JP4241110B2 - ヘッドエンド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信アンテナから入力された受信信号の中から所定放送チャンネルのデジタルテレビ放送を選局して映像及び音声信号を復調し、その復調した映像及び音声信号から伝送用のアナログテレビ放送信号を生成して、CATVシステムの伝送線上に送出するヘッドエンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テレビ放送としては、地上局を利用した地上波放送、放送衛星(BS)を利用したBS放送、通信衛星(CS)を利用したCS放送等が知られている。そして、これらのテレビ放送を再送信するCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置側で、各放送電波を受信し、その受信信号をそのまま周波数変換したり、或いは、受信信号に含まれるテレビ放送信号を個々に周波数変換することにより、複数のテレビ放送信号を、CATVシステムで伝送可能な周波数帯域内に納め、伝送線上に送出するようにしている。
【0003】
ところで、近年、BS放送では、従来のBSアナログ放送に加えて、BSデジタル放送が開始された。そして、既存のCATVシステムにおいて、このBSデジタル放送の受信信号を、従来と同様にそのまま(若しくは周波数変換しただけで)伝送線に送出しようとすると、CATVシステムでの伝送可能帯域が狭いことから、BSアナログ放送等の他の受信信号を伝送できなくなることがあった。また、BSデジタル放送を受信アンテナにて受信した信号形態でそのまま伝送すると、端末側でBSデジタル放送を視聴する際に、BSデジタル放送専用の受信機が必要になる。
【0004】
そこで、近年では、こうしたBSデジタル放送を、既存のCATVシステムで他の受信信号と共に再送信する方法として、ヘッドエンド装置側で、BSデジタル放送を受信可能なBSデジタルチューナを用いて、所定放送チャンネルのBSデジタル放送を選局・復調し、更に、アナログテレビ放送信号生成用の変調器を用いて、その復調した映像信号及び音声信号から所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号(日本国内の場合、NTSC方式のテレビ放送信号)を生成し、その生成したアナログテレビ放送信号を端末側に伝送する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
つまり、このようにすれば、CATVシステムでは、BSデジタル放送で提供される放送チャンネルの映像及び音声信号を、地上波放送と同じ周波数帯(VHF若しくはUHF帯)のアナログテレビ放送信号として伝送できることになり、しかも、端末側では、一般的なテレビ受像器を用いて、BSデジタル放送を視聴できることになる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−247546号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、BSデジタル放送では、映像及び音声信号からなるテレビ放送信号とは別に、放送番組を表す番組情報やBSデジタルチューナの機能向上のためのダウンロード情報等の各種情報を配信するようにされており、BSデジタルチューナは、これらの情報に基づき、使用者に対して通知すべきメッセージを所謂メールとして生成し、そのメールの通報画像を、復調した映像信号に重畳することで、受信者に対してメールがある旨を通報するようにされている。
【0008】
つまり、例えば、放送局から配信されたダウンロード情報を受信した場合、BSデジタルチューナは、そのダウンロード情報から、自身の動作プログラムのバージョンが最新のものかどうかを判断して、動作プログラムのバージョンが最新のものでない場合には、使用者に対して動作プログラムのバージョンアップを促すためのメールを生成して、そのメールの通報画像を映像信号に重畳することで、使用者に対してメールの存在を通知するようにされている。
【0009】
従って、BSデジタルチューナの使用者は、このメール通報を受けた際に、BSデジタルチューナを操作して、メールを読み出すことによって、動作プログラムのバージョンアップ等の各種情報を知ることができる。
しかしながら、このようなメール通報機能を有するBSデジタルチューナを、上述したCATVシステムのヘッドエンド装置に設けると、端末側に、メールの通報画像が重畳された映像信号を含むアナログテレビ放送信号が配信されてしまい、この放送信号を選局して視聴している加入者に対して不快感を与えてしまう、といった問題が生じる。
