JP2004062638A - 基準電圧発生回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作周波数が低下すれば、電源電圧を下げて低電力化を図ることができるが、スタンバイ時のリーク電流が多いトランジスタが半導体集積回路に搭載されても、そのリーク電流を低減することができないなどの課題があった。
【解決手段】リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部2を設け、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部2を設け、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランジスタのスタンバイ時の消費電流を低減させる基準電圧発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路には多数のトランジスタが搭載されるが、トランジスタは製造時のプロセスの変動により、ON/OFFに係る閾値Vthやチャネル長にバラツキが生じることがある。
例えば、トランジスタの閾値Vthが低く、チャネル長が短く仕上がると、スタンバイ時のリーク電流が増加する。この場合、半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が増加して、バックアップ時間が短くなり、トランジスタに保持されていたデータを失うなどの不具合が発生するため、従来は、スタンバイ時のリーク電流が多いトランジスタは、通常、不良品として廃棄するなどの処置が施されていた。
【0003】
なお、動作周波数に応じて電源電圧を制御する基準電圧発生回路が特開平11−3132号公報に開示されているが、トランジスタの特性のバラツキを考慮して、スタンバイ時のリーク電流を低減させるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の基準電圧発生回路は以上のように構成されているので、動作周波数が低下すれば、電源電圧を下げて低電力化を図ることができるが、スタンバイ時のリーク電流が多いトランジスタが半導体集積回路に搭載されても、そのリーク電流を低減することができないなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる基準電圧発生回路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0007】
この発明に係る基準電圧発生回路は、スタンバイ時の温度が高くなる程、低い基準電圧を生成するようにしたものである。
【0008】
この発明に係る基準電圧発生回路は、電源電圧を分圧し、その分圧電圧をトランジスタのゲート端子に印加する温度依存性抵抗を用いて基準電圧生成手段を構成するようにしたものである。
【0009】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧より低い基準電圧を生成するようにしたものである。
【0010】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧の生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0011】
この発明に係る基準電圧発生回路は、スタンバイ時の温度毎に複数の生成情報を記憶し、現在の温度に対応する生成情報を参照して基準電圧を生成するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を受けると、その電圧情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、1は半導体集積回路に搭載される複数のトランジスタの中から、スタンバイ時の適切な基準電圧Vrefを生成するために選ばれた任意のトランジスタ(以下、リークモニタ用TRという)、2はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、3はPチャネルトランジスタ、4,5は温度依存性を有する抵抗(温度依存性抵抗)、6,7,8は電源、9はドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御するオペアンプ(電圧制御手段)、10は半導体集積回路のトランジスタ等に電流を供給するドライバトランジスタ(電流供給手段)である。
【0014】
次に動作について説明する。
半導体集積回路がスタンバイ状態になると、半導体集積回路に搭載されているトランジスタ(リークモニタ用TR1を含む)もスタンバイ状態になる。
この際、リークモニタ用TR1のリーク電流が、電源6からグランドに向かって流れるが、リークモニタ用TR1の抵抗値が小さい程、大きなリーク電流が流れる。
【0015】
したがって、基準電圧生成部2からオペアンプ9に出力される基準電圧Vrefは、半導体集積回路のチップ温度が一定であれば、リークモニタ用TR1の抵抗値が小さくて、そのリーク電流が大きい程、小さな値になる。
オペアンプ9は、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2から出力された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する。
これにより、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が増加すると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0016】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部2を設け、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果を奏する。
【0017】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、半導体集積回路のチップ温度が一定であるものについて示したが、半導体集積回路のチップ温度が上昇すると、電源7の電源電圧を分圧する抵抗4,5の分圧電圧が低下して、リークモニタ用TR1のゲート電位が低下する。
これにより、リークモニタ用TR1の抵抗値が増加するため、スタンバイ時のリーク電流が抑制される。したがって、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる。
【0018】
実施の形態3.
