JP2004058251A - ノックピン引抜装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使い勝手が良好で、しかもノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができるノックピン引抜装置の提供。
【解決手段】円筒状のノックピン40に挿入された後に開作動することでノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となる係止部23と、係止部23に対しスライド可能なスライダ13とを有し、スライダ13のスライドに連動して係止部23を開作動させる。
【選択図】 図2
【解決手段】円筒状のノックピン40に挿入された後に開作動することでノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となる係止部23と、係止部23に対しスライド可能なスライダ13とを有し、スライダ13のスライドに連動して係止部23を開作動させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノックピンをノックピン穴から容易に引き抜くことが可能なノックピン引抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ワークを支持する支持台車には、盤面に多数整列状態でノックピン穴が形成され、これらノックピン穴のうちの適宜のものにノックピンを打ち込んで、このノックピンを介してワークを支持する支持治具を位置決めするものがある。このような支持台車において、支持するワークの種類を変更する場合には、変更前のワーク用の支持治具に換えて変更後のワーク用の支持治具を取り付けることになるが、その際にノックピンの位置変更が必要になってくる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなノックピンの着脱を行う場合、ノックピン穴に対し打ち込むことは比較的容易であるのに対し引き抜くことは容易でない。特にノックピンがノックピン穴に埋没してしまった場合でもその引き抜きを可能とするためには、ノックピンの内側に予めネジを形成しておき、このネジに引き抜き治具を螺合させて引き抜く必要があり、使い勝手が悪く非常に手間がかかる上、ネジ形成のためコストが高いという問題があった。
【0004】
また、ノックピンのノックピン穴からの引き抜きを行う装置に関する技術として例えば特開平11−33929号公報に開示されたものがある。この装置は、押しボルトを回すことで下部の把持部材でノックピンを外径側から把持させるとともに、この状態でおもりを上方に移動させて上部の円板に衝突させ、その時の衝撃で把持部材を上方に移動させてノックピンを引き抜くものである。この装置においては、ノックピンを外径側から把持部材に把持させるため、ノックピンがノックピン穴に埋没してしまった場合にはこれを引き抜くことができない。
【0005】
したがって、本発明は、使い勝手が良好で、しかもノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができるノックピン引抜装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のノックピン引抜装置は、円筒状のノックピン(例えば実施の形態におけるノックピン40)に挿入された後に開作動することで該ノックピンの引抜方向後側の端面(例えば実施の形態における端面40a)に当接可能となる係止部(例えば実施の形態における係止爪23)と、該係止部に対しスライド可能なスライダ(例えば実施の形態におけるスライダ13)とを有し、該スライダのスライドに連動して前記係止部を開作動させることを特徴としている。
【0007】
これにより、ノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダをスライドさせると、係止部が開作動してノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能となる。この状態で係止部およびスライダをノックピンの引き抜き方向に移動させることでノックピンが後端側の端面を係止部で押されることによりノックピン穴から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。しかも、ノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができる。
【0008】
本発明の請求項2記載のノックピン引抜装置は、請求項1記載のものに関して、前記係止部および前記スライダの少なくともいずれか一方には、前記スライダのスライド方向に対し傾斜することにより前記スライダのスライドで前記係止部を開作動させる傾斜面(例えば実施の形態におけるテーパ面35)が形成されていることを特徴としている。
【0009】
このように、傾斜面を利用してスライダのスライドで係止部を開作動させるため、簡素な構成でスライダのスライド作動を係止部の開作動に変換することができる。
【0010】
本発明の請求項3記載のノックピン引抜装置は、請求項1または2記載のものに関して、前記スライダを前記係止部が開作動する方向に付勢する付勢部材(例えば実施の形態におけるコイルスプリング14)が設けられていることを特徴としている。
【0011】
これにより、付勢部材の付勢力に抗してスライダをスライドさせた状態でノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダへの入力をやめるとスライダが付勢部材の付勢力で係止部を開作動させてノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能とする。このように、ノックピンを引き抜く際には付勢部材の付勢力で係止部の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を図面を参照して以下に説明する。本実施形態のノックピン引抜装置11は、図1および図2に示すように、本体部12と、本体部12にスライド可能に支持されたスライダ13と、スライダ13を付勢するコイルスプリング(付勢部材)14とを有している。
