JP3171841U - 塗装用ローラハンドルの長柄連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗装用ローラハンドル1に長柄2をワンタッチで連結できる長柄連結具を提供する。【解決手段】第1ピース9とこの第1ピースの挿入を受ける第2ピース10とからなる連結具3を介して塗装用ローラハンドルと長柄を着脱自在に連結するために、第1ピース9を長柄にねじ込み連結し、第2ピース10を塗装用ローラハンドルにねじ込み連結する。第1ピース9に径方向に段差を持つ第1の係合部13aを形成し、第2ピース10に先端に前記第1の係合部と係合する第2の係合部17を有する複数の弾性短冊片15を円錐配列をなすように一体に形成し、環状係脱部材19をこれら弾性短冊片15の円錐区域を取り巻いて軸方向移動可能に配置する。この係脱部材の軸方向移動により弾性短冊片15の円錐配列の径を拡げ又は縮小させて前記両係合部間の係合とその解除を行う。【選択図】図1

Description

本考案は、塗装用ローラハンドルと長柄との間を着脱自在に連結するための、塗装用ローラハンドルの長柄連結具に関する。
建物の壁面を塗り塗装する器具の一種に塗装用ローラハンドルがある。これは概ねレ字状に屈曲した金属製ハンドルの一端側に塗料を含浸させるローラを回転自在に設け、他端側に握り部を設けた器具である。使用では、ローラに塗料を含浸させ、握り部を持ってローラを壁面に押し当てこれを転がしながら上下左右に移動させて塗料を塗る。
壁面の高いところを塗る場合は、予め用意してある長さの異なる複数本の長柄の中から適切な長さの1本を選び出し、これを塗装用ローラハンドルの握り部の末端にねじ込みにより継ぎ足して塗り作業を行う。なお、塗装用ローラハンドルの長さ調節手段として、上記のような複数種類の長柄を選択的に継ぎ足す代わりに、ハンドルの握り部分をテレスコープ構造にして長さ調節する構成のものが特許文献1に開示されている。
特開2006−297320号
上記のように長柄を継ぎ足す手段として、握り部の末端部内にねじ穴を形成し、長柄の端部にそのねじ穴にねじ込む雄ねじ軸部を形成した構成になっており、継ぎ足しをねじ込みよって行う。しかしながら、このようなねじ込み構造では、塗装作業中に塗料で手の平がヌルヌルになった滑りやすい状態で握り部、或いは長柄を握ってねじ込み、ねじり外し作業をしなければならず、しかも手が滑るにもかかわらず締め付けを強くする必要があることから長柄の交換作業に時間がかかっていた。特に、壁面が高く狭い場所での塗装では長柄の長さを頻繁に換えねばならず、作業能率の低下をもたらす問題があった。
本考案の目的は、長柄の交換を迅速に行うことができて塗装作業の能率向上を図ることができ、且つ、既存のローラハンドル及び長柄をそのまま使用できる経済的に有利な塗装用ローラハンドルの長柄連結具を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案による塗装用ローラハンドルの長柄連結具は、ローラを回転自在に支持する軸部及び握り部を有しこの握り部の端部にねじ山を形成してなる塗装用ローラハンドルと、前記握り部側のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する長柄との間を着脱可能に連結するためのものであって、この連結具を前記握り部のねじ山と前記長柄のねじ山とのうちの一方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する第1ピースと、他方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する第2ピースと、係脱操作部材とで構成する。
前記第1ピースには、そのねじ山と同軸をなすように軸方向に突出する挿入軸部と、この挿入軸部を取り巻く環状壁部と、この環状壁部の内周に径方向に段差を持つ第1の係合部とを形成する。前記第2ピースには、そのねじ山と同軸をなすように前記第1ピースの挿入軸部が挿入される受け筒部と、この受け筒部を取り巻き外周面が円錐状をなすように配列された複数の弾性を有する短冊片と、これら各短冊片に前記第1の係合部と係合して前記受け筒部からの前記挿入軸部の抜けを阻止するために径方向に段差を持つ第2の係合部とを形成する。
前記係脱操作部材は、環状に形成されて前記短冊片の円錐状部分を取り巻き且つ軸方向移動操作可能に配置されその移動により前記短冊片をその弾性力に抗して縮径変形させそれによって前記第2の係合部を前記第1の係合部と係合から外すように構成する。
