JP2004065066A - 魚釣用片軸受型リ−ル - Google Patents
魚釣用片軸受型リ−ル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004065066A JP2004065066A JP2002227053A JP2002227053A JP2004065066A JP 2004065066 A JP2004065066 A JP 2004065066A JP 2002227053 A JP2002227053 A JP 2002227053A JP 2002227053 A JP2002227053 A JP 2002227053A JP 2004065066 A JP2004065066 A JP 2004065066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- fishing
- reel
- outer periphery
- braking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】弱制動と強制動を行うことを可能としてスプ−ルのサミング性能を向上した魚釣用片軸受型リ−ルを提供することである。
【解決手段】スプ−ル4の前面には表面が平滑面状で断面側面形状が中心に近づくにつれて前側に膨出するテ−パ形状となっているスプ−ル側部4dが形成されている。
スプ−ル側部4dの裏面には筒状の釣糸巻回胴部が形成されている。
スプ−ル側部4dの鍔状外周4eには複数の凹部4iと凸部4jが形成されている。
上記平滑面状のスプ−ル側部4dで弱制動部αが構成され、鍔状外周4eの複数の凹部4iと凸部4jで凹凸形状の強制動部βが構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】スプ−ル4の前面には表面が平滑面状で断面側面形状が中心に近づくにつれて前側に膨出するテ−パ形状となっているスプ−ル側部4dが形成されている。
スプ−ル側部4dの裏面には筒状の釣糸巻回胴部が形成されている。
スプ−ル側部4dの鍔状外周4eには複数の凹部4iと凸部4jが形成されている。
上記平滑面状のスプ−ル側部4dで弱制動部αが構成され、鍔状外周4eの複数の凹部4iと凸部4jで凹凸形状の強制動部βが構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプ−ルのサミング性能を改良した魚釣用片軸受型リ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚釣用片軸受型リ−ルは、リ−ル本体の支軸上に回転支持されたスプ−ルを巻取り駆動ハンドルにて回転させて、該スプ−ルに釣糸を巻回する構成である。
前記片軸受型リ−ルの釣糸の繰出しは、スプ−ルの逆回転により行われる。
また、前記片軸受型リ−ルにおいて、魚が掛かった際におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転時に制動力を付与するべく、前記スプ−ルにはサミング操作部が形成されているのが一般的である。
前記サミング操作部は、スプ−ルの外周又は該外周近傍のスプ−ル側面に形成されており、滑らかな表面として滑らせながら弱制動を加えるのが一般的である。
これは、繊細な仕掛を用いている際に、仕掛切断を防ぎながら、必要以上に魚に釣糸を引き出されるのを防ぐ目的で制動操作される。
【0003】
しかし、前記サミング操作部の構成だと、魚の取り込みの際などに、スプ−ルを充分に停止させておくことが困難であり、スプ−ルを確実に止めることが出来ず、タモ入れに難儀することが多い。
前記の不具合を改善するべく、特開2002−78435号公報に記載されているように、スプ−ル外周及びスプ−ル側面に凹凸及び貫通孔を形成する構成は公知である。
しかし、前記公報の構成は、実釣時における、サミング操作の際に平滑なサミング操作部が存在しないため、繊細な仕掛を用いた際に、仕掛の切断が発生する恐れがあり、改善が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、魚が掛かった際におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転時に制動力を付与するべく、スプ−ルの外周又は該外周近傍のスプ−ル側面に滑らかな表面として形成された一般的なサミング操作部の場合、滑らせながら弱制動を加えることで、繊細な仕掛を用いている際に仕掛切断を防ぎながら必要以上に魚に釣糸を引き出されるのを防ぐ目的で形成されているので、前記サミング操作部の構成だと、魚の取り込みの際などに、スプ−ルを充分に停止させておくことが困難であり、スプ−ルを確実に止めることが出来ず、タモ入れに難儀するのが多いことである。
【0005】
前記の不具合を改善する公知の公報の構成では、実釣時における、サミング操作の際に平滑なサミング操作部が存在しないため、繊細な仕掛を用いた際に、仕掛の切断が発生する恐れがあり、改善が望まれていることである。
