JP2004064750A - 信号伝達方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝送線路上のみに発生する電界を帯行する受信機にて伝送線路上に方向性結合器ループアンテンア等を添付結合受信することにより自己の位置を確認する手段を目的とする。
【解決手段】交通信号機の出力信号に連動した高周波信号を誘導線路に伝送し、該誘導線路に方向性結合器を添付結合し、方向性結合器によって高周波信号を受信するようになした。
【選択図】 図1
【解決手段】交通信号機の出力信号に連動した高周波信号を誘導線路に伝送し、該誘導線路に方向性結合器を添付結合し、方向性結合器によって高周波信号を受信するようになした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、視覚障害者や車輛に対しメッセージ信号を発信して、視覚障害者や車輛の運行をガイドするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、視覚障害者に対する道路横断のアシストに音響式などが導入されたが、交叉点等の周囲雑音の多い環境にては騒音、反響などにより、誘導する音響の発音部位を特定しにくく、又健常者にとっては騒音源であるなどの問題がある。
また、視覚障害者用誘導ブロック布設は画一的材料にて編成され丸状突起の集合による「停止」及び長方形状突起の集合による「直進」を案内する2種の布設方法のみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
又微弱電波による誘導方式も提案されているが、電波エリアが空間となるため障害者は自己の現位置をエリア空間内としか位置特定できないなどの問題点があった。更に衛星電波によるITSナビゲーションなどによるシステムの提案があるが、地下鉄、地下街にては機能し得ないし、ビル影にては測定誤差が問題であるし、視覚障害者には表示自体に難がある。
そこで誘導ブロックの構造をも検討し、視覚障害者が常に帯行する白杖の更なる有効活用による新たな位置検出手段をも提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は特許第2881164号、第3370260号の応用に関し誘導線路上のみに発生する電界を帯行する受信機にて伝送線路上に方向性結合器、ループアンテナ等を添付結合受信することにより自己の位置を特定し、更に新たな打音式誘導ブロックにて確認する方式を提供する。
【0005】
「方向性結合器の構成について」
従来より方向性結合器は高周波技術のキーデバイスとして、測定を始め広範に使用されている。
本テーマはこれの構成方法を変更する事により提案されるものである。
従来の方向性結合器はユニット化されており、その構造は信号誘導線側の入出力端子及び分岐出力側端子とで構成され、夫々端子を接続して使用する方法のみであつた。本構成の基幹は方向性結合器の誘導線部側と分岐出力の方向性結合器部側とを夫々に2分割し、誘導線部には漏洩ケーブルからなる漏洩線路等をそのまま活用し、それに方向性結合器部又はループアンテナを添付結合させる新たな構成としている。
【0006】
このことにより漏洩線路(開放同軸型、平行線など)上の自由な位置より信号の分岐取り出しが、施設が活線状態でも可能になり、よって移動中であっても連続して広帯域に分岐の入出力が可能となる。
本発明は誘導線部には漏洩線路をそのまま活用し横断歩道信号灯に連動した音声信号、データ信号等を伝送し、杖側に方向性結合器部又はループアンテンアを取り付け、障害者は方向性結合器部又はループアンテンアを誘導線路に添付結合し音声アシスト又はデータ信号を受信し、横断歩道信号機に連動して変調伝送される音声による「赤です」或いは「青です」の音声、或るいは「通りゃんせ」等のメロディー或いは聴覚障害者向けの表示データ高周波信号を受信する。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第一実施例]
第1図は本例のシステムイラスト図であって、交叉点などに設置されている誘導ブロック9に沿って平衡線あるいは開放型同軸ケーブル2,10,11を埋設する。
該伝送線2,10,11にはTB(Terminal Box)5から信号機よりの青4、赤3、の出力に応じて音声ROMに夫々記憶された音声ガイド「青です」「赤です」の変調波により変調された視覚障害者音声誘導用75.8MHZのFM波高周波信号を夫々各方向ラインに伝送される。
障害者は交叉点角に設置された誘導ブロック9際に埋設させた伝送線(アイメイトライン)2,10,11に沿って、自らの杖先のセンサー7を伝送線2,10,11に添付結合受信し音声ガイドに従い横断する。
【0008】
この様に作用する、当該方式は自己の位置をアイメイトライン2上と特定できると共に送出されるガイドアシストをセンサー7にて受信することにより、音響発信機の発音方向を確認して自己の位置に気使う必要も無く、受信に専念する事により、視覚障害者に安全な横断を提供することができる。特に視覚障害者は広い交叉点等で直進する事が大変難儀で曲行してしまい、交叉点内に取り残される危険が多いと言われるが、このような大きな交差点にても誘導ブロックの様な凹凸も無く車両の通行障害にならなく特に有効である。
