JP2004072687A - ヘッドエンド装置及びcatvシステム - Google Patents
ヘッドエンド装置及びcatvシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004072687A JP2004072687A JP2002233252A JP2002233252A JP2004072687A JP 2004072687 A JP2004072687 A JP 2004072687A JP 2002233252 A JP2002233252 A JP 2002233252A JP 2002233252 A JP2002233252 A JP 2002233252A JP 2004072687 A JP2004072687 A JP 2004072687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- television broadcast
- setting
- unit
- command
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Details Of Television Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】リモコン装置32が出力した選局チャンネル変更の指令信号は、入力パネル50の選択ボタンで指定されたBSデジタル受信機22を選択した信号経路切換スイッチ37を介して、当該BSデジタル受信機22に受信され、当該BSデジタル受信機が、選局するテレビ放送信号を変更するヘッドエンド装置10において、入力パネル50に設けられたロックボタンが押され「ON」の状態となると、信号経路切換スイッチ37がいずれのBSデジタル受信機22も選択しない状態となり、リモコン装置32が出力する指令信号が無効化される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信アンテナにて受信された各種テレビ放送信号を所定のチャンネル配列に変換してCATVシステムの伝送線上に送出するヘッドエンド装置、及び、このヘッドエンド装置を備えたCATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テレビ放送としては、地上局を利用した地上波放送、放送衛星(BS)を利用したBS放送、通信衛星(CS)を利用したCS放送等が知られている。そして、これらのテレビ放送を再送信するCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置側で、各放送電波を受信し、その受信信号をそのまま周波数変換したり、或いは、受信信号に含まれるテレビ放送信号を個々に周波数変換することにより、複数のテレビ放送信号を、CATVシステムで伝送可能な周波数帯域内に納め、伝送線上に送出するようにしている。
【0003】
ところで、近年、BS放送では、従来より行われていたBSアナログ放送に加えて、BSデジタル放送が開始された。そして、CATVシステムにおいて、このBSデジタル放送の受信信号を、従来と同様にそのまま(若しくは周波数変換しただけで)伝送線に送出するようにすると、BSアナログ放送等の他の受信信号を伝送できなくなることがあった。また、BSデジタル放送を受信アンテナにて受信した信号形態でそのまま伝送すると、端末側でBSデジタル放送を視聴する際に、BSデジタル放送専用の受信機が必要になる。
【0004】
そこで、従来より、こうしたBSデジタル放送をCATVシステムで再送信する方法の一つとして、ヘッドエンド装置側で、BSデジタル放送専用の複数の受信機を用いて、各々異なる放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局・復調し、更に、その復調した映像及び音声信号を、夫々、変調器を用いて、所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号(日本国内の場合、NTSC方式のテレビ放送信号)に変換し、その変換後のテレビ放送信号を伝送線上に送出する方法が考えられている。
【0005】
つまり、このようにすれば、CATVシステムでは、BSデジタル放送で提供される各放送チャンネルの映像及び音声信号を、地上波放送と同じ周波数帯(VHF若しくはUHF帯)のアナログテレビ放送信号として伝送できることになり、しかも、端末側では、一般的なテレビ受像器を用いて、BSデジタル放送を視聴できることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、ヘッドエンド装置に、テレビ放送信号を選局・復調する複数の受信機(所謂チューナ)を設けた場合、各受信機が選局・復調するテレビ放送信号の放送チャンネルは、受信機の操作部を操作することにより設定することになるが、ヘッドエンド装置の保守点検等の際に、作業者がその操作部を誤って操作してしまうことがある。
【0007】
そして、このような場合には、誤操作された受信機の選局チャンネルが変化して、端末側で視聴若しくは録画している放送番組が変わってしまうとか、受信機によりテレビ放送信号を選局・復調できなくなって、端末側にテレビ放送信号を送信できなくなる、といった問題があった。
【0008】
特に、受信機に、遠隔操作用のリモートコントロール装置(以下、リモコン装置という)が付属しており、受信機の選局チャンネルの設定等を、そのリモコン装置を用いて行うようにしたヘッドエンド装置では、その設定をリモコン装置を用いて簡単に行うことができるものの、リモコン装置は誤操作され易いことから、上記問題が発生し易くなる。
