JP2004061372A - インピーダンスパラメータの推定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】供試インピーダンス11の通電電流に、掃引正弦波発生器14より周波数掃引された正弦波状の変化を与え、この状態で、それぞれの周波数における電圧検出部15および電流検出部16の測定値からインピーダンス計測部17によりインピーダンス計測値を求め、この各周波数毎のインピーダンス計測値を等価回路推定部18に与え、伝達関数形式の連立方程式を作成するとともに、該連立方程式の解を1次形と2次形の合成に分解し、これら分解された1次形と2次形の部分をそれぞれ相当する等価回路およびパラメータに変換し、供試インピーダンス11の等価回路およびパラメータを推定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、供試インピーダンスの等価回路およびパラメータ値を推定するインピーダンスパラメータの推定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電池等の起電力を含む測定対象物や起電力を含まない測定対象物の内部インピーダンスを精度よく測定する場合、測定手段として交流法が一般に用いられる。
【0003】
図10は、交流法によるインピーダンス測定回路の概略構成を示している。図において、1は測定対象物の供試インピーダンスで、この供試インピーダンス1は、図11に示すように、例えば測定対象物が電池の場合、溶液抵抗Rs、反応抵抗r1、r2、r3、二重層容量C1、C2、C3、配線等のインダクタンス分Lsからなる等価回路で表される。なお、起電力は省略してある。
【0004】
供試インピーダンス1には、電池の放電電流を決定する直流電流源2が接続されるとともに、抵抗3、交流電流計4を介して交流信号源5が接続されている。交流信号源5は、供試インピーダンス1に印加される交流信号の周波数を可変可能にしている。
【0005】
そして、インピーダンス測定に際して、供試インピーダンス1に印加する交流信号の周波数を広い範囲に渡って変化させ、それぞれの周波数における供試インピーダンス1の両端電圧を交流電圧計6で測定するとともに、抵抗3を流れる電流を交流電流計4で測定し、これらの測定値の比である複素インピーダンスをインピーダンス計測部7で求める。
【0006】
次に、供試インピーダンス1の複素インピーダンスを図12に示すように横軸にインピーダンスの実数部、縦軸にインピーダンスの虚数部を表わす複素平面にプロットして複素平面インピーダンス図(コールコール・プロット等)を作成し、この複素平面インピーダンス図から供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータを求める。
【0007】
次に、複素平面インピーダンス図から求めた供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータを初期値として、これら初期値から複素インピーダンスを計算により求め、この計算結果を等価回路・パラメタ入力部9よりカーブフィット部8へ入力する。そして、カーブフィット部8において、等価回路およびパラメータの初期値から求められたインピーダンスと、実際の測定結果から求められたインピーダンス測定値との二乗誤差を求める。ここで、二乗誤差を求める方法としては、周知の最急降法(「アルゴリズム辞典」1994年、共立出版、pp.270参照)やシンプレックス法(「A Simplex Method for Function Minimization」、Computer Journal、Vol.7、p.308−313)などの非線型推定手法が知られており、二乗誤差関数が最小となるまで、カーブフィット部8での動作を繰り返し、実際に測定したインピーダンスと計算値との誤差が最小となるパラメータを求める。そして、このカーブフィット部8で求められた結果が、供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータ値の推定結果として、表示/出力部10に出力される。
【0008】
従って、このような従来のインピーダンスパラメータ推定装置によれば、例えば、供試インピーダンス1の等価回路が、図13に示すように溶液抵抗Rsと、1組の反応抵抗rと二重層容量Cだけから構成される非常に単純なものの場合は、測定で得られるインピーダンスのコールコール・プロットから簡単に等価回路およびパラメータ値を推定することができる。
【0009】
