JP2004051312A - ゴミカバー用ネット収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歩道脇や所定のゴミ集積所に集積されたゴミ収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止するために用いられるゴミカバー用ネットの非使用時に、該ネットの収納を利便かつ簡単に行うことができるゴミカバー用ネット収納装置を提供する。
【解決手段】集積ゴミにかぶせるゴミカバー用ネット10を収納するための装置であって、既設物又は自立可能な門型支柱2に取り付ける横板3の両端に支持板4、4を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフト5の一端にハンドル6を固設する一方、シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7が着脱自在に設けられ、シャフト5に結合したロープ8を介してネット10を連結すると共に、ハンドル6の回動によってシャフト5にネット10を巻き取りつつカバー7、7内に収容するようにした。
【選択図】図5
【解決手段】集積ゴミにかぶせるゴミカバー用ネット10を収納するための装置であって、既設物又は自立可能な門型支柱2に取り付ける横板3の両端に支持板4、4を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフト5の一端にハンドル6を固設する一方、シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7が着脱自在に設けられ、シャフト5に結合したロープ8を介してネット10を連結すると共に、ハンドル6の回動によってシャフト5にネット10を巻き取りつつカバー7、7内に収容するようにした。
【選択図】図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩道脇等のゴミ集積所に集積されたゴミ収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止するために用いられるゴミカバー用ネットの非使用時における収納を利便に行うゴミカバー用ネット収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭のゴミは、所定のゴミ収集袋に収容して道路脇等のゴミ集積所に集積するようにしている。ところが、ゴミ収集車が到着するまでにカラスやネコ等の小動物がゴミ収集袋を破り、袋内のゴミが周辺に散乱するという問題が生じている。
【0003】
特に、ゴミ集積所のゴミがカラスによって散乱するという被害は、都心部にカラスが増加するに従って被害件数も増大しつつある問題である。
【0004】
このような被害を防止するために、集積したゴミ収集袋にゴミカバー用ネットをかぶせることによってゴミ収集袋の散乱を保護するようにしているが、このネットは非使用時に通行等の邪魔になるため、何らかの方法で撤去しておく必要がある。
【0005】
ところが、従来は、撤去したゴミカバー用ネットを折り畳んでゴミ集積所の周辺に放置しておく以外に適当な方法がなく、交通の邪魔になったり、周辺の美観を損なうという問題を生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、歩道脇や所定のゴミ集積所に集積されたゴミ収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止するために用いられるゴミカバー用ネットの非使用時に、該ネットの収納を利便かつ簡単に行うことができるゴミカバー用ネット収納装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するために、本発明における請求項1のゴミカバー用ネット収納装置は、集積ゴミにかぶせるゴミカバー用ネットを収納するための装置であって、既設物又は自立可能な門型支柱に取り付ける横板の両端に支持板を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフトの一端にハンドルを固設する一方、前記シャフトの周部を隠蔽するカバーが着脱自在に設けられ、前記シャフトに結合したロープを介してネットを連結すると共に、前記ハンドルの回動によって前記シャフトに前記ネットを巻き取りつつ前記カバー内に収容するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明における請求項2記載のゴミカバー用ネット収納装置は、請求項1記載の発明において、前記カバーは復元性を有するカバーであって、前記シャフトの周囲を包囲すると共に、下部を開放して前記シャフトに巻き取られるネットを通過可能としたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明における請求項3記載のゴミカバー用ネット収納装置は、請求項1又は2記載の発明において、前記ゴミカバー用ネットの先端には引出用ロープが結合され、前記シャフトに前記ネットを巻き取った状態で前記ロープが前記カバーの下部開放口から垂れ下がり、このロープの端部を引き出すことによって前記ネットを使用状態に広げることができるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0011】
