JP2004056300A - 写真シール払出装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図れるようにした写真シール払出装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】背景形成体2に順番待ちボタン4を設け、撮影空間で遊技中の遊技者がいるときに、順番待ちをする遊技予定者がこの順番待ちボタン4を操作すれば、この順番待ちボタン4の操作有りを操作検出部により検出し、コントローラ部により、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間を制限し、遊技者に対して遊技時間を制限した旨を報知する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、硬貨投入口への所定代金の硬貨投入により起動し、撮影手段により被写体を撮影する撮影処理と、編集手段により撮影手段による被写体画像に必要な編集を施す編集処理と、印刷手段により編集済みの画像をシール台紙に印刷する印刷処理とを順次実行する写真シール払出装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、1人あるいは友人同士の複数人で撮影した画像に、好みの文字や図形等を書き込んで編集した合成画像をシール台紙に印刷して払い出す写真シール払出装置が、若年層を中心として話題を集め、遊技場を始めとする各所に設置されている。
【0003】
この種の装置では、遊技者が所望の文字や図形を書き込む(以下では、かかる書き込みを「落書き」とも称する)ために、画像が表示される表示画面(モニタ)に対して落書き用のタッチペンを設け、遊技者がタッチペンによる入力を行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような装置では、次の遊技の順番待ちをしている遊技予定者がある場合には、先の遊技者が撮影から落書き、印刷までの処理を終了するまで、待っていなければならず、順番待ちの遊技予定者は待ち時間にすることがなく退屈感を覚えてしまうという問題点があった。
【0005】
更に、装置を管理する管理者側の立場からは、遊技予定者が順番待ちする時間が多くなればなるほど利用者の回転率が低下するため、収益率の向上を望むことができなくなるという問題点もあった。
【0006】
一方、順番待ちをしている遊技予定者がいない場合には、遊技者に楽しんでもらうために遊技時間をできるだけ長くする方が良い。
【0007】
そこで、本発明は、繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図れるようにした写真シール払出装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明にかかる写真シール払出装置は、硬貨投入口への所定代金の硬貨投入により起動し、撮影手段により被写体を撮影する撮影処理と、編集手段により前記撮影手段による被写体画像に必要な編集を施す編集処理と、印刷手段により編集済みの画像をシール台紙に印刷する印刷処理とを順次実行する写真シール払出装置において、順番待ちの遊技予定者により操作される順番待ち操作手段と、前記順番待ち操作手段の操作有りを検出する検出手段と、前記検出手段により前記順番待ち操作手段の操作有りが検出されるときに、前記撮像処理の開始から前記印刷処理の終了までの遊技時間を制限する制御手段とを備えていることを特徴としている(請求項1)。
【0009】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが検出されると、制御手段により、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間が制限されるため、遊技中の遊技者に対する遊技時間を制限することで、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0010】
また、請求項1に記載の発明において本発明では、前記制御手段は、前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記撮影処理の実行開始前に検出されたときには、前記撮影処理に割り当てられる撮影許容時間に制限を加え、前記編集処理に割り当てられる編集許容時間を予め定められた規定時間に制限することで、前記遊技時間を制限することを特徴としている(請求項2)。
【0011】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが撮影処理の実行開始前に検出されると、制御手段により、撮影許容時間に制限が加えられ、編集許容時間が予め定められた規定時間に制限され、これにより遊技中の遊技者に対する遊技時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明において、本発明では、前記制御手段により制御され、前記撮影許容時間が制限され、前記編集許容時間が前記規定時間に制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴としている(請求項3)。
【0013】
このような構成によれば、報知手段により、撮影許容時間が制限されている旨、編集許容時間が規定時間に制限されている旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で撮影処理や編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることができる。
【0014】