ここで、図14に示す複素平面インピーダンス図(コールコール・プロット)から図13に示す等価回路のパラメータを求める場合を説明すると、このときの等価回路のインピーダンスは、各周波数によってコールコール・プロット上でほぼ半円の軌跡を画く単純な形となる。この場合、周波数が非常に高いときのインピーダンスは、虚数部がゼロとなり、このときの実数部が溶液抵抗Rsに相当し、周波数の低いときのインピーダンスも虚数部がゼロとなり、このときの実数部はRs+rに相当する。これにより、この実数部より先程求めた溶液抵抗Rs分を引き算すれば、反応抵抗rが求められる。また、インピーダンスの虚数部の最大値およびそのときの周波数ω’より1/(ω’C)=r/2の関係があるので、二重層容量Cも、C=2/(ω’r)より求められる。そして、このようにして求めたRs、r、Cのパラメータ値は、初期値として最急降法等を採用したカーブフィット部8に与えられ、実際の測定結果から求められたインピーダンスとの二乗誤差が求められ、これらの誤差が最小となるパラメータが供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータとして推定される。
【0010】
このようにして、供試インピーダンス1の等価回路が非常に単純な場合には、実際の測定結果から求められたインピーダンスの結果から、簡単に供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータを推定することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、通常、供試インピーダンス1の等価回路は、図13で述べたような単純な構成をしているものは殆どなく、複数の反応抵抗や二重層容量およびインダクタンス分等からなる複雑な構成からなっている。そして、等価回路の構成が複雑になると、実際の測定結果から求められたインピーダンスのコールコール・プロットも図14に示すような単純な形とはならず、図12で述べたような複雑な形状となる。このことは、コールコール・プロットが単純な1つの半円とならないため、コールコール・プロットから等価回路やパラメータ値を求めることは非常に困難であり、勿論、自動化も事実上行うことができない。
【0012】
また、供試インピーダンス1は、通常、等価回路を構成する反応抵抗や二重層容量の組(rとCの並列接続の個数)などが何個含まれているかを事前に知ることはできず、これらのrとCの並列接続の個数は、実際の測定結果から求められたインピーダンスのコールコール・プロットから推定するしかない。しかし、上述したように複数の半円が明確に判別できるコールコール・プロットとなることは非常に稀で、半円同士が重なってしまうような状態では、半円の個数から等価回路を正しく判断することは極めて難しく、このため、自動化が不可能であるばかりか、かなりの熟練を要する作業となり、作業者に多大な負担を与えるという問題がある。
【0013】
さらに、パラメータを推定する手段として用いられる最急降法やシンプレックス法などの非線型推定手法は、等価回路が正しく判断され、パラメータ初期値が求めるべき真の値に近ければ、非常に精度よくパラメータ値を推定することができるが、等価回路の判断が不正確で、パラメータ初期値が真の値から大きく離れていると、真の値に近づくことはなく、全く異なったパラメータ値を推定してしまう、つまり発散してしまうという問題が生じる。これは、最急降法やシンプレックス法などの非線型推定手法が、測定インピーダンスとの二乗誤差関数を最小にするのではなく、二乗誤差関数の極小値を探索するという性質によるものである。
【0014】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、供試インピーダンスの等価回路およびパラメータを高精度に、迅速かつ簡単に求めることができるインピーダンスパラメータの推定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、供試インピーダンスと、前記供試インピーダンスに印加される交流信号を発生する交流信号源を有し、前記交流信号を印加することにより前記供試インピーダンスのインピーダンス値を測定するインピーダンス測定手段と、前記インピーダンス測定手段により測定された各周波数毎のインピーダンス値より伝達関数形式の連立方程式を作成するとともに、該連立方程式の解を1次形と2次形の合成に分解し、これら分解された1次形と2次形の部分をそれぞれ相当する等価回路およびパラメータに変換し前記供試インピーダンスの等価回路およびパラメータを推定する等価回路推定手段とを具備したことを特徴としている。