JP2004059028A - 即席食品用湯切り蓋材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して基材2と表面材3を積層する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば即席焼きそばなどのように、注湯後に湯切りして喫食される即席食品のパッケージに使用される即席食品用湯切り蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、即席食品用湯切り蓋材としては、一縁部に片寄った領域に湯切り孔を形成した基材と、この基材上を覆う表面材とを積層すると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインを形成し、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部を外方に延出させて剥離用タブを形成したものが知られている(実公昭57−55175号公報)。
【0003】
上記従来の即席食品用湯切り蓋材は、基材側の周縁部を容器の開口部周縁にヒートシールして取り付けられ、湯切り孔形成側とは反対側から蓋材の一部を剥離して容器内に注湯した後、剥離用タブを摘んで、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部を切り離しラインに沿って分離すると共に基材から剥離することで、湯切り孔を露出させて容器内の湯を注ぎ出すことができるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の即席食品用湯切り蓋材における基材と表面材間の剥離は、両者間の接着強度を剥離剤の塗布などによって引き剥がし可能に調整しておくことによる界面剥離によって行われるものとなっている。
【0005】
しかしながら、上記界面剥離は、接着強度を好都合な状態に調整しにくい問題がある。例えば接着強度が強すぎる場合、表面材の剥離作業が行いにくくなったり、表面材の剥がし残りを生じて、表面材を剥離しても完全に湯切り孔が露出されないことを生じる。また、接着強度が弱すぎると、輸送や保管途中での不用意な表面材の剥離を生じ、商品価値が失われやすくなる。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、表面材と基材間の適度な接着強度が確実に得られ、不用意な剥離を生じることなく、必要なときに確実に表面材を剥離して湯切り孔を露出させることができる即席食品用湯切り蓋材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して基材と表面材が積層されており、基材と易剥離性積層フィルムを貫通して湯切り孔が形成されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材を提供するものである。
【0008】
また、本発明の第2は、一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して、予め湯切り孔が形成された基材と表面材が加熱圧着により積層されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材を提供するものである。
【0009】
更に本発明の第3は、一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して基材と表面材が積層されており、湯切り孔が、基材と表面材の積層後、基材側からのハーフカットによる基材への穴開け加工により形成されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材を提供するものである。
【0010】
上記本発明の第2及び第3は、易剥離性積層フィルムの第1層が基材側に接合され、第2層が表面材側に接合されており、第1層の厚みが第2層の厚みより小さいことをその好ましい態様として含むものである。
【0011】
また、上記本発明の第1〜第3は、基材が、少なくとも紙層を有する積層材料であること、
易剥離性積層フィルムの第1層が、ポリプロピレンまたはプロピレンとその他のαオレフィンとの共重合体を含有する樹脂で構成され、第2層が、ポリプロピレン及び融点が120℃以上の高密度ポリエチレン若しくは直鎖状低密度ポリエチレンの混合物を有する樹脂、又は、融点が30〜100℃の熱可塑性樹脂を主体とする樹脂で構成されていること、
表面材が、金属箔層を有する積層材料であること、
をその好ましい態様として含むものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、図1〜図5に基づいて本発明の一例を説明する。
【0013】
図1は本発明の第1の例に係る湯切り蓋材を有する即席食品パッケージの平面図、図2は図1におけるA−A概略断面図、図3は図1におけるB−B概略断面図、図4は本発明の第1の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図、図5は表面材を剥離した状態の本発明の第1の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【0014】
図1〜図3に示されるように、本例の湯切り蓋材1は、基材2と表面材3を積層したもので、基材2側の周縁部をを容器4の開口部周縁にヒートシールすることで、即席食品(図示されていない)が入った容器4内を密封している。
【0015】
