JP4635249B2 - 巻線試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、巻線を備える巻線部品の状態を試験する巻線試験装置に関する。
従来、インパルス電流を供試巻線(試験対象となる巻線)に流して、当該供試巻線の端子間電圧の波形から、当該供試巻線の状態、つまり、供試巻線の良否を判定する装置(以下、従来の巻線試験装置という)が開発されている(例えば、特許文献1参照)。なお、巻線を備える巻線部品には、インダクタ、変圧器、磁界発生用コイル等が挙げられ、こういった巻線部品は電子・電気機器において数多く用いられている。
ここで、従来の巻線試験装置の一例を図5に示す。
図5に示すように、従来の巻線試験装置101は、インパルス電流発生源103と、分圧器105と、波形監視回路107とを備え、試験対象となる供試巻線JMの状態(良否)を判定している。
従来の巻線試験装置101は、インパルス電流発生源103から供試巻線JMにインパルス電流を通電させ、分圧器105によって、供試巻線JMの端子電圧v(t)を計測し、この計測した端子電圧v(t)の波形を、波形監視回路107によって解析(監視)することで、供試巻線JMの状態(良否)を判別している。
ここで、インパルス電流発生源103は、主コンデンサ109と、補助コンデンサ111と、サイリスタ113と、ダイオード115と、抵抗117と、抵抗119と、直流電源121とを備えており、直流電源121から供給する電荷を、抵抗117を介して、主コンデンサ109に充電し、この充電した電荷をサイリスタ113に導通することにより、インパルス電流を発生している。
また、このインパルス電流発生源103は、サイリスタ113から抵抗119を介して、半波の電流を流した後、ダイオード115によって、主コンデンサ109を切り離して、補助コンデンサ111と供試巻線JMとにより振動電圧を発生させて、波形監視回路107による供試巻線JMの良否の判別をし易くしている。
実用新案登録2591966号公報(段落0018、0019、図1)
しかしながら、従来の巻線試験装置では、端子電圧の波形パターン(端子電圧波形)から経験的に供試巻線の良否を判別していたので、判別した判別結果の根拠が明確ではなく、必ずしも良否の判別結果が正しいと言えるものではないという問題がある。
また、従来の巻線試験装置では、通電させる電流の波形パターン(電流波形)が変化してしまうと、端子電圧の波形パターンにも変化が及び、供試巻線の判別結果に影響があるという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、供試巻線に通電させる電流の波形パターンが変化しても判別結果に影響の及ぶことがなく、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる巻線試験装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の巻線試験装置は、供試巻線にインパルス電流を通電させることで、当該供試巻線の状態を判定する巻線試験装置であって、インパルス電流発生手段と、電流値計測手段と、端子間電圧計測手段と、等価回路定数推定手段と、状態判定手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、巻線試験装置は、インパルス電流発生手段によって、インパルス電流を発生する。インパルス電流は、コンデンサ等によって充電された電荷を瞬時に解放した際に、衝動的に流れる電流のことである。続いて、巻線試験装置は、電流値計測手段によって、インパルス電流発生手段で発生させたインパルス電流を供試巻線に流した際の電流値を計測し、端子間電圧計測手段によって、インパルス電流が通電している際に、供試巻線の端子に印加されている端子間電圧を計測する。
そして、巻線試験装置は、等価回路定数推定手段によって、電流値計測手段で計測された電流値と、端子間電圧計測手段で計測された端子間電圧とに基づいて、インパルス電流発生手段および供試巻線からなる回路と等価となる等価回路の等価回路定数を推定する。この等価回路定数推定手段では、電流値と端子間電圧とを使って、等価回路を構成する構成素子(電子部品)のそれぞれの値(抵抗値[インピーダンス]、インダクタンス、静電容量)によって決定される等価回路定数(等価回路のパラメータ)を推定している。また、等価回路定数推定手段は、抵抗Rと、静電容量Cと、インダクタンスLと、を備える等価回路を想定し、下記数式(1)によって抵抗Rを算出し、下記数式(2)によって静電容量Cを算出し、下記数式(3)によってインダクタンスLを算出することで、等価回路定数を推定している。