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記等価回路推定手段により推定された等価回路に対し予め所定の閾値が設定されるとともに、該閾値を満たす等価回路のみを選択する等価回路選択手段をさらに設けたことを特徴としている。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記等価回路推定手段または前記等価回路選択手段から取得された等価回路およびパラメータを初期値とし、これら初期値からインピーダンスを求めるとともに、実際に測定したインピーダンス計測結果との誤差を求め、該誤差が最小となるときの前記供試インピーダンスの等価回路を構成するパラメータを推定するパラメータ推定手段をさらに設けたことを特徴としている。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記インピーダンス測定手段の交流信号源は、交流信号として掃引正弦波、ランダムノイズ、多重正弦波あるいはインパルス信号を発生するものであることを特徴としている。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記インピーダンス測定手段により測定された前記供試インピーダンスのインピーダンス値は、通信回線または外部記憶手段を介して取得されるものであることを特徴としている。
【0020】
この結果、本発明によれば、カーブフィット方法のようにコールコール・プロットを目視しながら等価回路およびパラメータ初期値を予想して手作業で設定するような必要がなくなり、供試インピーダンスの等価回路およびパラメータを高精度に、迅速かつ簡単に求めることができ、これら処理の自動化も実現できる。
【0021】
また、本発明によれば、意味のない不用な等価回路を除去し、有意と予想される等価回路のみを選択することができる。
【0022】
また、本発明によれば、求められた等価回路およびパラメータに対し、さらにカーブフィット計算を行うことにより、誤差の少ない等価回路およびパラメータ値を推定することができる。
【0023】
また、本発明によれば、他の場所に用意された多様な測定対象物の供試インピーダンスについても、簡単に等価回路およびパラメータ値を推定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用されるインピーダンスパラメータの推定装置の概略構成を示している。
【0026】
図において、11は供試インピーダンスで、ここでの供試インピーダンス11は、起電力を発生する電池などからなっている。勿論、供試インピーダンス11は、起電力を含まないものでもよい。
【0027】
供試インピーダンス11には、インピーダンス測定手段12が接続されている。このインピーダンス測定手段12は、供試インピーダンス11に接続される負荷装置13を有している。負荷装置13は、供試インピーダンス11をどのくらいの電流で測定するかを決める通電電流を決定するものである。
【0028】
なお、負荷装置13は、供試インピーダンス11の通電電流を設定できるものであれば、増幅器などに置き代えることができる。
【0029】
負荷装置13には、交流信号源としての掃引正弦波発生器14が接続されている。この掃引正弦波発生器14は、負荷装置13の通電電流に比べて振幅の遥かに小さい掃引正弦波状の電流を発生するもので、負荷装置13の通電電流に周波数掃引された正弦波状の変化を与える。
【0030】
供試インピーダンス11には、電圧検出部15が並列に接続されるとともに、電流検出部16が直列に接続されている。電圧検出部15は、供試インピーダンス11の端子電圧を測定し、また、電流検出部16は、供試インピーダンス11に流れる電流を測定するものである。この電流検出部16は、供試インピーダンス11と電圧検出部15との間にあってもよい。
【0031】
電圧検出部15および電流検出部16には、インピーダンス計測部17が接続されている。インピーダンス計測部17は、掃引正弦波発生器14より負荷装置13の通電電流に周波数掃引された正弦波状の変化を与えている状態で、それぞれの周波数における電圧検出部15および電流検出部16の測定値から供試インピーダンス11のインピーダンス計測値を求める。
【0032】
インピーダンス計測部17には、等価回路推定手段としての等価回路推定部18が接続されている。等価回路推定部18は、インピーダンス計測部17で計測されたインピーダンス測定値から供試インピーダンスの等価回路およびパラメータ値を推定するもので、これら等価回路およびパラメータ値の推定のための処理として、図2に示すフローチャートが実行される。
