JP2004071765A - 電気粘性流体装置及び電子機器 - Google Patents

電気粘性流体装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004071765A
JP2004071765A JP2002227648A JP2002227648A JP2004071765A JP 2004071765 A JP2004071765 A JP 2004071765A JP 2002227648 A JP2002227648 A JP 2002227648A JP 2002227648 A JP2002227648 A JP 2002227648A JP 2004071765 A JP2004071765 A JP 2004071765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrorheological fluid
electrodes
pair
container
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002227648A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Kondo
近藤 眞一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002227648A priority Critical patent/JP2004071765A/ja
Priority to AU2003254810A priority patent/AU2003254810A1/en
Priority to PCT/JP2003/009925 priority patent/WO2004014115A1/ja
Priority to KR1020057001854A priority patent/KR20050029285A/ko
Priority to US10/522,623 priority patent/US20060099808A1/en
Priority to CNA038188155A priority patent/CN1675969A/zh
Publication of JP2004071765A publication Critical patent/JP2004071765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B21/00Teaching, or communicating with, the blind, deaf or mute
    • G09B21/001Teaching or communicating with blind persons
    • G09B21/003Teaching or communicating with blind persons using tactile presentation of the information, e.g. Braille displays
    • G09B21/004Details of particular tactile cells, e.g. electro-mechanical or mechanical layout
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/53Means for adjusting damping characteristics by varying fluid viscosity, e.g. electromagnetically
    • F16F9/532Electrorheological [ER] fluid dampers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • G09F9/37Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements
    • G09F9/372Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements the positions of the elements being controlled by the application of an electric field

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】人体が接触する部分において変化の富んだ硬さや張りを実現させ、携帯性を必要とする製品に対しても応用できる電気粘性流体装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】流体を内部に収容可能とする収容体と、可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを用いて電気粘性流体装置を形成する。この電気粘性流体装置を各種電子機器に用いることで、機器の硬さ、張り、手触り感、形状などを電気的に制御することが可能となる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は収容体の内部に弾性特性が変化する電気粘性流体を封入してなる電気粘性流体装置とそれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ある一定の形を持つ製品及びそれらを構成する部品の多くは木材、金属、樹脂などを原料としており、製造段階において形が一旦決められると、通常はその形を保持するように構成されている。塑性物質を除いて、弾性的な部位は外部から力により形状を変化させることができ、それが弾性限界内であれば力を取り去った後また元の形状に戻ることになる。
【0003】
このような本来硬い製品や部品は、上述の力学的な力によってだけでなく、他の方法でも形や他の物性を変化させることが可能である。例えば、ヒューズはある値以上の電流が流れると、それを構成する部位が溶けたり変形することにより、電流の流れが遮断される。また、電磁弁は電気的に磁力を制御することにより弁となる部位を変位できる。更に、形状記憶合金の場合では、温度に依存して形状記憶合金は変形し、元の形状に戻ることも可能である。
【0004】
一方、製品や部品が軟らかい物質から成るとき、もしくは仮に硬い物質であっても部位が更に微小な単位から構成されているときや、厚さが非常に薄いような場合は、形を変化させることが可能である。中にゲルが詰まっているビニール製品は、外周の材料も中身の材料も共に元々軟らかいため、形をある限界内で自由に変えることができる。また関節の如き部位を境目としてより小さな部分から構成されているロボットのような人形をはじめ、折り畳み式携帯電話などは、自由度は低いが形状変化を示す。更に、形状の次元性を下げることによりしなやかさが増し、形を変化させることができるものの良い例としてはプラスチックがある。すなわち、電気製品の筐体の如く大きく厚くそして立体を構成しているような場合は曲げることは困難であるが、下敷き程度に薄くすると弾性を示すようになる。更にチューブ状に、換言すれば1次元的な形状に加工すると、より形状変化の自由度は高まることになる。
【0005】
また、紙自身はそれなりの張りを持っているが、その持ち方によっては萎えてしまい、形を保持できない。また布生地自身も紙よりも張りは弱く同様に形を保持できない。このように紙や布生地の類は、軽量であって小さく折りたたんだり丸めたりすることで携帯する場合に便利であるという利点を有しているが、広げたりして使用する場合に、その形状を保持することが難しいという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、木材、金属、一部の樹脂などの素材は比較的に硬い素材であり、例えば人体が接触する部分などにおいては柔らかいことが怪我などの防止の面から望ましいが、製品や部品としては、通常はその形を保持するように構成され、製造時の硬さのままで使用されることから、時には怪我などが発生してしまうことがある。また、製品の素材を硬いままとした場合では、形や大きさなどの制限が加わることになり、表現できる張り具合や手触り感などもある程度製造時のまま固定されたものとなる。
【0007】
また、製品の携帯性については、紙や布のような素材を用いることで、形を維持する能力が弱い反面、小さく折りたたんだり丸めたりすることができ、その携帯性に優れることになる。しかしながら、このような元来柔らかい物質で物を作る際、その形を自ら保てるようにするには、立体にして中に詰め物をしたり、その外周に固い枠のようなものをはめ込んだりする。しかしその際には、もはや折りたたんだりすることはできなくなり、携帯性が欠けてしまうことになる。
【0008】
そこで、本発明は、人体が接触する部分において変化の富んだ硬さや張りを実現させ、携帯性を必要とする製品に対しても応用できる電気粘性流体装置及び電子機器の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気粘性流体装置は、上述の技術的な課題を解決するため、流体を内部に収容可能とする収容体と、可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする。
【0010】
電気粘性流体は収容体の内部に一対の電極と共に配されることで、電極間の電界に応じてその弾性特性が変化する。従って、携帯性を持たせるために、丸めたり折り畳んだりするような機器本体や筐体などに収容体を取り付けた場合では、その弾性特性の変化に応じて該収容体が取り付けられた機器本体や筐体の形状を変化させるように制御することができ、伸ばしたり広げたりする場合でも形状の保持が可能である。また、収容体の形状によっては、人体に接触する部分に弾力性を持たせたり逆に固めたりすることもでき、例えば人体に好適な感触を与えることができる。
【0011】
また、本発明の電子機器は、可とう性を有する機器本体と、前記機器本体に取り付けられ流体を内部に収容可能とする収容体と、可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする。
【0012】
前述の電気粘性流体装置と同様に、本発明の電子機器においては、電気粘性流体は収容体の内部に一対の電極と共に配され電極間の電界に応じてその弾性特性が変化する。収容体は可とう性を有する機器本体に取り付けられることから、電界に応じた弾性特性の変化によって機器本体を丸めたり折り畳んだ状態を元に戻したりすることができる。
【0013】
更に本発明の他の電子機器は、機器本体と、前記機器本体に取り付けられ流体を内部に収容可能とする収容体と、前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする。
【0014】
機器本体は、可とう性を有するものに限らず、その一部に経路を形成する構造や開閉部を設ける構造であっても良く、収容体の内部に封入した電気粘性流体の弾性特性が変化することで経路や開閉部の開閉制御が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の電気粘性流体装置及び電子機器は、それぞれ収容体の内部に封入した電気粘性流体の弾性特性を変化させることで、硬さ、張り、或いは手触り感を変化させたり、形状の変化を促したり、機械的に可動させたりできる構成を有している。
