JP2004069028A - 動力車輌の変速装置 - Google Patents

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Osamu Hyodo
兵頭 修
Tatsuzo Murakami
村上 達三
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Abstract

【課題】変速動作がスムーズでシンクロ容量も小さくなる変速装置を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン5の回転動力を主クラッチ18を介してその伝動下手に設けた変速装置に伝えて車輪2、3を駆動するように構成した動力車輌1において、機体の前後進切換えを行なう油圧式リバーサ機構20を設けると共に、油圧式リバーサ機構20の伝動上手には油圧式多段変速装置19、又はアクチュエータ46で作動可能なシンクロメッシュ式多段変速装置45を設け、油圧式リバーサ機構20の伝動下手にはアクチュエータ21、22で作動可能な別のシンクロメッシュ式変速装置24を設ける。
【選択図】     図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ノークラッチ操作で多段の変速が行なえるトラクタ等の動力車輌の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の変速装置としては、例えば特開平8−128529号公報に記載されているように主クラッチの伝動下手に油圧式リバーサ機構を設け、その伝動下手にシンクロメッシュ式の主変速装置を設け、さらにその伝動下手にコンスタントメッシュ式の副変速装置を設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来装置の場合、通常は主変速4段、副変速は2段で合計8段の変速が可能であるが、オペレータが主クラッチペダルを踏まないで変速をするノークラッチ操作が可能になるのは主変速の4段のみで、副変速についてはクラッチペダル操作を必要としている。
【0004】
この発明の課題は、4段以上の多段変速をノークラッチ操作で行なうことができ、しかも、変速時の同期に必要なシンクロ容量が小さくて済むシンクロメッシュ式変速機付きの動力車輌を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、エンジン5の回転動力を主クラッチ18を介してその伝動下手に設けた変速装置に伝えて車輪2、3を駆動するように構成した動力車輌1において、走行用伝動経路中に機体の前後進切換えを行なう油圧式リバーサ機構20を設けると共に、油圧式リバーサ機構20の伝動上手には油圧式多段変速装置19、又はアクチュエータ46で作動可能なシンクロメッシュ式多段変速装置45を設け、油圧式リバーサ機構20の伝動下手にはアクチュエータ21、22で作動可能な別のシンクロメッシュ式変速装置24を設けた動力車輌の変速装置の構成とした。
【0006】
請求項2の発明は、油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けた油圧式多段変速装置19が遊星ギヤ式変速装置である請求項1記載の動力車輌の変速装置とした。
【0007】
請求項3の発明は、油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けたシンクロメッシュ式多段変速装置45が高低2段の変速装置である請求項1記載の動力車輌の変速装置とした。
【0008】
上記構成による作用は次のとおりである。
押しボタンスイッチ若しくは操作レバーを操作して油圧リバーサ機構20の伝動上手に設けた油圧式多段変速装置を切換える時、この変速装置は油圧クラッチで構成されるため滑らかに変速が行なわれ、しかもエンジン5近くの回転の高い入力部の近くに変速装置を設けてあるのでクラッチ容量も小さくて済み変速装置全体の構成をコンパクトにすることができる。
【0009】
そして、シンクロメッシュ式変速装置を自動的に切換えるときには、油圧リバーサ機構20が一旦中立にされ、変速完了後に再び油圧リバーサ機構20が接続されるので変速動作がスムーズであると共に同期に必要なシンクロ容量も小さくて済み、ミッション内の変速部の構成をコンパクトにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。
