JP2006305667A - バイト及びバイトを用いた切削方法 - Google Patents

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政男 山口
Takeshi Itatsu
武志 板津
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Abstract

【課題】 ワークの表面を、より高い精度で切削することができるバイト、及び、同バイトを用いた切削方法を提供する。
【解決手段】 バイト10の切り刃12の刃先部13には、切り刃12の幅方向における中央から片側に偏らせた位置に切欠き部14を設ける。この切欠き部14により、切り刃12によってワークから切削された切り屑がその幅方向において容易に割れるようにする。また、切欠き部14により、切り刃12によってワークの表面に切削された溝の内側に、切削方向に延びる突条が形成されるようにする。そして、バイト10により先に切削した溝の内側に形成された突条部を、次に切削する溝の切削工程において切削除去する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、切削加工に用いられるバイト、及び、同バイトを用いた切削方法に関するものである。
平板状の金属板の表面に、バイトを用いて、断面略半円状の溝を互いに平行にかつ隣接するように連続形成することがある。
ところが、バイトにより切削された溝を精密に調べると、図4(a),(b)に示すように、溝Gの深さYが周期的に変化していることが分った。これは、金属板Mからバイトに加わる切削抵抗によってバイトが振動し、金属板Mの表面とバイトの切り刃の刃先部との距離が周期的に変化してしまうためであると考えられる。このため、溝Gの加工精度に問題があった。
この発明の目的とするところは、ワークの表面を、より高い精度で切削することができるバイト、及び、同バイトを用いた切削方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、切り刃の刃先部に切欠き部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記切欠き部を、切り刃の幅方向における中心から片側に偏らせた位置に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のバイトを用い、ワークの表面に対し、互いに平行な複数の溝を一定の切り込み量で順次隣接させて切削するバイトによる切削方法であって、先に切削した溝の内側において前記切欠き部により形成された突条部を、次に切削する溝の切削工程において切削除去するようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、ワークに対するバイトの切り込み量が周期的に変動しないようにすることができた。従って、ワークの表面を、より高い精度で切削することができる。
また、ワークにおいて先に切削した溝の内側において前記切欠き部により形成された突条部を、次に切削する溝の切削工程において切削除去するようにしたので、切削された複数の溝の内側に突条部が残らないようにすることができる。
次に、この発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、この実施形態のバイト10は、周知の柄11の先端に切り刃チップ(以下、切り刃という)12をろう付けしたものである。切り刃12は、その幅方向(図1における左右方向)においてほぼ面対称とされるとともに、例えば半径約10mmの円弧状の刃先部13を有している。切り刃12の刃先部13には、その幅方向の中心から片側に偏った位置に、切欠き部14が設けられている。切欠き部14の幅(図1における左右寸法)及び深さ(図1における上下寸法)は、いずれも数μm〜数十μmである。
図2は、上記バイト10を用いて平板状の金属板(ワーク)Mの表面に、互いに平行でかつ隣接する複数の溝Gを連続切削している状態を示し、図3は、複数の溝Gが形成された金属板Mの縦断面を示す。バイト10により切削された溝Gの内側面(切削面)上には、切り刃12の切欠き部14により突条部15が形成される。
また、バイト10の送りピッチは、図3に示すように、バイト10により先に切削された溝Gの内側の突条部15が、次に切削する溝Gの切削工程により除去されるように設定される。つまり、図1に示すように、切り刃12の幅方向における中心線から切欠き部14の端までの距離Bは、図3に示すように、金属板Mの表面に形成される溝GのピッチP(これは、溝Gの幅に等しい)の1/2よりも大きくなる(B>P/2)ように設定されている。この結果、金属板Mの表面に、互いに平行でかつ隣接する複数の溝Gが連続形成される。
ここで、金属板Mの表面に沿ってバイト10が切削移動されると、その切り屑は切欠き部14に対応する部分において分断される。この結果、切り屑は、金属板Mの表面から切り刃12のすくい面12aに沿って円滑に排出されると考えられる。従って、金属板Mから切り刃12に加わる切削抵抗の大きさの変動が抑制され、切り込み量を変化させるようなバイト10の振動が抑制される。
また、バイト10による金属板Mの表面の切削中には、切削により形成されていく溝Gの内側に切欠き部14による突条部15が形成されている。この突条部15は、切欠き部14に係合する状態となるので、切り刃12の幅方向での振動を抑制すると考えられる。これらのため、切り込み量を変化させるようなバイト10の振動が抑制され、溝Gの深さの変動が抑制されると推測される。
従って、この実施形態のバイト10によれば、金属板Mの表面を、より高い加工精度で切削することができる。
また、先に切削した溝Gの内側に形成された突条部15を、次に切削する溝Gの切削工程において除去するようにしたので、切削後の金属板Mに突条部15が残ることはない。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 切り刃12の刃先部13を、真っ直ぐにしてもよい。
・ この発明を、略円柱状のワークの外周面を切削するバイトに具体化する。
一実施形態のバイトを示す正面図。 バイトによる金属板の切削状態を示す模式図。 金属板に切削された溝を示す金属板外周部の断面図。 (a)は溝の平面図、(b)は(a)におけるa−a線断面図。
符号の説明
10…バイト、12…切り刃チップ、13…刃先部、14…切欠き部、15…突条部、M…ワークとしての金属板。

Claims (3)

  1. 切り刃の刃先部に切欠き部を設けたことを特徴とするバイト。
  2. 前記切欠き部を、切り刃の幅方向における中心から片側に偏らせた位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載のバイト。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のバイトを用い、ワークの表面に対し、互いに平行な複数の溝を一定の切り込み量で順次隣接させて切削するバイトによる切削方法であって、
    先に切削した溝の内側において前記切欠き部により形成された突条部を、次に切削する溝の切削工程において切削除去するようにしたことを特徴とするバイトによる切削方法。
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