JP2005022376A - 切削刃物、切断切削装置および溝形成用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外装板の意匠面の一部が欠落することを防ぎ、かつ意匠面の凹凸に影響されないで溝部を直線状に形成する切削刃物、切断切削装置および溝形成用治具を提供する。
【解決手段】 切断切削装置10は、装置本体11にベース12が設けられ、装置本体11の側部13から回転軸14が突出され、この回転軸14に切断刃物15および切削刃物16が取り付けられている。切削刃物16は、切削刃27と、線状に切り込みを入れるための罫引き刃28とを有し、回転軸14に取り付けられる回転刃物である。具体的には、切削刃物16は、円盤状に形成された切削刃物本体29の周面29Aを鋸刃状に形成し、鋸刃状に形成した周面29Aの刃部に切削刃27および罫引き刃28が周方向に沿って交互に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば外壁材として使用する外装板に溝部を形成する切削刃物、切断切削装置および溝形成用治具に関する。
従来より、個人住宅などの建築物にあっては、外壁材として外装板200(図8参照)が使用される場合が多く、この外装板200は、製造工場の製造ラインや、建築現場で建築物に合わせて所定の長さに切断されるとともに、切断部201に溝部202が形成され、隣接する外層板200の互いの溝部202を重ね合わせるように組み付けられる。
この外装板200を、切断する切断刃物は一般に知られているものである(例えば、特許文献1参照)。
この切断刃物は、円盤状に形成された切断刃物本体の周面に切断刃が設けられ、この切断刃を丸鋸の回転軸に取り付け、丸鋸で回転軸を回転することにより、図8に示すように外装板200を切断部201で切断する。
この後、切断部201に沿って溝部202を形成するために、回転軸から切断刃物を取り除き、回転軸に切削刃物203を取り付ける(図9参照)。この切削刃物203は、図10(A)に示すように円盤状に形成された切削刃物本体204の周面に切削刃205が設けられたものである。丸鋸206で切削刃物204を矢印の方向に回転させながら、丸鋸206を移動させて切削刃205で切断部201近傍に溝部202を形成する。
本明細書では溝部202のような段差部と通常の溝とを合わせて溝部という。
特開平11−200612号(第13−14頁、図5)
しかし、切削刃物203で溝部202を形成する際に、切削刃物203を矢印の方向に回転することにより、切削刃物203が下からすくい上げるように外装板200の意匠面207に向かって回転する。
よって、切削刃205で溝部202を切削する際に、図10(B)に示すように、切削刃205の切削力で意匠面207の一部208が剥がれて取り除かれてしまう虞がある。外装板200から意匠面207の一部208が剥がれると、外装板200の外観性が損なわれて好ましくない。
一方、図11に示すように、近年の外装板200のなかには、外観性を考慮して意匠面207に比較的大きなうねり状の凹凸を形成したものがある。この外装板200に溝部202を形成する際には、図9に示す丸鋸206のベース209を意匠面207に沿って移動させながら切削刃205で溝部202を形成する。
しかしながら、意匠面207の凹凸が比較的大きなうねり状に形成されているので、ベース209が意匠面207の凹凸に沿って移動することになり、切削刃205も意匠面207の凹凸に沿って凹凸状にうねりながら移動する。
これにより、切削刃205で形成する溝部202は、意匠面207の凹凸に倣って大きなうねり状の凹凸になる。
溝部202は、図12に示すように直線状であることが好ましく、意匠面207の凹凸に影響されないで、溝部202を直線状に形成できる技術の実用化が望まれていた。