【0013】
本体部12は、段付き円筒状の係止部材16と有底円筒状のケース部材17とを有している。
【0014】
係止部材16は、その軸線方向における一端の外径側にオネジ部19が形成されており、他端側は細長い薄肉円筒状の円筒部20とされている。この円筒部20の先端部の外径側に、外径方向に突出する当接部21が形成されている。また、この円筒部20の先端側には、係止部材16の軸線方向に平行で端部に抜ける形状のスリット22が円周方向に等間隔で複数具体的には四カ所形成されており、その結果、円筒部20の先端側はスリット22で複数具体的には四つの係止爪(係止部)23となっている。
【0015】
ケース部材17は、開口側の内径部にメネジ部25が形成されており、底部26の中央に軸線方向沿う貫通穴27が形成されている。このケース部材17は、そのメネジ部25を係止部材16のオネジ部19に螺合させることで係止部材16と一体化されて本体部12を構成する。
【0016】
スライダ13は、円柱棒状のスライダ本体30と操作部31と二つのナット32とを有している。
【0017】
スライダ本体30は、軸線方向における一端側の外径部にオネジ部34が形成されており、他端側の外径部に、端部ほど径が大きくなるテーパ面(傾斜面)35を外径側に有するテーパ部36が形成されている。このスライダ本体30は、テーパ部36を除く部分が係止部材16の内側に挿通可能とされており、オネジ部34側を先頭にして円筒部20側からケース部材17を取り付ける前の係止部材16に挿入される。
【0018】
ここで、このように係止部材16に一部挿入された状態のスライダ本体30は、テーパ部36を係止部材16の方向に移動させるように軸線方向にスライドすることでテーパ部36のテーパ面35に係止部材16の係止爪23を載り上げさせ、その結果、係止爪23を半径方向外方に押圧する。このようにして、係止爪23は外径が大きくなるように開作動することになる。スライダ本体30は、この状態から逆に、テーパ部36を係止部材16から離間する方向に移動させるようにスライドすることでテーパ部36のテーパ面35への係止爪23の載り上げを解除し、その結果、係止爪23の半径方向外方への押圧を解除する。すると、係止爪23は自らの復元力で外径が小さくなるように閉作動することになる。
【0019】
二つのナット32は、上記のように係止部材16に挿入された後に突出するスライダ本体30のオネジ部34に螺合されるもので、スライダ本体30を内側に挿通させるようにしてコイルスプリング14を配設した後に、オネジ部34に螺合されることで係止部材16との間でコイルスプリング14を保持する。これらナット32はスライダ本体30への螺合後に本体部12のケース部材17で覆われることになり、ケース部材17の貫通穴27よりも大きな幅を有している。
【0020】
そして、上記のようにコイルスプリング14をナット32と係止部材16とにより保持した状態で、ナット32から突出するスライダ本体30のオネジ部34を貫通穴27に挿通させるようにしてケース部材17をナット32およびコイルスプリング14に被せ、このケース部材17のメネジ部25を係止部材16のオネジ部19に螺合させる。ここで、ナット32の位置は、コイルスプリング14の付勢力でケース部材17に当接するときに、スライダ本体30のテーパ面35で係止爪23を開作動させる位置に設定されている。
【0021】
操作部31は、略有底円筒状をなすとともに底側に半径方向外方に突出するフランジ部38が形成された形状をなしており、フランジ部38に対し反対側の内径側に形成されたメネジ部39を、ケース部材17から突出するスライダ本体30のオネジ部34に螺合させる。
【0022】
ここで、係止爪23の当接部21は、上記のように開作動したときに円筒状のノックピン40の内径よりも大径となり、閉作動したときには円筒状のノックピン40の内径よりも小径となるように設定されている。
【0023】
以上により、係止爪23は、円筒状のノックピン40に挿入された後に開作動することでその当接部21においてノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となり、しかも、係止部23に対し非回転でスライド可能なスライダ13のスライドに連動して開作動および閉作動することになる。加えて、スライダ13にはそのスライド方向に対し傾斜することによりそのスライドで係止爪23を開作動させるテーパ面35が形成されている。さらに、コイルスプリング14は、スライダ13を係止爪23が開作動する方向に付勢する。なお、係止爪23に対するスライダ13の非回転でのスライドに連動して係止爪23を開閉させることができれば、テーパ面35は、スライダ13および係止爪23のいずれか一方に設けても両方に設けても良い。また円錐状のテーパ面でなく傾斜平面であっても良い。
【0024】
以上のような構成のノックピン引抜装置11の作動を、支持台車等の平面状の盤面41に貫通形成されたノックピン穴42に打ち込まれた円筒状のノックピン40を引き抜く場合を例にとり説明する。
【0025】
作業者は、片手の親指を除く4本の指でノックピン引抜装置11の本体部12を握りながら、同じ手の親指でスライダ13の操作部31を本体部12の方向に押圧する。すると、スライダ13がスプリング14の付勢力に抗して軸線方向一側に非回転でスライドして、テーパ部36のテーパ面35への係止爪23の載り上げを解除し、その結果、係止爪23の半径方向外方への押圧を解除する。すると、係止爪23は自らの復元力で外径が縮径するように閉作動することになる。
