JP2004050957A - コンバインなどの操向ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取部で発生した小さな粉塵や洗浄水などが筒状覆い部材52内に進入しないようになすと共に操向ハンドル21自体に設けられたスイッチの電気ケーブル51を、操向機構の性能を損ねないで外観よく配置する。
【解決手段】ステアリングコラム19の上壁面部k1から筒状覆い部材52を上方へ延出させて上ンドル軸20、軸ケース38及び透孔k2を包囲させると共に、この筒状覆い部材52の環状上端部52cと、操向ハンドル21の回転中心ボス部21aの下面部j2との間に、これら環状上端部52cと下面部j2との相対回転を許容し且つ外界から筒状覆い部材内への塵埃や洗浄水などの進入を阻止するものとしたシール手段55を形成する。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインなどの操向ハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれたステアリングコラムの上壁面部分に透孔を形成し、この透孔を通じることにより、ステアリングコラムの内方から、ハンドル軸及びこれを回転可能に支持した軸ケースを、これらハンドル軸及び軸ケースの特定横向き軸回りの傾斜角を調整変更可能となした状態で上向き特定方向へ延出させると共に、このハンドル軸の上端部に操向ハンドルを固定した構造となされているコンバインの操向ハンドル装置は既に知られている(例えば特開2000−108708参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の操向ハンドル装置においては、軸ケースの上端開口とハンドル軸との間の環状空間はハンドル軸に固定された操向ハンドル部分で覆われているに過ぎないため、刈取部で発生した小さな粉塵や洗浄水などが進入して軸ケース内のベアリングなどの機能を低下させる虞がある。
また、コンバインの操縦性を向上させるために、操向ハンドル自体に操作スイッチを設けることが既に提案されているが、従来の操向ハンドル装置は操作スイッチの電気ケーブルの配線を外観よく安価に行う上で十分な構造となっていないのである。
本発明は、上記のような実情に対処し得るものとしたコンバインなどの操向ハンドル装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の第一の発明では、請求項1に記載したように、外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれたステアリングコラムの上壁面部に透孔を形成し、この透孔を通じてステアリングコラムの内方から上ハンドル軸20及びこれを回転可能に支持した軸ケースを上向き特定方向へ延出させると共に、この上ハンドル軸20の上端部に操向ハンドルを固定した構造となされたコンバインなどの操向ハンドル装置において、前記上ハンドル軸20、前記軸ケース及び前記透孔を包囲した筒状覆い部材を前記上壁面部から上方へ延出させると共に、この筒状覆い部材の環状上端部と、前記操向ハンドルの回転中心ボス部の下面部との間に、これら環状上端部と下面部との相対回転を許容し且つ外界から筒状覆い部材内への塵埃や洗浄水などの進入を阻止するものとしたシール手段を形成した構成となす。
【0005】
これによれば、前記筒状覆い部材、前記操向ハンドルの回転中心ボス部の下面部、前記筒状覆い部材及び前記シール手段が、前記操向ハンドルの回転操作にも拘わらず前記透孔や前記軸ケースの外周囲を密閉状に覆った状態となり、塵埃や雨水などが前記透孔や前記軸ケースの内方に進入するのを阻止すると共に、前記操向ハンドルに設けられた操作スイッチの電気ケーブルを外観部に露出させることなく前記ステアリングコラム内に導くことを可能になすものとなる。
【0006】
また本願の第二の発明では、請求項2に記載したように、外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれたステアリングコラムの上壁面部に透孔を形成し、この透孔を通じることによりステアリングコラムの内方から上ハンドル軸20及びこれを回転可能に支持した軸ケースを、上ハンドル軸20及び軸ケースの特定横向き軸回りの傾斜角を調整変更可能となして上向き特定方向へ延出させると共に、この上ハンドル軸20の上端部に操向ハンドルを固定した構造となされたコンバインなどの操向ハンドル装置において、前記上ハンドル軸20、前記軸ケース及び前記透孔を包囲した撓み変形可能な筒状覆い部材を前記上壁面部から上方へ延出させると共に、この筒状覆い部材の環状上端部と、前記操向ハンドルの回転中心ボス部の下面部との間に、これら環状上端部と下面部との相対回転を許容し且つ外界から筒状覆い部材内への塵埃や洗浄水などの進入を阻止するものとしたシール手段を形成した構成となす。