本考案の塗装用ローラハンドルの長柄連結具を用いて長柄を塗装用ローラハンドルに連結したりその連結を外したりするには、予め第1及び第2ピースのうちの一方を塗装用ローラハンドルの握り部にねじ込んでおき、他方を長柄にねじ込んでおく。連結するときは、係脱操作部材を一方の手で一方向に移動させた状態で、他方の手で第1ピースの挿入軸部を第2ピースの受け筒部に挿入するだけでよい。連結を外すときは、係脱操作部材を前記短冊片の円錐状部分に摺動させながら他方向に移動させ、第2ピースの受け筒部から第1ピースの挿入軸部を抜き去るだけでよい。連結及びその外し操作は、ねじ込み作業要さずに単に抜き挿しのワンタッチ操作でよいので長柄の交換作業がきわめて容易である。
また、長柄連結のために塗装用ローラハンドル及び長柄に従来から予め形成されているねじ山をそのまま利用して第1及び第2ピースを取り付ければよく、新たに準備するのはこれら両ピースにのみであって、既存の塗装用ローラハンドルの及び長柄をそのまま利用できるから経済的に有利である。
本考案の第1の実施例の連結具を示す一部縦断側面図 図1の連結具を一部断面で示す分解側面図 第1実施例の塗装用ローラハンドルと連結具と長柄の組合せを示す側面図 図3の一部の拡大図 本考案の第2の実施例を一部断面で示す縦断側面図 図5に示す第2ピースの部分断面図 第2実施例の変形例をしめす主要部の縦断面図 実施例を一部縦断面で示す側面図 第3実施例の第1及び第2ピースの主要部の斜視図 第4実施例示す縦断側面図 第4実施例における第1及び第2ピースの主要部の斜視図
<第1の実施例>
以下、本考案の第1の実施例を図1〜図4を参照して説明する。
図3に、塗装用ローラハンドル1、長さの異なる3本の長柄2及びこれら長柄2の各々と前記塗装用ローラハンドル1との間をワンタッチで着脱自在に連結する本考案による連結具3を示している。図4に示すように、塗装用ローラハンドル1は、従来品と同様に金属棒製のハンドル本体4の一端側の軸部4aに塗料を含浸するローラ5を着脱自在且つ回転可能に備え、他端側には樹脂製の円柱状握り部材(握り部)6を備え、且つこの握り部材6の末端部内に従来品同様にねじ山すなわちねじ穴7が形成しある。長柄2は、従来品同じく一端側にねじ山として雄ねじを切ったねじ軸部8を有し、連結具3を使用しないで前記塗装用ローラハンドル1と連結するときにそのねじ軸部8を前記握り部材6のねじ穴7にねじ込んで連結することができるようになっている。
図1及び図2に前記連結具3を示している。この連結具3は、プラスチックの一体成型品である第1ピース9及び第2ピース10とからなる。両ピースが互いにワンタッチで着脱できるように、第1ピース9に円柱状の挿入軸部11を有し、第2ピース10には第1ピース9の挿入軸部11を抜き挿し可能に受け入れる受け筒部12を有する。前記第1ピース9にその前記挿入軸部11を取り巻く環状壁部13を形成し、この環状壁部13の開口縁内周に径方向に段差を有する第1の係合部13aを形成する。この第1の係合部13aは先端から後方に向け次第に立ち上がる傾斜面を持ったかぎ状をなす。第1ピース9の前記第1の係合部13aの形成位置とは反対側に前記長柄2のねじ軸部8をねじ込むねじ穴(ねじ山)14を形成する。
前記第2ピース10に複数の短冊片15を前記受け筒部12から末広がり状に延長させることにより、これらが結果として円錐状の外周面を持つように配列される。これら短冊片15はプラスチックの一体成型品であることから径方向に弾性変形可能である。ここで詳細な図示を省略しているが、各短冊片15は半径方向に弾性変形が容易であるように樋状ではなく平板状をなす。各短冊片15の円錐状区域の頂部から立ち下がる段部16を隔てた先端部分に前記第1の係合部13aと係合する第2の係合部17を形成する。この第2の係合部17は先端から後方に向かい次第に立ち上がる傾斜面を持ったかぎ状をなす。ここで、第2の係合部17の配列口径は短冊片15が弾性変形していない自然状態にあるときに第1の係合部13aと係合する値になっている。第2ピース10の受け筒部12とは反対側に前記塗装用ローラハンドル1の握り部6に有するねじ穴7にねじ込むためのねじ軸(ねじ山)18を形成する。前記第2の係合部17を第1の係合部13aとの係合を解除するための環状の係脱操作部材19を前記短冊片15の傾斜区域の一部を取り巻くように配置する。
この係脱操作部材19は、前記短冊片15の円錐状区域上をその先端に向け摺動させることにより、各短冊片15がその配列径を縮小させる方向に弾性変形させ、前記第2の係合部17を第1の係合部13aとの係合を解くためのものであるから、それに適合する内径を持つ。
