JP2004062215A - スケジュール管理システムおよび就職情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】求人企業と求職者のスケジュール管理による面接時間の調整、遠隔による面接を可能にし、手間や時間を節減でき、個人の秘密情報の漏えいを防ぐ。
【解決手段】専用端末および専用回線を用いて、求職者や求人企業の情報を取り扱い、求職者のスケジュールを企業側に開示することによって、情報のみのマッチングから次選考の面接などの時間指定などをオンラインで行うことができ、求職者にも求人企業にも都合のいい時間に次選考が可能となる。さらに、オンラインでの音声および動画通信を用いて遠隔でも面接が行うことができるような面接端末を持ち、求職者の時間・雑費、求人企業の負担費用を減らす。管理するセンタは、制御装置544、通信装置542、求職者情報DB541、企業情報DB543を接続し、職業紹介やスケジュール管理のビジネスモデルを構築できる。
【選択図】 図1
【解決手段】専用端末および専用回線を用いて、求職者や求人企業の情報を取り扱い、求職者のスケジュールを企業側に開示することによって、情報のみのマッチングから次選考の面接などの時間指定などをオンラインで行うことができ、求職者にも求人企業にも都合のいい時間に次選考が可能となる。さらに、オンラインでの音声および動画通信を用いて遠隔でも面接が行うことができるような面接端末を持ち、求職者の時間・雑費、求人企業の負担費用を減らす。管理するセンタは、制御装置544、通信装置542、求職者情報DB541、企業情報DB543を接続し、職業紹介やスケジュール管理のビジネスモデルを構築できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、求職者に対しては企業情報を提供し、求人企業に対しては個人情報並びに面接希望日時を提供するスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムに関し、特にビジネスモデルとして構築できるスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、求職者に対する企業の情報提供は、就職情報誌やホームページ上で多く行われている。一方、求人企業に対する個人情報の提供についても、人材バンクや業者などがダイレクトメールや企業訪問によって行われている。
そこで、例えば特開2001−357124公報に記載の技術のように、インターネットを用いて求職者の情報と求人企業の情報を公開し、それぞれの条件に合う求職者と企業を検索してマッチングを行うシステムがある。しかし、第三者がマッチングを行っても、真に企業側が欲しい人材と、求職者が真に希望する企業とのマッチングは困難である。
【0003】
また、特開平11−306235号公報に記載の職業紹介端末装置及びそれを用いた職業紹介システムでは、インターネット接続機能を有するハンドヘルド型パーソナルコンピュータを主体とする職業紹介端末であって、従来のように、職業紹介所の窓口に来訪して、企業紹介冊子の閲覧、紹介申請、条件確認、面接予約などの手続をすることなく、これらの一連の作業をインターネットを介して、いつでもどこでも一人でできるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来のシステムには、以下のような問題がある。
すなわち、従来のシステムでは、就職活動における情報のやりとりをホームページなど、誰でも閲覧することができる可能性があった。それに伴って、情報が漏れる必配もあった。
また、従来のシステムでは、マッチング後の選考などは電話や書面による連絡であり、システムを十分に活用できないという問題があった。このような状態では、求職者が連絡をとるまでに時間がかかり、選考日時が重複したり、期間が不足したりするため、最適な職を逃してしまうことがあった。
また、遠隔地への就職を希望する者が、面接などで企業を来訪する際には、会社または個人の費用負担が発生したり、時間の損失が大きいという問題があった。
【0005】
このように、就職活動における情報提供をホームページなど誰でも閲覧することのできるシステムの中で求職者や求人企業の情報を扱うことは、情報の漏洩や改竄などが発生する必配があるので、セキュリティを強固なものにしなくてはならず、手間がかかるという問題がある。
また、ホームページなどを閲覧する機器を持たない者にとっては、このようなシステムは無縁となってしまう。
また、求職者はマッチングから面接までの時間経過が長くなるため、他企業への展開が遅くなり、自分に適した企業を探すのに時間がかかり、中には期間が足りずに就職ができない者があった。さらに、多くの企業を就職活動している者にとっては面接時間などの重複により、最適な企業を探すのに妨げとなっていることもあった。
【0006】
本発明の目的は、求人企業と求職者のスケジュール管理による面接時間の調節、遠隔による面接を可能にして、予定の重複や期間の不足を少なくするとともに、手続にかかる手間や時間を少なくすることができる、また情報の漏えいをなくしてセキュリティの安全を図ることができる、スケジュール管理システムおよび就職情報提供システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のスケジュール管理システムは、専用端末および専用回線を用いて求職者や求人企業の情報を取り扱うシステムである。従って、情報の漏えいは起り難くなる。
また、求職者のスケジュールを企業側に開示することによって、情報のみのマッチングから次選考の面接などの時間指定などをオンラインで行うことができ、求職者にも求人企業にも都合のいい日と時間に決定することが可能となる。
さらに、オンラインでの音声および動画通信を用いて遠隔でも面接を行うことができるような面接端末を持ち、求職者の時間、雑費、求人企業の負担費用を減らすことができる。
また、専用端末および専用回線を用いて、職業紹介あるいはスケジュールの管理に関するビジネスモデルを構築することが可能なシステムである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明をオンラインシステムの就職情報提供システムに適用した場合のシステム全体図であり、図2は図1における求職者端末、図3は図1における職安職員端末、図5は図1における面接端末、図4は図1における求人企業端末を示す図である。また、図6は求職者がスケジュールを登録する際に使用される入力フォーマット画面の図であり、図7は求人企業が求職者の面接時間を予約する際に用いられる予約フォーマット画面の図である。
【0009】
また、図8は、求人企業が申込みをしてきた求職者の中から次選考を行う者を選出し、面接時間などのために求職者のスケジュールから時間を予約する過程を示すフローチャートであり、図9は求職者が面接端末を用いて面接を行う際の過程を示すフローチャートであり、図10は企業の担当者が企業端末を用いて面接を行う際の過程を示したフローチャートである。
最後に、図11は求職者が就職活動を中止または休止する際に行う作業を示したフローチャートである。
【0010】
(システム構成)
図1により、本発明のスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムの設備を説明する。
制御装置544に求職者情報データベース541と企業情報データベース543とを接続し、かつ求人企業端末、面接端末、職安職員端末、および求職者端末に専用回線を介して接続し、これらとの間で情報のやりとりを行う通信装置542を接続したセンタが設けられる。このセンタは、職業紹介あるいはスケジュール管理に関するビジネスモデルとして構築された管理会社の設備である。管理会社は、ビル内に設置することができる。
【0011】
また、制御装置538に通信装置531、記憶部539、表示部532、音声出力部533、マウス534、キーボード535、マイク536、およびカメラ537を接続した求人企業端末が設けられる。これは、通常、企業、すなわちビル内の人事課または総務課に設置される。
また、制御装置528にIDカードリード・ライタ521、音声出力部522、表示部529、通信装置523、証明書認証部524、ハンディフォン525、マイク526、およびカメラ527を接続した面接端末が設けられる。これは、公衆の中の貸室、例えば市役所内の貸室、駅内の貸室、図書館内の貸室などが利用される。
【0012】
また、制御装置517にマウス511、キーボード512、IDカードリード・ライタ513、表示部514、スキャナ部515、および通信装置516を接続した職安職員端末が設けられる。これは、ハローワーク内、職業紹介所内の専用室に設置される。
さらに、制御装置506にマウス501、キーボード502、IDカードリード・ライタ503、表示部504、および通信装置505を接続した求職者端末が設けられる。これは、求職者の在籍する学校、あるいは指定された学校内に設けられた専用室が利用される。例えば、学生課、就職課などの一室が当てられる。
【0013】
(企業からセンタに求人登録)
最初に、求人企業が本システムに企業情報を登録する過程について説明する。
図1の求人企業端末の表示部532においてマウス534やキーボード535を用いて初期画面中の求人登録ボタンを求人企業の担当者が押下すると、制御装置538に記憶されている登録フォーマットが表示される。