【0026】
この状態で、作業者は、図3に示すように、ノックピン引抜装置11のテーパ部36側をノックピン40の内径側に挿通させ、当接部21がノックピン40から完全に突出する位置で止める。
【0027】
次に、作業者は親指による操作部31への押圧を解除する。すると、コイルスプリング14の付勢力で、スライダ13が軸線方向逆側にスライドして、図4に示すように、テーパ部36のテーパ面35に係止部材16の係止爪23を載り上げさせ、その結果、係止爪23を半径方向外方に押圧する。このようにして、係止爪23は外径が拡径するように開作動しその当接部21の外径をノックピン40の内径よりも大きくする。
【0028】
この状態で、作業者が本体部12を握ったまま操作部31の方向すなわちノックピン40の引抜方向に引くことで、係止爪23の当接部21がノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接し、これを引抜方向に移動させてノックピン穴42から引き抜く。
【0029】
そして、作業者は、再び親指でスライダ13の操作部31を本体部12の方向に押圧することで、係止爪23を閉作動させて、ノックピン40を係止爪23から取り外す。
【0030】
以上に述べたように、本実施形態のノックピン引抜装置11によれば、ノックピン40に係止爪23を挿入させた後に、スライダ13をスライドさせると、係止爪23が開作動してノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となる。この状態で係止爪23を含む本体部12をスライダ13とともにノックピン40の引き抜き方向に移動させることでノックピン40が後端側の端面40aを係止爪23で押されることによりノックピン穴42から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピン40を引き抜くことができる。したがって、ネジの螺合等の面倒な作業が不要で使い勝手が良好となる。しかも、ノックピン穴42に埋没してしまった場合でもノックピン40を簡単に引き抜くことができ、そのためにノックピン40の内径側にネジを形成しておく必要もないため、ノックピン42の製造コストを低減することができる。
【0031】
また、テーパ面35を利用してスライダ13のスライドで係止爪23を開作動させるため、簡素な構成でスライダ13のスライド作動を係止爪23の開作動に変換することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
【0032】
さらに、コイルスプリング14の付勢力に抗してスライダ13をスライドさせた状態でノックピン40に係止爪23を挿入させた後に、スライダ13への入力をやめるとスライダ13がコイルスプリング14の付勢力で、係止爪23を開作動させてノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能とする。このように、ノックピン40を引き抜く際にはコイルスプリング14の付勢力で係止爪23の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、さらに使い勝手が良好となる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のノックピン引抜装置によれば、ノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダをスライドさせると、係止部が開作動してノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能となる。この状態で係止部およびスライダをノックピンの引き抜き方向に移動させることでノックピンが後端側の端面を係止部で押されることによりノックピン穴から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、ネジの螺合等の面倒な作業が不要で使い勝手が良好となる。しかも、ノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができ、そのためにノックピンの内径側にネジを形成しておく必要もないため、ノックピンの製造コストを低減することができる。
【0034】
本発明の請求項2記載のノックピン引抜装置によれば、傾斜面を利用してスライダのスライドで係止部を開作動させるため、簡素な構成でスライダのスライド作動を係止部の開作動に変換することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
【0035】
本発明の請求項3記載のノックピン引抜装置によれば、付勢部材の付勢力に抗してスライダをスライドさせた状態でノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダへの入力をやめるとスライダが付勢部材の付勢力で、係止部を開作動させてノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能とする。このように、ノックピンを引き抜く際には付勢部材の付勢力で係止部の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、さらに使い勝手が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す一部を断面とした斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す閉作動時の係止爪等を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す開作動時の係止爪等を示す側断面図である。
【符号の説明】
11 ノックピン引抜装置
13 スライダ
14 コイルスプリング(付勢部材)