また、請求項1に記載の発明において本発明では、前記制御手段は、前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記撮影処理の実行中に検出されたときには、前記編集処理に割り当てられる編集許容時間を予め定められた規定時間に制限することで、前記遊技時間を制限することを特徴としている(請求項4)。
【0015】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが撮影処理の実行中に検出されると、制御手段により、編集許容時間が規定時間に制限されるため、実行中の撮影処理の撮影許容時間が制限されることはなく、遊技者は十分な時間をかけて撮影を楽しむことができる。一方、編集処理の時間だけが制限されて遊技中の遊技者に対する遊技時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明において本発明では、前記制御手段により制御され、前記編集許容時間が前記規定時間に制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴としている(請求項5)。
【0017】
このような構成によれば、報知手段により、編集許容時間が規定時間に制限されている旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることができる。
【0018】
また、請求項1に記載の発明において本発明では、前記制御手段は、前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間の経過までに検出されたときには、前記編集許容時間を前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限することで、前記遊技時間を制限することを特徴としている(請求項6)。
【0019】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが編集処理の開始から予め定められた規定時間の経過までに検出されると、制御手段により、編集許容時間が順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明において本発明では、前記制御手段により制御され、前記編集許容時間が前記所定の時間の経過時に終了する旨を報知する報知手段を備えていることを特徴としている(請求項7)。
【0021】
このような構成によれば、報知手段により、編集許容時間が所定の時間の経過時に終了する旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることができる。
【0022】
また、請求項1に記載の発明において本発明では、前記制御手段は、前記順番待ち操作手段の操作が無いときには、前記遊技時間を無制限とし、前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記編集許容時間を前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限することで、前記遊技時間を制限することを特徴としている(請求項8)。
【0023】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作が検出されないときには遊技時間は制限されることがないため、遊技者は十分に楽しむことができる。一方、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されると、制御手段により、編集許容時間が順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0024】
また、請求項1に記載の発明において本発明では、前記制御手段は、前記順番待ち操作手段の操作が無いときには、前記編集許容時間に上限時間を設定し、前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から前記上限時間内であって予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間、及び、前記上限時間のうち、早く経過する方に前記編集許容時間を制限することで、前記遊技時間を制限することを特徴としている(請求項9)。
【0025】
このような構成によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作が検出されないときには編集許容時間に上限時間が設定されるものの、遊技者はある程度満足して遊技を楽しむことができる。一方、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが上限時間内であって編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されると、制御手段により、順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間、及び、上限時間のうち、早く経過する方に編集許容時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0026】
また、請求項8または9に記載の発明において本発明では、前記制御手段により制御され、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記編集許容時間が制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴としている(請求項10)。
【0027】