Figure 0004635249

Figure 0004635249

Figure 0004635249

ここで、t max は振動電圧による振動が収まるまでの時間、v(t)は時刻tに計測される電圧値、i(t)は時刻tに計測される電流値、t は最初に電圧v(t)がピークになる時刻、V は時刻t における電圧値、t cp は電流i(t)がピークになる時間、I は時刻t cp における電流値、を示す。
そして、巻線試験装置は、状態判定手段によって、等価回路定数推定手段で推定された推定結果から供試巻線の状態、つまり、供試巻線の良否(良好か否か、不具合があるか否か)を判定する。
請求項2記載の巻線試験装置は、請求項1に記載の巻線試験装置において、前記等価回路が、抵抗Rと、静電容量Cと、インダクタンスLと、を並列に配置した並列回路であることを特徴とする。
かかる構成によれば、巻線試験装置は、等価回路定数推定手段によって、等価回路定数を推定する際に用いる等価回路が、インダクタンス、静電容量および抵抗のそれぞれ備えた並列回路として想定しており、これらを推定する。つまり、推定される等価回路は、必要最小限の構成素子(電子部品)によって構成されているとしている。そして、この等価回路定数推定手段により、インダクタンス、静電容量および抵抗のそれぞれの値を推定することによって、状態判定手段により、供試巻線の状態をより多様に判定することができる。
請求項3記載の巻線試験装置は、請求項1または請求項2に記載の巻線試験装置において、前記インパルス電流発生手段が、パワーMOSFETによるゲート制御によって、前記インパルス電流を発生することを特徴とする。
かかる構成によれば、巻線試験装置は、インパルス電流発生手段が、パワーMOSFETを備えており、このパワーMOSFETによるゲート制御(スイッチング)によって、安定したインパルス電流を発生させている。つまり、このパワーMOSFETによるゲート制御(スイッチング)によって発生されたインパルス電流は、波高値および減衰率が一定であるので、供試巻線に通電させる電流の波形パターン(電流波形)が安定する。なお、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)は、MOS型の電界効果トランジスタである。
請求項1記載の発明によれば、発生させたインパルス電流を供試巻線に通電し、電流値と端子間電圧とを計測し、この計測した電流値と端子間電圧とから、等価回路のパラメータである等価回路定数を推定し、この推定した推定結果から供試巻線の状態、つまり、供試巻線の良否(良好か否か、不具合があるか否か)を、不具合の原因と定数の変化結果が理論的に確立されている等価回路定数に基づいて判定(判別)しているので、供試巻線に通電させるインパルス電流の波形パターンが変化しても判別結果に影響の及ぶことがなく、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、インダクタンス、静電容量および抵抗それぞれを少なくとも1つを備えた等価回路を推定して、具体的に数値化した等価回路定数を求めて、供試巻線の状態を判別しているので、客観的な判別を下すことができる。
請求項3記載の発明によれば、パワーMOSFETによるゲート制御によって、安定したインパルス電流を供試巻線に供給することができ、計測する電流値および端子間電圧も安定したものになるので、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈巻線試験装置の構成〉
図1は巻線試験装置のブロック図である。この図1に示すように、巻線試験装置1は、供試巻線Mの状態を判定する(良否を判別する)もので、インパルス電流発生源(インパルス電流発生手段)3と、電流値計測手段5と、端子間電圧計測手段7と、等価回路定数推定手段9と、状態判定手段11とを備えている。
インパルス電流発生源(インパルス電流発生手段)3は、インパルス電流を発生させ、供試巻線Mに供給するもので、抵抗31と、主コンデンサ32と、パワーMOSFET33と、保護ダイオード34と、抵抗35と、直流電源36とを備えている。
抵抗31および抵抗35は、それぞれ所定の抵抗値を有しており、抵抗35は直流電源36から供給される電流の電流値を減少させる(調整する)役割を担っており、抵抗31は主コンデンサ32から放出されるインパルス電流の電流値を減少させる(調整する)役割を担っている。なお、主コンデンサ32から放出されるインパルス電流の大きさは、一般に供試巻線Mのインダクタンスおよび抵抗と、電源回路(ここでは直流電源36)の定数とで決定される。そこで、電源回路(直流電源36)に接続される抵抗31は、インパルス電流値が大きくなりすぎないように、この電流を制限し調整する役割を担っている。例えば、供試巻線Mのインダクタンスが10μHと小さいときに、主コンデンサ32の充電電圧を5000V、静電容量を0.01μFとすると、インパルス電流のピーク値は150Aに達するが、抵抗31の抵抗値を100Ω程度に設定すると、インパルス電流のピーク値を50A以下に抑えることができる。
主コンデンサ32は、直流電源36から、抵抗35を介して入力される電流(電荷)を充電して、パワーMOSFET33のスイッチ作用(ゲート制御)によって、充電した電荷を瞬時に放出することで、インパルス電流を発生させるものである。
パワーMOSFET33は、ゲート、ソース、ドレインそれぞれの端子を備える電界効果トランジスタによって構成されており、主コンデンサ32に充電されている電荷をスイッチ作用(ゲート制御)によって、瞬時に放出させるものである。
保護ダイオード34は、パワーMOSFET33のソースとドレインとの間に設置されており、振動電流(後記する図2(b)参照)が流れるとき逆方向の電圧がパワーMOSFET33に印加されるのを防ぐ役割をするものである。このため、パワーMOSFET33のゲートにゲート信号が入力されている間、振動電流が流れ続ける。従って、振動電流の減衰時間より長い間継続するようなゲート信号を加えると、電源回路(直流電源36)の自由減衰振動に対応する電流を得ることができる。
