JPH06341489A - 弾性可変材料及び弾性可変スプリング - Google Patents

弾性可変材料及び弾性可変スプリング

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JPH06341489A
JPH06341489A JP13325193A JP13325193A JPH06341489A JP H06341489 A JPH06341489 A JP H06341489A JP 13325193 A JP13325193 A JP 13325193A JP 13325193 A JP13325193 A JP 13325193A JP H06341489 A JPH06341489 A JP H06341489A
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JP
Japan
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electrodes
short circuit
electrode
changes
insulating material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13325193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Senda
俊也 千田
Noriyuki Itsubo
則幸 伊坪
Akio Inoue
昭夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical SHOWA AUTO ENG
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紐状の弾性可変材料とこれを応用したスプリ
ングを提供することを目的とする。 【構成】 パイプ状絶縁物2の内側内周面に筒状電極3
を配置し、中央に紐状の電極4を配置し、これら電極
3,4間には電気粘性流体(又は電気応答性ゲル)5を
封入し、中央の電極4の外周部には四方に突出して電極
3とのショートを防止するための絶縁材料からなる突起
7を電極4の長手方向に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性特性を変化できる紐
状の弾性可変材料及びこれを応用した弾性可変スプリン
グに関する。
【0002】
【従来の技術】粘弾性特性を変化できる複合弾性材料と
して特開平4−211931号公報に開示されるものが
知られている。これは、表面に電極層が設けられた電気
絶縁性を有するシート状弾性体が少なくと1組、それら
の電極層同士が間隔を置いて直接対向するように組み合
わされ、対向する電極層と電極層との間に電気粘性流体
又は電気応答性ゲルが封入されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した複合弾性材料
にあってはシート状電極層を対向配置しているので、紐
状の弾性可変材料としては使用することができず、例え
ば減衰力特性を変化できるコイルスプリング等には適用
することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の弾性可変材料は、パイプ状絶縁物の内壁面及び中
央部に電極が設けられ、これら電極間に電気粘性流体又
は電気応答性ゲルが封入され、これら電極間にはショー
ト防止用の部材が設けられている構成とした。また、本
発明の弾性可変スプリングは、導電性の中空コイルスプ
リングの内部に設けられた電極と、電極としての中空コ
イルスプリングの内壁面との間に電気粘性流体又は電気
応答性ゲルが封入され、これら電極間にはショート防止
用の部材が設けられている構成とした。
【0005】
【作用】パイプ状絶縁物の内側及び中央に設けられた電
極間に電圧を印加することによって電気粘性流体又は電
気応答性ゲルの弾性特性が変化し、パイプ状絶縁物の弾
性も変化する。本発明の構成では、電極間にショート防
止用の部材が設けられているので、パイプ状絶縁物に大
きな外力が作用し全体の形状が大きく変化してもショー
トが防止される。また、中空コイルスプリングと内部の
電極との間に電圧を印加することによって弾性特性が変
化し、スプリングの減衰力特性が変化する。この場合に
も、ショート防止用の部材が設けられているので、スプ
リングに大きな外力が作用し全体の形状が大きく変化し
ても、ショートが防止される。
【0006】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例を添付図面に
基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る弾性可
変材料の一部分の断面図を、図2は中央部の電極に図3
の如き絶縁性の突起状物を固定した電極を配備した場合
の図1の側断面図を示す図3から図6は中央部の電極に
ショート防止用の部材が設けられた例を示し、図3は棒
状の突起状物が、図4は円盤状の突起状物が、図5は紐
状物が、図6はスポンジ状物が設けられた例である。図
7は本発明に係る弾性可変スプリングの斜視図である。
【0007】弾性可変材料1は、ゴム等からなるパイプ
状絶縁物2の内側内周面に筒状電極3を配置し、中央に
紐状の電極4を配置し、これら電極3,4間には電圧の
印加により粘性が瞬間的に大きくかつ可逆的に増大する
