JP2004064446A - 移動体通信システム、及びそれに用いる通信装置とその通信プロトコル整合性管理方法 - Google Patents

移動体通信システム、及びそれに用いる通信装置とその通信プロトコル整合性管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置間で使用可能なプロトコルバージョン数を拡大し、バージョンの相異による通信不可の装置間メッセージ数を減少させる。
【解決手段】移動機、無線基地局装置、無線ネットワーク制御装置等の移動体通信システムの各通信装置は、各プロトコルごとに任意の複数のバージョンを保持している。立ち上げ時に、装置間で各々が保持するプロトコルバージョン情報を交換し、運用時に使用するバージョンとして、共通なバージョンがあればそれを、ない場合でも適切なバージョンを選定する。受信メッセージに対し、運用バージョンでの解読に失敗した場合、他の保持しているバージョンすべてを使用して解読を試みる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数のバージョンが認められた通信プロトコルにより、通信相手先装置との間でメッセージの送受信を行いながら運用する通信装置と、それを用いた移動機,無線基地局装置,無線ネットワーク制御装置や、移動体通信システムと、その通信プロトコル整合性管理方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代公衆W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)移動体通信システムは、公衆網に運用する装置がシステム全体の装置間通信を行うための通信プロトコルとして、主に3GPP=3rd Generation Partnership Projectベース(例えば、RRC:Radio Resource Control protocol、NBAP:Node B Application Part、等)を用いる。また、通信メッセージの構造としては、ASN.1(Abstract Syntax Notation 1=X.691勧告)に記述されているオブジェクト指向を意識した「IE(Information Element)」の構造をもつ。以下、この「IE」のことを、「インフォメーションIE」、あるいは、「オブジェクト情報要素」と称する。
【0003】
なお、移動体通信システムを構成する装置(通信装置)には、例えば、移動機、無線基地局装置、無線ネットワーク制御装置等があり、それぞれ複数の製造事業者(メーカー)より提供が可能である。また、移動体通信システムも複数の通信事業者(オペレータ)により複数のシステムがそれぞれ運用予定され、移動機の相互登録(ローミング)を可能としている。これら通信事業者及び製造事業者は、それぞれ個別に3GPPのプロトコルの改版(バージョン・アップ)を企ており、同一のプロトコルで異なるバージョンが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した現在開発中の次世代公衆W−CDMA移動体通信システムは、無線基地局が複数の地域で運用を開始するようになった後、または移動機が世の中に販売されて異なるユーザーがそれぞれ使用するようになった後に、固有のプロトコルバージョンを用いて公衆網でサービスを提供するのは不可欠である。しかし、異なる通信事業者が異なる製造事業者の装置を導入しようとした場合、従来の技術では、使用する通信プロトコルが3GPPで規定されるプロトコルの互換性を保証できない。つまり、短期間(3ヶ月単位)に改版されて行く3GPPでは、異なる製造事業者がそれぞれ使うプロトコルのサポート及び互換性を持つことは困難である。また、世の中の通信事業者は、各国製造事業者がどのプロトコルを使っているかとか、そのバージョンの実態及びサポートしている機能単位の分析等はできないので、結局製造事業者側がそれに対応しない限り、広い範囲で互換性を持ちながら、正確なプロトコル管理及び通信プロトコルで用いるメッセージ(インフォメーションIE)の符号(エンコード)/復号(デコード)の整合性を保証することは不可である。
【0005】
このようにして同一のプロトコルで異なるバージョンが存在する場合、それぞれのバージョンにメッセージの互換性が無くなり、そのバージョンを用いた装置間通信が完全に不可となる可能性がある。あるいは完全に不可とならないまでも、プロトコルバージョンの違いによりある1つのメッセージに対応するインフォメーションIEの構造体が変わったため、そのインフォメーションIEの符号/復号ができなくなり、該当メッセージが使えなくなる場合がある。
【0006】
