JP5389711B2 - 樹脂製チューブ端面切削治具 - Google Patents

樹脂製チューブ端面切削治具 Download PDF

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本発明は、樹脂製チューブの端面を当該チューブの軸線に直交する平滑面に切削する場合に使用される樹脂製チューブ端面切削治具に関するものである。
例えば、樹脂製チューブを樹脂製継手又は他の樹脂製チューブに溶着する場合、当該樹脂製チューブを必要寸法にチューブカッタ等で切断した上、その切断端面を軸線に直交する平滑平面に切削することが行われているが、このような切断端面の切削を行うための樹脂製チューブ端面切削治具としては、特許文献1や特許文献2に開示されるものが周知である。
特開2002−187094号公報 特開2002−059307号公報
ところで、樹脂製チューブの溶着作業においては、その作業現場において径の異なる複数種の樹脂製チューブについてチューブカッタ等によるチューブ切断作業及び切削治具によるチューブ端面切削作業が行われることが多い。
しかし、従来公知の樹脂製チューブ端面切削治具は、特許文献1又は特許文献2に開示されたものを含めて、何れも、特定径の樹脂製チューブの切断端面を切削するものであった。すなわち、切削しようとする樹脂製チューブに専用のものであり、当該樹脂製チューブと異なる径の樹脂製チューブの端面切削には使用できないものであった。
したがって、溶着作業現場において、径の異なる複数種の樹脂製チューブを溶着しようとすれば、これらの樹脂製チューブ毎に、その径に応じた専用の樹脂製チューブ端面切削治具を揃えておく必要があり、極めて不便且つ不経済であった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、径の異なる複数種の樹脂製チューブについて兼用することができ、これら樹脂製チューブの端面をその径に拘わらず適正に切削することができる樹脂製チューブ端面切削治具を提供することを目的とするものである。
この課題を解決した本発明の樹脂製チューブ端面切削治具は、ブロック体の一端面に、径の異なる複数種の樹脂製チューブを挿入しうる複数の円筒状のチューブ挿入孔をそれらの軸線が当該一端面に直交する状態で同心状に形成すると共に、当該ブロック体の他端面に、全チューブ挿入孔の底部をその周方向における一箇所において露出させる切削屑放出用凹部を形成し、この切削屑放出用凹部に、直線状の刃先を有する切削刃を、その刃先が当該全チューブ挿入孔の露出部分をその周方向における中間部位置において横断すると共に当該チューブ挿入孔に食い込む状態で取り付けて、チューブ挿入孔に挿入された樹脂製チューブとブロック体とを相対回転させることにより、当該樹脂製チューブの端面を切削刃でチューブ軸線に直交する平滑面に切削すると共にその切削屑を切削屑放出用凹部へと放出させうるように構成したものである。
かかる樹脂製チューブ端面切削治具の好ましい実施の形態にあっては、ブロック体の他端面に、チューブ挿入孔と同一数且つ同一径の有底円筒状のゲージ孔をそれらの軸線が当該他端面に直交する状態で同心状に形成しておくことが好ましい。
本発明の樹脂製チューブ端面切削治具によれば、径の異なる複数種の樹脂製チューブの端面(チューブカッタ等による切断端面)を軸線に直交する平滑平面に良好且つ簡単に切削することができ、冒頭で述べた従来の樹脂製チューブ端面切削治具を使用する場合に比して溶着作業を効率よく便利に且つ経済的に行うことができる。しかも、チューブ孔がブロック体の端面に直交していることから、樹脂製チューブをチューブホルダに固定保持させた状態で切削する場合においては、チューブホルダがブロック体に衝合する位置まで切削することにより、複数種の樹脂製チューブをそれらの切削端面がチューブホルダから予め設定した一定距離隔たった位置に位置するように切削することができ、つまり定尺切削を容易に行うことができ、切削後の溶着作業を効率よく行うことができる。このような定尺切削は、樹脂製チューブをゲージ孔を使用してチューブホルダに固定保持させておくことにより、より簡便に行うことができる。
