JP2004060887A - 差動駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することにある。
【解決手段】差動キャリヤ１４がその長手方向軸線Ａのまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤ１４に対して前記長手方向軸線Ａのまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤ１８，１９を有し、そして前記長手方向軸線Ａに対して半径方向に延びている軸線Ｒのまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤ１８，１９に係合しそして前記差動キャリヤ１４とともに回転する差動ギヤ２２を有し、そのさい前記差動キャリヤ１４が前記長手方向軸線Ａに対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤ１４が前記サイドシャフトギヤ１８，１９内に回転可能に支持され、そして前記サイドシャフトギヤ１８，１９が、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持される差動駆動装置。
【選択図】 図１
【解決手段】差動キャリヤ１４がその長手方向軸線Ａのまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤ１４に対して前記長手方向軸線Ａのまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤ１８，１９を有し、そして前記長手方向軸線Ａに対して半径方向に延びている軸線Ｒのまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤ１８，１９に係合しそして前記差動キャリヤ１４とともに回転する差動ギヤ２２を有し、そのさい前記差動キャリヤ１４が前記長手方向軸線Ａに対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤ１４が前記サイドシャフトギヤ１８，１９内に回転可能に支持され、そして前記サイドシャフトギヤ１８，１９が、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持される差動駆動装置。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、差動キャリヤがその長手方向軸線Ａのまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤに対して前記長手方向軸線Ａのまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤを有し、そして前記長手方向軸線Ａに対して半径方向に延びている軸線Ｒのまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤに係合しそして前記差動キャリヤとともに回転する差動ギヤを有する差動駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
サイドシャフトギヤが、装置と側で、多数の部分からなる差動キャリヤ上に走行する軸差動装置は知られている（例えば、特許文献１および２参照）
【０００３】
【特許文献１】
米国特許第１，１４５，２９５号明細書
【特許文献２】
仏国特許発明第２，１１４，５５８号明細書
【０００４】
前記型の開放差動駆動装置は、好ましくは、低いまたは中間の性能を有する自動車の駆動軸の軸差動装置の形で使用され、その目的はかかる差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することにある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１から、サイドシャフトギヤが、装置と側で、多数の部分からなる差動キャリヤ上に走行し、サイドシャフトギヤそれ自体は駆動ハウジングに直接支持される軸差動装置が知られている。差動キャリヤはクラウンギヤを形成する円板部材、およびそれに挿入される正方形の軸を含んでいる。２つの摺動スリーブが前記正方形の軸に配置される。
【０００６】
差動ギヤは差動キャリヤの破断された部分に挿入された。サイドシャフトギヤは各々転動接触ベアリングに支持されている。開放差動装置は、サイドシャフトギヤの１つが差動キャリヤから接続解除されかつサイドシャフトギヤの他方が回転固定の方法において差動キャリヤに接続されるような方法において摺動スリーブによって調整されることができる。
【０００７】
特許文献２はサイドシャフトギヤが外側で差動キャリヤに支持される差動駆動装置を提案している。この特許文献２に開示されるのは、サイドシャフトギヤが等速自在継ぎ手の外方継ぎ手部材と一体であるように製造され得るということである。差動キャリヤはこの差動キャリヤ上に一体に形成されかつ１部片において、転動接触ベアリングの内方ベアリングレースを形成し、外方ベアリングレースが駆動ハウジングに挿入されるクラウンギヤによって差動ハウジング内に支持される。
【０００８】