図2はこの発明の実施の形態3による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。11は電源、12はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧Vrefより低い基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、13はリークモニタ用TR1のリーク電流が増加する程、Nチャネルトランジスタ15のゲート電位を高めるオペアンプ、14は抵抗、15はゲート電位が閾値電圧より高くなると、オン状態になるNチャネルトランジスタである。
【0019】
次に動作について説明する。
半導体集積回路がスタンバイ状態になると、半導体集積回路に搭載されているトランジスタ(リークモニタ用TR1を含む)もスタンバイ状態になる。
この際、リークモニタ用TR1のリーク電流が、電源11から基準電圧生成部12に向かって流れるが、基準電圧生成部12のオペアンプ13は、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加する程、大きなゲート電位をNチャネルトランジスタ15のゲート端子に印加する。
【0020】
基準電圧生成部12のNチャネルトランジスタ15は、リークモニタ用TR1のリーク電流が少ないときは、オペアンプ13から印加されるゲート電位が小さいためオフ状態を維持するが、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加して、オペアンプ13から印加されるゲート電位が閾値電圧より高くなるとオン状態に遷移する。
【0021】
このように、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加することによって、Nチャネルトランジスタ15がオン状態になると、Nチャネルトランジスタ15の抵抗値がほぼ零値になるため、基準電圧生成部12からオペアンプ9に出力される基準電圧Vrefは、Nチャネルトランジスタ15がオフ状態のときよりも低下する。
これにより、上記実施の形態1と同様に、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が増加すると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0022】
実施の形態4.
図3はこの発明の実施の形態4による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。16は半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefの生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、17はスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefの生成情報として分圧抵抗回路18の抵抗値を記憶し、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けると当該抵抗値を示す抵抗指示信号を出力するデコーダ(以下、DECという)、18はDEC17により抵抗値が設定される分圧抵抗回路、19は分圧抵抗回路18の抵抗値に応じた基準電圧Vrefを出力するオペアンプである。なお、オペアンプ19に入力されるBGR(Band Gap Reference )はオペアンプ19に対する基準の設定電圧である。
【0023】
次に動作について説明する。
この実施の形態4では、予め、基準電圧Vrefを適宜変更しながら半導体集積回路のスタンバイ時の消費電流を測定することにより、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストする。
そして、最適な基準電圧Vrefが判明すると、その基準電圧Vrefの生成情報として、その基準電圧Vrefに対応する分圧抵抗回路18の抵抗値R2をDEC17に格納する。
【0024】
DEC17は、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けていないときは(トランジスタが動作状態であるとき)、初期化信号を分圧抵抗回路18に出力して、分圧抵抗回路18の抵抗値を初期値R1(トランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefを出力させる抵抗値)に設定する。これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値が初期値R1に設定されるため、オペアンプ19はトランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefを出力する。
【0025】
一方、DEC17は、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けると、テストによって格納された抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がR2に設定されるため、オペアンプ19はトランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefより低い基準電圧Vrefを出力する。即ち、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefを出力する。
したがって、トランジスタがスタンバイ状態になると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0026】
実施の形態5.
図4はこの発明の実施の形態5による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。20は半導体集積回路のチップ温度を測定する温度センサ、21は温度センサ20の測定結果をアナログ/デジタル変換するAD変換器である。
【0027】
上記実施の形態4では、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストし、その基準電圧Vrefの生成情報として、その基準電圧Vrefに対応する分圧抵抗回路18の抵抗値R2をDEC17に格納するものについて示したが、この実施の形態5では、半導体集積回路のチップ温度を変更しながらリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストして、スタンバイ時のチップ温度毎に複数の生成情報(チップ温度毎の最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するようにする。
【0028】
そして、DEC17は、温度センサ20の測定結果を受けると、現在のチップ温度を把握し、そのチップ温度に対応する抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。
これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がチップ温度に対応する抵抗値R2に設定されるため、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる。なお、温度センサ20及びAD変換器21による消費電流の増加を防止するため、温度センサ20及びAD変換器21を間欠動作させる。
【0029】
実施の形態6.
