JP2004053220A - 蓄熱式バーナ - Google Patents

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Kenjiro Sato
佐藤 健二郎
Tatsuo Yuasa
湯浅 達夫
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Abstract

【課題】蓄熱体をバーナ先端部に近い位置に設けて、バーナを吸引状態から燃焼状態へ切替える際の燃焼不良の発生を効果的に抑制する。
【解決手段】バーナ本体1内に蓄熱体4を内蔵し、バーナ本体1の筒状先端部11から吸引した高温排ガスによって蓄熱体4を加熱するとともに、バーナ本体1の基端部12へ供給された燃焼空気を、加熱された蓄熱体4によって予熱する。先端部11の軸線Lxに直交させてバーナ本体1内に支持板42を設けるとともに、支持板42の板面の複数位置に板面に対して直立に支持筒41を固定してその先端412が上記先端部11に近い位置に至るようになし、かつ、軸線Lxと平行に延びる支持筒41内に、当該支持筒41の筒軸方向へ貫通する通孔を多数形成した複数のハニカム体5を収納する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蓄熱式バーナに関し、特にこれに内設された蓄熱体の設置構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
蓄熱式バーナはバーナ本体内にセラミック製ハニカム体よりなる蓄熱体を設けたもので、2本のバーナをペアにして、ある周期で一方のバーナを燃焼状態とした時に、他方のバーナは、炉内の高温排ガスを吸引し内蔵された蓄熱体を加熱する吸引状態とする。そして、次の周期で上記他方のバーナを燃焼状態として、先の周期で加熱された蓄熱体によって燃焼空気を予熱して、排ガスを有効に利用した燃焼を実現する。
【0003】
このような蓄熱式バーナの一例を図3に示す。図3において、バーナ本体6は逆L字形に成形されて、水平に突出する円筒状のバーナ先端部61が炉壁Wに貫通固定されている。バーナ先端部61の筒内には、周方向の複数箇所に1次燃料ガスノズル21が開口している。また、バーナ先端部61の炉内に面する端面には周方向の複数箇所に2次燃料ガスノズル22が開口している。バーナ基端部62は上下方向へ延び、その途中には段付き部621が形成されて、ここに詳細構造を後述する蓄熱体7が設置されている。バーナ基端部62の下端には気体流通管3が接続されており、この気体流通管3は切替えダンパ(図示略)によって排気管と燃焼空気供給管とに選択的に連通させられる。
【0004】
図3は蓄熱式バーナが燃焼状態にある場合を示しており、燃焼空気供給管を経て気体流通管3より供給された燃焼空気(図3の白矢印)は蓄熱体7で予熱され、バーナ先端部61内に至って1次燃料ガスと混合し、火炎噴口63から噴出する1次火炎F1を形成する。燃焼空気の残部は2次燃料ガスと混合して1次火炎F1を包むような2次火炎F2を形成する。なお、蓄熱式バーナが吸引状態の時には、火炎噴口63から炉内の高温排ガス(図3の黒矢印)が吸引され、蓄熱体7を加熱した後、温度低下した排ガスは気体流通管3より排気管へ流出させられる。
【0005】
蓄熱体7の詳細を図4に示す。蓄熱体7は下半部が、大径の例えばコージエライト製の矩形ハニカム体71を複数段積層して構成され、一方、上半部は、小径の耐熱性に優れた例えばアルミナ製の矩形ハニカム体72を複数段積層して構成されている。蓄熱体7の上半部を耐熱性の高い小径のハニカム体72としたのは、高温排ガスが流入する側に位置することからスポーリングによる破壊を防止するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の蓄熱式バーナでは、蓄熱体7が大径のハニカム体71上に小径のハニカム体72を載設する構造となっているため、ハニカム体71,72を上下方向へ配置する必要があり、水平姿勢のバーナ先端部61に対して上下方向へ屈曲させたバーナ基端部62内に蓄熱体7を設けている。このため蓄熱体7からバーナ先端部61までの距離が比較的長くなり、この間の容積が大きいために、蓄熱式バーナが吸引状態から燃焼状態に切り替わる際に、上記容積内で比較的大量に残留する排ガスが燃焼空気に混入して燃焼不良を生じるという問題があった。