【0009】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ヘッドエンド装置側でテレビ放送信号を一旦選局・復調し、その復調した映像及び音声信号を所定伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換するように構成されたCATVシステムにおいて、テレビ放送信号の選局チャンネルが誤って変更されるのを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載のヘッドエンド装置においては、各種テレビ放送信号を受信する受信アンテナを備えた複数の受信手段が、受信アンテナからの受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのテレビ放送信号を選局して、映像及び音声信号を復調し、この各受信手段にて復調された映像及び音声信号を、夫々、複数の変換手段が、予め設定された伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換し、選局チャンネル設定手段が、各受信手段が選局するテレビ放送信号の放送チャンネルを、夫々、外部操作によって設定し、各変換手段から出力されるテレビ放送信号を含む多数のテレビ放送信号をCATVシステムの伝送線上に送出する。
【0011】
また、外部操作によってチャンネルロック指令が入力されると、チャンネルロック手段が、選局チャンネル設定手段から放送チャンネルの設定指令が受信手段に入力されるのを禁止し、各受信手段が選局する放送チャンネルを固定する。
この結果、本発明のヘッドエンド装置によれば、受信手段で受信する放送チャンネルを変更しようとするとき以外は、外部操作によりチャンネルロック指令を入力して、選局チャンネル設定手段から放送チャンネルの設定指令が受信手段に入力されるのを禁止しておけば、誤って選局チャンネル設定手段で放送チャンネルの設定指令を行う外部操作を行ったとしても、受信手段には入力されず、受信手段の放送チャンネルが変更されることはない。このため、誤放送という事故を防ぐことができる。
【0012】
次に、請求項2記載のヘッドエンド装置においては、各受信手段が、デジタルテレビ放送を選局して映像及び音声信号を復調し、各変換手段が、該映像及び音声信号をアナログテレビ放送に変換する。
従って、このヘッドエンド装置を用いれば、BSデジタル放送等のデジタルテレビ放送を、地上波放送と同様のアナログテレビ放送信号として、端末側に伝送できることになり、従来技術の項にて説明したCATVシステムを容易に構築できる。そして、このヘッドエンド装置においても、誤って選局チャンネル設定手段で放送チャンネルの設定指令を行う外部操作をしたとしても、受信手段には入力されず、受信手段の放送チャンネルが変更されることはない請求項1に記載のヘッドエンド装置と同様の効果を得ることができる。
【0013】
一方、各受信機にCATVシステム専用(所謂業務用)の受信機を用いると、ヘッドエンド装置のコストアップを招くことから、こうした受信機には、市販(所謂民生用)の受信機を用いることが考えられる。
また、こうした市販の受信機には、遠隔操作用のリモートコントロール装置(以下、リモコン装置という)が付属していることから、ヘッドエンド装置に市販の受信機を設けた場合には、各受信機の選局チャンネルの設定等は付属のリモコン装置を用いて行なわれることになる。
【0014】
しかし、このリモコン装置は如何なるところにも置かれる可能性があり、人や物がリモコン装置のチャンネルスイッチに誤って触れてしまう可能性は大きい。このため、チャンネルロック手段により誤動作を防止できる本発明の効果は大きく、請求項3に記載のヘッドエンド装置では、より有効である。
【0015】
即ち、請求項3記載のヘッドエンド装置において、選局チャンネル設定手段は、外部操作に従い、放送チャンネルの設定指令を無線にて送信する送信部と、送信部から送信された設定指令を受信する受信部と、受信部にて受信された設定指令を、外部操作によって指定された特定の受信手段に選択的に出力する設定指令出力手段とを備え、チャンネルロック手段は、チャンネルロック指令が入力されると、前記設定指令出力手段からの設定指令の出力経路を遮断する。
【0016】
ところで、従来のヘッドエンド装置では、変換手段での伝送チャンネルを外部操作による伝送チャネルの設定指令により変更できるようにしているものもあり、この伝送チャンネルの設定手段で誤操作により意図しない伝送チャンネルに変わってしまうと、放送中の番組が見れなくなってしまうという問題が発生する。このため、伝送チャンネルの設定指令が変換手段に入力されるのを禁止する手段も考えられている。また、伝送チャンネルを変更する時期も、選局チャンネルを変更する時期と同様、システムの初期設定、システムの変更、若しくは、メンテナンス時であり、チャンネル設定機能の不使用時期は、ほぼ同じであるため、選局及び伝送チャンネルの設定指令の入力の禁止/解除の操作を共通としても問題無い。
【0017】
これに対し、請求項4記載のヘッドエンド装置においては、伝送チャンネル設定手段が、各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを、夫々、外部操作によって設定し、チャンネルロック手段が、チャンネルロック指令が入力されると、選局チャンネル設定手段からの設定指令に加えて、伝送チャンネル設定手段からの伝送チャンネルの設定指令の入力を禁止することにより、各受信手段が選局する放送チャンネル、及び、各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを固定する。
【0018】
この結果、本発明(請求項4)のヘッドエンド装置によれば、選局および伝送チャンネル設定手段に対する外部からのチャンネルロック指令が、一回の指令で済み、操作性を良くでき、指令の出し忘れの可能性も低くできる。また、チャンネルロック指令の入力用のボタンなどの入力機器も一つ省略でき、装置の構成の簡略化をすることができる。