これによれば、前記上ハンドル軸20及び前記軸ケースが特定横向き軸回りの角度調整変更可能となされたものにおいて、請求項1記載の発明の場合と同様な作用が得られる。
【0007】
上記発明は次のように具体化することができる。
即ち、請求項3に記載したように、前記シール手段が、前記筒状覆い部材の前記環状上端部を内方側から支持して特定姿勢に保持するための環状支持部材を前記軸ケースと同体状に設けると共に前記環状上端部の上面の全周部分にその周方向に連続した撓み変形可能な上向きの舌状突起を形成し、一方では前記操向ハンドルの前記環状面部に環状の覆い板を固定し、この覆い板の下面をなす環状摺接面部に前記舌状突起の上端縁を密接させた構成であるものとなす。
【0008】
これによれば、前記筒状覆い部材が前記上ハンドル軸20の角度調整変更を容易となすゴムなどの撓み易い材料で形成されたものであっても、前記環状支持部材は前記筒状覆い部材の上縁部を特定位置に安定的に支持して前記シール手段のシール機能を良好に維持させるものとなり、また前記舌状突起と前記環状摺接面部との密接は、前記操向ハンドルの回転操作を許容した上で、前記筒状覆い部材と覆い板との間を通じる外界からの塵埃や洗浄水などの進入を遮断するものとなり、また前記環状覆い板は前記操向ハンドルを変更することなく、前記筒状覆い部材の径を任意に大きくなしてこれの内方に大きな密閉空間を形成する上で寄与するものとなる。
【0009】
また請求項4に記載したように、前記筒状覆い部材が環状下端部、筒状周壁部及び環状上端部を有すると共にこれらの全体を弾性材で一体状に成形されたものであって、前記環状下端部は前記透孔の外周部に嵌着される固定用環状溝を形成され、前記筒状周壁部は撓み変形容易な蛇腹状となされ、前記環状上端部は前記環状支持部材に嵌着される支持用環状溝を形成されると共に前記舌状突起を該環状上端部の一部として形成されている構成となす。これによれば、前記筒状覆い部材が撓み易くなる上に迅速且つ安価に製造され装着されるものとなる。
【0010】
また請求項5に記載したように、前記操向ハンドルに電気ケーブルを埋設してこのケーブルの一端側部分を、前記操向ハンドルの前記下面部箇所で前記覆い板の環状摺接面部より内側箇所から下方へ延出させ、続いて前記筒状覆い部材の内方及び前記透孔を経てステアリングコラムの内方に導くと共に、前記操向ハンドルが回転操作されたとき、前記電気ケーブルが前記軸ケースの外周側面部で螺旋状箇所で伸縮可能になした構成となす。これによれば、前記電気ケーブルは外観部に現れることなく配置されると共に前記操向ハンドルが回転されても安定的に変位するものとなる。
【0011】
また請求項6に記載したように、前記筒状覆い部材の内方に位置した前記電気ケーブルを螺旋状となして特定長さ範囲内での弾性伸縮変形可能となし、前記操向ハンドルがこれの中立位置に対し左右各側へ回転されたとき、前記電気ケーブルが前記軸ケースの外周面に前記上ハンドル軸20回りの特定角度以内の範囲内で摺接する構成となす。これによれば、前記操向ハンドルが回転操作されたときにも、前記電気ケーブルに過大な引張応力が発生せず、また電気ケーブルの螺旋状箇所が軸ケース上で絡み合うことの生じないものとなる。
【0012】
また請求項7に記載したように、前記軸ケースの外周面箇所で前記筒状覆い部材内の下寄り箇所に、前記軸ケースより大きな外径の周面部とこれの上端開口を覆う上面部とを有し且つこれら周面部と上面部との外面を滑らかな曲面で結合してなる案内部材を前記軸ケースと同心状に固定し、前記電気ケーブルがこの案内部材の外表面に摺接する構成となす。
【0013】
これによれば、前記軸ケースの下部に鋭利な角箇所などが存在していても、前記案内部材がこの角箇所などを覆った状態となって、前記電気ケーブルをこの角箇所などに接触させることなく案内するものとなり、従って鋭利な角箇所などで前記電気ケーブルが損傷する事態は確実に回避されるのである。また前記軸ケースの下部に前記電気ケーブルが円滑に巻き付くことに対する障害箇所が存在していても、前記案内部材がこの障害箇所を覆うため、前記電気ケーブルはこの障害箇所とは無関係に円滑に巻き付くものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図10は本発明に係るコンバインに関するもので、図1は側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は運転操作部を斜め後上方から見た図、図5はステアリングコラムの上部周辺を示す側面図、図6はステアリングコラムの上部周辺を示す正面図、図7はステアリングコラムの上部周辺を示す拡大側面図、図8はステアリングコラムに装着されるハンドル支持部材などを示す正面図、図9はステアリングコラムに装着される筒状覆い部材を示す平面図、図10は操向ハンドルに装着される覆い板を示す平面図である。