【0006】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、実釣時において弱制動と強制動を状況に応じて適宜使い分けすることを可能としてスプ−ルのサミング性能を向上した魚釣用片軸受型リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体に設けられた支軸に釣糸が巻回されるスプ−ルを支持し、該スプ−ル側部に平滑面状の弱制動部を備えた魚釣用片軸受型リ−ルにおいて、前記スプ−ルの外周に凹凸形状の強制動部を形成したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる本発明は、前記スプ−ル側部の外周近傍に、他の側部よりも摩擦係数を高めた制動部を形成したことを要旨とするものである。
請求項3に係わる本発明は、前記スプ−ルは、リ−ル本体の支軸に着脱可能に取付可能であることを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、魚が掛かった際などのスプ−ル4の釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部4dの平滑面状の弱制動部αで制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ル4を係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0009】
請求項2の本発明により、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部を形成かることで、実釣時におけるスプ−ル4の釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
請求項3の本発明により、スプ−ル4を前側の押しボタン8を内方へ押圧操作することで支軸2から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【0010】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図7は第1実施例で、図1は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図、図2は魚釣用片軸受型リ−ルの断面側面図、図3は魚釣用片軸受型リ−ルの分解断面側面図、図4は魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外し支持体を一部断面にした断面正面図、図5は魚釣用片軸受型リ−ルのリ−ル本体側の要部断面平面図、図6はスプ−ルの軸受部分の分解斜視図、図7は魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外した要部断面正面図である。
【0011】
魚釣用片軸受型リ−ルは円盤状のリ−ル本体1の中心一側に支軸2の一端2aが埋設固定されて支軸2の外周にピニオン3が軸方向に移動自在でかつ回転自在に嵌合されると共にスプ−ル4が回転自在に支持されている。
リ−ル本体1の軸孔1aにはハンドル軸10が回転自在に嵌合されてハンドル軸10に回り止め嵌合された駆動歯車12がピニオン3に噛合されている。
リ−ル本体1の外部に突出されたハンドル軸10にはハンドル11が取り付けられている。
ハンドル軸10の駆動歯車12位置より前側の細い軸部にクラッチ復帰体13が軸方向に移動自在でかつ回り止め嵌合されて発条で駆動歯車12側に押圧付勢されている。
細い軸部の先端外周には軸受14が嵌合されている。
リ−ル本体1の一側前側縁部には円筒部1bが形成されて円筒部1b外周に支持体5が嵌合固定されている。
【0012】
支軸2にはピニオン3が嵌合された軸部2bとスプ−ル4の中心筒状の支持部4aの中に収容された軸受15、16が嵌合される軸部2cと先端の周溝2dと頭部2eとで形成されている。
ピニオン3には歯部3aと周状の係止溝3bと前端外周に正面から見て断面小判形のクラッチ係合部3cが形成されている。
係止溝3bにはクラッチプレ−ト17が係止され、クラッチプレ−ト17は図5のようにリ−ル本体1に植設された支柱18、18に支持されて発条19でスプ−ル4側に付勢されている。
クラッチプレ−ト17はリ−ル本体1の縦方向にスライド自在に設けられたクラッチレバ−20の押し下げでリ−ル本体1側に押され、クラッチ復帰体13の回転で復帰される。
【0013】
図3のようにスプ−ル4は中心筒状の支持部4aと支持部4aより太径の前側筒部4bと前側筒部4bの内側の凹部4cと前端のスプ−ル側部4dとスプ−ル側部4d側の鍔状外周4eと鍔状外周4eの後側の筒状の釣糸巻回胴部4fと釣糸巻回胴部4fの後側の後壁4gと筒部4hで形成されている。
鍔状外周4eには図1のように複数の凹部4iと凸部4jが形成されている。上記スプ−ル側部4dは、表面が平滑面状で形状は中心に近づくにつれて外側に膨出するテ−パ形状となっている。
上記平滑面状のスプ−ル側部4dで弱制動部αが構成され、鍔状外周4eの複数の凹部4iと凸部4jで凹凸形状の強制動部βが構成されている。
スプ−ル側部4dの形状によって中心寄りの側部の弱制動部αから外周の凹凸による強制動部βへの指の移行がスム−ズに行える。
【0014】
中心筒状の支持部4aは、内部の収納室4kの奥部に支軸挿通孔4mが開口し、
収納室4k内周に段部4nが形成されて軸受15の前側が度当りされている。収納室4k内で軸受15と軸受16の間にはカラ−21が挾み込まれ、軸受16の後側の内周にクラッチ係合部材6が嵌合されている。
支持部4aの後端開口には図3、図6のように支持部4aに横向きの切欠き4oが形成されて一対の断面円弧状の係合片4pが対向して設けられ、係合片4p外周に周溝4qが形成されている。