図1は本発明に係る樹脂製チューブ端面切削治具の一例を示す正面図である。 図2は当該切削治具の左側面図である。 図3は図2のIII −III 線に沿う断面図である。 図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5は図1のV−V線に沿う断面図である。 図6は図1のVI−VI線に沿う断面図である。 図7は当該切削治具により樹脂製チューブの端面を切削する場合における準備工程を示す図6対応の断面図である。 図8は当該切削治具による樹脂製チューブの端面切削工程を示す図5対応の断面図である。 図9は当該端面切削工程における図8と異なる状態を示す図8相当の断面図である。 図10は当該端面切削工程における図8及び図9と異なる状態を示す図8相当の断面図である。 図11は図7のXI−XI線に沿う断面図である。 図12は図11のXII−XII線に沿う断面図である。
以下、本発明に係る樹脂製チューブ端面切削治具の構成を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る樹脂製チューブ端面切削治具の一例を示す正面図であり、図2は当該治具の左側面図であり、図3は図2のIII −III 線に沿う断面図であり、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は図1のV−V線に沿う断面図であり、図6は図1のVI−VI線に沿う断面図である。
図1〜図6に示す樹脂製チューブ端面切削治具1は、市販の溶着機の加熱ヘッドに樹脂製チューブを固定したチューブホルダ11(図11及び図12参照)をセットした状態で当該樹脂製チューブと他の樹脂製チューブ又は樹脂製継手とを溶着させる場合において、当該樹脂製チューブの端面(チューブカッタ等で切断された切断端面)を軸線方向に直交する平滑平面に切削しておくために使用されるもので、ブロック体2とこれに取り付けた切削刃3とからなり、径の異なるN種(Nは2以上の自然数)の樹脂製チューブの端面を切削しうるように構成されたものである。なお、以下の説明において、上下とは、便宜上、図1〜図6における上下を意味するものとする。
ブロック体2は、図1及び図2に示す如く、両端面2a,2bが軸線に直交する平行な円形面をなす樹脂製の円柱体であり、外周面2cには、図2に示す如く、当該ブロック体2の人為的な回転操作を容易ならしめるための滑り止め用凹凸模様(図示の例では綾目ローレット)2dが形成されている。
ブロック体2の一端面たる前面2aには、図1、図2、図5及び図6に示す如く、N種の樹脂製チューブを挿入しうるべく径を異にするN本の有底円筒状のチューブ挿入孔4,5が当該ブロック体2の軸線を中心とする同心状態で形成されている。すなわち、各チューブ挿入孔4,5は、その軸線がブロック体2の軸線に一致し且つ当該ブロック体2の前面2aに直交する状態で、その内外径が樹脂製チューブの内外径に略一致された有底円筒形状に形成されたもので、当該樹脂製チューブをガタツキを生じることなく円滑に挿入しうるものである。これらのチューブ挿入孔4,5の軸線方向長さ(挿入孔深さ)L1は同一であり、後述する溶着機セット長さL2より若干量L3長く設定されている(L1=L2+L3)。なお、この例では、ブロック体2に2本のチューブ挿入孔4,5を形成して、当該工具1を径の異なる2種の樹脂製チューブの端面を選択的に切削しうるように構成してある。
また、ブロック体2の他端面たる背面2bには、図2、図3、図5及び図6に示す如く、チューブ挿入孔4,5と同一本数(N本)且つ同一径の有底円筒状のゲージ孔6,7が形成されている。すなわち、各ゲージ孔6,7は、チューブ挿入孔4,5と軸線が一致し且つ各チューブ挿入孔4,5に一致する断面形状をなすものである。これらのゲージ孔6,7の軸線方向長さ(ゲージ孔深さ)L4は、チューブ挿入孔4,5の軸線方向長さL1より若干量長く設定されている。正確には、ゲージ孔深さL4は、後述する溶着機セット長さL2に切削代を加えた寸法に設定されている。なお、ブロック体2の軸線方向長さは、挿入孔深さL1とゲージ孔深さL4との合計より長く設定されており、チューブ挿入孔4,5の底部4a,5aとゲージ孔6,7の底部6a,7aとが連通しないようになっている。