本実施例のゴミカバー用ネット収納装置の構成は、図1又は図2に示すように、長尺の横板3の両端に支持板4、4を固設すると共に、これらの両側の支持板4、4に回動自在に設けられた巻取用シャフト5の一端にハンドル6を固設する一方、図3又は図4に示すように、シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7が着脱自在に設けられ、シャフト5に結合したロープ8(図2又は図4参照)を介してネット10を連結する(図5参照)と共に、ハンドル6の回動によってシャフト5にネット10を巻き取りつつ、該ネット10をカバー7内に収容するようにしたものである。
【0012】
このような構成についてより詳細に述べると、図1又は図2に示すように、横板3の上部両端には、図5等に示す門型支柱2に設けられた連結片13、13にボルト結合すべきボルト穴3a、3aが形成されると共に、この横板3の下部には左右と中央に、後述するカバー7、7を取り付けるための取付穴3b、3b、3bが形成されている。
【0013】
上記の横板3の両端には支持板4、4が固設され、夫々の支持板4、4の内側には図示形状の端面カバー9、9が添え付けられ、これらの支持板4、4及び端面カバー9、9は互いの面を対向すると共に、双方の支持板4、4の下部であって双方の端面カバー9、9のほぼ中央には巻取用シャフト5が回動自在に取り付けられ、該シャフト5の一端にはハンドル6が固設されている。
【0014】
なお、シャフト5の中央には穿孔5aが設けられ、この穿孔5aにロープ8(図2参照)の一端を挿通して結合することにより、シャフト5を回動した際にロープ8が空回りすることを防止するようにしている。
【0015】
シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7としては、例えば弾性の合成樹脂製等によって形成された復元性を有するカバーが用いられ、横板3に対して着脱自在に取り付けられている。即ち、図2に示すように、カバー7、7は、シャフト5の外周を半割状の筒形を成して包囲すると共に、カバー7、7間の下方に開放口を形成している。
【0016】
図1乃至図4に示すように、双方のカバー7、7の上端には立上片7a、7aが形成され、これらの立上片7a、7aを横板3に当てると共に、横板3に設けられた取付穴3b、3b、3bと上記の立上片7a、7aに設けられた3個の穴7b、7b、7bとの夫々にボルト11aを挿通し、ナット11bで締結することにより、カバー7、7を取り外し可能に取り付けてある。
【0017】
また、図2又は図3に示すように、双方のカバー7、7は下方の両端2箇所に設けられた穿孔部7c、7cにボルト12aを挿通してナット12bで締結したことにより、端面カバー9の幅による規制を受けた状態でカバー7、7の下方に所定の間隔を開けた下部開放口を有している。
【0018】
なお、カバー7、7は、上記のように横板3にボルトとナットで締結するほか、合成樹脂製等による固定具を用いて、特別の工具を使用しなくてもワンタッチで着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
【0019】
上記のような構成において、カバー7、7が復元性を有するカバーで形成されたことにより、シャフト5の周りに巻回されたネット10がカバー7、7を内部から押し出すほどに膨出した場合でも、この膨出に応じてカバー7、7が変形して、シャフト5の周りにネット10を巻回しつづけることが可能である。また、ネット10をシャフト5から引き戻した際に、カバー7、7は元の形状に復元する。
【0020】
図5に示すように、巻取用シャフト5に結合したロープ8を介してネット10を連結する。図7に示すように、このネット10の先端には引出用ロープ10aが結合され、シャフト5にネット10を巻き取った状態で引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口から垂れ下がり、このロープ10aの端部を引き出すことによってネット10を使用状態に広げることができる。
【0021】
上記のネット収納装置1は、図5に示すように、自立可能な門型支柱2に取り付けてある。この門型支柱2は、金属パイプを門型に屈曲すると共に、その両脚部をウエイト14、14に固設してあり、夫々のウエイト14はコンクリートを充填してあって門型支柱2が容易に転倒しない重量を有する。このため、ウエイト14には両側に取手15、15が取り付けられ、移動の際の便宜が図られている。
【0022】
なお、本発明のネット収納装置1は、上記の門型支柱2のみならず、電柱、ガードレール、立入防護柵、街路灯等の構造物等にも取り付けることができる。
【0023】
本発明によるゴミカバー用ネット10の使用時には、カバー7、7の下部開放口から垂下した引出用ロープ10a(図7参照)を引き出すことによってシャフト5に巻き取られたネット10が引き出され、図5に示すように、このネット10を集積ゴミに被せておくことによって、収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止することができる。