切欠き4oと係合片4pには円板状の抜け止めプレ−ト7が係合されて周溝4qに嵌められたOリング22で抜け止めされている。
【0015】
支持部4aより太径の前側筒部4bの内側の支軸挿通孔4mより前側の凹部4c内には押しボタン8と支軸2の径方向へ一対のバネ23で付勢された一対の係止板24からなる従来周知のワンタッチ式のスプ−ル着脱機構が装着されている。
押しボタン8を内方へ押圧操作すると、支軸2の周溝2dに係止されている一対の係止板24の係止状態が解除されて、支持部4a内に軸受15とカラ−21と軸受16とクラッチ係合部材6を保持したまま、スプ−ル4が支軸2から簡単に取り外せるようになっている。
【0016】
支持体5は筒部5aの内側に円板状の基板部5bが形成されている。
筒部5aの後端内周には段部で凹部5cが形成されてリ−ル本体1の一側前側縁部の円筒部1b外周に嵌合されている。
基板部5bの中心には抜け止めプレ−ト7が挿通可能な透孔5dと一対の軸受支持孔5e、5fと図示しないビス挿通孔が穿設されている。
図示しないビス挿通孔には図6のようにビス25、25が挿通されてリ−ル本体1に取り付けられている。
筒部5aの外周には竿取付部26が固定されていると共に、透孔5dを挾んで反対側の外周に、スプ−ル4の外周方向へ突出する高硬度材料からなる一片の断面円弧状の保護プレ−ト27がネジ止めされている。
【0017】
軸受支持孔5e、5fの何れか一方にはハンドル軸10の細い軸部の先端外周に嵌合された軸受14の外輪が嵌合されている。
支持体5はリ−ル本体1に対して竿取付部26を上側にしたり下側にして取り付けることが可能である。
【0018】
クラッチ係合部材6は図3、図6のように支持部4aの収納室4k内に挿入可能な外径を有し、有底筒状部6aに横向きの切欠きが形成されて上下に一対のクラッチ係合片6bが突出され、有底筒状部6aの中心に支軸2の挿通孔6cが穿設されてクラッチ係合片6bの内側が平面状で外周が円弧状に形成されている。円板状の抜け止めプレ−ト7は中心に支軸2の挿通孔7aと、重合した一対の断面円弧状の係合片4pと一対のクラッチ係合片6bとの形状に一致する一対の突片係合孔7bが挿通孔7aを挾んで形成されている。
重合した一対の断面円弧状の係合片4pと一対のクラッチ係合片6bを突片係合孔7bに挿通させて抜け止めプレ−ト7を支持部4aに係合させた後、周溝4qにOリング22が嵌められることで、支持部4aの収納室4k内に軸受15とカラ−21と軸受16とクラッチ係合部材6が抜け止めされている。
【0019】
クラッチ係合部材6の一対のクラッチ係合片6bの間にはピニオン3のクラッチ係合部3cが着脱自在に係合される。
【0020】
魚釣用片軸受型リ−ルの動作は、クラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bが係合されたクラッチON状態でスプ−ル4に図示しない釣糸が巻回される方向にハンドル11が回転されると、ハンドル軸10、駆動歯車12、ピニオン3、クラッチ係合部3c、一対のクラッチ係合片6bを介してスプ−ル4が回転される。
クラッチレバ−20が押し下げられると、クラッチプレ−ト17が後退されてクラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bの係合が解除されてクラッチOFF状態となってスプ−ル4がフリ−回転となる。
スプ−ル4がフリ−回転の状態でハンドル11が回転されると、クラッチ復帰体13の回転でクラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bが係合されてクラッチON状態に復帰される。
【0021】
魚の引きで釣糸がスプ−ル4から繰り出される時は、平滑面状のスプ−ル側部4dの弱制動部αに指を当てて制動が掛けられる。
強い制動が必要な時は、外周の凹凸による強制動部βへ指を移行させて強い制動が掛けられる。
【0022】
前記のように魚釣用片軸受型リ−ルが構成されると、魚が掛かった際などのスプ−ル4の釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部4dの平滑面状の弱制動部αで制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ル4を係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0023】
図8は第2実施例で、図8は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0024】
第2実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部γが穿設されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0025】
第2実施例のように魚釣用片軸受型リ−ルが構成されると、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部γを形成かることで、実釣時におけるスプ−ル4の釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
【0026】
図9は第3実施例で、図9は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0027】