この登録フォーマットには、企業名・企業規模(従業員数や資本金など)・企業概要(職種、場所など)・募集要項(年齢、勤務地、必要資格、他条件など)・希望条件(アンケート形式)、その他の企業情報(連絡先、担当者名など)などがある。
【0014】
登録フォーマット画面の最下部に登録ボタンを設け、そのボタンが押下されると、プログラムは必要項目がすべて入力されているかどうかをチェックするし、未記入項目がある場合には、不足項目を記入するように指示する。
登録可能状態となったならば、登録料や規定項目とそれらに同意する・しないを選択することのできるボタンを表示する。同意しないボタンが押下された場合には、直ちに処理を終了する。
【0015】
同意するボタンが押下されたならば、登録料金支払方法を表示する。スケジュール管理システムまたは就職情報提供システムのセンタは、登録料金の請求書を月末に一括して、専用線を介して、あるいは郵送で、契約された各企業に送信する。
次に、登録開始情報を通信装置531からセンタの通信装置542へ送信する。センタの制御装置544は、登録開始情報を受信した後、仮ID番号を発行し、通信装置542から求人企業端末の通信装置531へ送信する。企業端末の制御装置538は、受信した仮ID番号を表示部532に表示する。
終了ボタン押下されると、求人企業登録作業は終了する。登録された内容は、企業端末の記憶部539に登録される。
また、指定された登録料の支払予約を行った求人企業が、図1の求人企業端末の表示部532に表示されている初期画面より求人登録ボタンを押下すると、制御装置538はID番号入力画面を表示部532に表示する。
【0016】
求人企業端末において、ID番号入力画面にID番号が入力されると、ID番号が通信装置531からセンタの通信装置542へ送信される。センタの制御装置544は振込み予約が完了していることを確認し、完了しているならば企業ID番号とパスワードを通信装置542から求人企業端末の通信装置531へ送信する。企業端末は、企業ID番号とパスワードを受信したならば、制御装置538はこれらの情報を表示部532に表示する。
【0017】
企業端末では、ID番号とパスワードを求人企業担当者が確認したならば、公開する内容を表示部532に表示する。公開内容が確認されたならば、制御装置538は記憶部539に記憶されていた企業情報を通信装置531からセンタへ送信する。
センタは、通信装置542で受信した企業情報を企業情報データベース543に記憶する。企業情報データベース543に登録された企業情報は、求人企業端末から変更可能であるものとする。すなわち、種々の要因で、求人情報の変更があったときには、企業情報の変更登録の要求を行う。この場合には、企業IDとパスワードを示して、変更される企業情報を送信した後、変更登録料の支払予約を行ってから、新たに企業IDとパスワードを受け取る。
【0018】
(求職者からセンタへの情報登録)
次に、求職者が図1の求職者データベース543に、図2で示された求職者端末を用いて個人情報を登録する過程を説明する。
図2の求職者端末の画面表示機1の初期画面において、求職者ボタンが図2のマウス3を押下すると、制御装置登録用フォーマットが表示される。登録内容は、個人名、住所、連絡先、経歴、資格、特技、長所・短所、希望職種、希望勤務地、その他条件、性格診断解答(アンケート形式)、基本学力審査解答(アンケート形式)、アピール文などである。
【0019】
公開内容については、枠の色を変えるなどして明示する。これらの情報を、図2のキーボード2やマウス3によって求職者は入力する。
さらに、図6に示されたようなフォーマットで、求職者のスケジュールを登録する。登録したい日721を指定し、予定のある時間722を選択する。登録ボタン723を押下すると、表724に予定のある時間帯が記入されていく。各時間帯の領域には、例えばB社面接、面接不都合(授業、バイトなど)の内容が記入される。このようなメモ書きを記入しておくと、後日参照する場合に便利である。ただし、企業からは見えないように、記入されるた後にマスクが掛けられる。表724の画面は、スクロールして下方に移動できるので、何日分でも記入することができる。このようにして、指定された1〜2週間分の月日の時間毎の予定が記入される。
【0020】
求職者端末が使用不可の場合は、求職者はあらかじめ規定のフォーマット用紙に必要項目を記入しておき、図3で示された職安職員端末において情報を登録することができる。
図3の職安職員端末の画面表示機6の初期画面より求職者登録が選択されると、職安職員端末の制御装置517は、フォーマット用紙を図3のスキャナ部5にセットし、OKボタンを押下するように表示部514に表示する。
職安職員によって、キーボード512やマウス513などによってOKボタンが押下されると、制御装置517はスキャナ部515に読み取りを開始するよう指示を出す。
【0021】
スキャナ部515は読み込みを開始し、読み込んだ画像を制御装置517へ送信する。画像を受信した制御装置517は、読み込まれた画像から登録情報を求職者情報登録フォーマットに当てはまるように文字認識する。
文字認識が終了すると、表示部514に読取結果を表示する。職安職員は、表示された職安職員端末の読み取り情報と求職者より受取ったフォーマット用紙に記載されている個人情報が一致していることを確認しなくてはならない。一致していない箇所がある場合には、職安職員が修正をキーボード512やマウス511を用いて記入する。
【0022】
求職者端末に戻って、求職者が必要事項を登録した後、規定事項を表示し、同意すると、図1の制御装置506はIDカード挿入指示をする。求職者は、あらかじめ職安より入手したIDカードを、図2のIDカードリード・ライタ4に挿入する。制御装置506は挿入完了情報をIDカードリード・ライタ503から受信すると、IDカードにエンボス加工されているカード番号を通信装置505からセンタの通信装置542に送信する。
センタの制御装置544は、受信した個人情報を求職者データベース541に登録し、ID番号とパスワードを通信装置542から求職者端末の通信装置505に送信する。
【0023】
センタよりID番号とパスワードを受信した求職者端末の制御装置506は、ID番号をIDカードに書き込むよう、IDカードリード・ライタ503に指令を出す。
指令を受けたIDリード・ライタ503は、IDカードにID番号を書き込む。書き込みが終了したならば、IDカードを返却する。
制御装置506は、表示部504にパスワードを表示する。職安職員端末で登録を行っている場合は、このパスワード情報を求職者に伝える。
【0024】
(求職者から求人企業への申込み)
次に、求職者が求人企業に申込みをする過程を示す。
求職者が求職者端末または面接端末において、IDカードとパスワードを用いてログインすると、制御装置506,528は操作選択画面を表示部504,529に表示する。
操作選択画面には、初期画面とは異なり、企業検索操作、登録内容変更操作、スケジュール管理操作ボタンが表示される。企業検索操作ボタンが押下されたならば、制御装置506,528は検索条件入力画面を表示部504,529に表示する。
求職者は検索条件を入力し、検索ボタンが押下されたら、制御装置506、528は検索条件を通信装置505、523を通してセンタの制御装置544に送信する。制御装置544は、受信した条件に一致するものを求人企業データベース543から検索する。
【0025】
センタでの検索が終了すると、検索結果を通信装置542から求職者端末または面接端末の通信装置505、523へ送信する。
受信した検索結果を制御装置506,528はリスト化し、表示部504,529に表示する。
このとき検索結果一覧として表示されるのは、企業名と企業所在地とする。
検索結果の企業名をクリックすると、クリック情報を通信装置505,523からセンタに送信し、それを通信装置542から受信した制御装置544は、企業の詳細情報などを企業データベースから呼び出し、求職者端末または面接端末に送信する。企業情報を通信装置505,523から受信した制御装置506,528は、それらの企業情報を表示部504,529に表示する。
【0026】
履歴書送信ボタンが押下されたら、制御装置506,528はセンタへ求職者情報を要求する情報を通信装置505,523を通して送信する。センタの制御装置544は、求職者データベース541からID番号に対応する情報を呼び出し、求職者端末または面接端末へ通信装置542を通して送信する。
個人情報を受信した制御装置506,528は、受信内容を表示部504,529に表示をする。求職者は情報内容を確認し、確認ボタンが押下されたら、制御装置506,528は公開情報をセンタに送信する。
公開情報を受信したセンタの制御装置544は、申込み情報を企業情報データベース543中の対象企業情報に付け足す。
【0027】
(企業端末の次回選考者選択マッチング)
求人企業端末において、求職者が申込みをしたデータを受信し、求人企業が次回選考者を選択するマッチングについて、図8のフローチャートを用いて説明する。
求人企業担当者がログインをすると、センタの制御装置544は企業情報に追加された申込み情報を通信装置542より求人企業端末へ送信する。