このような構成によれば、報知手段により、編集許容時間が制限されている旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることができる。
【0028】
また、請求項1ないし10のいずれかに記載の発明において本発明では、前記遊技時間の残り時間を計時し、前記遊技予定者に対して告知する残り時間告知手段を備えていることを特徴としている(請求項11)。
【0029】
このような構成によれば、残り時間告知手段により、遊技予定者に対して遊技時間の残り時間が告知されるため、順番待ちをしている次の遊技予定者はあとどれくらいの時間待てばよいかわかるため、遊技予定者の待ち時間でのいらつきを抑制することができる。
【0030】
また、本発明にかかる写真シール払出装置の制御方法は、順番待ちの遊技予定者により操作される順番待ち操作手段を設け、前記検出手段により前記順番待ち操作手段の操作有りが検出されるときには、前記撮像処理の開始から前記印刷処理の終了までの遊技時間を制限することを特徴としている(請求項12)。
【0031】
このような構成によれば、順番待ち操作手段の操作有りが検出されると、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間が制限されるため、遊技中の遊技者に対する遊技時間を制限することで、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。但し、図1及び図2は写真シール払出装置の全体の外観斜視図及び主要部の斜視図、図3は写真シール払出装置のブロック図、図4は動作説明用のフローチャートである。
【0033】
(全体構成)
図1に示すように、本実施形態における写真シール払出装置は、装置本体1と、この装置本体1の後方に配設されて少なくとも天板により装置本体1に連設され撮影時における白色の背景を形成する背景形成体2とを備え、装置本体1と背景形成体2との間の撮影空間への入口部分には仕切カーテン2aが吊下され、これにより良好な撮影環境が形成されると共に、外部から撮影空間が見えないように遮蔽されている。
【0034】
また、背景形成体2の少なくとも一方側面には、待ち時間をデジタル表示する待ち時間表示部3、及び、次の順番待ちをする遊技予定者が操作するための順番待ち操作手段である順番待ちボタン4が設けられ、撮影空間で遊技中の遊技者がいるときに、順番待ちをする遊技予定者がこの順番待ちボタン4を操作することで、後に詳述するように、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間が制限され、遊技時間が制限されることによる遊技時間の残り時間、つまり待ち時間が待ち時間表示部3に表示されるようになっている。但し、順番待ちボタン4は、背景形成体2の両側面に設けらていてもよい。
【0035】
(装置本体の構成)
続いて、装置本体1の詳細構成について説明すると、図2に示すように、装置本体1の正面中央に設けられた撮影ユニット5で撮影された写真が、装置本体1の前面中央下部に設けられた表示手段としての操作パネル7のメイン画面領域に表示されている。そして、利用者が操作パネル7の両側に設けられた2個のタッチペン9と操作パネル7に設けられている操作画面とを用いて、操作パネル7に表示された画像に対し図形や文字等を入力して編集すると、編集された画像が装置本体1の内部に設けられた印刷手段であるプリンタ45(図3参照)によりシール台紙供給手段から供給されるシール台紙に印刷される。
【0036】
こうして印刷された写真シールは装置本体1の側面に設けられたシール取出口11から排出される。以下、装置各部の構成について、図2の斜視図及び図3のブロック図を参照して更に詳しく説明する。
【0037】
撮影ユニット5には、CCDデジタルカメラ(以下、単にカメラと称する)5a及び撮影モニタ5bが設けられており、撮像手段として機能するカメラ5aが編集の対象となる被写体画像を撮影する一方、撮影モニタ5bには現在カメラ5aに映る画像が表示され、利用者はこの撮影モニタ5bに表示された画像を見ながら撮影する写真の構図を決めることができるようになっている。
【0038】
即ち、図3に示すように、撮影ユニット駆動部13が設けられ、利用者の操作に基づき撮影ユニット駆動部13が後述するCPU31により制御されて、撮影ユニット5のカメラ5aが所定範囲内で上下方向に移動され、カメラ5aの仰角・俯角が可変され、カメラ5aのズーム調整が行われ、カメラ5aの撮影時の構図設定が利用者の操作に応じて行われる。
【0039】
こうしてカメラ5aにより撮影された写真は、図3に示すように、操作パネル7ほぼ中央部に形成されたメイン画面領域7aに表示される。つまり、操作パネル7は、画像を表示するための画面を有するメイン画面領域7aと、その周辺、特に左右に配置された操作画面と、それらの画面上に設けられたデジタイザ7bとで構成されている。本実施形態では、メイン画面領域7aが、編集対象である被写体画像またはこれに文字等を落書きして編集中のもしくは編集の済んだ画像(以下、これらを総称して「編集画像」と称する)を表示するようになっており、デジタイザ7bにより、タッチペン9が触れた画面上の位置を検出している。
【0040】
尚、操作パネル7としては、陰極線管式、液晶ディスプレイ、リアプロジェクション式など、種々の方式が考えられるが、これら及びそれ以外のいずれの方式であってもよい。また、デジタイザ7bとしては、赤外線方式、容量結合方式など、種々の方式が考えられるが、本実施形態においては、可視光に対する透過性があり、タッチペン9との組合せにより使用できるものであって、複数の入力を識別することができるものであればどのような方式のものであってもよい。
【0041】
