JP2004058236A - スパイラルチューブ作製装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】硬質棒材Rが挿通されているチューブTを、ガイド部11と基板部10に取着された切断刃13とにより挟持する切断部材C及び硬質棒材を案内するガイド部3、4を有する基台部材Fとにより構成されているスパイラルチューブ作製装置に関するものである。
【効果】硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び硬質棒材を案内するガイド部を有する基台部材とにより構成したので、スパイラルチューブ作製装置を、携帯可能に小型化することができ、従って、作業現場で、スパイラルチューブを容易に、且つ、迅速に作製することができる。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟質合成樹脂やゴム等の軟質材で成形されたチューブを螺旋状に切断して、スパイラルチューブを作製するためのスパイラルチューブ作製装置に関するものである。スパイラルチューブは、光心線に過度の屈曲力が加わって、光信号の伝送ロスが生じたり、或いは、光心線の損傷を防止するために、外被が剥がされた複数本の光心線に巻き付けて使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、軟質合成樹脂やゴム等の軟質材で成形されたチューブに、金属棒等の硬質棒材を挿通し、このように、チューブに挿通された硬質棒材を、工作機械、例えば、ボール盤や旋盤のチャックに把持し、その後、カッターを、硬質棒材が挿通されたチューブに当接するとともに、カッターを、硬質棒材の軸線方向に送ることにより、スパイラルチューブを作製するようにしたスパイラルチューブ作製装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のスパイラルチューブ作製装置は、大がかりな装置であり、通常は、工場等に設置して、チューブからスパイラルチューブを作製し、作製されたスパイラルチューブを、光コードや光心線の配設場所や配線替え等の作業現場に持っていって使用する。ところで、スパイラルチューブを使い果たした場合等において、作業現場で、スパイラルチューブを作製する必要が生じた場合には、従来、小型で持ち運びが可能な適当なスパイラルチューブ作製装置が存在していなかったために、作業現場でスパイラルチューブを作製することができなかった。
【0004】
本発明の目的は、作業現場でスパイラルチューブを作製することが可能な小型で持ち運びが可能なスパイラルチューブ作製装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、スパイラルチューブ作製装置を、硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び硬質棒材を案内するガイド部を有する基台部材とから構成したものであり、第2には、切断部材のガイド部に、チューブが挿通されている硬質棒材が挿入可能な凹部を形成したものであり、第3には、スパイラルチューブ作製装置を、硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び異なる外径を有する硬質棒材の先端部が挿通可能な複数の透孔が穿設された移動可能ガイド部材が配設された基台部材とから構成したものであり、第4には、切断部材のガイド部に、異なる外径を有する硬質棒材に対応して、内径の異なる複数の凹部を形成したものである。
【0006】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0007】
Fは、スパイラルチューブ作製装置の基台部材であり、基台部材Fは、略角柱状の基台1を有しており、基台1には、基台1の上面1aから下方に延在するとともに、基台1の長手方向に対して傾斜した傾斜溝2が形成されている。3は、基台1の一方の端面1b側に位置する一方の側面1cから、該側面1cに対して略垂直に突出している板状の第1ガイド部であり、第1ガイド部3には、上部に開口を有するガイドスロット3aが形成されている。4は、第1ガイド部3が突設されている側面1cから、該側面1cに対して略垂直に突出している板状の第2ガイド部であり、第2ガイド部4には、後述する硬質棒材が挿通可能な透孔4aが穿設されている。第1ガイド部3と第2ガイド部4とは、基台1の同じ側面1cに突設されているとともに、傾斜溝2を挟んで対向するように配設されている。
