JP2004053346A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カーナビゲーション装置において、VICS受信機で受信した文字情報の全てを画面に表示するのではなく、ユーザにとって必要な情報だけを画面に表示する。
【解決手段】制御回路2がVICS受信機8により受信された文字情報中に、予め設定されたキーワードを含むか否かを判断し、キーワードを含むとされた文字情報だけを表示装置6の表示画面に表示する。このため、表示画面に文字情報が表示される機会を少なくすることできて、地図が見難くなったりすることを極力防止できる上、ユーザに必要な情報だけは的確に表示することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】制御回路2がVICS受信機8により受信された文字情報中に、予め設定されたキーワードを含むか否かを判断し、キーワードを含むとされた文字情報だけを表示装置6の表示画面に表示する。このため、表示画面に文字情報が表示される機会を少なくすることできて、地図が見難くなったりすることを極力防止できる上、ユーザに必要な情報だけは的確に表示することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、VICSなどから取得した文字情報を表示手段の画面に表示するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーナビゲーション装置には、VICS(Vehicle Information and Communication System)受信機を備え、VICSから文字情報を取得した場合には、その文字を地図表示画面に表示するようにしている。
【0003】
VICSから送信されてくる文字情報は、例えば渋滞情報について例示すると、道路名、渋滞区間、渋滞の原因(事故か工事かなど)、渋滞の期間などの情報からなり、この文字情報を、地図を表示している画面に、その地図に重ねて表示したり、画面を2分割して片側半分に表示したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカーナビゲーション装置では、文字情報を表示するか、表示しないかのいずれかを選択できるようになっている。しかしながら、「文字表示する」を選択した場合、全ての文字情報が画面に表示されるため、特に運転者にとって不必要な情報の場合には、地図の見難さを強く感じたり、煩わしさを感じたりすることがある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取得した文字情報の全てを画面に表示するのではなく、使用者にとって必要な情報だけを画面に表示させることができるナビゲーション装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、取得した文字情報中に予め設定されたキーワードが含まれているか否かを判断し、キーワードが含まれているとされた文字情報だけを表示手段に表示するようにしたので、表示手段の画面に文字情報を表示する機会を極力少なくでき、地図が見難くなったり、必要のない情報が表示されることによって生じる煩わしく感じたりすることを軽減できる(請求項1)。
【0007】
キーワードは、入力手段により入力したり(請求項2)、予め登録された複数のキーワードから選択したり(請求項3)、案内経路が設定されているとき、その案内経路の道路名、案内経路が通る地名など、地図データから選択された案内経路に関連する語としたり(請求項4)することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1はカーナビゲーション装置1の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、カーナビゲーション装置1は、制御手段としての制御回路2、位置検出手段としての位置検出装置3、地図データ記憶手段としての地図データ記憶装置4、操作スイッチ群5、表示手段としての表示装置6、音声発生手段としての音声発生装置7、文字情報取得手段としてのVICS受信機8、外部データ入出力器9、携帯電話接続装置10、リモコンセンサ11およびこのリモコンセンサ11と対をなすリモコン12などを備えている。
【0010】
制御回路2は、カーナビゲーション装置1の動作全般を制御する機能を有しており、マイクロコンピュータを主体として構成されている。すなわち、制御回路2は、CPU、ROM、RAM、I/0およびこれらを接続するバスなど(いずれも図示せず)を備えて構成されている。このうち、ROMにはカーナビゲーション装置1を動作させるための実行プログラムが格納され、RAMにはプログラム実行時の一時データや地図データ記憶装置4から取得した地図データ、VICS受信機8から取得した情報などが一時的に格納されるようになっている。
【0011】