【0016】
先ず、本発明に用いられる電気粘性流体(Electrorheological fluid 又は略してER流体)は、電極間に電界を印加することにより、電極間に挟まれた物質の粘性が著しく変化する流体であって、より具体的には電気絶縁性液体(分散媒)の中に直径が0.1〜100μm程度の分極特性を示す微粒子(分散相)を分散させ、懸濁させた流体に外部電場を印加したとき、流体に見かけの粘度が著しく増大する現象が発生する流体である。微粒子の例としては、アルミノケイ酸塩や、ポロアニリン、ポリピロールなどの高分子などからフラーレンなど種々の材料を用いることができる。一方分散媒としての溶媒の選択の幅も広く、シリコーン油、ケロシン、鉱油、ポリ塩化ビフェニルなど多くのものが適している。このコロイド液に電界をかけると、固体粒子が分極作用により電極間方向に微小な繊毛状に連なり、電気粘性流体全体の粘性そして弾性係数が劇的に変化し、液体(コロイド)状だったものが固体(ゲル)状になる。この粘性の変化は数ミリ秒という短時間に起こり、また可逆的である。電極間には微小な電流しか流れないので、その消費電力は非常に僅かなものである(例えば”Electrorheological Fluids” by Tian Hao, Advanced Materials, Vol. 13, No. 24, pp.1847−1857, 2001年を参照。)。
【0017】
この電界によって粘度が大きく変化する効果はWillis Winslowによる1949年の研究・発見にその緒を辿ることができ(参考文献:W. M. Winslow, Journal of Applied Physics, Vol. 20, pp.1137−1140, 1949年)、ウィンズロー(Winslow)効果または電気レオロジー効果(ER効果)とも呼ばれる。電気粘性流体の粘性の変化を利用して、電気的に粘性から来る機械的力を制御するクラッチ、ダンパーそしてバルブなどの工業的応用は既に提案されており、このような特許として特許第3101081号が公知であり、他にも特許第3073712号の指先への触感覚提示装置を始めとした様々な応用が考えられている。
【0018】
本発明は、このような電気粘性流体の特性に鑑み、それを電子機器の形状制御に適用した点に1つの特徴を有するものであり、特に電子機器の形態が柔軟な構造を基礎とする場合に有用な技術である。図1は本発明の電子機器の一実施形態を示す図である。機器本体10は可とう性を有するフィルム状の構造とされ、この機器本体10には後述するような電気粘性流体装置が配設されている。この電気粘性流体装置をオフ状態に制御した場合を示したのが、図1の(a)であり、機器本体10は巻かれた状態とされる。これに対して電気粘性流体装置をオン状態に制御した場合は、図1の(b)に示すように機器本体10が延びて平板状に展開した状態に制御される。
【0019】
ここで機器本体10は種々の電子機器の製品若しくはその部品を構成する部材であって、例えばフィルム状の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)若しくはコンピュータなどの情報処理装置、ディスプレイ、音声再生装置、リモートコントローラー、センサー、電池、スピーカー、ヒーター、電子カードなどの個人認識装置、分析装置、測定装置、タブレットやタッチパネルの如き入出力装置、眼鏡、時計、ヘッドホーン、イヤホン、電子回路自体などの種々の機器の製品若しくは部品とすることができるものである。
【0020】
機器本体10は、可とう性を有してなることから、例えば極薄の高分子有機物、ガラス、セラミックス、木材、金属などの板・フィルムをはじめとして、紙や天然・人工繊維によって織られた布、不織布など、様々な物を挙げることが可能である。必ずしも機器本体10は一体に形成されていなくとも良く、比較的に硬い材質の複数の小片を可動な態様で接続させたものであっても良い。
【0021】
図2は電子機器に搭載される電気粘性流体装置の基本的な構成を示す図である。図2に示すように、一対の平板状の電極11、12の間のスペースに電気粘性流体13が配されており、一対の電極11、12の間には電界を形成するための電源14が接続されている。ここで一対の平板状の電極11、12は、図示の例では、略正方形となっているが、その形状は任意のものとすることができ、図中破線で示す例えば高分子フィルム材料からなる収容体15に内部に形成される。一対の平板状の電極11、12の製造方法の一例としては、高分子フィルム材料からなる収容体15の内側に蒸着法、デポジション法、めっき法、スパッタ法、貼り合わせ法などの各種薄膜形成方法によって導電性の薄膜を形成することができる。また、電極を導電性ゴムシートなどの可とう性のある導電材料によって形成しても良い。すなわち、電極11、12は、このように導電性材料の薄膜や平板状部材から構成されるが、特に形状の変化を伴う用途においては、電極自体が可とう性を有していることが好ましい。ここで電極の可とう性は、比較的硬い複数の電極小片を電気的に接続したものが全体としては湾曲したり捻じれたりする場合を含む。電極を導電性ゴムシートなどの可とう性のある導電材料で形成する場合、一例として100μm程度の薄いゴムシートを用いても良い。
【0022】
電気粘性流体13は、前述のように、電極間に電界を印加することにより、電極間に挟まれた物質の粘性が著しく変化する流体であって、より具体的には電気絶縁性液体(分散媒)の中に直径が0.1〜100μm程度の分極特性を示す微粒子を分散させ、懸濁させた流体に電極11、12から電場を印加したとき、弾性係数が著しく変化する流体である。このような電気粘性流体13に用いられる材料としては、例えばアモルファスシリケートセラミックスが挙げられ、中でもアルミノシリケートが強い電気粘性効果を示すことが知られている。アルミノシリケートは、一般式 M(x/n)[(AlO(SiO]・wHO(ここでMは平均価電子数nの金属陽イオン若しくは金属陽イオンの混合物であり、x、y、wは整数。)のゼオライトの族を包含するものであって、サポナイトやモンモリルナイトなどの粘土、3A、5AそしてX型のゼオライト、及び種々の分子ふるいなどを含む。また、アルミノシリケート以外でも導電性有機材料、高分子材料も分散する微粒子を構成できる。高分子材料としては、例えば、酸化ポリアクリロニトリル、ポリアニリン、ポリ(p−ペニレン)、イオン化色素材料、ポリピロールとその誘導体、ポリチオフェンなどが挙げられ、これらの材料は一般にπ共役結合構造を伴い電子導電性を有する。また、炭素系材料やフラーレンも分散可能な材料として有用であり、例えば、熱処理される炭素系材料としては、石炭、液化石炭、コーク、石油、樹脂、カーボンブラック、パラフィン、オレフィン、ピッチ、タール、芳香族化合物(ナフタレン、ビフェニル、ナフタレンスルホン酸、アントラセンスルホン酸、フェナントレンスルホン酸など)、ポリマー(ポリエチレン、ポリメチルアクリレート、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリルなど)が挙げられる。更には、超伝導材料、例えばYBCu7−x、NdBaCu、YbBaCu、BiSrCaCu8+xも、例えばシリコンオイル中で室温で電気粘性効果を示すことが知られており、これらの超伝導材料を用いても良い。
【0023】
概ね以上の如き構造を有する電気粘性流体装置は、電源14から印加される電圧によってその電気粘性流体の粘度を大きく変化させて作動する。すなわち、電源14がオフ状態とされ、電極11、12の間に印加される電圧Eがゼロの場合(E=0の時)、電気粘性を示すための微粒子は分散媒中に分散した状態とされる。また、電源14がオン状態とされ、電極11、12の間に印加される電圧Eがゼロより大きな或る値である場合(Eが0より大きい)、電気粘性を示すための微粒子はその分極作用によって電極間の電場方向に沿って微小な繊毛状に連なることになる。このような微粒子の集合状態に応じてその粘度、すなわち弾性係数が劇的に変化し、液状(コロイド状)であったものが固体状(ゲル状)に数ミリ秒という極めて短い時間の間に変化することになる。このような液状と固体状の間の相変化によって、収容体15の外側では硬さが変化したり、手触り感が変化したり、或いは、収容体15に連続する機器本体などの部分の形状を変化させたりすることができる。
【0024】
上記電気粘性流体装置においては、一対の電極を複数に分割して、これら電極を選択駆動することにより電気粘性流体の粘度を部分的に変化させることも可能である。図3は、電極11,12をマトリクス状の電極パターン11a,12aに分割した例を示すものである。この場合、各電極パターン11a,12a毎に電気粘性流体の粘度を変えることができ、その構造は、これら電極パターン11a,12aとそれに挟まれる電気粘性流体からなる電気粘性流体素子が複数並設されたものと言える。
【0025】
ここで、各電気粘性流体素子を構成するマトリクス状の電極パターン11a,12aは、パッシブマトリクス方式、あるいはアクティブマトリクス方式により駆動することができる。これらパッシブマトリクス方式やアクティブマトリクス方式は、液晶ディスプレイの駆動方式の一つであり、例えばパッシブマトリクス方式は、図4(a)に示すように、X軸方向とY軸方向の2方向に導線(帯状の電極パターン11a及び12a)を張り巡らせ、XとYの2方向から電圧を印加することで交点の液晶(この場合には電気粘性流体)を駆動する方式である。電気粘性流体はX軸方向の導線とY軸方向の導線にはさまれるように各交点に並んでいる。パッシブマトリクス方式は、構造が簡単なため、低コストで歩留まりもよいという特徴を有する。アクティブマトリクス方式は、図4(b)に示すように、各電気粘性流体素子毎にアクティブ素子16、例えば薄膜トランジスタ及び個別電極(電極パターン11aあるいは電極パターン12aに相当する。)を配置したものである。アクティブ素子16は、信号線及び走査線の電圧によってオン/オフ状態が切り替わり、アクティブ素子16がオン状態にある時に個別電極を介して目的の電気粘性流体に電圧が印加され、その粘度が変化する。これにより、目的の電気粘性流体素子のみを確実に動作させられる。
【0026】
図5は電気粘性流体装置の構成例を(a)及び(b)でそれぞれ示した図である。図5の(a)は、一対の帯状の電極21、22の間に前述の如き電気粘性流体23を挟み、その電極21、22の間で電気粘性流体23の側部を覆うような収容体24を形成した例を分解して示す図である。ここでは電気粘性流体23は流体であることから不定形であり、側部を覆う収容体24の形状に合わせて電気粘性流体23の形状を図示している。収容体24は可とう性を有する絶縁材料からなり、例えば絶縁性の薄いゴムシートや合成樹脂シートなどを用いて構成することができ、必ずしも単一材料によって構成されるものには限定されず、複数の材料層を合わせた複合膜などを用いても良い。電極21、22は電気粘性流体23に電圧を印加するための電極部材であり、図示しない電源などによって所要の電圧が印加され、電気粘性流体23の粘度が変化する。一対の帯状の電極21、22の縁部で収容体24とは液密となるように連続しており、従って、内部の電気粘性流体23は確実に一対の帯状の電極21、22の間に保持される。
