JP7109777B2 - 触覚提示装置及び触覚提示方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題点を解決すべく、連続的な触覚の提示が可能な触覚提示装置及び触覚提示方法を提供することを目的とする。
本構成によれば、提示面が連続的に伸縮変形するため、連続的に触覚を提示することができる。また、前記触覚提示手段は、複数の弾性体を備え、前記複数の弾性体により形成された前記提示面を、前記張力付与手段が提示する触覚に応じて前記複数の弾性体の中から選択的に張力を付与することにより、より多彩な触覚を提示することができる。また、前記複数の弾性体は、弾性率が異なる構成としたことにより、さらに多彩な触覚を提示することができる。
また、上記課題を解決するための触覚提示方法の形態として、伸縮性を有する弾性体に、人の皮膚を接触させて触覚を提示する提示面を設け、前記提示面を伸縮させて触覚を提示する触覚提示方法であって、提示面を弾性率の異なる複数の弾性体により形成し、複数の弾性体の中から選択的に張力を付与して触覚を提示するようにした。
本形態によれば、提示面が連続的に伸縮変形するため、連続的に触覚を提示することができる。また、前記提示面を複数の弾性体により形成し、前記複数の弾性体の中から選択的に張力を付与して触覚を提示することにより、より多彩な触覚を提示することができる。また、前記複数の弾性体の弾性率を異ならせることにより、さらに多彩な触覚を提示することができる。
図1は、本実施形態に係る触覚提示方法を実施する触覚提示装置の一実施形態を示す図である。
図1に示すように、触覚提示装置1は、触覚提示手段10と、駆動制御手段11とを備える。
触覚提示手段10は、人が手のひらで握ることにより、手のひらに触覚を提示する装置である。触覚提示手段10は、円筒部12と、円筒部の両端を閉塞する端部壁13;13と、円筒部12及び端部壁13;13に囲まれる中空部14とを備える。円筒部12及び端部壁13;13は、伸縮性を有する弾性素材で構成される。本実施形態では、円筒部12及び端部壁13;13は、同一の弾性率を有する素材で構成される。中空部14は、駆動制御手段11と接続され、駆動制御手段11から中空部14に空気を供給することで、図1(b)に示すように円筒部12が膨張し、また、空気を排出することで、図1(a)に示すように円筒部12が収縮するように構成される。
つまり、駆動制御装置は、円筒部12に張力を付与する張力付与手段として機能する。
また、膨張した状態から中空部14から空気を排出することにより、円筒部12が収縮して人に対して広げた手を握りしめるようにする感覚と、円筒部12の収縮により収縮する円筒部12の表面に接触する皮膚が収縮する感覚とを提示することができる。つまり、円筒部12の表面が触覚の提示面として機能する。
図2は、触覚提示手段10の他の形態を示す図である。図2に示す触覚提示手段10は、人が指先で触れることにより、指先に触覚を提示する。同図に示す触覚提示手段10は、弾性率が一様な伸縮する弾性体、例えばゴム片18により構成され、指先を接触させて触覚を提示する提示面10aを備える。ゴム片18の端部には、該ゴム片18に張力を付与、開放する図外の張力付与手段が接続され、図中矢印Xで示す方向に外力Pを加える。この外力Pによりゴム片18が伸縮する。
このように触覚提示手段10を構成し、提示面10aに指先を接触させて触覚提示手段10の伸縮を制御することにより、連続的に伸縮する提示面10aから指先に対して連続的な刺激を与えることができるため、例えば、上述のような指先が移動する触覚を滑らかに提示することができる。
図3は、指先に触覚を提示する場合の触覚提示手段10の他の形態を示す図である。図3(a)に示す触覚提示手段10は、弾性率の同じゴム片18A~18Dを指の幅方向に層状に配置し、独立して指の延長方向に伸縮可能に構成したものである。つまり、触覚提示手段10には、ゴム片18A~18Dにより指先を接触させる提示面10aが形成される。各ゴム片18A~18Dの端部には、独立して各ゴム片18A~18Dに張力を付与、開放する図外の張力付与手段が接続され、図中矢印Xで示す方向に外力Pを加える。この外力Pによりゴム片18A~18Dが伸縮する。
図4は、指先に触覚を提示する場合の触覚提示手段10の他の形態を示す図である。図3では、弾性率の同じ異なるゴム片18A;18B;18C;18Dを指の幅方向に層状に配置したが、ゴム片に限定されない。例えば、図4(a)、(b)の拡大図に示すような編み込みスリーブ19A~19Dを指の幅方向に層状に配置し、各スリーブ19A~19Dを独立して指の延長方向に伸縮可能に構成してもよい。スリーブ19A~19Dの端部には、該スリーブ19A~19Dに個別に張力を付与、開放する図外の張力付与手段が接続され、図中矢印Xで示す方向に外力Pを加える。この張力付与手段による外力Pにより、スリーブ19A~19Dは、図4(b)の拡大図に示すように、外力Pを加えた方向に伸張し、外力Pと直交する方向には収縮する。そして、外力Pを除くことで、図4(a)の拡大図に示すように外力Pを加える前の状態に戻る復元性(弾性)を有する弾性体として機能する素材である。