【0019】
一方、請求項5に記載の発明は、上述した本発明(請求項1〜請求項4)のヘッドエンド装置を用いて構築されるCATVシステムに関するものであり、このCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置から伝送線上に送出された多数の放送信号を、伝送線を介して複数の端末まで伝送する。
【0020】
従って、このCATVシステムによれば、誤放送が少なく信頼性が良いCATVシステムとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のCATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0022】
図1に示すように、本実施例のCATVシステムは、VHFテレビ放送(アナログ)を行う地上局からの放送電波を受信するVHFアンテナ2、UHFテレビ放送(アナログ放送)を行う地上局からの放送電波を受信するUHFアンテナ4、CS放送用の通信衛星(CS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のCS受信信号に周波数変換して出力するCSアンテナ6、及び、BSデジタル放送を行う放送衛星(BS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のBS受信信号に周波数変換して出力するBSアンテナ8を備えたヘッドエンド装置10と、ヘッドエンド装置10から送出される多数のテレビ放送信号を端末側に伝送する伝送線(同軸ケーブル)Lと、伝送線L上に設けられて伝送線Lを流れる伝送信号(ヘッドエンド装置10から送出されたテレビ放送信号等)を増幅する増幅器14,16と、分岐或いは分配用の各種伝送機器(図示せず)とから構成されている。
【0023】
ここで、ヘッドエンド装置10においては、VHFアンテナ2、UHFアンテナ4、及びCSアンテナ6からの受信信号については、そのまま、若しくは、伝送用の周波数帯に周波数変換した後、送出装置12から伝送線L上に送出し、BSアンテナ8からのBS受信信号については、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20において、各放送チャンネル毎に選局・復調することにより一旦映像及び音声信号に戻し、更に、その映像及び音声信号を再度変調することにより、VHF・UHFの地上波放送と同じNTSC方式で所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号を生成し、その生成したテレビ放送信号を、他のテレビ放送信号と一緒に、送出装置12から伝送線L上に送出するようにされている。
【0024】
即ち、ヘッドエンド装置10には、BSアンテナ8からのBS受信信号をn個に分配する分配器11が設けられており、この分配器11にて分配されたn個のBS受信信号を、夫々、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20に入力するようにされている。
【0025】
また、各復変調部20には、分配器11を介して入力されるBS受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのテレビ放送信号(デジタルテレビ放送信号)を選局し、そのテレビ放送信号に含まれる映像及び音声信号を復調する、本発明の受信手段としてのBSデジタル受信機22と、BSデジタル受信機22で復調された映像及び音声信号を、所定伝送チャンネルのテレビ放送信号(NTSC方式のアナログテレビ放送)に変換する、本発明の変換手段としての変調器24とが設けられている。
【0026】
そして、この変調器24にて生成されたテレビ放送信号は、送出装置12に出力され、送出装置12にて他のテレビ放送信号と混合されて、伝送線L上に送出される。
一方、各復変調部20に設けられたBSデジタル受信機22には、ヘッドエンド装置10のコストを抑えるために、システム専用(所謂業務用)の受信機ではなく、市販(所謂民生用)の受信機(所謂BSデジタルチューナ)が用いられている。そして、各BSデジタル受信機22は、その受信機に付属している遠隔操作用のリモートコントロール装置(以下、リモコン装置という)32を用いて、選局チャンネルを設定できるようにされている。
【0027】
即ち、ヘッドエンド装置10には、リモコン装置32を操作することによりリモコン装置32から無線送信される各種指令信号(本実施例では赤外線信号)を受信する受光部33と、この受光部33が受信したリモコン装置32からの指令信号を、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20の何れかに設けられた一つのBSデジタル受信機22に選択的に出力する信号経路切換スイッチ37と、この信号経路切換スイッチ37を介して指令信号を選択的に出力するBSデジタル受信機22(換言すれば復変調部20)を指定するための入力パネル50と、入力パネル50を介して指定された復変調部20に応じて、信号経路切換スイッチ37での指令信号の出力先を自動で切り換えるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)30とが設けられている。
【0028】
このため、本実施例のヘッドエンド装置10においては、作業者が入力パネル50を操作して選局チャンネルを設定したいBSデジタル受信機22を指定すれば、マイコン30が、その指定されたBSデジタル受信機22に受光部33からの指令信号が入力されるように、信号経路切換スイッチ37を駆動し、更に、作業者がリモコン装置32を操作してBSデジタル受信機22の選局チャンネルを指定すれば、信号経路切換スイッチ37を介して、使用者が指定した特定のBSデジタル受信機22に選局チャンネル設定用の指令信号が入力されることになる。