【0033】
図2において、まず、ステップ18aでは、インピーダンス計測部17で求められた各周波数毎のインピーダンス測定値より伝達関数形式の連立方程式を作成する。この場合、周波数fでのインピーダンス計測値Z( ω )を、下記の伝達関数形式にフィットする。なお、式(1)中においてs=j2πfである。また、mおよびnは、次数であり、m≦nかつ予想される回路の次数より充分に大きな値とする。
【0034】
【数1】
【0035】
インピーダンス測定手段12の測定で得られた全周波数f1〜fk(s1〜sk)でのインピーダンス計測結果Z1〜Zkをまとめて行列形式で表記すると式(2)のように表せる。
【0036】
【数2】
【0037】
次に、式(2)の右辺の一部を左辺に移行することで、以下の連立方程式を得る。
【0038】
【数3】
【0039】
そして、上式を Ax=y とおき、x=A−1・yからベクトルx、すなわちa1〜an+1、b1〜bmを求める。
【0040】
なお、インピーダンス計測値を伝達関数にフィットする方法としては、上記に述べた以外にも各種(例えば、E.C.LEVY、「Complex−Curve Fitting」、IRE TRANSACTIONS ON AUTOMATIC CONTROL、1959、May、p.37−43)の方法があり、何れの方法を採用してもよい。
【0041】
次に、ステップ18bに進む。このステップ18bでは、ステップ18aで求められた伝達関数を状態方程式に変換する。具体的には、ステップ18aで求めた伝達関数を、周知の方法(例えば「入門現代制御理論」、啓学出版、p30〜)を用いて下記の状態方程式に変換する。
【0042】
【数4】
【0043】
次に、ステップ18cに進む。このステップ18cでは、状態方程式の解を単純な1次形と2次形の合成に分解する。この場合、式(4)の状態方程式の状態行列を対角要素とそれに隣接する要素以外は「0」となる形(下式(5))に対角化変換(例えば、白岩謙一「基礎課程 線形代数入門」、サイエンス社、1992、181ページ〜184ページ)する。このような対角化変換することにより、測定インピーダンスに当てはめた式(1)で示す伝達関数は、ブロック線図上では図3に示すような2次形回路(対角要素のうち、2×2行列の部分)と1次形回路の並列接続、電気回路では図4に示すような直列接続として表現できる。
【0044】
【数5】
【0045】
そして、ステップ18dに進む。このステップ18dでは、分解された1次形と2次形の部分をそれぞれ相当する等価回路およびパラメータに変換する。この場合、式(5)に示す対角化変換された状態方程式は、分解された状態行列An、Bn、Cn、Dnに応じて、1次形の部分は、式(6)で表わされる図5に示すようなcpとrpの並列接続の回路あるいは式(7)で表わされる図6に示すようなLpとrpの並列接続の回路に変換される。
【0046】
【数6】
【0047】
この場合、これら2つの回路は、状態行列Bn×Cnが0未満ならばLpとrpの並列接続の回路、0以上ならcpとrpの並列接続の回路と簡単に判別できる。
【0048】
なお、ここでは最も単純な2種類の1次形の回路を示したが、インピーダンス特性が1次形の回路であれば他の回路に変換してもよい。
【0049】
同様にして、2次形の部分の回路を求める。この場合、2次形の部分状態行列An、Bn、Cn、Dnを式(8)に示すような伝達関数形に変換する。
【0050】
【数7】
【0051】
ここで、2次形の部分は、図7に示すようなLp、cp、rpの並列接続の回路に相当するので、各々対角要素に相当する回路およびパラメータ値を式(9)のように求める。
【0052】
【数8】
【0053】
なお、ここでも最も単純な2次形の回路を示したが、インピーダンス特性が2次形の回路であれば他の回路に変換してもよい。
【0054】
このような等価回路推定部18での一連の処理により、インピーダンス計測部17より求められたインピーダンス計測値から供試インピーダンス11の等価回路およびパラメータ値を推定することができる。
【0055】
このときの処理は、従来のカーブフィット方法と異なり、外部から等価回路およびパラメータ値を全く与えることなく、インピーダンス計測値だけから等価回路およびパラメータ値を推定することができる。つまり、カーブフィット方法のようにコールコール・プロットを目視しながら等価回路およびパラメータ初期値を予想して手作業で設定するようなことが全く不要になるので、供試インピーダンス11の等価回路およびパラメータを高精度に、迅速かつ簡単に求めることができ、これら処理の自動化も実現できる。