求人企業端末の制御装置538は、受信した求職者情報をリスト化する(ステップ201)。このリストには、個人名、年齢、性別がリストアップされ、それぞれの名前部分にはリンクが張られ、クリックすることによって資格、特技など連絡先や住所を除くその他の個人情報が表示されるようなものとなっている。
求人企業端末において、初期画面のマッチングボタンが押下されたなら(ステップ202)、制御装置538は表示部532に求職者申込みリストを表示する(ステップ203)。
【0028】
求人企業の担当者は、これらの中から次回選考へ進む者を選出する。選出する求職者の名前をクリックし、詳細情報表示画面内の次選考ボタンが押下されたならば(ステップ204)、審査手法選択画面を表示部532に表示する(ステップ205)。この選択画面には、時間指定が必要となる、必要としない、を選択するようなボタンが表示される。時間指定が必要な場合(ステップ206)、図7に示されるように、選択されている求職者と求人企業担当者のスケジュール703が表示される(ステップ207)。図7に示すように、求職者ごとに1スケジュール画面が作成されるので、企業側の担当者は他の求人者と面接予定時間が重複しないようにする必要がある。
【0029】
図7のスケジュール703は、先ずAさんの予定が既に記入され、表示されており、その下欄に求人企業担当者の予定を記入する。Aさんの予定と担当者の予定が重複しない日と時間に、面接予定日が決められる。例えば、Aさんの面接希望日に担当者の都合が悪い場合には、Aさんの予定の下欄領域に、「Bさんとの面接」、あるいは「会議」などの予定が記入される。面接可能となった予定日の下欄領域には、「Aさんとの面接予定」と記入される。なお、プライバシーを考慮して、企業担当者の領域にはマスクがかけられる。面接予定日と時間が決定したならば、求人企業担当者は、予約したい日701と時間702を記入または選択し、登録ボタン704を押下する(ステップ208)。
なお、一旦決定して通知された面接予定日と時間の変更が、求人企業あるいは求職者のいずれか一方からの申出があった場合(求人企業からセンタへの変更申込み、求職者からセンタを経由した変更の申込み、あるいは求職者端末や職安職員端末からの変更申込み、あるいは求職者から直接の変更申込みを含む)、求人企業担当者が図7のスケジュール703の記入を更新する。例えば、Aさんの予定日として登録済みの面接予定日、時間には、「何日何時からに変更」と記入され、新しい面接予定日、時間の場所には、「新面接予定」と記入され、その下欄の担当者の領域にも「Aさんとの面接予定」と記入される。
制御装置538は、求人企業端末にて以前予約した日時を記憶部539に記憶しているので、入力された日時が以前他の求職者のスケジュールに予約した日時と重複が無いか否かを確認する(ステップ209)。重複がある場合には、もう一度入力するよう表示し(ステップ210)、記入欄を表示する(ステップ207)。なお、重複のチェックは、面接予定日、時間が更新された場合にも、同じように実施される。
【0030】
重複が無いならば、次回選考方法の詳細記入フォーマットを表示する(ステップ211)。求人企業担当者が記入し、OKボタンが押下されたならば(ステップ212)、制御装置538は必要項目に記入されているか否かの確認を行う(ステップ213)。記入不足がある場合は再度記入欄を表示する(ステップ214→211)。
必要項目が入力されたならば、内容確認表示をする(ステップ215)。OKボタンが押下されたならば(ステップ216)、これらのマッチング情報をセンタに送信して(ステップ217)、終了する(ステップ218)。
マッチング情報(面接予定求人者名、面接予定日、時間)は、センタの通信装置542から求職者端末の通信装置505、および職安職員端末の通信装置516に通知される。求職者端末の制御装置506、および職安職員端末の制御装置517は、登録してある求人者の携帯電話の番号などを検索して、該求人者(例えば、Aさん)に通知する。この通知は、音声合成装置などを用いて求職者ID番号、面接予定日と時間、求人企業名などを通知する。
【0031】
(面接端末での面接)
次に、次選考手段でスケジュール管理に面接予約がされた求職者が、図5に示された面接端末を用いて面接を行う際の過程を、図9のフローチャートを用いて説明する。
求職者が図5のIDカードリード・ライタ16で示された面接端末でログオンされたならば(ステップ220)、操作選択画面を図1の表示部529に表示する(ステップ221)。面接端末機の表示部529はタッチパネルとなっており、画面に触れることでボタンの選択ができることとする。面接ボタンが押下されたならば(ステップ222)、制御装置528は面接対象企業一覧を表示する(ステップ223)。この一覧表示では、求人企業名、面接予約日時が表示される。この一覧表示画面は、例えば、図6と同じ画面が表示され、その求職者が前に記入した求人企業名、面接予約日時のスケジュール表が表示される。
【0032】
求職者が面接を行う企業名を表示部529で押下すると(ステップ224)、制御装置528はその企業が予約した面接時間と現在の時間がほぼ一致しているかどうかを確認する(ステップ225)。一致していない場合は、指定時間と一致しないことを表示部529に表示し(ステップ226)、面接企業選択画面(ステップ223)へ戻る。
面接時間が一致しているならば、制御装置528は通信装置523からセンタの通信装置542へ面接先企業に接続する指令を送信する。センタの制御装置544は、指定されてきた求人企業先のアドレスを企業情報データベース543から呼び出し、通信装置542から求人企業端末へ接続をする(ステップ227)。
【0033】
この接続先を決定するアドレスなどは求人企業が企業情報を登録した際に、センタの制御装置544が自動的にアドレスなどを企業データベース543に企業情報と共に記憶されている。
接続した求人企業端末より、面接開始ボタンの押下情報をセンタの制御装置544が受信したら(ステップ228)、面接開始情報を面接端末へ送信する。面接開始情報を受信した面接端末制御装置528は面接を開始することを示す表示を表示部529にする(ステップ229)。
【0034】
受信した動画を図5の画面表示機12に映し出し、音声は図5のハンディフォン13で流す。また、図5のカメラ14によって、求職者の映像を撮影し、面接先の企業端末へ送信する。さらに、図5のハンディフォン13より求職者の音声を集音し、面接先の企業端末へセンタの通信装置542を経由して送信する(ステップ230)。求人企業担当者が、この面接求職者に対して証明書の提示を求めた際に、求職者は証明書を図5の証明書認証部15に証明書を置き、証明ボタンを押下する。証明ボタンが押下されたならば(ステップ231)、証明書を読取位置に置いていることを確認するメッセージを表示する(ステップ232)。
【0035】
OKボタンが押下されたならば(ステップ233)、読取認証を開始する(ステップ234)。読取結果を制御装置528は規定のフォーマットに変換し、企業端末へ送信する(ステップ235)。
企業端末より終了ボタン押下情報を受信したならば(ステップ236)、センタの制御装置544は企業端末と面接端末との回線を切断し(ステップ237)、終了する(ステップ238)。
【0036】
(企業端末と求職者端末間での面接)
さらに、求人企業が図4に示された求人企業端末を用いて求職者が求職者端末で面接を行っている時、求人企業端末の動作過程を図10のフローチャートを用いて説明する。
求人企業が求職者の予定表に面接時間を求人企業の記憶部に記憶しておき、制御装置538は予約した時間の一定時間前に求人企業端末の表示部532に、面接があることを伝えるメッセージを表示する(ステップ251)。
面接企業担当者がログインを行い、初期画面の面接ボタンを押下すると(ステップ252)、面接待機情報がセンタに送信され、センタの制御装置544は面接待機者情報を求人企業端末に送信する。面接待機者情報を受信した求人企業端末制御装置538は情報を一覧表にし、表示部532に表示する(ステップ253)。
【0037】
この画面は一定時間ごとに更新され、一覧表には面接者の名前、面接予定時間、面接待機時間が表示される。求人企業担当者が一覧表の中から面接を行う者の名前をクリックしたならば(ステップ254)、面接開始情報をセンタへ送信する。センタは、回線を通信可能状態にする(ステップ255)。回線接続中は、回線接続中であることのメッセージを表示部532に表示する(ステップ256)。接続が完了したならば、面接を開始しますか?のメッセージを表示部532に表示する(ステップ257)。
【0038】
OKボタンが押下されたならば(ステップ258)、センタの制御装置544は求職者端末に面接開始情報を送信する(ステップ259)。
一定時間経過後、求職者端末から送信されてきた動画情報を、図4の求人企業端末の画面表示機8に表示し、音声は端末機内臓のスピーカより再生する。また、求人企業担当者の映像と音声を図4のマイク内臓カメラ11で撮影、集音しセンタの通信装置542経由で面接端末へ送信する(ステップ260)。
【0039】
求人企業担当者が証明書ボタンを押下した時(ステップ261)、証明書提出指示情報をセンタの通信装置経由で面接端末へ送信する(ステップ262)。
センタの通信装置経由で面接端末より証明者情報を受信したならば(ステップ263)、求人企業端末制御装置538は規定のフォーマットで証明者情報を表示部532に表示する(ステップ264)。このとき表示される情報は、証明書の写真画像と証明書の認証情報である。