図5はこの発明の実施の形態6による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。22はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を生成する電圧情報生成部(電圧情報生成手段)であり、電圧情報生成部22は図1の基準電圧生成部2に相当する。
【0030】
上記実施の形態5では、半導体集積回路のチップ温度を変更しながらリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストして、スタンバイ時のチップ温度毎に複数の生成情報(チップ温度毎の最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するものについて示したが、リークモニタ用TR1のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストし、リーク電流毎に複数の生成情報(各リーク電流に最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するようにする。
【0031】
そして、DEC17は、電圧情報生成部22からリーク電流に対応する電圧情報を受けると、その電圧情報に対応する生成情報を選択し、その生成情報に係る抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。
これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がリーク電流に対応する抵抗値R2に設定されるため、リーク電流の増加を防止することができる。
【0032】
実施の形態7.
上記実施の形態6では、図1の基準電圧生成部2に相当する電圧情報生成部22を搭載するものについて示したが、図6に示すように、図2の基準電圧生成部12に相当する電圧情報生成部23を搭載するようにしてもよく、上記実施の形態6と同様の効果を奏することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【0034】
この発明によれば、スタンバイ時の温度が高くなる程、低い基準電圧を生成するように構成したので、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる効果がある。
【0035】
この発明によれば、電源電圧を分圧し、その分圧電圧をトランジスタのゲート端子に印加する温度依存性抵抗を用いて基準電圧生成手段を構成したので、構成の複雑化を招くことなく、リーク電流に応じた基準電圧を生成することができる効果がある。
【0036】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧より低い基準電圧を生成するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、リーク電流に応じた基準電圧を生成することができる効果がある。
【0037】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧の生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【0038】
この発明によれば、スタンバイ時の温度毎に複数の生成情報を記憶し、現在の温度に対応する生成情報を参照して基準電圧を生成するように構成したので、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる効果がある。
【0039】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を受けると、その電圧情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態3による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態4による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態5による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態6による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態7による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1 リークモニタ用TR(トランジスタ)、2 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、3 Pチャネルトランジスタ、4,5 抵抗(温度依存性抵抗)、6,7,8 電源、9 オペアンプ(電圧制御手段)、10 ドライバトランジスタ(電流供給手段)、11 電源、12 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、13 オペアンプ、14 抵抗、15 Nチャネルトランジスタ、16 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、17 DEC、18 分圧抵抗回路、19 オペアンプ、20 温度センサ、21 AD変換器、22,23 電圧情報生成部(電圧情報生成手段)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランジスタのスタンバイ時の消費電流を低減させる基準電圧発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路には多数のトランジスタが搭載されるが、トランジスタは製造時のプロセスの変動により、ON/OFFに係る閾値Vthやチャネル長にバラツキが生じることがある。
例えば、トランジスタの閾値Vthが低く、チャネル長が短く仕上がると、スタンバイ時のリーク電流が増加する。この場合、半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が増加して、バックアップ時間が短くなり、トランジスタに保持されていたデータを失うなどの不具合が発生するため、従来は、スタンバイ時のリーク電流が多いトランジスタは、通常、不良品として廃棄するなどの処置が施されていた。
【0003】
なお、動作周波数に応じて電源電圧を制御する基準電圧発生回路が特開平11−3132号公報に開示されているが、トランジスタの特性のバラツキを考慮して、スタンバイ時のリーク電流を低減させるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の基準電圧発生回路は以上のように構成されているので、動作周波数が低下すれば、電源電圧を下げて低電力化を図ることができるが、スタンバイ時のリーク電流が多いトランジスタが半導体集積回路に搭載されても、そのリーク電流を低減することができないなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる基準電圧発生回路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0007】
