JP2004063298A - 押しボタンスイッチ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一つの押しボタンに4つのメーク接点3,4,5,6が十字形に沿う方向にそれぞれ配置されている。押しボタンの裏側には、その押しボタンを押したときに4つのメーク接点が接になる直前にその押しボタンの押し下げストロークを制限するストッパとして機能する突出ブロック2が配置されている。突出ブロック2には、仮想矩形2cの4頂点にそれぞれ位置する4つの突出部a12,a14,a23,a34;b1,b2,b3,b4が、その4つの突出部の対向面に対して、当該押しボタンスイッチ構造における等しい押し下げストロークを許容するように配置され、その4つの突出部の各々と4つのメーク接点3,4,5,6のうちの当該突出部に近接する2つとの距離が相異なるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機等の制御盤に配置される押しボタンスイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、卓上電話機などにおいては、1つの押しボタンスイッチで十字形に沿う4方向に4つの接点をそれぞれ具備し各接点に独立した接点機能が設定されたボタンを用いる構造が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような押しボタンスイッチでは、各接点はボタンのいずれの位置を押しても単一の接点のみがメークして独立した接点機能が発揮されることが期待されているのであるが、ボタンの中央もしくは周縁部を押下した場合に、複数の接点が同時メークすることがあり、通話及び機能設定不具合の原因となっていた。
【0004】
本発明の目的は、このような従来の押しボタンスイッチ構造の問題に鑑み、通常の押しボタン操作では各々の接点が同時メークすることのない押しボタンスイッチ構造を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を解決するために、本発明による押しボタンスイッチ構造は、一つの押しボタンに4つのメーク接点が十字形に沿う方向にそれぞれ配置された押しボタンスイッチ構造であって、
前記押しボタンの裏側には、該押しボタンを押したときに前記4つのメーク接点が接になる直前に該押しボタンの押し下げストロークを制限するストッパとして機能する突出ブロックが配置され、
前記押しボタンの中心軸線上に中心を有する一つの仮想矩形を、該仮想矩形の2組の対向辺の一方の組が前記十字形の二つの直交方向の一方に沿いかつ該仮想矩形の2組の対向辺の他方の組が前記十字形の二つの直交方向の他方に沿うように想定した場合に、前記突出ブロックには、該仮想矩形の4頂点にそれぞれ位置する4つの突出部が、該4つの突出部の対向面に対して、当該押しボタンスイッチ構造における等しい押し下げストロークを許容するように配置され、
該4つの突出部の各々と前記4つのメーク接点のうちの当該突出部に近接する2つとの距離が相異なるように構成されている。
前記突出ブロックは、先端側に凹陥部を備えた4角柱形状を有し、該4角柱形状の該先端側の4隅が前記4つの突出部となるように該先端側の4つの縁線は中央部が端部より低いU字形状となるように形成することができる。
また、前記突出ブロックは、前記仮想矩形の4頂点にそれぞれ位置し前記押しボタンの中心軸線と並行するように配置された4つの柱状体により形成することができる。
さらに、前記矩形は正方形に形成することができる。
【0006】
このような構成によれば、ボタンは押下されたとき、先端でストップした後に4つの突出部がピボット支点となる回動作用を引き起こし、各々接点が同時メークすることのない機能を発揮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例であって、1は押しボタン、2はキーの裏面突出ブロック、3〜6はシリコンゴム等などからなる接点スイッチを示している(a)(b)。なお、各接点スイッチ3〜6においてハッチングで示す配線盤側の接点は図示を省略している。
ここで、B−B面に沿う断面図である(b)に示すように、接点スイッチ3〜6のストロークHとキー裏面の突出ブロック2のストロークH1において、H>H1とすれば、押しボタン1の中央を押下した時、キー裏面の突出ブロック2の下端が同時に対向面に接するストッパとして作用し、接点スイッチ3〜6のいずれもメークすることはない。
また、(c)はC−C面に沿う断面図である。
【0008】