本発明の目的は、差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、差動キャリヤが互いに堅固に接続され、長手方向軸線Ａに対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤがサイドシャフトギヤに内に回転可能に支持されるジャーナルを形成しそして前記サイドシャフトギヤが、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持され、その結果差動キャリヤが前記サイドシャフトギヤ介して駆動ハウジング内に間接的に支持され最初に述べた型の差動駆動装置が提案される。
【００１０】
この方法において、組み立てが非常に容易である、幾つかの部品のみを備えたとくに軽量な差動駆動装置を提供することができる。サイドシャフトギヤは、好ましくは、駆動ハウジング内に転動接触ベアリングによって支持されることができる。一方で差動キャリヤおよび挿入された差動ギヤかつ他方で摺動転動接触ベアリングを備えたサイドシャフトギヤからなっている予め製造された構体が駆動ハウジングうちで結合されかつ駆動ハウジング内の転動接触ベアリング用の軸方向固定手段によって固定され得る。
【００１１】
サイドシャフトギヤと差動ギヤとの間の歯の係合の領域が差動キャリヤの外側に配置される。とくに好都合な方法において、前記差動キャリヤにおいて同軸のジャーナルが互いに一体に接続される中空ジャーナルの形で設けられることができる。さらに、前記差動ギヤは中心の円板部材の軸方向に破断された領域に挿入されることができ、前記円板部材は、さらに、前記差動キャリヤのクラウンギヤを形成または固定するのに役立つ。とくに好都合な実施の形態において、前記サイドシャフトギヤは等速継ぎ手の外方継ぎ手部材と一体にされる。
【００１２】
その後、サイドシャフトギヤと外方継ぎ手部材は転動接触ベアリングが前記サイドシャフトギヤに摺動された後接合されることができる。この方法において、転動接触ベアリングは前記サイドシャフトギヤと前記外方継ぎ手部材との間に軸方向に取り付けられる。接続はレーザ溶接または摩擦溶接によって発生され得る。前記転動接触ベアリングは、好ましくは、角度的な接触ローラベアリングの形で設けられる。
【００１３】
各々サイドシャフトギヤ、外方継ぎ手部材および転動接触ベアリングからなっている予め組み立てられたモジュールは差動キャリヤのジャーナル上で摺動されかつ駆動ハウジング内に固定されることができる。前記差動キャリヤは前記サイドシャフトギヤの摩擦ベアリングによって支持され、そして前記転動接触ベアリングの有効線が前記サイドシャフトギヤ内の前記差動キャリヤの支持領域をほぼ中心に貫通することができる。
【００１４】
サイドシャフトギヤと差動ギヤはベベルギヤの形で設けられることができる。しかしながら、クラウンギヤとスパーギヤの組み合わせもまた可能である。
【００１５】
本発明の好適な実施の形態は図面に関連して種々の例示において以下で説明される。
【００１６】
【発明の実施の形態】
図１はその長手方向軸線Ａを有する本発明の差動駆動装置を示す。さらに前記図は幾つかの半径方向軸線Ｒ１の１つを示している。差動駆動装置は図示の頂部端で部分的に破断されている駆動ハウジング１１を含んでいる。差動キャリヤ１４は２つのアンギュラ接触ローラベアリング１２，１３を介して駆動ハウジング１１内に回転可能に支持されている。
【００１７】
ローラベアリングの有効線はＬ１２，Ｌ１３が付されている。前記差動キャリヤは長手方向軸線Ａに対して同軸的に一直線に整列される中央円板部材１５および２つの中空ジャーナル１６，１７を含んでいる。前記中空ジャーナルは、順次、角度的接触ローラベアリング１２，１３内に直接走行する側方ギヤ１８，１９を回転可能に支持する。側方ギヤは中空ジャーナル１６，１７上に摩擦ベアリングスリーブ２０，２１を介して支持される。
【００１８】
サイドシャフトギヤ１８，１９は、その第１の差動ベベルギヤ２２１が示される複数の差動ベベルギヤに係合する。差動ベベルギヤ２２１は半径方向軸線Ｒ１に対して同軸的に配置されかつ、半径方向軸線Ｒ１に、差動キャリヤ１４に挿入されるベアリングピン２３１上に直接延びている。差動ベベルギヤ２２１は差動キャリヤ１４の破断された断面に挿入されかつストッパ円板２４を介して差動キャリヤ上に支持されている。
【００１９】
同様な方法において、サイドシャフトギヤ１８，１９はストッパ円板２６，２７を介して差動キャリヤ１４上に軸方向に支持される。密封のために、カバー２８，２９が軸方向に開放されたサイドシャフトギヤ１８，１９に挿入される。アウタ継ぎ手部材３０，３１は、例えば、レーザ溶接によって、サイドシャフトギヤに取り外し不能に接続される。サイドシャフトギヤおよびアウタ継ぎ手部材が接続される前に、アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３の少なくともインナレースがサイドシャフトギヤ１８，１９上に摺動されねばならない。
【００２０】
アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３のアウタレースは駆動ハウジング１１内に固定リング３２，３３によって軸方向に固定される。アウタ継ぎ手部材３０，３１は駆動ハウジング１１の外側に部分的に位置決めされかつ板状金属スリーブ３４，３５およびこの板状金属スリーブ３４，３５上に摺動される蛇腹状ブーツ３６，３７によって外側に向かって密封される。クラウンギヤ３８がボルト４０によってそれにボルト止めされる環状フランジ２５が差動キャリヤ１４の円板形状部分１５上に形成される。
【００２１】