まず、構成から説明すると、動力車輌としての一例を示すトラクタ1は車体の前後部に前輪2、2と後輪3、3を備え、車体前部に搭載したエンジン5の回転動力をミッションケース7内の変速装置によって適宜減速してこれらの前輪2、2と後輪3、3に伝えるように構成している。
【0011】
機体中央のハンドルポスト8にはステアリングハンドル9が支持され、その後方には座席10が設けられている。ステアリングハンドル9の下方には機体の進行方向を前後方向に切換える前後進操作レバー6が設けられている。この前後進操作レバー6を前側に移動させると機体は前進し、後方へ移動させると後進する。
【0012】
座席10の下方にはリフトアーム11、11を回動枢支する油圧シリンダケース12が設けられ、リフトアーム11、11とロワーリンク13、13との間にはリフトロッド15、15が連結され、ここに油圧昇降機構が形成されている。
【0013】
図2及び図3は、この発明に係る変速装置を有するトラクタ1の走行伝動系を表したものである。
まず、図2の構成を説明すると、エンジン5の回転動力は主クラッチ18に伝えられた後、4段の変速が可能な遊星ギヤ式油圧変速装置19、機体の進行方向を切換える油圧式リバーサ機構20、2個の油圧シリンダ21、22を切換えて4段の変速を可能とするシンクロメッシュ式の主変速装置24、2段の変速が可能なコンスタントメッシュ式の副変速装置25に順次伝達され、後輪デフ装置28と最終減速ギヤ機構30を介して後輪3、3を駆動するように構成している。図示は省略するが、前輪2、2へは後輪デフ装置28の伝動上手から動力を分岐させて前輪駆動系を駆動する。
【0014】
また、前記遊星ギヤ式油圧変速装置19は2組の遊星ギヤ機構32、34を前後2段に設けて形成されるものであって、例えば、同図に示すように2つの油圧ピストン33、35が共にOFFの状態では前後のインターナルギヤB1、B2とキャリヤL1、サンギヤA2は夫々同回転となり、減速比は1となってエンジン5側の回転数が、そのまま出力されるようにしている。
【0015】
これ以外に、油圧ピストン33がONで油圧ピストン35がOFFの場合、油圧ピストン33がOFFで油圧ピストン35がONの場合、油圧ピストン33、油圧ピストン35が共にONの場合の、合わせて4通りの組合せにより、ノークラッチ操作で4段の変速が行なえるようにしている。
【0016】
なお、遊星ギヤ式油圧変速装置19の1速から4速までの選択は押しボタン式のスイッチ操作で行なうものであり、座席10横の操作部にスイッチを設けるか、ステアリングハンドル9の近傍に設けるようにすればよい。
【0017】
そして、減速された回転動力はその下手に設けられた油圧式リバーサ機構20に伝達されるように構成している。前側の前進用油圧クラッチ20Fが接続されるとその出力軸37は正転して機体を前進させ、後側の油圧クラッチ20Rが接続されると出力軸37は逆転して機体を後進させる。
【0018】
この油圧式リバーサ機構20の伝動下手に設けられたシンクロメッシュ式主変速装置24は変速レバー若しくはボタンスイッチで操作されるものであり、ここでは副変速レバー27の把手部に設けたスイッチ29により変速を行なうようにしている。即ち、副変速レバー27に設けたアップスイッチ29Uを押すと1段ずつ変速段数が増加し、ダウンスイッチ29Dを押すと1段ずつ変速段数が減少する。変速自体は先に述べたように2つの油圧シリンダ21、22によって行なわれ、前側の油圧シリンダ21によりスライダ39が前側に移動させられると前記出力軸37と変速軸38が直結されて1速、後側に移動させられると主変速の2速が得られ、後側油圧シリンダ22によりスライダ40が前側に移動させられると主変速の3速、後側に移動させられると主変速の4速が得られるように構成している。
【0019】
なお、いずれの場合も主変速装置24を切換えるときは、その直前に設けた油圧式リバーサ機構20をマイコンからなるコントローラの指令により中立位置にし、変速完了後に油圧式リバーサ機構20を接続する構成としている。これら変速時における油圧リバーサ機構20のクラッチを切るタイミングと接続するタイミングも前記コントローラからの指令によって行なわれるものである。
【0020】
また、主変速装置24の後方に設けられた副変速装置25は副変速レバー27を前後方向に操作してスライダ42を操作するものであり、スライダ42を前側に操作すると副変速の高(H)、後側に移動させると低(L)が得られ、このように、遊星ギヤ式油圧変速装置19と主変速装置24と副変速装置25の3組の変速装置の組合せにより前進後進ともに32段の変速が可能となっている。なお、後進側については牽制機構を設けて高速後進を牽制したり、後進変速段数を減らすように構成してもよい。