更に、操作パネル7のメイン画面領域7aの左右に形成された操作画面は、ユーザがタッチペン9を把持してその先端をこの操作画面やメイン画面領域7aに触れることによって、予め選択した図形の配置を指定したり、手書き文字を入力したり、表示色を選択したりすることができる。これら両タッチペン9は接続ケーブル17によって装置本体1と接続されている。
【0042】
操作パネル7の操作画面には、装置の動作状況に応じて上記した描画パターンのメニュー以外にも、上記した撮影ユニット5の移動やシャッター操作などを行うためのメニューや他の編集作業のためのメニュー等の各操作メニューも表示することができるようになっている。
【0043】
ところで、この他装置本体1には、図2に示すように、利用者に料金を投入させるための硬貨投入口19及び装置の管理者がこれを取り出すための硬貨取出口21、装置本体1の複数箇所に配設され鮮明な写真を撮影するために必要な露光量を確保するための蛍光灯及びその駆動用インバータ回路等から成る照明光源23,25、音声による操作案内や背景音楽等を流すためのスピーカ27がそれぞれ設けられている。更に、各照明光源23,25のほかに、装置本体1に配設されて撮影時に影をなくすために点滅駆動されるストロボ、照明光源23,25の駆動回路であるインバータ回路及びストロボの駆動回路が設けられており、これら各照明光源23,25、ストロボ及びこれらの駆動回路により、図3に示すような照明駆動部29が構成されている。
【0044】
(コントローラ部)
次に、この写真シール払出装置の制御手段としてのコントローラ部15の詳細構成について、図3を参照して説明すると、このコントローラ部15には、CPU31が設けられており、このCPU31が、予め設定されたプログラムを実行して装置各部を制御している。また、コントローラ部15には、CPU31が実行すべきプログラムや装置の動作状態や各種データを一時記憶するメモリ33及び画像データを記憶するためのハードディスク(HD)装置35が設けられている。
【0045】
更に、コントローラ部15には、カメラ5aからの画像データを受け付けてデジタル信号に変換するための画像入力部37、操作パネル7に編集画像を表示させるための表示処理部39、デジタイザ7b及びタッチペン9からの位置情報を処理する入力処理部41及び被写体画像や描画画像を重ね合わせた合成画像を生成するための画像処理部43、印刷手段であるプリンタ45に対する制御信号及び画像信号を出力する画像出力部47が設けられており、これら各機能ブロックが内部バス50を介して相互に接続されている。ここで、入力処理部41及び画像処理部43が、本発明における編集手段に相当する。
【0046】
ところで、図3に示すように、上記した照明光源23,25及びストロボを駆動する照明駆動部29が設けられ、この照明駆動部29がコントローラ部15のCPU31により制御される。更に、硬貨処理部49が設けられ、硬貨投入口19から投入された硬貨の金額を検出して所定代金を検出したときに、硬貨処理部49によってCPU31にその旨が通知される。
【0047】
そして、コントローラ部15には、上記した順番待ちボタン4の操作有りを検出する検出手段である操作検出部51が設けられ、この操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りの検出状況に応じて、カメラ5aにより被写体を撮影する撮影処理の開始から、プリンタ45により編集済みの画像をシール台紙に印刷する印刷処理の終了までの遊技時間が制限される。尚、順番待ちボタン4の操作有りが検出されないときには、基本的に遊技時間には制限を設けない。
【0048】
このとき、操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りの検出状況、つまり検出タイミングとして、
▲1▼撮影処理の実行開始前に検出される場合、
▲2▼撮影処理の実行中に検出される場合、
▲3▼編集処理の開始から予め定められた規定時間(例えば、2分)の経過までに検出される場合、
▲4▼編集処理の開始から規定時間(2分)を経過した後に検出される場合、
の4つが設定され、検出タイミングに応じて、コントローラ部15のCPU31により次のような遊技時間の制限処理が行われる。
【0049】
即ち、▲1▼の検出タイミングでは、順番待ちボタン4の操作が検出されないときにおける撮影許容時間が最大10回分の撮影が可能な最長時間であるのに対して、コントローラ部15のCPU31により、最大でも6回分の撮影が可能な通常時間に制限されると共に、順番待ちボタン4の操作が検出されないときに、無制限であった編集許容時間が予め定められた規定時間(2分)に制限され、撮影許容時間及び編集許容時間が共に制限されることにより遊技中の遊技者に対する遊技時間が制限される。
【0050】
このとき、コントローラ部15のCPU31の制御に基づく操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより、撮影許容時間が制限(最大6回分の撮影時間)されている旨、編集許容時間が規定時間(2分)に制限されている旨が遊技中の遊技者に報知される。そのため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で撮影処理や編集処理が終了してしまうことが防止され、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを把握できる。尚、メイン画面領域7aやスピーカ27が、本発明における報知手段に相当する。
【0051】
続いて、▲2▼の検出タイミングでは、コントローラ部15のCPU31により、実行中の撮影処理の撮影許容時間が制限されることはなく、遊技中の遊技者には最大10回分の撮影が可能な十分な最長時間を使って撮影を楽しんでもらい、コントローラ部15のCPU31により編集許容時間のみが規定時間(2分)に制限される。