【0008】
第2ガイド部4側に位置する基台1の上面1aに形成された段部5の側面5aには、第1ガイド部3及び第2ガイド部4の突設方向と同じ方向に延在する剥離用突起5bが、基台1の側面1cに対して略垂直に突設されている。
【0009】
6は、第2ガイド部4と剥離用突起5bとの間に位置する基台1の側面1cに取着された略逆L字状の載置部材であり、載置部材6の水平部6aの上面には、第2ガイド部4に穿設された透孔4aに挿通された硬質棒材が載置されるように構成されている。また、載置部材6の水平部6aの上面と剥離用突起5bの下面との間には、第2ガイド部4に穿設された透孔4aに挿通された硬質棒材が挿通可能な間隙が形成されている。なお、7は、基台1の上面1aに形成された螺子孔である。
【0010】
Cは、切断部材であり、切断部材Cは、上述した基台1に形成された傾斜溝2に嵌入可能な板状の基板部10を有しており、基板部10の一方の端部には、指が挿入可能なリング部10aが形成されている。11は、上方に湾曲した形状を有する略角柱状のガイド部であり、基板部10とガイド部11とは、略中央部において、弾性変形可能な弾性連結部12を介して連結されている。
【0011】
基板部10の上面10bには、長手方向に沿ってスリットが形成されており、スリットには、刃先が上方に位置する細長い板状の切断刃13が挿着されている。また、基板部10の上面10bと対向するように配置されたガイド部11の下面11aには、半円柱状の凹部14が、1個或いは所定の間隔を置いて複数個形成されている。切断部材Cの基板部10を、基台部材Fの基台1に形成された傾斜溝2に嵌入した際に、凹部14の母線(軸線)L1方向が、第1ガイド部3に形成されたガイドスロット3aと第2ガイド部4に穿設された透孔4aとを結ぶ仮想線L2に略平行になるように構成されている。上述した基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12により、ガイド部11の凹部14が形成されている側が、切断刃13方向に付勢されるように構成されている。
【0012】
Hは、板状の取り付け部材であり、取り付け部材Hの一端には、階段状の段差部20が形成されている。また、取り付け部材Hには、段差部20方向に沿って細長溝21が形成されており、細長溝21の所定の深さの内周壁には、内周フランジ22が形成されている。本実施例には、4つの段部20a、20b、20c、20dを有する段差部20が示されている。なお、本実施例においては、段部は1個でもよい。
【0013】
次に、本発明のスパイラルチューブ作製装置を構成する基台部材F、切断部材C及び取り付け部材Hの組み立てについて説明する。
【0014】
切断部材Cの基板部10を、リング部10aと反対側に位置する基板部10の先端部が、ガイドスロット3aを有する第1ガイド部3側に位置するように、基台部材Fの基台1に形成された傾斜溝2に嵌入する。次いで、リング部10aと弾性連結部12との間に位置する基板部10の上面10bに、取り付け部材Hの段差部20を載置する。その後、取り付け部材Hの細長溝21に、ボルトB1を挿入するとともに、ボルトB1の先端部を、基台部材Fの基台1の上面1aに形成された螺子孔7に螺合させることにより、基台部材Fに、固定的に、切断部材Cを取り付ける。この際、ボルトB1の頭部b1は、取り付け部材Hの細長溝21に挿入され、ボルトB1の頭部b1が、細長溝21の内周壁に形成された内周フランジ22を押圧することにより、ボルトB1により、基台部材Fに、切断部材Cを取り付けるように構成されている。このようにして、図2や図3に示されているスパイラルチューブ作製装置が組み立てられることになる。
【0015】
次に、上述したようにして組み立てられたスパイラルチューブ作製装置の使用方法について説明する。
【0016】
先ず最初の準備作業として、軟質合成樹脂やゴム等の軟質材で成形されたチューブTの内径と略同じ外径を有する金属棒等の硬質棒材Rを、チューブTに挿通しておく。次いで、チューブTが挿通されている硬質棒材Rを、基台部材Fの第1ガイド部3に形成されたガイドスロット3aに挿入するとともに、切断部材Cのガイド部11のリング部10a側に位置する押圧先端部11’を押圧して、ガイド部11の凹部14が形成されている側と基板部10の上面10bに形成されたスリットに挿着されている切断刃13との間に、チューブTが挿通されている硬質棒材Rが挿入可能な大きな間隙を形成して、この間隙に、チューブTが挿通されている硬質棒材Rを挿通し、更に、硬質棒材RのチューブTが挿通されていない先端部分を、基台部材Fの載置部材6の水平部6aの上面に載置するとともに、剥離用突起5bの下面に当接或いは接近して配置させ、その後、硬質棒材RのチューブTが挿通されていない先端部分を、基台部材Fの第2ガイド部4に穿設された透孔4aに挿通する。