JP2004063203A - ディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

ディスプレイパネルおよびプラズマディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス基板におけるクラックの発生を防止することを目的とする。
【解決手段】画面サイズよりも大きいガラス基板11に、複数の電極X,Yと、表示領域60およびその周囲にわたって一様に広がるガラス層17とが固着する構造をもつディスプレイパネルにおいて、表示領域60の外側でかつ電極X,Yから離れた位置に、ガラス基板11とガラス層17との間に介在しかつガラス層17に対する押圧によって当該ガラス層17で発生するクラック98がガラス基板11に進展するのを防止する非ガラス質の小片状の膜19を配置する。
【選択図】   図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示領域よりも広範囲に広がるガラス層がガラス基板に固着する構造をもつディスプレイパネル、この種のデバイスであるプラズマディスプレイパネル、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法に関する。
【0002】
プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)を用いた大画面テレビジョン受像機の生産台数が年々増加している。PDPの生産性を高めるために製造方法の変更や量産設備の導入が盛んに行われており、これに伴ってパネル構造に関する新たな問題が生じている。
【0003】
【従来の技術】
PDPはガス放電によって発光するデバイスである。その発光素子であるセルは、重なり合った一対のガラス基板、前面側のガラス基板に支持された要素、背面側のガラス基板に支持された要素、および基板間に封入された放電ガスから構成される。ガラス基板の平面サイズは画面サイズよりも一回り大きく、厚さは数mmである。
【0004】
AC型のPDPは表示電極を被覆する誘電体層を有する。誘電体層は表示電極の配置されたガラス基板上に、表示領域およびその周辺に一様に広がるように形成される。誘電体層の材質としては低融点ガラスが一般的であり、形成には低融点ガラスペーストを塗布して焼成する手法が用いられる。誘電体層の厚さは数十μmであり、誘電体層はガラス基板と比べて極めて薄い。つまり、AC型のPDPは、表示領域よりも広範囲に広がる薄いガラス層がガラス基板に固着する構造をもつ。
【0005】
また、カラー表示に用いられている面放電形式のAC型PDPでは、一方のガラス基板に全ての表示電極とそれらを覆う誘電体層とが形成され、他方のガラス基板に放電ガス空間をセル配列に合わせて区画する隔壁とカラー表示のための蛍光体層とが形成される。隔壁は、高さが150μm〜200μmの低融点ガラスからなる構造体であり、セル間の放電干渉を防止するバリアとしての役割とともに、表示領域内の放電ガス空間のパネル厚さ方向の寸法を決めるスペーサとしての役割をもつ。隔壁の配置パターンには、表示領域をマトリクス表示の列(カラム:column)ごとに区画するストライプパターンと、セルごとに区画するメッシュパターンとがある。どちらの場合にも配置パターンの端部では形成段階での型崩れが生じ易いので、通常は隔壁の端部が表示領域の外側に位置するように配置パターンが選定される。隔壁を片方のガラス基板のみに形成する構造には、両方のガラス基板に隔壁を形成する構造と比べて、隔壁形成工程数が少ないこと、蛍光体を付着させることのできる壁面が広いこと、およびガラス基板を重ねるときの位置決めが容易なこと、といった利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した面放電形式のAC型PDPに関して、製造過程におけるガラス基板どうしを貼り合わせる段階またはそれ以後に、表示電極を配列したガラス基板にクラックが生じ、そのために歩留まりが低下するという問題があった。クラックの発生率の高い箇所は、平面視において放電ガス空間を囲むように配置されたシール材と表示領域との間の余地領域(非表示領域)である。クラックが生じたPDPは、放電ガスがリークするので表示不能である。
【0007】