この発明に係る基準電圧発生回路は、スタンバイ時の温度が高くなる程、低い基準電圧を生成するようにしたものである。
【0008】
この発明に係る基準電圧発生回路は、電源電圧を分圧し、その分圧電圧をトランジスタのゲート端子に印加する温度依存性抵抗を用いて基準電圧生成手段を構成するようにしたものである。
【0009】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧より低い基準電圧を生成するようにしたものである。
【0010】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧の生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0011】
この発明に係る基準電圧発生回路は、スタンバイ時の温度毎に複数の生成情報を記憶し、現在の温度に対応する生成情報を参照して基準電圧を生成するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る基準電圧発生回路は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を受けると、その電圧情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、1は半導体集積回路に搭載される複数のトランジスタの中から、スタンバイ時の適切な基準電圧Vrefを生成するために選ばれた任意のトランジスタ(以下、リークモニタ用TRという)、2はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、3はPチャネルトランジスタ、4,5は温度依存性を有する抵抗(温度依存性抵抗)、6,7,8は電源、9はドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御するオペアンプ(電圧制御手段)、10は半導体集積回路のトランジスタ等に電流を供給するドライバトランジスタ(電流供給手段)である。
【0014】
次に動作について説明する。
半導体集積回路がスタンバイ状態になると、半導体集積回路に搭載されているトランジスタ(リークモニタ用TR1を含む)もスタンバイ状態になる。
この際、リークモニタ用TR1のリーク電流が、電源6からグランドに向かって流れるが、リークモニタ用TR1の抵抗値が小さい程、大きなリーク電流が流れる。
【0015】
したがって、基準電圧生成部2からオペアンプ9に出力される基準電圧Vrefは、半導体集積回路のチップ温度が一定であれば、リークモニタ用TR1の抵抗値が小さくて、そのリーク電流が大きい程、小さな値になる。
オペアンプ9は、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2から出力された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する。
これにより、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が増加すると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0016】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部2を設け、ドライバトランジスタ10の出力電圧Vddが基準電圧生成部2により生成された基準電圧Vrefと一致するようにドライバトランジスタ10を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果を奏する。
【0017】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、半導体集積回路のチップ温度が一定であるものについて示したが、半導体集積回路のチップ温度が上昇すると、電源7の電源電圧を分圧する抵抗4,5の分圧電圧が低下して、リークモニタ用TR1のゲート電位が低下する。
これにより、リークモニタ用TR1の抵抗値が増加するため、スタンバイ時のリーク電流が抑制される。したがって、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる。
【0018】
実施の形態3.
図2はこの発明の実施の形態3による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。11は電源、12はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧Vrefより低い基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、13はリークモニタ用TR1のリーク電流が増加する程、Nチャネルトランジスタ15のゲート電位を高めるオペアンプ、14は抵抗、15はゲート電位が閾値電圧より高くなると、オン状態になるNチャネルトランジスタである。
【0019】
次に動作について説明する。
半導体集積回路がスタンバイ状態になると、半導体集積回路に搭載されているトランジスタ(リークモニタ用TR1を含む)もスタンバイ状態になる。
この際、リークモニタ用TR1のリーク電流が、電源11から基準電圧生成部12に向かって流れるが、基準電圧生成部12のオペアンプ13は、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加する程、大きなゲート電位をNチャネルトランジスタ15のゲート端子に印加する。
【0020】
基準電圧生成部12のNチャネルトランジスタ15は、リークモニタ用TR1のリーク電流が少ないときは、オペアンプ13から印加されるゲート電位が小さいためオフ状態を維持するが、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加して、オペアンプ13から印加されるゲート電位が閾値電圧より高くなるとオン状態に遷移する。
【0021】
このように、リークモニタ用TR1のリーク電流が増加することによって、Nチャネルトランジスタ15がオン状態になると、Nチャネルトランジスタ15の抵抗値がほぼ零値になるため、基準電圧生成部12からオペアンプ9に出力される基準電圧Vrefは、Nチャネルトランジスタ15がオフ状態のときよりも低下する。
これにより、上記実施の形態1と同様に、リークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流が増加すると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0022】
実施の形態4.