本発明は、移動体通信システムにおいて、移動機、無線基地局装置、無線ネットワーク制御装置等の通信装置間で使用可能なプロトコルバージョン数を拡大し、バージョンの相異による通信不可の装置間メッセージ数を減少させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る通信装置は、複数のバージョンが認められた通信プロトコルにより、通信相手先装置との間でメッセージの送受信を行いながら運用する通信装置において、使用する通信プロトコルごとの任意の複数のバージョンと、装置立ち上げ時に、前記通信相手先装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、同一の通信プロトコルにおいて共通なバージョンがあればそのうちの最新のバージョンを運用開始以降に使用するための運用バージョンとして選定し、共通なバージョンがなければ保持する全バージョンのうちの最新のバージョンを前記運用バージョンとして選定し、運用開始以降、前記通信相手先装置との間で使用する通信プロトコルごとに、前記運用バージョンによるメッセージの送信及び受信を行い、正常に解読できない受信メッセージがあると、当該メッセージに対し他の保持するバージョンによる解読を試み、当該メッセージが正常に解読できれば正常メッセージとして処理し、保持する全バージョンのいずれによっても正常に解読できなければ異常メッセージとして破棄する制御手段とを有する。
【0008】
本発明の請求項2に係る通信装置は、請求項2に係る通信装置において、前記各メッセージは複数種類のうちの任意のオブジェクト情報要素を含んで成り、前記制御手段が、装置立ち上げ時に、各メッセージ対応にオブジェクト情報要素の構造体及びパラメータクラスを規定するデータベースを作成し、運用開始以降、メッセージ送信時には、前記データベースを参照して送信すべき情報を符号化して前記オブジェクト情報要素を作成し、メッセージ受信時には、前記データベースを参照して前記オブジェクト情報要素を復号化し送信された情報を解読する構成を有する。
【0009】
本発明の請求項3に係る移動機は、無線ネットワーク制御装置からの制御の下、無線基地局装置と無線接続される移動体通信システムの移動機において、請求項1または2に係る通信装置を含んで構成され、前記無線基地局装置を通して、前記通信相手先装置である無線ネットワーク制御装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定する構成を有する。
【0010】
本発明の請求項4に係る無線基地局装置は、無線ネットワーク制御装置からの制御の下、移動機と無線接続される移動体通信システムの無線基地局装置において、請求項1または2に係る通信装置を含んで構成され、前記通信相手先装置である無線ネットワーク制御装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定する構成を有する。
【0011】
本発明の請求項5に係る無線ネットワーク制御装置は、無線基地局装置と、前記無線基地局装置と無線接続される移動機とを制御する移動体通信システムの無線ネットワーク制御装置において、請求項1または2に係る通信装置を含んで構成され、まず前記無線基地局装置を前記通信相手先装置として各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定し、前記無線基地局装置が運用開始した以降に、前記無線基地局装置を通して、前記移動機を前記通信相手先装置として各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定する構成を有する。
【0012】
本発明の請求項6に係る移動体通信システムは、請求項3に係る移動機と、請求項4に係る無線基地局装置と、請求項5に係る無線ネットワーク制御装置とを備える。
【0013】
本発明の請求項7に係る通信プロトコル整合性管理方法は、複数のバージョンが認められた通信プロトコルにより、通信相手先装置との間でメッセージの送受信を行いながら運用する通信装置における通信プロトコル整合性管理方法において、装置立ち上げ時に、前記通信相手先装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、同一の通信プロトコルにおいて共通なバージョンがあればそのうちの最新のバージョンを運用開始以降に使用するための運用バージョンとして選定し、共通なバージョンがなければ保持する全バージョンのうちの最新のバージョンを前記運用バージョンとして選定し、運用開始以降、前記通信相手先装置との間で使用する通信プロトコルごとに、前記運用バージョンによるメッセージの送信及び受信を行い、正常に解読できない受信メッセージがあると、当該メッセージに対し他の保持するバージョンによる解読を試み、当該メッセージが正常に解読できれば正常メッセージとして処理し、保持する全バージョンのいずれによっても正常に解読できなければ異常メッセージとして破棄する工程を有する。
【0014】