【0052】
このとき、コントローラ部15のCPU31の制御に基づく操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより、編集許容時間が規定時間(2分)に制限されている旨が報知される。
【0053】
また、▲3▼の検出タイミングでは、既に撮影処理は終了しており、編集許容時間が順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(例えば、2分)に制限される。
【0054】
このとき、コントローラ部15のCPU31の制御に基づく操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより、編集許容時間が所定の時間の経過時、つまり後2分で終了する旨が報知される。
【0055】
更に、▲4▼の検出タイミングでは、既に撮影処理は終了し、遊技中の遊技者は何の報知もないことから順番待ちの遊技予定者もなく、無制限に編集を楽しむことができると思っているところへ、順番待ちボタン4の操作有りが検出されることで、編集許容時間が順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(例えば、2分)に制限される。
【0056】
このとき、コントローラ部15のCPU31の制御に基づく操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより、編集許容時間が所定の時間の経過時、つまりあと2分で終了する旨が報知される。
【0057】
尚、上記した撮影許容時間、及び、編集許容時間は、図3には示すタイマ部53により計時されることで管理され、このタイマ部53の計時時間がコントローラ部15のCPU31により、上記した各検出タイミング毎に可変設定されることで、撮影許容時間及び編集許容時間に制限が加えられるのである。
【0058】
そして、上記した▲1▼〜▲4▼の検出タイミングに応じて撮影許容時間及び編集許容時間に制限が加えられることによる遊技時間の残り時間もタイマ部53によって計時され、この遊技時間の残り時間を遊技予定者に対する待ち時間として待ち時間表示部3に表示して遊技予定者に告知すべく、CPU31により待ち時間表示部3が制御されるようになっている。これらタイマ部53及び待ち時間表示部3が、本発明における待ち時間告知手段に相当する。尚、待ち時間表示部3による表示タイミングは、順番待ちボタン4の操作を検出した時点に設定すればよく、特にこのタイミングに限定されるものでもない。
【0059】
(動作の説明)
次に、一連の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。図4に示すように、装置の電源が投入されて起動されると、初期処理が行われる(S1)。この初期処理では、コントローラ部15により各部の電源投入処理が行われると共に、プリンタ45やストロボ等の各部の異常チェックが行われる。
【0060】
そして、予めメモリ33に格納されているデモ画像データに基づき、操作パネル7のメイン画面領域7aにデモムービーが再生表示され(S2)、硬貨投入口19に所定金額の硬貨が投入されるのを待って硬貨処理部49により投入硬貨の検出が行われる(S3)。
【0061】
更に、投入硬貨の確認後、操作検出部51により順番待ちボタン4の操作の検出処理が行われ(S4)、ここで順番待ちボタン4の操作が検出されなければ、撮影許容時間は最大10回分の撮影が可能な最長時間に設定されたままであり、順番待ちボタン4の操作有りが検出されると、上記したように、コントローラ部15のCPU31により、撮影許容時間が最大でも6回分の撮影が可能な通常時間に制限される。
【0062】
続いて、ステップS4の処理により最大10回分撮影可能な最長時間か最大6回分撮影可能な通常時間に設定された撮影許容時間、撮影処理が実行される(S5)。この処理では、撮影操作の説明が、操作パネル7のメイン画面領域7aの表示とスピーカ27からの音声によりなされ、カメラ5aにより遊技者の撮影が行われる。ここで、設定された撮影許容時間が経過するまで、遊技者に対して撮影が繰り返し許容され、撮影された被写体画像が、メイン画面領域7aに一覧表示される。そして、撮影許容時間が経過するか、若しくは、撮影許容時間の経過前に遊技者により撮影終了操作がなされるかのいずれかを条件に撮影処理が終了する。
【0063】
尚、この撮影処理の実行中にも、上記したように、操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りの検出が行われるが、撮影処理の実行中に順番待ちボタン4の操作有りが検出されても、撮影許容時間は最大10回分の撮影が可能な最長時間のままである。
【0064】
その後、撮影処理が終了すると、図4に示すように、メイン画面領域7aに表示される複数の被写体画像の中から、印刷すべき所望の画像を選択する処理がなされ(S6)、選択された画像に対して落書きされる所望の文字や図形を編集する編集処理が実行される(S7)。
【0065】
この編集処理の実行中に、操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りの検出が行われるが、上記した撮影処理の開始前或いは実行中に操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りが検出された場合には、上記したように、編集許容時間は予め定められた規定時間(2分)に制限される。
【0066】