【0056】
なお、このような等価回路推定部18での供試インピーダンスの等価回路およびパラメータ値を推定する一連の処理において、ステップ18bでの伝達関数を状態方程式に変換する処理は省略することができる。つまり、ステップ18aで、インピーダンス測定手段12により測定された各周波数毎のインピーダンスより伝達関数形式の連立方程式を作成した後、直ちにステップ18cに進んで、連立方程式の解を単純な1次形と2次形の合成に分解するようにしても、上述したと同様な効果を期待できる。
【0057】
図1に戻って、等価回路推定部18には、等価回路選択手段としての等価回路選択部19が接続されている。
【0058】
ところで、等価回路推定部18で求められる等価回路およびパラメータの個数は、図2に示すステップ18aで述べた式(1)の次数mとnに比例し、通常多数の等価回路が出力される。これら求められた全ての等価回路を出力結果として採用してもよいが、この中の多くの回路は、インピーダンス計測値に与える影響が殆どない、意味のない不用な等価回路である。
【0059】
そこで、等価回路選択部19を設けて、等価回路推定部18より求められる等価回路のうち有意と予想される等価回路のみを選択し、他の意味のない等価回路を削除することにより、最終的に得られる等価回路の規模を必要最小限に抑える。これにより、装置の取り扱いを簡単にできるとともに、計算時間などの節約を実現することができる。
【0060】
この場合、等価回路選択部19で用いられる等価回路を選択する方法は、コールコール・プロット上で等価回路が占める面積の大きさに着目している。つまり、等価回路推定部18より求められる等価回路は、例えば、図8(a)(b)(c)に示すようにコールコール・プロット上で半円あるいは円周のインピーダンス軌跡を描くが、この時の扇状の面積(図中の斜線部分)に着目し、全ての等価回路の面積のうち、予め設定した閾値(例えば1%)を満たすインピーダンス軌跡を描く等価回路を有意な等価回路として採用し、閾値を満たさないインピーダンス軌跡しか描かない等価回路は、インピーダンス測定値に与える影響が無視できると判断して削除する。このときの閾値は、ユーザが任意に設定できることが望ましい。
【0061】
なお、閾値は設けずに、大きな面積を描く等価回路から順番に所定の数だけ有意な等価回路として採用するようにしてもよい。また、他の等価回路を選択する手段として、扇状の面積以外にも例えば円弧の面積などを利用することも可能である。
【0062】
図1に戻って、等価回路選択部19には、パラメータ推定手段としてのパラメータ推定部20が接続されている。このパラメータ推定部20は、インピーダンス計測部17に接続されている。
【0063】
等価回路選択部19で選択した等価回路およびパラメータ値をそのままカーブフィット結果として出力してもよいが、さらに高精度なフィット結果を必要とすることがある。
【0064】
そこで、ここでは等価回路選択部19で選択した等価回路およびパラメータ値をパラメータ推定部20に入力して、さらにカーブフィット計算を行うようにしている。この場合、等価回路選択部19で選択した等価回路およびパラメータ値をパラメータ推定部20の初期値としてそのまま利用可能である。あるいは、等価回路選択部19で選択した等価回路およびパラメータ値をユーザが任意に編集できるようにしてもよい。
【0065】
パラメータ推定部20では、等価回路およびパラメータ値の初期値とインピーダンス計測部17で求められたインピーダンス計測値との二乗誤差を求める。この二乗誤差を求める方法としては、上述したと同様に、周知の最急降下法(「アルゴリズム辞典」1994年、共立出版、pp.270参照)やシンプレックス法(「A Simplex Method for Function Minimization」、Computer Journal、Vol.7、p.308−313)などの方法が用いられ、二乗誤差関数が最小となるまで、パラメータの初期値を変更していき、インピーダンス計測値と初期値の誤差が最小となるパラメータ値を求める。このカーブフィット計算においては、パラメータ値は変更するが等価回路は変更しない。
【0066】
そして、このようにしてパラメータ推定部20で求められた結果が、供試インピーダンス1の等価回路およびパラメータ値の推定結果として出力される。
【0067】