【0010】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、メール通報機能を有するデジタルチューナを備え、このデジタルチューナから出力される映像及び音声信号をアナログテレビ放送信号に変換して端末側に配信するCATVシステム用のヘッドエンド装置において、デジタルチューナのメール通報機能によって、メールの通報画像が重畳された映像信号が端末側に配信されるのを防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達するためになされた請求項1記載のヘッドエンド装置は、
受信アンテナから入力された受信信号の中から所定放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局する選局部、該選局部で選局した所定放送チャンネルの放送信号から映像信号及び音声信号を復調する復調部、前記デジタルテレビ放送信号と共に放送局から送信されてくる配信情報を受信する配信情報受信部、受信者に通知すべきメッセージを表すメールの通報画像を生成するメール生成部、前記復調部が復調した映像信号に前記メール生成部が生成した通報画像を重畳する重畳部、外部から前記メールの既読指令を入力するための外部入力部、前記メール生成部が前記通報画像を生成している旨を表す報知信号を外部に出力する外部出力部、及び、前記選局部に前記所定放送チャンネルの放送信号の選局指令を出力すると共に、前記配信情報受信部が前記配信情報を受信すると、前記メール生成部に該配信情報に基づくメールの通報画像を生成させて前記外部出力部から前記報知信号を出力させ、前記外部入力部にメールの既読指令が入力されると、前記メール生成部による通報画像の生成及び前記外部出力部からの報知信号の出力を中止させる制御部を備え、前記復調部にて復調され前記重畳部にて通報画像が重畳された映像信号及び前記復調部にて復調された音声信号を出力するデジタルチューナと、
該デジタルチューナから出力された映像信号及び音声信号から所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号を生成する変調器と、
前記デジタルチューナに接続された制御装置と、
を備え、前記変調器にて生成されたアナログテレビ放送信号をCATVシステムの伝送線に送出するヘッドエンド装置であって、
前記デジタルチューナの外部出力部は、発光素子を備え、該発光素子の点灯により光信号からなる報知信号を出力するよう構成され、
前記デジタルチューナの外部入力部は、遠隔操作用のリモートコントロール装置と、デジタルチューナの本体側に設けられて、前記リモートコントロール装置からの送信信号を受信するリモコン受信部と、から構成され、
前記制御装置は、前記外部出力部を構成する発光素子からの光信号を受光する受光素子と、該受光素子が前記光信号を受光すると、前記メール生成部が前記通報画像を生成したと判断して、前記外部入力部を構成するリモートコントロール装置から前記リモコン受信部に前記メールの既読指令を送信させるメール通報中止手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0012】
このように、本発明のヘッドエンド装置には、メール通報機能を有するデジタルチューナが設けられ、このデジタルチューナにて選局・復調された映像及び音声信号を、変調器にて所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号に変換して、端末側に出力するようにされている。
【0013】
そして、デジタルチューナ側でメール生成部がメールの通報画像を生成すると、外部出力部の発光素子が点灯することにより、報知信号として光信号を発生し、制御装置側の受光素子が、その光信号を受光する。
すると、制御装置側のメール通報中止手段が、デジタルチューナのメール生成部が通報画像を生成したと判断して、外部入力部を構成するリモートコントロール装置からリモコン受信部にメールの既読指令を送信させることにより、デジタルチューナの制御部に対して、メール生成部によるメールの通報画像の生成を中止させる制御を実行させる。
【0014】
このため、本発明のヘッドエンド装置によれば、デジタルチューナのメール通報機能によって、メールの通報画像が重畳された映像信号が端末側に配信されるのを防止できる。
尚、本発明は、従来技術の項にて説明したBSデジタル放送を再送信するヘッドエンド装置に限らず、各種情報を配信してくる放送局からのデジタルテレビ放送を受信し、アナログテレビ放送信号に変換して再送信するヘッドエンド装置であれば適用できる。つまり、各種情報を配信してくる放送局からのデジタルテレビ放送を受信するデジタルチューナ(例えば、地上波デジタル放送用のチューナ)には、上述したBSデジタルチューナと同様のメール通報機能が付与される。そして、このメール通報機能を有するデジタルチューナをヘッドエンド装置に設けた場合には、メールの通報画像が重畳された映像信号が端末側に配信される虞があるが、本発明を適用すれば、この問題を防止できるようになるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のCATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0016】