【0024】
また、ゴミカバー用ネットの非使用時には、図6、図7、図8に示すように、ハンドル6を回動することにより、引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口に垂下した状態になるまでネット10を巻き取っておけば、このネット10をカバー7、7内に収納して隠蔽することができ、この状態でネット10は全く通行の邪魔にならず、美観も良好となる。
【0025】
また、図8に示すように、上記のようにネット10を巻き取った際、引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口から垂下した状態にして、ネット10を次に使用する際の待機状態とし、この引出用ロープ10aを引き出しさえすればネット10が引き出され、使用可能な状態となる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゴミカバー用ネット収納装置は、既設物又は自立可能な門型支柱に取り付ける横板の両端に支持板を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフトの一端にハンドルを固設する一方、シャフトの周囲を隠蔽するカバーが着脱自在に設けられ、シャフトに結合したロープを介してネットを連結すると共に、ハンドルの回動によってシャフトにネットを巻き取りつつカバー内に収容するようにしてあるため、電柱、ガードレール、立入防護柵、街路灯等の構造物等の既設物又は門型支柱に簡単に取り付けることができる。
【0027】
本発明のネット収納装置において、ゴミカバー用ネットを使用する際には、カバーの下部開放口から垂下した引出用ロープを引き出すことによってシャフトに巻き取られたゴミカバー用ネットが引き出され、このネットを集積ゴミに被せておくことにより、収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止することができる。
【0028】
また、ゴミカバー用ネットの非使用時には、ハンドルを回動することによって引出用ロープがカバーの下部開放口から垂下した状態になるまでゴミカバー用ネットを巻き取っておけば、該ネットをカバー内に収納して隠蔽することができ、このとき、ゴミカバー用ネットは全く通行の邪魔にはならず、美観も良好となる。
【0029】
また、本発明において、ゴミカバー用ネット収納装置のカバーは復元性を有するカバーであって、これを着脱自在に取り付けてあるため、シャフトの周りにネットを巻き取った際に膨らみが生じてカバーを内部から押圧することがあっても弾力的に変形し、かつネットが引き出された後には復元することができるため、カバーの損傷を防止することができる。また、このようなカバーを取り除くことによって内部の水洗等を容易に行うことが可能となり、清潔な使用を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミカバー用ネット収納装置の内部構造を示す側面図である。
【図2】本発明のゴミカバー用ネット収納装置においてカバーを取り付ける前の状況を示す端面図である。
【図3】本発明のゴミカバー用ネット収納装置にカバーを取り付けた状況を示す側面図である。
【図4】本発明のゴミカバー用ネット収納装置にカバーを取り付けた状況を示す端面図である。
【図5】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを使用している状況を示す斜視図である。
【図6】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げ始めた状況を示す斜視図である。
【図7】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げている状況を示す斜視図である。
【図8】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げ終わった状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ゴミカバー用ネット収納装置
2…門型支柱
3…横板
3a…ボルト穴
3b…取付穴
4…支持板
5…巻取用シャフト
5a…穿孔
6…ハンドル
7…カバー
7a…立上片
8…ロープ
9…端面カバー
10…ゴミカバー用ネット
10a…引出用ロープ
11a、12a…ボルト
11b、12b…ナット
13…連結片
14…ウエイト
15…取手
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩道脇等のゴミ集積所に集積されたゴミ収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止するために用いられるゴミカバー用ネットの非使用時における収納を利便に行うゴミカバー用ネット収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭のゴミは、所定のゴミ収集袋に収容して道路脇等のゴミ集積所に集積するようにしている。ところが、ゴミ収集車が到着するまでにカラスやネコ等の小動物がゴミ収集袋を破り、袋内のゴミが周辺に散乱するという問題が生じている。