23 係止爪(係止部)
35 テーパ面(傾斜面)
40 ノックピン
40a 端面
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノックピンをノックピン穴から容易に引き抜くことが可能なノックピン引抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ワークを支持する支持台車には、盤面に多数整列状態でノックピン穴が形成され、これらノックピン穴のうちの適宜のものにノックピンを打ち込んで、このノックピンを介してワークを支持する支持治具を位置決めするものがある。このような支持台車において、支持するワークの種類を変更する場合には、変更前のワーク用の支持治具に換えて変更後のワーク用の支持治具を取り付けることになるが、その際にノックピンの位置変更が必要になってくる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなノックピンの着脱を行う場合、ノックピン穴に対し打ち込むことは比較的容易であるのに対し引き抜くことは容易でない。特にノックピンがノックピン穴に埋没してしまった場合でもその引き抜きを可能とするためには、ノックピンの内側に予めネジを形成しておき、このネジに引き抜き治具を螺合させて引き抜く必要があり、使い勝手が悪く非常に手間がかかる上、ネジ形成のためコストが高いという問題があった。
【0004】
また、ノックピンのノックピン穴からの引き抜きを行う装置に関する技術として例えば特開平11−33929号公報に開示されたものがある。この装置は、押しボルトを回すことで下部の把持部材でノックピンを外径側から把持させるとともに、この状態でおもりを上方に移動させて上部の円板に衝突させ、その時の衝撃で把持部材を上方に移動させてノックピンを引き抜くものである。この装置においては、ノックピンを外径側から把持部材に把持させるため、ノックピンがノックピン穴に埋没してしまった場合にはこれを引き抜くことができない。
【0005】
したがって、本発明は、使い勝手が良好で、しかもノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができるノックピン引抜装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のノックピン引抜装置は、円筒状のノックピン(例えば実施の形態におけるノックピン40)に挿入された後に開作動することで該ノックピンの引抜方向後側の端面(例えば実施の形態における端面40a)に当接可能となる係止部(例えば実施の形態における係止爪23)と、該係止部に対しスライド可能なスライダ(例えば実施の形態におけるスライダ13)とを有し、該スライダのスライドに連動して前記係止部を開作動させることを特徴としている。
【0007】
これにより、ノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダをスライドさせると、係止部が開作動してノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能となる。この状態で係止部およびスライダをノックピンの引き抜き方向に移動させることでノックピンが後端側の端面を係止部で押されることによりノックピン穴から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。しかも、ノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができる。
【0008】
本発明の請求項2記載のノックピン引抜装置は、請求項1記載のものに関して、前記係止部および前記スライダの少なくともいずれか一方には、前記スライダのスライド方向に対し傾斜することにより前記スライダのスライドで前記係止部を開作動させる傾斜面(例えば実施の形態におけるテーパ面35)が形成されていることを特徴としている。
【0009】
このように、傾斜面を利用してスライダのスライドで係止部を開作動させるため、簡素な構成でスライダのスライド作動を係止部の開作動に変換することができる。
【0010】
本発明の請求項3記載のノックピン引抜装置は、請求項1または2記載のものに関して、前記スライダを前記係止部が開作動する方向に付勢する付勢部材(例えば実施の形態におけるコイルスプリング14)が設けられていることを特徴としている。
【0011】
これにより、付勢部材の付勢力に抗してスライダをスライドさせた状態でノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダへの入力をやめるとスライダが付勢部材の付勢力で係止部を開作動させてノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能とする。このように、ノックピンを引き抜く際には付勢部材の付勢力で係止部の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を図面を参照して以下に説明する。本実施形態のノックピン引抜装置11は、図1および図2に示すように、本体部12と、本体部12にスライド可能に支持されたスライダ13と、スライダ13を付勢するコイルスプリング(付勢部材)14とを有している。
【0013】
本体部12は、段付き円筒状の係止部材16と有底円筒状のケース部材17とを有している。
【0014】
係止部材16は、その軸線方向における一端の外径側にオネジ部19が形成されており、他端側は細長い薄肉円筒状の円筒部20とされている。この円筒部20の先端部の外径側に、外径方向に突出する当接部21が形成されている。また、この円筒部20の先端側には、係止部材16の軸線方向に平行で端部に抜ける形状のスリット22が円周方向に等間隔で複数具体的には四カ所形成されており、その結果、円筒部20の先端側はスリット22で複数具体的には四つの係止爪(係止部)23となっている。