湯切り蓋材1の一縁部は容器4よりも外方に延出しており、湯切り蓋材1を容器4から引き剥がすための開封用タブ5を構成している。また、開封用タブ5とは反対側の縁部に片寄った領域に湯切り孔6が形成されている。この湯切り孔6は、基材2のみを貫通しており、基材2上に積層された表面材3によって覆われている。
【0016】
一方、基材2の湯切り孔6上を覆う表面材3の一縁部と表面材3のその他の部分との間には、例えばミシン目、断続的なスリットなどの切り離しライン7が形成されている。また、この切り離しライン7に隣接する湯切り孔6側の表面材3の縁部が外方に延出して剥離用タブ8を形成している。本湯切り蓋材1は、この剥離用タブ8を持って引っ張ることにより、基材2の湯切り孔6上を覆う表面材3の一縁部を表面材3のその他の部分から切り離しライン7に沿って分離しつつ基材2から剥離し、基材2に設けられた湯切り孔6を露出させることができるようになっている。
【0017】
図4及び図5に基づいて、更に本第1の例に係る湯切り蓋材1について説明する。
【0018】
図4及び図5に示されるように、本例の湯切り蓋材1の基材2は、容器4(図2、図3参照)側から、シーラント層9、金属箔層10、接着層11、紙層12、接着層13を順次積層したものとなっている。
【0019】
シーラント層9は、本湯切り蓋材1を容器4(図2、図3参照)へヒートシールできるようにするためのもので、例えばポリエチレン、エチレンビニルアルコール、ポバールなど、ヒートシール性の良好な樹脂が用いられる。金属箔層10は、主に本湯切り蓋材1に遮光性を持たせるためのもので、例えばアルミニウム箔を用いることができ、接着層11,13としては、表裏両側の積層材料に対して良好な接着性を有する樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができる。また、紙層12は、本湯切り蓋材1に必要な強度を付与するためのもので、本例の湯切り蓋材1は、紙層12が基材2に介在されていることで、基材2の湯切り孔6上を覆う表面材3の一縁部を剥離して行う湯切り時にも変形しにくいものとなっている。
【0020】
本例における表面材3は、単層で、例えばポリエステルなどで構成することができる。但し、本発明における表面材3は、図示される単層のものに限られるものではなく、積層材料を用いることもできる。積層材料を用いた表面材3については後述する。
【0021】
上記基材2と表面材3は、易剥離性積層フィルム14を介して積層されている。この易剥離性積層フィルム14は、共押し出し積層された第1層14aと第2層14bとからなり、第1層14aと第2層14b間で層間剥離させることができる積層フィルムで、基材2の接着層13に第1層14aが接合され、表面材3に第2層14bが接合されている。
【0022】
上記易剥離性積層フィルム14としては、第1層14aが、ポリプロピレンまたはプロピレンとその他のαオレフィンとの共重合体を含有する樹脂で構成され、第2層14bが、ポリプロピレン及び融点が120℃以上の高密度ポリエチレン若しくは直鎖状低密度ポリエチレンの混合物を有する樹脂、又は、融点が30〜100℃の熱可塑性樹脂を主体とする樹脂で構成されていることが好ましい。このような第1層14aと第2層14bとすると、両者間の適度な接合力が得やすく、不用意な表面層3の剥離を防止できると共に、剥離用タブ9を引っ張ることで容易かつ確実に表面材3を基材2から剥離して、湯切り孔6を露出させることができる。
【0023】
本例における湯切り蓋材1は、易剥離性フィルム14を積層した後に湯切り孔6を打ち抜いた基材2(原反)と、表面材3(原反)とを加熱圧着して積層した後、蓋材への外形抜きを施し、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットして、剥離用タブ8部分の基材2を除去し、更に表面材3側からハーフカットして切り離しライン7(図1、図3参照)を形成したものとなっている。従って、本例における湯切り孔6は、基材2と易剥離性積層フィルム14を貫通して形成されている。また、剥離用タブ8部分の基材2の除去は易剥離性積層フィルム14の第1層14aと共に行われることから、剥離用タブ8は、表面材3と共に易剥離性積層フィルム14の第2層14bが延出したものとなっている。尚、本例における剥離用タブ8部分は、上記のように、当該部分の基材2を除去したものとなっているが、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットしただけで、基材2が付着したままとすることもできる。
【0024】
ところで、易剥離性積層フィルム14は、第1層14aが基材2側、第2層が表面材3側に夫々接合された状態で第1層14aと第2層14b間で層間剥離する。本例のように、この易剥離性積層フィルム14をも貫通して湯切り孔6を形成しておくと、基材2の湯切り孔6上を覆う表面材3の一縁部を基材2から剥離した時に、基材2側に残留する第1層14aによって湯切り孔6が塞がれた状態となることを確実に防止することができる。
【0025】
図6は本発明の第2の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図、図7は表面材を剥離した状態の本発明の第2の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図で、図1〜図5と同じ符号は同じ部材又は部位を示すものである。
【0026】