本発明は、ガラス基板におけるクラックの発生を防止することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、表示領域およびその周囲にわたって一様に広がるガラス層が固着するガラス基板のクラックを防止するため、ガラス基板とガラス層との間に非ガラス質の小片状の膜を介在させる。ガラス基板はガラス層と比べて割れにくい。しかし、ガラス基板とガラス層とが一体のガラスとして結合していると、ガラス層でクラックが発生したときに、クラックが厚さ方向に進展してガラス基板に達する。つまり、ガラス層の固着によってガラス基板のクラックが発生しやすくなる。ところが、非ガラス膜が介在する部分では、ガラス基板とガラス層とが一体のガラスとして結合しない。つまり、ガラス層でクラックが発生したとしても、そのクラックの厚さ方向の進展が小片状の膜によって抑制されるので、ガラス基板のクラックが起こりにくい。
【0009】
非ガラス膜の配置位置については、ガラス層の形成面の全体に配置してもよいが、その場合には材質が制限される。電極と接する場合には絶縁材料を選択し、前面側のガラス基板に配置する場合は透明材料を選択しなければならない。したがって、ガラス層のクラックが発生しやすい箇所に限定して小片状の膜を配置するのが好ましい。クラックの発生し易い箇所は、ガラス層に対して押圧力が集中的に加わる箇所である。例えば、プラズマディスプレイパネルでは、ガラス基板間の各種の構造体の形状が表示領域の外側の余地領域において歪(いびつ)であるので、余地領域でクラックが発生しやすい。特に放電ガス空間を区画する隔壁を有したプラズマディスプレイパネルでは、隔壁の端部が盛り上がっている場合に、この端部の近傍でクラックが発生しやすい。
【0010】
非ガラス質としては金属が好適である。電極の形成と同時に電極と同じ材質の金属膜を設けるようにすれば、クラック防止のための特別の製造工程を追加することなく、ディスプレイパネルの製造における歩留まりを向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るディスプレイ装置の概略構成図である。ディスプレイ装置100は、PDP1、筐体71、および駆動ユニットから構成される。PDP1は一対の基板構体10,20からなる。基板構体とは、画面サイズ以上の大きさのガラス基板と他の少なくとも1種のパネル構成要素とからなる構造体を意味する。基板構体10,20は重ね合わせるように対向配置され、互いに重なり合った部分の周縁においてシール材35によって接合されている。基板構体10は基板構体20に対して図の左右に張り出し、基板構体20は基板構体10に対して図の上下に張り出す。このように張り出した端部には、駆動ユニットとの導電接続のためのフレキシブル配線板が接合される。筐体71はPDP1および駆動ユニットを収納する。ただし、筐体71は画面サイズの窓71aを有しており、PDP1の表示領域60を隠さない。表示領域60とはPDP1のうちの平面視におけるセルが並ぶ部分であり、その平面サイズが画面サイズである。駆動ユニットはPDP1の電極に接続されるドライバ51,52,53を有している。図では便宜的にドライバ51,52,53がPDP1の周囲に配置されているが、実際にはこれらはPDP1の後ろに配置される。駆動ユニットはPDP1の背面に貼り付けられ、この駆動ユニットを筐体71に取り付けることによってPDP1が筐体71に固定される。
【0012】
平面視において、シール材35が配置されたシール領域は幅が約5mmの枠状(四角形の環状)であり、このシール領域と表示領域60との間に枠状の余地領域(非表示領域)61が設けられている。余地領域61を設けるのは、シール材35の近傍ではシール材35からの不純物の析出によって放電が不安定になりやすいからである。余地領域61の幅は画面サイズの大小に関わらず20mm程度である。
【0013】
図2はPDPのセル構造を示す図である。図2ではPDP1のうち、1画素の表示に関わる3つのセルに対応した部分を、内部構造がよくわかるように一対の基板構体10,20を分離させて描いてある。
【0014】