位置検出装置3は、ジヤイロスコープ13、距離センサ14およびGPS(Global Positioning System )受信機15などから構成されている。これらのセンサ13〜15はそれぞれ性質の異なる検出誤差を有するので、これらのセンサ13〜15を組み合わせることにより、互いに検出誤差を補正しながら精度の高い位置検出を行ない得るようにしている。なお、要求される検出精度レベルによっては、すべてのセンサ13〜15を備える必要はなく、適宜選択して設ける構成とすることができる。更に、ステアリングの回転センサや各タイヤの回転を検出する車輪センサなどを組み合わせて位置検出装置3を構成しても良い。
【0012】
地図データ記憶装置4は、例えばDVD−ROMなどの情報記録媒体と、この情報記録媒体から地図データを読み取る読取装置とから構成されており、読取装置によって地図データ、マップマッチング用データ、経路を音声で案内するためのデータ、地名から地図上の位置を検索する検索データなどを情報記録媒体から読み取り、制御回路2に入力する。なお、地図データの中には、各道路について定められた区間ごとに定められた番号を付したデータがあり、この道路の区間番号データにより、VICSから送信されてくる渋滞情報がどの道路のどの区間についてのものかを把握できるようにしている。
【0013】
表示装置6は、例えば液晶ディスプレイなどの表示画面を備えて構成されており、その表示画面に地図データや文字或いは記号などを表示できるようになっている。操作スイッチ群5は、データを入力したり、設定事項を入力したりするために使用されるもので、例えば表示装置6に一体的に設けられたタッチスイッチ或いはメカニカルスイッチなどの各種の操作スイッチから構成されている。
【0014】
VICS受信機8は、外部情報源であるVICSから送信される道路交通情報を受信して制御回路2に入力する。制御回路2は、VICS受信機8から入力された道路交通情報により、交通規制地点、渋滞している道路とその渋滞区間などを検出する。
【0015】
外部データ入出力器9は、情報記録媒体としてのフレキシブルディスク、メモリスティクなどを着脱可能に装着してその情報記録媒体から情報を読み取ったり、書き込んだりするものである。携帯電話接続装置10は、携帯電話機と接続して携帯電話が受信した情報を読み込んだり、携帯電話機から情報を発信したりするものである。
【0016】
制御回路2は、表示制御手段としての機能を有し、位置検出装置3から入力される情報に基づき車両の現在位置を演算して、地図データに基づいてその現在位置周辺の道路地図を表示装置6の表示画面に表示すると共に、その表示画面の道路地図に重ねて車両の現在位置および進行方向を示すポインタを表示する。この表示画面に表示される道路地図の縮尺は操作スイッチ群5の操作によって変更することができるようになっている。
【0017】
制御回路2は、目的地までの経路を設定する機能、およびその経路に従って車両の進行すべき方向を音声発生装置7から音声を発して指示したりする走行案内機能を有している。すなわち、操作スイッチ群5或いはリモコン14を操作して目的地、或いは通過点を入力すると、現在位置から目的地までの最適経路を案内経路として自動設定すると共に、その案内経路を表示装置6の表示画面に表示されている道路地図上に強調表示する。そして、制御回路2は、案内経路に従って車両の進行方向を音声で案内する。なお、最適経路を設定する方法としては、ダイクストラ法などが用いられる。
【0018】
車両の走行中、VICS受信機8が渋滞地点や交通規制地点、渋滞原因或いは渋滞長さなどの交通障害地点についての音声情報や文字情報を受信すると、制御回路2は、その障害情報を音声で報知したり、表示装置6の表示画面に文字などで表示したり、その交通障害地点を道路地図上に表示したりする。また、そのVICS受信機8が受信した情報は、制御回路2のRAMに記憶され、繰り返し聞いたり、表示したりすることができるようになっている。なお、RAMに記憶した情報は10〜15秒後に自動的に消去されるようになっている。
【0019】
このカーナビゲーション装置1では、VICS受信機8が文字情報を受信した場合、その文字情報を表示装置6の表示画面に表示(表示モード)するか否か(非表示モード)を選択することができるようになっている。また、「文字情報を表示する」を選択した場合、受信した全ての文字情報を表示するか、登録されたキーワードを含む文字情報だけを表示(選択表示モード)するかを選択できるようになっている。以上の各モードはモード選択手段としての操作スイッチ群5を操作することで選択できるようになっている。
【0020】
キーワードによる選択表示モードを選択した場合、そのキーワードの設定を行う。このキーワードの設定は次のようにして行う。
▲1▼第1のキーワード設定方式
入力手段としての操作スイッチ群5の各スイッチを操作すると、「かな」を入力できるようになっており、その操作によって所望のキーワードを選択する。
【0021】
▲2▼第2のキーワード設定方式
予め多数のキーワードがROMに記憶されており、キーワード選択手段としての操作スイッチ群5によりキーワード読み出し操作をすると、記憶されているキーワードが表示画面に表示されるので、その中からキーワード選択手段としての操作スイッチ群5を操作して所望するキーワードを選択操作する。
【0022】
▲3▼第3のキーワード設定方式