本発明の請求項8に係る通信プロトコル整合性管理方法は、請求項7に係る通信プロトコル整合性管理方法において、前記各メッセージは複数種類のうちの任意のオブジェクト情報要素を含んで成り、装置立ち上げ時に、各メッセージ対応にオブジェクト情報要素の構造体及びパラメータクラスを規定するデータベースを作成し、運用開始以降、メッセージ送信時には、前記データベースを参照して送信すべき情報を符号化して前記オブジェクト情報要素を作成し、メッセージ受信時には、前記データベースを参照して前記オブジェクト情報要素を復号化し送信された情報を解読する工程を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の概要を説明する。本発明は次世代公衆W−CDMA移動体通信システムにおいて、公衆網に運用する装置がシステム全体の装置間通信を行うための通信プロトコル、主に3GPPベース(RRC、NBAP、ALCAP(AAL Type2 Signalling Protocol (Capability Set1))等)を用いるインタフェースに対処し、装置間及びノード間通信メッセージの整合性を高めることを目的とする。すなわち、装置によって異なるプロトコルスタックを用いて固有のプロトコルを個別に管理し、装置立ち上げ時に各々のプロトコル通信が開始する後にプロトコルが使用するバージョンの選定を、適切かつ効率良く管理する。
【0016】
より詳細に説明する。次世代公衆W−CDMA移動体通信システムを異なる通信事業者(オペレータ)が異なる製造事業者(メーカー)の装置構成(移動機、無線基地局、無線ネットワーク制御装置等)でそれぞれ構成し、移動機のローミングを許可した場合、各装置で扱う通信プロトコルのバージョンが異なることが考えられる。その場合、装置内部で行うメッセージの符号(エンコード)/復号(デコード)で、メッセージ要素及びインフォメーションIEが異なるため、該当メッセージが使えなくなる、またはそのプロトコルが使えなくなることが起きる。本発明は、そのような事態を防ぐために、装置間で行う通信の互換性の無いプロトコルが選択されないように、初期立ち上げ時に実際に運用するプロトコルの選定を行って通信プロトコルの整合を行い、異なるプロトコルバージョンを用いてメッセージの符号/復号を可能とし、また、メッセージに含まれるインフォメーションIEの整合性管理(互換性保証)を行うことにより、異なるインフォメーションIEが発生した場合でも、プロトコル間通信で使用するメッセージを使えるようにする。
【0017】
すなわち、システム全体が初期立ち上げ時、装置内で保持するプロトコルバージョン等を比較して、共通のプロトコルバージョンを基準とする、符号/復号をどのように行うのかを選定する。装置の立ち上げが完了した後、自装置は隣接する装置のプロトコルスタック及びサポート可能なプロトコルバージョンを把握し、もっとも適している装置間メッセージを用いて装置間メッセージの信頼性向上、互換性及び移動体通信の高品質、機能向上を得る。
【0018】
本発明によれば、異なる通信事業者が異なる製造事業者の装置を導入した場合、使用する高位レイヤプロトコルの互換性の調整を行わず、装置内部で初期立ち上げ時に装置がサポートしているプロトコルを基準に、隣接する装置(上位装置/下位装置)との間で運用時に使うプロトコルスタックを決定することにより、通常の運用時に異なるプロトコルバージョンのインフォメーションIE及び装置間メッセージが破棄される可能性を防ぐ。
【0019】
なお、本発明で使用されるメッセージは、ITU−Tで規定されるX.691を基本とするASN.1ベースのメッセージとする。
【0020】
通常使用されるメッセージは、例えばバイト単位で「メッセージ種別,メッセージ長,メッセージ要素1,メッセージ要素2,メッセージ要素3,…」と並んだような構造をもつ。このようなメッセージ構造では、割り当てられた要素をバイト管理しているので、メッセージ途中の拡張は困難である。
【0021】
これに対して、ASN.1で規定される符号化規則(BER=BitEncodingRules,PER=PacketEncodingRules)では、使用されるメッセージは各オブジェクト=インフォメーションIEを用いて符号化(エンコード:encode)されるので、メッセージ長の縮小、メッセージ要素の拡張等が簡単になる。ASN.1のメッセージ構造はバイト、ワード単位に依存せず、各プロシジャー(procedure)内のオブジェクトを選んでメッセージを構築する。その構造により、各メッセージは送受信する前に符号化/復号化(デコード:decode)が必要となる。しかし、ASN.1を基準とするプロトコル類に関してはバージョンの互換性が無くなる。途中のオブジェクトが拡張された場合、それ以降のメッセージが復号化不可となる。図5に、このようなインフォメーションIEの例として、「NBAP」の例を示す。