PDP1は面放電構造のAC型カラーPDPである。前面側の基板構体10は、ガラス基板11、表示電極X,Y、誘電体層(第1の低融点ガラス層)17、および保護膜18から構成される。ガラス基板11はソーダライムガラスまたは高歪点ガラスからなる厚さ約3mmの平板である。表示電極X,Yは、面放電ギャップを形成する太い帯状の透明導電膜(透明電極)41と電気抵抗を下げるバス導体としての細い帯状の金属膜(金属電極)42とから構成されている。透明導電膜41の厚さは5000Å〜1μmの範囲内の値であり、金属膜42の厚さは2μm〜3μmの範囲内の値である。表示電極X,Yを被覆する誘電体層17は、低融点ガラスペーストの焼成により形成され、その厚さは30μm〜50μmの範囲内の値である。保護膜18はマグネシアからなり、厚さは約5000Åである。
【0015】
背面側の基板構体20は、ガラス基板21、アドレス電極A、絶縁層24、隔壁29、および蛍光体層28R,28G,28Bから構成される。ガラス基板21の材質および厚さはガラス基板11と同一である。本例の隔壁29は、低融点ガラスペーストの焼成により形成される平面形状が真っ直ぐな帯状の構造体であり、アドレス電極配列の電極間隙ごとに1つずつ設けられている。隔壁29によって放電ガス空間がマトリクス表示の列ごとに区画され、各列に対応した列空間31が形成される。隔壁29の高さは100μm〜200μmの範囲内の値(例えば140μm)である。蛍光体層28R,28G,28Bは、絶縁層24における隔壁間の領域と隔壁側面とを覆うように配置され、放電ガスが放つ紫外線によって励起されて発光する。図中の斜体アルファベットR,G,Bは蛍光体の発光色を示す。
【0016】
図3はクラックストッパの配置位置を示す平面図である。PDP1は、ガラス基板11のクラックを防ぐ本発明に特有のクラックストッパ19を有する。クラックストッパ19は、非ガラス質の小片状の膜であり、上述した余地領域61のうちのクラックの発生しやすい箇所に配置される。図3の例のクラックストッパ19は円形にパターニングされており、平面視における表示領域60と通気孔215の間に、本発明に係る第2の低融点ガラス層である後述の隔壁パターン層290の最外端縁と重なるように配置されている。クラックストッパ19の平面サイズについては、前面の観察で目立たないようにできるだけ小さくするのが望ましい。図1で説明したように余地領域61は筺体71の背後に位置するが、ガラス基板11の前面と筺体71との間に隙間がある場合には、クラックストッパ19が見えるおそれがある。しかし、直径2mm程度の通気孔215よりも平面サイズが小さければ、クラックストッパ19の前面が明色の光沢面であっても目立たない。例えば直径1mmの円形であれば、クラックストッパ19を配置しても外観品位は損なわれない。
【0017】
なお、上述の誘電体層17は、表示領域60および余地領域61の全域に一様に広がるように形成され、クラックストッパ19を被覆する。通気孔215はパネル内部の排気や放電ガスの充填をするために背面側のガラス基板21に形成されている。
【0018】
図4は隔壁パターン層の平面形状の概略を示す図である。隔壁パターン層290は、垂直ストライプパターン部291、メッシュパターン部292、および水平ストライプパターン部293から構成され、表示領域60とその周辺とに広がる。隔壁パターン層290のうち、表示領域61の中の部分が上述の隔壁29であり、表示領域60の外側の部分は所望形状の隔壁29を形成するためのいわゆる犠牲部分である。隔壁パターン層290は次の(A)〜(D)の手順で形成される。(A)ガラス基板上に低融点ガラスペーストを均一な厚みで塗布して乾燥させる。(B)乾燥したペースト層の上にフォトリソグラフィによって、隔壁に対応したパターンのマスクを形成する。(C)切削材を吹き付けるサンドブラストによってペースト層のマスキングされていない部分を切削する。(D)マスクを除去した後、パターニングされたペースト層を焼成する。メッシュパターン部292および水平ストライプパターン部293を有することにより、サンドブラスト工程でマスクの下方へ入り込むようにペースト層が抉られるサイドカット、および焼成工程でのパターン端部の盛り上がりを軽減し、隔壁パターン層290の厚さ(隔壁の高さ)をほぼ均一にすることができる。しかし、(A)の工程での低融点ガラスペーストの塗布にダイコータを用いる場合、またはペースト層をもつグリーンシートをラミネートする場合には、通気孔215を避けてペーストを配置することが難しい。通気孔215を避けずに所定の領域にペーストを塗布すると、乾燥の過程で通気孔215の近傍が他の部分よりも僅かに高くなる。このため、隔壁パターン層290において、表示領域60の中の部分と比べて高くなりやすい周縁部分の中でも特に通気孔215の近傍が局部的に高くなりやすい。したがって、少なくともこの局部的に高くなりやすい部分と平面視において重なるようにクラックストッパ19が配置される。