【0015】
図1〜図4において、1は左右一対のクローラ走行装置1a、1bからなる走行部、2は走行部1に支持された機台、そして、3は機台2の前方に設けた刈取部である。そして機台2上の前部右側で刈取部3のやや後寄り横方に運転操作部4を設け、刈取部3の後側に脱穀部5及び排藁処理部6を設け、運転操作部4の後側に穀粒タンク7を設けている。なお、5aは脱穀部5内に設けられた扱胴である
【0016】
刈取部3は分草板8、穀稈引起こし装置9、掻込み装置10、刈刃装置11及び縦搬送部12を備えており、これら全体が機台2に支持された刈取主フレーム13を介して横向き支点軸14回りへ上下揺動可能となされている。
【0017】
この際、穀稈引起こし装置9は左右方向上の3カ所に配置された3つの引起こし部9a、9b、9cからなり、各引起こし部9a、9b、9cは圃場に植立した各穀稈条列に対して斜め後上り方向へ単列状に配列されたタインt群で穀稈を引き起こすものとなされる。掻込み装置10は刈刃装置11で刈り取られた穀稈を刈刃装置11の左右巾中央へ掻き集めて縦搬送部12へ送り込むもので、上下配置された2つのベルト掻込み部10a、10aの複数対と、スターホイール掻込み部10cの複数からなる。縦搬送部12は刈刃装置11で刈り取られた刈取穀稈の株元部を脱穀部5の扱室入り口へ向けて挟持搬送する株元側挟持搬送部12aと、その刈取穀稈の穂先部を脱穀部5のフィードチェーン5bへ向けて係止搬送する穂先側係止搬送部12bとを具備したものとなされる。
【0018】
上記コンバインは、走行部1の作動により走行し、機体の前進中に分草板8が植立穀稈の条列間を移動して隣接した条列穀稈の絡みを解し、次に穀稈引起こし装置9が、上方へ移動されるタインtによりその対応した条列穀稈を引き起こし、次に刈刃装置11がこのように引き起こされた穀稈の株元を切断し、次に縦搬送部12がこうして刈り取られた刈取穀稈を後向き斜め上方へ搬送して脱穀部5に送り込み、次に脱穀部5がこの送り込まれた刈取穀稈を脱穀すると共に脱穀により得られた穀粒や藁片などの混合物を選別して精粒を選り出し、この選り出した精粒を穀粒タンク7へ向けて送り出し、一方では排藁処理部6が前記脱穀により生成された排藁を送り込まれてこれを寸断する等の処理を行うように作動する。
【0019】
次に上記運転操作部4について詳細に説明する。
15は箱形のシートコラム16を介して機台2上の適当高さ位置に固定された運転座席で脱穀部5の前方右側に位置させてある。この際、シートコラム16はコンバインの各部に動力を供給するためのエンジンを包囲するものとなされている。シートコラム16の上面で運転座席15の外側には縦面に沿って配置され肘掛け部としても機能する外側部アシストバー17が固設されている。18は運転座席15の前側に形成された床面である。19はステアリングコラムであり、図4に示すようにステアリングコラム19の左右側の床面部分18a、18aは緩やかな傾斜状となされている。そして、ステアリングコラム19前側の床面部分18cは運転者の操縦時の視界に支障の生じない範囲で前方へ向け例えば凡そ100mm程度延長させるのであり、この延長部分は物品の仮置き場などとなされる。この際、延長の程度は運転座席15に座した運転者が刈取部3の前端部を運転操作部4の前端部で遮断されることなく目視できる範囲内となす。
【0020】
ステアリングコラム19は床面18の前寄り略巾中央位置に位置され、しかも運転座席15に座した運転者の左右の脚部間に納まる程度の左右巾となされ、さらに前後方向位置を運転座席15に座した運転者の膝部よりも少し前側となるように決定されている。このステアリングコラム19の上部には上ハンドル軸20が立設されており、この上ハンドル軸20の上端には丸形の操向ハンドル21が固定されている。操向ハンドル21は回転操作されることにより左右のクローラ走行装置1a、1bに回転速度差を発生させて機体の進路を変化させるものとなされている。機体が直進するときの操向ハンドル21の位置を中立位置とすると、この中立位置から上ハンドル軸20回りの左右各側への操向ハンドルの最大操作角は180度以下の特定角度(例えば凡そ160度程度)となされている。
【0021】
ステアリングコラム19の左右巾は実際には床面18巾の凡そ1/3程度(例えば150mm程度)となされており、またステアリングコラム19と運転座席15との間隔はこの間隔箇所に存在した床面19部分に運転者が立つことができ、しかも操向ハンドル21を運転座席15に座した運転者が楽に回転操作できる程度の距離(例えば300mm程度)となされている。
【0022】