なお、受け筒部12の外周に形成したリング状突起20は係脱操作部材19の外れを防止するストパーであり、また、スプリング21は第1及び第2の係合部13a、17間が図1に示す係合状態にあるとき両ピース9,10が軸方向にガタ付くのを防止するためのもので前記段部16内に配置する。連結の準備として、第2ピース10を塗装用ローラハンドル1に予め連結しておき、第1ピース9を長柄2の本数分用意して夫々を予め各長柄2に連結しておく。
塗装用ローラハンドル1に継柄2を連結するには、継柄2に連結された第1ピース9の挿入軸部11を第2ピース10の受け筒部12内に挿入、いわゆる差し込むだけでよい。この挿入過程では、第1ピース9の第1の係合部13aの傾斜面が第2ピース10の短冊片15の先端である第2の係合部17の傾斜面を摺動し、これにより各短冊片15が配列径を縮小させる方向に弾性変形して後、その弾性復元力で広がり第2の係合部17が第1の係合部13aに係合する。こうして連結状態が完成する。この連結状態では、前記スプリン21が前記第1の係合部13aの先端と短冊片15の立ち下がり面との間に軸方向離反力及ぼし、両ピース9、10間のガタ付きを防止する。
この連結を解除するには、係脱操作部材19を前記短冊片15の円錐状区域上をその先端に向け(図1の矢印方向に向け)摺動させるだけでよい。すなわち、この係脱操作部材19の摺動により各短冊片15がその配列径を縮小させる方向に弾性変形され、前記第2の係合部17が第1の係合部13aとの係合から外れるので、この状態で挿入軸部11を受け筒部12から抜き去ればよい。
このように、塗装用ローラハンドル1に長柄2を継ぎ足す作業は、この連結具3を用いると第1ピース9と第2ピース10との相対的な抜き挿し操作のみですみ、従来のねじ込みに比べ操作が迅速になり、塗装作業能率が向上する。また、塗装用ローラハンドル1の握り部材6及び長柄2にこれらを互いに連結可能にするために元々設けられているねじ穴14及びねじ軸部18をそのまま利用して第1及び第2ピース9、10を取り付ける構成であるから、新たに準備すべき部材がこれら両ピース9、10のみでよく、経済的に有利である。
なお、第1ピース9のねじ穴14、挿入軸部11、及び第1の係合部13aの相対位置関係は同一軸上にあればよく、同心位置関係であってもよい。第2ピース10においてもその受け筒部12、弾性短冊片15及びねじ軸部18の相対位置関係は同一軸上にあればよく、同心位置関係であってもよい。また、各ピースの形状を円筒状に構成しているが角筒状に構成してもよく、更に、上記例では第1ピース9を長柄2に連結し第2ピース10を塗装用ローラハンドル1に連結する構成であるが、これらの関係は逆であってもよい。この場合、ねじ穴14及びねじ軸部18の形成対象も当然逆になる。
<第2実施例>
第2実施例について図1と同一部分に同一符号を付して示す図5及び図6を参照して説明する。連結具30は、プラスチックの一体成型品である第1ピース31及び第2ピース32とからなる。第1ピース31に円柱状の挿入軸部33を有し、第2ピース32には第1ピース31の挿入軸部33を抜き挿し可能に受け入れる受け筒部34を有する。前記第1ピース31にその挿入軸部33の先端から後方に所定寸法隔てた位置に径方向に段差を持つ環状突起を第1の係合部35として形成する。前記第2ピース32に複数の短冊片36を図6のように前記受け筒部34から末広がり状に延長させることにより、これらが結果として円錐状の外周面を持つように配列される。
これら短冊片36はプラスチックの一体成型品であることから径方向に弾性変形可能である。各短冊片36の先端に前記第1の係合部35と係合する軸直角面を持った第2の係合部37を形成する。ここで軸直角面とは厳密な意味での直角である必要はない。各短冊片36の外周中先端寄りに凹凸例えば径方向に窪む凹部38を形成する。前記第2の係合部37を第1の係合部35に係合させるために環状の係脱操作部材39を前記短冊片36の円錐状区域の一部を取り巻くように配置する。
この係脱操作部材39は、前記短冊片36の円錐状区域上をその先端に向け摺動させると、各短冊片36がその配列径を縮小させる方向に弾性変形され、前記第2の係合部37を第1の係合部37に係合させるものであるからこれに適合する内径を持つ。スプリング40は第1及び第2の係合部35、37間が図5に示す係合状態にあるとき両ピース31、32間が軸方向にガタ付くのを防止するためのもので、前記受け筒部34内に配置する。