【0029】
よって、本実施例のヘッドエンド装置10によれば、ユニット1〜ユニットnの各復変調部20に設けられたBSデジタル受信機22が選局・復調するBSデジタル放送の選局チャンネルを、リモコン操作によって極めて簡単に設定できるようになるのである。
【0030】
また、入力パネル50は、選局チャンネルの設定対象となるBSデジタル受信機22(換言すれば復変調部20)を指定できるだけでなく、各復変調部20に設けられた変調器24が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルも指定できるようにされている。
【0031】
つまり、入力パネル50には、図2に示すように、各復変調部20を表すユニット番号(ユニット1〜ユニットn)が記載されており、その記載された各ユニット番号毎に、ユニット番号に対応した復変調部20を操作対象として選択するための選択ボタン51、その復変調部20が操作対象として選択されているか否かを表示するための選択ランプ52、その復変調部20(詳しくは変調器24)から出力されるテレビ放送信号の伝送チャンネルを表示する伝送チャンネル表示部53、その伝送チャンネルの上側への変更指令を入力するためのUPボタン54、同じく伝送チャンネルの下側への変更指令を入力するためのDOWNボタン55、その復変調部20のBSデジタル受信機22が選局中の放送チャンネル(BSデジタル放送のチャンネル)を表示する選局チャンネル表示部56、選択ボタン51とUPボタン54とDOWNボタン55との操作の可否及び選択ボタン51の操作の可否の状態を変える入力となる、ランプを内蔵したロックボタン57が配置されている。尚、入力パネル50に配置された各ボタンは、スイッチの機能を持ち、一端が電源に接続され、もう一端がマイコン30のボタン毎の入力ポートへ接続される。そして、各々のボタンが押されるとマイコン30の対応する入力ポートに電源電圧が印加され、マイコン30で、押されたボタンが検知される。
【0032】
そして、マイコン30は、入力パネル50のいずれかのボタンが押されたことを検知すると、割込処理として、詳細は後述する図3のフローチャートのボタン操作受付処理を実施して、押されたボタンに応じた動作をする。尚、マイコン30では、選択ボタン51の操作によってユニット1〜ユニットnの何れかが選択されると、その選択されたユニット番号に対応する復変調部20を、CH設定対象ユニット(CHはチャンネルを表す)として、そのCH設定対象ユニットの選択ランプ52を点灯(他のユニットの選択ランプ52は消灯)すると共に、そのCH設定対象ユニットのBSデジタル受信機22に受光部33からの指令信号が入力されるように信号経路切換スイッチ37を駆動し、更に、この状態で、CH設定対象ユニットのUPボタン54又はDOWNボタン55が操作されると、CH設定対象ユニットの変調器24に伝送チャンネル変更指令を出力し、変調器24はこの伝送チャンネル変更指令に応じて生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを切り換える。
【0033】
また、マイコン30は、各ユニット(換言すれば各復変調部20)毎に、BSデジタル受信機22が選局するテレビ放送信号(BSデジタル放送)のチャンネル、及び、各ユニット内の変調器24が生成するテレビ放送信号(アナログテレビ放送)のチャンネルをメモリ31に記憶しており、その記憶した各チャンネルを、入力パネル50の選局チャンネル表示部56及び伝送チャンネル表示部53に表示する。
【0034】
尚、本実施例では、外部操作により本発明の送信部であるリモコン装置32から選局チャンネル変更指令を赤外線信号として送信し、本発明の受信部である受光部33で受信し、外部操作により入力パネル50の選択スイッチ51で指定された復変調部20(つまりBSデジタル受信機22)を、マイコン30により本発明の設定指令出力手段である信号経路切換スイッチ37で選択して、BSデジタル受信機22へ受光部33で受信した選局チャンネル変更指令を出力する動作によって、本発明の選局チャンネル設定手段としての機能が実現される。
【0035】
以下、入力パネル50に配置された、いずれかのボタンが押された時にマイコン30にて実行されるボタン操作受付処理を図3に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、S110で、ロックボタン57のランプへの通電状態を読み取り、S120で、ロックボタン57が、ランプに通電された「ON」状態であるかを判定する。ロックボタン57が「ON」状態の場合、S230に移行し、「ON」状態では無い場合、S130へ移行する。
【0036】
次に、S130では、押されたボタンが選択ボタン51かを判定し、押されたボタンが選択ボタン51と判定の場合、S140へ移行し、選択ボタン51で無いと判定の場合、S170へ移行する。
次に、S140では、押された選択ボタン51に対応した復変調部20を、CH設定対象ユニットとしてメモリ31に記憶する。その後、S150で、CH設定対象ユニットの選択ランプ52のLEDを点灯させるとともに、信号経路切換スイッチ37で、CH設定対象ユニットの復変調部20を選択する。また、CH設定対象ユニット以外の選択ランプ52のLEDは消灯し、信号経路切換スイッチ37もCH設定対象ユニット以外の復変調部20は選択しない状態として本処理を終了する。
【0037】