案内経路を設定すると、キーワード自動設定手段としての制御回路2が案内経路の道路名、案内経路が通る地名、高速道路のインターチェンジ名などを地図データから検索し、これを自動的にキーワードとして設定する。
【0023】
キーワードの設定は以上のようにして行うが、▲1▼の方式は運転者がキーワードを自由自在に選択できる、▲2▼の方式はキーワードの選択が容易である、▲3▼の方式では、キーワードが自動的に設定されるので、その選択操作を行わなくとも済む、という利点があり、カーナビゲーション装置1は、上記のうち、いずれか一つの方式または複数の方式でキーワードを選択することができるように構成されている。そして、キーワードは記憶手段としての制御回路2のRAMに書き込まれるようになっている。
【0024】
次に、VICS受信機8が渋滞情報などを文字情報で受信した場合の処理内容を図2のフローチャートをも参照しながら説明する。
図2に示す文字情報受信処理に入ると、制御回路2は、VICS受信機8が文字情報を受信したか否かを判断する(ステップS1)。文字情報を受信していない場合には、ステップS1で「NO」と判断して文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0025】
文字情報を受信した場合には、制御回路2は、ステップS1で「YES」と判断し、受信した文字情報を記憶手段としての制御回路2のRAMに記憶する(ステップS2)。なお、RAMに記憶された文字情報は、所定時間、例えば30分経過すると自動的に消去されるように構成されている。次いで、制御回路2は、ステップS3に移行して現在のモードが文字情報表示モードであるか否かを判断し、文字情報表示モードでない場合(非表示モード)はステップS3で「NO」となって文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0026】
表示モードである場合には、制御回路2は、ステップS3で「YES」と判断しでステップS4に移行し、キーワードが設定されているか否かを判断する。キーワードが設定されてない場合には、制御回路2は、ステップS4で「NO」と判断してステップS5に移行し、そして、受信した全ての文字情報を表示装置6の表示画面に表示し、文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0027】
キーワードが設定されている場合には、制御回路2は、ステップS4で「YES」と判断してステップS6に移行し、受信した文字情報中にそのキーワードを含む文字情報が存在するか否かを判断する(判断手段)。キーワードを含む文字情報が存在していなかった場合(ステップS6で「NO」)には、制御回路2は、ステップS7に移行し、表示装置6の表示画面にキーワードを含む文字情報が無い旨の表示をして文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0028】
キーワードを含む文字情報が存在していた場合(ステップS6で「YES」)には、制御回路2は、ステップS8に移行し、キーワードを含んだ文字情報のみを表示装置6の表示画面に表示し、文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0029】
ところで、文字情報非表示モードのときに受信した文字情報(制御回路2のRAMに記憶)を見たい場合、または、文字情報表示モードであっても一度見た文字情報を再度見たい場合がある。この場合には、操作スイッチ群5を操作して文字情報読出しモードを選択する。すると、制御回路2は図3の文字情報読出しルーチンを実行する。
【0030】
すなわち、制御回路2は図3のルーチンに入ると、ユーザがキーワードを選択する操作(選択表示モード)をしたか否かを判断する(ステップA1)。キーワードの設定をしない場合(ステップA1で「NO」)には、制御回路2は、RAMに記憶されている文字情報を全て表示装置6の表示画面に表示し(ステップA2)、文字情報読出しルーチンを終了する。
【0031】
キーワードを登録する(ステップA1で「YES」)場合には、制御回路2は、ユーザが選択した語をキーワードとして設定し(ステップA3)、次いで受信済みの文字情報中にキーワードを含む文字情報があるか否かを判断する(ステップA4)。そして、キーワードを含む文字情報が存在しない場合(ステップA4で「NO」)には、制御回路2は、その旨を表示装置6に表示し(ステップA5)、文字情報読出しルーチンを終了する。キーワードを含む文字情報が存在する場合(ステップA4で「YES」)には、制御回路2は、そのキーワードを含む文字情報だけを表示装置6に表示し(ステップA6)、文字情報読出しルーチンを終了する。
【0032】
このように本実施例によれば、キーワードを設定しておくことにより、そのキーワードを含む文字情報だけが表示され、キーワードを含まない文字情報は表示されないので、文字情報を表示する機会を極力少なくでき、しかも、ユーザに必要な文字情報だけは的確に表示することができる。
【0033】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或は変更が可能である。