本第2の例における湯切り蓋材1は、湯切り孔6を打ち抜いた基材2(原反)と、易剥離性積層フィルム14を積層した表面材3(原反)とを加熱圧着して積層した後、蓋材への外形抜きを施すと共に、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットして、剥離用タブ8部分の基材2を除去し、更に表面材3側からハーフカットして切り離しライン7(図1、図3参照)を形成したものとなっている。従って、本例における湯切り孔6は基材2のみを貫通して形成されている。また、剥離用タブ8部分の基材2の除去は易剥離性積層フィルム14の第1層14aと共に行われることから、剥離用タブ8は、表面材3と共に易剥離性積層フィルム14の第2層14bが延出したものとなっている。尚、本例における剥離用タブ8部分は、上記のように、当該部分の基材2を除去したものとなっているが、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットしただけで、基材2が付着したままとすることもできる。
【0027】
ところで、本例のように、湯切り孔6上に易剥離性積層フィルム14の第1層14aが存在すると、剥離用タブ8を引っ張って、易剥離性積層フィルム14の第1層14aと第2層14b間で層間剥離させると、基材2側に残留する第1層14aによって湯切り孔6が塞がれた状態となることが心配される。
【0028】
しかしながら、上記基材2と表面材3を加熱圧着する際に、予め基材1に形成された湯切り孔6の周縁部が易剥離性積層フィルム14を圧迫し、特に基材2側に位置する第1層14aの湯切り孔6周縁部当接箇所の強度が弱められる。このため、剥離用タブ8を引っ張って、易剥離性積層フィルム14を第1層14aと第2層14b間で層間剥離させると、湯切り孔6上の第1層14aは、第2層14bと層間剥離する前に、湯切り孔6周縁部当接箇所で引きちぎられ、図7に示されるように、第2層と共に表面材3側に随伴して剥離される。このため、基材2側に残留する第1層14aによって湯切り孔6が塞がれた状態となることを防止することができる。前述した第1の例のように、易剥離性積層フィルム14を積層した基材2に湯切り孔6を打ち抜く場合、打ち抜き時に湯切り孔6周縁部で易剥離性積層フィルム14が部分的に剥離してしまうトラブルを生じることがあるが、本例の場合、湯切り孔6の打ち抜きは基材2のみであることから、このトラブルを防止できる利点がある。
【0029】
上記湯切り孔6周縁部当接箇所での第1層の引きちぎれを確実に得るために、易剥離性積層フィルム14の第1層の厚みは第2層の厚みより小さいことが好ましい。また、基材2と表面材3を易剥離性積層フィルム14を介して加熱圧着する際に、第1層14aの湯切り孔6周縁部当接箇所を確実に弱めるためには、基材2がある程度厚く、しかも湯切り孔6周縁にできるだけ鋭いエッジを形成できることが好ましく、基材2が紙層12を有することが好ましい。
【0030】
本例における基材2と表面材3の加熱圧着温度や圧力は、使用する易剥離性積層フィルム14によっても相違するが、高温高圧領域で行うことが好ましい。第1層14aが、ポリプロピレンまたはプロピレンとその他のαオレフィンとの共重合体を含有する樹脂で構成され、第2層14bが、ポリプロピレン及び融点が120℃以上の高密度ポリエチレン若しくは直鎖状低密度ポリエチレンの混合物を有する樹脂、又は、融点が30〜100℃の熱可塑性樹脂を主体とする樹脂で構成されている場合、100〜250℃の温度と0.1〜4MPaの圧力とすることが好ましい。
【0031】
図8は本発明の第3の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図、図9は表面材を剥離した状態の本発明の第3の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図で、図1〜図5と同じ符号は同じ部材又は部位を示すものである。
【0032】
本第3の例における湯切り蓋材1は、基材2(原反)と、易剥離性積層フィルム14を積層した表面材3(原反)とを加熱圧着して積層した後、基材2側から環状にハーフカットしてから、吸引などにより基材2のハーフカット内側部分を除去する、ハーフカットによる基材2への穴開け加工により湯切り孔6を形成し、蓋材への外形抜きを施すと共に、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットして、剥離用タブ8部分の基材2を除去し、更に表面材3側からハーフカットして切り離しライン7(図1、図3参照)を形成したものとなっている。上記ハーフカットによる基材2への穴開け加工時に、ハーフカット内側部分に対応する易剥離性積層フィルム14の第1層14a部分は、基材2のハーフカット内側部分と共に除去されることから、本例における湯切り孔6は基材2と易剥離性積層フィルム14の第1層14aを貫通して形成されている。また、剥離用タブ8部分の基材2の除去も易剥離性積層フィルム14の第1層14aと共に行われることから、剥離用タブ8は、表面材3と共に易剥離性積層フィルム14の第2層14bが延出したものとなっている。尚、本例における剥離用タブ8部分は、上記のように、当該部分の基材2を除去したものとなっているが、剥離用タブ8の基部を基材2側からハーフカットしただけで、基材2が付着したままとすることもできる。
【0033】
本第3の例の場合、ハーフカットによる基材2への穴開け加工時に、これによって形成される湯切り孔6上に位置する易剥離性積層フィルム14の第1層14aが除去されてしまうので、表面材3の剥離後に、湯切り孔6上に易剥離性積層フィルム14の第1層14aが残留してしまうことを確実に防止することができる。
【0034】
上記第1の例〜第3の例は、いずれも基材2が金属箔層11を有するものとなっているが、表面材3をこの金属箔層11を有する積層材料とすることにより、湯切り孔6を形成することによる透光部の発生を防止することができる。
【0035】