【0040】
面接終了ボタンが押下されたならば(ステップ265)、制御装置538は面接終了情報をセンタに送信し、センタの制御装置544は面接端末と求人企業端末との回線を切断する(ステップ266)。そして、面接結果入力画面を表示する(ステップ267)。不採用ボタンが押下されたときには(ステップ268)、不採用情報をセンタに送信する(ステップ280)。センタは求職者データベースの求職者情報に不採用情報を追加し、終了する(ステップ281)。
一方、採用ボタンが押下された場合、求人企業端末制御装置538は次選考手段入力フォーマットを表示部532に表示する(ステップ269)。
【0041】
また、スケジュール予約が必要な場合は、フォーマット画面にあるスケジュール予約ボタンを押下することで(ステップ270)、図8のステップ206からステップ210で示した方法で予約をすることができる。
次回選考入力OKボタンが押下されたら(ステップ282)、制御装置538は必要項目が記入されているかを確認する(ステップ283)。不足があるときはステップ269へ戻る。
次回選考案内内容確認表示を行い(ステップ284)、OKボタンが押下されたならば(ステップ285)、終了する(ステップ286)。
【0042】
(求職者端末や面接端末の就職活動終了作業)
最後に、求職者が就職活動を終了する際に、求職者端末や面接端末で行う就職活動終了作業について、図11のフローチャートを用いて説明する。
ログインし(ステップ290)、就職者活動終了ボタンが押下されたならば(ステップ291)、就職活動終了確認メッセージを表示する(ステップ292)。
OKボタンが押下されたならば(ステップ293)、求職者のID番号を消去するかしないか選択する画面を表示する(ステップ294)。
ID番号を消去すると、ID番号発行時に登録した個人情報など求職者情報データベースより消去するため、求職者が再度就職活動を再開する際は、すべての個人情報を再入力する必要が発生する。
【0043】
しかし、ID番号を消去しなければ、個人情報などは求職者データベースに残存するので、再度就職活動を再開する際には、はじめに登録した個人情報を再度使うことができる。ただし、企業情報参照、企業検索、申込み、面接、スケジュール管理などはすることができなくなり、また個人情報は公開されなくなる。
【0044】
消去しないボタンが押下されたならば(ステップ295)、公開スケジュールなどのすべてのサービスが中止されることを表示する(ステップ301)。確認ボタンが押下されたならば(ステップ302)、求職者端末または面接端末の制御装置506,528はセンタに休止情報を送信する(ステップ303)。休止情報を受信したセンタの制御装置544は、求職者データベース541の求職者情報に休止情報を追加し、求職者情報を公開することを中止する。なお、求職者が消去しないボタンを押下する場合としては、その企業に就職しても種々不安があり、他の企業に移りたい場合に、再度就職活動をする予定があるので、ID番号を消去せずに残しておく。
【0045】
カードを返却して(ステップ304)、終了する(ステップ305)。
一方、消去するが押下された場合(ステップ295)、すべての情報を消去することを表示する(ステップ296)。
OKボタンが押下されたら(ステップ297)、センタに中止情報を送信する(ステップ298)。中止情報を受信したセンタの制御装置544は求職者情報データベース541の求職者情報を消去し、求職者情報の公開を中止する。
【0046】
求職者端末及び面接端末の制御装置506,528は、IDカードに使用不可情報をIDカードリード・ライタ503,521に送信し、IDカードリード・ライタ503,521は使用不可情報を書き込む(ステップ299)。書き込み終了情報を受信した制御装置506,528は、IDカード、ID番号、パスワードが無効になったことを表示部504、529に表示する(ステップ300)。カードを返却して(ステップ304)、終了する(ステップ305)。
【0047】
(スケジュールの重複チェックの別方法)
図8のステップ207〜209では、図7の画面で示すように、求人企業端末の画面には選択されている求職者のスケジュールが表示されているので、企業担当者は予約したい日と時間を記入して、登録ボタンを押下すると、企業端末の制御装置538が以前予約した日時を記憶しているので、今回の予約と以前の予約とが重複しないか否かをチェックして(ステップ209)、重複がないことを確認するものであった。
【0048】
別の実施例として、センタの企業情報データベース543には、企業が求職者から申込みを受けると、申込み情報を対象企業情報に付け足して記憶しているので、センタに自企業のID番号を送信して、該ID番号を持つ企業に申込みを行っている求職者のスケジュール情報を全て送信してもらい、自企業担当者のスケジュールとセンタから受信した全求職者のスケジュールとを対比して、重複がないか否かをチェックする方法がある。
【0049】
(スケジュール管理システム)
これまでの説明では、センタは職業紹介業としてのビジネスモデルを構築して、求人企業および求職者に対して情報提供を行うとともに、希望条件のマッチングを行って、両者の面接を最適な日と時間に行うことができるように調整するものであった。
【0050】
しかし、ビジネスマンや企業では、それぞれスケジュールに従って毎日の活動を行っている人が殆んどである。そこで、スケジュール管理のビジネスモデルを構築し、ビジネスマンや企業から図6に示すような月日時間毎のスケジュールを提出してもらい、これを登録してデータベースに記憶し、次に図7に示すように、登録したビジネスマンや企業が面接あるいは仕事をする相手の都合を調査して記入していき、両者が都合のよい日、日時を決定することにより、スケジュールを完成していくビジネスである。スケジュールを完成する前に、予め打ち合わせを行うために、面接端末で面接を行うことも可能である。
このように、本発明は、就職活動の仲介のみならず、業務のスケジュールを管理することもビジネスとすることを特徴としている。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、求職者のスケジュールを次選考に選出した企業に公開するため、面接時間などの設定が求職者および求人企業の両方に都合よく設定でき、その結果、予定が重複することなく、求職者は多くの企業と面接などの就職活動を活発に行うことができる。
【0052】
さらに、求職者にはIDカードを発行しておくので、端末機などで使用する際にはパスワードの入力のみで済むので使いやすい。また、就職活動を終了する際に個人情報をデータベースに保存しておくことができるので、就職活動を再開する場合に求職者が個人情報を再度入力する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシステム全体の構成図である。
【図2】図1における求職者端末の図である。
【図3】図1における職安職員端末の図である。
【図4】図1における求人企業端末の図である。
【図5】図1における面接端末の図である。
【図6】求職者がスケジュール登録をする際に用いるスケジュール入力フォーマットの画面図である。
【図7】求人企業が求職者のスケジュールに面接時間を予約する際に用いるスケジュール予約フォーマットの画面図である。
【図8】求人企業がマッチングを行う過程を示したフローチャートである。
【図9】面接端末を用いて面接を行うときの過程を示したフローチャートである。
【図10】求人企業端末で求人企業担当者が面接を行うときの過程を示したフローチャートである。
【図11】求職者が就職活動を休止または中止する際に、求職者端末にて行われる過程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示器
2 キーボード
3 マウス
4 IDカードリード・ライタ
5 スキャナ
6 表示器
7 IDカードリード・ライタ
8 表示器
9 キーボード
10 マウス
11 マイク内臓カメラ
12 タッチパネル
13 ハンディフォン
14 カメラ
15 証明書認証器
16 IDカードリード・ライタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、求職者に対しては企業情報を提供し、求人企業に対しては個人情報並びに面接希望日時を提供するスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムに関し、特にビジネスモデルとして構築できるスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、求職者に対する企業の情報提供は、就職情報誌やホームページ上で多く行われている。一方、求人企業に対する個人情報の提供についても、人材バンクや業者などがダイレクトメールや企業訪問によって行われている。
そこで、例えば特開2001−357124公報に記載の技術のように、インターネットを用いて求職者の情報と求人企業の情報を公開し、それぞれの条件に合う求職者と企業を検索してマッチングを行うシステムがある。しかし、第三者がマッチングを行っても、真に企業側が欲しい人材と、求職者が真に希望する企業とのマッチングは困難である。
【0003】