【0027】
図5の(b)は、他の電気粘性流体装置の構成例を示す図である。一対の帯状の電極25、26の間には、前述の如き電気粘性流体27が挟持され、電極25、26及び電気粘性流体27を包むような袋状の収容体28が形成される。このような袋状の収容体28を形成した場合では、各電極25、26の対向面とは反対側の面にも収容体28が延在することになり、電気粘性流体27は収容体28の内側で保持されることになる。この場合の袋状の収容体28は、可とう性を有する絶縁材料からなり、例えば絶縁性の薄いゴムシートや合成樹脂シートなどを用いて構成することができ、必ずしも単一材料によって構成されるものには限定されず、複数の材料層を合わせた複合膜などを用いても良い。また、必ずしも各電極25、26と収容体28は密着していなくとも良い。
【0028】
このような帯状の電気粘性流体装置の電気粘性流体の弾性係数を制御することで、その電気粘性流体装置の形状自体を制御することが可能である。すなわち、図6は、折り畳んだり、丸めたりするようなことで、携帯性を示すような電子機器31を示しており、図6の(a)は電子機器31を折り畳んだ様子を示す斜視図であり、図6の(b)はその電子機器31を広げた様子を示す斜視図である。
【0029】
ここで、電子機器31は例えばフレキシブルディスプレイ装置若しくは所謂電子ペーパーであって薄型軽量で全体的に可とう性を有する材料によって構成されており、その電子機器31の周囲を縁取るようなパターンで電気粘性流体装置32が配設されている。また、スイッチ33が電子機器31の表面に形成されており、当該スイッチ33の2つの三角形状ボタンにより電子機器31の周囲を縁取る電気粘性流体装置32のオン・オフが制御される。
【0030】
電子機器31のディスプレイ装置は、図示を省略しているが表示部と駆動部とからなり、表示部は電気泳動効果を利用してマイクロカプセルを用い可とう性を有するように構成されたものや、電気化学的な作用に基づき発色を行うエレクトロクロミック表示装置やエレクトロデポジション型表示装置なども適用可能である。これらの各表示部は、略シート状の電子機器31の例えば中心部に配され、全体的にフレキシブルな構成とされる。駆動部は表示部の画素の着色を制御する回路部分であり、フレキシブルな形態が好ましいことから、駆動回路を薄膜の有機トランジスタなどの有機素子を用いることができる。ここで、有機トランジスタは、有機半導体(例えば導電性を有する高分子材料)などを薄膜に形成し、そのチャネルを通過するキャリアを制御するような構成とすることができる。このように電子機器31をそれぞれフレキシブルな表示部と駆動部を用いて製造することで、折り畳みや丸めたりすることで携帯性に優れた装置となる。
【0031】
図6の(a)のように折り畳んだ状態から図6の(b)のように広げた状態に変化させる場合には、電子機器31の周囲を縁取る電気粘性流体装置32をオフ状態からオン状態に変化させる。すると、電気粘性流体装置32の図示しない一対の電極間に電場が形成され、その電場に沿って電気粘性流体装置32の内部に封入されている電気粘性流体が固体化するように変化する。その結果、電子機器31の周囲を縁取るように配された電気粘性流体装置32が1つのシートを支える枠として機能するようになり、電子機器31自体を広げた状態で利用者が容易に保持できるようになる。
【0032】
利用者が表示部の画面を見終わり再び利用者のポケットや鞄などに収納して運ぶ場合では、広げた状態で保持されている電子機器31のスイッチを操作し、電子機器31の周囲を縁取る電気粘性流体装置32をオン状態からオフ状態に変化させる。すると、電気粘性流体装置32の電極の間の電場が解消されて、オン状態の際に電気粘性流体装置32の内部で固体化していた電気粘性流体が通常の流体に戻ることになり、その結果、電気粘性流体装置32は電子機器31の周囲を縁取る枠としての硬さを失うことから、容易に折り畳みなどの形状変化が実現される。
【0033】
次に図7乃至図20を参照して、電気粘性流体装置の配設パターンについて説明する。先ず、図7は略平板状の電気粘性流体装置44の構造を示した分解斜視図であり、一対の略平板状の電極41、42の間に電気粘性流体43が配される。この図7に示す構造については、先に図示した図2の(a)のものの構造と同様である。この略平板状の電気粘性流体装置44は、電極41、42の平面パターンを変え、その変えた平面パターンに合わせた形状の収納体を有する。電極41、42は好ましくは可とう性を有する導電材料によって形成され、図示しない電源によって当該電極41、42の間に制御用の電界を発生させる。一対の略平板状の電極41、42の間には、短絡防止のための絶縁体からなるスペーサ等を設けることができる。以下、図8から図16を参照して、電気粘性流体装置の各種の平面パターンについて説明する。
【0034】
図8は略平面状に電気粘性流体装置を形成した例である。すなわち、略平板状の支持体52の上面側の全面に略平面状に電気粘性流体装置51が形成されている。この電気粘性流体装置51の具体的な構造は図7に示した構造が適用され、一対の略平板状の電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。図8の例では、平面パターンとして全面ベタの状態とされることから、電気粘性流体装置51のオン・オフ制御に応じて当該電気粘性流体装置51の全面の手触り感や硬さなどを制御することができ、例えば支持体52がフレキシブルな材料からなる場合では、支持体52が折り曲げられた状態である場合にその折り曲げられた状態を広げるようにも制御することができる。ここで支持体52は、前述のように電子機器の一部とすることができ、例えば平面型のディスプレイ装置の一部であったり、人に接して取り付けられるようなウエアラブルデバイスの一部であったりする。以下の支持体についても同様である。
【0035】
図9は略ロ字状に電気粘性流体装置を形成した例である。略平板状の支持体54の上面側の縁部を一周するパターンで帯状に延在される電気粘性流体装置53が形成される。この電気粘性流体装置53の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。図9の例では、略帯状の電気粘性流体装置53は支持体54の縁部で延長されることから、オン状態に制御された場合では、略帯状の電気粘性流体装置53が硬くなってその支持体54の枠のように機能し、利用者が支持体54を保持する場合に容易に保持できることになる。略帯状の電気粘性流体装置53の延長される方向は、交差する二方向であって、支持体54を立てて正面から見た場合に水平方向(横方向)及び垂直方向(縦方向)の縁部に亘って形成される。
【0036】
図10は図9のパターンに更に対角線上を延在されるパターンを加えた例である。図10の電気粘性流体装置55は、支持体56を立てて正面から見た場合に水平方向(横方向)に延長され支持体56の端部に形成される水平部55aと、支持体56を立てて正面から見た場合に垂直方向(縦方向)に延長され支持体56の端部に形成される垂直部55bと、対角線上を延在される対角線部55cとからなる。この電気粘性流体装置55の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。略帯状の電気粘性流体装置55の延長される方向は、交差する二方向である水平方向(横方向)及び垂直方向(縦方向)に加えて、斜めの対角線上を延在される対角線部55cが加わった構造とされ、特に支持体56の面積が大きい場合には、対角線上を延在される対角線部55cが支持体56の保持特性を向上させるのに寄与することになる。
【0037】
図11は略田字状のパターンに電気粘性流体装置を形成した例である。図11の電気粘性流体装置57は、支持体58を立てて正面から見た場合に水平方向(横方向)に延長され支持体58の両端部及び中央部に形成される水平部57aと、支持体58を立てて正面から見た場合に垂直方向(縦方向)に延長され支持体58の両端部及び中央部に形成される垂直部57bとからなる。この電気粘性流体装置57の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。略帯状の電気粘性流体装置57の延長される方向は、交差する二方向である水平方向(横方向)及び垂直方向(縦方向)であり、特に支持体58の面積が大きい場合でも中央部を通過する水平部57aと垂直部57bによって支持体58の保持特性が向上することになる。
【0038】
図12は帯状の電気粘性流体装置を複数本互いに平行に配したパターンを示す例である。図12では、複数の帯状の電気粘性流体装置59が所定の間隔を空けて支持体60の上面上に該支持体60を立てて正面から見た場合に垂直方向(縦方向)に延長されている。各電気粘性流体装置59の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。例えば、支持体60がフレキシブルな構造体である場合には、垂直方向に折り曲げられた時にその支持体60の上面に形成された複数の帯状の電気粘性流体装置59が一旦は共に折り曲げられるが、これら複数の帯状の電気粘性流体装置59をオン状態に制御することで、各電気粘性流体装置59が直線状に延びるように形状を変化させることになり、全体としては垂直方向に折り曲げられたものが広がるように制御される。
【0039】
図13は略矩形状の電気粘性流体装置を市松模様状に配した例である。図13においては、支持体62の上面に複数の略矩形状の電気粘性流体装置61を市松模様状に配したパターンとなっている。ここで、各電気粘性流体装置61の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。このような市松模様状のパターンの電気粘性流体装置61を形成することで、支持体62の約半分は電気粘性流体装置61に覆われることになり、支持体62の面積が大きい場合でも各電気粘性流体装置61によって支持体62の保持特性が向上する。また、支持体62の約半分は電気粘性流体装置61に覆われることから、支持体62の表面と変化する各電気粘性流体装置61の表面の手触り感を混合させた可変な手触り感を制御できる。
【0040】
図14は支持体64の側面に電気粘性流体装置63を形成した例を示す。略平板状の支持体64の側面には、周回するように帯状の電気粘性流体装置63が形成されている。この支持体64の側面に形成される電気粘性流体装置63の具体的な構造は、図7に示したように、一対の略帯状に延長される電極の間に電気粘性流体が配され、全体が収容体で包まれた構造とされる。このような形状で電気粘性流体装置63を形成した場合では、図9に示した略ロ字状に電気粘性流体装置を形成した例と同様に、電気粘性流体装置63をオン状態に制御した場合に、支持体64の枠材として機能することになる。
【0041】
図15は図示しない支持体の全面に電気粘性流体装置65、66を形成した例である。略平板状の支持体の側面には電気粘性流体装置65が形成され、略平板状の支持体の上面には電気粘性流体装置66が形成される。図示を省略しているが、この支持体の底面側にも電気粘性流体装置を形成するようにしても良い。このように支持体の全面に電気粘性流体装置65、66を形成することで、利用者はどこを触っても電気粘性流体装置65、66が作り出す硬さや手触り感に触れることができ、その接触感の変化を電気粘性流体装置65、66の電極間に印加される電圧によって制御することができる。