図10〜図12は、それぞれ前述した第1の例〜第3の例における基材2側の金属箔層11を表面材3側に移動した変形例を示すもので、いずれも前述した第1の例〜第3の例と同様にして得ることができる。また、図10〜図12おいて図1〜図9と同じ符号は同じ部材又は部位を示す。なお、図10〜図12おいて、15は紙層、16は接着層で、前述の紙層12、接着層11,13と同様のものである。
【0036】
上記図10〜図12に示される変形例の場合、いずれも金属箔層11には湯切り孔6が形成されないことから、全体に遮光性を持たせることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したとおりのものであり、基材と表面材を適度な剥離強度が得られる易剥離性積層フィルムを介して積層していることから、不用意な剥離を生じることなく、しかも必要なときに確実に表面材を剥離して確実に湯切り孔を露出させることができることから、取り扱い性に優れているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例に係る湯切り蓋材を有する即席食品パッケージの平面図である。
【図2】図1におけるA−A概略断面図である。
【図3】図1におけるB−B概略断面図である。
【図4】本発明の第1の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図5】表面材を剥離した状態の本発明の第1の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図6】本発明の第2の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図7】表面材を剥離した状態の本発明の第2の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図8】本発明の第3の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図9】表面材を剥離した状態の本発明の第3の例に係る湯切り蓋材の湯切り孔付近の模式的拡大断面図である。
【図10】第1の例における基材側の金属箔層を表面材側に移動した変形例を示す模式的断面図である。
【図11】第2の例における基材側の金属箔層を表面材側に移動した変形例を示す模式的断面図である。
【図12】第3の例における基材側の金属箔層を表面材側に移動した変形例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 湯切り蓋材
2 基材
3 表面材
4 容器
5 開封用タブ
6 湯切り孔
7 切り離しライン
8 剥離用タブ
9 シーラント層
10 接着層
11 金属箔層
12 紙層
13 接着層
14 易剥離性積層フィルム
14a 第1層
14b 第2層
15 紙層
16 接着層
Claims (7)
- 一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、
共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して基材と表面材が積層されており、基材と易剥離性積層フィルムを貫通して湯切り孔が形成されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材。 - 一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、
共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して、予め湯切り孔が形成された基材と表面材が加熱圧着により積層されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材。 - 一縁部に片寄った領域に湯切り孔が形成された基材と、この基材上を覆う表面材とが積層されていると共に、基材の湯切り孔上を覆う表面材の一縁部と表面材のその他の部分との間に切り離しラインが形成されており、この切り離しラインに隣接する湯切り孔側の表面材の縁部が外方に延出して剥離用タブを形成している即席食品用湯切り蓋材において、
共押し出し積層された層間剥離可能な第1層と第2層とからなる易剥離性積層フィルムを介して基材と表面材が積層されており、湯切り孔が、基材と表面材の積層後、基材側からのハーフカットによる基材への穴開け加工により形成されていることを特徴とする即席食品用湯切り蓋材。 - 易剥離性積層フィルムの第1層が基材側に接合され、第2層が表面材側に接合されており、第1層の厚みが第2層の厚みより小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載の即席食品用湯切り蓋材。
- 基材が、少なくとも紙層を有する積層材料であることを特徴とする項1〜4のいずれか1項に記載の即席食品用湯切り蓋材。
- 易剥離性積層フィルムの第1層が、ポリプロピレンまたはプロピレンとその他のαオレフィンとの共重合体を含有する樹脂で構成され、第2層が、ポリプロピレン及び融点が120℃以上の高密度ポリエチレン若しくは直鎖状低密度ポリエチレンの混合物を有する樹脂、又は、融点が30〜100℃の熱可塑性樹脂を主体とする樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の即席食品用湯切り蓋材。
- 表面材が、金属箔層を有する積層材料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の即席食品用湯切り蓋材。
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