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、外装板の意匠面の一部が欠落することを防ぎ、かつ意匠面の凹凸に影響されないで溝部を直線状に形成する切削刃物、切断切削装置および溝形成用治具を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、回転軸に取り付けられる切削刃物であって、切削刃と、線状に切り込みを入れるための罫引き刃とを有し、罫引き刃の切り込みを入れる先端部と切削刃の一方の端部とを結ぶ直線が回転軸に直交し、当該先端部が当該一方の端部よりも回転軸から離れて位置することを特徴とする。
このように構成された切削刃物においては、罫引き刃を有することで、罫引き刃で線状に切り込みを入れることができるので、切削刃による切削を好適におこなうことができる。
これにより、外装板に切削刃で溝または段差部(以下、これらを総称して「溝部」という)を形成する際に、外装板の意匠面の一部が欠落することを防止できる。
切削刃および罫引き刃は同方向に沿って、それぞれ一個づつ、それぞれ複数、または、いずれか一方が一個、かつ、他の一方が複数配置される。
また、本発明は、前記切削刃および前記罫引き刃をそれぞれ同数の複数有し、前記各切削刃および前記罫引き刃が周方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする。
これにより、罫引き刃を備えたことによる効果を良好に発揮する。
さらに、本発明は、前記回転軸および前記先端部の距離と、前記回転軸および前記一方の端部間の距離との差が0.1mm〜0.2mmであることを特徴とする。
回転軸および先端部の距離と、回転軸および一方の端部間の距離との差が0.1mm未満になると、罫引き刃で線状に切り込みを入れても、切り込みが浅すぎてしまい、罫引きの効果を得ることができない虞れがある。
一方、回転軸および先端部の距離と、回転軸および一方の端部間の距離との差が0.2mmを超えると、罫引き刃で線状に切り込みを入れた際に、切り込みが深すぎてしまい、溝部の強度を確保できない虞れがある。
また、本発明は、切断刃を有する切断刃物と、前述した切削刃物とを回転軸に取り付けていることを特徴とする切断切削装置であって、前記切断刃物の切断刃の先端部が前記切削刃物の前記罫引き刃の先端部よりも前記回転軸から離れていることを特徴とする。
このように構成された切断切削装置においては、請求項1の切削刃物に加えて切断刃物を取り付けることで、外装板を切断刃物で切断するとともに、切削刃物で溝部を形成できる。
このように、外装板の切断と溝部の形成とを同時におこなうことが可能になり、外装板の加工を簡単に手間をかけないでおこなうことができる。
さらに、本発明は、前記切断刃物における前記切断刃および前記罫引き刃に対応する個所に貫通孔が設けられていることを特徴とする。
よって、切断刃や罫引き刃で切削した際に、切削により発生した切削屑を貫通孔を通して好適に除去できる。
そして、本発明は、切断刃物を回転軸に取り付けた切断切削装置により外装板の意匠面に溝を形成するために用いられる溝形成用治具であって、前記意匠面に当接可能であるとともに前記切断切削装置に設けられたベースが面摺接可能なガイド部と、前記切削刃物を収容可能であるとともに前記外装板における切削寸法以上連続するように前記ガイド部に設けられたスリットと、前記ガイド部に前記ベースの両端縁を案内する一対の案内レールとを備えていることを特徴とする。
このように構成された溝形成用治具においては、外装板の意匠面上にガイド部をセットし、このガイド部に沿って、切断切削装置のベースを面摺接させながら、外装板に溝部を形成する。
よって、意匠面に凹凸があっても、意匠面の凹凸に影響されないで溝部を直線状に形成できる。
また、本発明は、前記ベースの前端縁に当接することにより前記ガイド部に対する前記切断切削装置の面摺接終点を規制する切断切削装置ストッパが前記各案内レール間に設けられていることを特徴とする。
よって、ベースの前端縁が切断切削装置ストッパに当接することで、ガイド部の切削が完了したことを確認できるので、切断切削装置による外装板の切削を簡単におこなうことができる。
さらに、本発明は、前記ガイド部から前記外装板に向かって突設され、かつ、前記外装板の端部に係合することにより前記外装板に対して前記ガイド部を位置決めするガイド部ストッパが設けられていることを特徴とする。