【0021】
上例においては副変速装置25による2段の変速段を除く16段変速がノークラッチ操作で行なえるため、変速操作が楽になり切り換わりもスムーズになる。
【0022】
そして、油圧式リバース機構20の上手であって、主クラッチ18の直後に遊星ギヤからなる油圧式多段の変速装置19が設けられているので、この変速装置19の切換え時のショックが少なく、クラッチ容量も小さくできる特徴がある。さらにシンクロメッシュ式の主変速装置24もその直前に設けた油圧リバース機構20を一旦中立に戻して変速を行なわせる構成のため、シンクロ容量を小さくでき、従って、ミッションケース7内に変速装置をコンパクトに配設することができるものである。
【0023】
次に図3について説明する。この図3の場合は先に説明した遊星ギヤ式油圧変速装置19に代えて高低2段からなるシンクロメッシュ式の変速装置45を組み込んだものである。副変速装置25は高速・低速・超高速の3段が得られる点で図2の場合と構成が僅かに相違するが、基本的構成が同じか類似する部分については図2と同一符号を付して説明を行なう。
【0024】
油圧式リバーサ機構20の直前に設けたシンクロメッシュ式変速装置45は油圧シリンダ46で切換えられ、押ボタン式の高低選択スイッチを操作することにより、この油圧シリンダ46に作動油が供給若しくは排出され、スライダ48が前後方向に移動させられて高速若しくは低速が選択される。この場合、スイッチ操作がなされると油圧式リバーサ機構20が一旦中立に戻され、変速完了後に再び油圧式リバーサ機構20が接続される。
【0025】
油圧式リバーサ機構20の伝動下手に設けた主変速装置24を操作する場合も同じで、主変速操作用のスイッチボタン29を押すと前記油圧式リバーサ機構20が一旦中立に戻され、変速完了後に再び油圧式リバーサ機構20が接続される。副変速装置25を切換えるときには運転者が主クラッチペダルを踏み込んで主クラッチ18を入切する操作が必要であるが、このような操作に代えて、例えば副変速レバー27による切換え操作が行なわれていることを電気的に検出して、そのときだけ油圧式リバーサ機構20を切り、変速完了後に油圧式リバース機構20を接続するように電気的に制御させる構成としてもよい。
【0026】
この図3においてはスライダ49を前側に移動させると副変速の「高」、後側に移動させると副変速の「低」、スライダ50を前側に移動させると路上速に適した副変速の「超高速」が得られる。
【0027】
図4は、これまで線図で表していたものをより具体化したものであり、図3で示す多段変速装置45の部分に高低2段からなる油圧式変速装置55を組み込み、副変速装置25は2段としたものである。
【0028】
全体的構成を簡単に説明すると主クラッチ18の伝動下手に高低2段の油圧式変速装置55を組み込み、その伝動下手に油圧式リバーサ機構20、その下手に4段の変速が可能なシンクロメッシュ式の主変速装置24と高低2段の変速が可能な副変速装置25を設けている。
【0029】
動力の伝達経路を説明すると、主クラッチ18を介して伝達される動力は出力軸57後端のギヤ58からカウンタ軸59上の前側ギヤ60に伝達され、この前側ギヤ60は油圧式変速装置55の高速ギヤ62と噛み合っている。
【0030】
カウンタ軸59後部に設けたギヤ63は油圧式変速装置55の低速ギヤ6と常時噛み合っている。油圧式変速装置55は常態では中立位置にあり、運転者によってステアリングハンドル9の近傍に設けた高速あるいは低速スイッチがONされると、選択された側の油圧クラッチ55a(55b)が接続されて、高速の回転、または低速の回転がその伝動下手の油圧リバーサ機構20に伝達される。
【0031】
すなわち、前記油圧式変速装置55の出力軸56と同心状に設けられたカウンタ軸67前側のギヤ68が油圧リバーサ機構20の前進ギヤ69に噛合い、後側のギヤ70は図示外の中間ギヤを経由して後進ギヤ72に噛み合っている。従って、前後進操作レバー6を前進側に操作すると前進クラッチ20Fが接続されてその出力軸37は正転方向に回転し、反対に前後進操作レバー6を後進側に操作する後進クラッチ20Rが接続されてその出力軸37が逆転するように構成している。
【0032】
油圧式リバーサ機構20の出力軸37と主変速装置24の変速軸74とは同心状で、且つ軸同士はスプライン嵌合され、変速軸74と平行にカウンタ軸75が設けられている。