その後、押圧先端部11’の押圧を解除して、硬質棒材Rに挿通されているチューブTの先端部t1を、ガイド部11の所定の凹部14に挿入するとともに、チューブTの先端部t1を、ガイド部11と切断刃13とで挟持するが、ガイド部11の凹部14が形成されている側は、基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12により、切断刃13方向に付勢されるているので、チューブTは、切断刃13に押し付けられることになる。この状態が、図4に示されている。
【0017】
次いで、基台部材Fの第1ガイド部3から外側に出ている、チューブTが挿通されている硬質棒材Rを、チューブTと一緒に手で持って、所定の方向に回転させるとともに第2ガイド部4方向に押すと、硬質棒材Rに挿通され、ガイド部11と切断刃13とで挟持されているチューブTは、切断刃13により螺旋状に切断され、スパイラルチューブTsが作製されることになる。チューブTが挿通されている硬質棒材Rを、所定の方向に回転させるとともに第2ガイド部4方向に押すことにより、スパイラルチューブTsは、硬質棒材Rと共に、第2ガイド部4方向に移動するが、この移動により、硬質棒材Rに巻き付いた状態のスパイラルチューブTsの先端部が、剥離用突起5bの先端面5b1に当接し、剥離用突起5bにより、硬質棒材Rから剥がされながら自重により、図5に示されているように、順次、垂れ下がることになる。このようにして、スパイラルチューブTsを作製し、所望の長さのスパイラルチューブTsが作製された時点で、スパイラルチューブTsを、鋏やカッター等の適当な刃物で切断する。
【0018】
なお、上述した実施例には、基台部材Fに、剥離用突起5bが突設された段部5及び略逆L字状の載置部材6が形成されている例が示されているが、硬質棒材Rの先端部は、第2ガイド部4に穿設された透孔4aに挿通され案内されているとともに、チューブTが挿通されている硬質棒材Rは、第1ガイド部3に形成されたガイドスロット3aに挿入され案内されるように構成されているので、載置部材6は必ずしも必要ではなく、省略することができるし、また、剥離用突起5bを省略しても、スパイラルチューブTsの先端部は、第2ガイド部4に当接し、その自重により垂れ下がるので、剥離用突起5bを省略することもできる。
【0019】
次に、図6〜図9を用いて、本発明のスパイラルチューブ作製装置の別の実施例について説明する。なお、切断部材C及び取り付け部材Hについては、上述した実施例と同じであるので、同じ符号を使用するとともに、その詳細な説明は省略する。従って、基台部材Fの上述した実施例と異なる構成部材についてのみ説明することとする。
【0020】
本実施例においては、上述した実施例において、基台部材Fの基台1に固定的に取着されている第2ガイド部4を、基台1に対して移動可能としたものである。
【0021】
本実施例の第2ガイド部(以下、移動可能第2ガイド部材と称し、符号4’を用いる。)は、方形状の板状部4bを有しており、板状部4bの一方の面4b1には、鳩尾型の所謂あり部4cが形成されており、また、上記の面4b1には、あり部4cに沿って、面4b1に対して略垂直にリブ4dが形成されており、リブ4dには透孔4d1が穿設されている。また、リブ4dを挟んで、あり部4cと反対側に位置する板状部4bには、上述した実施例における透孔4aに相当する透孔4a1、4a2、4a3、4a4が、適当数、リブ4dに沿って穿設されている。本実施例においては、4個の透孔4a1、4a2、4a3、4a4が穿設されており、下に行くに従って、孔径が小さくなっている。この透孔4a1、4a2、4a3、4a4は、それぞれ、外径の異なる硬質棒材Rに対応した孔径を有している。
【0022】
一方、基台1の第1ガイド部3が突設されている端面1bに対して反対側に位置する端面1dには、上述した移動可能第2ガイド部材4’に形成されたあり部4cが嵌合可能なあり溝1eが形成されている。また、基台1の側面1cのあり溝1e側端部には、あり溝1eに沿って、適当数の螺子孔1fが形成されている。本実施例においては、基台1の端面1dには、移動可能第2ガイド部材4’に形成された4個の透孔4a1、4a2、4a3、4a4に対応して、4個の螺子孔1fが形成されている。