前記クラウンギヤ３８は（図示されない方法において）駆動ハウジングうちに支持される駆動ピニオン３９に係合する。クラウンギヤ３８およびピニオン３９は細い線で示されている。重要な特徴はサイドシャフトギヤ１８，１９を介しての駆動ハウジング１１内の差動キャリヤ１４の間接的な支持およびサイドシャフトギヤ１８，１９と差動キャリヤ１４の外側に露出される、差動ギヤ２２の歯の係合である。また、転動接触ベアリング１２，１３がサイドシャフトギヤ１８，１９と関連の等速自在継ぎ手のアウタ継ぎ手部材３０，３１との間に取り付けられることが顕著である。
【００２２】
図２はサイドシャフトギヤ１８，１９と差動ギヤの１つ２２１を備えた予め組み立てられた差動キャリヤ１４を示している。また、ベアリング手段を見ることができ、内方ベアリングレース１２Ｉ，１３Ｉはサイドシャフトギヤ１８，１９上にすでに摺動している。アウタベアリングレース１２Ａ，１３Ａはその後アウタ継ぎ手部材３０，３１上で軸方向に摺動されかつ差動キャリヤ１４上でのサイドシャフトギヤ１８，１９の軸方向の調整を許容する。さらに他の識別可能な詳細は図１におけると同一の参照番号が付与されている。その範囲で、図１の説明が参照される。
【００２３】
図３は３つの副構体に分割された図２による差動キャリヤ１４を示している。中心には、２つの中空ジャーナル１６，１７およびクラウンギヤ３８がボルト４０によってそれにボルト止めされる円板部材１５を備えた差動キャリヤ１４が示されている。その各々の２つが識別可能である差動ベベルギヤ２２およびジャーナル２３が差動キャリヤ１４に取り付けられる。
【００２４】
アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３、サイドシャフトギヤ１８，１９およびそれに溶接されるアウタ継ぎ手部材３０，３１からなっている２つの構体が差動キャリヤ１４から分離される。この例示において、アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３はすでに仕上げ組み立てされ、その結果この場合にアウタベアリングレースがアウタ継ぎ手部材上で摺動される必要はない。差動キャリヤから実際には独立している駆動ピニオン３９が、また、示されている。
【００２５】
図４は図２の線Ｂ−Ｂによる差動キャリヤの断面を示している。断面にされた円板部材１５および差動キャリヤ１４の半径方向フランジ２５を見ることができる。円板部材には、１２０°のピッチ角を有する３つの破断部分４１が設けられ、その中に差動キャリヤ１４の半径方向の孔４２に挿入されるジャーナル２３上に支持される差動ヘベルギヤ２２が収容される。フランジ２５には、クラウンギヤを固定するボルト４０用のネジ付き孔４３が示される。
【００２６】
図５は図２の線Ｃ−Ｃに沿う断面において差動キャリヤを示している。内側から外側に、中空ジャーナル１７、摩擦ベアリングスリーブ２１、サイドシャフトギヤ１９およびインナレース１３ならびに転動部材１３Ｗが示されている。
【００２７】
図６は図２の断面線Ｃ−Ｃによる差動キャリヤを断面において示している。この場合に、摩擦ベアリングスリーブ２１はニードルベアリング２１Ｌによって置き換えられた。他の方法では、詳細は図５に示した詳細と同一である。その範囲で、その説明が参照される。
【００２８】
図７は図２の断面線Ｃ−Ｃによる差動キャリヤの断面を示している。摩擦ベアリングスリーブ２１は置き換えられることなく除去され、その結果サイドシャフトギヤ１９が中空ジャーナル１７上に直接摺動して走行する。他の方法では、詳細は図５に示した詳細と同一である。その範囲で、その説明が参照される。
【００２９】
本発明の実施の形態を以下に要約列挙する。
【００３０】
＜１＞ 差動キャリヤ（１４）がその長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤ（１４）に対して前記長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤ（１８，１９）を有し、そして前記長手方向軸線（Ａ）に対して半径方向に延びている軸線（Ｒ）のまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）に係合しそして前記差動キャリヤ（１４）とともに回転する差動ギヤ（２２）を有する差動駆動装置において、前記差動キャリヤ（１４）が前記長手方向軸線（Ａ）に対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤ（１４）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）内に回転可能に支持されるジャーナル（１６，１７）を形成し、そして前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が、順次、前記駆動ハウジング（１１）内に回転可能に支持された差動駆動装置。
【００３１】
＜２＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が前記駆動ハウジング（１１）内で転動接触ベアリング（１２，１３）によって支持された上記＜１＞に記載の差動駆動装置。
【００３２】
＜３＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）と前記差動ギヤ（２２）との間の歯の係合の領域が前記差動キャリヤ（１４）の外側に配置された上記＜１＞または＜２＞に記載の差動駆動装置。