図3はこの発明の実施の形態4による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。16は半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefの生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、17はスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefの生成情報として分圧抵抗回路18の抵抗値を記憶し、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けると当該抵抗値を示す抵抗指示信号を出力するデコーダ(以下、DECという)、18はDEC17により抵抗値が設定される分圧抵抗回路、19は分圧抵抗回路18の抵抗値に応じた基準電圧Vrefを出力するオペアンプである。なお、オペアンプ19に入力されるBGR(Band Gap Reference )はオペアンプ19に対する基準の設定電圧である。
【0023】
次に動作について説明する。
この実施の形態4では、予め、基準電圧Vrefを適宜変更しながら半導体集積回路のスタンバイ時の消費電流を測定することにより、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストする。
そして、最適な基準電圧Vrefが判明すると、その基準電圧Vrefの生成情報として、その基準電圧Vrefに対応する分圧抵抗回路18の抵抗値R2をDEC17に格納する。
【0024】
DEC17は、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けていないときは(トランジスタが動作状態であるとき)、初期化信号を分圧抵抗回路18に出力して、分圧抵抗回路18の抵抗値を初期値R1(トランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefを出力させる抵抗値)に設定する。これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値が初期値R1に設定されるため、オペアンプ19はトランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefを出力する。
【0025】
一方、DEC17は、トランジスタのスタンバイ状態を示す状態通知信号を受けると、テストによって格納された抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がR2に設定されるため、オペアンプ19はトランジスタの動作状態に適する基準電圧Vrefより低い基準電圧Vrefを出力する。即ち、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧Vrefを出力する。
したがって、トランジスタがスタンバイ状態になると、半導体集積回路のトランジスタ等に供給される電圧(ドライバトランジスタ10の出力電圧Vdd)が低下して、その半導体集積回路のスタンバイ時の待機電流が減少する。
【0026】
実施の形態5.
図4はこの発明の実施の形態5による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。20は半導体集積回路のチップ温度を測定する温度センサ、21は温度センサ20の測定結果をアナログ/デジタル変換するAD変換器である。
【0027】
上記実施の形態4では、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストし、その基準電圧Vrefの生成情報として、その基準電圧Vrefに対応する分圧抵抗回路18の抵抗値R2をDEC17に格納するものについて示したが、この実施の形態5では、半導体集積回路のチップ温度を変更しながらリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストして、スタンバイ時のチップ温度毎に複数の生成情報(チップ温度毎の最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するようにする。
【0028】
そして、DEC17は、温度センサ20の測定結果を受けると、現在のチップ温度を把握し、そのチップ温度に対応する抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。
これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がチップ温度に対応する抵抗値R2に設定されるため、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる。なお、温度センサ20及びAD変換器21による消費電流の増加を防止するため、温度センサ20及びAD変換器21を間欠動作させる。
【0029】
実施の形態6.
図5はこの発明の実施の形態6による基準電圧発生回路を示す構成図であり、図において、図4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。22はリークモニタ用TR1のスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を生成する電圧情報生成部(電圧情報生成手段)であり、電圧情報生成部22は図1の基準電圧生成部2に相当する。
【0030】
上記実施の形態5では、半導体集積回路のチップ温度を変更しながらリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストして、スタンバイ時のチップ温度毎に複数の生成情報(チップ温度毎の最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するものについて示したが、リークモニタ用TR1のリーク電流に対応する最適な基準電圧Vrefをテストし、リーク電流毎に複数の生成情報(各リーク電流に最適な基準電圧Vrefに対応する抵抗値R2)をDEC17に格納するようにする。
【0031】
そして、DEC17は、電圧情報生成部22からリーク電流に対応する電圧情報を受けると、その電圧情報に対応する生成情報を選択し、その生成情報に係る抵抗値R2を示す抵抗指示信号を分圧抵抗回路18に出力する。
これにより、分圧抵抗回路18の抵抗値がリーク電流に対応する抵抗値R2に設定されるため、リーク電流の増加を防止することができる。
【0032】
実施の形態7.