【0019】
図5はクラックストッパの形成工程の説明図である。クラックストッパ19は次の(A)〜(D)の手順で形成される。(A)ガラス基板11の表面にネサまたはITOの薄膜を付着させ、それをフォトリソグラフィによりパターニングして透明導電膜41を形成する。(B)ガラス基板11に下地との密着性を高めるクロム層421a、主導体である銅層422a、および銅層表面の酸化を防止するクロム層423aを蒸着させる。(C)フォトレジストからなるエッチングマスク81,82,83を形成する。(D)クロム層421a、銅層422a、およびクロム層423aをエッチングして金属膜42およびクラックストッパ19を形成する。このようにクラックストッパ19の形成を表示電極X,Yの金属膜42の形成工程を利用して行うことにより、PDPの製造工数を増加させることなくクラックを防止して歩留まりを高めることができる。
【0020】
なお、以後において、表示電極X,Yおよびクラックストッパ19を被覆するようガラス基板11に低融点ガラスペーストが塗布され、ペーストの乾燥および400℃〜450℃程度の焼成によって誘電体層17が形成される。焼成においてガラス基板11の表層と誘電体層17とが一体のガラス質となる。誘電体層17の上にマグネシアの蒸着により保護膜18が形成されて基板構体10が完成する。
【0021】
図6はクラックストッパの機能の説明図である。図6(A)は重ね合わせる直前の基板構体10および基板構体20を示し、図6(B)は接合した後の基板構体10および基板構体20を示している。基板構体10,20の接合は、低融点ガラスペースト35Aを用いたガラス融着によって行われる。基板構体10,20の重ね合わせに先立って基板構体10,20の片方または両方のシール領域に低融点ガラスペースト35Aを塗布しておく。基板構体10および基板構体20を互いに押し当てた状態で加熱し、低融点ガラスペースト35Aを焼成する。低融点ガラスペースト35Aの軟化点は、隔壁の熱変形を防ぐために隔壁材料の低融点ガラスよりも低い値とされている。図6(A)のように隔壁パターン層290の端部が他の部分よりも高くなっていると、基板構体10および基板構体20を互いに押し当てたときに、図6(B)のように誘電体層17のうちの隔壁パターン層290の端部と対向する部分に押圧力95が集中する。クラックストッパ19は、この押圧力95が集中する部分とガラス基板11との間に介在する。つまり、クラックストッパ19が存在する領域では、ガラス基板11と誘電体層17とが接しておらず、一体のガラスとして結合していない。これにより、基板構体10および基板構体20を互いに押し当てたとき、またはそれより以後の例えば何らかの衝撃を受けたときに、誘電体層17にクラック98が発生したとしても、クラック98はクラックストッパ19に阻まれてガラス基板11まで進展しない。
【0022】
以上の実施形態では、通気孔215の近傍のみにクラックストッパ19を配置する例を示したが、配置位置はこれに限らない。例えば、図7のように隔壁パターン層290の4つの隅に1つずつクラックストッパ19A,19B,19C,19Dを配置してもよい。クラックストッパ19,19A,19B,19C,19Dの平面形状については、隔壁パターン層290のパターンに応じて適宜変更してもよい。クラックストッパ19,19A,19B,19C,19Dを電極形成とは別の工程で形成してもよい。本発明はPDPに限らず、ガラス基板とガラス層とが接する構造をもつディスプレイデバイスにも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項7の発明によれば、ガラス基板におけるクラックの発生を防止することができる。
【0024】
請求項7の発明によれば、製造工数を増やさずにクラックの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイ装置の概略構成図である。
【図2】PDPのセル構造を示す図である。
【図3】クラックストッパの配置位置を示す平面図である。
【図4】隔壁パターン層の平面形状の概略を示す図である。
【図5】クラックストッパの形成工程の説明図である。
【図6】クラックストッパの機能の説明図である。
【図7】クラックストッパの他の配置例を示す平面図である。
【符号の説明】