【0009】
連動する信号機の信号出力は電気的出力のみでなく、信号灯に光学的受光素子を添付し、光信号系より電気信号系に変換して取り出すことも出来る。
又杖7に添付する受信機8は安定な動作を主目的にするため水晶制御(局部発信機)方式が適しているが、通常市販のFMラジオでも充分である。
【0010】
[第二実施例]
第2図は本発明を展開し駅周辺のゾーンを構築した例であり、TBは4方向に夫々異なる方向を示す音声ガイドを送信するように構成したり、デパートなどのランドマークポイントを指示したりするようにしてある。
TBは第3図の様に構成され、4方向に別の音声ガイドアシストROMを搭載し、同一周波数の搬送波を夫々の方向メッセージ音声にて変調し信号灯に連動するように構成されており、下り方向を示す場合誘導ブロックの右側と定めた側に開放型同軸ケーブル、又は平行線などの漏洩電界を生ずる誘導線が埋設されており、夫々の方向に誘導線路が誘導ブロックに沿って10mほど延設してある。
【0011】
障害者は誘導ブロックの右側から受信されれば下り方向に、左側から受信されれば上り方向に向いているかを特定することができる。
又この機能は方向性結合器の方向性機能により(特許第2881164号第5図参照)受信機8に内臓するATTと併用することにより、方向別強度を検出し発信源方向探査をすることもできる。
【0012】
[第三実施例]
白杖先に着脱式にて添付される方向性結合器、又はループアンテナ7は歩行時には白杖先に添付受信し、又取り外して手持ちにより発信源を探索することも出来る。この場合杖先より自由度があり、狭い場所でドアーノブ、水洗バルブ位置などのポイント位置を検索するのに適している。
これには特にループアンテンナが最適である。
【0013】
[第四実施例]
第5図はトランスポンダ方式のイラスト化したシステム図であり杖先アンテンナと受信機間のケーブル接続を不要とし、ワイヤレス(無線)で使用できる。第4図はこのトランスポンダ方式のブロック図である。第4図に於いて受信用アンテナ7にて受信され、受信波を高周波増幅した後、水晶式局部発信器を用いたヘテロダイン方式であり中間周波数に変換し増幅後、受信機8に対し送信アンテナRTより送信する。本例では75.8MHZの視覚障害者用に割り当てられたアイメイト受信周波数に対し12.8MHZの水晶局部発信により88.6MHZ出力のアップバーター方式を採用している。
【0014】
本トランスポンダ側は別電源バツテリーによって動作するが、第4図に於いて電池が消耗した時には減電圧検出により、発信回路を駆動させこの周期により電源をon又はoffさせる事により受信機8に警報を通知するように構成されているが、この構成は該発信回路により直接該トランスポンダに直接変調を掛け受信機8に警報する様に構成することも出来る。
【0015】
本方式は受信機と白杖間の接続が不要となり視覚障害者が本来白杖に要求する機能、即ち白杖を自由に扱い歩行前方の障害物の探査確認のための動作を妨げない。
【0016】
[第五実施例]
第6図は、視覚障害者が常用する、杖による探査確認機能を高めるための発明である。
現在障害者誘導用ブロックは、表面が丸状突起の集合による停止ブロックと、表面が長方形状突起の集合による進行ブロックの2種類だけが実用化されている。これは靴底を通じて確認し得る最低限の識別方法である。
【0017】
本誘導ブロックは第6図の如く内部構造を空洞化することにより、杖先、靴底の反射音、構成材の感触の違いにより、分岐点位置の確認を指示すために用いる。
本例にては踏み板と本体とに分割してあるが当然一体化する事も可能であるし、又中空構造のみならず笛、鈴、体重で踏み込む力学的反作用によるペコポコと言った感覚、或いは電気的振動発生機能等を組み込むことも当然可能である。
本発明においては、方向分岐位置に一個布設し、分岐位置であることを示したり、ランドマークポイントの誘導メッセージの位置指示確認用にも併用される。
【0018】
又誘導ブロックの布設を、コンコリート、ゴム質、金属など杖先靴底の感触、打音の違う物を誘導目的に混在させる事により意味を持たせ、障害者に誘導指示を与えるように構成させる事もできる。
なお、金属製の誘導ブロックはポリエチレン、ホロー引きなどで対候性加工を施す。
【0019】
[第六実施例]
近来、CO2による地球温暖化防止が広く認識されるようになった事により、自動車の信号待機時に於けるエンジンのアイドリングストップ運動が進展しつつある。
然し、アイドリングストップをしても直ぐに信号が「進め」に変わったりすると、直ぐにエンジンを始動する事になり、本来の期待する結果と逆になり,かえって燃費を増し排出ガスを増やす結果となってしまう。これを防ぐために現信号指示の継続持続時間を電波により移動体側の自動車に通知するようにすることにより、この不合理を防止するようにする機能が得られ目的に寄与する事が出来る。