上記実施の形態6では、図1の基準電圧生成部2に相当する電圧情報生成部22を搭載するものについて示したが、図6に示すように、図2の基準電圧生成部12に相当する電圧情報生成部23を搭載するようにしてもよく、上記実施の形態6と同様の効果を奏することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【0034】
この発明によれば、スタンバイ時の温度が高くなる程、低い基準電圧を生成するように構成したので、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる効果がある。
【0035】
この発明によれば、電源電圧を分圧し、その分圧電圧をトランジスタのゲート端子に印加する温度依存性抵抗を用いて基準電圧生成手段を構成したので、構成の複雑化を招くことなく、リーク電流に応じた基準電圧を生成することができる効果がある。
【0036】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧より低い基準電圧を生成するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、リーク電流に応じた基準電圧を生成することができる効果がある。
【0037】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧の生成情報を記憶し、そのトランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【0038】
この発明によれば、スタンバイ時の温度毎に複数の生成情報を記憶し、現在の温度に対応する生成情報を参照して基準電圧を生成するように構成したので、チップ温度の上昇に伴うリーク電流の増加を防止することができる効果がある。
【0039】
この発明によれば、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を受けると、その電圧情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段を設け、電流供給手段の出力電圧が基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように電流供給手段を制御する構成にしたので、半導体集積回路に搭載されるトランジスタのスタンバイ時のリーク電流を低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態3による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態4による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図4】この発明の実施の形態5による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態6による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態7による基準電圧発生回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1 リークモニタ用TR(トランジスタ)、2 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、3 Pチャネルトランジスタ、4,5 抵抗(温度依存性抵抗)、6,7,8 電源、9 オペアンプ(電圧制御手段)、10 ドライバトランジスタ(電流供給手段)、11 電源、12 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、13 オペアンプ、14 抵抗、15 Nチャネルトランジスタ、16 基準電圧生成部(基準電圧生成手段)、17 DEC、18 分圧抵抗回路、19 オペアンプ、20 温度センサ、21 AD変換器、22,23 電圧情報生成部(電圧情報生成手段)。
Claims (7)
- トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、半導体集積回路に電流を供給する電流供給手段と、上記電流供給手段の出力電圧が上記基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように上記電流供給手段を制御する電圧制御手段とを備えた基準電圧発生回路。
- 基準電圧生成手段は、スタンバイ時の温度が高くなる程、低い基準電圧を生成することを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
- 電源電圧を分圧し、その分圧電圧をトランジスタのゲート端子に印加する温度依存性抵抗を用いて基準電圧生成手段を構成することを特徴とする請求項2記載の基準電圧発生回路。
- 基準電圧生成手段は、トランジスタのスタンバイ時のリーク電流が所定の閾値を上回ると、そのリーク電流が所定の閾値より小さいときの基準電圧より低い基準電圧を生成することを特徴とする請求項1記載の基準電圧発生回路。
- トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に対応する基準電圧の生成情報を記憶し、上記トランジスタがスタンバイ状態に遷移すると、その生成情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、半導体集積回路に電流を供給する電流供給手段と、上記電流供給手段の出力電圧が上記基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように上記電流供給手段を制御する電圧制御手段とを備えた基準電圧発生回路。
- 基準電圧生成手段は、スタンバイ時の温度毎に複数の生成情報を記憶し、現在の温度に対応する生成情報を参照して基準電圧を生成することを特徴とする請求項5記載の基準電圧発生回路。
- トランジスタのスタンバイ時のリーク電流に応じた電圧情報を生成する電圧情報生成手段と、上記電圧情報生成手段により生成された電圧情報を参照して基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、半導体集積回路に電流を供給する電流供給手段と、上記電流供給手段の出力電圧が上記基準電圧生成手段により生成された基準電圧と一致するように上記電流供給手段を制御する電圧制御手段とを備えた基準電圧発生回路。
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