流体である電気粘性流体(又は電圧の印加により粘弾性
を変化できるゲル状物である電気応答性ゲル)5を封入
して、パイプ状絶縁物2の両端部にはシリコンゴム等か
らなる栓6を嵌着して電気粘性流体5を封止している。
【0008】そして、中央の電極4の外周部には四方に
突出して電極3とのショートを防止するための絶縁材料
からなる突起7を電極4の長手方向に設けている。ま
た、図4に示すように絶縁材料からなる円板状の突起8
を所要の間隔を置いて電極4の外周部に設けてもよい。
更に図5に示すように電極4の外周部に絶縁材料からな
る紐状物9を螺旋状に巻回したり、図6に示すように電
極4の外周部に電気粘性流体(又は電気応答性ゲル)を
含浸した絶縁材料からなるスポンジ状物10を設けても
よい。
【0009】以上のように構成したので、筒状電極3と
中央の電極4との間に電圧を印加することによって電気
粘性流体5の粘性が変化する。これにより、弾性特性が
変化する紐状の弾性可変材料1を得ることができる。そ
して、弾性可変材料1は紐状であるので、種々の形状に
することができる。
【0010】一方、図7に示すように本発明に係る弾性
可変スプリング11は、導電性の中空コイルスプリング
12の内部に線状の電極14を配置し、この電極14を
高圧電源20のプラス電極に接続し、中空コイルスプリ
ング12を高圧電源20のマイナス電極に接続してい
る。このように外部に露出する中空コイルスプリング1
2をマイナス電極に接続することで安全性を高められ
る。
【0011】また、中空コイルスプリング12と電極1
4との間には電気粘性流体(又は電気応答性ゲル)15
を封入して、中空コイルスプリング12の両端部にはシ
リコンゴム等からなる図示しない栓を嵌着して電気粘性
流体15を封止している。
【0012】そして、中央の電極14の外周部には前記
弾性可変材料1と同様に四方に突出して中空コイルスプ
リング12とのショートを防止するための絶縁材料から
なる突起17を電極14の長手方向に設けている。尚、
図4に示すように絶縁材料からなる円板状の突起8を所
要の間隔を置いて電極14の外周部に設けたり、図5や
図6に示すようなショート防止用の構造としてもよい。
【0013】以上のように構成した弾性可変スプリング
11にあっては、中空コイルスプリング12と中央の電
極14との間に電圧を印加することによって電気粘性流
体15の粘性が変化して、弾性特性が変化するので、減
衰力特性を変化させることができる。これにより、例え
ば緩衝器の懸架ばねに適用してばね荷重を変化させて減
衰力を調整することが可能になる。
【0014】尚、実施例にあってはショート防止用の部
材として、電気絶縁性の突起状物、紐状物、スポンジ状
物を挙げたが、その形態は布状等任意であり、またその
配置箇所も電極部分の前面に必ずしも設ける必要はな
く、また電極に固定していなくともよい。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
パイプ状絶縁物の内壁面及び中央部に電極が設けられ、
これら電極間には電気粘性流体又は電気応答性ゲルが封
入され、これらの電極にはショート防止用の部材が設け
られている構成としたので、紐状の弾性可変材料を得る
ことができる。
【0016】また、導電性の中空コイルスプリングの内
部に設けられた電極、電極としての中空コイルスプリン
グの内壁面との間には電気粘性流体又は電気応答性ゲル
が封入され、これらの電極にはショート防止用の部材が
設けられている構成としたので、簡単に減衰力を可変で
きるコイルスプリングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性可変材料の一部破断断面図
【図2】図1の側断面図
【図3】同弾性可変材料の中央電極部の斜視図
【図4】同中央電極部の別実施例を示す斜視図
【図5】同中央電極部の別実施例を示す斜視図
【図6】同中央電極部の別実施例を示す斜視図
【図7】本発明に係る弾性可変スプリングの斜視図
【符号の説明】
1…弾性可変材料、2…パイプ状絶縁物、3…電極、
4,14…中央の電極、5,15…電気粘性流体、6…
栓、7,8,9,10,17…ショート防止用の部材、
11…弾性可変スプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 昭夫 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭化成工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状絶縁物の内壁面及び中央部に電
    極が設けられ、これら電極間に電気粘性流体又は電気応
    答性ゲルが封入され、これら電極間にはショート防止用
    の部材が設けられていることを特徴とする弾性可変材
    料。
  2. 【請求項2】 導電性の中空コイルスプリングの内部に
    設けられた電極と、電極としての中空コイルスプリング
    の内壁面との間に電気粘性流体又は電気応答性ゲルが封
    入され、これら電極間にはショート防止用の部材が設け
    られていることを特徴とする弾性可変スプリング。
JP13325193A 1993-06-03 1993-06-03 弾性可変材料及び弾性可変スプリング Withdrawn JPH06341489A (ja)

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Effective date: 20000905