即ち、エンジン始動時には吸気ガスを濃くする方向になるので、これ等を勘案し該継続時間情報を基にそのままアイドリングストップせず待機するのが有利か一旦エンジン停止が有利かを判断する。
又この現信号持続時間情報は自車が走行し交叉点に入る時間には停止信号となるような必然的時間帯であれば、惰力運行を主とする省エネ運転などの対応も可能となる。
【0020】
本発明は信号継続時間情報機能のある信号制御機の情報を走行車道に沿って前記する漏洩ケーブルを30m〜50mほど布設し、高周波信号を発信し、移動体車両は各種アンテナ及び受信機にて該信号を受信し、エンジン停止かアイドリングかを判断する。この情報は自車進行先々の信号機情報も同様に得られるように構成すると、信号停止回数の最小の速度を自身で算出したりする機能も得られ、更に省エネ、安全に寄与できる。
【0021】
【発明の効果】
このように構成された、本信号伝達方式は、地下、地上、屋内外、などの環境を問わず視覚障害者のみでなく、通信を双方向化したりして更に高機能化して高齢者には各分岐位置指示用のTDに、IDを付加する事により目的地迄案内したり、又聴覚障害者には音声に変えて、キャラクター表示機を用いることにより、方向を指示することが出来るし、視覚障害者には益々多層化する地下鉄駅などの案内と位置確認手段を提供し、自立のための福祉環境を提供することができるし、当受信機は駅切符等の自販機器の取り扱い指示に活用したり電車内車掌のアナウンス受信にも利用したりと視覚障害者の自立のための各種情報伝達収集のインターフエースに多目的に活用できるし、又博物館などの展示品案内、総合病院内案内、空港、イベント会場の案内等にも活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明信号伝達方式のシステム概念図である。
【図2】本発明信号伝達方式による駅周辺のゾーンを示す平面図である。
【図3】本発明信号伝達方式による横断歩道信号連動式方向別音声ガイドシステムのブロック図である。
【図4】本発明信号伝達方式のトランスポンダ方式中継器のブロック図である。
【図5】本発明信号伝達方式のトランスポンダ方式のイラストシステム図である。
【図6】本発明信号伝達方式の誘導ブロックの一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 誘導ブロック
2 誘導伝送線(アイメイトライン)
3 赤信号受光検出器
4 青信号受光検出器
5 ターミナルボックス(TB)
6 FM音声ガイド伝送同軸線
7 杖センサー(方向性カップラー又はループアンテナ)
8 受信機(FM式)
9 誘導ブロック
10,11 誘導伝送線(アイメイトライン)
【発明の属する技術分野】
本発明は、視覚障害者や車輛に対しメッセージ信号を発信して、視覚障害者や車輛の運行をガイドするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、視覚障害者に対する道路横断のアシストに音響式などが導入されたが、交叉点等の周囲雑音の多い環境にては騒音、反響などにより、誘導する音響の発音部位を特定しにくく、又健常者にとっては騒音源であるなどの問題がある。
また、視覚障害者用誘導ブロック布設は画一的材料にて編成され丸状突起の集合による「停止」及び長方形状突起の集合による「直進」を案内する2種の布設方法のみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
又微弱電波による誘導方式も提案されているが、電波エリアが空間となるため障害者は自己の現位置をエリア空間内としか位置特定できないなどの問題点があった。更に衛星電波によるITSナビゲーションなどによるシステムの提案があるが、地下鉄、地下街にては機能し得ないし、ビル影にては測定誤差が問題であるし、視覚障害者には表示自体に難がある。
そこで誘導ブロックの構造をも検討し、視覚障害者が常に帯行する白杖の更なる有効活用による新たな位置検出手段をも提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は特許第2881164号、第3370260号の応用に関し誘導線路上のみに発生する電界を帯行する受信機にて伝送線路上に方向性結合器、ループアンテナ等を添付結合受信することにより自己の位置を特定し、更に新たな打音式誘導ブロックにて確認する方式を提供する。
【0005】
「方向性結合器の構成について」
従来より方向性結合器は高周波技術のキーデバイスとして、測定を始め広範に使用されている。
本テーマはこれの構成方法を変更する事により提案されるものである。
従来の方向性結合器はユニット化されており、その構造は信号誘導線側の入出力端子及び分岐出力側端子とで構成され、夫々端子を接続して使用する方法のみであつた。本構成の基幹は方向性結合器の誘導線部側と分岐出力の方向性結合器部側とを夫々に2分割し、誘導線部には漏洩ケーブルからなる漏洩線路等をそのまま活用し、それに方向性結合器部又はループアンテナを添付結合させる新たな構成としている。