塗装用ローラハンドル1に継柄2を連結するには、第1ピース31の挿入軸部33を第2ピース32の受け筒部34内に挿入し、係脱操作部材39を各短冊片36の凹部38に嵌るまで移動操作するだけでよい。この係脱操作部材39の凹部38までの移動過程で係脱操作部材19との摺動により各短冊片36がその配列径を縮小させる方向に弾性変形され、前記第2の係合部37が第1の係合部35に係合し、第1ピース31が第2ピース32からの抜けが阻止された連結状態となる。
このような連結状態は係脱操作部材39が各短冊片36の凹部38に落ち込んだ係合状態により保持される。このような連結を解除するには、係脱操作部材39を指で前述とは反対方向に強制的に移動させればよい。すなわちこの強制的な移動力により係脱操作部材39が凹部38から脱出して各短冊片36が自らの弾性力により円錐状に復元して第2の係合部37が第1の係合部35から外れるので、この状態で挿入軸部33を受け筒部34から抜き去ればよい。
なお、図7に変形例として示すように、短冊片36に設けた凹部38をストッパー用突起41に代えてもよい。ストッパー用突起41に代えた場合、係脱操作部材39は短冊片36の先端方向にストッパー用突起41を乗り越えて移動された後、その戻り移動がこの突起41により阻止され、第1の係合部35と第2の係合部37との係合状態を保持することになる。
<第3実施例>
図8及び図9を参照して第4実施例を説明する。尚、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。連結具50を第1ピース51と第2ピース52とで構成し、第1ピース51のねじ軸18とは反対側の端部に円柱状の挿入軸部53を形成し、第2ピース52のねじ穴14とは反対側の端部に挿入軸部53が挿入される円筒状の受け筒部54を形成する。第1ピース51の挿入軸部53にその軸方向と交差する方向に突出する係合突起55を設ける。前記第2ピース52の受け筒部54の周壁に、その筒部54の先端部に開口され軸方向に延びる案内溝56とこの案内溝56の終端付近から周方向に延びる円弧溝57及びこの円弧溝57の終端近傍から前記案内溝56とは反対方向に延びる係合溝58を形成する。更に、前記第2ピース52の受け筒部54の内部に、挿入による連結状態の両ピース51及び52間に弾発力を及ぼすばね部材例えばコイルばね59を収容する。
この連結具50を用いて塗装用ローラハンドル1に長柄2を継ぎ足すには、第1ピース51を第2ピース52に挿入し、第1ピース51を180度に満たない僅かな角度ねじるだけでよい。すなわち、第1ピース51を塗装用ローラハンドル1に連結し第2ピース52を長柄2に連結した状態で、第1ピース51の係合突起55を案内溝56に侵入させるようにして挿入軸部53を第2ピース52の受け筒部54に挿入し、続いて係合突起55が円弧溝57を通過して係合溝58の入り口に付き当るまでねじり、手の力を緩める。すると第1ピース51がコイルばね59の弾発力を受けてその係合突起55が係合溝58内に押し出され、第2ピース52から抜けない係合状態が維持される。連結を解く場合はこの操作と逆の操作をすればよい。なお、この第4実施例において、コイルばね59は第2ピース52ではなく第1ピース51側に取り付けてもよい。また、上記とは逆に第1ピース51を長柄2に、第2ピース52を塗装用ローラハンドル1に取り付ける構成であってもよい。
<第4実施例>
図10及び図11を参照して第4実施例を説明する。尚、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。連結具60は、プラスチックの一体成型品である第1ピース61と第2ピース62とからなる。第1ピース61に前記ねじ穴14とは反対側に延びる略半月円筒状の挿入軸部63を有し、第2ピース62にはそのねじ軸18とは反対側に延びる略半月円筒状の受け筒部64を有する。この受け筒部64は第1ピース61の挿入軸部63を抜き挿し可能にその外周側に受け入れる。
この受け筒部64の平坦区域にコ字状切り込み溝65により画定された短冊片66を片持ち梁に形成し、この短冊片66の自由端から適宜距離離れた位置に半球状の係合突起67を、自由端側に指当て突起68を夫々一体に形成する。この短冊片66はその成形材料がもつ性質により半径方向に弾性力を有する。前記第1ピース61の挿入軸部63の平坦部には、この挿入軸部61を図10に示すように前記第2ピース62の受け筒部64に挿入した状態で前記係合突起67と嵌り合う円形の被係合孔69を形成する。この被係合孔69はこれに前記係合突起67が嵌る形状であればよいので、丸天井形状もこの「孔」の概念に属する。係合突起67は半球状であることから軸方向前後面が傾斜面を持つことになる。従って、被係合孔69を角孔とし、これに応じて係合突起67を略三角形のブロック状であってもよい。