この場合、パラメータ推定部20より出力される等価回路やパラメータ値を任意に編集して、さらにパラメータ推定部20でカーブフィット計算を繰り返し行うようにすれば、さらに高精度なカーブフィットを行うことができる。
【0068】
なお、上述では、等価回路選択部19で選択した等価回路およびパラメータ値をパラメータ推定部20の初期値としてパラメータ推定部20に与えるようにしているが、等価回路推定部18で求めた等価回路およびパラメータ値を、パラメータ推定部20の初期値として利用することも可能である。この場合、等価回路推定部18で求めた等価回路およびパラメータ値をユーザが任意に編集できる構成を備えるようにしてもよい。
【0069】
パラメータ推定部20でカーブフィット計算を行なった結果は、表示/出力部21に出力され、供試インピーダンス11の等価回路とパラメータ推定値として表示される。
【0070】
従って、このようにすれば、通電電流およびそれに重畳した周波数を掃引した正弦波状の電流を供給したときの供試インピーダンス11の端子電圧および電流をそれぞれ測定し、これらの測定結果から供試インピーダンス11のインピーダンス計測値を求め、このインピーダンス測定値を等価回路推定部18に入力し、この等価回路推定部18での一連の処理により、供試インピーダンス11の等価回路およびパラメータ値を推定するようにしている。これにより、従来のカーブフィット方法と異なり、外部から等価回路およびパラメータ値を全く与えることなく、インピーダンス計測値だけから等価回路およびパラメータ値を推定することができる。つまり、従来のカーブフィット方法のように、コールコール・プロットを目視しながら等価回路およびパラメータ初期値を予想して手作業で設定するようなことが全く不要となるので、等価回路およびパラメータ値を高精度に、迅速かつ簡単に求めることができ、さらに、これら処理の自動化も実現できる。
【0071】
また、等価回路選択部19により、意味のない不用な等価回路を除去し、有意と予想される等価回路のみを選択することができるので、最終的に得られる等価回路の規模を必要最小限に抑えることができ、取り扱いを簡単にできるとともに、計算時間などの節約を図ることもできる。
【0072】
また、パラメータ推定部20を用いて、等価回路選択部19により選択された等価回路およびパラメータに対し、さらにカーブフィット計算を行うようにしているので、誤差の少ない等価回路およびパラメータ値を求めることができる。
【0073】
なお、上述した実施の形態では、インピーダンスを測定するため、供試インピーダンス11に掃引正弦波状の電流変化を生じさせたが、掃引正弦波以外にランダムノイズや多重正弦波、インパルス信号など、インピーダンスを計測するために使用される交流信号を用いても、同様の効果が得られる。
【0074】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0075】
図9は、本発明の第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付している。
【0076】
この場合、第1の実施の形態で述べたインピーダンス測定手段12は、別体になっており、このインピーダンス測定手段12で求められたインピーダンス計測値は、予め外部記録手段としての磁気ディスク装置22に保存されている。そして、この磁気ディスク装置22から読み出されたインピーダンス計測値を等価回路推定部18に入力する。この場合、等価回路推定部18以降の構成と動作は、第1の実施の形態で述べたと同様なので、ここでは省略する。
【0077】
このような構成としても、第1の実施の形態と同様な効果を期待でき、加えて、他の場所に用意された多様な測定対象物の供試インピーダンスについても、簡単に等価回路およびパラメータ値を推定することができる。
【0078】
なお、上述では、インピーダンス計測値はここでは磁気ディスク装置22に保存されたものを用いる例を述べたが、他の記録媒体や通信回線からデータを読み出すものでも全く同様の効果が得られることは勿論である。
【0079】
また、インピーダンスに着目して測定や解析や等価回路変換を行ったが、インピーダンスの逆数であるアドミタンスとして扱っても同様な効果があることは勿論である。アドミタンスとして扱った場合、等価回路は1次と2次の回路の並列接続として表現できる。
【0080】