【0023】
また、上述した実施例において説明したように、切断部材Cのガイド部11の下面11aには、半円柱状の凹部14が、1個或いは複数個形成されており、上述した実施例には、4個の凹部14が形成されている。便宜的に、ガイド部11の先端に近い方から順に、凹部14a、14b、14c、14dが形成されており、ガイド部11の先端に近いほど大きな内径を有している。
【0024】
板状の取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20には、図1等に示されているように、4つの段部20a、20b、20c、20dが形成されており、一番突出した段部20aの位置決め面(一番突出した段部20aに隣接する二番目に突出している段部20b側の側面)20a1が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、取り付け部材Hの細長溝21にボルトB1を挿入するとともに、ボルトB1を、基台部材Fの基台1の上面1aに形成された螺子孔7に螺合させることにより、基台部材Fに切断部材Cを取り付けた場合には、切断部材Cの凹部14が形成されたガイド部11が、基台部材Fの基台1の第1ガイド部3が突設されている側面1cから、一番引っ込んだ状態であり、この状態においては、ガイド部11の先端に位置する一番大きな内径を有する凹部14aと第1ガイド部3のガイドスロット3aとが、上記の側面1cに沿って位置するように構成されている。この状態が、図8に示されている。
【0025】
また、板状の取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20の二番目に突出している段部20bの位置決め面(二番目に突出している段部20bに隣接する三番目に突出している段部20c側の側面)20b1が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、上述したように、基台部材Fに切断部材Cを取り付けた場合には、ガイド部11の二番目に大きな内径を有する凹部14bと第1ガイド部3のガイドスロット3aとが、上述した側面1cに沿って位置するように構成されている。
【0026】
更に、板状の取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20の三番目に突出している段部20cの位置決め面(三番目に突出している段部20cに隣接する四番目に突出している段部20d側の側面)20c1が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、上述したように、基台部材Fに切断部材Cを取り付けた場合には、ガイド部11の三番目に大きな内径を有する凹部14bと第1ガイド部3のガイドスロット3aとが、上述した側面1cに沿って位置するように構成されている。
【0027】
更にまた、板状の取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20の四番目に突出している段部20dの位置決め面(四番目に突出している段部20dに隣接する段差部20の側面)20’が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、上述したように、基台部材Fに切断部材Cを取り付けた場合には、ガイド部11の四番目に大きな内径、即ち、一番小さな内径を有する凹部14dと第1ガイド部3のガイドスロット3aとが、上述した側面1cに沿って位置するように構成されている。
【0028】
基台部材Fの基台1の端面1dに形成されたあり溝1eに、移動可能第2ガイド部材4’に形成されたあり部4cを嵌合させることにより、基台1に、移動可能第2ガイド部材4’を取り付け、その後、移動可能第2ガイド部材4’のリブ4dに穿設された透孔4d1にボルトB2を挿通し、ボルトB2を、基台1の側面1cに形成された4個の螺子孔1fのうちの適当な螺子孔1fに螺合させることにより、基台1に対して、移動可能第2ガイド部材4’が移動しなうように取着する。このようにして、スパイラルチューブ作製装置が組み立てられることになる。
【0029】
次に、内径の異なるチューブTに挿通される、外径の異なる硬質棒材Rに対応した本発明のスパイラルチューブ作製装置の使用方法について説明する。
【0030】
一例として、一番大きな内径を有するチューブTから、スパイラルチューブTsを作製する場合について、図8を用いて説明する。
【0031】