【0042】
図16は略平板状の支持体の上に略平板状の電気粘性流体装置を重ねたものを更に3枚分積層した構造の例である。すなわち、略平板状の支持体72上に略平板状の電気粘性流体装置71が形成され、その電気粘性流体装置71の上に略平板状の支持体70が積層される。この略平板状の支持体70上に略平板状の電気粘性流体装置69が形成され、その電気粘性流体装置69の上に略平板状の支持体68が積層される。更に、略平板状の支持体68上に略平板状の電気粘性流体装置67が形成される。このような積層構造によっても折り畳んだものを広げたり或いはその逆に制御が可能であり、特に1枚の構造では形状の制御の効果が薄い場合に有効である。
【0043】
次に、図17を参照して他の構造の電気粘性流体装置について説明する。この電気粘性流体装置は、円筒状の形状を有する外側電極81と、丸棒状の形状を有する内側電極82とからなり、これら外側電極81と内側電極82の間には電気粘性流体が封入される。外側電極81は、例えば全体的にフレキシブルな構成とするために柔軟な合成樹脂材料製のチューブ83の内側に曲げることの容易な複数本のワイヤー84を配した構造を有し、当該電気粘性流体装置が折り曲げられた場合でも柔軟にその形状を変えることができる。なお、図示の例では、複数本のワイヤー84を柔軟な合成樹脂材料製のチューブ83の内側に配しているが、金属などの導電性材料の薄膜をチューブ83の内側に形成したり、導電性の塗料をチューブ83の内側に塗布して電極を構成するようにしても良い。丸棒状の形状を有する内側電極82も、外側電極81と同様、柔軟な材料を用いて構成することができ、その形状を変えて折り曲げられる。一対の電極81、82の間には、短絡防止のための絶縁体からなるスペーサ等を設けることができる。
【0044】
封入される電気粘性流体は、前述のように、電極間に電界を印加することにより、電極間に挟まれた物質の粘性が著しく変化する流体であって、より具体的には電気絶縁性液体(分散媒)の中に直径が0.1〜100μm程度の分極特性を示す微粒子を分散させ、懸濁させた流体に電極81、82から電場を印加したとき、弾性係数が著しく変化する流体である。このような電気粘性流体に用いられる材料としては、例えばアモルファスシリケートセラミックスが挙げられ、中でもアルミノシリケートが強い電気粘性効果を示すことが知られている。また、アルミノシリケート以外でも導電性有機材料、高分子材料も分散する微粒子を構成できる。高分子材料としては、一般にπ共役結合構造を伴い電子導電性を有する。また、炭素系材料やフラーレンも分散可能な材料として有用であり、更には、超伝導材料も、例えばシリコンオイル中で室温で電気粘性効果を示すことが知られており、このような超伝導材料を用いても良い。以下、図18から図20を参照して、電気粘性流体装置の各種の形成パターンについて説明する。
【0045】
図18は略ロ字状に電気粘性流体装置を形成した例である。略平板状の支持体86の上面側の縁部を一周するパターンで延在される電気粘性流体装置85が形成される。この電気粘性流体装置85の具体的な構造は、図17に示したように、円筒状に延長される外側電極と内側電極の間に電気粘性流体が配され、全体がチューブ状の収容体で包まれた構造とされる。図18の例では、細い円筒状の電気粘性流体装置85は支持体86の縁部で延長されることから、オン状態に制御された場合では、細い円筒状の電気粘性流体装置85が硬くなってその支持体86の枠のように機能し、利用者が支持体86を保持する場合に容易に保持できることになる。略帯状の電気粘性流体装置85の延長される方向は、交差する二方向であって、支持体86を立てて正面から見た場合に水平方向(横方向)及び垂直方向(縦方向)の縁部に亘って形成される。ここで支持体86は、前述のように電子機器の一部とすることができ、例えば平面型のディスプレイ装置の一部であったり、人に接して取り付けられるようなウエアラブルデバイスの一部であったりする。以下の支持体についても同様である。
【0046】
図19は略平板状の支持体の4つの角部に電気粘性流体装置を取り付けた例である。図19では、略平板状の支持体88の4つの角部のそれぞれに電気粘性流体装置87が裏面側と上面側を連絡するように支持体の主面に垂直な方向に延長されて形成されている。ここで電気粘性流体装置87の具体的な構造は、図17に示したように、円筒状に延長される外側電極と内側電極の間に電気粘性流体が配され、全体がチューブ状の収容体で包まれた構造とされる。略平板状の支持体88の4つの角部のそれぞれに電気粘性流体装置87が形成される構造の場合、角部の硬くするような制御を電気粘性流体装置87に電圧を供給することで行うことができ、角を硬くする必要がある場合に有効である。
【0047】
図20は図18のパターンに更に対角線上を延在されるパターンを加えた例である。図20の電気粘性流体装置89は、支持体90を立てて正面から見た場合に水平方向(横方向)に延長され支持体90の端部に形成される水平部89aと、支持体90を立てて正面から見た場合に垂直方向(縦方向)に延長され支持体90の端部に形成される垂直部89bと、対角線上を延在される対角線部89cとからなる。この電気粘性流体装置89の具体的な構造は、図17に示したように、円筒状に延長される外側電極と内側電極の間に電気粘性流体が配され、全体がチューブ状の収容体で包まれた構造とされる。電気粘性流体装置89の延長される方向は、交差する二方向である水平方向(横方向)及び垂直方向(縦方向)に加えて、斜めの対角線上を延在される対角線部89cが加わった構造とされ、特に支持体90の面積が大きい場合には、対角線上を延在される対角線部89cが支持体90の保持特性を向上させるのに寄与することになる。
【0048】
次に図21を参照して、他の実施の形態について説明する。図21の(a)は、電子機器の筐体100に、所定の2辺間にほぼ等間隔に平行に配列される第1の電気粘性流体装置101と、これとは直交する2辺に沿って電気粘性流体装置102、103を形成した例である。筐体100全体が軟らかいものである場合、上記電気粘性流体装置101及び電気粘性流体装置102,103の両者をオン(電圧を印加)しておけば、互いに直交する方向において剛性が確保され、筐体100の全体形状として略平板状が維持される。これに対して、電気粘性流体装置101をオンして、電気粘性流体装置102,103をオフすると、電気粘性流体装置101の延在方向での剛性は保たれるが、電気粘性流体装置102,103の延在方向の剛性は消失し、この方向では軟らかい状態となる。その結果、図21の(b)に示すように、筐体100には第1の電気粘性流体装置101と平行な折り曲げ部104が形成され、筐体100の全体形状は湾曲形状となる。なお、各電気粘性流体装置102、103の中の一対の電極に電圧を印加し再びオンすることで、内部の電気粘性流体が固体状態に変化し、結果として各電気粘性流体装置102、103を延伸するように作動し、筐体100を図21の(b)に示すように湾曲した状態から図21の(a)に示すように湾曲のない略平板状の状態に戻すことができる。
【0049】
同様に、図21の(c)は、例えば直角に折れ曲がり可能とした電子機器の筐体105の一例を示すものである。先の例は、筐体の長辺方向の全体に亘り変形(折れ曲がり)する例であるが、本例は、長辺方向の一部のみが変形する例である。このように、筐体の一部のみの変形も可能であり、本例では、これにより筐体105を直角に折り曲げることを可能としている。本例では、図21の(c)に示すように、筐体105のほぼ中央部に2本の電気粘性流体装置106が配され、これとは直交する2辺に沿って電気粘性流体装置107、108が配されている。ここで、これら電気粘性流体装置106及び電気粘性流体装置107,108の両者をオン(電圧を印加)しておけば、互いに直交する方向において剛性が確保され、筐体105の全体形状として略平板状が維持されることは、先の例と同様である。一方、電気粘性流体装置106をオンして、電気粘性流体装置107,108をオフすると、電気粘性流体装置106の延在方向での剛性は保たれ、電気粘性流体装置107,108の延在方向の剛性は消失する。その結果、図21の(d)に示すように、一対の電気粘性流体装置106間に折り曲げ部109が形成され、直角に折れ曲がる。電気粘性流体装置107,108を再度オンすれば、内部の電気粘性流体が固体状態に変化し、各電気粘性流体装置107、108を延伸するように作動し、筐体105を図21の(d)に示すように湾曲した状態から図21の(c)に示すように湾曲のない略平板状の状態に戻すことができる。
【0050】
このように電子機器の筐体100、105の湾曲部や屈曲部に電気粘性流体装置101、102、103、106、107、108を配し、これらの装置に印加する電圧を変えることで、筐体100、105の形状を制御することができる。この場合に、特別なヒンジやアクチュエータなどの機械動作部分は不要であり、本実施形態によれば全体的に小型で軽量であるという利点を有する。
【0051】
図22は他の実施の形態としてのフレキシブルディスプレイ装置の例である。このフレキシブルディスプレイ装置110は柔軟なシート状の機器本体を有しており、その中央部に表示部112が形成されている。また、表示部の周囲には、図示を省略しているが、駆動部や無線通信回路部などが形成されており、更にはシート状のスピーカ部やタッチパネル部なども形成されている。このフレキシブルディスプレイ装置110の周縁部に沿って電気粘性流体装置111が形成されている。この電気粘性流体装置111は、一対の電極の間に電気粘性流体を挟み、全体が収容体で包まれた構造とされるものであって、一対の電極に電圧を印加することで、内部の電気粘性流体が固体状態に変化し、結果として電気粘性流体装置111を延伸するように作動してフレキシブルディスプレイ装置110を広げた状態に制御でき、逆に一対の電極間に電圧を供給しないように制御することで、内部の電気粘性流体が液状となり、フレキシブルディスプレイ装置110を容易に折り畳むことも可能である。
【0052】
図23はイヤホン型のネットワーク音響装置の例である。使用者の耳の裏側に当接する一対の当接部120、121の内部には、電源や音声再生回路部、通信回路部などが内蔵されており、特に当接部120、121の外側には耳と当接する部分に電気粘性流体装置122が形成されている。この電気粘性流体装置122は使用者が当接部120、121を耳の裏側に当てて使用する場合に、柔らかくなるように制御され、柔らかくなることで長時間の音楽を楽しむ場合にも負担が少なくなるものである。また、スピーカ部123の一部には、例えば低音域を裏面側から耳側に導く導出路125が形成されており、その導出路125の端部には、電気粘性流体装置124が形成されている。この電気粘性流体装置124は電圧を加えた時には導出路125を開くようにし、電圧の印加が停止したときでは導出路126を閉じるようにして、低音重視型と中高音重視型のスピーカの音域を切り替えることができる。電気粘性流体装置124は、小型で軽量であるため、イヤホン型のネットワーク音響装置の携帯性を損なわずに、このような制御が実現される。
【0053】