【0003】
特に、ゴミ集積所のゴミがカラスによって散乱するという被害は、都心部にカラスが増加するに従って被害件数も増大しつつある問題である。
【0004】
このような被害を防止するために、集積したゴミ収集袋にゴミカバー用ネットをかぶせることによってゴミ収集袋の散乱を保護するようにしているが、このネットは非使用時に通行等の邪魔になるため、何らかの方法で撤去しておく必要がある。
【0005】
ところが、従来は、撤去したゴミカバー用ネットを折り畳んでゴミ集積所の周辺に放置しておく以外に適当な方法がなく、交通の邪魔になったり、周辺の美観を損なうという問題を生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、歩道脇や所定のゴミ集積所に集積されたゴミ収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止するために用いられるゴミカバー用ネットの非使用時に、該ネットの収納を利便かつ簡単に行うことができるゴミカバー用ネット収納装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するために、本発明における請求項1のゴミカバー用ネット収納装置は、集積ゴミにかぶせるゴミカバー用ネットを収納するための装置であって、既設物又は自立可能な門型支柱に取り付ける横板の両端に支持板を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフトの一端にハンドルを固設する一方、前記シャフトの周部を隠蔽するカバーが着脱自在に設けられ、前記シャフトに結合したロープを介してネットを連結すると共に、前記ハンドルの回動によって前記シャフトに前記ネットを巻き取りつつ前記カバー内に収容するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明における請求項2記載のゴミカバー用ネット収納装置は、請求項1記載の発明において、前記カバーは復元性を有するカバーであって、前記シャフトの周囲を包囲すると共に、下部を開放して前記シャフトに巻き取られるネットを通過可能としたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明における請求項3記載のゴミカバー用ネット収納装置は、請求項1又は2記載の発明において、前記ゴミカバー用ネットの先端には引出用ロープが結合され、前記シャフトに前記ネットを巻き取った状態で前記ロープが前記カバーの下部開放口から垂れ下がり、このロープの端部を引き出すことによって前記ネットを使用状態に広げることができるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0011】
本実施例のゴミカバー用ネット収納装置の構成は、図1又は図2に示すように、長尺の横板3の両端に支持板4、4を固設すると共に、これらの両側の支持板4、4に回動自在に設けられた巻取用シャフト5の一端にハンドル6を固設する一方、図3又は図4に示すように、シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7が着脱自在に設けられ、シャフト5に結合したロープ8(図2又は図4参照)を介してネット10を連結する(図5参照)と共に、ハンドル6の回動によってシャフト5にネット10を巻き取りつつ、該ネット10をカバー7内に収容するようにしたものである。
【0012】
このような構成についてより詳細に述べると、図1又は図2に示すように、横板3の上部両端には、図5等に示す門型支柱2に設けられた連結片13、13にボルト結合すべきボルト穴3a、3aが形成されると共に、この横板3の下部には左右と中央に、後述するカバー7、7を取り付けるための取付穴3b、3b、3bが形成されている。
【0013】
上記の横板3の両端には支持板4、4が固設され、夫々の支持板4、4の内側には図示形状の端面カバー9、9が添え付けられ、これらの支持板4、4及び端面カバー9、9は互いの面を対向すると共に、双方の支持板4、4の下部であって双方の端面カバー9、9のほぼ中央には巻取用シャフト5が回動自在に取り付けられ、該シャフト5の一端にはハンドル6が固設されている。
【0014】
なお、シャフト5の中央には穿孔5aが設けられ、この穿孔5aにロープ8(図2参照)の一端を挿通して結合することにより、シャフト5を回動した際にロープ8が空回りすることを防止するようにしている。
【0015】
シャフト5の周囲を隠蔽するカバー7、7としては、例えば弾性の合成樹脂製等によって形成された復元性を有するカバーが用いられ、横板3に対して着脱自在に取り付けられている。即ち、図2に示すように、カバー7、7は、シャフト5の外周を半割状の筒形を成して包囲すると共に、カバー7、7間の下方に開放口を形成している。
【0016】
図1乃至図4に示すように、双方のカバー7、7の上端には立上片7a、7aが形成され、これらの立上片7a、7aを横板3に当てると共に、横板3に設けられた取付穴3b、3b、3bと上記の立上片7a、7aに設けられた3個の穴7b、7b、7bとの夫々にボルト11aを挿通し、ナット11bで締結することにより、カバー7、7を取り外し可能に取り付けてある。
【0017】