さらに、ブロック体2の背面2bには、全チューブ挿入孔4,5の底部4a,5aをその周方向における一箇所において露出させる切削屑放出用凹部8が形成されている。この切削屑放出用凹部8は、図2及び図3に示す如く、ブロック体2の背面2b及び外周面2cの一部に開口(以下、背面2aにおける開口を「背面開口8a」といい、外周面2cにおける開口を「周面開口8b」という)する状態で、切削刃取付面8c、内側切削屑逃し面8d、上側切屑逃し面8e及び下側切屑逃し面8fの4面で囲繞形成された開放空間である。
切削刃取付面8cは、図3に示す如く、ブロック体2の中心線(軸線)を通過する面(以下「中心基準面A」という)からこれに直交して周面開口8bへと延びる矩形状の平面であり、図2に示す如く、上端縁8gがチューブ挿入孔4,5の底部4a,5aを通過する面(以下「挿入基準面B」という)とゲージ孔6,7の底部6a,7aを通過する面との間に位置すると共に下端縁8hが挿入基準面Bよりブロック体2の前面2a方向に偏倚した位置に位置する状態で挿入基準面Aに交差するものである。したがって、チューブ挿入孔4,5における中心基準面Aより周面開口8b側の部分は、切削刃取付面8cによって切削屑放出用凹部8内に露出されることになる。すなわち、チューブ挿入孔4,5の底部4a,5aは、図2に示す如く、切削刃取付面8cにおける挿入基準面Bと交差する位置から下端縁8hに至る部分によって、切削屑放出用凹部8内に円弧状に開口4b,5b(図3参照)されることになる。この円弧状開口部4b,5bの下端位置は、図2に示す如く、当該下端とブロック体2の前面2aとの軸線方向距離が溶着機セット長さL2より若干短くなるように設定されている。
内側切削屑逃し面8dは、図2又は図3に示す如く、中心基準面A上を切削刃取付面8cの内側端縁から背面開口8aへと先拡がり状に延びる略台形状の平面であり、その内側端部には切削刃取付面8cに面一状に連なる切削刃係合凹部8i(図3参照)が形成されている。上側切屑逃し面8eは、図2に示す如く、切削刃取付面8cの上端縁8g及び内側切削屑逃し面8dの上端縁から背面開口8a及び周面開口8bへと延びる平面であり、その下端縁部は切削刃取付面8cに直交する帯状の切削刃衝合面8jに形成されている。下側切屑逃し面8fは、図2に示す如く、切削刃取付面8cの下端縁8h及び内側切削屑逃し面8dの下端縁から背面開口8a及び周面開口8bへと延びる平面である。なお、ゲージ孔6,7の一部は、図2及び図3に示す如く、内側切削屑逃し面8d、上側切屑逃し面8e及び下側切屑逃し面8fによって切欠され、切削屑放出用凹部8内に露出している。
切削刃3は、図2、図3及び図5に示す如く、直線状の刃先3aを有する矩形板状のものであり、上端部を切削刃係合凹部8i及び切削刃衝合面8jに係合させた状態で、且つ刃先3aがチューブ挿入孔4,5の円弧状開口部4b,5bの周方向中間部位において当該置円弧状開口部4b,5bに略直交する状態で、切削刃取付面8cに1本のビス9により取付けられている。刃先3aとチューブ挿入孔4,5の基端との軸線方向距離つまり刃先3aとブロック体2の前面2aとの軸線方向距離(以下「溶着機セット長さ」という)L2は、溶着機の加熱ヘッドに後述するチューブホルダ11をセットした状態において当該チューブホルダ11の前面11kと加熱ヘッドによる溶着作用点との距離に一致するように設定されている。すなわち、溶着機セット長さL2は、樹脂製チューブを固定保持したチューブホルダ11を当該チューブの被溶着端が溶着作用点に位置するように加熱ヘッドにセットした場合における、当該チューブのホルダ前面11kからの突出量(ホルダ前面11kと被溶着端との距離)に一致するように設定されている。