図1に示すように、本実施例のCATVシステムは、VHFテレビ放送(アナログ)の地上局からの放送電波を受信するVHFアンテナ2、UHFテレビ放送(アナログ放送)の地上局からの放送電波を受信するUHFアンテナ4、CS放送用の通信衛星(CS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のCS受信信号に周波数変換して出力するCSアンテナ6、及び、BSデジタル放送を行う放送衛星(BS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のBS受信信号に周波数変換して出力するBSアンテナ8を備えたヘッドエンド装置10と、ヘッドエンド装置10から送出される多数のテレビ放送信号を端末側に伝送する伝送線(同軸ケーブル)Lと、伝送線L上に設けられて伝送線Lを流れる伝送信号(ヘッドエンド装置10から送出されたテレビ放送信号等)を増幅する増幅器14,16と、分岐或いは分配用の各種伝送機器(図示せず)とから構成されている。
【0017】
ここで、ヘッドエンド装置10においては、VHFアンテナ2、UHFアンテナ4、及びCSアンテナ6からの受信信号については、そのまま、若しくは、伝送用の周波数帯に周波数変換した後、送出装置12から伝送線L上に送出するようにされている。
【0018】
また、BSアンテナ8からのBS受信信号については、BSデジタル放送の放送チャンネルの数に対応した複数の復変調部20を用いて、各放送チャンネル毎にBSデジタル放送を選局・復調して映像及び音声信号を再生し、その再生した映像及び音声信号でNTSC方式に再度変調することにより、VHF・UHFの地上波放送と同じように所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号を生成し、その生成したテレビ放送信号を、他のテレビ放送信号と一緒に、送出装置12から伝送線L上に送出するようにされている。
【0019】
即ち、ヘッドエンド装置10には、BSアンテナ8からのBS受信信号を分配する分配器11が設けられており、この分配器11にて分配されたBS受信信号を、夫々、各復変調部20の受信信号入力端子20aに入力するようにされている。
【0020】
また、各復変調部20には、受信信号入力端子20aに入力されたBS受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのテレビ放送信号(デジタルテレビ放送信号)を選局し、そのテレビ放送信号に含まれる映像及び音声信号を復調するBSデジタルチューナ30と、BSデジタルチューナ30にて復調された映像及び音声信号を、所定伝送チャンネルのテレビ放送信号(NTSC方式のアナログテレビ放送)に変換する変調器50とが設けられている。
【0021】
そして、この変調器50にて生成されたテレビ放送信号は、放送信号出力端子20bから送出装置12に出力され、送出装置12にて他のテレビ放送信号と混合されて、伝送線L上に送出される。
ここで、各復変調部20に設けられたBSデジタルチューナ30は、CATVシステム専用(所謂業務用)ではなく、一般に市販されている所謂民生用のものであり、周知のメール通報機能を有する。
【0022】
即ち、BSデジタルチューナ30は、図2に示すように、BSアンテナから入力されたBS受信信号の中から所定放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局する選局部32と、この選局部32で選局した所定放送チャンネルの放送信号から映像信号及び音声信号を復調する復調部34と、デジタルテレビ放送信号と共に放送局から送信されてくる配信情報を受信する配信情報受信部36と、受信者に通知すべきメッセージを表すメールの通報画像を生成するメール生成部38と、復調部34が復調した映像信号にメール生成部38が生成した通報画像を重畳する重畳部40と、外部からメールの既読指令を入力するための外部入力部42と、メール生成部38が通報画像を生成している旨を表す報知信号を外部に出力する外部出力部44と、選局部32に所定放送チャンネルの放送信号の選局指令を出力すると共に、配信情報受信部36が配信情報を受信すると、メール生成部38にこの配信情報に基づくメールの通報画像を生成させて、外部出力部44からその旨を表す報知信号を出力させ、外部入力部42にメールの既読指令が入力されると、メール生成部38による通報画像の生成及び外部出力部44からの報知信号の出力を中止させる制御部46と、から構成されており、配信情報受信部36が配信情報を受信すると、メール生成部38がその配信情報に基づきメールの通報画像を生成し、重畳部40が、その生成された通報画像を復調部34にて復調された映像信号に重畳して出力する。尚、図2は、BSデジタルチューナ30の機能を解りやすく説明するための機能ブロック図であり、実際のハード構成を表すものではない。