11,21 ガラス基板
X,Y 表示電極
17 誘電体層(ガラス層、第1の低融点ガラス層)
1 PDP(プラズマディスプレイパネル)
60 表示領域
19,19A,19B,19C,19D クラックストッパ(非ガラス質の小片状の膜)
98 クラック
29 隔壁
35 シール材
隔壁パターン層(第2の低融点ガラス層)
42 金属膜(金属電極)
215 通気孔

Claims (7)

  1. 画面サイズよりも大きいガラス基板に、複数の電極と、表示領域およびその周囲にわたって一様に広がるガラス層とが固着する構造をもつディスプレイパネルであって、
    前記表示領域の外側でかつ前記電極から離れた位置に非ガラス質の小片状の膜が配置されており、
    前記小片状の膜は、前記ガラス基板と前記ガラス層との間に介在し、前記ガラス層に対する押圧によって当該ガラス層で発生するクラックが前記ガラス基板に進展するのを防止する
    ことを特徴とするディスプレイパネル。
  2. 前記小片状の膜は金属からなる
    請求項1記載のディスプレイパネル。
  3. 放電ガス空間を表示領域のセル配列に合わせて区画する隔壁を備えたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記放電ガス空間を介在させて互いに対向しかつ前記放電ガス空間を囲むシール材で接合された第1および第2のガラス基板と、
    前記第1のガラス基板に固着し、基板面に沿って前記表示領域およびその周囲にわたって一様に広がる第1の低融点ガラス層と、
    前記第2のガラス基板に固着し、前記隔壁を構成する第2の低融点ガラス層とを有しており、
    前記第2の低融点ガラス層は、前記表示領域の外側でかつ前記第1の低融点ガラス層の端縁よりも内側の位置まで広がっており、
    前記第1のガラス基板の内面に、前記表示領域の外側の一部のみに広がる小片状の膜が固着し、
    前記小片状の膜は、前記第1のガラス基板と前記第1の低融点ガラス層との間に介在し、前記第2の低融点ガラス層における最外端縁の少なくとも一部と重なる
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記第2の低融点ガラス層は、前記表示領域の外側であり、前記第1の低融点ガラス層の端縁よりも内側であり、かつ前記シール材よりも内側の位置まで広がっている
    請求項3記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記第1のガラス基板の内面上に、前記表示領域とその外側とにまたがる複数の金属電極が配列されており、
    前記小片状の膜の材質は前記金属電極と同一であり、
    前記小片状の膜は前記金属電極と離れかつ重ならない
    請求項3記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記第2のガラス基板における前記表示領域の外側でかつ前記シール材による接合部分の内側の位置に、放電ガスの封入のための通気孔が形成されており、
    前記小片状の膜は、前記第2の低融点ガラス層における最外端縁のうちの前記通気孔に近い部分と重なり、
    前記小片状の膜の平面サイズは、前記通気孔の平面サイズよりも小さい
    請求項3記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 表示領域およびその周囲にわたって一様に広がる低融点ガラス層を有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
    画面サイズよりも大きいガラス基板に、当該ガラス基板における前記表示領域およびその周囲にわたって一様に広がる金属膜を形成し、
    前記金属膜のパターニングによって、前記表示領域に配置する複数の電極と、前記ガラス基板のクラックを防止するために前記表示領域の外側でかつ前記電極から離れた位置に配置する小片状の膜とを同時に形成し、
    その後に、前記電極および前記小片状の膜を被覆するようにガラス材料を前記ガラス基板に付着させることによって前記低融点ガラス層を形成する
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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