次に、S170では、押されたボタンが、伝送チャンネルの変更指令入力であるUPボタン54若しくはDOWNボタン55かを判定し、伝送チャンネルの変更指令入力と判定の場合、S180へ移行し、伝送チャンネルの変更指令入力では無いと判定の場合、S200へ移行する。
【0038】
S180では、押されたボタンに対応するCH設定対象ユニットの変調器24に対し、現在送信中の伝送チャンネルから、UPボタン54が押された場合は「+1」若しくはDOWNボタン55が押された場合は「−1」変化させた伝送チャンネルに変更するよう伝送チャンネル変更指令を出力する。その後、S190で、CH設定対象ユニットの伝送チャンネル表示部53の表示をS180で変更したチャンネルに更新して本処理を終了する。
【0039】
次に、S200では、押されたボタンが、ロックボタン57かを判定し、ロックボタン57と判定された場合、S210へ移行し、入力エラー状態などでロックボタン57でも無いと判定された場合、そのまま本処理を終了する。
次に、S210では、全てのユニットの選択ランプ52のLEDを消灯すると共に、信号経路切換スイッチ37をいずれの復変調器20も選択しない状態にし、S220で、ロックボタン57のランプに通電し点灯させ、本処理を終了する。
【0040】
次に、S230では、押されたボタンが、ロックボタン57かを判定し、ロックボタン57と判定の場合、S240で、ロックボタン57のランプへの通電を停止してランプを消灯させて本処理を終了する。そして、押されたボタンがロックボタン57では無いと判定の場合、そのまま本処理を終了する。
【0041】
以上説明したように、本実施例のCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置10に設けられたユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20にて、BSデジタル放送で提供される各放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を一旦復調し、その復調により得られた映像及び音声信号を、地上波のテレビ放送信号と同じNTSC方式で所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号に変換して、伝送線L上に送出するようにされている。このため、CATVシステムの加入者は、地上波のテレビ放送を受信可能なテレビ受像機を用いて、BSデジタル放送を視聴できる。
【0042】
また、ロックボタン57を押して「ON」状態としておくと、信号経路切換スイッチ37はいずれの復変調器20も選択しない状態となるため、リモコン装置32からの指令は復変調器20には届かず無効となり、マイコン30では、入力パネル50のロックボタン57の操作に対する処理しか実行されなくなるため、UPボタン54及びDOWNボタン55のボタン操作も無効となり、誤操作による誤動作を防ぐことができる。そして、システムを変更してのセットアップの場合や、メンテナンスなどで一旦テストパターンを表示する場合など選局及び伝送チャンネルの変更が必要な場合に、再度ロックボタン57を押し「OFF」状態とすることにより、選択ボタン51の選択が可能となり、リモコン装置32によりBSデジタル受信機22の選局チャンネルを変更でき、UPボタン54及びDOWNボタン55での伝送チャンネルの変更もできる。
【0043】
尚、リモコン装置32からの指令の無効化と、伝送チャンネルの変更のUPボタン54及びDOWNボタン55の操作の無効化がロックボタン57一つで実行されるため、操作が単純で、機構の簡単な装置とできる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。
【0044】
例えば、上記実施例では、BSデジタル受信機22はBSデジタル放送の受信を行うものとして説明したが、BSアナログ放送や、その他の衛星放送、将来運用される地上波デジタル放送などを受信するための受信機を用いたものであっても良い。
【0045】
また、上記実施例では、信号経路切換スイッチ37のスイッチのオン・オフを、マイコン30により制御するもので説明しているが、他の方法でも良く、例えば、選択ボタン51とロックボタン57とを、開・閉の状態を機械的に保持し、一連の選択ボタン51とロックボタン57とが排他的に閉になる機械的なスイッチとし、信号経路切換スイッチ37の変わりに選択ボタン51を介して受光部33からの信号が、受信機22に伝達されるものであってもよい。
【0046】
また、上記実施例では、選択ボタン51及びロックボタン57の操作によりマイコン30に対し、信号経路切換スイッチ37の切り替えを指示しているが、操作性を上げるために、復変調部の選択及びロックの指令を出力できる専用設計のリモコン装置32とし、リモコン装置32の出力がマイコン30にも入るようにして、リモコン装置32上のボタンにより信号経路切換スイッチ37の切り替えを指示出来るようにしたものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を表す図である。
【図2】実施例の入力パネル50を説明する図である。
【図3】実施例のマイコン30での入力パネル50のボタンが押された場合の処理手順を表すフローチャート図である。
【符号の説明】
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…CSアンテナ、8…BSアンテナ、10…ヘッドエンド装置、11…分配器、12…送出装置、14…増幅器、16…分岐器、20…復変調部、22…BSデジタル受信機、24…変調器、30…マイコン、32…リモートコントロール装置、33…受光部、37…信号経路切換スイッチ、50…入力パネル、51…選択ボタン、52…選択ランプ、53…伝送チャンネル表示器、54…UPボタン、55…DOWNボタン、56…選局チャンネル表示器、57…ロックボタン、L…伝送線。