【0023】
また、図2に機能ブロックで示したBSデジタルチューナ30では、メール生成部38が通報画像を生成すると(換言すれば重畳部40で映像信号に通報画像が重畳されると)、その旨を表す報知信号を外部出力部44から出力するが、この外部出力部44は、一般に、メール通報用の発光素子(図1に示すLED30b)にて構成されており、この発光素子(LED30b)を点灯することによって、受信者にメールの存在を通報する。
【0024】
また、BSデジタルチューナ30には、通常、遠隔操作用のリモートコントロール装置(図1に示すリモコン装置48)が備えられており、メールの既読指令を入力するための外部入力部42として、このリモコン装置48を利用できるようになっている。尚、この場合、BSデジタルチューナ30の本体側には、このリモコン装置48からの送信信号を受信するためのリモコン受信部30a(図1参照)が設けられる。
【0025】
ところで、BSデジタルチューナ30のメール通報機能によって、BSデジタルチューナ30からメールの通報画像を重畳した映像信号が出力されると、変調器50により、その映像信号がアナログテレビ放送信号に変換されて、端末側に配信されてしまう。
【0026】
そこで、本実施例では、各復変調部20に、制御装置60を設け、この制御装置60の動作によって、BSデジタルチューナ30(詳しくはメール生成部38)がメールを生成した際、BSデジタルチューナ30に対して、メール通報(詳しくは映像信号への通報画像の重畳)を中止させるようにしている。尚、この制御装置60は、マイクロコンピュータ若しくは専用のロジック回路にて構成される。
【0027】
即ち、制御装置60は、図3に示すように、BSデジタルチューナ30に設けられたメール通報用の発光素子(LED30b)に印加される駆動電圧を、バッファを介して、メール通報信号Smとして読み込み(S110、Sはステップを表す)、そのメール通報信号Smが所定電圧以上か否かを判断することにより、BSデジタルチューナ30のメール生成部38がメールを生成したか否かを判断し(S120)、BSデジタルチューナ30がメールを生成したと判断すると(S120:YES)、外部入力部42としてBSデジタルチューナ30に付属しているリモコン装置48にメール通報中止のための制御信号を出力することにより、リモコン装置48からBSデジタルチューナ30のリモコン受信部30aにメールの既読指令を送信させる(S130)。
【0028】
つまり、本実施例では、リモコン装置48を、BSデジタルチューナ30のリモコン受信部30aに向けて指令信号を送信できる位置に配置し、制御装置60がBSデジタルチューナ30側でのメールの生成を検出した際には、このリモコン装置48に対して、メールの既読指令を送信させる制御信号を出力することにより、リモコン装置48からメールの既読指令を送信させるようにしているのである。
【0029】
そして、このようにメールの既読指令がBSデジタルチューナ30に入力されると、BSデジタルチューナ30側では、制御部46が、メール生成部38によるメールの通報画像の生成、及び、外部出力部44からの報知信号の出力(詳しくはメール通報用のLED30bの点灯による光信号の出力)を中止させる。
【0030】
従って、本実施例のCATVシステムによれば、BSデジタル放送で配信されているデジタルテレビ放送信号を、各放送チャンネル毎にアナログテレビ放送信号に変換して、端末側に再送信できるだけでなく、この再送信のためにヘッドエンド装置10側に設けられたBSデジタルチューナ30のメール通報機能によって、メールの通報画像が重畳された映像信号を含むアナログテレビ放送信号が端末側に配信されるのを防止できる。
【0031】
尚、本実施例では、制御装置60が実行する図3に示した制御処理によって、本発明のメール通報中止手段としての機能が実現される。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
【0032】
例えば、上記実施例では、制御装置60は、BSデジタルチューナ30の表示部30bに設けられたメール通報用発光素子(LED30b)に印加される駆動電圧をメール通報信号Smとして取り込み、その取り込んだメール通報信号Smの電圧に基づき、BSデジタルチューナ30がメールを生成したか否かを判断するものとして説明したが、こうしたメール生成の判定は、例えば、BSデジタルチューナ30に設けられたメール通報用発光素子(LED30b)に対向して受光素子を設け、この受光素子が報知信号である光信号を受光したか否かによって行うようにしてもよい。
【0033】
そして、このようにすれば、メール通報用発光素子から駆動電圧を取り込むための検出回路(バッファ等)をBSデジタルチューナ30に組み込む必要がなく、BSデジタルチューナ30に対して受光素子を外付けすればよいことから、BSデジタルチューナ30によるメールの生成をより簡単に監視できることになる。