【0033】
変速軸74上には4段の変速を可能にする4枚の変速ギヤ76、77、78、79が設けられ、これらに対向してカウンタ軸75上にはカウンタギヤ80、81、82、83が設けられ、4段変速部を構成する各組のギヤ同士が常時噛み合っている。最後部のカウンタギヤ83は2段ギヤ構成であり、このギヤ83はカウンタ軸75上に回転自在に遊嵌され、その小径ギヤ83bが変速軸74上に遊嵌された2段ギヤ85の大径ギヤ85aと噛合うようにしている。
【0034】
2段ギヤ85の小径ギヤ85bはカウンタ軸75に固着されたギヤ87と噛み合っている。このような構成になっているため、主変速装置24の操作スイッチを押して4速を選択すると油圧アクチュエータである油圧シリンダ21によりスライダ88が前側に動かされ、ギヤ76、ギヤ80を順次介して4速の回転がカウンタ軸75後端のギヤ90に伝達される。
【0035】
主変速の3速を選択するとスライダ88が後側に移動させられ、ギヤ77、ギヤ81で減速された動力がギヤ90から取り出される。
【0036】
主変速の2速を選択すると油圧シリンダ22により後側のスライダ89が前側に動かされ、ギヤ78、ギヤ82を介して減速された動力がカウンタ軸75の後端ギヤ90に伝えられる。
【0037】
主変速の1速を選択するとスライダ89が後方に動かされ、ギヤ79、ギヤ83a、ギヤ83b、ギヤ85a、ギヤ85b、ギヤ87を順次介して減速された動力がカウンタ軸75の後端ギヤ90に伝えられる。
【0038】
後端ギヤ90を有するカウンタ軸75に対してその後方に設けられた副変速軸92は同軸芯上で且つ回転自在に遊嵌された状態にあり、副変速軸92上にはスプライン嵌合されて前後に移動可能なスライドギヤ94と、副変速軸92上にあって移動不能な状態で固着された小径ギヤ95とが設けられている。この小径ギヤ95はドライブピニオン軸97上の大径ギヤ98に常時噛合い、ドライブピニオン軸97上には2段ギヤ99が回転自在に遊嵌されている。この2段ギヤ99の大径ギヤ99aは前記カウンタ軸75後端のギヤ90に常時噛み合っている。
【0039】
スライドギヤ94を前方に移動させるとその内側に形成したスプライン溝部と後端ギヤ90側のスプライン山とが係合して副変速の「高」が得られ、ギヤ95、ギヤ98を介して高速の回転動力がドライブピニオン軸97に伝達される。スライドギヤ94を後方に移動させてこれを2段ギヤ99の小径ギヤ99bに噛み合せると、ギヤ90、ギヤ99a、ギヤ99b、ギヤ94、ギヤ95、ギヤ98を順次介して減速された低速の回転がドライブピニオン軸97に伝達される。
【0040】
上記実施例においては主変速装置24のスライダ88、89が操作されるときにはその直前に設けた油圧式リバーサ機構20が中立位置になり、変速完了後に再び元の位置に復帰されるように電気的に制御されるものである。
【0041】
なお、図4において、符号100は前輪動力を取り出すためのカウンタギヤであって、このカウンタギヤ100はPTO駆動軸101上に回転自在に遊嵌され、前記大径ギヤ98に噛合っている。
【0042】
カウンタギヤ100と前輪駆動軸103上のギヤ104とは常時噛合い、前輪駆動軸103上には前輪増速機構105が設けられている。
【0043】
前輪増速機構105は従来周知の構成であり、ステアリングハンドル9操作と連動されていて、作業中で旋回時のみ前輪増速クラッチ105bが接続されて前輪2が高速で回され、直進中は低速クラッチ105aが接続されて前輪と後輪が略同速で回転するものである。
【0044】
図5について説明する。この伝動機構は図4に記載したミッションケース7をそのまま共用化して廉価型の変速装置を組み込んだ例を開示したものである。
【0045】
即ち、ミッションケースの外形はほとんど同じものとし、支持壁等については一部加工を施し、素材の共用化を図って製造コストを下げたものである。
【0046】
廉価な形態とするために、主クラッチ18の伝動下手に油圧式リバーサ機構20を設け、その伝動下手にはコンスタントメッシュ式の高低2段の変速装置120と、4段変速が可能なコンスタントメッシュ式主変速装置24と4段の変速が可能な副変速装置25とを組み込んだものである。
【0047】
図5の構成を詳細に説明すると、主クラッチ18を介して伝達される出力軸57の後端に設けたギヤ58からカウンタ軸108前側のギヤ109を介して油圧式リバーサ機構20の前進ギヤ110に動力が伝達される。カウンタ軸108後側のギヤ111はアイドル軸112上のギヤ114を介して後進ギヤ115に噛合う。従って、前進クラッチ20Fが作動するとその出力軸116に正転方向の回転が伝えられ、後進クラッチ20Rが作動すると出力軸116には逆転方向の回転が与えられる。