また、図2又は図3に示すように、双方のカバー7、7は下方の両端2箇所に設けられた穿孔部7c、7cにボルト12aを挿通してナット12bで締結したことにより、端面カバー9の幅による規制を受けた状態でカバー7、7の下方に所定の間隔を開けた下部開放口を有している。
【0018】
なお、カバー7、7は、上記のように横板3にボルトとナットで締結するほか、合成樹脂製等による固定具を用いて、特別の工具を使用しなくてもワンタッチで着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
【0019】
上記のような構成において、カバー7、7が復元性を有するカバーで形成されたことにより、シャフト5の周りに巻回されたネット10がカバー7、7を内部から押し出すほどに膨出した場合でも、この膨出に応じてカバー7、7が変形して、シャフト5の周りにネット10を巻回しつづけることが可能である。また、ネット10をシャフト5から引き戻した際に、カバー7、7は元の形状に復元する。
【0020】
図5に示すように、巻取用シャフト5に結合したロープ8を介してネット10を連結する。図7に示すように、このネット10の先端には引出用ロープ10aが結合され、シャフト5にネット10を巻き取った状態で引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口から垂れ下がり、このロープ10aの端部を引き出すことによってネット10を使用状態に広げることができる。
【0021】
上記のネット収納装置1は、図5に示すように、自立可能な門型支柱2に取り付けてある。この門型支柱2は、金属パイプを門型に屈曲すると共に、その両脚部をウエイト14、14に固設してあり、夫々のウエイト14はコンクリートを充填してあって門型支柱2が容易に転倒しない重量を有する。このため、ウエイト14には両側に取手15、15が取り付けられ、移動の際の便宜が図られている。
【0022】
なお、本発明のネット収納装置1は、上記の門型支柱2のみならず、電柱、ガードレール、立入防護柵、街路灯等の構造物等にも取り付けることができる。
【0023】
本発明によるゴミカバー用ネット10の使用時には、カバー7、7の下部開放口から垂下した引出用ロープ10a(図7参照)を引き出すことによってシャフト5に巻き取られたネット10が引き出され、図5に示すように、このネット10を集積ゴミに被せておくことによって、収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止することができる。
【0024】
また、ゴミカバー用ネットの非使用時には、図6、図7、図8に示すように、ハンドル6を回動することにより、引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口に垂下した状態になるまでネット10を巻き取っておけば、このネット10をカバー7、7内に収納して隠蔽することができ、この状態でネット10は全く通行の邪魔にならず、美観も良好となる。
【0025】
また、図8に示すように、上記のようにネット10を巻き取った際、引出用ロープ10aがカバー7、7の下部開放口から垂下した状態にして、ネット10を次に使用する際の待機状態とし、この引出用ロープ10aを引き出しさえすればネット10が引き出され、使用可能な状態となる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゴミカバー用ネット収納装置は、既設物又は自立可能な門型支柱に取り付ける横板の両端に支持板を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフトの一端にハンドルを固設する一方、シャフトの周囲を隠蔽するカバーが着脱自在に設けられ、シャフトに結合したロープを介してネットを連結すると共に、ハンドルの回動によってシャフトにネットを巻き取りつつカバー内に収容するようにしてあるため、電柱、ガードレール、立入防護柵、街路灯等の構造物等の既設物又は門型支柱に簡単に取り付けることができる。
【0027】
本発明のネット収納装置において、ゴミカバー用ネットを使用する際には、カバーの下部開放口から垂下した引出用ロープを引き出すことによってシャフトに巻き取られたゴミカバー用ネットが引き出され、このネットを集積ゴミに被せておくことにより、収集袋入りのゴミがカラス等の小動物によって散乱するのを防止することができる。
【0028】
また、ゴミカバー用ネットの非使用時には、ハンドルを回動することによって引出用ロープがカバーの下部開放口から垂下した状態になるまでゴミカバー用ネットを巻き取っておけば、該ネットをカバー内に収納して隠蔽することができ、このとき、ゴミカバー用ネットは全く通行の邪魔にはならず、美観も良好となる。
【0029】
また、本発明において、ゴミカバー用ネット収納装置のカバーは復元性を有するカバーであって、これを着脱自在に取り付けてあるため、シャフトの周りにネットを巻き取った際に膨らみが生じてカバーを内部から押圧することがあっても弾力的に変形し、かつネットが引き出された後には復元することができるため、カバーの損傷を防止することができる。また、このようなカバーを取り除くことによって内部の水洗等を容易に行うことが可能となり、清潔な使用を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミカバー用ネット収納装置の内部構造を示す側面図である。
