JP2004052211A - べら針 - Google Patents

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Abstract

【課題】べら軸支装置領域におけるべら又はべらばねの早期摩損並びに、ダスト又は繊維屑によるべらスリットの詰まりを防止し全体として一層確実に稼働するべら針を提供する。
【解決手段】フックを支持しかつ該フックの近傍にべらスリット5を配置した針幹と、前記べらスリット内でべら軸支装置に旋回可能に支承されているべら4と、前記べらスリット5内に配置されてばね受け座23,24に保持されているべらばね19とを備えた形式の編目形成機用のべら針において、べらばね19が第1区分25では、第2区分26又は27よりも大きな幅を有している。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1において発明の上位概念として特定したように、フックを支持しかつ該フックの近傍にべらスリットを配置した針幹と、前記べらスリット内でべら軸支装置に旋回可能に支承されているべらと、前記べらスリット内に配置されてばね受け座に保持されているべらばねとを備えた形式の編目形成機用のべら針に関する。
【0002】
【従来の技術】
べらスリット内に旋回可能に支承されたべらが、前記べらスリット内に配置された板ばねに接触している形式の、編目形成機用のべら針はすでに公知になっている(例えば特許文献1参照。)。前記板ばねは、べらの特定旋回位置を係止位置の方式で設定するために使用される。
【0003】
べらばねは、べらスリット内に位置しているべら端部に当接している。べらが旋回すると、べら端部は、べらばねに沿って摩擦する。それに伴って、べら及び板ばねの材料摩耗が頻繁に発生し、しかも場合によっては板ばねがべらの端部に徐々に食い込んでいくことがある。不特定的、片面的にかつ所嫌わずに生じる、この材料摩耗に基づいて、場合によっては板ばねが傾く傾向があり、その結果、べら針の機能性がネガティブな影響を受けることになる。
【0004】
前記べらスリットは概して、べらの方に向かっても、針の背面側つまり針背部の方に向かっても開口する通路を形成している。べらばねは、しかしながら前記通路を大部分にわたって閉鎖している。その結果、特に毛髪状ヤーンの加工時に発生するダスト及び繊維屑を、べらスリットから充分に排除することができない。むしろダストは、べらスリット内のべらばねの上に蓄積し、究極的にはべら針の秩序正しい機能を損なうことになる。
【0005】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許出願公告第11 13 537号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記の公知技術を出発点とする本発明の課題は、全体として一層確実に機能するべら針を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明は、請求項1の特徴部に記載したように、べらばねが第1区分では、第2区分よりも大きな幅を有している点にある。すなわち:
本発明のべら針は、その縦延在方向で見て異なった幅の少なくとも2つの領域を有する、特別に形成されたべらばねを備えている。該べらばねは例えば方形、楕円形又は円形の横断面を有する板ばねとして構成されており、しかも該横断面は、べらばねの全長にわたって、必要に応じて変化することができる。べらばねは、特にべらのための当接面を形成するために設けられた、より広幅の区分を有している。拡張された面に基づいて、べら端部と板ばねとに生じる摩耗を低下させることが可能になる。そればかりでなく板ばねは、べら端部で面状に当接するので、これによってべらばねの傾斜傾向は阻止される。
【0008】
他面において、べらばねは、より狭幅に形成された少なくとも1つの第2区分を有している。これによって、べらばねと隣接スリット壁との間には、ギャップ状の通路が形成される。該通路を通って、繊維屑及び摩滅粉がべらスリットから流出することができる。これによって、べらスリットの詰まりが充分に防止される。
【0009】
べら及び板ばねにおける片面的な、所どころにしか発生しない材料摩滅の回避に基づく摩損低下によって、ひいてはばねの傾き又はばねの側方振れを回避しかつ針スリット内における繊維屑堆積を回避することによって、べら針の性能は更に改善される。このことは又、操作の厄介な毛髪状ヤーン又は、ダストもしくは摩滅粒子を放出するその他のヤーンの場合に特に該当する。