【００３３】
＜４＞ 前記同軸のジャーナル（１６，１７）が中空ジャーナルの形で、とくに、互いに一体に接続される中空ジャーナルの形で設けられた上記＜１＞〜＜３＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３４】
＜５＞ 前記差動ギヤ（２２）が半径方向の円板部材（１５）の軸方向に破断された領域（４１）に挿入され、前記半径方向の円板部材が前記差動キャリヤ（１４）のクラウンギヤ（３８）を形成または固定するのに役立つ上記＜１＞〜＜４＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３５】
＜６＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が等速継ぎ手のアウタ継ぎ手部材（３０，３１）に直接接続される上記＜１＞〜＜５＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３６】
＜７＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）と前記外方継ぎ手部材（３０，３１）との間に軸方向に嵌合された上記＜６＞に記載の差動駆動装置。
【００３７】
＜８＞ サイドシャフトギヤ（１８，１９）、等速継ぎ手のアウタ継ぎ手部材（３０，３１）および転動接触ベアリング（１２，１３）から各々なっている予め組み立てられたモジュールが前記駆動ハウジング（１１）に挿入可能である上記＜６＞または＜７＞に記載の差動駆動装置。
【００３８】
＜９＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が各々アウタ継ぎ手部材（３０，３１）に溶接された上記＜６＞〜＜８＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３９】
＜１０＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）がアンギュラ接触ローラベアリングである上記＜２＞〜＜９＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４０】
＜１１＞ 前記差動キャリヤ（１４）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）の摩擦ベアリング（２０，２１）によって支持された上記＜１＞〜＜１０＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４１】
＜１２＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）の有効線が前記サイドシャフトギヤ内の前記差動キャリヤ（１４）の支持領域をほぼ中心に貫通した上記＜１＞〜＜１０＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４２】
【発明の効果】
叙上のごとく、本発明は、差動キャリヤがその長手方向軸線のまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤに対して前記長手方向軸線のまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤを有し、そして前記長手方向軸線に対して半径方向に延びている軸線のまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤに係合しそして前記差動キャリヤとともに回転する差動ギヤを有する差動駆動装置において、前記差動キャリヤが前記長手方向軸線に対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤが前記サイドシャフトギヤに内に回転可能に支持されるジャーナルを形成し、そして前記サイドシャフトギヤが、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持される構成としたので、差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することができる差動駆動装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図１】その長手方向軸線を通る本発明の差動キャリヤの断面図である。
【図２】ベアリング手段を有する図１による駆動装置の完全に取り付けられた差動キャリヤを示す断面図である。
【図３】図２による差動キャリヤの３つの構体を示す分解図である。
【図４】図２の線Ｂ−Ｂによる断面において差動キャリヤを示す断面図である。
【図５】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤを示す断面図である。
【図６】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤの第２の実施の形態を示す断面図である。
【図７】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤの第３の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
Ａ 長手方向軸線
Ｒ１ 半径方向軸線
１１ 駆動ハウジング
