JP2004060412A - 防水シートと支持部材で構成された地下浸水防止装置 - Google Patents

Abstract

【課題】洪水が地下街に浸水するのを早く防ぐ機能を持たせた地下浸水防止装置を提供する。
【解決手段】支持部材（３）に網入防水シート（４）を狭合し、支持部材（３）に回転蓋開部（８）を緊合し、支持部材（３）に錐形止水板（５）を緊合し、回転蓋開部（８）が回転蓋（７）を押して進入孔（９）に挿入し、錐形溝（６）と錐形固定突起部（１２）に錐形止水板（５）と錐形支持突起部を嵌挿した、地下浸水防止装置。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水害緊急時、地下浸水を防ぐ機能を持たせた、地下浸水防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、地下入口は、洪水時、浸水しないように、数段高くしたり、防水壁を床下から稼動して押し上げる方法で災害に備えた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そのために、次のような欠点があった。
（イ）地下入口を数段高くすれば、バリアフリーが普及している昨今、時代に逆行していて、平常時には歩行に労力を要する。
（ロ）防水壁を床下から押し上げる構造は、設備費及び工事費が高額で工事期間も長かった。
本発明は、これらの欠点を解決するためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
支持部材（３）に網入防水シート（４）を狭合し、支持部材（３）と網入防水シート（４）に錐形止水板（３）を緊合し、支持部材（３）に回転蓋開部（８）を緊合し、支持部材（３）に嵌着部材（１５）を緊合し、嵌着部材（１５）に止水パッキン（１３）を固着し、支持部材（３）に上部支持材（１）と下部支持材（２）を緊合し、上部支持材（１）と下部支持材（２）に移動輪（１７）を施し、上部支持材（１）に、錐形支持突起部（１１）を施して一体の構造体とする。
固定部材（１０）と箱形固定部（１４）と一体の錐形固定突起部（１２）を施す。
錐形溝（６）と回転蓋（７）進入孔（９）を設ける。
本発明は、以上の構成からなる地下浸水防止装置である。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
上部支持材（１）に施す錐形支持突起部（１１）と移動輪（１７）と、下部支持材（２）に施す移動輪（１７）と、支持部材（３）網入防水シート（４）錐形止水板（５）嵌着部材（１５）止水パッキン（１３）回転蓋開部（８）、右（２４）と対の左（２５）からなる一体の構造体が収納スペース（２２）から移動輪（１７）を使い、かつ適当な傾斜を有するレール（１６）を伝って作動し、垂直作動に移行する。床面（１８）に施した、錐形溝（６）回転蓋（７）進入孔（９）からなる、構造体の回転蓋（７）の端部を回転蓋開部（８）が上から床面（１８）に向かって押すと回転蓋（７）が押し開かれ回転蓋開部（８）が進入孔（９）に挿入し、その後、錐形溝（６）に錐形止水板（５）と錐形固定突起部（１２）に、錐形支持突起部（１１）の構造体が嵌挿する。箱形固定部（１４）と嵌着部材（１５）は右（２４）は右（２４）に床面（１８）に接近するに従い傾斜させ、対の左（２５）の箱形固定部（１４）と嵌着部材（１５）は、床面（１８）に接近するに従い左（２５）に傾斜させて、嵌挿を滑らかにする。
本発明の地下浸水防止装置を設置するのは、既存の地下入口（２６）の構造物（１９）にも適用できる。尚、平常時は屋根（２３）下に収納しておけば劣化は避けられ、屋根（２３）直下であれば地下入口（２６）の通行にも支障はない。回転蓋（７）を人が踏んでも開くことはなく、平常時閉めておけば、ゴミが入ることもなく、人が蹴躓くこともない。
緊急時、洪水（２７）が発生し本発明の地下浸水防止装置を作動させた場合、洪水（２７）が押しよせると、床面（１８）に設けた錐形溝（６）に嵌挿した錐形止水板（５）が錐形溝（６）に狭まれて浸水を防ぎ、防水シート（４）が洪水（２７）の水圧で押しつけられて２重に浸水を防ぐ、あるいは、構造物（１９）に固着した固定部材（１０）に網入防水シート（４）が洪水（２７）の水圧で固定部材（１０）に押しつけられ浸水を防ぎ、止水パッキン（１３）の働きで３重に浸水を防ぐことができる。
本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、手動巻き上げ下げ機あるいは、洪水（２７）感知連動電動巻き下げ機を連動させて稼動することができる。
このことで、外側（２０）からの洪水（２７）の浸水を防ぎ地下側（２１）には浸水しない。
【０００６】
【発明の効果】
本発明は、工場での生産の割合が多く、価格も安価で、自重も軽く、現場の取付け工程は短時間でできる。
又は、地下街の入口などに、想定洪水の水位以上の高さに設置しても、人はこれを開閉しなくても乗り越えて出入りができ、光も遮断しないのでパニックにならずに避難することができて、多くの人命を救うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の要部断面図
【図２】本発明の要部平面図
【図３】本発明の取付け横面図
【図４】本発明の取付け正面図
【符号の説明】
（１）　上部支持材
（２）　下部支持材
（３）　支持部材
（４）　網入防水シート
（５）　錐形止水板
（６）　錐形溝
（７）　回転蓋
（８）　回転蓋開部
（９）　進入孔
（１０）固定部材
（１１）錐形支持突起部
（１２）錐形固定突起部
（１３）止水パッキン
（１４）箱形固定部
（１５）嵌着部材
（１６）レール
（１７）移動輪
（１８）床面
（１９）構造物
（２０）外側
（２１）地下側
（２２）収納スペース
（２３）屋根
（２４）右
（２５）左
（２６）地下入口
（２７）洪水

Claims (1)

1. 支持部材（３）に網入防水シート（４）を狭合し、支持部材（３）に回転蓋開部（８）を緊合し、支持部材（３）に錐形止水板（５）を緊合し、回転蓋開部（８）が回転蓋（７）を押して進入孔（９）に挿入し、錐形溝（６）と錐形固定突起部（１２）に錐形止水板（５）と錐形支持突起部を嵌挿した、地下浸水防止装置。

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