【0006】
このことにより漏洩線路(開放同軸型、平行線など)上の自由な位置より信号の分岐取り出しが、施設が活線状態でも可能になり、よって移動中であっても連続して広帯域に分岐の入出力が可能となる。
本発明は誘導線部には漏洩線路をそのまま活用し横断歩道信号灯に連動した音声信号、データ信号等を伝送し、杖側に方向性結合器部又はループアンテンアを取り付け、障害者は方向性結合器部又はループアンテンアを誘導線路に添付結合し音声アシスト又はデータ信号を受信し、横断歩道信号機に連動して変調伝送される音声による「赤です」或いは「青です」の音声、或るいは「通りゃんせ」等のメロディー或いは聴覚障害者向けの表示データ高周波信号を受信する。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第一実施例]
第1図は本例のシステムイラスト図であって、交叉点などに設置されている誘導ブロック9に沿って平衡線あるいは開放型同軸ケーブル2,10,11を埋設する。
該伝送線2,10,11にはTB(Terminal Box)5から信号機よりの青4、赤3、の出力に応じて音声ROMに夫々記憶された音声ガイド「青です」「赤です」の変調波により変調された視覚障害者音声誘導用75.8MHZのFM波高周波信号を夫々各方向ラインに伝送される。
障害者は交叉点角に設置された誘導ブロック9際に埋設させた伝送線(アイメイトライン)2,10,11に沿って、自らの杖先のセンサー7を伝送線2,10,11に添付結合受信し音声ガイドに従い横断する。
【0008】
この様に作用する、当該方式は自己の位置をアイメイトライン2上と特定できると共に送出されるガイドアシストをセンサー7にて受信することにより、音響発信機の発音方向を確認して自己の位置に気使う必要も無く、受信に専念する事により、視覚障害者に安全な横断を提供することができる。特に視覚障害者は広い交叉点等で直進する事が大変難儀で曲行してしまい、交叉点内に取り残される危険が多いと言われるが、このような大きな交差点にても誘導ブロックの様な凹凸も無く車両の通行障害にならなく特に有効である。
【0009】
連動する信号機の信号出力は電気的出力のみでなく、信号灯に光学的受光素子を添付し、光信号系より電気信号系に変換して取り出すことも出来る。
又杖7に添付する受信機8は安定な動作を主目的にするため水晶制御(局部発信機)方式が適しているが、通常市販のFMラジオでも充分である。
【0010】
[第二実施例]
第2図は本発明を展開し駅周辺のゾーンを構築した例であり、TBは4方向に夫々異なる方向を示す音声ガイドを送信するように構成したり、デパートなどのランドマークポイントを指示したりするようにしてある。
TBは第3図の様に構成され、4方向に別の音声ガイドアシストROMを搭載し、同一周波数の搬送波を夫々の方向メッセージ音声にて変調し信号灯に連動するように構成されており、下り方向を示す場合誘導ブロックの右側と定めた側に開放型同軸ケーブル、又は平行線などの漏洩電界を生ずる誘導線が埋設されており、夫々の方向に誘導線路が誘導ブロックに沿って10mほど延設してある。
【0011】
障害者は誘導ブロックの右側から受信されれば下り方向に、左側から受信されれば上り方向に向いているかを特定することができる。
又この機能は方向性結合器の方向性機能により(特許第2881164号第5図参照)受信機8に内臓するATTと併用することにより、方向別強度を検出し発信源方向探査をすることもできる。
【0012】
[第三実施例]
白杖先に着脱式にて添付される方向性結合器、又はループアンテナ7は歩行時には白杖先に添付受信し、又取り外して手持ちにより発信源を探索することも出来る。この場合杖先より自由度があり、狭い場所でドアーノブ、水洗バルブ位置などのポイント位置を検索するのに適している。
これには特にループアンテンナが最適である。
【0013】
[第四実施例]
第5図はトランスポンダ方式のイラスト化したシステム図であり杖先アンテンナと受信機間のケーブル接続を不要とし、ワイヤレス(無線)で使用できる。第4図はこのトランスポンダ方式のブロック図である。第4図に於いて受信用アンテナ7にて受信され、受信波を高周波増幅した後、水晶式局部発信器を用いたヘテロダイン方式であり中間周波数に変換し増幅後、受信機8に対し送信アンテナRTより送信する。本例では75.8MHZの視覚障害者用に割り当てられたアイメイト受信周波数に対し12.8MHZの水晶局部発信により88.6MHZ出力のアップバーター方式を採用している。
【0014】
本トランスポンダ側は別電源バツテリーによって動作するが、第4図に於いて電池が消耗した時には減電圧検出により、発信回路を駆動させこの周期により電源をon又はoffさせる事により受信機8に警報を通知するように構成されているが、この構成は該発信回路により直接該トランスポンダに直接変調を掛け受信機8に警報する様に構成することも出来る。
【0015】