以上のように構成された樹脂製チューブ端面切削治具1によれば、径の異なるN種の樹脂製チューブの端面をチューブホルダ11に固定保持させた状態で適正且つ容易に切削することができ、しかも、これらの樹脂製チューブの切削端面がホルダ前面11kから予め設定した一定距離L2となるように切削(定尺切削)することができ、切削工程の終了後において直ちに溶着機による溶着工程を開始することができる。
樹脂製チューブ端面切削治具1による切削工程を開始するに当たっては、まず、次のような準備工程を行う。
すなわち、溶着しようとする樹脂製チューブ10をチューブカッタ等により切断し、その切断端10aから適当距離の部分をチューブホルダ11に保持させる(図12参照)。チューブホルダ11は、例えば、図11及び図12に示す如く、対向面に円弧状の凹部11a,11bが形成され且つ一端部が枢着連結11cされた上下ホルダ板11d,11eと、下ホルダ板11dの他端部に基端部を枢着11fされたネジ軸11gと、ネジ軸11gの先端に螺合された固定摘み11hとからなり、また上下ホルダ板11d,11eの他端部にはネジ軸11gが挿脱される凹溝11i,11jが形成されており、固定摘み11hを締付けて上下ホルダ板11d,11eを衝合状態に連結することにより樹脂製チューブ10を凹部11a,11bで形成されるホルダ孔に挿通固定でき(図11(A)及び図12参照)、固定摘み11hを緩めてネジ軸11gを上ホルダ板11dから離脱させることにより上下ホルダ板11d,11eを開いて樹脂製チューブ10の脱着を行うことができる(図11(B)参照)ように構成されている。なお、溶着機には、凹部11a,11bで形成されるホルダ孔の径を異にする複数種のチューブホルダが装備されており、溶着しようとする樹脂製チューブ10の径に応じたホルダ孔に応じたチューブホルダを選択使用する。
次に、チューブホルダ11による樹脂製チューブ10の固定位置を、樹脂製チューブ端面切削治具1を使用して決定する。すなわち、樹脂製チューブ10の適当な位置をチューブホルダ11のホルダ孔11a,11bに挿通保持させた上、樹脂製チューブ10をこれに対応する径のゲージ孔6に挿通させる(図7(A))。そして、樹脂製チューブ10を、その切断端10aがゲージ孔6の底部6aに当接する位置まで挿入した上、固定摘み11を緩めた状態で、チューブホルダ11を樹脂製チューブ端面切削治具1方向に移動させ(図7(B))、チューブホルダ11の前面11kが当該工具1の背面2bに衝合した時点で固定摘み11を締付けて、樹脂製チューブ10をチューブホルダ11にその前面11aから切削代を考慮した所定量L2突出させた状態で固定保持する(同図(C))。このようにすることによって、径の異なるN種の樹脂製チューブを切断端から同一距離L4隔たった部位でチューブホルダに固定保持させることができる。
しかる後、チューブホルダ11に固定保持された樹脂製チューブ10をゲージ孔6から抜き取り、樹脂製チューブ端面切削治具1による切削工程を開始する。
すなわち、まず、樹脂製チューブ10を、その切断端10aが切削刃3の刃先3aに衝合する位置まで、当該樹脂製チューブ10の径に対応するチューブ挿入孔4に挿入する(図8)。
そして、樹脂製チューブ端面切削治具1を、人為的に、チューブホルダ11に接近する方向に押圧させつつ、チューブホルダ11に対して刃先3aが切断端10aに食い込む方向(図1における矢印C方向)に回転させていく。
樹脂製チューブ端面切削治具1の押圧,回転に伴って、切削刃3の刃先3aにより、円弧状開口部4bの工具回転方向側部分(円弧状開口部4bにおける刃先3aより工具回転方向(C方向)側の部分)において、樹脂製チューブ10の切断端10aが切削されていく(図9)。
