JP6113347B1 - ゴミ被覆保護装置 - Google Patents
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Description
また、左右一対の枢支部材は、上記シャフトの一端部が差し込まれる第1ベアリングと、上記シャフトの他端部が差し込まれる第2ベアリングと、を備え、上記シャフトは、パイプ部材と、該パイプ部材の一端部に先端部が差し込まれて固着されると共に基端部が上記第1ベアリングに差し込まれる第1短軸部材と、上記パイプ部材の他端部に先端部が差し込まれて固着されると共に基端部が上記第2ベアリングに差し込まれる第2短軸部材と、を備え、さらに、上記第1短軸部材の基端面に上記手動ハンドルが取付金具を介して取着されているものである。
本発明に係るゴミ被覆保護装置は、図1及び図2に示すように、ゴミ集積所Zに置かれたゴミGをカラスや猫等の鳥獣から保護するためのゴミ被覆体1と、ゴミ被覆体1の基端側を取着するための1本のシャフト2と、シャフト2を水平状軸心La廻りに回転自在に支持する左右一対の枢支部材3,3と、シャフト2の一端部に連結されそのシャフト2を水平状軸心La廻りに回転させるための手動ハンドル4と、を備えている。
化粧シート体7は、合成樹脂製であって、ロール状のゴミ被覆体1を正面視及び背面視で目隠しする(美観を得る)と共に、雨や雪、直射日光(紫外線)等から保護するための保護シートを兼用している。
前方用片部71をロール状のゴミ被覆体1の前方側に垂れ幕状に配設すると共に、後方用片部72をロール状のゴミ被覆体1の後方側に垂れ幕状に配設して、雌雄一方部材78と雌雄他方部材79を係合させて目隠し状態を保持している。つまり、化粧シート体7の一端縁部(前方用片部71の下端縁部)と他端縁部(後方用片部72の下端縁部)とを閉じた袋状として、ロール状のゴミ被覆体1を包囲して保護できる。また、ロール状のゴミ被覆体1の前端縁部が自重にて垂れ下がって化粧シート体7から下方へはみ出す(露出する)のを防止する。ゴミ被覆体1をロール状に保持する作用も得られる。また、強風等による捲れや音(バタツキ音)を防止している。なお、図2と図3に於て、雌雄一方部材78と雌雄他方部材79は図示省略している。
図6に示すように、シート体用着脱挟持具51(以下、第1挟持具51と呼ぶ場合もある)は、横断面C字状部51cと、C字状部51cの両端部夫々から延伸状に下方へ突設され開口部を形成する左右一対の脚片部51g,51gと、を有する横断面U字状である。
上連結部62は、パイプ材から成り、(横断面)円形状の外周面62dを有している。
また、第1挟持具51に、C字状部51cと一対の脚片部51g,51gの弾性的復元力を補助する(挟持力を高める)横断面C字状乃至U字状の金属製の(第1の)板バネ53(図5参照)を外嵌状に複数取着している。
つまり、上連結部62と第1挟持具51の間で化粧シート体7が挟圧保持(挟持)される。
そして、取着後に、人の手で、一対の脚片部51g,51gを拡大させて上方へ引き上げれば、上連結部62から第1挟持具51を(工具無しで)離脱でき、化粧シート体7の交換や清掃を行える。また目隠し状態(図4参照)からゴミ被覆体1を引き出す際や巻き取る際に、図3に示すように、化粧シート体7の前方用片部71をシャフト2の後方側へ垂れ幕状となるように配設して巻取り・引き出し準備状態に変更できる。
図7に示すように、被覆体用着脱挟持具52(以下、第2挟持具52と呼ぶ場合もある)は、第1挟持具51と同じ着脱構造であって、横断面C字状部52cと、C字状部52cの両端部夫々から延伸状に下方へ突設された左右一対の脚片部52g,52gと、を有している。