【0022】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図2は本発明の移動体通信システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。図2において、本例の移動体通信システムは、次世代公衆W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式の構成を持つ。自局の無線サービスリア(図示せず)を管轄する無線基地局装置(NodeB、あるいは、BTS(BaseTransceiver Station))2は、図示していない他の無線基地局装置と共に、有線回線を用いて上位装置である無線ネットワーク制御装置(RNC(Radio Network Control Equipment))3に接続され、その制御を受ける。各無線基地局装置2の無線サービスリアには、複数の移動機(MS(Mobile Station))1が存在可能で、無線回線により無線基地局装置2と接続される。無線ネットワーク制御装置3は、図示していない他の無線ネットワーク制御装置と共に、コアネットワーク4に収容されている。コアネットワーク4は、さらに他のネットワーク(固定網5)、例えば、公衆電話網等に接続される。
【0024】
図2の移動体通信システムは、ある1つの通信事業者(通信事業者A)の1つの移動体通信システムを示しただけのものであり、該当通信事業者はさらに他の移動体通信システムを設置することができ、また、他の通信事業者(通信事業者B、C、…)も同様な移動体通信システムを設置することができる。
【0025】
各移動機1は、図示した無線基地局装置2,無線ネットワーク制御装置3,及びコアネットワーク4を運営する通信事業者(通信事業者A)に所属しているものばかりでなく、図示していない他の移動体通信システムを運営する通信事業者(通信事業者B)に所属するものでもよい。つまり、通信事業者Bに所属する移動機が、通信事業者Aのサービスエリアにローミングしてきたものとしても良い。
【0026】
上位装置である無線ネットワーク制御装置3は、3つの通信プロトコルを用いて下位装置である各無線基地局装置2,及び各移動機1の制御を行う。すなわち、無線ネットワーク制御装置3及び無線基地局装置2間は、NBAP(NodeB Application Part)プロトコルとALCAP(AAL Type2 Signalling Protocol (CapabilitySet1))プロトコルを用いてメッセージ交換する。無線ネットワーク制御装置3及び移動機1間は、無線基地局装置2の立ち上げ後、無線基地局装置2をスルーして、RRC(Radio Resource Control)プロトコル等を用いてメッセージ交換する。
【0027】
移動機1は、図示していないが、無線基地局装置2との間で無線による信号送受信を行う無線部と、ユーザーに対する音声情報の入出力を行う通話部と、ユーザーに対する数字、文字、図形等情報の入力、表示を行う入出力部と、情報(データ、プログラム)を記憶するメモリを含み、上記各部を制御し無線基地局装置2及び無線ネットワーク制御装置3を通したユーザーによる音声及びデータの送受信を制御する制御部とを有している。制御部はさらに、無線ネットワーク制御装置3等の他装置との間の通信プロトコルの任意の複数のバージョンと、これら通信プロトコルの整合を行うための通信プロトコル整合部とを含んでいる。
【0028】
複数の移動機1の各々は、基本的な構成は同一の構成(上述の構成)であるが、使用する通信プロトコルのバージョンが、所属した通信事業者や製造した製造事業者の違いにより、それぞれ違っている場合がある。
【0029】
無線基地局装置2は、図示していないが、移動機1との間で無線による信号送受信を行う無線部と、無線ネットワーク制御装置3との間で有線による信号送受信を行う有線伝送路インタフェース部と、無線部及び有線伝送路インタフェース部間で各移動機1対応のベースバンド信号の処理を行うベースバンド信号処理部と、情報(データ、プログラム)を記憶するメモリを含み、無線ネットワーク制御装置3からの制御の下で上記各部を制御し、移動機1による通信を制御する制御部とを有している。制御部はさらに、無線ネットワーク制御装置3等の他装置との間の通信プロトコルの任意の複数のバージョンと、これら通信プロトコルの整合を行うための通信プロトコル整合部とを含んでいる。
【0030】
複数の無線基地局装置2の各々は、基本的な構成は同一の構成(上述の構成)であるが、使用する通信プロトコルのバージョンが、所属した通信事業者や製造した製造事業者の違いにより、それぞれ違っている場合がある。
【0031】
無線ネットワーク制御装置3は、図示していないが、無線基地局装置2とのインタフェースを司る基地局インタフェース部と、コアネットワーク4とのインタフェースを司る交換機インタフェース部と、情報(データ、プログラム)を記憶するメモリを含み、上記各部を制御し、無線基地局装置2及び移動機1に対する無線回線制御や呼制御等の各種制御を行う制御部とを有している。制御部はさらに、移動機1や無線基地局装置2等の他装置との間の通信プロトコルの任意の複数のバージョンと、これら通信プロトコルの整合を行うための通信プロトコル整合部とを含んでいる。
【0032】
複数の無線ネットワーク制御装置3の各々は、基本的な構成は同一の構成(上述の構成)であるが、使用する通信プロトコルのバージョンが、所属した通信事業者や製造した製造事業者の違いにより、それぞれ違っている場合がある。