第3実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の摩擦シ−ル28が貼着されて制動部δが構成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0028】
図10は第4実施例で、図10は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0029】
第4実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の摩擦シ−ル29が貼着されて制動部εが構成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0030】
前記のようにスプ−ル4を前側の押しボタン8を内方へ押圧操作することで支軸2から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【0031】
前記の第1〜4の各実施例は、何れもスプール軸に回転可能に支持されたスプールを駆動歯車を介してハンドルにて駆動し、クラッチ機構を用いてスプールフリー状態とする方式の片軸受型リールを用いて説明を行なってきたが、前記の方式の片軸受型リールのみに実施が限定されるものではなく、例えば、図示しないリール本体のスプール軸に回転可能に支持されたスプールの側部に直接ハンドルが支持された直結型の片軸受型リールに、本発明の如く弱制動部と凹凸形状の強制動部を併設する構成を用いても、前記各実施例と同様の効果を得ることが可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】
請求項1により、魚が掛かった際などのスプ−ルの釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部の平滑面状の弱制動部で制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ルを係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0034】
請求項2により、スプ−ル側部の外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の小孔からなる制動部を形成することで、実釣時におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
請求項3により、スプ−ルを前側の押しボタンを内方へ押圧操作することで支軸から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図2】同魚釣用片軸受型リ−ルの断面側面図である。
【図3】同魚釣用片軸受型リ−ルの分解断面側面図である。
【図4】同魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外し支持体を一部断面にした断面正面図である。
【図5】同魚釣用片軸受型リ−ルのリ−ル本体側の要部断面平面図である。
【図6】同スプ−ルの軸受部分の分解斜視図である。
【図7】同魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外した要部断面正面図である。
【図8】第2実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図9】第3実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図10】第4実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【符号の説明】
1 リ−ル本体
2 支軸
4 スプ−ル
4d スプ−ル側部
α 弱制動部
β 強制動部
γ、δ、ε 他の側部より摩擦係数を高めた制動部
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプ−ルのサミング性能を改良した魚釣用片軸受型リ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚釣用片軸受型リ−ルは、リ−ル本体の支軸上に回転支持されたスプ−ルを巻取り駆動ハンドルにて回転させて、該スプ−ルに釣糸を巻回する構成である。
前記片軸受型リ−ルの釣糸の繰出しは、スプ−ルの逆回転により行われる。
また、前記片軸受型リ−ルにおいて、魚が掛かった際におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転時に制動力を付与するべく、前記スプ−ルにはサミング操作部が形成されているのが一般的である。
前記サミング操作部は、スプ−ルの外周又は該外周近傍のスプ−ル側面に形成されており、滑らかな表面として滑らせながら弱制動を加えるのが一般的である。
これは、繊細な仕掛を用いている際に、仕掛切断を防ぎながら、必要以上に魚に釣糸を引き出されるのを防ぐ目的で制動操作される。
【0003】
しかし、前記サミング操作部の構成だと、魚の取り込みの際などに、スプ−ルを充分に停止させておくことが困難であり、スプ−ルを確実に止めることが出来ず、タモ入れに難儀することが多い。
前記の不具合を改善するべく、特開2002−78435号公報に記載されているように、スプ−ル外周及びスプ−ル側面に凹凸及び貫通孔を形成する構成は公知である。