よって、ガイド部ストッパを外装板の端部に押し付けるだけで、外装板に対して溝形成用治具を位置決めできるので、溝形成用治具の位置決めを簡単におこなうことができる。
以上、説明したように、本発明の切削刃物によれば、切削刃と、線状に切り込みを入れるための罫引き刃とを有する。この罫引き刃で線状に切り込みを入れることができるので、切削刃による切削を好適におこなうことができる。
これにより、外装板に切削刃で溝部を形成する際に、外装板の意匠面の一部が欠落することを防止して、意匠面の外観性を良好に保つことができる。
また、本発明の切削刃物によれば、切削刃および罫引き刃をそれぞれ同数の複数有し、各切削刃および罫引き刃を周方向に沿って交互に配置した。これにより、罫引き刃を備えたことによる効果を良好に発揮でき、外装板の意匠面の一部が欠落することを防止できる。
さらに、本発明の切削刃物によれば、回転軸および罫引き刃の先端部の距離と、回転軸および切削刃の一方の端部間の距離との差を0.1mm〜0.2mmとすることで、罫引きの効果を確保するとともに、溝部の強度を確保することができる。
そして、本発明の切断切削装置によれば、前述した切削刃物に加えて切断刃物を取り付けることで、外装板を切断刃物で切断する作業と、切削刃物で溝部を形成する作業を同時にできる。
これにより、外装板の切断と、溝部の形成を簡単に手間をかけないでおこなうことができる。
さらに、前述した切削刃物には、罫引き刃を備えており、罫引き刃で線状に切り込みを入れることができる。
これにより、外装板に切削刃で溝部を形成する際に、外装板の意匠面の一部が欠落することを防止できる。
また、本発明の切断切削装置によれば、切断刃および罫引き刃に対応する個所に貫通孔を設けることで、切断刃や罫引き刃で切削した際に、切削により発生した切削屑を貫通孔を通して、好適に除去できる。
これにより、目詰まりを防止して、切断刃や罫引き刃の切削性を良好に維持できる。
さらに、本発明の溝形成用治具によれば、溝形成用治具のガイド部を外装板の意匠面上にセットし、この溝形成用治具のガイド部に沿って、切断切削装置のベースを面摺接させながら、外装板に溝部を形成する。
このように、ベースを外装板の意匠面から離して切断切削装置を移動できるので、意匠面に凹凸があっても、意匠面の凹凸に影響されないで溝部を直線状に形成できる。
そして、本発明の溝形成用治具によれば、一対の案内レール間に切断切削装置ストッパを設けることで、切断切削装置に備えたベースの前端縁が切断切削装置ストッパに当接することで、外装板の切削が完了したことを確認できる。
これにより、切断切削装置による外装板の切削が簡単になり、作業者にかかる負担を軽減できる。
また、本発明の溝形成用治具によれば、ガイド部にガイド部ストッパを設けることで、ガイド部ストッパを外装板の端部に押し付けるだけで、外装板に対して溝形成用治具を位置決めすることができる。
これにより、外装板に対して溝形成用治具を簡単に位置決めでき、作業者にかかる負担を軽減できる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
なお、以下に説明する実施形態において、既に図1〜図3において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化しあるいは省略する。
図1〜図3に示す第1実施形態の切断切削装置10は、装置本体11にベース12が設けられ、装置本体11の側部13から回転軸14が突出され、この回転軸14に切断刃物15および切削刃物16が取り付けられた、いわゆるハンディ丸鋸である。
図1に示すベース12は、幅W1および長さL1となるように略矩形状に形成され、切断刃物15および切削刃物16を下方に突出させる開口部17が形成されている。
この切断切削装置10によれば、駆動モータ18で回転軸14を回転することにより、回転軸14で切断刃物15および切削刃物16を矢印の方向(図1、図3参照)に回転する。