シャフト2は、(横断面)円形状の外周面2dを有している。
また、第2挟持具52に、弾性的復元力を補助する横断面C字状乃至U字状の金属製の(第2の)板バネ54(図1参照)を外嵌状に複数、取着している。
そして、第1挟持具51と同じ作用を発揮する。つまり、図7(a)〜(c)に示すように、第2挟持具52は弾性的に拡大した後に、弾性的復元力によってゴミ被覆体1が配設されたシャフト2に外嵌状に取着(嵌着)する。つまり、シャフト2と第2挟持具52の間でゴミ被覆体1が挟圧保持される。化粧シート体7と同様に、交換や清掃が容易に行える。
図例の第1・第2挟持具51,52は、言い換えると、樹脂製の筒状体に長手方向に沿った一条のスリット開口を設けた形状であって、横断面C字状やチューリップ形状等もある。
また、第1・第2着脱用挟持具51,52の変形例としては、金属製板材や金属製の線材を横断面U字状等に(弾発的に開脚自在に)形成したものとするも良い。
ゴミ被覆体1は、図例のような合成樹脂製のネット、或いは、図示省略するが、ブルーシートや幌等の合成樹脂製のシート等である。
ゴミ被覆体1は、シャフト2の巻き取り幅寸法W2よりも、長い被覆体幅寸法W1を有している。つまり、シャフト巻き取り状態で、左右端縁に折り返し重ね部が形成されているので、シャフト2の巻き取り幅寸法W2よりも幅広くゴミGを保護でき、左右幅の広いゴミ集積所Zに対応できる。言い換えると、幅広のゴミ被覆体1を、コンパクトに片づけることができる。
上柱部61は、ベアリング保持部材30(30A,30B)の上部に溶接にて固着されている。なお、図8に於て、ゴミ被覆体1及び第2挟持具52は図示省略している。
そして、第1短軸部材21の基端面に、ボルト部材42にて固着されるカラー部材40及び板状の取付金具41を介して、図外の手動ハンドル4が取着されている。
左右水平軸状の手動ハンドル4を、水平状軸心La廻りに周回させることで、シャフト2が水平状軸心La廻りに回転する。
下柱部81は、ベアリング保持部材30(30A,30B)の下部(下面)にボルトナット結合によって固着されている。
基台9は、物干し竿支持用支柱を立設させるための(物干し竿支持柱用の)ブロック台から成る。基台9(ブロック台)は、コンクリートブロックや、内部に水を貯水可能な中空ブロック形状の樹脂成型品等自由である。
下端部83bの幅広の前面83e及び後面83fが、下端縁から所定上下寸法L83だけ、プレス加工によって、押圧され、厚み寸法T83を、基台9の長孔91の幅寸法(短手寸法)E91に抜き差し可能に成形されている。長孔91の平面視平行状の二つの長辺91a,91aに、前面83e及び後面83fを夫々対応させて差し込んでいる。
言い換えると、装置本体10は、正面視矩形状枠体の上下中間部に左右一対の枢支部材3,3を介してシャフト2を(左右水平状軸心La廻りに回転自在に)橋架状に設け、かつ、矩形状枠体の下辺部材の左右中間部から支柱部83を垂設した、全体枠構造である。このような枠体形状は、シャフト2及び枢支部材3,3を保護するような大きな箱型ケーシングが不要で、簡素化と軽量化を実現している。
1b 後方基端縁部
2 シャフト
2d 外周面
3 枢支部材
4 手動ハンドル
7 化粧シート体
9 基台
20 パイプ部材
20a 一端部
20b 他端部
21 第1短軸部材
21a 先端部
21b 基端部
22 第2短軸部材
22a 先端部
22b 基端部
31 第1ベアリング
32 第2ベアリング
41 取付金具
51 シート体用着脱挟持具
52 被覆体用着脱挟持具
61 上柱部
62 上連結部
62d 外周面
71 前方用片部
72 後方用片部
78 雌雄一方部材
79 雌雄他方部材
81 下柱部