Claims (5)
- 各種テレビ放送信号を受信する受信アンテナを備え、該受信アンテナからの受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのテレビ放送信号を選局して、映像及び音声信号を復調する複数の受信手段と、
該各受信手段にて復調された映像及び音声信号を、夫々、予め設定された伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換する複数の変換手段と、
前記各受信手段が選局するテレビ放送信号の放送チャンネルを、夫々、外部操作によって設定するための選局チャンネル設定手段と、
を備え、前記各変換手段から出力されるテレビ放送信号を含む多数のテレビ放送信号をCATVシステムの伝送線上に送出するヘッドエンド装置であって、
外部操作によってチャンネルロック指令が入力されると、前記選局チャンネル設定手段から前記放送チャンネルの設定指令が、前記受信手段に入力されるのを禁止し、前記各受信手段が選局する放送チャンネルを固定するチャンネルロック手段、
を設けたことを特徴とするヘッドエンド装置。 - 前記各受信手段は、デジタルテレビ放送を選局して映像及び音声信号を復調し、前記各変換手段は、該映像及び音声信号をアナログテレビ放送に変換することを特徴とする請求項1記載のヘッドエンド装置。
- 前記選局チャンネル設定手段は、
外部操作に従い、前記放送チャンネルの設定指令を無線にて送信する送信部と、
該送信部から送信された設定指令を受信する受信部と、
該受信部にて受信された設定指令を、外部操作によって指定された特定の受信手段に選択的に出力する設定指令出力手段と、
を備え、
前記チャンネルロック手段は、前記チャンネルロック指令が入力されると、前記設定指令出力手段からの設定指令の出力経路を遮断することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘッドエンド装置。 - 前記各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを、夫々、外部操作によって設定するための伝送チャンネル設定手段を備え、
前記チャンネルロック手段は、前記チャンネルロック指令が入力されると、前記選局チャンネル設定手段からの設定指令に加えて、前記伝送チャンネル設定手段からの前記伝送チャンネルの設定指令の入力を禁止することにより、前記各受信手段が選局する放送チャンネル、及び、前記各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを固定することを特徴とする請求項1〜請求項3何れか記載のヘッドエンド装置。 - 請求項1〜請求項4何れか記載のヘッドエンド装置を備え、該ヘッドエンド装置から伝送線上に送出された多数のテレビ放送信号を、該伝送線を介して複数の端末まで伝送することを特徴とするCATVシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233252A JP4541636B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | ヘッドエンド装置及びcatvシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233252A JP4541636B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | ヘッドエンド装置及びcatvシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004072687A true JP2004072687A (ja) | 2004-03-04 |
JP4541636B2 JP4541636B2 (ja) | 2010-09-08 |
Family
ID=32018422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233252A Expired - Fee Related JP4541636B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | ヘッドエンド装置及びcatvシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4541636B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177235A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Maspro Denkoh Corp | ヘッドエンド装置及びテレビ放送再送信システム |
JP2011004066A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Yagi Antenna Co Ltd | 再送信装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02297618A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-10 | Toshiba Corp | タッチパネル式入力装置 |
JPH06237433A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-23 | Canon Inc | 情報記録再生装置 |
JPH10154030A (ja) * | 1996-11-25 | 1998-06-09 | Hitachi Ltd | 入力装置制御装置 |