しかし、前記公報の構成は、実釣時における、サミング操作の際に平滑なサミング操作部が存在しないため、繊細な仕掛を用いた際に、仕掛の切断が発生する恐れがあり、改善が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、魚が掛かった際におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転時に制動力を付与するべく、スプ−ルの外周又は該外周近傍のスプ−ル側面に滑らかな表面として形成された一般的なサミング操作部の場合、滑らせながら弱制動を加えることで、繊細な仕掛を用いている際に仕掛切断を防ぎながら必要以上に魚に釣糸を引き出されるのを防ぐ目的で形成されているので、前記サミング操作部の構成だと、魚の取り込みの際などに、スプ−ルを充分に停止させておくことが困難であり、スプ−ルを確実に止めることが出来ず、タモ入れに難儀するのが多いことである。
【0005】
前記の不具合を改善する公知の公報の構成では、実釣時における、サミング操作の際に平滑なサミング操作部が存在しないため、繊細な仕掛を用いた際に、仕掛の切断が発生する恐れがあり、改善が望まれていることである。
【0006】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、実釣時において弱制動と強制動を状況に応じて適宜使い分けすることを可能としてスプ−ルのサミング性能を向上した魚釣用片軸受型リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体に設けられた支軸に釣糸が巻回されるスプ−ルを支持し、該スプ−ル側部に平滑面状の弱制動部を備えた魚釣用片軸受型リ−ルにおいて、前記スプ−ルの外周に凹凸形状の強制動部を形成したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる本発明は、前記スプ−ル側部の外周近傍に、他の側部よりも摩擦係数を高めた制動部を形成したことを要旨とするものである。
請求項3に係わる本発明は、前記スプ−ルは、リ−ル本体の支軸に着脱可能に取付可能であることを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、魚が掛かった際などのスプ−ル4の釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部4dの平滑面状の弱制動部αで制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ル4を係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0009】
請求項2の本発明により、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部を形成かることで、実釣時におけるスプ−ル4の釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
請求項3の本発明により、スプ−ル4を前側の押しボタン8を内方へ押圧操作することで支軸2から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【0010】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図7は第1実施例で、図1は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図、図2は魚釣用片軸受型リ−ルの断面側面図、図3は魚釣用片軸受型リ−ルの分解断面側面図、図4は魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外し支持体を一部断面にした断面正面図、図5は魚釣用片軸受型リ−ルのリ−ル本体側の要部断面平面図、図6はスプ−ルの軸受部分の分解斜視図、図7は魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外した要部断面正面図である。
【0011】
魚釣用片軸受型リ−ルは円盤状のリ−ル本体1の中心一側に支軸2の一端2aが埋設固定されて支軸2の外周にピニオン3が軸方向に移動自在でかつ回転自在に嵌合されると共にスプ−ル4が回転自在に支持されている。
リ−ル本体1の軸孔1aにはハンドル軸10が回転自在に嵌合されてハンドル軸10に回り止め嵌合された駆動歯車12がピニオン3に噛合されている。
リ−ル本体1の外部に突出されたハンドル軸10にはハンドル11が取り付けられている。
ハンドル軸10の駆動歯車12位置より前側の細い軸部にクラッチ復帰体13が軸方向に移動自在でかつ回り止め嵌合されて発条で駆動歯車12側に押圧付勢されている。
細い軸部の先端外周には軸受14が嵌合されている。
リ−ル本体1の一側前側縁部には円筒部1bが形成されて円筒部1b外周に支持体5が嵌合固定されている。
【0012】
支軸2にはピニオン3が嵌合された軸部2bとスプ−ル4の中心筒状の支持部4aの中に収容された軸受15、16が嵌合される軸部2cと先端の周溝2dと頭部2eとで形成されている。
ピニオン3には歯部3aと周状の係止溝3bと前端外周に正面から見て断面小判形のクラッチ係合部3cが形成されている。