一方、撮影処理の開始前或いは実行中に操作検出部51による順番待ちボタン4の操作が検出されず、編集処理の開始から規定時間(2分)の経過までに順番待ちボタン4の操作有りが検出される場合には、上記したように、編集許容時間が順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(2分)に制限される。
【0067】
また、撮影処理の開始前或いは実行中に操作検出部51による順番待ちボタン4の操作が検出されず、編集処理の開始から規定時間(2分)を経過した後に順番待ちボタン4の操作有りが検出されると、このときも編集許容時間が順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間分(2分)に制限される。
【0068】
こうして、設定された編集処理時間において、遊技者によりタッチペン9を用いて落書きが行われ、編集処理が終了すると、入力された落書きデータが受け付けられて選択された被写体画像に合成され(S8)、プリンタ45により合成された画像がシール台紙に印刷されてシール取出口11に排出され(S9)、一連の遊技が終了して次の遊技の待機状態となる。
【0069】
尚、上記したように、撮影許容時間、編集許容時間が制限されたときには、操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより、遊技中の遊技者に対してその旨が報知される。
【0070】
従って、上記した実施形態によれば、順番待ちボタン4の操作有りが検出されると、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間が制限されるため、遊技中の遊技者に対する遊技時間を制限することによって、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることができる。
【0071】
また、操作パネル7のメイン画面領域7aによる表示メッセージ、及び、スピーカ27からの音声メッセージにより遊技時間が制限された旨が報知されるため、遊技中の遊技者はこの報知から遊技時間が制限されていることを容易に知ることができ、何も報知されずに遊技途中で遊技が終了してしまうことを防止できる。一方、遊技予定者には待ち時間表示部3に待ち時間を表示して告知するため、遊技予定者の待ち時間におけるいらつきを抑制することができる。
【0072】
なお、上記した実施形態では、順番待ちボタン4の操作が検出されないときには、撮影許容時間を最大10回分撮影可能な最長時間に設定しているが、撮影許容時間を無制限としても構わない。
【0073】
また、順番待ちボタン4の操作有りが編集処理の開始から規定時間(2分)の経過までに検出される場合には、編集許容時間を、順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(2分)に制限しているが、このときの所定の時間は2分に限定されるものではない。
【0074】
更に、順番待ちボタン4の操作有りが編集処理の開始から規定時間(2分)を経過した後に検出される場合にも、編集許容時間を、順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(2分)に制限しているが、この所定の時間も2分に限るものではない。ここで、上記した規定時間(2分)の経過前に順番待ちボタン4の操作有りが検出される場合と同じように編集許容時間の制限処理を行うため、同じ制御プログラムを使用することができる。
【0075】
また、上記した実施形態では、規定時間を2分として説明したが、2分に限定されるものではなく、任意の時間に可変設定できるように構成してもよいのは勿論である。
【0076】
更に、上記した実施形態では、順番待ちボタン4の操作有りが検出されない場合に、上記した実施形態では遊技時間を無制限とした場合について説明したが、この場合には編集許容時間を予め定めた上限時間を設定し、例えば編集処理の開始から5分で編集処理を終了するように設定してもよく、この場合、操作検出部51による順番待ちボタン4の操作有りが、編集処理の開始から上限時間(5分)内であって規定時間(2分)を経過した後に検出されたときには、順番待ちボタン4の操作有りの検出から所定の時間(2分)、及び、上限時間のうち、早く経過する方に編集許容時間を制限することで、遊技時間を制限するようにしても構わない。
【0077】
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0078】
例えば、上記した実施形態では、操作パネル7にデジタイザ7bを設けた例を示したが、これに限らず、操作パネル7として、所定の画像を表示できしかも指で直接触れて入力操作を行うことのできるタッチパネルで構成し、利用者はこれらのタッチパネルに表示されるメニューの所定の位置に触れることによって、タッチペン9で入力する図形の形や文字の色、描線の太さ等の描画パターンを任意に選択できるようにしてもよく、このときのタッチパネルとして、例えば抵抗膜式のものを使用することができるが、他の方式によるものであってもよい。
【0079】
更に、プリンタ45は、1枚のシール台紙を複数の大きさの異なる区画に区分して、編集が施された複数の被写体画像を各区画に割り当てて印刷するようにしてもよく、こうすると1枚のシール台紙に異なる図柄の複数の写真シールを作成したり、大きさの異なるシールを作成することができ、利用者はバリエーション豊富な写真シールを得て楽しむことができる。
【0080】