【0007】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、蓄熱体をバーナ先端部に近い位置に設けることができ、これによってバーナを吸引状態から燃焼状態へ切替えた際に燃焼空気に混入する排ガス量を最小限にして燃焼不良の発生を抑制することができる蓄熱式バーナを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明では、バーナ本体(1)内に蓄熱体(4)を内蔵し、バーナ本体(1)の筒状先端部(11)から吸引した高温排ガスによって蓄熱体(4)を加熱するとともに、バーナ本体(1)の基端部(12)へ供給された燃焼空気を、加熱された蓄熱体(4)によって予熱するようにした蓄熱式バーナにおいて、先端部(11)の軸線(Lx)に直交させてバーナ本体(1)内に支持板(42)を設けるとともに、支持板(42)の板面の複数位置に板面に対して直立に支持筒(41)を固定してその先端(412)が上記先端部(11)に近い位置に至るようになし、かつ、軸線(Lx)と平行に延びる支持筒(41)内に、当該支持筒(41)の筒軸方向へ貫通する通孔を多数形成したハニカム体(5)を収納する。
【0009】
本第1発明において、蓄熱式バーナが燃焼状態にある場合は、バーナ本体の基端部へ供給された燃焼空気は蓄熱体の各支持筒内に位置する先の周期で加熱されたハニカム体を通過する間に予熱され、支持筒先端からバーナ先端部内に至って燃料ガスと混合し燃焼する。支持筒先端はバーナ本体の先端部に近い位置に延びているから、支持筒先端とバーナ先端部間の容積は可及的に小さくなる。したがって、バーナを吸引状態から燃焼状態へ切り換えた際に支持筒先端とバーナ先端部との間に残留している排ガス量は少なく、燃焼空気に混入する排ガス量は最小限となって燃焼不良の発生が効果的に抑制される。
【0010】
本第2発明では、上記支持筒(41)内にその筒軸方向へ複数のハニカム体(5)を配設し、支持筒(41)の先端(412)に近い側のハニカム体(5)を他のハニカム体(5)よりも耐熱性に優れた材料で構成する。本第2発明では、蓄熱式バーナが吸引状態の時に高温の排ガスが流入する支持筒先端に近い側のハニカム体を耐熱性に優れた材料で構成したから、スポーリング等によるハニカム体の破損を効果的に防止することができる。
【0011】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1において、蓄熱式バーナのバーナ本体1は、炉壁に貫通固定されて水平に延びる円筒状の先端部11と、当該先端部11に対して同軸に成形された角筒状の基端部12とから構成されている。バーナ先端部11は既に説明した従来のものと同様で、先端開口が火炎噴口13となっており、上記先端部11の筒内には、周方向の複数箇所に1次燃料ガスノズル21が開口している。また、バーナ先端部11の炉内に面する端面には周方向の複数箇所に2次燃料ガスノズル22が開口している。バーナ基端部12の端面には、従来技術で説明したような燃焼空気(図1中の白矢印)と排ガス(図1中の黒矢印)が交互に流通する気体流通管3が連結されている。
【0013】
蓄熱体4はバーナ先端部11の軸線Lxと平行に延びる複数の円形支持筒41を備えており、各支持筒41は、上記軸線Lxと直交するようにバーナ基端部12の開口縁に覆着された支持板42によって支持されている。すなわち、図2に示すように、支持板42の板面には間隔をおいて複数位置に円形の取付穴421が形成されており、これら取付穴421内に、板面に対して直立になるように各支持筒41の基端411が挿入固定されている。このような各支持筒41の先端412はバーナ先端部11の近くへ至っている(図1)。上記支持板42の材質としてはキャスタブル、耐熱鋼等が使用できる。また、支持筒41の材質としては炭化珪素、窒化珪素、ムライト、耐熱金属等が使用できる。
【0014】