１２ アンギュラ接触ローラベアリング
１３ アンギュラ接触ローラベアリング
１４ 差動キャリヤ
１５ 中央円板部材
１６ 中空ジャーナル
１７ 中空ジャーナル
１８ サイドシャフトギヤ
１９ サイドシャフトギヤ
２０ 摩擦ベアリングスリーブ
２１ 摩擦ベアリングスリーブ
２２ 差動ベベルギヤ
２３ ジャーナル
２４ ストッパ円板
２５ フランジ
２６ ストッパ円板
２７ ストッパ円板
２８ カバー
２９ カバー
３０ アウタ継ぎ手部材
３１ アウタ継ぎ手部材
３２ 固定リング
３３ 固定リング
３４ 板状金属スリーブ
３５ 板状金属スリーブ
３６ 蛇腹状ブーツ
３７ 蛇腹状ブーツ
３８ クラウンギヤ
３９ ピニオン
４０ ボルト
４１ 破断領域
４２ 孔
４３ ネジ付き孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、差動キャリヤがその長手方向軸線Ａのまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤに対して前記長手方向軸線Ａのまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤを有し、そして前記長手方向軸線Ａに対して半径方向に延びている軸線Ｒのまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤに係合しそして前記差動キャリヤとともに回転する差動ギヤを有する差動駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
サイドシャフトギヤが、装置と側で、多数の部分からなる差動キャリヤ上に走行する軸差動装置は知られている（例えば、特許文献１および２参照）
【０００３】
【特許文献１】
米国特許第１，１４５，２９５号明細書
【特許文献２】
仏国特許発明第２，１１４，５５８号明細書
【０００４】
前記型の開放差動駆動装置は、好ましくは、低いまたは中間の性能を有する自動車の駆動軸の軸差動装置の形で使用され、その目的はかかる差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することにある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１から、サイドシャフトギヤが、装置と側で、多数の部分からなる差動キャリヤ上に走行し、サイドシャフトギヤそれ自体は駆動ハウジングに直接支持される軸差動装置が知られている。差動キャリヤはクラウンギヤを形成する円板部材、およびそれに挿入される正方形の軸を含んでいる。２つの摺動スリーブが前記正方形の軸に配置される。
【０００６】
差動ギヤは差動キャリヤの破断された部分に挿入された。サイドシャフトギヤは各々転動接触ベアリングに支持されている。開放差動装置は、サイドシャフトギヤの１つが差動キャリヤから接続解除されかつサイドシャフトギヤの他方が回転固定の方法において差動キャリヤに接続されるような方法において摺動スリーブによって調整されることができる。
【０００７】
特許文献２はサイドシャフトギヤが外側で差動キャリヤに支持される差動駆動装置を提案している。この特許文献２に開示されるのは、サイドシャフトギヤが等速自在継ぎ手の外方継ぎ手部材と一体であるように製造され得るということである。差動キャリヤはこの差動キャリヤ上に一体に形成されかつ１部片において、転動接触ベアリングの内方ベアリングレースを形成し、外方ベアリングレースが駆動ハウジングに挿入されるクラウンギヤによって差動ハウジング内に支持される。
【０００８】
本発明の目的は、差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、差動キャリヤが互いに堅固に接続され、長手方向軸線Ａに対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤがサイドシャフトギヤに内に回転可能に支持されるジャーナルを形成しそして前記サイドシャフトギヤが、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持され、その結果差動キャリヤが前記サイドシャフトギヤ介して駆動ハウジング内に間接的に支持され最初に述べた型の差動駆動装置が提案される。
【００１０】
この方法において、組み立てが非常に容易である、幾つかの部品のみを備えたとくに軽量な差動駆動装置を提供することができる。サイドシャフトギヤは、好ましくは、駆動ハウジング内に転動接触ベアリングによって支持されることができる。一方で差動キャリヤおよび挿入された差動ギヤかつ他方で摺動転動接触ベアリングを備えたサイドシャフトギヤからなっている予め製造された構体が駆動ハウジングうちで結合されかつ駆動ハウジング内の転動接触ベアリング用の軸方向固定手段によって固定され得る。
【００１１】
サイドシャフトギヤと差動ギヤとの間の歯の係合の領域が差動キャリヤの外側に配置される。とくに好都合な方法において、前記差動キャリヤにおいて同軸のジャーナルが互いに一体に接続される中空ジャーナルの形で設けられることができる。さらに、前記差動ギヤは中心の円板部材の軸方向に破断された領域に挿入されることができ、前記円板部材は、さらに、前記差動キャリヤのクラウンギヤを形成または固定するのに役立つ。とくに好都合な実施の形態において、前記サイドシャフトギヤは等速継ぎ手の外方継ぎ手部材と一体にされる。