文字情報取得手段はVICS受信機に限らず、FM放送の文字放送を受信するFM受信機であっても良い。
本発明のナビゲーション装置は、カーナビゲーション装置に限らず、携帯型のナビゲーション装置に適用しても良く、ナビゲーション機能を有する携帯機器に適用しても良い。
文字情報取得手段は、VICS受信機8に限られず、AM放送やFM放送などの文字情報受信装置であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】文字情報受信処理のフローチャート
【図3】記憶した文字情報の表示処理のフローチャート
【符号の説明】
図中、1はカーナビゲーション装置、2は制御回路(制御手段、判断手段)、5は操作スイッチ群、6は表示装置、8はVICS受信機(文字情報取得手段)である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、VICSなどから取得した文字情報を表示手段の画面に表示するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーナビゲーション装置には、VICS(Vehicle Information and Communication System)受信機を備え、VICSから文字情報を取得した場合には、その文字を地図表示画面に表示するようにしている。
【0003】
VICSから送信されてくる文字情報は、例えば渋滞情報について例示すると、道路名、渋滞区間、渋滞の原因(事故か工事かなど)、渋滞の期間などの情報からなり、この文字情報を、地図を表示している画面に、その地図に重ねて表示したり、画面を2分割して片側半分に表示したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカーナビゲーション装置では、文字情報を表示するか、表示しないかのいずれかを選択できるようになっている。しかしながら、「文字表示する」を選択した場合、全ての文字情報が画面に表示されるため、特に運転者にとって不必要な情報の場合には、地図の見難さを強く感じたり、煩わしさを感じたりすることがある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取得した文字情報の全てを画面に表示するのではなく、使用者にとって必要な情報だけを画面に表示させることができるナビゲーション装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、取得した文字情報中に予め設定されたキーワードが含まれているか否かを判断し、キーワードが含まれているとされた文字情報だけを表示手段に表示するようにしたので、表示手段の画面に文字情報を表示する機会を極力少なくでき、地図が見難くなったり、必要のない情報が表示されることによって生じる煩わしく感じたりすることを軽減できる(請求項1)。
【0007】
キーワードは、入力手段により入力したり(請求項2)、予め登録された複数のキーワードから選択したり(請求項3)、案内経路が設定されているとき、その案内経路の道路名、案内経路が通る地名など、地図データから選択された案内経路に関連する語としたり(請求項4)することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1はカーナビゲーション装置1の全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、カーナビゲーション装置1は、制御手段としての制御回路2、位置検出手段としての位置検出装置3、地図データ記憶手段としての地図データ記憶装置4、操作スイッチ群5、表示手段としての表示装置6、音声発生手段としての音声発生装置7、文字情報取得手段としてのVICS受信機8、外部データ入出力器9、携帯電話接続装置10、リモコンセンサ11およびこのリモコンセンサ11と対をなすリモコン12などを備えている。
【0010】
制御回路2は、カーナビゲーション装置1の動作全般を制御する機能を有しており、マイクロコンピュータを主体として構成されている。すなわち、制御回路2は、CPU、ROM、RAM、I/0およびこれらを接続するバスなど(いずれも図示せず)を備えて構成されている。このうち、ROMにはカーナビゲーション装置1を動作させるための実行プログラムが格納され、RAMにはプログラム実行時の一時データや地図データ記憶装置4から取得した地図データ、VICS受信機8から取得した情報などが一時的に格納されるようになっている。
【0011】
位置検出装置3は、ジヤイロスコープ13、距離センサ14およびGPS(Global Positioning System )受信機15などから構成されている。これらのセンサ13〜15はそれぞれ性質の異なる検出誤差を有するので、これらのセンサ13〜15を組み合わせることにより、互いに検出誤差を補正しながら精度の高い位置検出を行ない得るようにしている。なお、要求される検出精度レベルによっては、すべてのセンサ13〜15を備える必要はなく、適宜選択して設ける構成とすることができる。更に、ステアリングの回転センサや各タイヤの回転を検出する車輪センサなどを組み合わせて位置検出装置3を構成しても良い。