【0015】
ケース部材17は、開口側の内径部にメネジ部25が形成されており、底部26の中央に軸線方向沿う貫通穴27が形成されている。このケース部材17は、そのメネジ部25を係止部材16のオネジ部19に螺合させることで係止部材16と一体化されて本体部12を構成する。
【0016】
スライダ13は、円柱棒状のスライダ本体30と操作部31と二つのナット32とを有している。
【0017】
スライダ本体30は、軸線方向における一端側の外径部にオネジ部34が形成されており、他端側の外径部に、端部ほど径が大きくなるテーパ面(傾斜面)35を外径側に有するテーパ部36が形成されている。このスライダ本体30は、テーパ部36を除く部分が係止部材16の内側に挿通可能とされており、オネジ部34側を先頭にして円筒部20側からケース部材17を取り付ける前の係止部材16に挿入される。
【0018】
ここで、このように係止部材16に一部挿入された状態のスライダ本体30は、テーパ部36を係止部材16の方向に移動させるように軸線方向にスライドすることでテーパ部36のテーパ面35に係止部材16の係止爪23を載り上げさせ、その結果、係止爪23を半径方向外方に押圧する。このようにして、係止爪23は外径が大きくなるように開作動することになる。スライダ本体30は、この状態から逆に、テーパ部36を係止部材16から離間する方向に移動させるようにスライドすることでテーパ部36のテーパ面35への係止爪23の載り上げを解除し、その結果、係止爪23の半径方向外方への押圧を解除する。すると、係止爪23は自らの復元力で外径が小さくなるように閉作動することになる。
【0019】
二つのナット32は、上記のように係止部材16に挿入された後に突出するスライダ本体30のオネジ部34に螺合されるもので、スライダ本体30を内側に挿通させるようにしてコイルスプリング14を配設した後に、オネジ部34に螺合されることで係止部材16との間でコイルスプリング14を保持する。これらナット32はスライダ本体30への螺合後に本体部12のケース部材17で覆われることになり、ケース部材17の貫通穴27よりも大きな幅を有している。
【0020】
そして、上記のようにコイルスプリング14をナット32と係止部材16とにより保持した状態で、ナット32から突出するスライダ本体30のオネジ部34を貫通穴27に挿通させるようにしてケース部材17をナット32およびコイルスプリング14に被せ、このケース部材17のメネジ部25を係止部材16のオネジ部19に螺合させる。ここで、ナット32の位置は、コイルスプリング14の付勢力でケース部材17に当接するときに、スライダ本体30のテーパ面35で係止爪23を開作動させる位置に設定されている。
【0021】
操作部31は、略有底円筒状をなすとともに底側に半径方向外方に突出するフランジ部38が形成された形状をなしており、フランジ部38に対し反対側の内径側に形成されたメネジ部39を、ケース部材17から突出するスライダ本体30のオネジ部34に螺合させる。
【0022】
ここで、係止爪23の当接部21は、上記のように開作動したときに円筒状のノックピン40の内径よりも大径となり、閉作動したときには円筒状のノックピン40の内径よりも小径となるように設定されている。
【0023】
以上により、係止爪23は、円筒状のノックピン40に挿入された後に開作動することでその当接部21においてノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となり、しかも、係止部23に対し非回転でスライド可能なスライダ13のスライドに連動して開作動および閉作動することになる。加えて、スライダ13にはそのスライド方向に対し傾斜することによりそのスライドで係止爪23を開作動させるテーパ面35が形成されている。さらに、コイルスプリング14は、スライダ13を係止爪23が開作動する方向に付勢する。なお、係止爪23に対するスライダ13の非回転でのスライドに連動して係止爪23を開閉させることができれば、テーパ面35は、スライダ13および係止爪23のいずれか一方に設けても両方に設けても良い。また円錐状のテーパ面でなく傾斜平面であっても良い。
【0024】
以上のような構成のノックピン引抜装置11の作動を、支持台車等の平面状の盤面41に貫通形成されたノックピン穴42に打ち込まれた円筒状のノックピン40を引き抜く場合を例にとり説明する。
【0025】
作業者は、片手の親指を除く4本の指でノックピン引抜装置11の本体部12を握りながら、同じ手の親指でスライダ13の操作部31を本体部12の方向に押圧する。すると、スライダ13がスプリング14の付勢力に抗して軸線方向一側に非回転でスライドして、テーパ部36のテーパ面35への係止爪23の載り上げを解除し、その結果、係止爪23の半径方向外方への押圧を解除する。すると、係止爪23は自らの復元力で外径が縮径するように閉作動することになる。
【0026】
この状態で、作業者は、図3に示すように、ノックピン引抜装置11のテーパ部36側をノックピン40の内径側に挿通させ、当接部21がノックピン40から完全に突出する位置で止める。
【0027】
次に、作業者は親指による操作部31への押圧を解除する。すると、コイルスプリング14の付勢力で、スライダ13が軸線方向逆側にスライドして、図4に示すように、テーパ部36のテーパ面35に係止部材16の係止爪23を載り上げさせ、その結果、係止爪23を半径方向外方に押圧する。このようにして、係止爪23は外径が拡径するように開作動しその当接部21の外径をノックピン40の内径よりも大きくする。
【0028】
この状態で、作業者が本体部12を握ったまま操作部31の方向すなわちノックピン40の引抜方向に引くことで、係止爪23の当接部21がノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接し、これを引抜方向に移動させてノックピン穴42から引き抜く。