本方式は受信機と白杖間の接続が不要となり視覚障害者が本来白杖に要求する機能、即ち白杖を自由に扱い歩行前方の障害物の探査確認のための動作を妨げない。
【0016】
[第五実施例]
第6図は、視覚障害者が常用する、杖による探査確認機能を高めるための発明である。
現在障害者誘導用ブロックは、表面が丸状突起の集合による停止ブロックと、表面が長方形状突起の集合による進行ブロックの2種類だけが実用化されている。これは靴底を通じて確認し得る最低限の識別方法である。
【0017】
本誘導ブロックは第6図の如く内部構造を空洞化することにより、杖先、靴底の反射音、構成材の感触の違いにより、分岐点位置の確認を指示すために用いる。
本例にては踏み板と本体とに分割してあるが当然一体化する事も可能であるし、又中空構造のみならず笛、鈴、体重で踏み込む力学的反作用によるペコポコと言った感覚、或いは電気的振動発生機能等を組み込むことも当然可能である。
本発明においては、方向分岐位置に一個布設し、分岐位置であることを示したり、ランドマークポイントの誘導メッセージの位置指示確認用にも併用される。
【0018】
又誘導ブロックの布設を、コンコリート、ゴム質、金属など杖先靴底の感触、打音の違う物を誘導目的に混在させる事により意味を持たせ、障害者に誘導指示を与えるように構成させる事もできる。
なお、金属製の誘導ブロックはポリエチレン、ホロー引きなどで対候性加工を施す。
【0019】
[第六実施例]
近来、CO2による地球温暖化防止が広く認識されるようになった事により、自動車の信号待機時に於けるエンジンのアイドリングストップ運動が進展しつつある。
然し、アイドリングストップをしても直ぐに信号が「進め」に変わったりすると、直ぐにエンジンを始動する事になり、本来の期待する結果と逆になり,かえって燃費を増し排出ガスを増やす結果となってしまう。これを防ぐために現信号指示の継続持続時間を電波により移動体側の自動車に通知するようにすることにより、この不合理を防止するようにする機能が得られ目的に寄与する事が出来る。
即ち、エンジン始動時には吸気ガスを濃くする方向になるので、これ等を勘案し該継続時間情報を基にそのままアイドリングストップせず待機するのが有利か一旦エンジン停止が有利かを判断する。
又この現信号持続時間情報は自車が走行し交叉点に入る時間には停止信号となるような必然的時間帯であれば、惰力運行を主とする省エネ運転などの対応も可能となる。
【0020】
本発明は信号継続時間情報機能のある信号制御機の情報を走行車道に沿って前記する漏洩ケーブルを30m〜50mほど布設し、高周波信号を発信し、移動体車両は各種アンテナ及び受信機にて該信号を受信し、エンジン停止かアイドリングかを判断する。この情報は自車進行先々の信号機情報も同様に得られるように構成すると、信号停止回数の最小の速度を自身で算出したりする機能も得られ、更に省エネ、安全に寄与できる。
【0021】
【発明の効果】
このように構成された、本信号伝達方式は、地下、地上、屋内外、などの環境を問わず視覚障害者のみでなく、通信を双方向化したりして更に高機能化して高齢者には各分岐位置指示用のTDに、IDを付加する事により目的地迄案内したり、又聴覚障害者には音声に変えて、キャラクター表示機を用いることにより、方向を指示することが出来るし、視覚障害者には益々多層化する地下鉄駅などの案内と位置確認手段を提供し、自立のための福祉環境を提供することができるし、当受信機は駅切符等の自販機器の取り扱い指示に活用したり電車内車掌のアナウンス受信にも利用したりと視覚障害者の自立のための各種情報伝達収集のインターフエースに多目的に活用できるし、又博物館などの展示品案内、総合病院内案内、空港、イベント会場の案内等にも活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明信号伝達方式のシステム概念図である。
【図2】本発明信号伝達方式による駅周辺のゾーンを示す平面図である。
【図3】本発明信号伝達方式による横断歩道信号連動式方向別音声ガイドシステムのブロック図である。
【図4】本発明信号伝達方式のトランスポンダ方式中継器のブロック図である。
【図5】本発明信号伝達方式のトランスポンダ方式のイラストシステム図である。
【図6】本発明信号伝達方式の誘導ブロックの一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 誘導ブロック
2 誘導伝送線(アイメイトライン)
3 赤信号受光検出器
4 青信号受光検出器
5 ターミナルボックス(TB)
6 FM音声ガイド伝送同軸線
7 杖センサー(方向性カップラー又はループアンテナ)
8 受信機(FM式)
9 誘導ブロック
10,11 誘導伝送線(アイメイトライン)
Claims (10)
- 交通信号機の出力信号に連動した高周波信号を誘導線路に伝送し、該誘導線路に方向性結合器を添付結合し、方向性結合器によって高周波信号を受信することを特徴とする信号伝達方式。
- 交通信号機の出力信号に連動した高周波信号を誘導線路に伝送し、該誘導線路にループアンテナを添付結合し、ループアンテナによって高周波信号を受信することを特徴とする信号伝達方式。