直流電源36は、主コンデンサ32に電荷を充電するためのものである、この直流電源36では、一般的なコイルの絶縁試験が可能な程度(通常、数kV)の高い電圧が用いられている。
つまり、インパルス電流発生源3は、主コンデンサ32に蓄えた電荷をパワーMOSFET33のスイッチ作用によって、インパルス電流を発生し、供試巻線Mに通電させる(供給する)ものである。なお、インパルス電流発生源3から発生される1回のインパルス電流によって、主コンデンサ32に充電されている電荷および印加されていた充電電圧は0になる。このため、主コンデンサ32は、インパルス電流の休止期間中に、直流電源36から絶えず電荷が充電されるようにしておけば、連続的なインパルス電流の発生(パルス動作)が可能である。
なお、この実施形態では、インパルス電流発生源3は、パワーMOSFET33によるゲート制御によって、インパルス電流を発生させているが、このパワーMOSFET33の代わりに、リードスイッチやリードリレーによってインパルス電流を発生させてもよい。このとき、インパルス電流発生源3から発生する振動電流が高周波となるため、リードスイッチやリードリレーは高速でスイッチングする機能(スイッチング機能)を有する必要がある。つまり、振動電流によるチャタリングを防止して、最小の時間でオンオフの切り替わるものが必要である。
電流値計測手段5は、電流センサ等によって構成され、インパルス電流発生源3から発生されたインパルス電流が供試巻線Mに流れている際の電流値を計測するものである。ここで、時刻tに計測される電流値を、電流i(t)として記載する。
端子間電圧計測手段7は、分圧器等によって構成され、インパルス電流発生源3から発生されたインパルス電流が供試巻線Mに流れている際の供試巻線Mの端子間における電圧(端子間に印加されている電圧、すなわち、端子間電圧)を計測するものである。ここで、時刻tに計測される電圧値を、電圧v(t)として記載する。
ここで、インパルス電流発生源3で発生されたインパルス電流によって、電流値計測手段5で計測される電流値(電流i(t))と、端子間電圧計測手段7で計測される端子間電圧値(電圧v(t))の例について、図2を参照して説明する。
図2(a)は端子間電圧計測手段7で計測されると予測される端子間電圧値(電圧v(t))を示したものである。図2(b)は電流値計測手段5で計測されると予測される電流値(電流i(t))を示したものである。
図2(a)に示すように、端子間電圧値(電圧v(t))は、当初(時刻0)には1000V程度の値をとり、10μsには約400V程度の値をとり、40μsにはほぼ0Vの値をとる。なお、この図2(a)に示すように、端子間電圧値は1000Vから−500Vまでの間を振動しているので、振動電圧とも言われる。そして、図2(a)に示すように、この振動電圧の振動が収まるまでの時間が約40μsから約50μsまでである。
また、図2(b)に示すように、電流値(電流i(t))は、当初(時刻0)には0Aの値をとり、約3μs(数μs)には約5A程度の値をとり、15μsには2A程度の値をとり、40μsにはほぼ0Aの値をとる。なお、この図2(b)に示すように、電流値は5Aから−3Aまでの間を振動しているので、振動電流とも言われる。
図1に戻って、巻線試験装置1の構成の説明を続ける。
等価回路定数推定手段9は、電流値計測手段5で計測した電流値(電流i(t))と、端子間電圧計測手段7で計測した端子間電圧値(電圧v(t))とに基づいて、インパルス電流発生源3および供試巻線Mからなる回路と等価となる等価回路のパラメータである等価回路定数を推定するものである。この実施形態では、等価回路定数推定手段9は、供試巻線Mの等価回路として、インダクタンス(L)と静電容量(C)と抵抗(R)とを並列にしたものを想定し、この等価回路から等価回路定数L、C、Rを推定する。
なお、ここでは、インダクタンス(L)と静電容量(C)と抵抗(R)とを並列にしたものを等価回路としているが、例えば、LとRの直列回路とCとの並列回路を想定したり、これらが複数直列に配された回路を想定することができる。
また、巻線試験装置1は、この等価回路定数推定手段9によって、不具合の原因と定数の変化結果が理論的に確立されている(因果関係が明確になっている)等価回路定数を求めているので、供試巻線の良否(良好か否か、不具合があるか否か)を客観的に行うことができる。
ここで、インパルス電流発生源3および供試巻線Mからなる回路と等価となる等価回路の等価回路定数L、C、Rを、電圧v(t)、電流i(t)から推定する方法について説明する。なお、この等価回路定数L(インダクタンス)、C(静電容量)、R(抵抗値)は、便宜上、同時にコイルL、コンデンサC、抵抗Rを示すものとする。
まず、抵抗R(抵抗値R)を推定する方法について説明する。抵抗Rの推定は、tmaxを振動電圧による振動が収まるまでの時間として、入力電力量(インパルス電流発生源3から入力される電力量)が抵抗Rにおける電力損失に等しいとすると、次の数式(1)が得られる。
Figure 0004635249
ここで、等価回路定数推定手段9で想定している等価回路において、初期の電流はコンデンサC(静電容量C)にほぼ充電されるため、コイル(インダクタンスL)には流れず、抵抗RおよびコンデンサCのみに流れると仮定すると、次の数式(2)による演算によって、近似的に静電容量Cが求められる。
Figure 0004635249
なお、数式(2)について、実際には、図3に示すように、端子間電圧波形(電圧v(t))と電流波形(電流i(t))とにおいて、最初に電圧v(t)がピークになる時刻を時刻tpとし、この時の電圧v(t)を電圧Vp(電圧v(tp))を用いる。続いて、時間t>tpにおいて、コンデンサC(静電容量C)への充電が完了し、コイルL(インダクタンスL)にも電流が流れるようになったときの等価回路の回路方程式は、次の数式(3)に示すようになり、この数式(3)からインダクタンスLが推定できる。