【図2】本発明のゴミカバー用ネット収納装置においてカバーを取り付ける前の状況を示す端面図である。
【図3】本発明のゴミカバー用ネット収納装置にカバーを取り付けた状況を示す側面図である。
【図4】本発明のゴミカバー用ネット収納装置にカバーを取り付けた状況を示す端面図である。
【図5】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを使用している状況を示す斜視図である。
【図6】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げ始めた状況を示す斜視図である。
【図7】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げている状況を示す斜視図である。
【図8】本発明のゴミカバー用ネット収納装置におけるネットを引き上げ終わった状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ゴミカバー用ネット収納装置
2…門型支柱
3…横板
3a…ボルト穴
3b…取付穴
4…支持板
5…巻取用シャフト
5a…穿孔
6…ハンドル
7…カバー
7a…立上片
8…ロープ
9…端面カバー
10…ゴミカバー用ネット
10a…引出用ロープ
11a、12a…ボルト
11b、12b…ナット
13…連結片
14…ウエイト
15…取手
Claims (3)
- 集積ゴミにかぶせるゴミカバー用ネットを収納するための装置であって、既設物又は自立可能な門型支柱に取り付ける横板の両端に支持板を固設すると共に、これらの両側の支持板に回動自在に設けられた巻取用シャフトの一端にハンドルを固設する一方、前記シャフトの周囲を隠蔽するカバーが着脱自在に設けられ、前記シャフトに結合したロープを介してネットを連結すると共に、前記ハンドルの回動によって前記シャフトに前記ネットを巻き取りつつ前記カバー内に収容するようにしたことを特徴とするゴミカバー用ネット収納装置。
- 前記カバーは復元性を有するカバーであって、前記シャフトの周囲を包囲すると共に、下部を開放して前記シャフトに巻き取られるネットを通過可能としたことを特徴とする請求項1記載のゴミカバー用ネット収納装置。
- 前記ゴミカバー用ネットの先端には引出用ロープが結合され、前記シャフトに前記ネットを巻き取った状態で前記ロープが前記カバーの下部開放口から垂れ下がり、このロープの端部を引き出すことによって前記ネットを使用状態に広げることができるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のゴミカバー用ネット収納装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211403A JP2004051312A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | ゴミカバー用ネット収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211403A JP2004051312A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | ゴミカバー用ネット収納装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2004051312A true JP2004051312A (ja) | 2004-02-19 |
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Family Applications (1)
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JP2002211403A Pending JP2004051312A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | ゴミカバー用ネット収納装置 |
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JP (1) | JP2004051312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6113347B1 (ja) * | 2016-10-17 | 2017-04-12 | 正守 河本 | ゴミ被覆保護装置 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002211403A patent/JP2004051312A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6113347B1 (ja) * | 2016-10-17 | 2017-04-12 | 正守 河本 | ゴミ被覆保護装置 |
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