図2は、接点スイッチ3の上で押しボタン1が矢印A1の方向に押下された場合のスイッチング動作を示す。ここで、図1(b)に示すストロークH,H1と図1(a)に示すキー裏面の突出ブロック2の横幅L1を適切に設定することにより、例えば、接点3がメークした後にキー裏面突出2の周縁エッジ部a1がストッパとして作用し、接点4又は6の同時メークを防止することができる。この場合の設定条件の1例は、接点3についてみると、押しボタン1の接点5側の基部O5が押ボタン1の回動支点となるので、この回動支点O5と接点3,周縁エッジ部a1,押しボタン1の中心(接点4,6の位置に相当する)との各距離をそれぞれL3,L2a,L0としたとき、H0(La/L0)<H1<H(L2a/L3)である。ここで、H0は接点4,6のストロークである。
なお、接点5についても同様である。
【0009】
また、図3は接点スイッチ4の上で押しボタン1が矢印A2の方向に押下された場合のスイッチング動作を示し、同様に図1(c)に示す接点4のストロークH4及び図1(a)に示すキー裏面の突出ブロック2の奥行L2を適切に設定することで、接点4がメークした後にキー裏面の突出ブロック2の周縁エッジ部a2がストッパとして作用し、接点3又は5の同時メークを防止することができる。この場合の設定条件の1例は、接点4についてみると、押しボタン1の接点6側の基部O6が押しボタン1の回動支点となるので、この回動支点O6と接点4,周縁エッジ部a2,押しボタン1の中心(接点3,5の位置に相当する)との各距離をそれぞれL4,L2a,L0としたとき、H0(L2a/L0)<H1<H4(L2a/L0)である。ここで、H0は接点3,5のストロークである。
なお、接点6についても同様である。
【0010】
さらに、図4は接点スイッチ3と接点スイッチ6の間を矢印A3の方向に押下した場合のスイッチング動作を示す。ここで、押しボタン1は傾斜角θ1を維持しながら押下され、キー裏面の突出ブロック2の周縁エッジ部a14がストッパとして作用し、且つ、θ1≦θ2とすることにより、キー裏面の突出ブロック2の周縁エッジ部a14を支点とした回動作用を引き起こし、押しボタン1は接点3もしくは接点6のいずれかとメークするように誘導される。なお、他接点間の押下についても同様の作用として機能する。
【0011】
上述のように、押しボタン1はいずれの部位を押下された場合においても、キー裏面の突出ブロック2の周縁エッジ部a1〜a2〜a3〜a4の作用により接点が同時メークすることなく機能することができる。
【0012】
以上の説明から理解されるように、本発明による押しボタンスイッチ構造は、一つの押しボタン1に4つのメーク接点3,4,5,6が十字形に沿う方向にそれぞれ配置された押しボタンスイッチ構造であって、その押しボタン1の裏側には、押しボタン1を押したときに4つのメーク接点3,4,5,6が接になる直前に押しボタン1の押し下げストロークを制限するストッパとして機能する突出ブロック2が配置されている。
図5,図6は、この突出ブロックの詳細構造例を示す押しボタン1の裏面図であって、押しボタン1の中心軸線1b上に中心を有する一つの仮想矩形2cを、この仮想矩形2cの2組の対向辺の一方の組が前記の十字形の二つの直交方向の一方に沿いかつ仮想矩形2cの2組の対向辺の他方の組が前記の十字形の二つの直交方向の他方に沿うように想定した場合に、その突出ブロック2には、この仮想矩形2cの4頂点にそれぞれ位置する4つの突出部が、その4つの突出部の対向面に対して、当該押しボタンスイッチ構造における等しい押し下げストロークを許容するように配置されている。
図5では、4つの側板2aを箱形に組合せて形成される4つのエッジ部a1,a2,a3,a4の4頂点a12,a14,a23,a34が4つの突出部を形成している。
また図6では、直方体状の突出ブロック台2bの4隅に4つの突出部b1,b2,b3,b4が配置されるように形成されている。
このような4つの突出部(a12,a14,a23,a34,又は、b1,b2,b3,b4の各々と4つのメーク接点3,4,5,6のうちの当該突出部に近接する2つ(3と4,3と6,4と5,又は5と6)との距離が相異なるように形成されている。
【0013】
前記のように突出ブロック2は、図5に示すものでは先端側に凹陥部を備えた4角柱形状を有し、その該4角柱形状の当該先端側の4隅が前記4つの突出部となるように当該先端側の4つの縁線は中央部が端部より低いU字形状となるように形成することができる。
また、突出ブロック2は、図6に示すように仮想矩形2cの4頂点にそれぞれ位置し押しボタンの中心軸線1bと並行するように配置された4つの柱状体b1,b2,b3,b4により形成することができる。