【0010】
有利な実施形態では、べらばねの両端は、ばね受け座に支承されているか、或いは該ばね受け座によって受容されている。べらばねの両端は、べらスリットにほぼ等しい幅を有しているのが最も有利である。これによって、べらばねの両端はばね受け座において面支承されるので、べらばねの傾斜傾向は防止される。このことが特に重要になるのは、べらばねの横断面が、より小さな幅を有する領域において、充分なばね硬度を得るために側面を据込まれている場合であり、つまり、べらばねがこの領域において、べらスリット壁に対して平行に測定して、べらばね幅に等しいか又は該幅よりも大きな高さを有している場合である。
【0011】
幅の異なった少なくとも2つの区分を有する本発明のべらばね構成は、べらばねを真直ぐに、つまり伸直して形成した実施形態の場合にも、単数又は複数の屈曲部位を有する実施形態の場合にも適用することができる。両者の場合、べらはべら軸支装置の領域において拡幅されて、ほぼ扁平なべらスリット壁間に僅かな遊びをもって支承されているようにするのが有利である。べらばねは、これによって優れたサイド案内を有することになり、つまりべらスリット内にセンタリングして保持されている(べらばねの幅は、べらスリットに対して直角な横方向で、つまりべら軸支ピンに対してほぼ平行に計測される。)。
【0012】
べら軸支装置の領域に続いて、べらばねは、殊にばね幅を減少させた区分を有している。これに基づいて、べら軸支装置の両側には夫々、べらスリットの横断面積の大きな部分が、繊維屑又はその他のダストを通すために自由に保たれる。べらばねの狭幅区分は、べら軸支装置から両側のばね受け座まで延在するのが有利である。
【0013】
べら軸支装置の領域においてほぼ中央に配置された、べらばねの広幅区分の長さは、より狭幅のばね域がべら幹端部に接触できないように設計されているのが殊に有利である。このことは取りも直さず、べらと接触できるべらばねの全域又は区分が、べらスリットのほぼ全幅を占めることを意味している。これによって、べら摩損(場合によってはばね摩損も)並びにべらばねの傾斜傾向が最小限に抑えられる一方、べらばねに沿ったべらスリットを通って繊維屑、摩滅粒子及びダストを可能な限り自由に通過させることが保証されている。
【0014】
殊に有利な実施形態では、べらばねの幅は、その減幅区分では、べらスリットの1/2幅よりも小である。前記べらばねの幅は、べらスリットの1/3幅よりも小であるのが殊に有利である。これによって、前記ダストの格別自由な通過が得られる。
【0015】
べらばねは、その縦軸線を基準として対称的に形成されているのが有利である。その場合べらばねの狭幅区分は、べらばねの両フランク(側壁)に設けられた2つの凹設部によって形成されている。このようなべらばねは、特に低い傾斜傾向を有している。しかし又、べらばねを非対称的に形成することも可能である。その場合各べらばねは1つの側に1つの凹設部しか有していない。べら軸支装置の前方と後方とに設けられる凹設部はその場合、ばね力を対称化するために、べらばねの異なった側壁に夫々設けられる。この実施形態は、ダスト又は繊維屑を特に自在に通過させるという利点を有している。
【0016】
その他の細部は、図面の詳細な説明又は従属請求項の記載に基づいて明らかである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0018】
図1には、針幹2、該針幹に設けられたフック3及びべら(ラッチ)4を有するべら針1が図示されている。針幹2はべらスリット5を有し、該べらスリットの両スリット壁6,7は、図2から判るように、互いに向き合った扁平な内壁面8,9を有している。べらスリット5は、針前胸部11においても針背部12においても共に開口する通路を形成している。
【0019】
スプーン14を第1の位置ではフック3の尖端に当接させ、第2の位置ではスプーン14を前記フック3から最大限に離間旋回させることになるべら4のべら幹端部15は、べらスリット5内へ侵入している。該べらスリットを通って針幹2に対して直角な横方向に支承ピン16が延びており、該支承ピンはべら幹端部15のべら穴17を貫通している。べら幹端部15は、べら穴17及び支承ピン16と相俟って、べら4用の旋回軸受として働くべら軸支装置18を形成している。
【0020】