また、特開平11−306235号公報に記載の職業紹介端末装置及びそれを用いた職業紹介システムでは、インターネット接続機能を有するハンドヘルド型パーソナルコンピュータを主体とする職業紹介端末であって、従来のように、職業紹介所の窓口に来訪して、企業紹介冊子の閲覧、紹介申請、条件確認、面接予約などの手続をすることなく、これらの一連の作業をインターネットを介して、いつでもどこでも一人でできるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来のシステムには、以下のような問題がある。
すなわち、従来のシステムでは、就職活動における情報のやりとりをホームページなど、誰でも閲覧することができる可能性があった。それに伴って、情報が漏れる必配もあった。
また、従来のシステムでは、マッチング後の選考などは電話や書面による連絡であり、システムを十分に活用できないという問題があった。このような状態では、求職者が連絡をとるまでに時間がかかり、選考日時が重複したり、期間が不足したりするため、最適な職を逃してしまうことがあった。
また、遠隔地への就職を希望する者が、面接などで企業を来訪する際には、会社または個人の費用負担が発生したり、時間の損失が大きいという問題があった。
【0005】
このように、就職活動における情報提供をホームページなど誰でも閲覧することのできるシステムの中で求職者や求人企業の情報を扱うことは、情報の漏洩や改竄などが発生する必配があるので、セキュリティを強固なものにしなくてはならず、手間がかかるという問題がある。
また、ホームページなどを閲覧する機器を持たない者にとっては、このようなシステムは無縁となってしまう。
また、求職者はマッチングから面接までの時間経過が長くなるため、他企業への展開が遅くなり、自分に適した企業を探すのに時間がかかり、中には期間が足りずに就職ができない者があった。さらに、多くの企業を就職活動している者にとっては面接時間などの重複により、最適な企業を探すのに妨げとなっていることもあった。
【0006】
本発明の目的は、求人企業と求職者のスケジュール管理による面接時間の調節、遠隔による面接を可能にして、予定の重複や期間の不足を少なくするとともに、手続にかかる手間や時間を少なくすることができる、また情報の漏えいをなくしてセキュリティの安全を図ることができる、スケジュール管理システムおよび就職情報提供システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のスケジュール管理システムは、専用端末および専用回線を用いて求職者や求人企業の情報を取り扱うシステムである。従って、情報の漏えいは起り難くなる。
また、求職者のスケジュールを企業側に開示することによって、情報のみのマッチングから次選考の面接などの時間指定などをオンラインで行うことができ、求職者にも求人企業にも都合のいい日と時間に決定することが可能となる。
さらに、オンラインでの音声および動画通信を用いて遠隔でも面接を行うことができるような面接端末を持ち、求職者の時間、雑費、求人企業の負担費用を減らすことができる。
また、専用端末および専用回線を用いて、職業紹介あるいはスケジュールの管理に関するビジネスモデルを構築することが可能なシステムである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明をオンラインシステムの就職情報提供システムに適用した場合のシステム全体図であり、図2は図1における求職者端末、図3は図1における職安職員端末、図5は図1における面接端末、図4は図1における求人企業端末を示す図である。また、図6は求職者がスケジュールを登録する際に使用される入力フォーマット画面の図であり、図7は求人企業が求職者の面接時間を予約する際に用いられる予約フォーマット画面の図である。
【0009】
また、図8は、求人企業が申込みをしてきた求職者の中から次選考を行う者を選出し、面接時間などのために求職者のスケジュールから時間を予約する過程を示すフローチャートであり、図9は求職者が面接端末を用いて面接を行う際の過程を示すフローチャートであり、図10は企業の担当者が企業端末を用いて面接を行う際の過程を示したフローチャートである。
最後に、図11は求職者が就職活動を中止または休止する際に行う作業を示したフローチャートである。
【0010】
(システム構成)
図1により、本発明のスケジュール管理システムおよび就職情報提供システムの設備を説明する。
制御装置544に求職者情報データベース541と企業情報データベース543とを接続し、かつ求人企業端末、面接端末、職安職員端末、および求職者端末に専用回線を介して接続し、これらとの間で情報のやりとりを行う通信装置542を接続したセンタが設けられる。このセンタは、職業紹介あるいはスケジュール管理に関するビジネスモデルとして構築された管理会社の設備である。管理会社は、ビル内に設置することができる。
【0011】
また、制御装置538に通信装置531、記憶部539、表示部532、音声出力部533、マウス534、キーボード535、マイク536、およびカメラ537を接続した求人企業端末が設けられる。これは、通常、企業、すなわちビル内の人事課または総務課に設置される。
また、制御装置528にIDカードリード・ライタ521、音声出力部522、表示部529、通信装置523、証明書認証部524、ハンディフォン525、マイク526、およびカメラ527を接続した面接端末が設けられる。これは、公衆の中の貸室、例えば市役所内の貸室、駅内の貸室、図書館内の貸室などが利用される。
【0012】
また、制御装置517にマウス511、キーボード512、IDカードリード・ライタ513、表示部514、スキャナ部515、および通信装置516を接続した職安職員端末が設けられる。これは、ハローワーク内、職業紹介所内の専用室に設置される。
さらに、制御装置506にマウス501、キーボード502、IDカードリード・ライタ503、表示部504、および通信装置505を接続した求職者端末が設けられる。これは、求職者の在籍する学校、あるいは指定された学校内に設けられた専用室が利用される。例えば、学生課、就職課などの一室が当てられる。
【0013】
(企業からセンタに求人登録)
最初に、求人企業が本システムに企業情報を登録する過程について説明する。
図1の求人企業端末の表示部532においてマウス534やキーボード535を用いて初期画面中の求人登録ボタンを求人企業の担当者が押下すると、制御装置538に記憶されている登録フォーマットが表示される。
この登録フォーマットには、企業名・企業規模(従業員数や資本金など)・企業概要(職種、場所など)・募集要項(年齢、勤務地、必要資格、他条件など)・希望条件(アンケート形式)、その他の企業情報(連絡先、担当者名など)などがある。
【0014】
登録フォーマット画面の最下部に登録ボタンを設け、そのボタンが押下されると、プログラムは必要項目がすべて入力されているかどうかをチェックするし、未記入項目がある場合には、不足項目を記入するように指示する。
登録可能状態となったならば、登録料や規定項目とそれらに同意する・しないを選択することのできるボタンを表示する。同意しないボタンが押下された場合には、直ちに処理を終了する。
【0015】
同意するボタンが押下されたならば、登録料金支払方法を表示する。スケジュール管理システムまたは就職情報提供システムのセンタは、登録料金の請求書を月末に一括して、専用線を介して、あるいは郵送で、契約された各企業に送信する。
次に、登録開始情報を通信装置531からセンタの通信装置542へ送信する。センタの制御装置544は、登録開始情報を受信した後、仮ID番号を発行し、通信装置542から求人企業端末の通信装置531へ送信する。企業端末の制御装置538は、受信した仮ID番号を表示部532に表示する。
終了ボタン押下されると、求人企業登録作業は終了する。登録された内容は、企業端末の記憶部539に登録される。
また、指定された登録料の支払予約を行った求人企業が、図1の求人企業端末の表示部532に表示されている初期画面より求人登録ボタンを押下すると、制御装置538はID番号入力画面を表示部532に表示する。
【0016】
求人企業端末において、ID番号入力画面にID番号が入力されると、ID番号が通信装置531からセンタの通信装置542へ送信される。センタの制御装置544は振込み予約が完了していることを確認し、完了しているならば企業ID番号とパスワードを通信装置542から求人企業端末の通信装置531へ送信する。企業端末は、企業ID番号とパスワードを受信したならば、制御装置538はこれらの情報を表示部532に表示する。
【0017】
企業端末では、ID番号とパスワードを求人企業担当者が確認したならば、公開する内容を表示部532に表示する。公開内容が確認されたならば、制御装置538は記憶部539に記憶されていた企業情報を通信装置531からセンタへ送信する。
センタは、通信装置542で受信した企業情報を企業情報データベース543に記憶する。企業情報データベース543に登録された企業情報は、求人企業端末から変更可能であるものとする。すなわち、種々の要因で、求人情報の変更があったときには、企業情報の変更登録の要求を行う。この場合には、企業IDとパスワードを示して、変更される企業情報を送信した後、変更登録料の支払予約を行ってから、新たに企業IDとパスワードを受け取る。
【0018】
(求職者からセンタへの情報登録)