【0033】
移動機1、無線基地局装置2、無線ネットワーク制御装置3の通信プロトコル整合部はそれぞれ、自装置が保有する通信プロトコルの種類とそのバージョンとを登録する機能と、各プロトコルにおける通信相手先装置との間でバージョン情報を送受信し運用するバージョンを選定する機能と、運用に選定されたバージョンで正常に受信復号(解読)できないインフォメーションIEがある場合、他のバージョンによる復号(解読)を試みる機能等を有している。
【0034】
次に、図2に示す実施の形態の装置立ち上げ時の動作について、図1を参照して詳細に説明する。
【0035】
まず、上位装置である無線ネットワーク制御装置(RNC)3とNodeBである無線基地局装置(BTS)2との間で、各プロトコルのメッセージ送受信(図1中のメッセージM11、M12)を行った後に自装置で持つプロトコルバージョンの交換(メッセージM13、M14)を行い、上位装置が実際に運用開始を行う時に使用する適切なプロトコル(プロトコルバージョン)を選定、決定する。
【0036】
無線ネットワーク制御装置3からの制御(メッセージM15)により、無線基地局装置2が運用開始されると、無線ネットワーク制御装置3と移動機(MS)1との間で、同様の処理(メッセージM21、M22、M23)を行い、上位装置が実際に運用開始を行う時に使用する適切なプロトコル(プロトコルバージョン)を選定、決定する。
【0037】
このときの適切なプロトコル選定は、各装置(移動機、無線基地局装置、無線ネットワーク制御装置)がサポート可能のプロトコルバージョンに依存する。各装置が複数バージョンを保持した場合、より多くの選定範囲が実現できる。複数のプロトコルバージョンが保持されている場合、単なるプロトコルバージョンの選定だけでは無く、個々のメッセージを個別で扱うため、メッセージ内部のインフォメーションIE(オブジェクト単位)で部分メッセージ要素選定も可能とする。
【0038】
各装置において、適切なプロトコルバージョンが決定された後、移動機1は、無線基地局装置2及び無線ネットワーク制御装置3を通して、位置登録(メッセージM24)を行い、他の移動機、あるいは、固定網5に接続された相手先端末との間で通信(メッセージ送受信)が可能となる。上述したように、初期立ち上げメッセージにプロトコルバージョンを含むことにより、任意のメッセージ内部のインフォメーションIEをクラス別に保持して装置内アプリケーションで管理する。送信するメッセージは初期立ち上げ時に基づくバージョンを用いてメッセージの符号を行うが、受信したメッセージについては復号ができない場合、装置内アプリケーションは復号できなかったインフォメーションIEを検索して、該当するインフォメーションIEを他のバージョンプロトコルで復号する。装置は解読不能のインフォメーションIEのメッセージのみに対してメッセージ異常として扱う。これにより、装置間メッセージの信頼性向上、及び互換性が実現できる。
【0039】
なお、移動機1、無線基地局装置2、及び無線ネットワーク制御装置3間で送受信するメッセージM11〜M13、M21〜M22において、製造事業者(メーカー)固有の各種メッセージとは、ANS.1のメッセージ構成における任意の新規追加メッセージを示しており、図6に例示するように、「…」拡張記号(ExtennsionMarker)以降に記述される。
【0040】
次に、図1,図2とともに、図3,4の動作フロー図を参照して、本発明の動作を説明する。ここでは、上位隣接装置である無線ネットワーク制御装置(RNC)3との間で通信プロトコルの整合を行う無線基地局装置2における動作を例として説明する。
【0041】
無線基地局装置2は、必要な通信プロトコル(NBAP、ALCAP等)について、設置した通信事業者及び製造した製造事業者に応じたバージョン(複数可、ただし最新バージョン優先)のプロトコルをプロトコルスタックとして保持している。
【0042】
無線基地局装置2は、電源投入、あるいはリセット等による初期立ち上げ時(プロトコルタスク起動時)に、自装置の保持しているプロトコルバージョン情報を取得するとともに、各バージョンごとの各メッセージを構成するオブジェクト(インフォメーションIE)情報を取得し、自装置分のデータベース(管理テーブル)を生成する(図3のステップS11,S12)。各メッセージに関し、データベース(管理テーブル)に登録する内容は、「各メッセージ種別」、「各メッセージ構造体」、「各メッセージのパラメータクラス」である。
【0043】
無線基地局装置2は続いて、隣接する上位の無線ネットワーク制御装置(RNC)3から、自装置の保持しているプロトコルと同一のプロトコルの初期メッセージ、本例の場合、メーカー固有の初期NBAP要求メッセージM11の受信を待ち、要求メッセージM11を受信すると、当該メッセージ中の隣接装置の当該プロトコルのバージョン情報を取得し、他装置分のデータベース(管理テーブル)を生成する(ステップS13、S14)。なお、要求メッセージM11はメーカー固有のメッセージであるため、異なるバージョンでも基本的な部分は同じ内容である。そのため、無線基地局装置2側が、RNC3側とバージョンが合っていなくても、受信メッセージの読み取りは問題無くできる。