【0034】
また、上記実施例では、制御装置60は、リモコン装置48に制御信号を出力することによって、リモコン装置48からメール通報の中止指令を送信させるものとして説明したが、例えば、リモコン装置48に、その操作ボタンを押下するためのアクチュエータを設け、制御装置60は、このアクチュエータを駆動することによって、リモコン装置48からメール通報の中止指令を送信させるようにしてもよい。
【0035】
そして、このようにすれば、リモコン装置48を、制御装置60から出力される制御信号に従い動作するように改良する必要がなく、BSデジタルチューナ30に付属のリモコン装置48をそのまま利用することができる。
また、上記実施例では、ヘッドエンド装置10には、メール通報機能を有するBSデジタルチューナ30が設けられるものとして説明したが、本発明は、ヘッドエンド装置10にメール通報機能を有するデジタルチューナを設け、そのデジタルチューナにて復調された映像及び音声信号をアナログテレビ放送信号に変換して再送信するCATVシステムであれば、上記実施例と同様に適用して同様の効果を得ることができる。尚、BSデジタルチューナ以外で、メール通報機能を有するデジタルチューナとしては、例えば、地上波デジタル放送を受信するためのデジタルチューナが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のCATVシステムの全体構成を表す構成図である。
【図2】 ヘッドエンド装置の復変調部に設けられたBSデジタルチューナの構成を表す機能ブロック図である。
【図3】 ヘッドエンド装置の復変調部に設けられた制御装置の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…CSアンテナ、8…BSアンテナ、10…ヘッドエンド装置、11…分配器、12…送出装置、14,16…増幅器、20…復変調部、30…BSデジタルチューナ、32…選局部、34…復調部、36…配信情報受信部、38…メール生成部、40…重畳部、42…外部入力部、44…外部出力部、46…制御部、48…リモコン装置、50…変調器、60…制御装置、L…伝送線。
Claims (1)
- 受信アンテナから入力された受信信号の中から所定放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局する選局部、該選局部で選局した所定放送チャンネルの放送信号から映像信号及び音声信号を復調する復調部、前記デジタルテレビ放送信号と共に放送局から送信されてくる配信情報を受信する配信情報受信部、受信者に通知すべきメッセージを表すメールの通報画像を生成するメール生成部、前記復調部が復調した映像信号に前記メール生成部が生成した通報画像を重畳する重畳部、外部から前記メールの既読指令を入力するための外部入力部、前記メール生成部が前記通報画像を生成している旨を表す報知信号を外部に出力する外部出力部、及び、前記選局部に前記所定放送チャンネルの放送信号の選局指令を出力すると共に、前記配信情報受信部が前記配信情報を受信すると、前記メール生成部に該配信情報に基づくメールの通報画像を生成させて前記外部出力部から前記報知信号を出力させ、前記外部入力部にメールの既読指令が入力されると、前記メール生成部による通報画像の生成及び前記外部出力部からの報知信号の出力を中止させる制御部を備え、前記復調部にて復調され前記重畳部にて通報画像が重畳された映像信号及び前記復調部にて復調された音声信号を出力するデジタルチューナと、
該デジタルチューナから出力された映像信号及び音声信号から所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号を生成する変調器と、
前記デジタルチューナに接続された制御装置と、
を備え、前記変調器にて生成されたアナログテレビ放送信号をCATVシステムの伝送線に送出するヘッドエンド装置であって、
前記デジタルチューナの外部出力部は、発光素子を備え、該発光素子の点灯により光信号からなる報知信号を出力するよう構成され、
前記デジタルチューナの外部入力部は、遠隔操作用のリモートコントロール装置と、デジタルチューナの本体側に設けられて、前記リモートコントロール装置からの送信信号を受信するリモコン受信部と、から構成され、
前記制御装置は、前記外部出力部を構成する発光素子からの光信号を受光する受光素子と、該受光素子が前記光信号を受光すると、前記メール生成部が前記通報画像を生成したと判断して、前記外部入力部を構成するリモートコントロール装置から前記リモコン受信部に前記メールの既読指令を送信させるメール通報中止手段と、を備える、
ことを特徴とするヘッドエンド装置。
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