その他、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0081】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0082】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、供試インピーダンスの等価回路およびパラメータを高精度に、迅速かつ簡単に求めることができるインピーダンスパラメータの推定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインピーダンスパラメータの推定装置の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部を説明するための図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部を説明するための図。
【図5】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部を説明するための図。
【図6】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部を説明するための図。
【図7】第1の実施の形態に用いられる等価回路推定部を説明するための図。
【図8】第1の実施の形態に用いられる等価回路選択部を説明するための図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図10】従来のインピーダンスパラメータの推定装置の概略構成を示す図。
【図11】従来のインピーダンスパラメータの推定装置を説明するための図。
【図12】従来のインピーダンスパラメータの推定装置を説明するための図。
【図13】従来のインピーダンスパラメータの推定装置を説明するための図。
【図14】従来のインピーダンスパラメータの推定装置を説明するための図。
【符号の説明】
1…供試インピーダンス
2…直流電流源
3…抵抗
4…交流電流計
5…交流信号源
6…交流電圧計
7…インピーダンス計測部
8…カーブフィット部
9…等価回路・パラメータ入力部
10…表示/出力部
11…供試インピーダンス
12…インピーダンス測定手段
13…負荷装置
14…掃引正弦波発生器
15…電圧検出部
16…電流検出部
17…インピーダンス計測部
18…等価回路推定部
19…等価回路選択部
20…パラメータ推定部
21…表示/出力部
22…磁気ディスク装置
Claims (5)
- 供試インピーダンスと、
前記供試インピーダンスに印加される交流信号を発生する交流信号源を有し、前記交流信号を印加することにより前記供試インピーダンスのインピーダンス値を測定するインピーダンス測定手段と、
前記インピーダンス測定手段により測定された各周波数毎のインピーダンス値より伝達関数形式の連立方程式を作成するとともに、該連立方程式の解を1次形と2次形の合成に分解し、これら分解された1次形と2次形の部分をそれぞれ相当する等価回路およびパラメータに変換して前記供試インピーダンスの等価回路およびパラメータを推定する等価回路推定手段と
を具備したことを特徴とするインピーダンスパラメータの推定装置。 - 前記等価回路推定手段により推定された等価回路に対し予め所定の閾値が設定されるとともに、該閾値を満たす等価回路のみを選択する等価回路選択手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1記載のインピーダンスパラメータの推定装置。
- 前記等価回路推定手段または前記等価回路選択手段から取得された等価回路およびパラメータを初期値とし、これら初期値からインピーダンスを求めるとともに、実際に測定したインピーダンス計測結果との誤差を求め、該誤差が最小となるときの前記供試インピーダンスの等価回路を構成するパラメータを推定するパラメータ推定手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1または2記載のインピーダンスパラメータの推定装置。
- 前記インピーダンス測定手段の交流信号源は、交流信号として掃引正弦波、ランダムノイズ、多重正弦波あるいはインパルス信号を発生するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインピーダンスパラメータの推定装置。
- 前記インピーダンス測定手段により測定された前記供試インピーダンスのインピーダンス値は、通信回線または外部記憶手段を介して取得されるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインピーダンスパラメータの推定装置。
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