【0044】
RNC3から要求メッセージM11を受信した無線基地局装置2は、自装置保持の当該プロトコルのバージョンを用いて応答メッセージ、本例の場合、メーカー固有の初期NBAP応答メッセージM12を生成し、RNC3へ返信する(ステップS15、S16)。
【0045】
なお、要求メッセージM11及び応答メッセージM12にそれぞれ記すプロトコルバージョン情報は、各装置が保持する全てのバージョン分である。各メッセージの構成としては、例えばバージョン番号として1,2,3,4を保持する場合、「メッセージ種別、メッセージ長、バージョン番号1、バージョン番号2、バージョン番号3、バージョン番号4」のようになる。なお、バージョン番号が大きく(老番に)なるほど、新しいバージョンであるとする。
【0046】
無線基地局装置2から応答メッセージM12の返信を受けたRNC3は、当該メッセージM12中のプロトコルバージョン情報と、自装置が保持するプロトコルバージョン情報とを照合する。照合は最新(最老番)のバージョンから行う。RNC3は、無線基地局装置2と共通のバージョンがあるときは、そのうちの最老番のバージョンを運用のためのバージョンとして選定する。共通のバージョンがないときは、自装置のバージョンのうちの最老番(最新)のバージョンを運用のためのバージョンとして選定する。
【0047】
例えば、RNC3が保持するバージョンの番号が「7」、「5」、「4」とし、無線基地局装置2が保持するバージョンの番号が「7」、「6」、「5」とすると、「7」のバージョンを選定する。無線基地局装置2が保持するバージョンの番号が「6」、「5」、「4」の場合は、「5」のバージョンを選定する。無線基地局装置2が保持するバージョンの番号が「3」、「2」、「1」の場合は、「7」のバージョンを選定する。
【0048】
RNC3は、選定したバージョン番号を通知するメッセージ、例えば、メーカー固有の初期NBAP通知メッセージM13を、無線基地局装置2へ送信し、無線基地局装置2から通知メッセージM13の正常受信を示すAckメッセージM14を受信すると、選定したバージョンを自装置の運用バージョンとして決定する。
【0049】
一方、無線基地局装置2は、通知メッセージM13を受信すると(ステップS17)、そのメッセージで通知されたバージョン(RNC3で選定されたバージョン)を自装置が保持しているか判定する(ステップS18)。選定されたバージョンを自装置が保持している場合は、そのバージョンを自装置の運用バージョンとして決定する(ステップS19)。選定されたバージョンを自装置が保持していない場合は、自装置が保持しているうちの最新(最老番)のバージョンを自装置の運用バージョンとして決定する(ステップS20)。
【0050】
必要なプロトコルすべてについて、上述のステップS11〜S20の処理が完了すると、RNC3から無線基地局装置2に対し「Cell Setup Request」(M15)等必要なメッセージを送信し、無線基地局装置2の運用が開始される(ステップS21)。無線基地局装置2は、運用開始後、通常メッセージの受信を待つ(ステップS22)。
【0051】
無線基地局装置2及びRNC3がメッセージを送信するときは、それぞれ選定され、運用バージョンとして決定されたバージョンを用いて行う。インフォメーションIEは、先に生成したオブジェクトの構造を規定するデータベース(管理テーブル)を参照して符号化する。
【0052】
無線基地局装置2は、RNC3からメッセージを受信すると、まず運用バージョンとして決定されたバージョンを用いて復号を試み(図4のステップS31)、正常に復号できたか判定する(ステップS32)。インフォメーションIEは、先に生成したオブジェクトの構造を規定するデータベース(管理テーブル)を参照して復号化する。
【0053】
正常に復号できた場合は(ステップS32のY側)、該当受信メッセージを処理し(ステップS36)、応答メッセージを符号化し(ステップS37)、その応答メッセージをRNC3へ返信し(ステップS38)、図3のステップS22のメッセージの受信待ち処理に戻る。
【0054】
RNC3と無線基地局装置2とで運用バージョンが一致するときは、上述のように、ステップS31の処理で、正常に復号できる。
【0055】
ステップS31の処理で、正常に復号できなかった場合は(ステップS32のN側)、RNC3と無線基地局装置2とで運用バージョンが一致していないときである。この場合、無線基地局装置2は、該当受信メッセージ中の復号異常のインフォメーションIEを判定し(ステップS33)、そのインフォメーションIEを、データベース(管理テーブル)を参照しながら運用バージョン以外で自装置が保持しているバージョンの1つを用いて復号(解読)を試み(ステップS34)、メッセージが正常に復号できたか判定する(ステップS35)。メッセージが正常に復号できていないときは、メッセージが正常に復号できるまで、自装置が保持している他のバージョンを順次用いて復号を試みる。これらの処理を、復号異常のインフォメーションIEすべてについて行う(ステップS41)。