Figure 0004635249
ただし、この数式(3)では、電流波形(電流i(t))がピークになる時間tcp(図3参照)を考慮し、電圧v(tcp)≒0の近似を使用している。ちなみに、図3に示すように、電流波形(電流i(t))がピークになる時間tcpにおける電流i(t)は電流Ip(電流i(tcp))である。
図1に戻って、巻線試験装置1の構成の説明を続ける。
状態判定手段11は、等価回路定数推定手段9で推定された推定結果から供試巻線Mの状態を判定するものである。つまり、状態判定手段11は、推定結果(数式(1)から数式(3)を用いて得られた等価回路定数L、C、Rのそれぞれの値)と、供試巻線Mの状態とを対応付けた対応情報を予め保持しており、この対応情報に基づいて、供試巻線Mの状況を判定する(良否を判別する)。
なお、この対応情報には、抵抗Rが小さくなった場合、供試巻線Mに絶縁不良か部分放電があることが対応付けられており、静電容量Cが多少大きくなった場合、部分放電が発生することが対応付けられており、インダクタンスLが小さくなった場合、短絡状態にあるか、巻き数が既定のものよりも少ない状態であると対応付けられ、また、インダクタンスLが大きくなった場合、巻き数が既定のものよりも多い状態であると対応付けられている。
この巻線試験装置1によれば、インパルス電流発生源3で発生させたインパルス電流を供試巻線Mに通電し、電流値計測手段5によって電流値を計測し、端子間電圧計測手段7によって端子間電圧を計測し、この計測した電流値と端子間電圧とから、等価回路定数推定手段9によって、等価回路のパラメータである等価回路定数を推定している。そして、状態判定手段11によって、推定した推定結果から供試巻線の状態、つまり、供試巻線の良否(良好か否か、不具合があるか否か)を判定(判別)しているので、供試巻線に通電させるインパルス電流の波形パターンが変化しても判別結果に影響の及ぶことがなく、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる。
また、この巻線試験装置1によれば、等価回路定数推定手段9によって、インダクタンスL、静電容量Cおよび抵抗Rそれぞれを少なくとも1つを並列に列べた等価回路を用いて、供試巻線Mの状態を判別しているので、客観的な判別を下すことができる。なお、図1では、インダクタンスL、静電容量Cおよび抵抗Rがそれぞれ1つずつ備えられた等価回路を示したが、複数個のインダクタンスLや静電容量Cや抵抗Rを備えた構成の等価回路を想定しても同様の論理により、より高度に供試巻線Mの状態を判定(判別)可能になる。
さらに、この巻線試験装置1によれば、インパルス電流発生源3のパワーMOSFET33によるゲート制御によって、安定したインパルス電流を供試巻線に供給することができ、計測する電流値および端子間電圧も安定したものになるので、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる。さらにまた、この巻線試験装置1によれば、パワーMOSFET33の代わりにリードリレーまたはリードスイッチを用いて、これらリードリレーまたはリードスイッチの高周波のスイッチングによって、安定したインパルス電流を供試巻線に供給することができ、計測する電流値および端子間電圧も安定したものになるので、供試巻線の良否の判別を正確に行うことができる。
〈巻線試験装置の動作〉
次に、図4に示すフローチャートを参照して、巻線試験装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、巻線試験装置1は、インパルス電流発生源3によって、インパルス電流を発生させ(ステップS1)、供試巻線Mに通電させる。続いて、巻線試験装置1は、電流値計測手段5によって、供試巻線Mに通電されている電流値を計測する(ステップS2)。
また、巻線試験装置1は、端子間電圧計測手段7によって、供試巻線Mに印加されている端子間電圧値を計測する(ステップS3)。なお、この図4に示したフローチャートでは、ステップS2における電流値の計測の次に、ステップS3における端子間電圧値の計測を行っているように便宜上記載しているが、これらステップS2における電流値の計測とステップS3における端子間電圧値の計測とは同時に行われている。
そして、巻線試験装置1は、等価回路定数推定手段9によって、電流値計測手段5で計測された電流値と、端子間電圧計測手段7で計測された端子間電圧とに基づいて、供試巻線Mの等価回路のパラメータである等価回路定数(インダクタンスL、静電容量C、抵抗R)を推定する(ステップS4)。
そして、巻線試験装置1は、状態判定手段11によって、等価回路定数推定手段9で推定された推定結果と、予め保持されている対応情報とに基づいて、供試巻線Mの状態を判定し(良否を判別し)、判定した判定結果を外部に出力する(ステップS5)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、巻線試験装置1として説明したが、当該装置1の各構成の処理を一つずつの過程(動作)と捉えた巻線試験方法とみなすことも可能である。この場合、巻線試験装置1と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る巻線試験装置のブロック図である。 (a)は端子間電圧計測手段で計測されることが予測される端子間電圧波形を示した図であり、(b)は電流値計測手段で計測されることが予測される電流波形を示した図である。 端子間電圧波形と電流波形との関係を示した図である。 図1に示した巻線試験装置の動作を説明したフローチャートである。 従来の巻線試験装置のブロック図である。
符号の説明
1 巻線試験装置
3 インパルス電流発生源(インパルス電流発生手段)
5 電流値計測手段
7 端子間電圧計測手段
9 等価回路定数推定手段
11 状態判定手段
33 パワーMOSFET
M 供試巻線