この状態で、切断切削装置10のグリップ部19(図1参照)を作業者が握って、外装板20にセットした溝形成用治具40を利用して、切断切削装置10を移動することにより外装板20を切断するとともに溝部を形成する。
切断刃物15は、図3に示すように円盤状に形成された切断刃物本体22の周面22Aを鋸刃状に形成し、鋸刃状に形成した周面22Aの刃部に切断刃23が設けられ、同一円弧上に一定間隔をおいて複数の貫通孔24が形成され、この円弧より小径の同一円弧上に一定間隔をおいて複数の差込孔25(図2参照)が形成され、中央に回転軸14に嵌合可能な取付孔26(図2参照)が形成された回転刃物である。
切断刃23は、超硬合金で形成したものと、ダイヤチップを備えたものとが交互に設けられている。
切削刃物16は、切削刃27と、線状に切り込みを入れるための罫引き刃28とを有し、回転軸14に取り付けられる回転刃物である。
具体的には、切削刃物16は、円盤状に形成された切削刃物本体29の周面29Aを鋸刃状に形成し、鋸刃状に形成した周面29Aの刃部に切削刃27および罫引き刃28が周方向に沿って交互に配置されている。
これにより、罫引き刃28を備えたことによる効果を良好に発揮する。
これらの切削刃27および罫引き刃28は、それぞれ同数の複数(一例として、各々2個)有している。
さらに、切削刃物16は、切削刃物本体29に同一円弧上に一定間隔をおいて複数のネジ孔31が形成され、中央に回転軸14に嵌合可能な取付孔32が形成されている。
図4(A)に示す切削刃27は、刃面27Aを幅広に形成し、外装板20に溝部(溝)42(図6(B)参照)を形成するためのものである。
図4(B)に示す罫引き刃28は、基端部28Aから先端部28Bに向かって漸次先細状になるように形成され、溝部42に線状に切り込み(以下、「罫引き線」と称す)49(図6(A)参照)を形成するものである。
図4(C)に示すように、罫引き刃28は、その先端部28Bが、切削刃27の一方の端部27Bと結ぶ直線35(想像線で示す)が回転軸14に対して直交するように配置されている。
加えて、罫引き刃28は、その先端部28Bが、切削刃27の一方の端部27Bよりも回転軸14から離れて位置する。具体的には、回転軸14から先端部28Bまでの距離と、回転軸14から切削刃27の一方の端部27Bまでの距離との差L2が0.1mm〜0.2mmとなるように設定されている。
ここで、回転軸14から先端部28Bまでの距離と、回転軸14から切削刃27の一方の端部27Bまでの距離との差L2を0.1mm〜0.2mmに設定した理由について説明する。
すなわち、差L2が0.1mm未満になると、罫引き刃28で罫引き線49を入れても、切り込みが浅すぎてしまい、罫引きの効果を得ることができない虞れがある。
一方、差L2が0.2mmを超えると、罫引き刃28で罫引き線49を入れた際に、切り込みが深すぎてしまい、溝部42の強度を確保できない虞れがある。
図2に示すように、切断刃物15に切削刃物16を重ね合わせ、切断刃物本体22の差込孔25にビス36を差し込み、差し込んだビス36を切削刃物本体29のネジ孔31にねじ込むことにより、切断刃物15に切削刃物16を一体に取り付ける(図3参照)。
この切断刃物15に切削刃物16を一体に取り付けたものを回転軸14に嵌合し、回転軸14にナット37(図2参照)をネジ結合することで、切断刃物15に切削刃物16を一体に取り付けたものを回転軸14に取り付ける。
この状態において、切断刃物15の切断刃23の先端部23Aは、切削刃物16の罫引き刃28の先端部28Bよりも回転軸14から離れている(図2、図4(A),(B)参照)。
さらに、図3に示すように、切削刃物16に備えた各切削刃27および各罫引き刃28は、切断刃物本体22の貫通孔24に対応する個所に配置されている。
これにより、切断刃27や罫引き刃28で外装板20を切削した際に、切削により発生した切削屑を貫通孔24を通して好適に除去できる。
図1に示す溝形成用治具40は、切断切削装置10で外装板20を切断するとともに、外装板20の意匠面41に溝部42(図6(B)参照)を形成する際に切断切削装置10をガイドするものである。