係止溝3bにはクラッチプレ−ト17が係止され、クラッチプレ−ト17は図5のようにリ−ル本体1に植設された支柱18、18に支持されて発条19でスプ−ル4側に付勢されている。
クラッチプレ−ト17はリ−ル本体1の縦方向にスライド自在に設けられたクラッチレバ−20の押し下げでリ−ル本体1側に押され、クラッチ復帰体13の回転で復帰される。
【0013】
図3のようにスプ−ル4は中心筒状の支持部4aと支持部4aより太径の前側筒部4bと前側筒部4bの内側の凹部4cと前端のスプ−ル側部4dとスプ−ル側部4d側の鍔状外周4eと鍔状外周4eの後側の筒状の釣糸巻回胴部4fと釣糸巻回胴部4fの後側の後壁4gと筒部4hで形成されている。
鍔状外周4eには図1のように複数の凹部4iと凸部4jが形成されている。上記スプ−ル側部4dは、表面が平滑面状で形状は中心に近づくにつれて外側に膨出するテ−パ形状となっている。
上記平滑面状のスプ−ル側部4dで弱制動部αが構成され、鍔状外周4eの複数の凹部4iと凸部4jで凹凸形状の強制動部βが構成されている。
スプ−ル側部4dの形状によって中心寄りの側部の弱制動部αから外周の凹凸による強制動部βへの指の移行がスム−ズに行える。
【0014】
中心筒状の支持部4aは、内部の収納室4kの奥部に支軸挿通孔4mが開口し、
収納室4k内周に段部4nが形成されて軸受15の前側が度当りされている。収納室4k内で軸受15と軸受16の間にはカラ−21が挾み込まれ、軸受16の後側の内周にクラッチ係合部材6が嵌合されている。
支持部4aの後端開口には図3、図6のように支持部4aに横向きの切欠き4oが形成されて一対の断面円弧状の係合片4pが対向して設けられ、係合片4p外周に周溝4qが形成されている。
切欠き4oと係合片4pには円板状の抜け止めプレ−ト7が係合されて周溝4qに嵌められたOリング22で抜け止めされている。
【0015】
支持部4aより太径の前側筒部4bの内側の支軸挿通孔4mより前側の凹部4c内には押しボタン8と支軸2の径方向へ一対のバネ23で付勢された一対の係止板24からなる従来周知のワンタッチ式のスプ−ル着脱機構が装着されている。
押しボタン8を内方へ押圧操作すると、支軸2の周溝2dに係止されている一対の係止板24の係止状態が解除されて、支持部4a内に軸受15とカラ−21と軸受16とクラッチ係合部材6を保持したまま、スプ−ル4が支軸2から簡単に取り外せるようになっている。
【0016】
支持体5は筒部5aの内側に円板状の基板部5bが形成されている。
筒部5aの後端内周には段部で凹部5cが形成されてリ−ル本体1の一側前側縁部の円筒部1b外周に嵌合されている。
基板部5bの中心には抜け止めプレ−ト7が挿通可能な透孔5dと一対の軸受支持孔5e、5fと図示しないビス挿通孔が穿設されている。
図示しないビス挿通孔には図6のようにビス25、25が挿通されてリ−ル本体1に取り付けられている。
筒部5aの外周には竿取付部26が固定されていると共に、透孔5dを挾んで反対側の外周に、スプ−ル4の外周方向へ突出する高硬度材料からなる一片の断面円弧状の保護プレ−ト27がネジ止めされている。
【0017】
軸受支持孔5e、5fの何れか一方にはハンドル軸10の細い軸部の先端外周に嵌合された軸受14の外輪が嵌合されている。
支持体5はリ−ル本体1に対して竿取付部26を上側にしたり下側にして取り付けることが可能である。
【0018】
クラッチ係合部材6は図3、図6のように支持部4aの収納室4k内に挿入可能な外径を有し、有底筒状部6aに横向きの切欠きが形成されて上下に一対のクラッチ係合片6bが突出され、有底筒状部6aの中心に支軸2の挿通孔6cが穿設されてクラッチ係合片6bの内側が平面状で外周が円弧状に形成されている。円板状の抜け止めプレ−ト7は中心に支軸2の挿通孔7aと、重合した一対の断面円弧状の係合片4pと一対のクラッチ係合片6bとの形状に一致する一対の突片係合孔7bが挿通孔7aを挾んで形成されている。
重合した一対の断面円弧状の係合片4pと一対のクラッチ係合片6bを突片係合孔7bに挿通させて抜け止めプレ−ト7を支持部4aに係合させた後、周溝4qにOリング22が嵌められることで、支持部4aの収納室4k内に軸受15とカラ−21と軸受16とクラッチ係合部材6が抜け止めされている。
【0019】
クラッチ係合部材6の一対のクラッチ係合片6bの間にはピニオン3のクラッチ係合部3cが着脱自在に係合される。
【0020】
魚釣用片軸受型リ−ルの動作は、クラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bが係合されたクラッチON状態でスプ−ル4に図示しない釣糸が巻回される方向にハンドル11が回転されると、ハンドル軸10、駆動歯車12、ピニオン3、クラッチ係合部3c、一対のクラッチ係合片6bを介してスプ−ル4が回転される。
クラッチレバ−20が押し下げられると、クラッチプレ−ト17が後退されてクラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bの係合が解除されてクラッチOFF状態となってスプ−ル4がフリ−回転となる。
スプ−ル4がフリ−回転の状態でハンドル11が回転されると、クラッチ復帰体13の回転でクラッチ係合部3cと一対のクラッチ係合片6bが係合されてクラッチON状態に復帰される。
【0021】
魚の引きで釣糸がスプ−ル4から繰り出される時は、平滑面状のスプ−ル側部4dの弱制動部αに指を当てて制動が掛けられる。