【0056】
例えば、RNC3がバージョン7,5,4を保持し、無線基地局装置2がバージョン3,2,1を保持している場合、共通のバージョンがないため、RNC3はバージョン7を、無線基地局装置2はバージョン3をそれぞれ運用バージョンとしている。この場合、無線基地局装置2は順次、バージョン3、バージョン2、バージョン1で復号(解読)を試みることになる。バージョンが違っていてもインフォメーションIEの内容(構造)によっては復号に成功する場合があり、複数のバージョンで復号を試みることにより、成功の確率が高くなる。
【0057】
自装置が保持しているすべてのバージョンを用いてもインフォメーションIEの復号(解読)を完全にできないときは(ステップS41のY側)、該当受信メッセージの復号に失敗したとして、該当受信メッセージを破棄し(ステップS42)、メッセージの受信待ち処理(図3のステップS22)へ戻る。
【0058】
自装置が保持しているいずれかのバージョンを用いてすべてのインフォメーションIEの復号(解読)を完全にできたときは、該当受信メッセージの復号に成功したとして(ステップS35のY側)、該当受信メッセージを処理し(ステップS36)、応答メッセージを符号化し(ステップS37)、その応答メッセージをRNC3へ返信し(ステップS38)、メッセージの受信待ち処理(図3のステップS22)に戻る。
【0059】
一方、RNC3側におけるメッセージの受信処理も、上述した無線基地局装置2におけるメッセージの受信処理と同様に行われる。すなわち、まず運用バージョンで受信メッセージの復号を試み、正常に復号できないときは、保持しているすべてのバージョンを順次用いて復号を試みる。
【0060】
また、上記動作説明においては、無線ネットワーク制御装置(RNC)3と無線基地局装置2との間の通信プロトコルの整合を説明したが、RNC3と移動機1との間の通信プロトコルの整合も同様に行われる。
【0061】
以上説明したように、本発明では、初期立ち上げメッセージにプロトコルバージョンを含むことにより、任意のメッセージ内部のインフォメーションIEをクラス別に保持して装置内アプリケーションで管理する。送信するメッセージは初期立ち上げ時に基づくバージョンを用いてメッセージの符号化を行うが、受信したメッセージについては復号ができない場合、装置内アプリケーションは復号できなかったインフォメーションIEを検索して、該当するインフォメーションIEを他のバージョンプロトコルで復号(解読)する。装置は解読不能のインフォメーションIEのメッセージのみに対してメッセージ異常として扱う。これにより装置間メッセージの信頼性向上、及び互換性が実現できる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、各通信装置は複数のプロトコルバージョンを保持し、通信相手先装置と共通のバージョンがあればそれを運用時のバージョンとし、共通のバージョンがない場合でも、保持するすべてのバージョンを用いて受信メッセージの解読を試みるので、通信装置間で使用可能なプロトコルバージョン数を拡大し、バージョンの相異による通信不可の装置間メッセージ数を減少させることができる。これにより、通信事業者や製造事業者によって同一プロトコルで異なるバージョンを搭載した通信装置相互間の通信のサポート可能の範囲を拡張し、信頼性及び互換性を得ることができる。また、プロトコルでサポートするメッセージをオブジェクト単位(オブジェクト情報要素:インフォメーションIE)でサポートし、個々のメッセージ内部要素及びオブジェクト情報要素の拡張性が得られ高品質のメッセージ解読を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信システムの装置立ち上げ時の動作シーケンスを示す図である。
【図2】本発明の移動体通信システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の通信装置における動作フローを示す第1の図である。
【図4】本発明の通信装置における動作フローを示す第2の図である。
【図5】メッセージの構造例を示す図である。
【図6】メッセージ中に任意の新規メッセージを追加した構造例を示す図である。
【符号の説明】
1  移動機(MS)
2  無線基地局装置(NodeB、BTS)
3  無線ネットワーク制御装置(RNC)
4  コアネットワーク

Claims (8)

  1. 複数のバージョンが認められた通信プロトコルにより、通信相手先装置との間でメッセージの送受信を行いながら運用する通信装置において、
    使用する通信プロトコルごとの任意の複数のバージョンと、