次に、求職者が図1の求職者データベース543に、図2で示された求職者端末を用いて個人情報を登録する過程を説明する。
図2の求職者端末の画面表示機1の初期画面において、求職者ボタンが図2のマウス3を押下すると、制御装置登録用フォーマットが表示される。登録内容は、個人名、住所、連絡先、経歴、資格、特技、長所・短所、希望職種、希望勤務地、その他条件、性格診断解答(アンケート形式)、基本学力審査解答(アンケート形式)、アピール文などである。
【0019】
公開内容については、枠の色を変えるなどして明示する。これらの情報を、図2のキーボード2やマウス3によって求職者は入力する。
さらに、図6に示されたようなフォーマットで、求職者のスケジュールを登録する。登録したい日721を指定し、予定のある時間722を選択する。登録ボタン723を押下すると、表724に予定のある時間帯が記入されていく。各時間帯の領域には、例えばB社面接、面接不都合(授業、バイトなど)の内容が記入される。このようなメモ書きを記入しておくと、後日参照する場合に便利である。ただし、企業からは見えないように、記入されるた後にマスクが掛けられる。表724の画面は、スクロールして下方に移動できるので、何日分でも記入することができる。このようにして、指定された1〜2週間分の月日の時間毎の予定が記入される。
【0020】
求職者端末が使用不可の場合は、求職者はあらかじめ規定のフォーマット用紙に必要項目を記入しておき、図3で示された職安職員端末において情報を登録することができる。
図3の職安職員端末の画面表示機6の初期画面より求職者登録が選択されると、職安職員端末の制御装置517は、フォーマット用紙を図3のスキャナ部5にセットし、OKボタンを押下するように表示部514に表示する。
職安職員によって、キーボード512やマウス513などによってOKボタンが押下されると、制御装置517はスキャナ部515に読み取りを開始するよう指示を出す。
【0021】
スキャナ部515は読み込みを開始し、読み込んだ画像を制御装置517へ送信する。画像を受信した制御装置517は、読み込まれた画像から登録情報を求職者情報登録フォーマットに当てはまるように文字認識する。
文字認識が終了すると、表示部514に読取結果を表示する。職安職員は、表示された職安職員端末の読み取り情報と求職者より受取ったフォーマット用紙に記載されている個人情報が一致していることを確認しなくてはならない。一致していない箇所がある場合には、職安職員が修正をキーボード512やマウス511を用いて記入する。
【0022】
求職者端末に戻って、求職者が必要事項を登録した後、規定事項を表示し、同意すると、図1の制御装置506はIDカード挿入指示をする。求職者は、あらかじめ職安より入手したIDカードを、図2のIDカードリード・ライタ4に挿入する。制御装置506は挿入完了情報をIDカードリード・ライタ503から受信すると、IDカードにエンボス加工されているカード番号を通信装置505からセンタの通信装置542に送信する。
センタの制御装置544は、受信した個人情報を求職者データベース541に登録し、ID番号とパスワードを通信装置542から求職者端末の通信装置505に送信する。
【0023】
センタよりID番号とパスワードを受信した求職者端末の制御装置506は、ID番号をIDカードに書き込むよう、IDカードリード・ライタ503に指令を出す。
指令を受けたIDリード・ライタ503は、IDカードにID番号を書き込む。書き込みが終了したならば、IDカードを返却する。
制御装置506は、表示部504にパスワードを表示する。職安職員端末で登録を行っている場合は、このパスワード情報を求職者に伝える。
【0024】
(求職者から求人企業への申込み)
次に、求職者が求人企業に申込みをする過程を示す。
求職者が求職者端末または面接端末において、IDカードとパスワードを用いてログインすると、制御装置506,528は操作選択画面を表示部504,529に表示する。
操作選択画面には、初期画面とは異なり、企業検索操作、登録内容変更操作、スケジュール管理操作ボタンが表示される。企業検索操作ボタンが押下されたならば、制御装置506,528は検索条件入力画面を表示部504,529に表示する。
求職者は検索条件を入力し、検索ボタンが押下されたら、制御装置506、528は検索条件を通信装置505、523を通してセンタの制御装置544に送信する。制御装置544は、受信した条件に一致するものを求人企業データベース543から検索する。
【0025】
センタでの検索が終了すると、検索結果を通信装置542から求職者端末または面接端末の通信装置505、523へ送信する。
受信した検索結果を制御装置506,528はリスト化し、表示部504,529に表示する。
このとき検索結果一覧として表示されるのは、企業名と企業所在地とする。
検索結果の企業名をクリックすると、クリック情報を通信装置505,523からセンタに送信し、それを通信装置542から受信した制御装置544は、企業の詳細情報などを企業データベースから呼び出し、求職者端末または面接端末に送信する。企業情報を通信装置505,523から受信した制御装置506,528は、それらの企業情報を表示部504,529に表示する。
【0026】
履歴書送信ボタンが押下されたら、制御装置506,528はセンタへ求職者情報を要求する情報を通信装置505,523を通して送信する。センタの制御装置544は、求職者データベース541からID番号に対応する情報を呼び出し、求職者端末または面接端末へ通信装置542を通して送信する。
個人情報を受信した制御装置506,528は、受信内容を表示部504,529に表示をする。求職者は情報内容を確認し、確認ボタンが押下されたら、制御装置506,528は公開情報をセンタに送信する。
公開情報を受信したセンタの制御装置544は、申込み情報を企業情報データベース543中の対象企業情報に付け足す。
【0027】
(企業端末の次回選考者選択マッチング)
求人企業端末において、求職者が申込みをしたデータを受信し、求人企業が次回選考者を選択するマッチングについて、図8のフローチャートを用いて説明する。
求人企業担当者がログインをすると、センタの制御装置544は企業情報に追加された申込み情報を通信装置542より求人企業端末へ送信する。
求人企業端末の制御装置538は、受信した求職者情報をリスト化する(ステップ201)。このリストには、個人名、年齢、性別がリストアップされ、それぞれの名前部分にはリンクが張られ、クリックすることによって資格、特技など連絡先や住所を除くその他の個人情報が表示されるようなものとなっている。
求人企業端末において、初期画面のマッチングボタンが押下されたなら(ステップ202)、制御装置538は表示部532に求職者申込みリストを表示する(ステップ203)。
【0028】
求人企業の担当者は、これらの中から次回選考へ進む者を選出する。選出する求職者の名前をクリックし、詳細情報表示画面内の次選考ボタンが押下されたならば(ステップ204)、審査手法選択画面を表示部532に表示する(ステップ205)。この選択画面には、時間指定が必要となる、必要としない、を選択するようなボタンが表示される。時間指定が必要な場合(ステップ206)、図7に示されるように、選択されている求職者と求人企業担当者のスケジュール703が表示される(ステップ207)。図7に示すように、求職者ごとに1スケジュール画面が作成されるので、企業側の担当者は他の求人者と面接予定時間が重複しないようにする必要がある。
【0029】
図7のスケジュール703は、先ずAさんの予定が既に記入され、表示されており、その下欄に求人企業担当者の予定を記入する。Aさんの予定と担当者の予定が重複しない日と時間に、面接予定日が決められる。例えば、Aさんの面接希望日に担当者の都合が悪い場合には、Aさんの予定の下欄領域に、「Bさんとの面接」、あるいは「会議」などの予定が記入される。面接可能となった予定日の下欄領域には、「Aさんとの面接予定」と記入される。なお、プライバシーを考慮して、企業担当者の領域にはマスクがかけられる。面接予定日と時間が決定したならば、求人企業担当者は、予約したい日701と時間702を記入または選択し、登録ボタン704を押下する(ステップ208)。
なお、一旦決定して通知された面接予定日と時間の変更が、求人企業あるいは求職者のいずれか一方からの申出があった場合(求人企業からセンタへの変更申込み、求職者からセンタを経由した変更の申込み、あるいは求職者端末や職安職員端末からの変更申込み、あるいは求職者から直接の変更申込みを含む)、求人企業担当者が図7のスケジュール703の記入を更新する。例えば、Aさんの予定日として登録済みの面接予定日、時間には、「何日何時からに変更」と記入され、新しい面接予定日、時間の場所には、「新面接予定」と記入され、その下欄の担当者の領域にも「Aさんとの面接予定」と記入される。
制御装置538は、求人企業端末にて以前予約した日時を記憶部539に記憶しているので、入力された日時が以前他の求職者のスケジュールに予約した日時と重複が無いか否かを確認する(ステップ209)。重複がある場合には、もう一度入力するよう表示し(ステップ210)、記入欄を表示する(ステップ207)。なお、重複のチェックは、面接予定日、時間が更新された場合にも、同じように実施される。
【0030】