強い制動が必要な時は、外周の凹凸による強制動部βへ指を移行させて強い制動が掛けられる。
【0022】
前記のように魚釣用片軸受型リ−ルが構成されると、魚が掛かった際などのスプ−ル4の釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部4dの平滑面状の弱制動部αで制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ル4を係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0023】
図8は第2実施例で、図8は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0024】
第2実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部γが穿設されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0025】
第2実施例のように魚釣用片軸受型リ−ルが構成されると、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他部より摩擦係数を高める複数の小孔4rからなる制動部γを形成かることで、実釣時におけるスプ−ル4の釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
【0026】
図9は第3実施例で、図9は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0027】
第3実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の摩擦シ−ル28が貼着されて制動部δが構成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0028】
図10は第4実施例で、図10は魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【0029】
第4実施例では、スプ−ル側部4dの外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の摩擦シ−ル29が貼着されて制動部εが構成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0030】
前記のようにスプ−ル4を前側の押しボタン8を内方へ押圧操作することで支軸2から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【0031】
前記の第1〜4の各実施例は、何れもスプール軸に回転可能に支持されたスプールを駆動歯車を介してハンドルにて駆動し、クラッチ機構を用いてスプールフリー状態とする方式の片軸受型リールを用いて説明を行なってきたが、前記の方式の片軸受型リールのみに実施が限定されるものではなく、例えば、図示しないリール本体のスプール軸に回転可能に支持されたスプールの側部に直接ハンドルが支持された直結型の片軸受型リールに、本発明の如く弱制動部と凹凸形状の強制動部を併設する構成を用いても、前記各実施例と同様の効果を得ることが可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】
請求項1により、魚が掛かった際などのスプ−ルの釣糸繰出し方向への回転時に制動力を付与する際は、スプ−ル側部の平滑面状の弱制動部で制動することで、繊細な仕掛の糸切れを防ぎ、魚の取り込みの際など、スプ−ルを係止する必要がある時には外周の凹凸部で強制動を行うことが出来ると言ったように、実釣時における様々な状況に対応させることが可能となる。
【0034】
請求項2により、スプ−ル側部の外周近傍に、他の側部より摩擦係数を高める複数の小孔からなる制動部を形成することで、実釣時におけるスプ−ルの釣糸繰出し回転に、異なる制動力を付与することが出来るので、魚の引きの強さに応じて制動力を調節できるので、操作の幅を持たせることが可能となる。
請求項3により、スプ−ルを前側の押しボタンを内方へ押圧操作することで支軸から簡単に取り外せるようになっていると、釣り場の状況(例えば実釣時において実際に釣れる魚の平均サイズなど)に応じて、前記第1実施例のスプ−ルと第2〜4実施例のスプ−ルとを適宜選択して、即座にスプ−ルを変更できるので、対応幅や選択肢が多くなり、様々な状況に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図2】同魚釣用片軸受型リ−ルの断面側面図である。
【図3】同魚釣用片軸受型リ−ルの分解断面側面図である。
【図4】同魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外し支持体を一部断面にした断面正面図である。
【図5】同魚釣用片軸受型リ−ルのリ−ル本体側の要部断面平面図である。
【図6】同スプ−ルの軸受部分の分解斜視図である。
【図7】同魚釣用片軸受型リ−ルのスプ−ルを取り外した要部断面正面図である。
【図8】第2実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図9】第3実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【図10】第4実施例で、魚釣用片軸受型リ−ルの正面図である。