べらスリット5内には、べら4に当接していて板ばねとして形成されたべらばね19が配置されている。該べらばねは両ばね端部21,22でばね受け座23,24内に支持されており、該ばね受け座はべらスリット5内で、針幹2の長手方向Lで見てべら軸支装置18の前後に形成されている。前記ばね受け座23,24は、僅かな軸方向遊び及び僅かな横方向遊びをもって両ばね端部21,22を受容するための適当なポケット又は凹設部である。前記ばね受け座は例えばべらスリット5と同等の幅を有することができる。
【0021】
べら針1の特殊性は、べらばね19の構成にあり、すなわち該べらばねが、長手方向Lで見て新規な未使用状態では決して一定の幅を有していない点にある。むしろ、べら軸支装置18の下位に配置されたべらばね19の第1区分25の幅は、前記べら軸支装置18から離反延在する少なくとも1つの第2区分26,27の幅よりも大である。前記第1区分25とは、べら14がその旋回運動時に到達もしくは接触できる領域に他ならない。第2区分26又は27は、本実施例ではいかなる旋回位置にあってもべら14が接触できないような領域である。
【0022】
べらばね19の構成は特に図2に基づいて明らかである。本実施例のべらばね19は、長方形輪郭を起点とし、例えば扁平ばね鋼からの適当な断裁片を起点として成形される。該べらばねは、その両ばね端部21,22の領域に夫々サイドエッジを有し、該サイドエッジは、べらばね19の各側で共通のライン上に位置している。べらばね19の両サイドは相互に平行であるばかりでなく、スリット壁6,7の内壁面8,9に対しても平行である。図2から判るように、べらばね19の幅は、べらスリット5の内法幅よりも僅かに小である。これによって、べらばね19の、ほぼ中央に配置された第1区分25は、僅かな遊びをもってべらスリット5内に保持されている。この第1区分は(図1では鉛直方向に、また図2では図平面に対して垂直方向に)べらスリット5内を運動自在あり、しかもその場合、第1区分のフランクが、べらスリット5の内壁面8,9に沿って摩擦することはない。とは云え、べらばね19の第1区分25は極く僅かしか側方に変位することができず、つまりスリット壁の内壁面8,9が、べらばね19の第1区分25をセンタリングもしくはガイドする。
【0023】
両ばね端部21,22は、第1区分25の幅に等しい幅を有しているのが有利である。従って両ばね端部は、べらスリット5内べらばね19を同じくセンタリングするために役立つ。両ばね端部は、ばね受け座23,24内に、やや軸方向遊びをもって支承されているのが有利である。
【0024】
べらばね19は区分26並びに区分27では、第1区分25よりも小さな幅を有している。このために、べらばね19は区分26の両側に夫々1つの細長い凹設部28,29を有しており、各凹設部は1つの直線的なエッジ31,32によって画定されており、かつ段部をもって各接続区分、つまりばね端部21又は第1区分25へ移行している。エッジ31,32は互いに平行に配置されており、かつ直線的に形成されている。従って凹設部28,29はダスト又は繊維屑のための通路を形成している。
【0025】
相応の凹設部33,34がべらばねの区分27内に形成されている。該凹設部によって、凹設部28,29の場合と同様に、べらばね19の両側面平行な中央(センタリング)区分が形成され、該中央区分は内壁面8,9と相俟って夫々1つの通路スリットを画定している。
【0026】
本実施例ではべらばね19は長方形横断面を有している。図1ではべらばね19の扁平面に対して鉛直に、また図2では図平面に対して垂直に計測された、べらばね19の肉厚は、そのウェブ域(区分26,27)においても、両ばね端部26,27並びに区分25においても一定である。これによって、べらばね19の曲げモーメントが区分26,27に集中するのに対して、区分25は、寧ろ比較的剛性のプレートと見做すことができる。しかしながら該べらばね19は全体として一体構成されている。応力亀裂又はその他の損傷を避けるために、区分26,27と区分25との間の移り目に夫々丸く面取りを施すことも可能である。
【0027】
以上説明したべら針1は次のように作業する。すなわち:
稼働中べら針1は、針幹の長手方向Lで往復運動を行う。この往復運動の範囲内でべら4は旋回運動を行い、この旋回運動のプロセス中にべら4はフック3の尖頭に当接し、次いで後退位置へ完全旋回させられる。この後退位置でスプーン14はフック3から最大距離をとる。べら4のフラット部位35,36は、べらばね19の区分25と一時的に接触して、当該中間位置でべらをフレキシブルに保持することができる。
【0028】