上記支持筒41内にはその内径にほぼ等しい外径とした複数の円柱状ハニカム体5が互いの端面を当接させて収納されている。この場合のハニカム体の大きさは、高温排ガスに晒されてもスポーリング等による破損を生じないようなものとしておく。ハニカム体5には支持筒41の筒軸、すなわち軸線Lxの方向へ貫通する通孔51(図2)が多数形成されて、これらハニカム体5の通孔51は互いに連通している。支持筒41の先端412の開口縁は内側に屈曲させられてストッパ部413となっており、ハニカム体5は支持筒41の基端411開口から順次内部に挿入されて、上記ストッパ部413と気体流通管3の開口に一体に設けた蓋板31とで位置決めされている。なお、蓋体31の板面には各支持筒41に一致させてその内部に連通する開口311が設けられている。支持筒41の周囲の空間にはグラスファイバー43が充填されるとともに、支持筒41の先端412外周は吊り具44によってバーナ基端部12の内壁に固定されている。なお、ハニカム体5の材質は、支持筒41の先端半部内に位置するものを耐熱性に優れた例えばムライトとし、支持筒41の基端半部内に位置するものを例えばコージエライトとする。
【0015】
このような構造において、蓄熱式バーナが吸引状態の時には、火炎噴口13から炉内の高温排ガスが吸引され、蓄熱体4の支持筒41内に収納されたハニカム体5を通過する間にこれらを加熱する。温度低下した排ガスは気体流通管3より排気管へ流出させられる。蓄熱式バーナが燃焼状態にある場合は、燃焼空気供給管を経て気体流通管3より供給された燃焼空気が、蓄熱体4の各支持筒41内に位置する加熱されたハニカム体5に通されて予熱され、支持筒41の先端412開口からバーナ先端部11内に至って1次燃料ガスや2次燃料ガスと混合して、従来技術で説明したような1次火炎および2次火炎を形成する。この時、支持筒41の先端412はバーナ先端部11に近い位置にあるから、支持筒先端41とバーナ先端部11との間の容積は小さくなり、バーナを吸引状態から燃焼状態へ切り換えた際に支持筒先端41とバーナ先端部11との間に残留している排ガス量は少ない。したがって、燃焼の開始時に支持筒41内のハニカム体5で予熱された燃焼空気に混入する排ガス量は最小限となって燃焼不良の発生が効果的に抑制される。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明の蓄熱式バーナによれば、蓄熱体をバーナ先端部に近い位置に設けることができるから、バーナを吸引状態から燃焼状態へ切替える際に燃焼空気に混入する排ガス量は最小限となり、燃焼不良の発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、蓄熱式バーナの縦断面図である。
【図2】支持板に設けた支持筒の斜視図である。
【図3】従来の蓄熱式バーナの縦断面図である。
【図4】蓄熱体の斜視図である。
【符号の説明】
1…バーナ本体、11…バーナ先端部、12…バーナ基端部、4…蓄熱体、41…支持筒、412…先端、42…支持板、5…ハニカム体、Lx…軸線。

Claims (2)

  1. バーナ本体内に蓄熱体を内蔵し、バーナ本体の筒状先端部から吸引した高温排ガスによって蓄熱体を加熱するとともに、バーナ本体の基端部へ供給された燃焼空気を、加熱された前記蓄熱体によって予熱するようにした蓄熱式バーナにおいて、前記先端部の軸線に直交させて前記バーナ本体内に支持板を設けるとともに、前記支持板の板面の複数位置に板面に対して直立に支持筒を固定してその先端が前記先端部に近い位置に至るようになし、かつ、前記軸線と平行に延びる前記支持筒内に、当該支持筒の筒軸方向へ貫通する通孔を多数形成したハニカム体を収納したことを特徴とする蓄熱式バーナ。
  2. 前記支持筒内にその筒軸方向へ複数のハニカム体を配設し、支持筒の先端に近い側のハニカム体を他のハニカム体よりも耐熱性に優れた材料で構成した請求項1に記載の蓄熱式バーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105802A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 Jfeスチール株式会社 蓄熱式バーナーおよびその清掃方法
JP2015175587A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 東京窯業株式会社 ハニカム構造体
CN108088078A (zh) * 2017-12-14 2018-05-29 崔秀萍 一种卧式导热油加热炉及其方法

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