重複が無いならば、次回選考方法の詳細記入フォーマットを表示する(ステップ211)。求人企業担当者が記入し、OKボタンが押下されたならば(ステップ212)、制御装置538は必要項目に記入されているか否かの確認を行う(ステップ213)。記入不足がある場合は再度記入欄を表示する(ステップ214→211)。
必要項目が入力されたならば、内容確認表示をする(ステップ215)。OKボタンが押下されたならば(ステップ216)、これらのマッチング情報をセンタに送信して(ステップ217)、終了する(ステップ218)。
マッチング情報(面接予定求人者名、面接予定日、時間)は、センタの通信装置542から求職者端末の通信装置505、および職安職員端末の通信装置516に通知される。求職者端末の制御装置506、および職安職員端末の制御装置517は、登録してある求人者の携帯電話の番号などを検索して、該求人者(例えば、Aさん)に通知する。この通知は、音声合成装置などを用いて求職者ID番号、面接予定日と時間、求人企業名などを通知する。
【0031】
(面接端末での面接)
次に、次選考手段でスケジュール管理に面接予約がされた求職者が、図5に示された面接端末を用いて面接を行う際の過程を、図9のフローチャートを用いて説明する。
求職者が図5のIDカードリード・ライタ16で示された面接端末でログオンされたならば(ステップ220)、操作選択画面を図1の表示部529に表示する(ステップ221)。面接端末機の表示部529はタッチパネルとなっており、画面に触れることでボタンの選択ができることとする。面接ボタンが押下されたならば(ステップ222)、制御装置528は面接対象企業一覧を表示する(ステップ223)。この一覧表示では、求人企業名、面接予約日時が表示される。この一覧表示画面は、例えば、図6と同じ画面が表示され、その求職者が前に記入した求人企業名、面接予約日時のスケジュール表が表示される。
【0032】
求職者が面接を行う企業名を表示部529で押下すると(ステップ224)、制御装置528はその企業が予約した面接時間と現在の時間がほぼ一致しているかどうかを確認する(ステップ225)。一致していない場合は、指定時間と一致しないことを表示部529に表示し(ステップ226)、面接企業選択画面(ステップ223)へ戻る。
面接時間が一致しているならば、制御装置528は通信装置523からセンタの通信装置542へ面接先企業に接続する指令を送信する。センタの制御装置544は、指定されてきた求人企業先のアドレスを企業情報データベース543から呼び出し、通信装置542から求人企業端末へ接続をする(ステップ227)。
【0033】
この接続先を決定するアドレスなどは求人企業が企業情報を登録した際に、センタの制御装置544が自動的にアドレスなどを企業データベース543に企業情報と共に記憶されている。
接続した求人企業端末より、面接開始ボタンの押下情報をセンタの制御装置544が受信したら(ステップ228)、面接開始情報を面接端末へ送信する。面接開始情報を受信した面接端末制御装置528は面接を開始することを示す表示を表示部529にする(ステップ229)。
【0034】
受信した動画を図5の画面表示機12に映し出し、音声は図5のハンディフォン13で流す。また、図5のカメラ14によって、求職者の映像を撮影し、面接先の企業端末へ送信する。さらに、図5のハンディフォン13より求職者の音声を集音し、面接先の企業端末へセンタの通信装置542を経由して送信する(ステップ230)。求人企業担当者が、この面接求職者に対して証明書の提示を求めた際に、求職者は証明書を図5の証明書認証部15に証明書を置き、証明ボタンを押下する。証明ボタンが押下されたならば(ステップ231)、証明書を読取位置に置いていることを確認するメッセージを表示する(ステップ232)。
【0035】
OKボタンが押下されたならば(ステップ233)、読取認証を開始する(ステップ234)。読取結果を制御装置528は規定のフォーマットに変換し、企業端末へ送信する(ステップ235)。
企業端末より終了ボタン押下情報を受信したならば(ステップ236)、センタの制御装置544は企業端末と面接端末との回線を切断し(ステップ237)、終了する(ステップ238)。
【0036】
(企業端末と求職者端末間での面接)
さらに、求人企業が図4に示された求人企業端末を用いて求職者が求職者端末で面接を行っている時、求人企業端末の動作過程を図10のフローチャートを用いて説明する。
求人企業が求職者の予定表に面接時間を求人企業の記憶部に記憶しておき、制御装置538は予約した時間の一定時間前に求人企業端末の表示部532に、面接があることを伝えるメッセージを表示する(ステップ251)。
面接企業担当者がログインを行い、初期画面の面接ボタンを押下すると(ステップ252)、面接待機情報がセンタに送信され、センタの制御装置544は面接待機者情報を求人企業端末に送信する。面接待機者情報を受信した求人企業端末制御装置538は情報を一覧表にし、表示部532に表示する(ステップ253)。
【0037】
この画面は一定時間ごとに更新され、一覧表には面接者の名前、面接予定時間、面接待機時間が表示される。求人企業担当者が一覧表の中から面接を行う者の名前をクリックしたならば(ステップ254)、面接開始情報をセンタへ送信する。センタは、回線を通信可能状態にする(ステップ255)。回線接続中は、回線接続中であることのメッセージを表示部532に表示する(ステップ256)。接続が完了したならば、面接を開始しますか?のメッセージを表示部532に表示する(ステップ257)。
【0038】
OKボタンが押下されたならば(ステップ258)、センタの制御装置544は求職者端末に面接開始情報を送信する(ステップ259)。
一定時間経過後、求職者端末から送信されてきた動画情報を、図4の求人企業端末の画面表示機8に表示し、音声は端末機内臓のスピーカより再生する。また、求人企業担当者の映像と音声を図4のマイク内臓カメラ11で撮影、集音しセンタの通信装置542経由で面接端末へ送信する(ステップ260)。
【0039】
求人企業担当者が証明書ボタンを押下した時(ステップ261)、証明書提出指示情報をセンタの通信装置経由で面接端末へ送信する(ステップ262)。
センタの通信装置経由で面接端末より証明者情報を受信したならば(ステップ263)、求人企業端末制御装置538は規定のフォーマットで証明者情報を表示部532に表示する(ステップ264)。このとき表示される情報は、証明書の写真画像と証明書の認証情報である。
【0040】
面接終了ボタンが押下されたならば(ステップ265)、制御装置538は面接終了情報をセンタに送信し、センタの制御装置544は面接端末と求人企業端末との回線を切断する(ステップ266)。そして、面接結果入力画面を表示する(ステップ267)。不採用ボタンが押下されたときには(ステップ268)、不採用情報をセンタに送信する(ステップ280)。センタは求職者データベースの求職者情報に不採用情報を追加し、終了する(ステップ281)。
一方、採用ボタンが押下された場合、求人企業端末制御装置538は次選考手段入力フォーマットを表示部532に表示する(ステップ269)。
【0041】
また、スケジュール予約が必要な場合は、フォーマット画面にあるスケジュール予約ボタンを押下することで(ステップ270)、図8のステップ206からステップ210で示した方法で予約をすることができる。
次回選考入力OKボタンが押下されたら(ステップ282)、制御装置538は必要項目が記入されているかを確認する(ステップ283)。不足があるときはステップ269へ戻る。
次回選考案内内容確認表示を行い(ステップ284)、OKボタンが押下されたならば(ステップ285)、終了する(ステップ286)。
【0042】
(求職者端末や面接端末の就職活動終了作業)
最後に、求職者が就職活動を終了する際に、求職者端末や面接端末で行う就職活動終了作業について、図11のフローチャートを用いて説明する。
ログインし(ステップ290)、就職者活動終了ボタンが押下されたならば(ステップ291)、就職活動終了確認メッセージを表示する(ステップ292)。
OKボタンが押下されたならば(ステップ293)、求職者のID番号を消去するかしないか選択する画面を表示する(ステップ294)。
ID番号を消去すると、ID番号発行時に登録した個人情報など求職者情報データベースより消去するため、求職者が再度就職活動を再開する際は、すべての個人情報を再入力する必要が発生する。
【0043】
しかし、ID番号を消去しなければ、個人情報などは求職者データベースに残存するので、再度就職活動を再開する際には、はじめに登録した個人情報を再度使うことができる。ただし、企業情報参照、企業検索、申込み、面接、スケジュール管理などはすることができなくなり、また個人情報は公開されなくなる。
【0044】
消去しないボタンが押下されたならば(ステップ295)、公開スケジュールなどのすべてのサービスが中止されることを表示する(ステップ301)。確認ボタンが押下されたならば(ステップ302)、求職者端末または面接端末の制御装置506,528はセンタに休止情報を送信する(ステップ303)。休止情報を受信したセンタの制御装置544は、求職者データベース541の求職者情報に休止情報を追加し、求職者情報を公開することを中止する。なお、求職者が消去しないボタンを押下する場合としては、その企業に就職しても種々不安があり、他の企業に移りたい場合に、再度就職活動をする予定があるので、ID番号を消去せずに残しておく。