Claims (3)

  1. 供試巻線にインパルス電流を通電させることで、当該供試巻線の状態を判定する巻線試験装置であって、
    前記インパルス電流を発生するインパルス電流発生手段と、
    このインパルス電流発生手段で発生させたインパルス電流を前記供試巻線に流した際の電流値を計測する電流値計測手段と、
    前記インパルス電流発生手段で発生させたインパルス電流が通電している際に、前記供試巻線の端子に印加されている端子間電圧を計測する端子間電圧計測手段と、
    前記電流値計測手段で計測された電流値と、前記端子間電圧計測手段で計測された端子間電圧とに基づいて、前記インパルス電流発生手段および前記供試巻線からなる回路と等価となる等価回路の等価回路定数を推定する等価回路定数推定手段と、
    この等価回路定数推定手段で推定された推定結果から前記供試巻線の状態を判定する状態判定手段と、を備え、
    前記等価回路定数推定手段は、抵抗Rと、静電容量Cと、インダクタンスLと、を備える前記等価回路を想定し、下記数式(1)によって前記抵抗Rを算出し、下記数式(2)によって前記静電容量Cを算出し、下記数式(3)によって前記インダクタンスLを算出することで、前記等価回路定数を推定することを特徴とする巻線試験装置。

    Figure 0004635249

    Figure 0004635249

    Figure 0004635249

    ここで、t max は振動電圧による振動が収まるまでの時間、v(t)は時刻tに計測される電圧値、i(t)は時刻tに計測される電流値、t は最初に電圧v(t)がピークになる時刻、V は時刻t における電圧値、t cp は電流i(t)がピークになる時間、I は時刻t cp における電流値、を示す。
  2. 前記等価回路は、前記抵抗Rと、前記静電容量Cと、前記インダクタンスLと、を並列に配置した並列回路であることを特徴とする請求項1に記載の巻線試験装置。
  3. 前記インパルス電流発生手段は、パワーMOSFETによるゲート制御によって、前記インパルス電流を発生させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の巻線試験装置。
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