本発明の電子機器の他の例として、例えば家庭用ゲーム機のコントローラーの一部に電気粘性流体装置を適用することができる。コントローラーの制御部分は使用者の指先が触れており、その感覚を電気粘性流体装置で制御する。一例としては、対戦型ゲーム中に敗北した場合に、電気粘性流体装置を軟化させるように制御してゲームの臨場感を高めることができる。
【0054】
また、上述の電気粘性流体装置は、一対の帯状、シート状、或いは円筒状の電極を用いる例について説明したが、電極の両方若しくは一方を板バネやコイルバネなどによって形成しても良く。その場合には、バネ自体の弾性も形状変化に寄与することになる。
【0055】
【発明の効果】
本発明の電気粘性流体装置や電子機器を用いることで、機器の硬さ、張り、手触り感、形状などを電気的に制御することが可能となる。ここで電気的に制御される電気粘性流体は小型軽量化が容易であり、且つ反応速度も速く、更には電圧の印加を解除することで可逆的に制御できるものである。従って、従前は硬い装置でしかないような電子機器であっても、電子機器の硬さ、張り、手触り感、形状などを新機能として加えることができ、その応用範囲は極めて広いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の一実施形態を示す模式的な斜視図であって、(a)は電気粘性流体装置をオフ状態に制御した場合であり、(b)は電気粘性流体装置をオン状態に制御した場合を示す。
【図2】本発明にかかる電子機器に搭載される電気粘性流体装置の基本的な構造を示す図であって、(a)は積層構造の分解斜視図であり、(b)は電極間の電圧変化に応じた電気粘性流体の状態を示す図である。
【図3】電気粘性流体素子をマトリクス状に並設した電気粘性流体装置の一例を示す図であって、(a)は積層構造の分解斜視図であり、(b)は電極間の電圧変化に応じた電気粘性流体の状態を示す図である。
【図4】駆動方式を説明するための図であって、(a)はパッシブマトリクス方式の一例を示す模式図であり、(b)はアクティブマトリクス方式の一例を示す模式図である。
【図5】本発明にかかる電気粘性流体装置の構成例をそれぞれ示した斜視図であり、(a)は電気粘性流体の側部を覆うような収容体を形成した例を示す分解斜視図であり、(b)は電気粘性流体と電極の全体を覆うような収容体を形成した例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明にかかる電子機器の一例を示す図であって、(a)は電子機器を折り畳んだ様子を示す斜視図であり、(b)はその電子機器を広げた様子を示す斜視図である。
【図7】本発明にかかる略平板状の電気粘性流体装置の構造を示した分解斜視図である。
【図8】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面全面に電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図9】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に略ロ字状の電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図10】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に略ロ字状及び対角線上に延長される電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図11】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に略田字状の電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図12】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に複数の帯状の電気粘性流体装置を互いに平行に形成した例の斜視図である。
【図13】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に市松模様状の電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図14】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の側面に周回するように電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図15】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面全面及び側面全面に電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図16】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の全面に電気粘性流体装置を形成したものを積層した例の斜視図である。
【図17】本発明にかかる略円筒状の電気粘性流体装置の構造を示した斜視図である。
【図18】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に略ロ字状に延長される電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図19】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の側面の角部に電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図20】本発明にかかる電子機器の一例であって、支持体の上面に略ロ字状及び対角線上に延長される電気粘性流体装置を形成した例の斜視図である。
【図21】電気粘性流体装置を配した電子機器筐体の例を示す斜視図であり、(a)は湾曲可能な筐体における電気粘性流体装置の配置例を示す図、(b)は筐体を湾曲させた状態を示す図、(c)は一部を変形可能とした筐体における電気粘性流体装置の配置例を示す図、(d)は筐体の折り曲げ状態を示す図である。
【図22】本発明にかかる電子機器の一例としてフレキシブルディスプレイ装置を模式的に示す斜視図である。
【図23】本発明にかかる電子機器の一例としてイヤホン型ネットワーク音響機器の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 機器本体
11、12 電極
13 電気粘性流体
14 電源
21、22 電極
23 電気粘性流体
24 収容体
25、26 電極
27 電気粘性流体
28 収容体
31 電子機器
32 電気粘性流体装置
33 スイッチ
41、42 電極
43 電気粘性流体
44 電気粘性流体装置
51、53、55、57、59、61、63、65、66、67、69、71 電気粘性流体装置
52,54、56、58、60、62、64、68、70、72 支持体
81 外側電極
82 内側電極
85、87、89 電気粘性流体
86、88、90 支持体
100、105 筐体
101、102、103、106、107、108 電気粘性流体装置
110 フレキシブルディスプレイ装置
111 電気粘性流体装置
112 表示部
122、124 電気粘性流体装置

Claims (23)

  1. 流体を内部に収容可能とする収容体と、
    可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、
    前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする電気粘性流体装置。
  2. 前記収容体は柔軟な材料によって構成されることを特徴とする請求項1記載の電気粘性流体装置。
  3. 前記一対の電極は、点状、面状或いは帯状の電極同士が対向してなることを特徴とする請求項1記載の電気粘性流体装置。
  4. 前記一対の電極は、軸状の一方の電極と、これに対向して周縁部に配される他方の電極とからなることを特徴とする請求項1記載の電気粘性流体装置。
  5. 前記一対の電極は、前記収容体を伸ばす方向に延長されることを特徴とする請求項1記載の電気粘性流体装置。
  6. 前記一対の電極は、少なくとも2組形成され、一方の前記一対の電極により生じる電界と、他方の前記一対の電極により生じる電界が交差することを特徴とする請求項1記載の電気粘性流体装置。
  7. 流体を内部に収容可能とする収容体と、可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなる電気粘性流体素子が、複数並設されていることを特徴とする電気粘性流体装置。
  8. 上記電気粘性流体素子が略平面状に並設されていることを特徴とする請求項7記載の電気粘性流体装置。
  9. 上記複数並設された電気粘性流体素子は、パッシブマトリクス方式又はアクティブマトリクス方式により駆動されることを特徴とする請求項7記載の電気粘性流体装置。
  10. 可とう性を有する機器本体と、
    前記機器本体に取り付けられ流体を内部に収容可能とする収容体と、
    可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される一対の電極と、
    前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする電子機器。
  11. 前記収容体は柔軟な材料によって構成されることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  12. 前記収容体は人体への接触部分に形成されることを特徴とする請求項11記載の電子機器。
  13. 前記機器本体には画像表示部が設けられることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  14. 有機トランジスタが制御素子として配設されていることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  15. 前記画像表示部には有機トランジスタが制御素子として配設されていることを特徴とする請求項13記載の電子機器。
  16. 機器本体と、
    可とう性を有すると共に前記機器本体に取り付けられ流体を内部に収容可能とする収容体と、
    前記収容体の内部に互いに対向して配置される少なくとも一対の電極と、
    前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする電子機器。
  17. 前記収容体は前記機器本体の一部に形成された経路に設けられ、前記収容体内の前記電気粘性流体の特性変化に応じて前記経路の開閉操作が行われることを特徴とする請求項16記載の電子機器。
  18. 前記収容体は前記機器本体の開閉部に設けられ、前記収容体内の前記電気粘性流体の特性変化に応じて前記開閉部の開閉操作が行われることを特徴とする請求項16記載の電子機器。
  19. 可とう性を有するシート状本体と、
    前記シート状本体に取り付けられ流体を内部に収容可能とする収容体と、
    可とう性を有し前記収容体の内部に互いに対向して配置される少なくとも一対の電極と、
    前記収容体の内部に封入されると共に前記一対の電極間に配され前記電極間の電界に応じて弾性特性が変化する電気粘性流体とを有してなることを特徴とする電子機器。