【0045】
カードを返却して(ステップ304)、終了する(ステップ305)。
一方、消去するが押下された場合(ステップ295)、すべての情報を消去することを表示する(ステップ296)。
OKボタンが押下されたら(ステップ297)、センタに中止情報を送信する(ステップ298)。中止情報を受信したセンタの制御装置544は求職者情報データベース541の求職者情報を消去し、求職者情報の公開を中止する。
【0046】
求職者端末及び面接端末の制御装置506,528は、IDカードに使用不可情報をIDカードリード・ライタ503,521に送信し、IDカードリード・ライタ503,521は使用不可情報を書き込む(ステップ299)。書き込み終了情報を受信した制御装置506,528は、IDカード、ID番号、パスワードが無効になったことを表示部504、529に表示する(ステップ300)。カードを返却して(ステップ304)、終了する(ステップ305)。
【0047】
(スケジュールの重複チェックの別方法)
図8のステップ207〜209では、図7の画面で示すように、求人企業端末の画面には選択されている求職者のスケジュールが表示されているので、企業担当者は予約したい日と時間を記入して、登録ボタンを押下すると、企業端末の制御装置538が以前予約した日時を記憶しているので、今回の予約と以前の予約とが重複しないか否かをチェックして(ステップ209)、重複がないことを確認するものであった。
【0048】
別の実施例として、センタの企業情報データベース543には、企業が求職者から申込みを受けると、申込み情報を対象企業情報に付け足して記憶しているので、センタに自企業のID番号を送信して、該ID番号を持つ企業に申込みを行っている求職者のスケジュール情報を全て送信してもらい、自企業担当者のスケジュールとセンタから受信した全求職者のスケジュールとを対比して、重複がないか否かをチェックする方法がある。
【0049】
(スケジュール管理システム)
これまでの説明では、センタは職業紹介業としてのビジネスモデルを構築して、求人企業および求職者に対して情報提供を行うとともに、希望条件のマッチングを行って、両者の面接を最適な日と時間に行うことができるように調整するものであった。
【0050】
しかし、ビジネスマンや企業では、それぞれスケジュールに従って毎日の活動を行っている人が殆んどである。そこで、スケジュール管理のビジネスモデルを構築し、ビジネスマンや企業から図6に示すような月日時間毎のスケジュールを提出してもらい、これを登録してデータベースに記憶し、次に図7に示すように、登録したビジネスマンや企業が面接あるいは仕事をする相手の都合を調査して記入していき、両者が都合のよい日、日時を決定することにより、スケジュールを完成していくビジネスである。スケジュールを完成する前に、予め打ち合わせを行うために、面接端末で面接を行うことも可能である。
このように、本発明は、就職活動の仲介のみならず、業務のスケジュールを管理することもビジネスとすることを特徴としている。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、求職者のスケジュールを次選考に選出した企業に公開するため、面接時間などの設定が求職者および求人企業の両方に都合よく設定でき、その結果、予定が重複することなく、求職者は多くの企業と面接などの就職活動を活発に行うことができる。
【0052】
さらに、求職者にはIDカードを発行しておくので、端末機などで使用する際にはパスワードの入力のみで済むので使いやすい。また、就職活動を終了する際に個人情報をデータベースに保存しておくことができるので、就職活動を再開する場合に求職者が個人情報を再度入力する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシステム全体の構成図である。
【図2】図1における求職者端末の図である。
【図3】図1における職安職員端末の図である。
【図4】図1における求人企業端末の図である。
【図5】図1における面接端末の図である。
【図6】求職者がスケジュール登録をする際に用いるスケジュール入力フォーマットの画面図である。
【図7】求人企業が求職者のスケジュールに面接時間を予約する際に用いるスケジュール予約フォーマットの画面図である。
【図8】求人企業がマッチングを行う過程を示したフローチャートである。
【図9】面接端末を用いて面接を行うときの過程を示したフローチャートである。
【図10】求人企業端末で求人企業担当者が面接を行うときの過程を示したフローチャートである。
【図11】求職者が就職活動を休止または中止する際に、求職者端末にて行われる過程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示器
2 キーボード
3 マウス
4 IDカードリード・ライタ
5 スキャナ
6 表示器
7 IDカードリード・ライタ
8 表示器
9 キーボード
10 マウス
11 マイク内臓カメラ
12 タッチパネル
13 ハンディフォン
14 カメラ
15 証明書認証器
16 IDカードリード・ライタ
Claims (5)
- 求職者が就職活動に際して求職の登録申込みを行うときに利用する求職者端末または職安職員端末と、
求職者のスケジュールの登録を受け付け、該スケジュールを求人企業にオンライン回線を介して送信することにより紹介するセンタ端末と、
求職者が求人企業に申込みを行うことで、該求職者のスケジュールを該センタから受け取り、該求職者との面接を予約する求人企業端末と、
予約した日時で、求職者と求人企業担当者が面接する面接端末と
を有することを特徴とする就職情報提供システム。 - 請求項1記載の就職情報提供システムにおいて、
前記求人企業端末では、センタ端末から受信した求職者の全求人企業に対するスケジュールを確認して、該企業側の求人担当者の予定時間とマッチングをとり、面接時間を互いの最適な時間に設定することを特徴とする就職情報提供システム。 - 求職者端末、職安職員端末、求人企業端末および面接端末が専用回線を介してセンタ端末に接続される就職情報提供システムにおいて、
該求人企業端末には、該センタ端末から受信した求職者の登録されている求人企業に対するスケジュール画面を表示する表示手段と、
該表示手段の画面上で該求職者の予定時間と該求人企業端末の担当者の予定時間とマッチングをとり、予定を入力した後、該求人企業端末の制御装置が記憶している他の求職者との面接予定記録、あるいは、該センタ端末に請求することにより、該センタ端末のデータベースに記憶されている該求人企業への申込み求職者のスケジュールを受け取り、該求人企業端末の担当者の予定時間と対比することにより、他の求職者の面接時間と重複しないか否かをチェックする手段とを設けたことを特徴とする就職情報提供システム。 - 求職者端末、職安職員端末、求人企業端末および面接端末が専用回線を介してセンタ端末に接続される就職情報提供システムにおいて、
該求人企業端末の画面には、各求職者ごとに、予約したい月日を入力する領域と、予約したい時間を入力する領域と、登録ボタン領域と、スクロールにより2〜4週間分の日付の各時間帯が表示され、各時間帯の上欄には、当該求職者が登録した予定イベントが、下欄には、当該求人企業の面接担当者の予定イベントが上欄と対応して記入されると、記入された内容は外部にマスクされるスケジュール領域とが表示されることを特徴とする就職情報提供システム。 - ビジネスモデルとしてのスケジュール管理システムであって、
スケジュール管理を依頼する個人または企業の登録元端末と、
登録済みの個人あるいは企業から、単位期間および時間毎のスケジュールを提出してもらい、該スケジュールをデータベースに登録し、登録したスケジュールに対して個人や企業が面接あるいは仕事をする相手の都合を調査してマッチングをとっていき、両者が都合のよい日時を決定することにより、スケジュールを完成するセンタ端末と、
協同して該スケジュールに基づいて仕事を行う個人や企業が予め打ち合わせるための面接端末と
を互いに専用回線で接続することを特徴とするスケジュール管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215353A JP2004062215A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | スケジュール管理システムおよび就職情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=31937406
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002215353A Pending JP2004062215A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | スケジュール管理システムおよび就職情報提供システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215353A patent/JP2004062215A/ja active Pending
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