- 請求項1又は2に記載の信号伝達方式に於いて、誘導ブロック又は/及び横断歩道に沿って前記伝送線路を埋設した信号伝達方式。
- 請求項3に記載の信号伝達方式に於いて、内部を中空に成し打音を生ずる誘導ブロック及び、異なる構造、材料、による多種誘導ブロックを、誘導指示目的のために混在布設したことを特徴とする信号伝達方式。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の信号伝達方式に於いて、前記ループアンテナ又は方向性結合器を視覚障害者が使用する杖(白杖)の杖先端部に着脱自在に取り付けた信号伝達方式。
- 請求項5に記載の信号伝達方式に於いて、前記ループアンテナ又は方向性結合器に中継機を一体的に設け、ループアンテナ又は方向性結合器と受信機間を無線接続にした信号伝達方式。
- 車道走行路に沿って誘導線路を設置した信号伝達方式に於いて、信号機の出力信号に応じて発せられる高周波信号を基に、自車両のエンジンアイドリング可否を判断するように構成したことを特徴とする信号伝達方式。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の信号伝達方式に於いて、信号を双方向通信可能となしたことを特徴とする信号伝達方式。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載の信号伝達方式に於いて、交通信号灯の点灯に光学的受光素子を結合して交通信号機出力を得ることを特徴とする信号伝達方式。
- 請求項4に記載の信号伝達方式を実施するためにブロックの内部を中空に成形した誘導ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003161628A JP2004064750A (ja) | 2002-06-06 | 2003-06-06 | 信号伝達方式 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002165263 | 2002-06-06 | ||
JP2003161628A JP2004064750A (ja) | 2002-06-06 | 2003-06-06 | 信号伝達方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004064750A true JP2004064750A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31949373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003161628A Pending JP2004064750A (ja) | 2002-06-06 | 2003-06-06 | 信号伝達方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004064750A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006314384A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Shoei Denki Kk | 視覚障害者誘導システム |
DE202006007457U1 (de) * | 2006-05-09 | 2007-09-13 | Verein zur Förderung der Blindenbildung (gegr. 1876) e.V. | Stockartiges Hilfsmittel für Blinde oder Sehbehinderte |
-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003161628A patent/JP2004064750A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006314384A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Shoei Denki Kk | 視覚障害者誘導システム |
DE202006007457U1 (de) * | 2006-05-09 | 2007-09-13 | Verein zur Förderung der Blindenbildung (gegr. 1876) e.V. | Stockartiges Hilfsmittel für Blinde oder Sehbehinderte |
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A977 | Report on retrieval |
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