【0012】
地図データ記憶装置4は、例えばDVD−ROMなどの情報記録媒体と、この情報記録媒体から地図データを読み取る読取装置とから構成されており、読取装置によって地図データ、マップマッチング用データ、経路を音声で案内するためのデータ、地名から地図上の位置を検索する検索データなどを情報記録媒体から読み取り、制御回路2に入力する。なお、地図データの中には、各道路について定められた区間ごとに定められた番号を付したデータがあり、この道路の区間番号データにより、VICSから送信されてくる渋滞情報がどの道路のどの区間についてのものかを把握できるようにしている。
【0013】
表示装置6は、例えば液晶ディスプレイなどの表示画面を備えて構成されており、その表示画面に地図データや文字或いは記号などを表示できるようになっている。操作スイッチ群5は、データを入力したり、設定事項を入力したりするために使用されるもので、例えば表示装置6に一体的に設けられたタッチスイッチ或いはメカニカルスイッチなどの各種の操作スイッチから構成されている。
【0014】
VICS受信機8は、外部情報源であるVICSから送信される道路交通情報を受信して制御回路2に入力する。制御回路2は、VICS受信機8から入力された道路交通情報により、交通規制地点、渋滞している道路とその渋滞区間などを検出する。
【0015】
外部データ入出力器9は、情報記録媒体としてのフレキシブルディスク、メモリスティクなどを着脱可能に装着してその情報記録媒体から情報を読み取ったり、書き込んだりするものである。携帯電話接続装置10は、携帯電話機と接続して携帯電話が受信した情報を読み込んだり、携帯電話機から情報を発信したりするものである。
【0016】
制御回路2は、表示制御手段としての機能を有し、位置検出装置3から入力される情報に基づき車両の現在位置を演算して、地図データに基づいてその現在位置周辺の道路地図を表示装置6の表示画面に表示すると共に、その表示画面の道路地図に重ねて車両の現在位置および進行方向を示すポインタを表示する。この表示画面に表示される道路地図の縮尺は操作スイッチ群5の操作によって変更することができるようになっている。
【0017】
制御回路2は、目的地までの経路を設定する機能、およびその経路に従って車両の進行すべき方向を音声発生装置7から音声を発して指示したりする走行案内機能を有している。すなわち、操作スイッチ群5或いはリモコン14を操作して目的地、或いは通過点を入力すると、現在位置から目的地までの最適経路を案内経路として自動設定すると共に、その案内経路を表示装置6の表示画面に表示されている道路地図上に強調表示する。そして、制御回路2は、案内経路に従って車両の進行方向を音声で案内する。なお、最適経路を設定する方法としては、ダイクストラ法などが用いられる。
【0018】
車両の走行中、VICS受信機8が渋滞地点や交通規制地点、渋滞原因或いは渋滞長さなどの交通障害地点についての音声情報や文字情報を受信すると、制御回路2は、その障害情報を音声で報知したり、表示装置6の表示画面に文字などで表示したり、その交通障害地点を道路地図上に表示したりする。また、そのVICS受信機8が受信した情報は、制御回路2のRAMに記憶され、繰り返し聞いたり、表示したりすることができるようになっている。なお、RAMに記憶した情報は10〜15秒後に自動的に消去されるようになっている。
【0019】
このカーナビゲーション装置1では、VICS受信機8が文字情報を受信した場合、その文字情報を表示装置6の表示画面に表示(表示モード)するか否か(非表示モード)を選択することができるようになっている。また、「文字情報を表示する」を選択した場合、受信した全ての文字情報を表示するか、登録されたキーワードを含む文字情報だけを表示(選択表示モード)するかを選択できるようになっている。以上の各モードはモード選択手段としての操作スイッチ群5を操作することで選択できるようになっている。
【0020】
キーワードによる選択表示モードを選択した場合、そのキーワードの設定を行う。このキーワードの設定は次のようにして行う。
▲1▼第1のキーワード設定方式
入力手段としての操作スイッチ群5の各スイッチを操作すると、「かな」を入力できるようになっており、その操作によって所望のキーワードを選択する。
【0021】
▲2▼第2のキーワード設定方式
予め多数のキーワードがROMに記憶されており、キーワード選択手段としての操作スイッチ群5によりキーワード読み出し操作をすると、記憶されているキーワードが表示画面に表示されるので、その中からキーワード選択手段としての操作スイッチ群5を操作して所望するキーワードを選択操作する。
【0022】
▲3▼第3のキーワード設定方式
案内経路を設定すると、キーワード自動設定手段としての制御回路2が案内経路の道路名、案内経路が通る地名、高速道路のインターチェンジ名などを地図データから検索し、これを自動的にキーワードとして設定する。
【0023】