【符号の説明】
1 リ−ル本体
2 支軸
4 スプ−ル
4d スプ−ル側部
α 弱制動部
β 強制動部
γ、δ、ε 他の側部より摩擦係数を高めた制動部
Claims (3)
- リ−ル本体に設けられた支軸に釣糸が巻回されるスプ−ルを支持し、該スプ−ル側部に平滑面状の弱制動部を備えた魚釣用片軸受型リ−ルにおいて、前記スプ−ルの外周に凹凸形状の強制動部を形成したことを特徴とする魚釣用片軸受型リ−ル。
- 前記スプ−ル側部の外周近傍に、他の側部よりも摩擦係数を高めた制動部を形成したことを特徴とする請求項1記載の魚釣用片軸受型リ−ル。
- 前記スプ−ルは、リ−ル本体の支軸に着脱可能に取付可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の魚釣用片軸受型リ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227053A JP2004065066A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 魚釣用片軸受型リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227053A JP2004065066A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 魚釣用片軸受型リ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004065066A true JP2004065066A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002227053A Pending JP2004065066A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 魚釣用片軸受型リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004065066A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053918A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社シマノ | 両軸受けリール |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002227053A patent/JP2004065066A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053918A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 株式会社シマノ | 両軸受けリール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101759072B1 (ko) | 스피닝 릴의 스풀 연결 구조 | |
TW200948267A (en) | Reverse prevention mechanism for lever drag reel | |
JPS5917931A (ja) | 釣り用リ−ル | |
JP2014212739A5 (ja) | ||
KR100264093B1 (ko) | 낚시용릴 | |
JP3582687B2 (ja) | 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 | |
JP2004065066A (ja) | 魚釣用片軸受型リ−ル | |
TWI308480B (en) | Spinning reel sound producing mechanism | |
JP3256123B2 (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JPH02405A (ja) | 魚釣用スピニングリール | |
JP2000041544A (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JP2006101706A (ja) | 魚釣用片軸受型リ−ル | |
JPH1066489A (ja) | 魚釣用片軸受リール | |
JP3307802B2 (ja) | クロ−ズドフェ−スリ−ル | |
JP3256138B2 (ja) | 魚釣用スピニングリ−ル | |
JP3847608B2 (ja) | 魚釣用リール | |
JPH10295235A (ja) | 魚釣用リールのドラグ装置 | |
JPH0951745A (ja) | 魚釣用片軸受リール | |
JP2002136251A (ja) | 両軸受リールの発音装置 | |
JP2002218875A (ja) | 魚釣用リール | |
JP2001095437A (ja) | 魚釣用両軸受型リール | |
JP2001292664A (ja) | 魚釣用リ−ル | |
JP2001321044A (ja) | 魚釣用両軸受型リ−ル | |
JPH10150891A (ja) | 魚釣用リ−ルの制動装置 | |
JP2001025341A (ja) | 釣用リール |