この溝形成用治具40は、外装板20の意匠面41に載置可能であるとともに、切断切削装置10のベース12が面摺接可能なガイド部43と、切断刃物15および切削刃物16を収容可能であるとともに外装板20における切削寸法L3以上連続するようにガイド部43に設けられたスリット44と、ガイド部43にベース12の両端縁12Aを案内する一対の案内レール45とを備える。
また、ガイド部43の上面43Aには、スリット44の終端44A側の端部43Bで、一対の案内レール45間に切断切削装置ストッパ46が設けられている。
この切断切削装置ストッパ46に、ベース12の前端縁12Bを当接することにより、ガイド部43に対する切断切削装置10の面摺接終点を規制する。
さらに、ガイド部43の下面43Cには、スリット44の開口端44B側の端部43D近傍に、一対のガイド部ストッパ47がビス48で取り付けられている。
一対のガイド部ストッパ47を外装板20の端部20Aに当接(係合)することにより、溝形成用治具40を外装板20の所望位置に位置決めする。
ガイド部43は、全幅W2が、ベース12の全幅W1より大きく、全長L4が外装板20における切削寸法L3、すなわち外装板20の幅より長く形成した略矩形状のプレートである。
スリット44の幅を、切断刃物15および切削刃物16の幅より大きく形成することで、スリット44を介して切断刃物15および切削刃物16をガイド部43の上面43A側から下面43B側に突出させることができる。
次に、切断切削装置14および溝形成用治具40の作用を図5〜図7に基づいて説明する。
先ず、溝形成用治具40のガイド部43を外装板20の意匠面41に載置する。ガイド部43の下面43Cに一対のガイド部ストッパ47を設けることで、一対のガイド部ストッパ47を外装板20の端部20Aに当接(係合)することにより、溝形成用治具40を外装板20の所望位置に位置決めすることができる。
次に、切断切削装置10のグリップ部19を握り、切断刃物15および切削刃物16(図3参照)を矢印Aの方向に回転させる。
この状態で、切断刃物15および切削刃物16をスリット44(図1参照)に差し込むとともに、ガイド部43に切断切削装置10のベース12を載せる。
次いで、ベース12をガイド部43に面摺接させながら、矢印Bの方向に移動することにより、切断刃物15で外装板20を切断するとともに、切削刃物16で切断部に沿って溝部42を形成する。
この際に、切断切削装置10のベース12の両端縁12A(図1参照)を一対の案内レール45で案内することができる。
また、ガイド部43の上面43A(図1参照)に切断切削装置ストッパ46を設けることで、この切断切削装置ストッパ46に、ベース12の前端縁12Bを当接することにより、ガイド部43に対する切断切削装置10の面摺接終点を規制することができる。
さらに、切削刃物16で溝部42を形成する際に、図6(A)に示すように罫引き刃28で罫引き線49を形成し、図6(B)に示すように切削刃27で溝部42を形成する。
このように、罫引き刃28で罫引き線49を入れることで、切削刃27による溝部42の形成を好適におこなうことができ、図7に示すように外装板20の意匠面41の一部が欠落することを防止できる。
また、図5に示すように、切断切削装置10のベース12を、溝形成用治具40のガイド部43に面摺接させながら、切削刃物16で溝部42を形成することで、ベース12を外装板20の意匠面41から離して切断切削装置10を移動できる。
これにより、意匠面41に凹凸があっても、意匠面41の凹凸に影響されないで、図7に示すように溝部42を直線状に形成できる。
前記実施形態では、切断刃物15で外装板20を切断するとともに、切削刃物16で溝部42を同時に形成する例について説明したが、これに限らないで、切断刃物15で外装板20を切断する工程と、切削刃物16で溝部42を形成する工程を分けて、それぞれの工程を独立させることも可能である。