キーワードの設定は以上のようにして行うが、▲1▼の方式は運転者がキーワードを自由自在に選択できる、▲2▼の方式はキーワードの選択が容易である、▲3▼の方式では、キーワードが自動的に設定されるので、その選択操作を行わなくとも済む、という利点があり、カーナビゲーション装置1は、上記のうち、いずれか一つの方式または複数の方式でキーワードを選択することができるように構成されている。そして、キーワードは記憶手段としての制御回路2のRAMに書き込まれるようになっている。
【0024】
次に、VICS受信機8が渋滞情報などを文字情報で受信した場合の処理内容を図2のフローチャートをも参照しながら説明する。
図2に示す文字情報受信処理に入ると、制御回路2は、VICS受信機8が文字情報を受信したか否かを判断する(ステップS1)。文字情報を受信していない場合には、ステップS1で「NO」と判断して文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0025】
文字情報を受信した場合には、制御回路2は、ステップS1で「YES」と判断し、受信した文字情報を記憶手段としての制御回路2のRAMに記憶する(ステップS2)。なお、RAMに記憶された文字情報は、所定時間、例えば30分経過すると自動的に消去されるように構成されている。次いで、制御回路2は、ステップS3に移行して現在のモードが文字情報表示モードであるか否かを判断し、文字情報表示モードでない場合(非表示モード)はステップS3で「NO」となって文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0026】
表示モードである場合には、制御回路2は、ステップS3で「YES」と判断しでステップS4に移行し、キーワードが設定されているか否かを判断する。キーワードが設定されてない場合には、制御回路2は、ステップS4で「NO」と判断してステップS5に移行し、そして、受信した全ての文字情報を表示装置6の表示画面に表示し、文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0027】
キーワードが設定されている場合には、制御回路2は、ステップS4で「YES」と判断してステップS6に移行し、受信した文字情報中にそのキーワードを含む文字情報が存在するか否かを判断する(判断手段)。キーワードを含む文字情報が存在していなかった場合(ステップS6で「NO」)には、制御回路2は、ステップS7に移行し、表示装置6の表示画面にキーワードを含む文字情報が無い旨の表示をして文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0028】
キーワードを含む文字情報が存在していた場合(ステップS6で「YES」)には、制御回路2は、ステップS8に移行し、キーワードを含んだ文字情報のみを表示装置6の表示画面に表示し、文字情報受信処理のルーチンを終了する。
【0029】
ところで、文字情報非表示モードのときに受信した文字情報(制御回路2のRAMに記憶)を見たい場合、または、文字情報表示モードであっても一度見た文字情報を再度見たい場合がある。この場合には、操作スイッチ群5を操作して文字情報読出しモードを選択する。すると、制御回路2は図3の文字情報読出しルーチンを実行する。
【0030】
すなわち、制御回路2は図3のルーチンに入ると、ユーザがキーワードを選択する操作(選択表示モード)をしたか否かを判断する(ステップA1)。キーワードの設定をしない場合(ステップA1で「NO」)には、制御回路2は、RAMに記憶されている文字情報を全て表示装置6の表示画面に表示し(ステップA2)、文字情報読出しルーチンを終了する。
【0031】
キーワードを登録する(ステップA1で「YES」)場合には、制御回路2は、ユーザが選択した語をキーワードとして設定し(ステップA3)、次いで受信済みの文字情報中にキーワードを含む文字情報があるか否かを判断する(ステップA4)。そして、キーワードを含む文字情報が存在しない場合(ステップA4で「NO」)には、制御回路2は、その旨を表示装置6に表示し(ステップA5)、文字情報読出しルーチンを終了する。キーワードを含む文字情報が存在する場合(ステップA4で「YES」)には、制御回路2は、そのキーワードを含む文字情報だけを表示装置6に表示し(ステップA6)、文字情報読出しルーチンを終了する。
【0032】
このように本実施例によれば、キーワードを設定しておくことにより、そのキーワードを含む文字情報だけが表示され、キーワードを含まない文字情報は表示されないので、文字情報を表示する機会を極力少なくでき、しかも、ユーザに必要な文字情報だけは的確に表示することができる。
【0033】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或は変更が可能である。
文字情報取得手段はVICS受信機に限らず、FM放送の文字放送を受信するFM受信機であっても良い。
本発明のナビゲーション装置は、カーナビゲーション装置に限らず、携帯型のナビゲーション装置に適用しても良く、ナビゲーション機能を有する携帯機器に適用しても良い。