また、遊技予定者に待ち時間を告知する場合、上記した実施形態のように待ち時間表示で行うほか、音声により告知するようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように、請求項1、12に記載の発明によれば、順番待ち操作手段の操作有りが検出されると、撮像処理の開始から印刷処理の終了までの遊技時間が制限されるため、遊技中の遊技者に対する遊技時間を制限することで、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0082】
また、請求項2に記載の発明によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが撮影処理の実行開始前に検出されると、制御手段により、撮影許容時間に制限が加えられ、編集許容時間が予め定められた規定時間に制限され、これにより遊技中の遊技者に対する遊技時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0083】
また、請求項3に記載の発明によれば、報知手段により、撮影許容時間が制限されている旨、編集許容時間が規定時間に制限されている旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で撮影処理や編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることが可能になる。
【0084】
また、請求項4に記載の発明によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが撮影処理の実行中に検出されると、制御手段により、編集許容時間が規定時間に制限されるため、実行中の撮影処理の撮影許容時間が制限されることはなく、遊技者は十分な時間をかけて撮影を楽しむことができる一方、編集処理の時間だけが制限されて遊技中の遊技者に対する遊技時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0085】
このとき、請求項5に記載のように、報知手段により、編集許容時間が規定時間に制限されている旨を報知することにより、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることが可能になる。
【0086】
また、請求項6に記載の発明によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが編集処理の開始から予め定められた規定時間の経過までに検出されると、制御手段により、編集許容時間が順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0087】
このとき、請求項7に記載のように、報知手段により、編集許容時間が所定の時間の経過時に終了する旨が報知されるため、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることが可能になる。
【0088】
また、請求項8に記載の発明によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作が検出されないときには遊技時間は制限されることがないため、遊技者は十分に楽しむことが可能になる。一方、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されると、制御手段により、編集許容時間が順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0089】
また、請求項9に記載の発明によれば、検出手段により順番待ち操作手段の操作が検出されないときには編集許容時間に上限時間が設定されるものの、遊技者はある程度満足して遊技を楽しむことが可能である。
【0090】
一方、検出手段により順番待ち操作手段の操作有りが上限時間内であって編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されると、制御手段により、順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間、及び、上限時間のうち、早く経過する方に編集許容時間が制限されるため、次の遊技予定者の待ち時間を短くして繁盛時における遊技者の回転率を下げず、しかも閑散時における遊技者の満足度を上げることにより、リピータ率の向上及び収益率の向上を図ることが可能になる。
【0091】
このとき、請求項10に記載のように、報知手段により、編集許容時間が制限されている旨を報知することにより、遊技中の遊技者に何も知らされないまま途中で編集処理が終了してしまうこともなく、遊技中の遊技者は、次の遊技予定者が順番待ちをしていて自分たちの遊技時間が制限されていることを容易に知ることが可能になる。
【0092】
また、請求項11に記載の発明によれば、残り時間告知手段により、遊技予定者に対して遊技時間の残り時間が告知されるため、順番待ちをしている次の遊技予定者はあとどれくらいの時間待てばよいかわかるため、遊技予定者の待ち時間でのいらつきを抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における写真シール払出装置全体の外観斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態における写真シール払出装置の主要部の斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態の制御系のブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
3  待ち時間表示部(待ち時間告知手段)
4  順番待ちボタン
5a カメラ(撮影手段)
15 コントローラ部(制御手段)
19 硬貨投入口
41 入力処理部(編集手段)