【００１２】
その後、サイドシャフトギヤと外方継ぎ手部材は転動接触ベアリングが前記サイドシャフトギヤに摺動された後接合されることができる。この方法において、転動接触ベアリングは前記サイドシャフトギヤと前記外方継ぎ手部材との間に軸方向に取り付けられる。接続はレーザ溶接または摩擦溶接によって発生され得る。前記転動接触ベアリングは、好ましくは、角度的な接触ローラベアリングの形で設けられる。
【００１３】
各々サイドシャフトギヤ、外方継ぎ手部材および転動接触ベアリングからなっている予め組み立てられたモジュールは差動キャリヤのジャーナル上で摺動されかつ駆動ハウジング内に固定されることができる。前記差動キャリヤは前記サイドシャフトギヤの摩擦ベアリングによって支持され、そして前記転動接触ベアリングの有効線が前記サイドシャフトギヤ内の前記差動キャリヤの支持領域をほぼ中心に貫通することができる。
【００１４】
サイドシャフトギヤと差動ギヤはベベルギヤの形で設けられることができる。しかしながら、クラウンギヤとスパーギヤの組み合わせもまた可能である。
【００１５】
本発明の好適な実施の形態は図面に関連して種々の例示において以下で説明される。
【００１６】
【発明の実施の形態】
図１はその長手方向軸線Ａを有する本発明の差動駆動装置を示す。さらに前記図は幾つかの半径方向軸線Ｒ１の１つを示している。差動駆動装置は図示の頂部端で部分的に破断されている駆動ハウジング１１を含んでいる。差動キャリヤ１４は２つのアンギュラ接触ローラベアリング１２，１３を介して駆動ハウジング１１内に回転可能に支持されている。
【００１７】
ローラベアリングの有効線はＬ１２，Ｌ１３が付されている。前記差動キャリヤは長手方向軸線Ａに対して同軸的に一直線に整列される中央円板部材１５および２つの中空ジャーナル１６，１７を含んでいる。前記中空ジャーナルは、順次、角度的接触ローラベアリング１２，１３内に直接走行する側方ギヤ１８，１９を回転可能に支持する。側方ギヤは中空ジャーナル１６，１７上に摩擦ベアリングスリーブ２０，２１を介して支持される。
【００１８】
サイドシャフトギヤ１８，１９は、その第１の差動ベベルギヤ２２１が示される複数の差動ベベルギヤに係合する。差動ベベルギヤ２２１は半径方向軸線Ｒ１に対して同軸的に配置されかつ、半径方向軸線Ｒ１に、差動キャリヤ１４に挿入されるベアリングピン２３１上に直接延びている。差動ベベルギヤ２２１は差動キャリヤ１４の破断された断面に挿入されかつストッパ円板２４を介して差動キャリヤ上に支持されている。
【００１９】
同様な方法において、サイドシャフトギヤ１８，１９はストッパ円板２６，２７を介して差動キャリヤ１４上に軸方向に支持される。密封のために、カバー２８，２９が軸方向に開放されたサイドシャフトギヤ１８，１９に挿入される。アウタ継ぎ手部材３０，３１は、例えば、レーザ溶接によって、サイドシャフトギヤに取り外し不能に接続される。サイドシャフトギヤおよびアウタ継ぎ手部材が接続される前に、アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３の少なくともインナレースがサイドシャフトギヤ１８，１９上に摺動されねばならない。
【００２０】
アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３のアウタレースは駆動ハウジング１１内に固定リング３２，３３によって軸方向に固定される。アウタ継ぎ手部材３０，３１は駆動ハウジング１１の外側に部分的に位置決めされかつ板状金属スリーブ３４，３５およびこの板状金属スリーブ３４，３５上に摺動される蛇腹状ブーツ３６，３７によって外側に向かって密封される。クラウンギヤ３８がボルト４０によってそれにボルト止めされる環状フランジ２５が差動キャリヤ１４の円板形状部分１５上に形成される。
【００２１】
前記クラウンギヤ３８は（図示されない方法において）駆動ハウジングうちに支持される駆動ピニオン３９に係合する。クラウンギヤ３８およびピニオン３９は細い線で示されている。重要な特徴はサイドシャフトギヤ１８，１９を介しての駆動ハウジング１１内の差動キャリヤ１４の間接的な支持およびサイドシャフトギヤ１８，１９と差動キャリヤ１４の外側に露出される、差動ギヤ２２の歯の係合である。また、転動接触ベアリング１２，１３がサイドシャフトギヤ１８，１９と関連の等速自在継ぎ手のアウタ継ぎ手部材３０，３１との間に取り付けられることが顕著である。
【００２２】
図２はサイドシャフトギヤ１８，１９と差動ギヤの１つ２２１を備えた予め組み立てられた差動キャリヤ１４を示している。また、ベアリング手段を見ることができ、内方ベアリングレース１２Ｉ，１３Ｉはサイドシャフトギヤ１８，１９上にすでに摺動している。アウタベアリングレース１２Ａ，１３Ａはその後アウタ継ぎ手部材３０，３１上で軸方向に摺動されかつ差動キャリヤ１４上でのサイドシャフトギヤ１８，１９の軸方向の調整を許容する。さらに他の識別可能な詳細は図１におけると同一の参照番号が付与されている。その範囲で、図１の説明が参照される。
【００２３】
図３は３つの副構体に分割された図２による差動キャリヤ１４を示している。中心には、２つの中空ジャーナル１６，１７およびクラウンギヤ３８がボルト４０によってそれにボルト止めされる円板部材１５を備えた差動キャリヤ１４が示されている。その各々の２つが識別可能である差動ベベルギヤ２２およびジャーナル２３が差動キャリヤ１４に取り付けられる。
【００２４】
アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３、サイドシャフトギヤ１８，１９およびそれに溶接されるアウタ継ぎ手部材３０，３１からなっている２つの構体が差動キャリヤ１４から分離される。この例示において、アンギュラ接触ローラベアリング１２，１３はすでに仕上げ組み立てされ、その結果この場合にアウタベアリングレースがアウタ継ぎ手部材上で摺動される必要はない。差動キャリヤから実際には独立している駆動ピニオン３９が、また、示されている。
【００２５】
図４は図２の線Ｂ−Ｂによる差動キャリヤの断面を示している。断面にされた円板部材１５および差動キャリヤ１４の半径方向フランジ２５を見ることができる。円板部材には、１２０°のピッチ角を有する３つの破断部分４１が設けられ、その中に差動キャリヤ１４の半径方向の孔４２に挿入されるジャーナル２３上に支持される差動ヘベルギヤ２２が収容される。フランジ２５には、クラウンギヤを固定するボルト４０用のネジ付き孔４３が示される。
【００２６】
図５は図２の線Ｃ−Ｃに沿う断面において差動キャリヤを示している。内側から外側に、中空ジャーナル１７、摩擦ベアリングスリーブ２１、サイドシャフトギヤ１９およびインナレース１３ならびに転動部材１３Ｗが示されている。
【００２７】
図６は図２の断面線Ｃ−Ｃによる差動キャリヤを断面において示している。この場合に、摩擦ベアリングスリーブ２１はニードルベアリング２１Ｌによって置き換えられた。他の方法では、詳細は図５に示した詳細と同一である。その範囲で、その説明が参照される。
【００２８】
図７は図２の断面線Ｃ−Ｃによる差動キャリヤの断面を示している。摩擦ベアリングスリーブ２１は置き換えられることなく除去され、その結果サイドシャフトギヤ１９が中空ジャーナル１７上に直接摺動して走行する。他の方法では、詳細は図５に示した詳細と同一である。その範囲で、その説明が参照される。
【００２９】
本発明の実施の形態を以下に要約列挙する。
【００３０】
＜１＞ 差動キャリヤ（１４）がその長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤ（１４）に対して前記長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤ（１８，１９）を有し、そして前記長手方向軸線（Ａ）に対して半径方向に延びている軸線（Ｒ）のまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）に係合しそして前記差動キャリヤ（１４）とともに回転する差動ギヤ（２２）を有する差動駆動装置において、前記差動キャリヤ（１４）が前記長手方向軸線（Ａ）に対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤ（１４）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）内に回転可能に支持されるジャーナル（１６，１７）を形成し、そして前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が、順次、前記駆動ハウジング（１１）内に回転可能に支持された差動駆動装置。
【００３１】
＜２＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が前記駆動ハウジング（１１）内で転動接触ベアリング（１２，１３）によって支持された上記＜１＞に記載の差動駆動装置。
【００３２】
＜３＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）と前記差動ギヤ（２２）との間の歯の係合の領域が前記差動キャリヤ（１４）の外側に配置された上記＜１＞または＜２＞に記載の差動駆動装置。
【００３３】
＜４＞ 前記同軸のジャーナル（１６，１７）が中空ジャーナルの形で、とくに、互いに一体に接続される中空ジャーナルの形で設けられた上記＜１＞〜＜３＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３４】
＜５＞ 前記差動ギヤ（２２）が半径方向の円板部材（１５）の軸方向に破断された領域（４１）に挿入され、前記半径方向の円板部材が前記差動キャリヤ（１４）のクラウンギヤ（３８）を形成または固定するのに役立つ上記＜１＞〜＜４＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３５】
＜６＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が等速継ぎ手のアウタ継ぎ手部材（３０，３１）に直接接続される上記＜１＞〜＜５＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３６】
＜７＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）と前記外方継ぎ手部材（３０，３１）との間に軸方向に嵌合された上記＜６＞に記載の差動駆動装置。
【００３７】
＜８＞ サイドシャフトギヤ（１８，１９）、等速継ぎ手のアウタ継ぎ手部材（３０，３１）および転動接触ベアリング（１２，１３）から各々なっている予め組み立てられたモジュールが前記駆動ハウジング（１１）に挿入可能である上記＜６＞または＜７＞に記載の差動駆動装置。
【００３８】