この連結具60を用いて塗装用ローラハンドル1に長柄2を継ぎ足すには、第1ピース61を第2ピース62に挿入するだけの簡単な操作でよい。すなわち、挿入軸部63を受け筒部64にその外周に嵌めるように挿入し、その挿入抵抗が一瞬強く感じたところで挿入移動を止める。その挿入途中で係合突起67は、挿入軸部63の先端に当接してその球状傾斜面により短冊片66の図10に二点鎖線で示すように内方に弾性変形させながら挿入軸部63の内周面と摺動し、被係合孔69と合致したところで被係合孔69内に短冊片66の復元力により嵌合すなわち係合する。
この係合が完了したところで挿入軸部に受ける挿入抵抗が最大となるので、この抵抗変化により係合完了を感じ、それ以上の挿入が不要であることを知る。こうして、第1ピース61と第2ピース62とが連結状態になる。この係合突起67と被係合孔69との嵌合状態では、係合突起67が半球状をなすことから円形の被係合孔69の内周面に密に嵌り、両ピース間が軸方向にガタ付きのない状態に連結される。連結を外すときは、指当て突起68を指で受け筒部64の内方に押す。これにより短冊片66が内方に弾性変形して係合突起67が被係合孔69から離脱するので、挿入軸部63を受け筒部64から抜き去ることができる。
なお、上記の例では短冊片66の自由端に指当て突起68をわざわざ設けているが、自由端自体に指を当てることができればよいので、その自由端部分自体を指当て部とし突起を省略してもよい。
1:塗装用ローラハンドル 2:長柄 4a:軸部 5:ローラ 3,30,50,60:連結具 14,18:ねじ山 9,31,51,61:第1ピース 10,32,52,62:第2ピース 11,33,53,63:挿入軸部: 12,34,54,64:受け筒部 13a,45:第1の係合部 17,37:第2の係合部 19,39:係脱操作部材 15,36,66:短冊片 38:凹部 41:ストッパー用突起 55:係合突起 56:案内溝 57:円弧溝 58:係合溝 67:係合突起 69:被係合孔

Claims (6)

  1. ローラを回転自在に支持する軸部及び握り部を有しこの握り部の端部にねじ山を形成してなる塗装用ローラハンドルと、前記握り部側のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する長柄との間を着脱可能に連結するための連結具であって、
    この連結具を前記握り部のねじ山と前記長柄のねじ山とのうちの一方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する第1ピースと、他方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する第2ピースと、係脱操作部材とで構成し、
    前記第1ピースには、そのねじ山と同軸をなすように軸方向に突出する挿入軸部と、この挿入軸部を取り巻く環状壁部と、この環状壁部の内周に径方向に段差を持つ第1の係合部とが形成され、
    前記第2ピースには、そのねじ山と同軸をなすように前記第1ピースの挿入軸部が挿入される受け筒部と、この受け筒部から延長され外周面が円錐状をなすように配列された複数の弾性を有する短冊片と、これら各短冊片に前記第1の係合部と係合して前記受け筒部からの前記挿入軸部の抜けを阻止するために径方向に段差を持つ第2の係合部とが形成され、
    前記係脱操作部材は、環状に形成されて前記短冊片の円錐状部分を取り巻き且つ軸方向移動操作可能に配置されその移動により前記短冊片をその弾性力に抗して縮径変形させそれによって前記第2の係合部を前記第1の係合部と係合から外すように構成されていること、
    を特徴とする塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
  2. 前記挿入軸部が前記第1ピースに代え前記第2ピース側に設けられ、受け筒部が前記第2ピースに代え前記第1ピース側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
  3. ローラを回転自在に支持する軸部及び握り部を有しこの握り部の端部にねじ山を形成してなる塗装用ローラハンドルと、前記握り部側のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する長柄との間を着脱可能に連結するための連結具であって、