べら4の往復旋回時に、べら幹端部15はべらばね19に摩擦する。しかしその場合、べらばね19のエッジがべら4に当接することはない。むしろべら4の肉厚は、べらばね19の区分25の幅にほぼ合致している。べらが稼働中に幾分傾斜したり、側方に振れる場合でも、或いはべら4のべら幹端部15の外面が、支承ピン16の軸線に対して完全には平行でない場合でも、べらばね19が側方に逃げることはあり得ない。それというのは、べらばねの中央域つまり第1区分25が、べらばね19をべらスリット5内でセンタリングするからである。
【0029】
操業中に発生するフィラメント破片、ダスト、摩滅粉などが、べらスリット5内に到達することがある。しかし該ダストがべらスリット5内に蓄積することはない。凹設部28,29,33,34に存在する通路に基づいて、ダスト及びフィラメントを、べらばね19を擦過させてべらスリット5から針背部12の方へ排出することが可能になる。
【0030】
図3に示した変化実施形態によるべら針1はべらばね19を有しているが、該べらばねの凹設部28,29,33,34は、より深く形成されているので、べらばね19の残存ウェブ37,38は、べらスリット5の内法幅の1/3よりも狭幅である。更に前記残存ウェブ37,38はここでは平行形状ではなく、幾分ウェスト状に絞られている。凹設部28,29,33,34はやや台形状に形成されており、しかも残存ウェブ37,38を画定する長いエッジは幾分円弧状に形成されている。残存ウェブ37,38は各中点にほぼ最薄肉部位を有している。両ばね端部21,22への移行部並びに区分25への移行部には、丸く面取りを施すことも可能である。
【0031】
本実施形態は、針背部12の方へ放出すべき繊維屑、ダスト、その他の汚物のために特に大きな通路を提供する。
【0032】
図2及び図3に示した実施形態の各べらばね19がその縦軸線に対して対称的に構成されているのに対して、図4は、縦方向に対して非対称的な実施形態を示している。図4の実施形態の場合、区分26並びに区分27には、夫々1つの凹設部29,33しか設けられていず、しかも両凹設部は、べらばね19の、対向して位置する方の側に配置されている。本実施例では残存ウェブ37,38は、べらスリット5の幅の1/2よりも狭幅である。更にまた前記残存ウェブは、区分25の肉厚に等しい肉厚を有することができる。しかし必要に応じて残存ウェブ37,38は、両ばね端部21,22並びに区分25よりも幾分大きな肉厚を有することもできる。同等のことは、図2の実施例並びに特に図3の実施例についても該当する。これによって、凹設部29,33の領域における通路面積が最大限の場合、つまり残存ウェブ37,38の幅が最小限の場合にも、高いばね剛さを得ることが可能になる。とは云え、べらばね19の旋回傾向又は傾斜傾向は、ばね受け座23,24における該べらばねの両ばね端部21,22の面接触によって、並びにべら端部における面接触によって阻止される。
【0033】
図5に図示したように、べらばね19の更なる実施形態の場合には、両ばね端部21,22の広幅構成を放棄することも可能である。残存ウェブ37,38を、両ばね端部21,22の方に一定不変の幅で終わらせることが可能である。本実施例の場合ばね受け座23,24は、狭められたテーパ部を有しているので、両ばね端部21,22はこのばね受け座でセンタリングして保持されている。べらばね19の中位センタリングは、更にまた、べらばね19の区分25を広幅に構成することによって生じる。
【0034】
区分25は、両ばね端部21,22で支承されているべらばね19の中央区分であるのが有利である。該中央区分の長さは、べら4と接触する領域よりも幾分大であるのが有利である。このことは、べらばね19を図1の実施例とは異なって屈曲形成した、図6の実施例についても該当する。べら軸支装置18の区分25において、べらばね19は、べらスリット5全体を通って横方向に延在しかつべらスリット5内でクランプすることなく運動できるような幅を有している。しかしながら前記区分25の外部域で該べらばねは、テーパを成しているか又は図2〜図5に示した適当な凹設部によって、より狭幅に形成されている。本実施例(図6)の場合、区分26又は区分27或いは両区分26,27を分割するのも有利である。凹設部28,29,33,34(図2)の内部にはその場合、内壁面8,9に向かって延びる凸設部がべらばね19に形成されており、該凸設部はセンタリングのために使用することができ、或いはべら4の支承部を形成する。
【0035】
図3〜図6に示した実施形態に特別の示唆が与えられていない限り、図1及び図2のべら針1並びに同一符号を付した構成部分についての詳細な説明は、それ相応に該当する。
【0036】
【発明の効果】