【0048】
この出力軸116の回転はその伝動下手に設けた高低2段の変速装置120に伝えられる。変速装置120は出力軸116延長線上に設けられたカウンタ軸121と変速軸122との間に設けられた2組のギヤ群によって構成され、具体的には、カウンタ軸121前側の大径ギヤ124と変速軸122上に回転自在に遊嵌された小径ギヤ126とが噛合い、変速軸122後部に遊嵌された大径ギヤ128とカウンタ軸121後部のギヤ129とが常時噛み合っている。変速軸122上のスライダ130を前後に動かすことによって高低2段の変速が行なえる。
【0049】
なお、この変速装置120は手動操作レバーによって操作されるものであり、手動操作レバーを前後方向に動かすことによってスライダ130が前後に移動させられる。
【0050】
また、前記変速軸122には筒状のカップリング132を介して主変速装置24のカウンタ軸134が一体的に連結されている。このカウンタ軸134には4枚のギヤ136、137、138、139が前側からこの順番で固着されている。
【0051】
一方、カウンタ軸134と平行に設けられた主変速軸140上には4枚のギヤ141、142、143、144が回転自由に遊嵌され(ギヤ141の上にギヤ142が遊嵌され、ギヤ144の上にギヤ143が遊嵌される)ギヤ136とギヤ141が噛み合って主変速の3速、ギヤ137とギヤ142が噛み合って主変速の4速、ギヤ138とギヤ143が噛み合って主変速の1速、ギヤ139とギヤ144が噛み合って主変速の2速の変速ギヤ部を形成している。前記主変速軸140の中央に置かれたスライダ150を前後方向に直線的に移動させることによって4段の直線シフト機構が得られる(図8参照)。
【0052】
前記ギヤ141、142、143、144の内側にはスライダ150のスプライン溝が噛合う歯部141a、142a、143a、144aが夫々設けられており、4速ギヤ142の歯部142aと3速ギヤ141の歯部141aは、3速ギヤ141の歯部141aの方が4速ギヤ142の歯部142aよりも後方に位置するように構成している。2速、1速についても同様である。
即ち、1速ギヤ143の歯部143aの方が2速ギヤ144の歯部144aよりも後方に位置するようにしている。
【0053】
このような構成により、スライダ150を前側から後側へ向けて順次移動させると、主変速の4速、3速、2速、1速がこの順番で得られるのである。
【0054】
また、主変速軸140の後端には小径ギヤ146が設けられ、この小径ギヤ146はドライブピニオン軸158上の大径ギヤ148に常時噛み合っている。この大径ギヤ148の後方には大径ギヤ148と一体で回転する小径ギヤ156が設けられ、前記変速ギヤ153を前方に移動させてその内周部に形成したスプライン溝部を前記小径ギヤ146後部のスプライン歯部に噛み合せると高速側の回転が副変速軸152側に伝わり、変速ギヤ153を後方に移動させるとギヤ146、ギヤ148、ギヤ156、ギヤ153を順次介して副変速軸152に減速した低速回転を与える。
【0055】
そして、この副変速軸152上をスライドする後側の変速ギヤ154を更に前後に移動させることによってその小径ギヤ154aと大径ギヤ154bがドライブピニオン158に固着された2段ギヤ160の大径ギヤ160a又は小径ギヤ160bに択一的に噛合うようにしている。
【0056】
このようにして高低2段の変速装置120と4段変速可能な主変速装置24と4段変速可能な副変速装置25とによって合計32段が得られるようにしている。
【0057】
なお、この図5に示すミッションの場合全ての変速は機械的に行なうものであって、主クラッチ18操作を伴うものである。前輪駆動系については図4の場合と同じであるから説明は省略するものとする。
【0058】
以上図4、図5のミッション構成からわかるように同じミッションケース7であって変速装置の形態と各変速装置の組付位置を変更することによって自動変速用と手動変速用とに簡単に仕様変更できるものである。
【0059】
図4に示すようにシンクロメッシュ式変速装置24の直前に油圧リバーサ機構20を設け、主変速装置24の変速時にはこの油圧リバーサ機構20を中立にして変速を行なわせるように電気回路を組んでいるので、シンクロの慣性モーメントを低くすることができる。
【0060】
また、図5に示すように、いわゆるメカ式変速装置の場合には、油圧リバーサ20の配設位置を主クラッチ18に近い前側に移動させて、エンジン5入力部に近い箇所に設けるようにしたので、入力トルクを低く抑えることができ、これにより、油圧リバース機構20を構成する油圧クラッチのライニングの枚数を減少させ、小さな油圧クラッチを構成することができるのである。
【0061】
最後にミッションで改良を加えた他の構成について説明する。
図6は主変速装置24と副変速装置25を前後に直列に設ける場合にあたってそのギヤの枚数を減らして製造コストを削減した例である。更に詳述すると、シンクロメッシュ式主変速装置24を4段変速方式とし、最後部に設けた変速ギヤを副変速装置の「高」切換えにも利用したものである。
【0062】
油圧式リバーサ機構20の伝動下手に主変速軸170とカウンタ軸172が平行に軸架されており、更に主変速軸170は前部主変速軸170aと後部主変速軸170bとからなり、後部後部主変速軸170bは前部主変速軸170aに対してフリーな状態で回転自在に支持されている。そして、変速軸170には5枚の変速ギヤ173、174、175、176、177が前から順に設けられ、カウンタ軸172側にも5枚のギヤ180、181、182、183、184が設けられ、これらが対となって変速ギヤ部を構成している。
【0063】
変速ギヤ173とギヤ180が噛み合って主変速の1速のギヤの組合せをなし、変速ギヤ174とギヤ181が噛み合って主変速の2速、変速ギヤ175とギヤ182が噛み合って主変速の3速、変速ギヤ176とギヤ183が噛み合って主変速の4速、又は副変速の「高」を構成し、変速ギヤ177とギヤ184が噛み合って副変速の「低」を構成している。
【0064】
従って、前側のスライダ190が前方に移動すると、主変速の1速、スライダ190が後方に移動すると主変速の2速、中央のスライダ192が前方に移動すると主変速の3速、後方に移動すると主変速の4速が得られる。
【0065】
そして、その後方に設けられた後側のスライダ194を前方に移動させると副変速の「高」が得られ、後方に移動させると副変速の「低」が得られるように構成している。主変速4段と副変速2段、合わせて8段の変速が5枚の変速ギヤと5枚のカウンタギヤの組合せで得られるようになっており、従来方式に比べて2枚のギヤを減らすことができてコスト低減型の設計になっている。
【0066】
主変速4段と副変速2段の掛け合わせ8段変速の出力は後部主変速軸170b後端のギヤ195から取り出され、その伝動下手の後輪駆動系と前輪駆動系に動力が伝えられる。
【0067】
図7は高速対応化に適した変速装置の構成を開示したものである。即ち、圃場内での作業を主体とするトラクタとはいえ、圃場間移動、あるいは路上を走行するときには高速で走行できることが作業能率向上の面からも望ましい。
【0068】
主変速装置と副変速装置のギヤ比を全体的に高速走行向きにすることもできるが、そうすると作業に使える作業速が少なくなって作業性が悪くなる不具合が生じる。
そこで、ここで説明するものは、従来のミッション構造をそのまま残して副変速装置の一部にのみ改良を加え、高速走行を可能にしたものである。
【0069】
図7の構成について説明する。
エンジン5の回転を主クラッチ18、高低2段のシンクロメッシュ式変速装置200、油圧式リバーサ機構20、4段変速可能な主変速装置24に伝え、更に伝動下手に設けた3段変速可能な副変速装置201に伝える。
【0070】
主変速装置24の変速軸202後端には副変速装置201のカウンタ軸203に動力を伝える大径ギヤ204が固着されている。大径ギヤ204には小径ギヤ205が噛合う。カウンタ軸203上には大径ギヤ208aと小径ギヤ208bを有する2段ギヤ208が回転自在に遊嵌されている。この2段ギヤ208の各ギヤ208a、208bはドライブピニオン軸210上で遊嵌されているギヤ211、212と噛み合っている。
【0071】
スライダ214を前方に移動させると副変速装置が「高」に切り換わり、反対にスライダ214を後方に移動させるとギヤ211、208a、208b、212を順次経て低速の回転がドライブピニオン軸210に伝達される。
【0072】
前記カウンタ軸203には後端に大径ギヤ216が固着されており、このギヤ216はドライブピニオン軸210に遊嵌された小径ギヤ218に噛み合っている。後側のスライダ220を前方に移動させると、この小径ギヤ218の歯部にスライダ220が係合し、ドライブピニオン軸210に超高速の回転を伝える。この場合の速度は副変速装置の「高」の速度よりも遥かに速く、15km/h程度の路上走行に適した速度となるようにギヤ比が設定されている。
【0073】
次に図8について説明する。この図8は先に説明した図5の直線シフト部分を拡大したものでスライダ150の内周部に形成した前後2つの歯部150a、150aに斜めのカット150c(図10)を入れてスライダ150移動時の引っ掛かりをなくしたものである。
【0074】
図5では説明を省略したが、主変速軸140には、この軸140と一体で回転するボス250がスプライン嵌合されており、このボス250の外周には軸芯方向に沿ってスプライン250aが設けられている。スライダ150はこのスプライン250a上を前後に摺動して各ギヤによる変速動力を変速軸140側に伝える。このときスライダ150の内周前後両端には回転動力を伝える歯部150a、150aが間隔をあけて形成されるが、スライダ150の前側の歯部150aがギヤ142側の歯部(スプライン山)142aに係合したとき、スライダ150の後側の歯部150aがボス250のスプラインに係合した状態になっており、スライダ150の前後の歯部150a、150aに挟まれたギヤ141の歯部141aには噛み合わないようになっている。スライダ150を中立の状態から前方に移動させて、あるいは後方に移動させて変速操作する場合には各ギヤの歯部にはチャンファリングがしてあるのでスムーズな変速が行なえるのであるが、スライダ150を4速から3速に移動させる場合と、1速から2速にする場合、スライダ150の内周は図9の150dで示すように無加工でストレート形状になっていたためにこのスライダ150が引っ掛かり易く変速が重かったりこじれたりすることがあった。そこで、スライダ150内周に設けた歯部の加工を図10に示すように斜めにしてテーパ部150cを形成して変速時の引っ掛かりをなくすようにしたのである。このように構成することによって4速から3速、または1速から2速に変速する場合のスライダ150の引っ掛かりがなくなる。
【0075】
図11はカップリング部の構成を開示したものである。従来、油圧式リバーサ機構20後方の主変速装置側の軸259に動力を伝達する際にカップリング260を介して伝えるようにしていたが、このときベアリング261と油圧式リバーサ機構20側のギヤとの間にはスラストカラー262を入れている。
このようにスラストカラー262とカップリング260とを別々に構成すると部品点数が増えるだけでなく管理コストも増加する問題点がある。
【0076】
図12はスラストカラー262とカップリング260とを一体化して部品の製造コストと管理コストを引き下げたものである。
【0077】
【発明の効果】
この発明は、次のように構成したので、以下のような効果を奏する。
請求項1の発明は、エンジン5の回転動力を主クラッチ18を介してその伝動下手に設けた変速装置に伝えて車輪2、3を駆動するように構成した動力車輌1において、走行用伝動経路中に機体の前後進切換えを行なう油圧式リバーサ機構20を設けると共に、油圧式リバーサ機構20の伝動上手には油圧式多段変速装置19、又はアクチュエータ46で作動可能なシンクロメッシュ式多段変速装置45を設け、油圧式リバーサ機構20の伝動下手にはアクチュエータ21、22で作動可能な別のシンクロメッシュ式変速装置24を設けたので、クラッチペダルを踏まないで4段以上の多段の変速を迅速、且つスムーズに行なうことができる。しかも、変速動作はショックがなく滑らかであり油圧リバーサ機構20の後方に設けられる主変速装置のシンクロ容量を小さくでき、変速装置全体の構成をコンパクトにすることができるものである。
【0078】
また、請求項2では、油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けた油圧式多段変速装置19を遊星ギヤ式変速装置としたので、切り換わりの際のショックが少なく滑らかに変速がなされる。
【0079】
請求項3では、油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けたシンクロメッシュ式多段変速装置45を高低2段の変速装置としたので、構成が簡潔でありながらも前後進ともに4段以上の多段のノークラッチ変速が可能となり、操作性に優れ、作業性も向上する特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を拡大して示すトラクタの側面図である。
【図2】動力伝達線図である。