文字情報取得手段は、VICS受信機8に限られず、AM放送やFM放送などの文字情報受信装置であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】文字情報受信処理のフローチャート
【図3】記憶した文字情報の表示処理のフローチャート
【符号の説明】
図中、1はカーナビゲーション装置、2は制御回路(制御手段、判断手段)、5は操作スイッチ群、6は表示装置、8はVICS受信機(文字情報取得手段)である。
Claims (4)
- 外部から文字情報を取得する文字情報取得手段と、この文字情報取得手段により取得された文字情報を表示する表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
前記文字情報中に、予め設定されたキーワードが含まれているか否かを判断する判断手段と、
前記文字情報のうち、前記判断手段によりキーワードが含まれているとされた文字情報を前記表示手段に表示する制御手段とを設けたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記キーワードは、入力手段により入力されたものであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記キーワードは、予め登録された複数のキーワードのうちから選択されたものであることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記キーワードは、案内経路が設定されているとき、その案内経路の道路名、案内経路が通る地名など、地図データから選択された案内経路に関連する語であることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002209399A JP2004053346A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209399A JP2004053346A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
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JP2004053346A true JP2004053346A (ja) | 2004-02-19 |
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ID=31933257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002209399A Pending JP2004053346A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004053346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115889A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Aisin Aw Co Ltd | 投稿文検索システム、投稿文検索装置、投稿文検索方法及びコンピュータプログラム |
US11151966B2 (en) * | 2018-12-13 | 2021-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Display control apparatus, display control method and storage medium for determining whether or not information of an image needs to be reduced based on vehicle information |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209399A patent/JP2004053346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115889A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Aisin Aw Co Ltd | 投稿文検索システム、投稿文検索装置、投稿文検索方法及びコンピュータプログラム |
US11151966B2 (en) * | 2018-12-13 | 2021-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Display control apparatus, display control method and storage medium for determining whether or not information of an image needs to be reduced based on vehicle information |
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