JPH10228353A (ja) * | 1997-02-17 | 1998-08-25 | Hitachi Ltd | ディスクアレイ装置誤操作防止方式 |
JP2000194504A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 情報処理装置 |
JP2001359063A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-26 | Maspro Denkoh Corp | Catvシステムのヘッドエンド |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233252A patent/JP4541636B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02297618A (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-10 | Toshiba Corp | タッチパネル式入力装置 |
JPH06237433A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-23 | Canon Inc | 情報記録再生装置 |
JPH10154030A (ja) * | 1996-11-25 | 1998-06-09 | Hitachi Ltd | 入力装置制御装置 |
JPH10228353A (ja) * | 1997-02-17 | 1998-08-25 | Hitachi Ltd | ディスクアレイ装置誤操作防止方式 |
JP2000194504A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 情報処理装置 |
JP2001359063A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-26 | Maspro Denkoh Corp | Catvシステムのヘッドエンド |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177235A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Maspro Denkoh Corp | ヘッドエンド装置及びテレビ放送再送信システム |
JP2011004066A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Yagi Antenna Co Ltd | 再送信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4541636B2 (ja) | 2010-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2256116A (en) | Television channel disablement | |
US7873977B2 (en) | Method for controlling a multi-tuner signal receiving apparatus | |
JP3888167B2 (ja) | 放送チャンネルの高速全域スキャン機能を備えたデジタル/アナログ放送受像装置 | |
US7337461B2 (en) | CATV system provided with a digital broadcasting receiving unit and a bilateral remote controller | |
JP2004015486A (ja) | 放送受信装置 | |
US8634026B2 (en) | Digital broadcast receiving apparatus | |
JP4568135B2 (ja) | テレビジョン放送受信機及びその操作装置 | |
JP4541636B2 (ja) | ヘッドエンド装置及びcatvシステム | |
JP4515602B2 (ja) | Catvシステムのヘッドエンド | |
JP4989819B2 (ja) | 衛星テレビ信号受信設備 | |
JP2003224780A (ja) | 地上波放送信号変換装置及び地上波放送信号受信装置 | |
JP2005229495A (ja) | 浴室テレビ等の制御装置 | |
JP4241111B2 (ja) | ヘッドエンド装置 | |
JP4256765B2 (ja) | 衛星放送受信装置 | |
JP2010268398A (ja) | テレビ放送受信装置 | |
JP4567912B2 (ja) | データ放送用ヘッドエンド装置及びcatvシステム | |
JP4253242B2 (ja) | 衛星放送受信装置 | |
JP2004072688A (ja) | ヘッドエンド装置及びcatvシステム | |
JP4175830B2 (ja) | データ伝送回路及び放送受信装置 | |
JP4777689B2 (ja) | Catvシステム | |
JP4241110B2 (ja) | ヘッドエンド装置 | |
JP3303307B2 (ja) | リモートコントロール装置 | |
JPH0723305A (ja) | テレビジョン受像機及び遠隔操作装置 | |
KR19990042306A (ko) | 복합 방송 수신기의 시청 제한 설정 방법 | |
JP2004363910A (ja) | 放送受信装置及び放送受信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100608 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |