JP2004067419A - 硬化性ポリマーセメント組成物 - Google Patents

硬化性ポリマーセメント組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】実用上十分な可使時間を持ち、低温硬化性に優れる硬化性ポリマーセメント組成物を提供すること。
【解決手段】ポリオール、触媒、ポリイソシアネート、セメント、骨材及び水を含有してなる硬化性ポリマーセメント組成物において、触媒として下記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを用いることを特徴とする硬化性ポリマーセメント組成物。
【化1】
Figure 2004067419

【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実用上十分な可使時間を持ち、かつ低温硬化性に優れた硬化物を提供することができ、特に硬質の床材又は床仕上げ材に好適に使用できる硬化性ポリマーセメント組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
硬質の床仕上材としては、一般にエポキシ樹脂及びウレタン樹脂が用いられている。エポキシ樹脂は、高硬度でかつ美しい塗面が得られるが、フレキシビリティーに欠け、また一般にアミンを使用するため皮膚に障害を与えるおそれがあるため好ましくない。また、ウレタン樹脂は、フレキシビリティーに富みかつ低温時の硬化性も優れているが、十分な硬度が得られず、また発泡を生じやすい等の欠点を有している。
【0003】
これらの問題を解決するために、例えば特開昭57−92015号公報には、ポリメチレンフェニルポリイソシアネートからなるNCO成分並びにビスフェノール類のオキシアルキレンエーテル及びひまし油等の水酸基当量200〜2000の高分子ポリオールからなる活性成分を必須成分としたポリウレタン系の硬質の床仕上用組成物が提案されているが、該組成物は硬化速度が遅くて十分な硬度が得られず、耐薬品性にも劣るものであった。また、特開平10−77402号公報には、エステル構造を持つポリオール及びエステル構造を持たないポリオールの併用によるポリオール樹脂組成物が提案されているが、該組成物は、耐薬品性はある程度改良されたが、硬度が不十分であった。さらに特開平11−79820号公報には、水硬化性セメント、骨材、イソシアネート化合物、水、3級アミン化合物触媒及び活性水素を必須成分とするポリウレタン系セメント組成物が提案されている。該組成物においては、3級アミン化合物としてアルコールアミン化合物を配合して低温硬化性を調整しているが、未だ満足できるものは得られていない。
【0004】
従って、本発明の目的は、実用上十分な可使時間を持ち、低温硬化性に優れる硬化性ポリマーセメント組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、ポリオール、触媒、ポリイソシアネート、セメント、骨材及び水を含有してなる硬化性ポリマーセメント組成物において、触媒として特定の構造を有するイミダゾール化合物とジモルホリノジエチルエーテルを用いること特徴とした硬化性ポリマーセメント組成物が上記目的を達成し得ることを知見し、本発明に到達した。
【0007】
即ち、本発明は、ポリオール、触媒、ポリイソシアネート、セメント、骨材及び水を含有してなる硬化性ポリマーセメント組成物において、触媒として下記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを用いることを特徴とする硬化性ポリマーセメント組成物を提供するものである。
【0008】
【化5】
Figure 2004067419
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物について詳細に説明する。
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物は、触媒として、上記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを用いることを特徴とするものである。
【0010】
上記一般式(1)中、R、R、R及びRで表される炭素原子数1〜18のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、第三オクチル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル等の基が挙げられ、これらは不飽和結合を有していてもよい。R、R及びRで表されるアリール基としては、フェニル、ナフチル等の基が挙げられ、これらは上記に例示したアルキル基によって1〜4置換されていてもよい。
【0011】
上記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物としては、例えば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール等が挙げられる。これらの中でも、特に、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール及び2−エチル−4−メチルイミダゾールが、ポリオール等の樹脂との溶解性が優れるため好ましい。上記イミダゾール化合物の市販品としては、東ソーの「TOYOCAT」シリーズ、四国化成の「キュアゾール」シリーズ等が挙げられる。
【0012】
また、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物においては、触媒として、ジモルホリノジエチルエーテルが、上記イミダゾール化合物と併用される。ジモルホリノジエチルエーテルの市販品としては、サンテクノケミカル(株)の「JEFFCAT」等が挙げられる。
【0013】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物において使用されるイミダゾール化合物とジモルホリノジエチルエーテルの添加量は、後述するポリオール水分散体100質量部に対して、イミダゾール化合物とジモルホリノジエチルエーテルとの合計量が、好ましくは0.01〜2質量部であり、更に好ましくは0.05〜1質量部である。
また、イミダゾール化合物とジモルホリノジエチルエーテルとの比率(前者:後者、質量基準)は、好ましくは3:7〜7:3、さらに好ましくは4:6〜6:4である。
【0014】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物に用いられるポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、2−メチル−1,3−プロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−オクタデカンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子量ポリオール、アンモニア及びメチルアミン、エチルアミン、アニリン、フェニレンジアミン、イソホロンジアミン等の活性水素を2個以上有する低分子量アミン化合物のエチレンオキシド重付加物又はエチレンオキサイド/プロピレンオキシド共重付加物、ひまし油系ポリオール、ポリエンポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリシリコンポリオール等の高分子量ポリオール等が挙げられる。
【0015】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物においては、ポリオールとして、下記一般式(2)で表されるビスフェノール骨格をもつポリオール(A)及び/又はエポキシ化合物に活性水素化合物を反応させて得られるエポキシ開環ポリオール(B)を用いることが好ましく、ポリオール(A)及び/又はエポキシ開環ポリオール(B)と、ひまし油系ポリオール又はポリエンポリオールとを併用することがさらに好ましい。ひまし油系ポリオールとしては、ひまし油及びその誘導体、例えば、ひまし油脂肪酸のジグリセライド、モノグリセライド及びそれらの混合物が挙げられる。また、ポリエンポリオールとしては、ポリブタジエンポリオール及びポリクロロプレンポリオール等が挙げられる。
【0016】
【化6】
Figure 2004067419
【0017】
ポリオール(A)を表す上記一般式(2)において、R及びRで示される炭素原子数2〜4のアルキレン基としては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等が挙げられ、Rで示される炭素原子数1〜8のアルキリデン基としては、例えば、メチレン、エチリデン、プロピリデン、ブチリデン、ペンチリデン、ヘキシリデン、ヘプチリデン、オクチリデン等が挙げられる。
【0018】
エポキシ開環ポリオール(B)は、エポキシ化合物に活性水素化合物を反応させて得られるものであるが、該エポキシ化合物としては、エポキシ基を1個有するモノエポキシタイプのエポキシ化合物とエポキシ基を2個以上有するポリエポキシタイプのエポキシ化合物が挙げられる。
【0019】
モノエポキシタイプのエポキシ化合物としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、1,4−ブチレンオキサイド等のα−オレフィンオキサイド;シクロヘキセンオキサイド;エピクロルヒドリン;グリシドール;アリルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル等の1価の脂肪族アルコールのグリシジルエーテル化合物;フェノール、4−メチルフェノール、4−第三ブチルフェノール、2,4−ジ第三ブチルフェノール等の1価のフェノール化合物のグリシジルエーテル化合物;12−ヒドロキシステアリン酸グリシジルエステル、リシノール酸グリシジルエステル、2,2−ジメチルオクタン酸グリシジルエステル等の脂肪族カルボン酸又は芳香族のカルボン酸のグリシジルエステル化合物が挙げられ、市販品としては、例えば、アデカグリシドールED−501、ED−502、ED−509、ED−518、ED−529(商品名、いずれも旭電化工業(株)製)、エピオールA、エピオールB、エピオールOH、エピオールP、エピオールM、エピオールEH、ブレンマーG(商品名、いずれも日本油脂(株)製)等が挙げられる。
【0020】
ポリエポキシタイプのエポキシ化合物としては、例えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ピロカテコール、フロログルクシノール等の単核多価フェノール化合物のポリグリシジルエーテル化合物;ジヒドロキシナフタレン、ビフェノール、メチレンビスフェノール(ビスフェノールF)、メチレンビス(オルトクレゾール)、エチリデンビスフェノール、イソプロピリデンビスフェノール(ビスフェノールA)、イソプロピリデンビス(オルトクレゾール)、テトラブロモビスフェノールA、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミルベンゼン)、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミルベンゼン)、1,1,3−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,2,2−テトラ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、チオビスフェノール、スルホビスフェノール、オキシビスフェノール、フェノールノボラック、オルソクレゾールノボラック、エチルフェノールノボラック、ブチルフェノールノボラック、オクチルフェノールノボラック、レゾルシンノボラック、テルペンジフェノール等の多核多価フェノール化合物のポリグリジルエーテル化合物;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ポリグリコール、チオジグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ビスフェノールA−エチレンオキシド付加物等の多価アルコール類のポリグリシジルエーテル;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、コハク酸、グルタル酸、スベリン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸、トリマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸等の脂肪族、芳香族又は脂環族多塩基酸のグリシジルエステル類及びグリシジルメタクリレートの単独重合体又は共重合体;N,N−ジグリシジルアニリン、ビス(4−(N−メチル−N−グリシジルアミノ)フェニル)メタン等のグリシジルアミノ基を有するエポキシ化合物、ビニルシクロヘキセンジオキサイド等が挙げられる。市販品としては、例えば、アデカグリシロールED−503、ED−506、ED−513、ED−523、ED−612、ED−505、ED−507、アデカレジンEP−4000、EP−4005、EP−4085、EP−4000S、EP−4080S、EP−4085S(商品名、いずれも旭電化工業(株)製)等が挙げられる。
【0021】
エポキシ開環ポリオール(B)に用いられるエポキシ化合物としては、これらのエポキシ化合物の中でも、下記一般式(3)で表されるエポキシ化合物及びビスフェノール骨格をもつエポキシ化合物が好ましく、ビスフェノール骨格をもつエポキシ化合物としては、下記一般式(4)で表されるものが特に好ましい。
【0022】
【化7】
Figure 2004067419
【0023】
【化8】
Figure 2004067419
【0024】
上記一般式(3)において、Yで表される炭素原子数1〜18のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル等が挙げられる。炭素原子数6〜30のアリール基としては、フェニル、ナフチル、メチルフェニル、イソプロピルフェニル、ブチルフェニル、イソブチルフェニル、第三ブチルフェニル、ヘキシルフェニル、シクロヘキシルフェニル、オクチルフェニル、2−エチルヘキシルフェニル、ステアリルフェニル、ジメチルフェニル、ジエチルフェニル、ジ第三ブチルフェニル、ジ第三ペンチルフェニル、ジ第三オクチルフェニル、ビニルフェニル、プロペニルフェニル、オクテニルフェニル、ペンタデカンジエニルフェニル、ジクミルフェニル、ビフェニル、トリメチルフェニル(以上の置換フェニル基の置換位置は任意である。)、ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等が挙げられる。Y’で表される炭素原子数1〜8のアルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロピレン、1−メチルエチレン、2−メチルエチレン、ブチレン、1−メチルプロピレン、2−メチルプロピレン、3−メチルプロピレン、1,2−ジメチルプロピレン、1,3−ジメチルプロピレン、1−メチルブチレン、2−メチルブチレン、3−ジメチルブチレン、4−メチルブチレン、2,4−ジメチルブチレン、1,3−ジメチルブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン等が挙げられる。
【0025】
上記一般式(4)において、R及びRで表される炭素原子数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシルが挙げられる。
【0026】
エポキシ開環ポリオール(B)を得る際に上記エポキシ化合物に反応させる活性水素化合物としては、アミン化合物、カルボキシル基をもつ化合物、ポリカルボン酸、ポリオール化合物等が挙げられる。
【0027】
上記アミン化合物としては、ジブチルアミン、ジオクチルアミン等のジアルキルアミン化合物;メチルエタノールアミン、ブチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジメチルアミノプロピルエタノールアミン等のアルカノールアミン化合物;モルホリン、ピペリジン、4−メチルピペラジン等の複素環式アミン化合物が挙げられ、特に、ジアルカノールアミン化合物を用いた場合に特性の優れたポリオールが得られるので好ましい。
【0028】
上記のカルボキシル基を有する化合物としては、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、2,2−ジメチルブタン酸、2,2−ジメチルペンタン酸、2,2−ジメチルヘキサン酸、2,2−ジメチルオクタン酸、2,2−ジメチルノナン酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、乳酸、酪酸、オクチル酸、リシノール酸、ラウリン酸、安息香酸、トルイル酸、桂皮酸、フェニル酢酸、シクロヘキサンカルボン酸等の脂肪族、芳香族又は脂環式モノカルボン酸が挙げられ、特に、2,2−ジメチロールプロピオン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、乳酸等のアルコール性水酸基を有するカルボン酸又はひまし油脂肪酸等のアルコール性水酸基を含有する脂肪酸混合物を用いた場合に特性の優れたポリオールが得られるので好ましい。
【0029】
上記ポリカルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ダイマー酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ酸、さらにヒドロキシポリカルボン酸等が挙げられる。
【0030】
上記ポリオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、2−メチル−1,3−プロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−オクタデカンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオールが挙げられる。
【0031】
エポキシ開環ポリオール(B)を得る際の上記エポキシ化合物と上記活性水素化合物との反応比率は、エポキシ基に対する活性水素の数が、好ましくは0.7〜1.1個、更に好ましくは0.9〜1.0個となる比率とする。
【0032】
エポキシ基に対する活性水素の数が、0.7個未満の場合は、エポキシ開環ポリオール(B)中に未反応のエポキシ基が多量に残存することになり、また1.1個を超える場合は、未反応の活性水素化合物が残存することになり、無駄であるばかりでなく、硬化皮膜を形成させた場合に皮膜の特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0033】
上記エポキシ化合物に上記活性水素化合物を付加させる方法としては、通常の方法を採用することができ、例えば、三級アミン化合物、ホスホニウム塩等の周知の触媒の存在下に、両者を60〜200℃に加熱し、3〜10時間反応させる方法を用いることができる。
【0034】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物において使用されるポリイソシアネートとしては、脂肪族、脂環式及び芳香族ポリイソシアネート、三官能以上のポリイソシアネート、その他変性ポリイソシアネート等が挙げられる。
【0035】
上記脂肪族ポリイソシアネートとしては、テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4(2,2,4)−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リシンジイソシアネート等が挙げられる。
【0036】
上記脂環式ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、トランス−1,4−シクロヘキシルジイソシアネート(水添MDI)、2,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートエスエル、ノルボルネンジイソシアネートが挙げられる。
【0037】
上記芳香族ポリイソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4−MDI)、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,2’−MDI)、p−フェニレンジイソシアネート(PPDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート(NDI)、3、3’−ジメチルジフェニル−4、4’−ジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等が挙げられる。
【0038】
三官能以上のポリイソシアネートとしては、ポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート(クルード−MDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、1−メチルベンゾール−2,4,6−トリイソシアネート、ジメチルトリフェニルメタンテトライソシアネート等が挙げられる。
【0039】
上記に挙げたポリイソシアネートは、カルボジイミド変性、イソシアヌレート変成、ビウレット変性等の変性物の形で用いてもよく、各種ブロッキング剤によってブロックされたブロックイソシアネートの形で用いてもよい。
【0040】
上記に挙げたポリイソシアネートは、単独で又は数種類を併用して用いることができる。
【0041】
上記ポリイソシアネートは、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物において、上記ポリオールの水酸基1個あたり、該ポリイソシアネートのイソシアネート基が、好ましくは0.4〜15個、更に好ましくは0.7〜6個となるように使用される。上記ポリイソシアネートのイソシアネート基が、ポリオールの水酸基1個あたり0.4個未満の場合には、未反応の水酸基が多量に残存することになり、硬化被膜の機械的特性が不十分となるおそれがあるばかりではなく、耐水性に悪影響を及ぼす場合もあり、上記ポリイソシアネートのイソシアネート基がポリオールの水酸基1個あたり15個を超えても無駄であるばかりではなく、発泡してしまうおそれがあるため好ましくない。
【0042】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物は、ポリオール及び水とポリイソシアネートとの硬化反応、並びに水とセメントとの硬化反応により硬化するもので、床材又は床仕上材として、最適な硬化速度及び化状態を与えるものである。
【0043】
上記セメントとしては、水と混和して使用され、その後、存在する水を消費して起こる物理的又は化学的変化の結果として硬化あるいは凝結する無機構造材料を指す。
上記セメントとしては、例えば、ホワイトセメント(白セメント)、ポルトランドセメント(普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント)フライアッシュセメント、高炉セメント、高いアルミナ含量を特徴とする迅速硬化型セメント、珪酸二カルシウムとアルミノ亜鉄酸四カルシウムの含有率が高く、珪酸三カルシウムとアルミン酸三カルシウムの含有率が低いことを特徴とする低熱セメント、珪酸三カルシウムと珪酸二カルシウムの含有率が非常に高く、アルミン酸三カルシウムとアルミノ亜鉄酸四カルシウムの含有率が非常に低いことを特徴とする耐硫酸塩セメント、ポルトランドセメントクリンカーと顆粒状鉱滓との混合物であることを特徴とするポルトランドブラストファーネースセメント、ポルトランドセメントと、水和石灰、顆粒状鉱滓、粉砕石灰石、コロイド状粘土、珪藻土、その他のシリカ、ステアリン酸カルシウム及びパラフィンの微粉状物の中から選ばれた一種又は二種以上との混合物であることを特徴とするメーソンリーセメント、天然セメント、純粋な、若しくは不純な形のカルシウムの酸化物であり、若干の粘土質材料を含んでいる、若しくは含んでいないことを特徴とする石灰セメント、石灰に5〜10%の焼石膏を添加したことを特徴とするセレナイトセメント、火山灰、火山性珪藻土、軽石、石灰華、サントリン土若しくは顆粒状鉱滓と石灰モルタルとの混合物であることを特徴とする火山灰混合セメント、硫酸カルシウムの水和による物で、焼石膏、キーンスセメント及び石膏プラスターを含有していることを特徴とする硫酸カルシウムセメントが挙げられる。これらのセメントの中でも、特に色目を重要視する用途には、白さが際立ち色鮮やかな着色が可能であるホワイトセメント(白セメント)が好ましく使用される。
【0044】
本発明のポリマーセメント硬化性組成物において、上記セメント及び水は、特に制限を受けることなく任意の量を用いることができるが、ポリオール100質量部に対して、セメント50〜5000質量部、水10〜1000質量部が好ましく、セメント100〜2500質量部、水20〜500質量部がより好ましい。
【0045】
また、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物において用いられる骨材としては、パーライトや発泡ポリスチレン等の軽量骨材も使用できるが、コンクリートやモルタルに使用される砕石や珪砂又はタルク等の充填剤が適当であり、これらは単独で使用してもよく、若しくは併用してもよい。
上記骨材の具体例としては、公知の無機系骨材、及びプラスチックの粉砕物等の有機系骨材が挙げられる。無機系骨材としては、川砂、珪砂等の天然珪酸質やガラス、セラミックス、電融アルミナ、炭化珪素等の無機材料を粉砕したものが使用される。また、ガラスバルーンやシラスバルーンのような中空材料も使用できる。さらに、ポリスチレンフォーム及びポリウレタンフォーム等の発泡プラスチック充填材;ナイロンポリマー、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー、尿素/ホルムアルデヒドポリマー、フェノール/ホルムアルデヒドポリマー、メラミン/ホルムアルデヒドポリマー、アセタールポリマー及びコポリマー、アクリル酸ポリマー及びコポリマー、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンターポリマー、酢酸セルローズ、セルローズ酢酸酪酸エステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン並びにポリプロピレン等の熱可塑性又は熱硬化性のポリマー並びにコポリマー等を射出成型やその他の方法で成形された物品をトリミングする際に出る粉砕物チップ、旋削屑、テープ、顆粒等の廃物樹脂充填材;硝子繊維、綿、羊毛、カーボン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維等の繊維性材料;鋸屑、木屑、軽石、ひる石、発電所のフライアッシュ、膨張粘土、発泡鉱滓、雲母、チョーク、滑石、カオリン粘土、バリタ、シリカ等も挙げられる。
【0046】
本発明のポリマーセメント硬化性組成物において、上記骨材は、特に制限を受けることなく任意の量を用いることができるが、ポリオール100質量部に対して、100〜3000質量部が好ましく、300〜1000質量部がより好ましい。
【0047】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物は、必要に応じてさらに乳化剤を含有してもよい。乳化剤を用いることにより、使用されるポリオールの分散安定性を補助し、混合時に巻き込まれる空気を微細化する効果が得られる。該乳化剤としては、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子系界面活性剤、反応性界面活性剤等を使用することができる。これらの中でも、特にノニオン性界面活性剤が好ましく使用される。
上記乳化剤の配合量は、ポリオール100質量部に対して、0.01〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量部がより好ましい。
【0048】
上記ノニオン性界面活性剤としては、エーテル型として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルアリルホルムアルデヒド縮合ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンテルペンフェニルエーテルが挙げられ、エーテルエステル型として、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテルが挙げられ、エステル型として、ポリオキシエチレンロジン酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリンエステル、ポリグリセリンエステル、ソルビタンエステル、プロピレングリコールエステル、ショ糖エステルが挙げられ、含窒素型として、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。
【0049】
上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数8〜25の直鎖又は分岐の第1級又は第2級アルコールに1〜200モルのエチレンオキサイドを付加反応させて製造され、使用されるアルコールとしては、具体的には、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等の第1級アルコール、2−ドデカノール、2−テトラデカノール、2−ヘキサデンカノール、2−オクチルドデカノール等の第2級アルコール、やし油還元アルコール、牛脂還元アルコール、マッコー(抹香)アルコール等の天然アルコール等が挙げられる。また、上記ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、炭素数1〜20のアルキル基が置換されているフェノールに1〜200モルのエチレンオキサイドを付加反応させて製造され、使用されるアルキルフェノールとしては、具体的には、ノニルフェノール、オクチルフェノール、ドデシルフェノール、オクチルクレゾール、クミルフェノール等が挙げられる。
【0050】
また、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物には、顔料をさらに配合してもよい。顔料としては、酸化鉄系顔料、チタン系顔料、青、緑系無機顔料、カーボン顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、縮合多環顔料等が挙げられる。酸化鉄系顔料としては、例えば、鉄黒、べんがら、亜鉛フェライト顔料等が挙げられる。チタン系顔料としては、酸化チタン、ニッケルアンチモンチタンイエロー、クロムアンチモンチタンイエロー等が挙げられる。青、緑系無機顔料としては、群青、コバルトブルー、酸化クロム、スピネルグリーン等が挙げられる。アゾ系顔料としては、例えば、レーキレッドC、ウォッチングレッド、ブリリアントカーミン6B等のアゾレーキ顔料、ホスタパームイエローH4G、ノバパームイエローH2G、ノバパームレッドHFT、PVファストイエローHG、PVファストイエローH3R、PVボルドーHF3R、PVカーミンHF4C、PVレッドHF2B、PVファストマルーンHMF01、PVファストブラウンHFR等のベンズイミダゾロン顔料、ジアリリドイエロー、ジアリリドオレンジ、ピラゾロンレッド、PVファストイエローHR等のジアリリド顔料、クロモフタルイエロー8GN、クロモフタルイエロー6G、クロモフタルイエロー3G、クロモフタルイエローGR、クロモフタルオレンジ4R、クロモフタルオレンジGP、クロモフタルスカーレットRN、クロモフタルレッドG、クロモフタルレッドBRN、クロモフタルレッドBG、クロモフタルレッド2B、クロモフタルブラウン5R等の縮合アゾ系顔料等が挙げられる。フタロシアニン系顔料としては、例えば、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等が挙げられる。縮合多環顔料としては、PVファストピンクE、シンカシャレッドB、シンカシャレッドY等のキナクリドン系顔料、イルガジンイエロー2GLT、イルガジンイエロー3RLTN、クロモフタルオレンジ2G等のイソインドリノン系顔料、ペリレンレッド、ペリレンマルーン、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料、ペリノンオレンジ等のペリノン系顔料、ジオキサジンバイオレット等のジオキサジン系顔料、フィレスタイエローRN、クロモフタルレッドA3B、スレンブルー等のアントラキノン系顔料、パリオトールイエローL0960HG等のキノフタロン系顔料等が挙げられる。
【0051】
また、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物には、必要に応じて上記以外の成分を更に添加剤として使用することができる。該添加剤としては、硬化抑制剤や硬化促進剤等の硬化反応調整剤、つや等の外観やすべり防止等の表面状態の調整に用いられる樹脂類、発泡抑制剤、消泡剤、希釈剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等の常用の添加剤等が挙げられ、これらは各々一種類又は二種類以上混合で用いることができる。
【0052】
上記硬化反応調整剤としては、(ポリ)アミン類、(多価)アルコール類、(多価)フェノール類、(ポリ)ヒドラジド類、有機酸類、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ジブチル錫ジラウレート、チタン酸テトラブチル、オクタン酸亜鉛、ナフテン酸亜鉛、オクタン酸第一錫、塩化第二錫、塩化第二鉄、オクタン酸鉛、オレイン酸カリウム、2−エチルヘキサン酸コバルト、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N−エチルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ−2,2,2−オクタン、4−ジメチルアミノピリジン、オキシプロピル化トリエタノールアミン、β−ジエチルアミノエタノール、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシ)エチレンジアミン等が挙げられる。
【0053】
上記樹脂類としては、キシレン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
上記発泡抑制剤としては、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化バリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カドミウム、珪酸カルシウム、珪酸バリウム、珪酸ナトリウム、水酸化鉛、塩基性酢酸鉛、(ポリ)シロキサン、(ポリ)アルキルシロキサン、(ポリ)ジアルキルシロキサン等が挙げられる。
上記消泡剤としては、シリコーン系消泡剤等が挙げられる。
上記希釈剤としては、高沸点芳香族炭化水素化合物、各種エポキシ樹脂用希釈剤、ジカルボン酸ジエステル、パラフィン系炭化水素化合物等が挙げられる。
【0054】
上記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤が挙げられる。
上記フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−第三ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデンビス(4,6―ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、テトラキス〔3−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸メチル〕メタン、チオジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕グリコールエステル、ビス〔2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタレート、1,3,5−トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕イソシアヌレート、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、トリエチレングリコールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕等が挙げられる。
【0055】
上記リン系酸化防止剤としては、例えば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2,2’−メチレンビス(4,6−第三ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−第三ブチルフェニル)−オクタデシルホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)フルオロホスファイト、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキス第三ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、2−エチル−2−ブチルプロピレングリコールと2,4,6−トリ第三ブチルフェノールのホスファイト等が挙げられる。
【0056】
上記チオエーテル系酸化防止剤としては、例えば、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジミリスチル、チオジプロピオン酸ジステアリル等のジアルキルチオジプロピオネート類及びペンタエリスリトールテトラ(β−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル類が挙げられる。
【0057】
上記紫外線吸収剤としては、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン類;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−(ベンゾトリアゾリル)フェノール)、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾール等の2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2,4−ジ第三アミルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等の置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシアノアクリレート類;2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシ−5−メチルフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−s−トリアジン等のトリアリールトリアジン類が挙げられる。
【0058】
上記ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4 −ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,4,4−ペンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノ−ル/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリアジン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン重縮合物、1,5,8,12−テトラキス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,5,8,12−テトラキス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕−1,5,8−12−テトラアザドデカン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕アミノウンデカン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕アミノウンデカン等のヒンダードアミン化合物が挙げられる。
【0059】
上記酸化防止剤、紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系光安定剤はそれぞれ、本発明の硬化性ポリマーセメント組成物100質量部に対して、好ましくは0.001〜10質量部、さらに好ましくは0.05〜5質量部用いられる。
【0060】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物の製造方法は、特に制限されるものではないが、例えば、ポリオール及び水を混合し、そこへ必要に応じて乳化剤、希釈剤、硬化反応調整剤等をあらかじめ分散させてポリオール水分散体とし、該ポリオール水分散体に、触媒、ポリイソシアネート、セメント、骨材、必要に応じてその他添加剤を混合して製造することができる。
【0061】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物の用途としては、床材、床仕上げ材、壁材、壁仕上げ材等が挙げられるが、中でも床材及び床仕上げ材に好適であり、特に衛生面を重要視する、医療関連施設、食品製造工場、調理場、保育所、幼稚園、老人ホーム等において好適に用いられる。本発明のポリマーセメント硬化性組成物は、特に、コンクリート、セメントモルタル、各種金属等で構成される硬質の床面に塗布することに適したもの、即ち硬質の床仕上材に特に好適に用いられるものであり、塗布する前に下地をきれいに整地し、また、金属面へ塗布する場合には、下地を脱脂、脱錆、研磨等の処理を施した後に塗布することが好ましい。
【0062】
本発明の硬化性ポリマーセメント組成物において、その使用方法については特に制限されることはなく、周知一般の方法を用いることができる。例えば、セメントミキサーや強制へらミキサー等で混合した後、こて塗り、注入、吹きつけ等の方法により使用することができる。
【0063】
【実施例】
以下に本発明の実施例等を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
下記製造例1〜3は、エポキシ開環ポリオール(B)の製造例を示し、下記実施例1は、イミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを含有する本発明の硬化性ポリマーセメント組成物の実施例を示す。また、下記比較例1は、イミダゾール化合物及び/又はジモルホリノジエチルエーテルを含有しない硬化性ポリマーセメント組成物の実施例を示す。
【0064】
(製造例1)ポリオールNo.1の製造
系内を窒素置換した1リットルの反応用フラスコに、酸価0.7mgKOH/g、粘度2700mP・s(25℃)のエポキシ化合物である4−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル(アデカレジンED−509:旭電化工業(株)製)245g、及びひまし油脂肪酸(CO−FA:伊藤製油(株)製)447gを仕込み、窒素気流下で100℃まで加熱した。これにエチルトリフェニルホスホニウムブロミドを、エポキシ化合物の仕込量とひまし油脂肪酸の仕込量との和の0.03質量%加え、4時間反応させ、酸価0.8mgKOH/g、粘度160mP・s(25℃)のポリオールNo.1を得た。
【0065】
(製造例2)ポリオールNo.2の製造
4−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル(アデカレジンED−509:旭電化工業(株)製)245gに代えて、4−メチルフェニルグリシジルエーテル(アデカレジンED−529:旭電化工業(株)製)270gを用いた以外は、製造例1と同様の方法により、ポリオールNo.2を得た。得られたポリオールNo.2は、酸価0.5mgKOH/g、粘度750mP・s(25℃)であった。
【0066】
(製造例3)ポリオールNo.3の製造
4−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル(アデカレジンED−509:旭電化工業(株)製)245gに代えて、2−フェノキシイソプロピルグリシジルエーテル(アデカレジンED−501:旭電化工業(株)製)450gを用いた以外は、製造例1と同様の方法により、ポリオールNo.3を得た。得られたポリオールNo.3は、酸価1.0mgKOH/g、粘度440mP・s(25℃)であった。
【0067】
(実施例1及び比較例1)
下記表1に記載のポリオールを用いて、下記<ポリオール水分散体配合>に従ってポリオール水分散体を調製した。但し、下記表1におけるポリオールNo.4としては、製造例1で得られたポリオールNo.1の34質量部に対して下記に示すビスフェノールAのPO2モル付加物を10質量部配合したものを使用した。
【0068】
<ポリオール水分散体配合>
表1記載のポリオール    44(質量部)
乳化剤            1
キシレン樹脂        20
水             35
【0069】
【化9】
Figure 2004067419
【0070】
得られたポリオール水分散体を用いて、下記<硬化性ポリマーセメント組成物配合>に従って硬化性ポリマーセメント組成物を調製した。但し、下記表1における触媒の配合量は、ポリオール水分散体100質量部に対する質量部である。得られた硬化性ポリマーセメント組成物について、可使時間(分/10℃)を測定した。また、得られた硬化性ポリマーセメント組成物を5℃にて24時間養生して得られた硬化物の圧縮強度(MPa)を測定し、かつ該硬化物の表面乾燥状態を目視にて観察した。これらの結果を表1に示す。
【0071】
<硬化性ポリマーセメント組成物配合>
ポリオール水分散体   100
c−MDI       100
白セメント       150
6号珪砂        350
触媒          表1記載の量
【0072】
【表1】
Figure 2004067419
【0073】
上記表1の結果から明らかなように、特定のイミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを触媒として用いた本発明の硬化性ポリマーセメント組成物(実施例1−1〜1−8)は、10℃における可使時間が15分以上であり、かつ硬化物の圧縮強度も優れ、硬化物の表面乾燥状態も良好であることが確認できた。これに対し、イミダゾール化合物のみ配合した硬化性ポリマーセメント組成物(比較例1−1)は、可使時間及び圧縮強度は共に問題ないが、硬化物の表面状態にベタつきが残り、実用上問題があるものであった。また、ジモルホリノジエチルエーテルのみ配合した硬化性ポリマーセメント組成物(比較例1−2)は、可使時間が短く、圧縮強度が弱いものであった。また、触媒を全く配合しなかった硬化性ポリマーセメント組成物(比較例1−3)は、可使時間は良好であるが、圧縮強度及び硬化物表面乾燥状態に問題があることが確認された。
【0074】
【発明の効果】
特定のイミダゾール化合物とジモルホリノジエチルエーテルを触媒として用いた本発明の硬化性ポリマーセメント組成物は、実用上十分な可使時間を持ち、低温硬化性に優れる硬化物を与えることができる。

Claims (9)

  1. ポリオール、触媒、ポリイソシアネート、セメント、骨材及び水を含有してなる硬化性ポリマーセメント組成物において、触媒として下記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物及びジモルホリノジエチルエーテルを用いることを特徴とする硬化性ポリマーセメント組成物。
    Figure 2004067419
  2. 上記ポリオールが、下記一般式(2)で表されるビスフェノール骨格をもつポリオール(A)及び/又はエポキシ化合物に活性水素化合物を反応させて得られるエポキシ開環ポリオール(B)である請求項1記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
    Figure 2004067419
  3. さらに、ひまし油系ポリオール又はポリエンポリオールを含有する請求項2記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
  4. 上記エポキシ化合物が、下記一般式(3)で表されるエポキシ化合物である請求項2記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
    Figure 2004067419
  5. 上記エポキシ化合物が、ビスフェノール骨格をもつエポキシ化合物である請求項2記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
  6. 上記ビスフェノール骨格をもつエポキシ化合物が、下記一般式(4)で表されるエポキシ化合物である請求項5記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
    Figure 2004067419
  7. 上記活性水素化合物が、アルコール性水酸基を有するカルボン酸又はひまし油脂肪酸である請求項2〜6のいずれかに記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
  8. 上記セメントが、ホワイトセメント(白セメント)である請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
  9. 硬質の床材又は床仕上材に用いられる請求項1〜8のいずれかに記載の硬化性ポリマーセメント組成物。
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