    この連結具を前記握り部のねじ山と前記長柄のねじ山とのうちの一方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する第1ピースと、他方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する第2ピースと、係脱操作部材とで構成し、
    前記第1ピースには、そのねじ山と同軸をなすように軸方向に突出する挿入軸部と、この挿入軸部を取り巻く環状壁部と、この環状壁部の内周に径方向に段差を持つ第1の係合部とが形成され、
    前記第2ピースには、そのねじ山と同軸をなすように前記第1ピースの挿入軸部が挿入される受け筒部と、この受け筒部から延長され円錐状をなす末広がりに配列された複数の弾性を有する短冊片と、これら各短冊片に前記第1の係合部と係合して前記受け筒部からの前記挿入軸部の抜けを阻止するために径方向に段差を持つ第2の係合部と、前記短冊片の外周に形成されたストッパー用突起とを有し、
    前記係脱操作部材は、環状に形成されて前記短冊片の円錐状部分を取り巻き且つ軸方向移動操作可能に配置され前記ストッパー用突起を前記短冊片の弾性変形を伴って乗り越える移動により前記短冊片をその弾性力に抗して縮径変形させそれによって前記第2の係合部を前記第1の係合部に係合させるように構成されていること、
    を特徴とする塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
  4. 前記挿入軸部が前記第1ピースに代え前記第2ピース側に設けられ、受け筒部が前記第2ピースに代え前記第1ピース側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
  5. ローラを回転自在に支持する軸部及び握り部を有しこの握り部の端部にねじ山を形成してなる塗装用ローラハンドルと、前記握り部のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する長柄との間を着脱脱可能に連結するための連結具であって、
    この連結具を前記握り部のねじ山と前記長柄のねじ山とのうちの一方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する第1ピースと他方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する第2ピースとで構成し、
    前記第1ピースに挿入軸部及びこの挿入軸部にその軸方向と交差する方向に突出する係合突起を形成し、前記第2ピースに前記挿入軸部が挿入される受け筒部を形成しこの受け筒部の周壁に前記係合突起が夫々通過可能な軸方向に延びる案内溝及びこの案内溝の終端付近から周方向に延びる円弧溝を形成し、更にこの円弧溝の終端近傍から前記案内溝とは反対方向に延びる前記係合突起と係合可能な係合溝を形成し、
    前記第1ピースと第2ピースとのうち一方に前記係合突起と前記係合溝との係合状態を維持する方向に前記両ピース間に弾発力を及ぼすばね部材を設けてなる塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
  6. ローラを回転自在に支持する軸部及び握り部を有しこの握り部の端部にねじ山を形成してなる塗装用ローラハンドルと、前記握り部のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する長柄との間を着脱脱可能に連結するための連結具であって、
    この連結具を前記握り部のねじ山と前記長柄のねじ山とのうちの一方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を端部に有する第1ピースと他方のねじ山とのねじ込みが可能なねじ山を有する第2ピースとで構成し、これら第1ピース及び第2ピースをプラスチックによる一体成型品とし、
    前記第1ピースには、そのねじ山の形成位置とは反対側に延びる筒状の挿入軸部とこの挿入軸部の外周の所定位置に被係合孔とを形成し、
    前記第2ピース62には、そのねじ山の位置とは反対側に前記受け筒部の周壁の一部に切り込溝により画定された弾性変形可能な短冊片とこの短冊片の自由端から所定距離離れた位置に形成され軸方向前後面が傾斜形状をなす係合突起とを前記受け筒部との一体成形により形成し、
    前記挿入軸部を前記受け筒部への挿入状態で前記短冊片の前記係合突起が前記第1ピースの前記被係合孔に嵌合することを特徴とする塗装用ローラハンドルの長柄連結具。
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