仮想矩形2cが正方形である場合には、前記の設定条件の設定が容易である。
【0014】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、複数の接点を有する押しボタンスイッチによる機能障害を防止し、確実な操作性を確保することがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による押しボタンスイッチ構造の一実施例の構造を示す平面図(a)、B−B面に沿う縦断面図(b)、及び動作を説明するためのC−C面に沿う縦断面図(c)である。
【図2】本発明による押しボタンスイッチ構造のスイッチ動作を示すB−B面に沿う縦断面図である。
【図3】本発明による押しボタンスイッチ構造のスイッチ動作を示すC−C面に沿う縦断面図である。
【図4】本発明による押しボタンスイッチ機能のスイッチ動作を説明するための側面側縦断面図である。
【図5】本発明による押しボタンスイッチ構造の要部をなす突出ブロックの一構造例を示す裏面図である。
【図6】本発明による押しボタンスイッチ構造の要部をなす突出ブロックの他の構造例を示す裏面図である。
【符号の説明】
1 押しボタン
1a 押しボタンの基板
1b 押しボタンの中心軸
2 キー裏面の突出ブロック
2b 突出ブロック台
2c 仮想矩形
3,4,5,6 接点スイッチ
a1,a2,a3,a4 周縁エッジ部
b1,b2,b3,b4 突出部
O5,O6 押しボタン1の回動支点
Claims (4)
- 一つの押しボタンに4つのメーク接点が十字形に沿う方向にそれぞれ配置された押しボタンスイッチ構造であって、
前記押しボタンの裏側には、該押しボタンを押したときに前記4つのメーク接点が接になる直前に該押しボタンの押し下げストロークを制限するストッパとして機能する突出ブロックが配置され、
前記押しボタンの中心軸線上に中心を有する一つの仮想矩形を、該仮想矩形の2組の対向辺の一方の組が前記十字形の二つの直交方向の一方に沿いかつ該仮想矩形の2組の対向辺の他方の組が前記十字形の二つの直交方向の他方に沿うように想定した場合に、前記突出ブロックには、該仮想矩形の4頂点にそれぞれ位置する4つの突出部が、該4つの突出部の対向面に対して、当該押しボタンスイッチ構造における等しい押し下げストロークを許容するように配置され、
該4つの突出部の各々と前記4つのメーク接点のうちの当該突出部に近接する2つとの距離が相異なるように形成された
押しボタンスイッチ構造。 - 前記突出ブロックは、先端側に凹陥部を備えた4角柱形状を有し、該4角柱形状の該先端側の4隅が前記4つの突出部となるように該先端側の4つの縁線は中央部が端部より低いU字形状となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ構造。
- 前記突出ブロックは、前記仮想矩形の4頂点にそれぞれ位置し前記押しボタンの中心軸線と並行するように配置された4つの柱状体により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ構造。
- 前記仮想矩形が正方形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の押しボタンスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002220738A JP2004063298A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 押しボタンスイッチ構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010118227A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Denso Wave Inc | 携帯端末 |
JP2017208357A (ja) * | 2017-08-30 | 2017-11-24 | シャープ株式会社 | キースイッチ |
JP2019036563A (ja) * | 2018-11-29 | 2019-03-07 | シャープ株式会社 | キースイッチ |
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- 2002-07-30 JP JP2002220738A patent/JP2004063298A/ja active Pending
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