そして、切削刃3による切削は、樹脂製チューブ端面切削治具1の前面2aがチューブホルダ11の前面11kに衝合することにより停止し、樹脂製チューブ10の端面10bは、チューブホルダ11の前面11kから予め設定された長さ(溶着機セット長さL2)だけ突出する位置において、軸線に直交する平滑平面に切削されることになる(図10)。また、切削に伴って発生する切削屑10cは、図10に示す如く、切削屑放出用凹部8に放出されて切削刃3による切削を妨げることがなく、その切削が円滑に行われ、高精度の切削端面10bを得ることができる。なお、樹脂製チューブ10は、上記した準備工程において、切断端面10aからゲージ孔深さL4に相当する距離だけ隔たった部位をチューブホルダ11に固定保持されており、このゲージ孔深さL4は溶着機セット長さL2に切削代を加えた寸法に設定されているから、上記切削工程において樹脂製チューブ10が予め設定した切削代以上に切削されることはない。
したがって、切削終了後においては、チューブホルダ3に固定保持された樹脂製チューブ10を、これから樹脂製チューブ端面切削治具1を抜き取ることにより、そのまま溶着機にセットして、溶着機による溶着工程を開始することができる。
上記樹脂製チューブ10より大径の樹脂製チューブについては、その径に対応するチューブホルダを使用して、大径のチューブ挿入孔5及びゲージ孔7により上記と同一の作業を行うことにより、当該樹脂製チューブの切断端面を、当該チューブホルダの前面から上記の場合と同一量(溶着機セット長さL2)だけ突出する位置において、軸線に直交する平滑平面に切削することができ、切削終了後、直ちに溶着機による溶着工程に移行することができる。
このように、上記した樹脂製チューブ端面切削治具1によれば、樹脂製チューブの径に応じたチューブ挿入孔4,5及びゲージ孔6,7を選択することにより、径の異なる複数種の樹脂製チューブの端面(チューブカッタ等による切断端面)を軸線に直交する平滑平面に容易且つ便利に切削することができ、しかも、これら複数種の樹脂製チューブの切削端面とチューブホルダの前面との距離を予め設定した溶着機セット長さL2に一致させることができ、つまり定尺切削することができて、切削後そのまま直ちに溶着機にセットすることができ、溶着作業を極めて効率よく行うことができる。
なお、本発明に係る樹脂製チューブ端面切削治具の構成は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲で適宜に改良,変更することができる。例えば、チューブ挿入孔4,5及びゲージ孔6,7の数は、当該工具により切削(定尺切削)しようとする樹脂製チューブの種類に応じて任意に設定することができる。
1 樹脂製チューブ端面切削治具
2 ブロック体
2a ブロック体の一端面(前面)
2b ブロック体の他端面(背面)
3 切削刃
4 チューブ挿入孔
4a チューブ挿入孔の底部
5 チューブ挿入孔
5a チューブ挿入孔の底部
6 ゲージ孔
7 ゲージ孔
6a ゲージ孔の底部
7a ゲージ孔の底部
8 切削屑放出用凹部
10 樹脂製チューブ
10a 樹脂製チューブの切断端面
10b 樹脂製チューブの切削端面
10c 切削屑
11 チューブホルダ
11k チューブホルダの前面

Claims (2)

  1. ブロック体の一端面に、径の異なる複数種の樹脂製チューブを挿入しうる複数の有底円筒状のチューブ挿入孔をそれらの軸線が当該一端面に直交する状態で同心状に形成すると共に、当該ブロック体の他端面に、全チューブ挿入孔の底部をその周方向における一箇所において露出させる切削屑放出用凹部を形成し、この切削屑放出用凹部に、直線状の刃先を有する切削刃を、その刃先が当該全チューブ挿入孔の露出部分をその周方向における中間部位置において横断すると共に当該チューブ挿入孔に食い込む状態で取り付けて、チューブ挿入孔に挿入された樹脂製チューブとブロック体とを相対回転させることにより、当該樹脂製チューブの端面を切削刃でチューブ軸線に直交する平滑面に切削すると共にその切削屑を切削屑放出用凹部へと放出させうるように構成したことを特徴とする樹脂製チューブ端面切削治具。
  2. ブロック体の他端面に、チューブ挿入孔と同一数且つ同一径の有底円筒状のゲージ孔をそれらの軸線が当該他端面に直交する状態で同心状に形成してあることを特徴とする、請求項1に記載する樹脂製チューブ端面切削治具。
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