図5は、本実施形態に係る触覚提示方法を実施するための触覚提示装置1の概略構成図である。図5に示すように、触覚提示装置1は、触覚提示手段10と、弾性力制御手段30と、張力付与手段40と、触覚制御手段50とを備える。
上記実施形態3,4では、指先の幅方向に複数の弾性体を配置し、指先の幅方向に異なる触覚を提示するように触覚提示手段10を構成したが、例えば、図5に示すように構成することにより指先により詳細な触覚を提示することができる。
提示面10aは、各辺に沿って碁盤目状に区画された複数の小領域20を備える。各小領域20は、弾性率が可変に構成される。小領域20は、例えば、流体を封入可能な空間(流体室)として形成され、小領域への加減圧により弾性率が可変に構成される。各小領域20は、弾性力制御手段30と個別に接続され、弾性力制御手段30により流体の加圧や減圧が制御される。例えば、小領域20の大きさは、提示対象の指先の接触面積よりも小さい大きさが好ましい。
各張力付与部40A~40Dは、触覚提示手段10を囲むように触覚提示手段10の周囲に触覚提示手段10の各辺に対して独立して張力を付与可能に設けられている。
図6(a)は、各小領域20の弾性を変化させず、張力付与手段40を駆動して、触覚提示手段10の辺aに+X方向,辺bに-X方向,辺cに+Y方向,辺dに-Y方向の張力を付与することで触覚を提示する動作を示している。
図6(b)は、x方向+側の端部及び-側の端部の所定範囲(グレーで示す範囲)の弾性を、他の部位よりも固くした状態で、各張力付与部40A~40Dを動作させることにより触覚提示手段10の辺aに+X方向,辺bに-X方向,辺cに+Y方向,辺dに-Y方向の張力を付与することで触覚を提示する動作を示している。
図6(c)は、y方向+側の端部及び-側の端部の所定範囲(グレーで示す範囲)の弾性を、他の部位よりも固くした状態で、各張力付与部40A~40Dを動作させることにより触覚提示手段10の辺aに+X方向,辺bに-X方向,辺cに+Y方向,辺dに-Y方向の張力を付与することで触覚を提示する動作を示している。
図6(d)は、x方向+側の端部及び-側の端部の所定範囲(グレーで示す範囲)、及びy方向+側の端部及び-側の端部の所定範囲(グレーで示す範囲)の弾性を、中央部分の弾性よりも固くした状態で、各張力付与部40A~40Dを動作させることにより触覚提示手段10の辺aに+X方向,辺bに-X方向,辺cに+Y方向,辺dに-Y方向の張力を付与することで触覚を提示する動作を示している。
なお、触覚の提示動作は、上記4つに限定されず、各辺に付与する張力に勾配を与えたり、しても良い。
図7に示す触覚提示手段10は、弾性体からなる断面正方形の角筒24を碁盤目状に配置して構成したものである。複数の角筒24を碁盤目状に配置した状態において各角筒24の一端側の開口部には、伸縮性を有する弾性体からなるシート部材26が設けられて閉塞される。シート部材26の弾性率は、角筒24の弾性率よりも小さく設定される。また、各角筒24の他端側は、角筒24の内部に空気を供給、排出するための図外の管が個別に接続される。この図外の管は、例えば、上述の駆動制御手段11の給排制御部11Aと接続される。
さらに、身体が接触した状態で物体を伸び縮みさせて、皮膚を伸縮させることにより、接触個所によって伸縮のタイミングを変えることで物体の搬送や、滑っているような感覚等の触覚を提示することができる。さらに、上述のようにリハビリ等に用いた場合、通常の他動運動にはない刺激を与えることができ、リハビリ効果を増進させることができる。
40 張力付与手段。
Claims (2)
- 伸縮性を有する弾性体からなり、触覚を提示する提示面を有する触覚提示手段と、
提示する触覚に応じて前記触覚提示手段に張力を付与し、前記提示面を伸縮させる張力付与手段と、を備える触覚提示装置であって、
前記触覚提示手段は、弾性率が異なる複数の弾性体を備え、
前記複数の弾性体により形成された前記提示面を、前記張力付与手段が提示する触覚に応じて前記複数の弾性体の中から選択的に張力を付与することを特徴とする触覚提示装置。 - 伸縮性を有する弾性体に、触覚を提示する提示面を設け、前記提示面を伸縮させて触覚を提示する触覚提示方法であって、
前記提示面を弾性率の異なる複数の弾性体により形成し、前記複数の弾性体の中から選択的に張力を付与して触覚を提示することを特徴とする触覚提示方法。
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