【図3】動力伝達線図である。
【図4】ミッションケースの断面図である。
【図5】ミッションケースの断面図である。
【図6】別形態のミッションケースの断面図である。
【図7】動力伝達線図である。
【図8】直線シフト部分を拡大した変速部の断面図である。
【図9】従来の加工を用いて製作したスライダ歯部の側面と底面の関係を示した図である。
【図10】図9を改良したものの側面と底面の関係を示した図である。
【図11】従来のカップリング方法による接合部の断面図である。
【図12】図11を改良した図である。
【符号の説明】
1 トラクタ           2 前輪
3 後輪             5 エンジン
6 前後進操作レバー       7 ミッションケース
8 ハンドルポスト        9 ステアリングハンドル
10 座席            11 リフトアーム
12 油圧シリンダケース     13 ロワーリンク
15 リフトロッド        18 主クラッチ
19 遊星ギヤ式油圧変速装置   20 油圧式リバーサ機構
21、22 油圧シリンダ     24 主変速装置
25 副変速装置         27 副変速レバー
29 スイッチ          28 後輪デフ装置
30 最終減速ギヤ機構      32、34 遊星ギヤ機構
33、35 油圧ピストン     37 出力軸
38 変速軸           39、40、42 スライダ
45 シンクロメッシュ式変速装置 46 油圧シリンダ
49、50 スライダ       55 油圧式変速装置
56、57 出力軸        58 ギヤ
59 カウンタ軸
60、62、65、68、69、70 ギヤ
74 変速軸           75 カウンタ軸
76、77、78、79、80、81、82、83 ギヤ
85、87、90 ギヤ      88、89 スライダ
92 副変速軸
94、95、98、99、100 ギヤ
97 ドライブピニオン軸     101 PTO駆動軸
103 前輪駆動軸        104 ギヤ
105 前輪増速機構       108 カウンタ軸
109、110、111、114 ギヤ
116 出力軸          120 変速装置
121 カウンタ軸        122 変速軸
124、126、128、129 ギヤ
130 スライダ         132 カップリング
134 カウンタ軸
136、137、138、139 ギヤ
140 主変速軸
141、142、142、144、146、148 ギヤ
150 スライダ         152 副変速軸
153、154、156 ギヤ   158 ドライブピニオン軸
160 ギヤ           170 主変速軸
172 カウンタ軸
173、174、175、176、177 ギヤ
180、181、182、183、184 ギヤ
190、192、194 スライダ
200 シンクロメッシュ式変速装置
201 副変速装置        203 カウンタ軸
204、205、208 ギヤ   210 ドライブピニオン軸
211、212、 ギヤ      214 スライダ
216、218 ギヤ       220 スライダ
250 ボス           259 軸
260 カップリング       261 ベアリング
262 スラストカラー

Claims (3)

  1. エンジン5の回転動力を主クラッチ18を介してその伝動下手に設けた変速装置に伝えて車輪2、3を駆動するように構成した動力車輌1において、
    走行用伝動経路中に機体の前後進切換えを行なう油圧式リバーサ機構20を設けると共に、油圧式リバーサ機構20の伝動上手には油圧式多段変速装置19、又はアクチュエータ46で作動可能なシンクロメッシュ式多段変速装置45を設け、油圧式リバーサ機構20の伝動下手にはアクチュエータ21、22で作動可能な別のシンクロメッシュ式変速装置24を設けたことを特徴とする動力車輌の変速装置。
  2. 油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けた油圧式多段変速装置19が遊星ギヤ式変速装置であることを特徴とする請求項1記載の動力車輌の変速装置。
  3. 油圧式リバーサ機構20の伝動上手に設けたシンクロメッシュ式多段変速装置45が高低2段の変速装置であることを特徴とする請求項1記載の動力車輌の変速装置。
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