  20. 前記収容体は前記シート状本体上若しくは前記シート状本体内で少なくとも一方向に延長されることを特徴とする請求項19記載の電子機器。
  21. 前記シート状本体は巻かれて保持されることが可能であることを特徴とする請求項19記載の電子機器。
  22. 前記シート状本体は折り畳まれて保持されることが可能であることを特徴とする請求項19記載の電子機器。
  23. 前記収容体は柔軟な材料によって構成されることを特徴とする請求項19記載の電子機器。
JP2002227648A 2002-08-05 2002-08-05 電気粘性流体装置及び電子機器 Pending JP2004071765A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002227648A JP2004071765A (ja) 2002-08-05 2002-08-05 電気粘性流体装置及び電子機器
AU2003254810A AU2003254810A1 (en) 2002-08-05 2003-08-05 Electric viscous fluid device and electronic equipment
PCT/JP2003/009925 WO2004014115A1 (ja) 2002-08-05 2003-08-05 電気粘性流体装置及び電子機器
KR1020057001854A KR20050029285A (ko) 2002-08-05 2003-08-05 전기 점성 유체 장치 및 전자 기기
US10/522,623 US20060099808A1 (en) 2002-08-05 2003-08-05 Electric viscous fluid device and electronic equipment
CNA038188155A CN1675969A (zh) 2002-08-05 2003-08-05 电流变流体装置和电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002227648A JP2004071765A (ja) 2002-08-05 2002-08-05 電気粘性流体装置及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004071765A true JP2004071765A (ja) 2004-03-04

Family

ID=31492217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002227648A Pending JP2004071765A (ja) 2002-08-05 2002-08-05 電気粘性流体装置及び電子機器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20060099808A1 (ja)
JP (1) JP2004071765A (ja)
KR (1) KR20050029285A (ja)
CN (1) CN1675969A (ja)
AU (1) AU2003254810A1 (ja)
WO (1) WO2004014115A1 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533203A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー レオロジー材料を含むラウドスピーカおよびトランスジューサ・アセンブリ
JP2009540237A (ja) * 2006-06-15 2009-11-19 中國科學院物理研究所 表面を改質した電気粘性流体用電極板
JP2010529555A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 イマージョン コーポレーション 触覚対応型可撓性タッチ感知表面のための方法および装置
JP2011003188A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそれを備えた電子機器
JP2011159276A (ja) * 2010-01-28 2011-08-18 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそれを備えた電子機器
JP2012226728A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそのための駆動装置
JP2013515329A (ja) * 2011-01-13 2013-05-02 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー 電気粘性流体の環境を用いる触覚型フィードバックデバイス
US8581866B2 (en) 2010-05-11 2013-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. User input device and electronic apparatus including the same
US8847895B2 (en) 2009-06-19 2014-09-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and electronic device including the same
JP2014216024A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 イマージョンコーポレーションImmersion Corporation 触覚使用可能な可変表面のためのシステム及び方法
US8970513B2 (en) 2010-10-11 2015-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel having deformable electroactive polymer actuator
US8982089B2 (en) 2010-03-22 2015-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and electronic device including the same
US8994685B2 (en) 2010-11-23 2015-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Input sensing circuit and touch panel including the same
KR20150092773A (ko) * 2014-02-05 2015-08-17 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치
JP2016018419A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 ユニバーシティ・オブ・タンペレUniversity of Tampere 触知イメージング・システム
JP2016520914A (ja) * 2013-04-26 2016-07-14 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation フレキシブルディスプレイのための、受動的剛性及び能動的変形の触覚出力装置
JP2017538968A (ja) * 2014-12-17 2017-12-28 昆山工研院新型平板顕示技術中心有限公司Kunshan New Flat Panel Display Technology Center Co., Ltd. フレキシブルディスプレイの変形制御方法及びシステム
JP2018503860A (ja) * 2014-12-08 2018-02-08 シェンジェン ロイオル テクノロジーズ カンパニー リミテッドShenzhen Royole Technologies Co., Ltd. フレキシブルスクリーン保護構造及びその製造方法、並びにそれを備えるフレキシブルディスプレイスクリーン
US10203757B2 (en) 2014-08-21 2019-02-12 Immersion Corporation Systems and methods for shape input and output for a haptically-enabled deformable surface
US10440848B2 (en) 2017-12-20 2019-10-08 Immersion Corporation Conformable display with linear actuator
US10518170B2 (en) 2014-11-25 2019-12-31 Immersion Corporation Systems and methods for deformation-based haptic effects
JP2020009363A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 学校法人 中央大学 触覚提示装置及び触覚提示方法
WO2022172458A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 シャープ株式会社 支持システム、支持システムを備える可撓性表示装置

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011646A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Pioneer Electronic Corp 触覚表示装置及び触覚表示機能付タッチパネル装置
US20070229233A1 (en) * 2004-08-02 2007-10-04 Dort David B Reconfigurable tactile-enhanced display including "tap-and-drop" computing system for vision impaired users
US20080018603A1 (en) * 2006-07-24 2008-01-24 Motorola, Inc. User interface system
KR100834572B1 (ko) * 2006-09-29 2008-06-02 한국전자통신연구원 외부 자극에 반응하는 로봇 구동 장치 및 제어 방법
US20080122589A1 (en) * 2006-11-28 2008-05-29 Ivanov Yuri A Tactile Output Device
US8932061B2 (en) * 2007-07-06 2015-01-13 International Business Machines Corporation Facilitating tactile identification of a document attribute
US20110234495A1 (en) * 2007-07-26 2011-09-29 Hoe Chan Programmable touch sensitive controller