先ず最初に、一番大きな内径を有するチューブTの内径に応じた外径を有する一番太い硬質棒材RにチューブTを挿通する。また、移動可能第2ガイド部材4’を、ボルトB2が取り外され移動可能な状態とした後、移動可能第2ガイド部材4’を、移動可能第2ガイド部材4’に形成された4個の透孔4a1、4a2、4a3、4a4のうち、一番上に位置する一番太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a1が、第1ガイド部3のガイドスロット3aに対向するように配置し、その後、移動可能第2ガイド部材4’のリブ4dに穿設された透孔4d1にボルトB2を挿通し、ボルトB2を、基台1の側面1cに形成された4個の螺子孔1fのうちの一番下に位置する螺子孔1fに螺合させることにより、基台1に対して、移動可能第2ガイド部材4’が移動しないように取着する。
【0032】
また、上述したように、取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20の一番突出した段部20aの位置決め面20a1が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、基台部材Fに切断部材Cを取り付け、ガイド部11の先端に位置する一番大きな内径を有する凹部14aと第1ガイド部3のガイドスロット3aと移動可能第2ガイド部材4’の一番上に位置する一番太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a1とが、略一直線上に位置するように、基台部材Fと切断部材Cと移動可能第2ガイド部材4’とを配置する。
【0033】
その後、上述したように、チューブTが挿通されている一番太い硬質棒材Rを、基台部材Fの第1ガイド部3に形成されたガイドスロット3aに挿入するとともに、切断部材Cのガイド部11のリング部10a側に位置する押圧先端部11’を押圧して、ガイド部11の凹部14が形成されている側と切断刃13との間に、チューブTが挿通されている一番太い硬質棒材Rが挿入可能な大きな間隙を形成して、この間隙に、チューブTが挿通されている一番太い硬質棒材Rを挿通し、更に、一番太い硬質棒材RのチューブTが挿通されていない先端部分を、移動可能第2ガイド部材4’に穿設された一番太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a1に挿通する。その後、押圧先端部11’の押圧を解除して、一番太い硬質棒材Rに挿通されているチューブTの先端部t1を、ガイド部11の一番大きな内径を有する凹部14aに挿入するとともに、チューブTの先端部t1を、ガイド部11と切断刃13とで挟持する。その後のスパイラルチューブTsの作製過程は、上述した実施例と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0034】
次に、更なる一例として、三番大きな内径を有するチューブTから、スパイラルチューブTsを作製する場合について、図9を用いて説明する。
【0035】
先ず最初に、三番大きな内径を有するチューブTの内径に応じた外径を有する三番太い硬質棒材RにチューブTを挿通する。また、移動可能第2ガイド部材4’を、ボルトB2が取り外され移動可能な状態とした後、移動可能第2ガイド部材4’を、移動可能第2ガイド部材4’に形成された4個の透孔4a1、4a2、4a3、4a4のうち、上から三番目に位置する三番太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a3が、第1ガイド部3のガイドスロット3aに対向するように配置し、その後、移動可能第2ガイド部材4’のリブ4dに穿設された透孔4d1にボルトB2を挿通し、ボルトB2を、基台1の側面1cに形成された4個の螺子孔1fのうちの上から二番目に位置する螺子孔1fに螺合させることにより、基台1に対して、移動可能第2ガイド部材4’が移動しないように取着する。
【0036】
また、上述したように、取り付け部材Hに形成された階段状の段差部20の三番目に突出している段部20cの位置決め面20c1が、切断部材Cの基板部10とガイド部11とを連結する弾性連結部12のリング部10a側の側面12aに当接した状態で、基台部材Fに切断部材Cを取り付け、ガイド部11の三番目に大きな内径を有する凹部14cと第1ガイド部3のガイドスロット3aと移動可能第2ガイド部材4’の上から三番目に位置する三番目に太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a3とが、略一直線上に位置するように、基台部材Fと切断部材Cと移動可能第2ガイド部材4’とを配置する。