    装置立ち上げ時に、前記通信相手先装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、同一の通信プロトコルにおいて共通なバージョンがあればそのうちの最新のバージョンを運用開始以降に使用するための運用バージョンとして選定し、共通なバージョンがなければ保持する全バージョンのうちの最新のバージョンを前記運用バージョンとして選定し、運用開始以降、前記通信相手先装置との間で使用する通信プロトコルごとに、前記運用バージョンによるメッセージの送信及び受信を行い、正常に解読できない受信メッセージがあると、当該メッセージに対し他の保持するバージョンによる解読を試み、当該メッセージが正常に解読できれば正常メッセージとして処理し、保持する全バージョンのいずれによっても正常に解読できなければ異常メッセージとして破棄する制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記各メッセージは複数種類のうちの任意のオブジェクト情報要素を含んで成り、前記制御手段が、装置立ち上げ時に、各メッセージ対応にオブジェクト情報要素の構造体及びパラメータクラスを規定するデータベースを作成し、運用開始以降、メッセージ送信時には、前記データベースを参照して送信すべき情報を符号化して前記オブジェクト情報要素を作成し、メッセージ受信時には、前記データベースを参照して前記オブジェクト情報要素を復号化し送信された情報を解読することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 無線ネットワーク制御装置からの制御の下、無線基地局装置と無線接続される移動体通信システムの移動機において、
    請求項1または2記載の通信装置を含んで構成され、前記無線基地局装置を通して、前記通信相手先装置である無線ネットワーク制御装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定することを特徴とする移動機。
  4. 無線ネットワーク制御装置からの制御の下、移動機と無線接続される移動体通信システムの無線基地局装置において、
    請求項1または2記載の通信装置を含んで構成され、前記通信相手先装置である無線ネットワーク制御装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定することを特徴とする無線基地局装置。
  5. 無線基地局装置と、前記無線基地局装置と無線接続される移動機とを制御する移動体通信システムの無線ネットワーク制御装置において、
    請求項1または2記載の通信装置を含んで構成され、まず前記無線基地局装置を前記通信相手先装置として各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定し、前記無線基地局装置が運用開始した以降に、前記無線基地局装置を通して、前記移動機を前記通信相手先装置として各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、前記運用バージョンを選定することを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
  6. 請求項3記載の移動機と、請求項4記載の無線基地局装置と、請求項5記載の無線ネットワーク制御装置とを備えることを特徴とする移動体通信システム。
  7. 複数のバージョンが認められた通信プロトコルにより、通信相手先装置との間でメッセージの送受信を行いながら運用する通信装置における通信プロトコル整合性管理方法において、
    装置立ち上げ時に、前記通信相手先装置との間で各々が保持する通信プロトコルごとのバージョンの情報を交換し、同一の通信プロトコルにおいて共通なバージョンがあればそのうちの最新のバージョンを運用開始以降に使用するための運用バージョンとして選定し、共通なバージョンがなければ保持する全バージョンのうちの最新のバージョンを前記運用バージョンとして選定し、運用開始以降、前記通信相手先装置との間で使用する通信プロトコルごとに、前記運用バージョンによるメッセージの送信及び受信を行い、正常に解読できない受信メッセージがあると、当該メッセージに対し他の保持するバージョンによる解読を試み、当該メッセージが正常に解読できれば正常メッセージとして処理し、保持する全バージョンのいずれによっても正常に解読できなければ異常メッセージとして破棄することを特徴とする通信プロトコル整合性管理方法。
  8. 前記各メッセージは複数種類のうちの任意のオブジェクト情報要素を含んで成り、装置立ち上げ時に、各メッセージ対応にオブジェクト情報要素の構造体及びパラメータクラスを規定するデータベースを作成し、運用開始以降、メッセージ送信時には、前記データベースを参照して送信すべき情報を符号化して前記オブジェクト情報要素を作成し、メッセージ受信時には、前記データベースを参照して前記オブジェクト情報要素を復号化し送信された情報を解読することを特徴とする請求項7記載の通信プロトコル整合性管理方法。
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