KR101616875B1 (ko) 2010-01-07 2016-05-02 삼성전자주식회사 터치 패널 및 이를 구비한 전자기기
CN102792479B (zh) * 2010-03-15 2015-04-15 香港科技大学 流体逻辑门及用于控制通道中的er流体流动的装置
CN102230550B (zh) * 2011-05-16 2013-03-20 中国科学院电工研究所 一种阵列式阀门
US8303110B1 (en) 2011-09-11 2012-11-06 Google Inc. Nose pads for a wearable device having an electrically-controllable hardness
GB201203511D0 (en) * 2012-02-29 2012-04-11 Ibm Position sensing apparatus
KR102265083B1 (ko) * 2013-08-22 2021-06-15 삼성전자주식회사 가변강성 필름, 가변강성 유연 디스플레이 및 이의 제조 방법
US9257366B2 (en) 2013-10-31 2016-02-09 International Business Machines Corporation Auto-compensating temperature valve controller for electro-rheological fluid micro-channel cooled integrated circuit
KR102137510B1 (ko) * 2013-12-17 2020-07-27 삼성디스플레이 주식회사 정전척
CN104751739B (zh) * 2013-12-25 2018-06-22 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 柔性显示背板及柔性显示装置
CN105094288B (zh) * 2014-04-16 2018-02-27 联想(北京)有限公司 一种控制电子设备的方法及电子设备
US9585198B2 (en) * 2014-05-21 2017-02-28 Bell Helicopter Textron Inc. Variable stiffness blanket with variable heating
US9841077B2 (en) * 2014-06-18 2017-12-12 Bell Helicopter Textron Inc. Rotating shaft damping with electro-rheological fluid
CN105788455A (zh) * 2014-12-17 2016-07-20 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 柔性显示屏及其制作方法、控制方法
CN110085124A (zh) * 2015-02-28 2019-08-02 北京维信诺科技有限公司 一种柔性支撑体以及一种柔性显示装置
US20160369504A1 (en) * 2015-06-19 2016-12-22 International Business Machines Corporation Floor covering having adjustable hardness
US10732712B2 (en) * 2016-12-27 2020-08-04 Facebook Technologies, Llc Large scale integration of haptic devices
US10572011B2 (en) 2017-06-30 2020-02-25 Microsoft Technology Licensing, Llc Haptic feedback system
CN109271050A (zh) * 2017-07-17 2019-01-25 上海和辉光电有限公司 一种柔性显示面板及柔性显示装置
CN109686260A (zh) * 2019-02-28 2019-04-26 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 中框模组及其制备方法和显示屏
CN109887418B (zh) * 2019-04-19 2022-04-05 昆山国显光电有限公司 一种柔性显示装置
CN110706597B (zh) 2019-10-22 2024-02-06 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 一种显示面板及显示装置
CN113309839A (zh) * 2020-04-13 2021-08-27 福州市长乐区白英设计有限公司 一种发动机传动装置
CN111510532B (zh) * 2020-04-27 2021-12-24 维沃移动通信有限公司 电子设备
CN113318398B (zh) * 2021-04-27 2022-04-22 上海大学 一种基于电流变弹性体的智能乒乓球拍及其制备方法
CN116085696B (zh) * 2023-02-14 2023-08-04 永林电子股份有限公司 一种软硬结合的柔性led灯板

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04366605A (ja) * 1991-06-13 1992-12-18 Bridgestone Corp 形状保持装置
JPH06278239A (ja) * 1993-03-29 1994-10-04 Asahi Chem Ind Co Ltd 粘弾性可変複合材料
JPH06341489A (ja) * 1993-06-03 1994-12-13 Showa:Kk 弾性可変材料及び弾性可変スプリング
JPH07185037A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Bridgestone Corp 足踏みトレーニング装置
JPH07328979A (ja) * 1994-06-03 1995-12-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 電気粘性流体を用いた保持装置
JPH09319518A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報入力・表示装置
JPH10155849A (ja) * 1996-12-02 1998-06-16 Ikiken:Kk 介護装置の人工アーム
JPH10171620A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Hitachi Ltd 電子ペ−パ
JP2002082627A (ja) * 2000-09-07 2002-03-22 Sony Corp 表示装置

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533203A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー レオロジー材料を含むラウドスピーカおよびトランスジューサ・アセンブリ
JP2009540237A (ja) * 2006-06-15 2009-11-19 中國科學院物理研究所 表面を改質した電気粘性流体用電極板
JP2010529555A (ja) * 2007-06-05 2010-08-26 イマージョン コーポレーション 触覚対応型可撓性タッチ感知表面のための方法および装置
US9823833B2 (en) 2007-06-05 2017-11-21 Immersion Corporation Method and apparatus for haptic enabled flexible touch sensitive surface
US8847895B2 (en) 2009-06-19 2014-09-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and electronic device including the same
JP2011003188A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそれを備えた電子機器
JP2011159276A (ja) * 2010-01-28 2011-08-18 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそれを備えた電子機器
US9189066B2 (en) 2010-01-28 2015-11-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and electronic device including the same
US8982089B2 (en) 2010-03-22 2015-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and electronic device including the same
US8581866B2 (en) 2010-05-11 2013-11-12 Samsung Electronics Co., Ltd. User input device and electronic apparatus including the same
US8970513B2 (en) 2010-10-11 2015-03-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel having deformable electroactive polymer actuator
US8994685B2 (en) 2010-11-23 2015-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Input sensing circuit and touch panel including the same
JP2013515329A (ja) * 2011-01-13 2013-05-02 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー 電気粘性流体の環境を用いる触覚型フィードバックデバイス
US8922355B2 (en) 2011-01-13 2014-12-30 Empire Technology Development Llc Haptic feedback device using electro-rheological fluid
JP2012226728A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそのための駆動装置
US9013443B2 (en) 2011-04-18 2015-04-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch panel and driving device for the same