べら針1は、べら軸支装置18の近傍区分25ではべらスリット5の幅を占めるべらばね19を有している。しかしながらこの区分25の両側では、べらばね19は狭幅に構成されている。これによって、べら軸支装置18の領域におけるべら又はべらばねの早期摩耗並びに、ダスト又は繊維屑によるべらスリットの詰まりが防止される。べらばね19の、より狭幅の区分26,27は、スリット壁6,7の内壁面8,9と相俟って、繊維屑、ダストなどのような異物を針前胸部11から針背部12の方へ搬送することのできる通路を画定する。本発明の構造形態によるべら針1は、従来慣用のべら針に対比して、摩耗が低下し、ダスト発生率が低下し、ひいては稼働確実性が高められるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部破断して示した本発明のべら針の部分側面図である。
【図2】べらを省いて示した図1のべら針の平面図である。
【図3】べらを省いて示した図1のべら針の変化実施形態の平面図である。
【図4】べらを省いて示した図1のべら針の変化実施形態の平面図である。
【図5】べらを省いて示した図1のべら針の変化実施形態の平面図である。
【図6】一部破断して示したべら針の変化実施形態の側面図である。
【符号の説明】
1  べら針、 2  針幹、 3  フック、 4  べら(ラッチ)、 5  べらスリット、 6,7  スリット壁、 8,9  内壁面、 11 針前胸部、 12  針背部、 14  スプーン、 15  べら幹端部、16  支承ピン、 17  べら穴、 18  べら軸支装置、 19  べらばね、 21,22  両ばね端部、 23,24  ばね受け座、 25第1区分、 26,27  第2区分、 28,29  凹設部、 31,32  直線的なエッジ、 33,34  凹設部、 35,36  フラット部位、 37,38  残存ウェブ、 L  針幹又はべらばねの長手方向

Claims (15)

  1. フック(3)を支持しかつ該フックの近傍にべらスリット(5)を配置した針幹(2)と、前記べらスリット内でべら軸支装置(18)に旋回可能に支承されているべら(4)と、前記べらスリット(5)内に配置されてばね受け座(23,24)に保持されているべらばね(19)とを備えた形式の編目形成機用のべら針(1)において、べらばね(19)が第1区分(25)では、第2区分(26又は27)よりも大きな幅を有していることを特徴とする、べら針。
  2. べらばね(19)が両ばね端部(21,22)でばね受け座(23,24)に支承されている、請求項1記載のべら針。
  3. べらばね(19)が真直ぐに形成されている、請求項1記載のべら針。
  4. べらばね(19)が屈曲して形成されている、請求項1記載のべら針。
  5. 第1区分(25)が、べら軸支装置(18)に配置されている、請求項1記載のべら針。
  6. 第2区分(26又は27)が、べら軸支装置(18)から離隔した部位に配置されている、請求項1記載のべら針。
  7. ばね長手方向(L)で計測された、第1区分(25)の長さが、べら(4)と接触するべらばね(19)の全領域を包含している、請求項1記載のべら針。
  8. ばね長手方向(L)で計測された、第2区分(26)の長さが、べら軸支装置(18)とばね受け座(23,24)との間に存在する全領域(26)を占めている、請求項1記載のべら針。
  9. べらばね(19)が対称的に形成されている、請求項1記載のべら針。
  10. べらばね(19)が非対称的に形成されている、請求項1記載のべら針。
  11. べらばね(19)の幅がその第1区分(25)では、べら(4)の幅に少なくとも等しい大きさである、請求項1記載のべら針。
  12. べらばね(19)の幅がその第2区分(26)では、べらスリット(5)の1/2幅よりも小である、請求項1記載のべら針。
  13. べらばね(19)の幅がその第2区分(26)では、べらスリット(5)の1/3幅よりも小である、請求項1記載のべら針。
  14. べらばね(19)の長手方向(L)を基準としてべら軸支装置(18)の両側に第2区分(26,27)が設けられており、前記の両第2区分では、べら軸支装置(18)に配置された第1区分(25)の幅よりも小さな幅をもってべらばね(19)が形成されている、請求項1記載のべら針。
  15. べらばね(19)の長手方向(L)を基準として、べら軸支装置(18)の少なくとも一方の側に、分割された1つの第2区分(26又は27)が設けられている、請求項1記載のべら針。
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