【0029】
そして、作業者は、再び親指でスライダ13の操作部31を本体部12の方向に押圧することで、係止爪23を閉作動させて、ノックピン40を係止爪23から取り外す。
【0030】
以上に述べたように、本実施形態のノックピン引抜装置11によれば、ノックピン40に係止爪23を挿入させた後に、スライダ13をスライドさせると、係止爪23が開作動してノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能となる。この状態で係止爪23を含む本体部12をスライダ13とともにノックピン40の引き抜き方向に移動させることでノックピン40が後端側の端面40aを係止爪23で押されることによりノックピン穴42から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピン40を引き抜くことができる。したがって、ネジの螺合等の面倒な作業が不要で使い勝手が良好となる。しかも、ノックピン穴42に埋没してしまった場合でもノックピン40を簡単に引き抜くことができ、そのためにノックピン40の内径側にネジを形成しておく必要もないため、ノックピン42の製造コストを低減することができる。
【0031】
また、テーパ面35を利用してスライダ13のスライドで係止爪23を開作動させるため、簡素な構成でスライダ13のスライド作動を係止爪23の開作動に変換することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
【0032】
さらに、コイルスプリング14の付勢力に抗してスライダ13をスライドさせた状態でノックピン40に係止爪23を挿入させた後に、スライダ13への入力をやめるとスライダ13がコイルスプリング14の付勢力で、係止爪23を開作動させてノックピン40の引抜方向後側の端面40aに当接可能とする。このように、ノックピン40を引き抜く際にはコイルスプリング14の付勢力で係止爪23の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、さらに使い勝手が良好となる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のノックピン引抜装置によれば、ノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダをスライドさせると、係止部が開作動してノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能となる。この状態で係止部およびスライダをノックピンの引き抜き方向に移動させることでノックピンが後端側の端面を係止部で押されることによりノックピン穴から引き抜かれる。このような簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、ネジの螺合等の面倒な作業が不要で使い勝手が良好となる。しかも、ノックピン穴に埋没してしまった場合でもノックピンを簡単に引き抜くことができ、そのためにノックピンの内径側にネジを形成しておく必要もないため、ノックピンの製造コストを低減することができる。
【0034】
本発明の請求項2記載のノックピン引抜装置によれば、傾斜面を利用してスライダのスライドで係止部を開作動させるため、簡素な構成でスライダのスライド作動を係止部の開作動に変換することができる。したがって、製造コストを低減することができる。
【0035】
本発明の請求項3記載のノックピン引抜装置によれば、付勢部材の付勢力に抗してスライダをスライドさせた状態でノックピンに係止部を挿入させた後に、スライダへの入力をやめるとスライダが付勢部材の付勢力で、係止部を開作動させてノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能とする。このように、ノックピンを引き抜く際には付勢部材の付勢力で係止部の開作動状態が維持されているため、さらに簡単な作業でノックピンを引き抜くことができる。したがって、さらに使い勝手が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す一部を断面とした斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す側断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す閉作動時の係止爪等を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施形態のノックピン引抜装置を示す開作動時の係止爪等を示す側断面図である。
【符号の説明】
11 ノックピン引抜装置
13 スライダ
14 コイルスプリング(付勢部材)
23 係止爪(係止部)
35 テーパ面(傾斜面)
40 ノックピン
40a 端面
Claims (3)
- 円筒状のノックピンに挿入された後に開作動することで該ノックピンの引抜方向後側の端面に当接可能となる係止部と、該係止部に対しスライド可能なスライダとを有し、該スライダのスライドに連動して前記係止部を開作動させることを特徴とするノックピン引抜装置。
- 前記係止部および前記スライダの少なくともいずれか一方には、前記スライダのスライド方向に対し傾斜することにより前記スライダのスライドで前記係止部を開作動させる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のノックピン引抜装置。
- 前記スライダを前記係止部が開作動する方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のノックピン引抜装置。
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