82 下連結部
83 支柱部
83b 下端部
91 長孔
G ゴミ
La 水平状軸心
Claims (3)
- ゴミ(G)を保護するためのゴミ被覆体(1)と、該ゴミ被覆体(1)を取着するためのシャフト(2)と、該シャフト(2)を水平状軸心(La)廻りに回転自在に支持する左右一対の枢支部材(3)(3)と、該シャフト(2)の一端部に連結され該シャフト(2)を上記水平状軸心(La)廻りに回転させて上記ゴミ被覆体(1)をロール状に巻き取るための手動ハンドル(4)と、を備えたゴミ被覆保護装置であって、
上記左右一対の枢支部材(3)(3)夫々から上方突出状に設けられた上柱部(61)(61)と、左右一対の上記上柱部(61)(61)の上部を左右方向に連結する上連結部(62)と、を有し、
弾発的に拡大自在な横断面U字状の被覆体用着脱挟持具(52)を、上記ゴミ被覆体(1)を介して、上記シャフト(2)の円形状の外周面(2d)に外嵌状に取着することで、上記ゴミ被覆体(1)は上記シャフト(2)に着脱自在に取着され、
さらに、ロール状に巻き取られた上記ゴミ被覆体(1)を上方から目隠しするための帯状の化粧シート体(7)を備え、
上記化粧シート体(7)は、上記上連結部(62)に掛けて二つ折りに折り曲がるように配設され、ロール状の上記ゴミ被覆体(1)の前面側に垂れ幕状に配設される前方用片部(71)と、ロール状の上記ゴミ被覆体(1)の後方側に垂れ幕状に配設される後方用片部(72)と、を有し、
弾発的に拡大自在な横断面U字状のシート体用着脱挟持具(51)を、上記化粧シート体(7)を介して、上記上連結部(62)の円形状の外周面(62d)に外嵌状に取着することで、上記化粧シート体(7)は上記上連結部(62)に着脱自在に取着され、
さらに、上記前方用片部(71)の内面側の下部に面状ファスナーの雌雄一方部材(78)が取着されると共に、上記後方用片部(72)の内面側の下部に面状ファスナーの雌雄他方部材(79)が取着され、上記雌雄一方部材(78)と上記雌雄他方部材(79)とが係合して、ロール状の上記ゴミ被覆体(1)を上記化粧シート体(7)によって目隠し状態に保持するように構成したことを特徴とするゴミ被覆保護装置。 - 上記左右一対の枢支部材(3)(3)夫々から下方突出状に設けられた下柱部(81)(81)と、左右一対の下柱部(81)(81)の下部を左右方向に連結する下連結部(82)と、下連結部の左右中間部から下方突出状に設けられた支柱部(83)と、を有し、
上記支柱部(83)は、角パイプから成り、基台(9)の長孔(91)に抜き差し自在な下端部(83b)を有する請求項1記載のゴミ被覆保護装置。 - 上記左右一対の枢支部材(3)(3)は、上記シャフト(2)の一端部が差し込まれる第1ベアリング(31)と、上記シャフト(2)の他端部が差し込まれる第2ベアリング(32)と、を備え、
上記シャフト(2)は、パイプ部材(20)と、該パイプ部材(20)の一端部(20a)に先端部(21a)が差し込まれて固着されると共に基端部(21b)が上記第1ベアリング(31)に差し込まれる第1短軸部材(21)と、上記パイプ部材(20)の他端部(20b)に先端部(22a)が差し込まれて固着されると共に基端部(22b)が上記第2ベアリング(32)に差し込まれる第2短軸部材(22)と、を備え、
さらに、上記第1短軸部材(21)の基端面に上記手動ハンドル(4)が取付金具(41)を介して取着されている請求項1又は2記載のゴミ被覆保護装置。
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2016
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