US9405368B2 (en) 2013-04-26 2016-08-02 Immersion Corporation Passive stiffness and active deformation haptic output devices for flexible displays
JP2019197576A (ja) * 2013-04-26 2019-11-14 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation フレキシブルディスプレイのための、受動的剛性及び能動的変形の触覚出力装置
JP2016520914A (ja) * 2013-04-26 2016-07-14 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation フレキシブルディスプレイのための、受動的剛性及び能動的変形の触覚出力装置
JP2014216024A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 イマージョンコーポレーションImmersion Corporation 触覚使用可能な可変表面のためのシステム及び方法
US9939900B2 (en) 2013-04-26 2018-04-10 Immersion Corporation System and method for a haptically-enabled deformable surface
US9971409B2 (en) 2013-04-26 2018-05-15 Immersion Corporation Passive stiffness and active deformation haptic output devices for flexible displays
JP2018088264A (ja) * 2013-04-26 2018-06-07 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation フレキシブルディスプレイのための、受動的剛性及び能動的変形の触覚出力装置
US10503262B2 (en) 2013-04-26 2019-12-10 Immersion Corporation Passive stiffness and active deformation haptic output devices for flexible displays
KR20150092773A (ko) * 2014-02-05 2015-08-17 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치
KR102251081B1 (ko) * 2014-02-05 2021-05-13 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치
JP2015148799A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブルディスプレイ装置
JP2016018419A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 ユニバーシティ・オブ・タンペレUniversity of Tampere 触知イメージング・システム
US10509474B2 (en) 2014-08-21 2019-12-17 Immersion Corporation Systems and methods for shape input and output for a haptically-enabled deformable surface
US10203757B2 (en) 2014-08-21 2019-02-12 Immersion Corporation Systems and methods for shape input and output for a haptically-enabled deformable surface
US10518170B2 (en) 2014-11-25 2019-12-31 Immersion Corporation Systems and methods for deformation-based haptic effects
JP2018503860A (ja) * 2014-12-08 2018-02-08 シェンジェン ロイオル テクノロジーズ カンパニー リミテッドShenzhen Royole Technologies Co., Ltd. フレキシブルスクリーン保護構造及びその製造方法、並びにそれを備えるフレキシブルディスプレイスクリーン
US10810910B2 (en) 2014-12-08 2020-10-20 Shenzhen Royole Technologies Co. Ltd. Flexible screen protection structure and method for manufacturing the same, and flexible display screen using the same
US10274994B2 (en) 2014-12-17 2019-04-30 Kunshan New Flat Panel Display Techn. Center Co. Method and system for controlling deformation of flexible screen
US10920806B2 (en) 2014-12-17 2021-02-16 Kunshan New Flat Panel Display Tech. Cr. Co., Ltd. System for controlling deformation of flexible screen
JP2017538968A (ja) * 2014-12-17 2017-12-28 昆山工研院新型平板顕示技術中心有限公司Kunshan New Flat Panel Display Technology Center Co., Ltd. フレキシブルディスプレイの変形制御方法及びシステム
US10440848B2 (en) 2017-12-20 2019-10-08 Immersion Corporation Conformable display with linear actuator
JP2020009363A (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 学校法人 中央大学 触覚提示装置及び触覚提示方法
JP7109777B2 (ja) 2018-07-12 2022-08-01 学校法人 中央大学 触覚提示装置及び触覚提示方法
WO2022172458A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 シャープ株式会社 支持システム、支持システムを備える可撓性表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003254810A1 (en) 2004-02-23
US20060099808A1 (en) 2006-05-11
CN1675969A (zh) 2005-09-28
KR20050029285A (ko) 2005-03-24
WO2004014115A1 (ja) 2004-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004071765A (ja) 電気粘性流体装置及び電子機器
US10229564B2 (en) Apparatus and methods for providing tactile stimulus incorporating tri-layer actuators
US20200379517A1 (en) Display Apparatus
US20200257363A9 (en) Thin profile user interface device and method providing localized haptic response
US9164586B2 (en) Haptic system with localized response
US10656713B2 (en) Tactile supply device
US20120126959A1 (en) Electroactive polymer transducers for tactile feedback devices
US9053617B2 (en) Systems including electromechanical polymer sensors and actuators
KR100896812B1 (ko) 자력을 이용한 햅틱 모듈 및 이를 채용하는 전자장치
US20130207793A1 (en) Electroactive polymer transducers for tactile feedback devices
US20140035735A1 (en) Localized multimodal electromechanical polymer transducers
US20140139436A1 (en) EMP Actuators for Deformable Surface and Keyboard Application
CA2301283A1 (en) A ferroelectric data processing device
EP2223195A1 (en) Electroactive polymer transducers for tactile feedback devices
CN107170374A (zh) 柔性显示面板及柔性显示装置
KR102607393B1 (ko) 폴더블 표시 장치
WO2012176610A1 (ja) 指刺激呈示装置
Meng et al. Bistable dielectric elastomer actuator with directional motion
Gao et al. Dielectric elastomer actuators based on stretchable and self-healable hydrogel electrodes
Li et al. Self-vectoring electromagnetic soft robots with high operational dimensionality
US11169608B2 (en) Display device
CN114690895A (zh) 显示装置
KR20150039048A (ko) 플렉시블 디스플레이 장치
Park et al. A soft vibrotactile actuator with knitted PVC gel fabric
JP2013182374A (ja) 感覚提示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040628

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050527

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071225