本発明に係る切断切削装置および溝形成用治具を示す斜視図である。 本発明に係る切断切削装置を示す分解断面図である。 本発明に係る切削刃物を示す側面図である。 (A)〜(C)本発明に係る切削刃物の切削刃と罫引き刃との関係を説明する図である。 本発明に係る切断切削装置および溝形成用治具の作用を説明する図である。 (A),(B)は本発明に係る切削刃物の作用を説明する図である。 本発明に係る切削刃物で外装板に溝部を形成した状態を示す斜視図である。 外装版を示す斜視図である。 従来の切断切削装置で外装板に溝部を形成する状態を説明する斜視図である。 (A),(B)は従来の切断切削装置で外装板に溝部を形成する状態を説明する斜視図である。 従来の切断切削装置で外装板に形成した溝部を示す側面図である。 外装板に形成した好ましい溝部を示す側面図である。
符号の説明
10 切断切削装置
12 ベース
12A ベースの両端縁
12B ベースの前端縁
14 回転軸
15 切断刃物
16 切削刃物
20 外装板
20A 外装板の端部
23 切断刃
23A 切断刃の先端部
24 貫通孔
27 切削刃
27B 切削刃の一方の端部
28 罫引き刃
28B 罫引き刃の先端部
35 罫引き刃の先端部と前記切削刃の一方の端部とを結ぶ直線
40 溝形成用治具
41 意匠面
42 溝部(段差部)
43 ガイド部
44 スリット
45 案内レール
46 切断切削装置ストッパ
47 ガイド部ストッパ
L2 回転軸および罫引き刃の先端部の距離と、回転軸および切削刃の一方の端部間の距離との差

Claims (8)

  1. 回転軸に取り付けられる切削刃物であって、
    切削刃と、線状に切り込みを入れるための罫引き刃とを有し、
    罫引き刃の切り込みを入れる先端部と切削刃の一方の端部とを結ぶ直線が回転軸に直交し、当該先端部が当該一方の端部よりも回転軸から離れて位置することを特徴とする切削刃物。
  2. 前記切削刃および前記罫引き刃をそれぞれ同数の複数有し、前記各切削刃および前記罫引き刃が周方向に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の切削刃物。
  3. 前記回転軸および前記先端部の距離と、前記回転軸および前記一方の端部間の距離との差が0.1mm〜0.2mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切削刃物。
  4. 切断刃を有する切断刃物と、請求項1に記載の切削刃物とを回転軸に取り付けていることを特徴とする切断切削装置であって、
    前記切断刃物の切断刃の先端部が前記切削刃物の前記罫引き刃の先端部よりも前記回転軸から離れていることを特徴とする切断切削装置。
  5. 前記切断刃物における前記切断刃および前記罫引き刃に対応する個所に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の切断切削装置。
  6. 切断刃物を回転軸に取り付けた切断切削装置により外装板の意匠面に溝を形成するために用いられる溝形成用治具であって、
    前記意匠面に当接可能であるとともに前記切断切削装置に設けられたベースが面摺接可能なガイド部と、
    前記切削刃物を収容可能であるとともに前記外装板における切削寸法以上連続するように前記ガイド部に設けられたスリットと、
    前記ガイド部に前記ベースの両端縁を案内する一対の案内レールとを備えていることを特徴とする溝形成用治具。
  7. 前記ベースの前端縁に当接することにより前記ガイド部に対する前記切断切削装置の面摺接終点を規制する切断切削装置ストッパが前記各案内レール間に設けられていることを特徴とする請求項5の溝形成用治具。
  8. 前記ガイド部から前記外装板に向かって突設され、かつ、前記外装板の端部に係合することにより前記外装板に対して前記ガイド部を位置決めするガイド部ストッパが設けられていることを特徴とする請求項5の溝形成用治具。
JP2003270670A 2003-07-03 2003-07-03 切削刃物、切断切削装置および溝形成用治具 Pending JP2005022376A (ja)

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