする周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係るCS放送のリモコンのチャンネル番号に割り当てられた3桁のチャンネル番号と中間周波(IF)信号の周波数、及びダウンコンバートする周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係るリモコンのチャンネル番号と出力されるリモコンコード信号との対応を例示する図。 同実施の形態に係る3桁のリモコンのチャンネル番号と出力されるリモコンコード信号との対応を例示する図。 同実施の形態に係る既存の周波数配列とダウンコンバート後の周波数配列、及びアップコンバータによる選択的なアップコンバート後の周波数配列を例示する図。
符号の説明
1…衛星放送ダウンコンバータ、2…BS・CSアンテナ、3…同軸ケーブル、4…分配器、5〜9…ダウンコンバータモジュール、5a〜9a…トランスポンダ番号設定部、5b〜9b…変換周波数設定部、10…混合器、11…同軸ケーブル、12…UHFアンテナ、13…VHFアンテナ、14…混合器、15…増幅器、16…分岐/分配器、17…同軸ケーブル、18…直列ユニット、19…受信機、20…リモコン、21…モニタテレビ、30…入力端子、31…アップコンバータ、32…制御部、33…受光部、34…EEPROM、35…BS・CSチューナ、36…デマルチプレクサ/AVデコーダ部、37…映像出力処理部、38…音声出力処理部、39…映像出力端子、40…音声出力端子、41…ビデオケーブル、42…オーディオケーブル、50…入力端子、51…接続端子、52…LPF、53…ローカル発振回路、54…ミキサー回路、55…HPF、56…出力端子。

Claims (1)

  1. 施設構内に設置された構内送信装置で、衛星放送の任意複数のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号をそれぞれ所定の任意周波数帯に変換してから混合して出力される信号を、伝送経路を介して受信する、上記施設構内に複数設置された衛星放送受信装置であって、
    衛星放送の任意トランスポンダ番号を選択する選択手段と、
    この選択手段での選択内容に応じた周波数信号を発振し、上記伝送手段から伝送されてくる信号に重畳して選択された衛星放送のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号を含んだ信号を復元する周波数変換手段と、
    この周波数変換手段で得た信号中から選択されたトランスポンダ番号の中間周波信号を選局する衛星選局手段と、
    衛星放送のトランスポンダ番号、このトランスポンダ番号に該当する中間周波情報、及びこの中間周波情報を上記伝送経路を伝送する信号の周波数に変換する周波数信号の対応テーブルを備え、上記選択手段での選択内容により上記対応テーブルを参照して上記周波数変換手段の発振する周波数信号と上記衛星選局手段の選局内容を統括制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする衛星放送受信装置。
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