＜９＞ 前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が各々アウタ継ぎ手部材（３０，３１）に溶接された上記＜６＞〜＜８＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００３９】
＜１０＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）がアンギュラ接触ローラベアリングである上記＜２＞〜＜９＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４０】
＜１１＞ 前記差動キャリヤ（１４）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）の摩擦ベアリング（２０，２１）によって支持された上記＜１＞〜＜１０＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４１】
＜１２＞ 前記転動接触ベアリング（１２，１３）の有効線が前記サイドシャフトギヤ内の前記差動キャリヤ（１４）の支持領域をほぼ中心に貫通した上記＜１＞〜＜１０＞のいずれか１つに記載の差動駆動装置。
【００４２】
【発明の効果】
叙上のごとく、本発明は、差動キャリヤがその長手方向軸線のまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤに対して前記長手方向軸線のまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤを有し、そして前記長手方向軸線に対して半径方向に延びている軸線のまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤに係合しそして前記差動キャリヤとともに回転する差動ギヤを有する差動駆動装置において、前記差動キャリヤが前記長手方向軸線に対して同軸的に延びかつそれによって前記差動キャリヤが前記サイドシャフトギヤに内に回転可能に支持されるジャーナルを形成し、そして前記サイドシャフトギヤが、順次、前記駆動ハウジング内に回転可能に支持される構成としたので、差動駆動装置に関連してとくに軽量な構造および容易な組み立てを達成することができる差動駆動装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図１】その長手方向軸線を通る本発明の差動キャリヤの断面図である。
【図２】ベアリング手段を有する図１による駆動装置の完全に取り付けられた差動キャリヤを示す断面図である。
【図３】図２による差動キャリヤの３つの構体を示す分解図である。
【図４】図２の線Ｂ−Ｂによる断面において差動キャリヤを示す断面図である。
【図５】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤを示す断面図である。
【図６】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤの第２の実施の形態を示す断面図である。
【図７】線Ｃ−Ｃによる断面において図２による差動キャリヤの第３の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
Ａ 長手方向軸線
Ｒ１ 半径方向軸線
１１ 駆動ハウジング
１２ アンギュラ接触ローラベアリング
１３ アンギュラ接触ローラベアリング
１４ 差動キャリヤ
１５ 中央円板部材
１６ 中空ジャーナル
１７ 中空ジャーナル
１８ サイドシャフトギヤ
１９ サイドシャフトギヤ
２０ 摩擦ベアリングスリーブ
２１ 摩擦ベアリングスリーブ
２２ 差動ベベルギヤ
２３ ジャーナル
２４ ストッパ円板
２５ フランジ
２６ ストッパ円板
２７ ストッパ円板
２８ カバー
２９ カバー
３０ アウタ継ぎ手部材
３１ アウタ継ぎ手部材
３２ 固定リング
３３ 固定リング
３４ 板状金属スリーブ
３５ 板状金属スリーブ
３６ 蛇腹状ブーツ
３７ 蛇腹状ブーツ
３８ クラウンギヤ
３９ ピニオン
４０ ボルト
４１ 破断領域
４２ 孔
４３ ネジ付き孔
Claims (1)
- 差動キャリヤ（１４）がその長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転可能に支持される駆動ハウジングを有し、前記差動キャリヤ（１４）に対して前記長手方向軸線（Ａ）のまわりに回転できるように支持されるサイドシャフトギヤ（１８，１９）を有し、前記長手方向軸線（Ａ）に対して半径方向に延びている軸線（Ｒ）のまわりに回転可能に前記作動キャリヤ内に支持され、前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）に係合しそして前記差動キャリヤ（１４）とともに回転する差動ギヤ（２２）を有する差動駆動装置であって、前記差動キャリヤ（１４）が前記長手方向軸線（Ａ）に対して同軸的に延びかつ前記差動キャリヤ（１４）が前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）内に回転可能に支持されるジャーナル（１６，１７）を形成し、前記サイドシャフトギヤ（１８，１９）が、順次、前記駆動ハウジング（１１）内に回転可能に支持されることを特徴とする差動駆動装置。
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