43 画像処理部(編集手段)
45 プリンタ(印刷手段)
51 操作検出部(検出手段)
53 タイマ部(待ち時間告知手段)

Claims (12)

  1. 硬貨投入口への所定代金の硬貨投入により起動し、撮影手段により被写体を撮影する撮影処理と、編集手段により前記撮影手段による被写体画像に必要な編集を施す編集処理と、印刷手段により編集済みの画像をシール台紙に印刷する印刷処理とを順次実行する写真シール払出装置において、
    順番待ちの遊技予定者により操作される順番待ち操作手段と、
    前記順番待ち操作手段の操作有りを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記順番待ち操作手段の操作有りが検出されるときに、前記撮像処理の開始から前記印刷処理の終了までの遊技時間を制限する制御手段とを備えていることを特徴とする写真シール払出装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記撮影処理の実行開始前に検出されたときには、前記撮影処理に割り当てられる撮影許容時間に制限を加え、前記編集処理に割り当てられる編集許容時間を予め定められた規定時間に制限することで、前記遊技時間を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール払出装置。
  3. 前記制御手段により制御され、前記撮影許容時間が制限され、前記編集許容時間が前記規定時間に制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の写真シール払出装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記撮影処理の実行中に検出されたときには、前記編集処理に割り当てられる編集許容時間を予め定められた規定時間に制限することで、前記遊技時間を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール払出装置。
  5. 前記制御手段により制御され、前記編集許容時間が前記規定時間に制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の写真シール払出装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間の経過までに検出されたときには、前記編集許容時間を前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限することで、前記遊技時間を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール払出装置。
  7. 前記制御手段により制御され、前記編集許容時間が前記所定の時間の経過時に終了する旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の写真シール払出装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記順番待ち操作手段の操作が無いときには、前記遊技時間を無制限とし、
    前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記編集許容時間を前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間に制限することで、前記遊技時間を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール払出装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記順番待ち操作手段の操作が無いときには、前記編集許容時間に上限時間を設定し、
    前記検出手段による前記順番待ち操作手段の操作有りが、前記編集処理の開始から前記上限時間内であって予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記順番待ち操作手段の操作有りの検出から所定の時間、及び、前記上限時間のうち、早く経過する方に前記編集許容時間を制限することで、前記遊技時間を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール払出装置。
  10. 前記制御手段により制御され、前記編集処理の開始から予め定められた規定時間を経過した後に検出されたときに、前記編集許容時間が制限されている旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項8または9に記載の写真シール払出装置。
  11. 前記遊技時間の残り時間を計時し、前記遊技予定者に対して告知する残り時間告知手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の写真シール払出装置。
  12. 硬貨投入口への所定代金の硬貨投入により起動し、撮影手段により被写体を撮影する撮影処理と、編集手段により前記撮影手段による被写体画像に必要な編集を施す編集処理と、印刷手段により編集済みの画像をシール台紙に印刷する印刷処理とを順次実行する写真シール払出装置の制御方法において、
    順番待ちの遊技予定者により操作される順番待ち操作手段を設け、
    前記検出手段により前記順番待ち操作手段の操作有りが検出されるときには、前記撮像処理の開始から前記印刷処理の終了までの遊技時間を制限する
    ことを特徴とする写真シール払出装置の制御方法。
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