【0037】
その後、上述したように、チューブTが挿通されている三番目に太い硬質棒材Rを、基台部材Fの第1ガイド部3に形成されたガイドスロット3aに挿入するとともに、切断部材Cのガイド部11のリング部10a側に位置する押圧先端部11’を押圧して、ガイド部11の凹部14が形成されている側と切断刃13との間に、チューブTが挿通されている三番目に太い硬質棒材Rが挿入可能な大きな間隙を形成して、この間隙に、チューブTが挿通されている三番目に太い硬質棒材Rを挿通し、更に、三番目に太い硬質棒材RのチューブTが挿通されていない先端部分を、移動可能第2ガイド部材4’に穿設された三番目に太い硬質棒材Rが挿通可能な透孔4a3に挿通する。その後、押圧先端部11’の押圧を解除して、三番目に太い硬質棒材Rに挿通されているチューブTの先端部t1を、ガイド部11の三番目に大きな内径を有する凹部14cに挿入するとともに、チューブTの先端部t1を、ガイド部11と切断刃13とで挟持する。その後のスパイラルチューブTsの作製過程は、上述した実施例と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0038】
上述したように、内径の異なるチューブTに挿通される、外径の異なる硬質棒材Rに応じて、切断部材C及び基台部材Fを構成する移動可能第2ガイド部材4’の基台1に対する配置を、適宜、調整することにより、内径の異なるチューブTから、所望のスパイラルチューブTsを作製することができる。
【0039】
図6〜図9に示されている実施例においては、剥離用突起5bが突設された段部5及び略逆L字状の載置部材6が配設されていないが、当然のことながら、剥離用突起5bが突設された段部5及び/又は略逆L字状の載置部材6を配設することもできる。
【0040】
なお、上述した実施例には、ガイドスロット3aを有する第1ガイド部3が配設されている例が示されているが、第1ガイド部3を省略することもできる。第1ガイド部3を省略しても、硬質棒材Rは、その先端部が、第2ガイド部4に穿設された透孔4a或いは移動可能第2ガイド部材4’に穿設された透孔4a1、4a2、4a3、4a4に挿通され案内されるとともに、硬質棒材Rに挿通されているチューブTは、該チューブTを挟持しているガイド部11の半円柱状の凹部14、14a、14b、14c、14dに挿入され案内されているので、チューブTが挿通されている硬質棒材Rが大きく振れ、スパイラルチューブTsの作製の障害になるようなことはない。しかしながら、第1ガイド部3を配設することにより、硬質棒材Rの振れを防止することができ、従って、不良なスパイラルチューブTsの作製を確実に防止することができる。
【0041】
上述したように、硬質棒材Rが挿通されているチューブTを、ガイド部11と基板部10に取着された切断刃13とにより挟持する切断部材C及び硬質棒材Rを案内する第1ガイド部3及び第2ガイド部4とを有する基台部材Fとによりスパイラルチューブ作製装置を構成したので、スパイラルチューブ作製装置を、携帯可能に小型化することができ、従って、作業現場で、スパイラルチューブを容易に、且つ、迅速に作製することができる。
【0042】
基板部10に取着された切断刃13と共働して、硬質棒材Rが挿通されているチューブTを挟持する切断部材Cのガイド部11に、チューブTが挿通されている硬質棒材Rが挿入可能な凹部14を形成したので、硬質棒材Rの振れを防止することができ、従って、不良なスパイラルチューブTsの作製を防止することができる。
【0043】
異なる外径を有する硬質棒材Rの先端部が挿通可能な複数の透孔4a1、4a2、4a3、4a4が穿設された移動可能第2ガイド部材4’を、基台部材Fに移動可能に配設したので、異なる内径を有するチューブTからスパイラルチューブTsを作製することができる。
【0044】
切断部材Cのガイド部11に、異なる外径を有する硬質棒材Rに対応して、内径の異なる複数の凹部14a、14b、14c、14dを形成するとともに、切断部材Cを、基台部材Fに対して移動可能としたので、異なる外径を有する硬質棒材Rに対しても、硬質棒材Rが振れるようなことがなく、従って、不良なスパイラルチューブTsの作製を防止することができるとともに、内径の異なるチューブTから、多様なスパイラルチューブTsを作製することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0046】
硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び硬質棒材を案内するガイド部を有する基台部材とにより構成したので、スパイラルチューブ作製装置を、携帯可能に小型化することができ、従って、作業現場で、スパイラルチューブを容易に、且つ、迅速に作製することができる。
【0047】
切断部材のガイド部に、チューブが挿通されている硬質棒材が挿入可能な凹部を形成したので、硬質棒材の振れを防止することができ、従って、不良なスパイラルチューブの作製を防止することができる。
【0048】
硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び異なる外径を有する硬質棒材の先端部が挿通可能な複数の透孔が穿設された移動可能ガイド部材が配設された基台部材とにより構成したので、スパイラルチューブ作製装置を、携帯可能に小型化することができ、従って、作業現場で、スパイラルチューブを容易に、且つ、迅速に作製することができるとともに、異なる内径を有するチューブからスパイラルチューブを作製することができる。
【0049】
切断部材のガイド部に、異なる外径を有する硬質棒材に対応して、内径の異なる複数の凹部を形成したので、異なる外径を有する硬質棒材に対しても、硬質棒材が振れるようなことがなく、従って、不良なスパイラルチューブの作製を防止することができるとともに、内径の異なるチューブから、多様なスパイラルチューブを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のスパイラルチューブ作製装置の分解斜視図である。
【図2】図2は本発明のスパイラルチューブ作製装置の斜視図である。
【図3】図3は同じく本発明のスパイラルチューブ作製装置の斜視図である。
【図4】図4は本発明のスパイラルチューブ作製装置にチューブが挿通された硬質棒材が配置された状態の斜視図である。
【図5】図5は同じく本発明のスパイラルチューブ作製装置にチューブが挿通された硬質棒材が配置された状態の斜視図である。
【図6】図6は本発明の別の実施例のスパイラルチューブ作製装置の部分分解斜視図である。
【図7】図7は本発明の別の実施例のスパイラルチューブ作製装置の斜視図である。
【図8】図8は本発明の別の実施例のスパイラルチューブ作製装置にチューブが挿通された硬質棒材が配置された状態の斜視図である。
【図9】図9は同じく本発明の別の実施例のスパイラルチューブ作製装置にチューブが挿通された硬質棒材が配置された状態の斜視図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・・・・・・切断部材
F・・・・・・・・・・・・・基台部材
H・・・・・・・・・・・・・取り付け部材
R・・・・・・・・・・・・・硬質棒材
T・・・・・・・・・・・・・チューブ
Ts・・・・・・・・・・・・スパイラルチューブ
3・・・・・・・・・・・・・第1ガイド部
4・・・・・・・・・・・・・第2ガイド部
4’・・・・・・・・・・・・移動可能第2ガイド部
10・・・・・・・・・・・・基板部
11・・・・・・・・・・・・ガイド部
13・・・・・・・・・・・・切断刃
14・・・・・・・・・・・・凹部

Claims (4)

  1. 硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び硬質棒材を案内するガイド部を有する基台部材とから構成されていることを特徴とするスパイラルチューブ作製装置。
  2. 切断部材のガイド部に、チューブが挿通されている硬質棒材が挿入可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスパイラルチューブ作製装置。
  3. 硬質棒材が挿通されているチューブを、ガイド部と基板部に取着された切断刃とにより挟持する切断部材及び異なる外径を有する硬質棒材の先端部が挿通可能な複数の透孔が穿設された移動可能ガイド部材が配設された基台部材とから構成されていることを特徴とするスパイラルチューブ作製装置。
  4. 切断部材のガイド部に、異なる外径を有する硬質棒材に対応して、内径の異なる複数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスパイラルチューブ作製装置。
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