22はサイドコラムであって、床面18の左横側に配設され且つその高さを運転座席15の概ね座面高さ程度となされ且つ運転座席15の横方箇所から床面18の前端近傍に及ぶものとなされている。さらに具体的には、前記床面18と同体状に前後向きに固定された枠状からなる図示しないサイドコラム骨組み構造体の上面に、レバー挿通用案内透孔a、b、c、d及び電子表示装置f1などの設けられたサイドコラム上面板22aを固定され、また前記骨組み構造体の運転席15側となる箇所に前後方向のサイドコラム側面板22bを固定され、また前記サイドコラム骨組み構造体の前面及び左側面を被うものとなされたサイドコラム側面被覆用ゴム板22dを、これの上縁部がサイドコラム上面板22aの下端部周囲に固定されることにより、垂れ下がり状に装着されている。
【0023】
レバー挿通用案内透孔a、b、c、dのそれぞれには、走行部1を駆動するものとした図示しない油圧駆動系の作動速度を変化させるための主変速操作レバー23、走行部1用のミッション内の歯車の噛み合い状態を変化させて走行部1の作動速度を変化させるための副変速操作レバー24、脱穀部5への動力供給を断続させるための脱穀クラッチ操作レバー25、刈取部3への動力供給を断続させるための刈取クラッチ操作レバー26が挿通される。
【0024】
27はフートペダル式の駐車ブレーキ操作部材であり、28は機台2部分の右側端の最前部に設けたハンドレバー式の駐車ブレーキ操作部材である。
29は床面18を支持した機台2部分の前端面に装着したフロントカバーであり、機台2部分にボルト固定され、図示例では上縁部29aを前記床面18高さより幾分高くなされている。このフロントカバー29は合成樹脂材で一体成形されたもので、前面部の左右各側部を後側へ屈曲されると共に前面部の上部に四角状透孔29bを形成されている。
【0025】
次に操向ハンドル装置の構成について図5〜図8を参照して説明する。
ステアリングコラム19は外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれているもので、コラム本体部19aと、このコラム本体部19aの上面部を覆うものとしたコラム上面カバー部19bとからなっている。コラム本体部19aの上面部はチルト台部30となされており、このチルト台部30は基礎台部30aとこれの左右に対向状に配置された一対の側面部30b、30cと、これら側面部30b、30cの前部を結合した前面部30dとを備えている。
【0026】
チルト台部30の内側には比較的短い下ハンドル軸31が上下一対のベアリング32、32を介して回動自在に装設されており、この下ハンドル軸31の長さ中央箇所に円形ギヤ33が形成されている。そしてコラム本体部19aの中央箇所には縦方向へ長い操向入力軸34が複数のベアリング35を介して一定範囲内の回動可能に装設されると共に、この操向入力軸34の上端部がチルト台部30の内側空間内に延出されており、この延出された軸部分に固定されたセクタギヤ36と円形ギヤ33とがチルト台部30の内側空間内で連動可能に噛み合わされている。
【0027】
チルト台部30の外面には図8に示すようなハンドル支持部材37が装着されるのであり、このハンドル支持部材37は円筒状の軸ケース38と、この軸ケース38の下端部の左右側部に固着された左右一対のチルトアーム部材39a、39bと、軸ケース38の下寄り箇所に固着され一対のチルトアーム部材39a、39bの上端部を覆った態様となされた筒状の案内部材40とからなっている。チルトアーム部材39a、39bのそれぞれは正面視へ字形に折れ曲がった形状となされていて、下半分を平板部g1となされ、上半分を軸ケース38側へ近接され上方視円弧状に屈曲されたケース固着部g2となされており、平板部g1の上部にチルト支点軸線g3に合致した軸孔g4を形成されると共に平板部g1の下端部にチルト支点軸線g3を曲率中心とした円弧状の長孔g5(図5参照)を形成されている。案内部材40は左右のチルトアーム部材39a、39aの上端部を覆うものとなる比較的大きな径となされた周面部40aとこの周面部40aの上端開口を覆うものとした環状の上面部40bとを有し、これら周面部40aと上面部40bとの外面を滑らかな曲面40cで結合したものとなされている。
【0028】
このハンドル支持部材37は、左右一対の平板部g1、g1の内側面をチルト台部30の左右の側面部30b、30cの外面に密接され、各平板部g1の軸孔g4に挿通された支点ボルト41を、これに対応した側面部30b、30cの支点軸線g3位置に形成されたネジ孔h1に螺着されてこの支点ボルト41回りの揺動変位可能となされており、また左右の平板部g1、g1の長孔g5、g5と、これら長孔g5、g5間に位置した基礎台部30aに左右向きに形成された直状の透孔h2(図6参照)とに比較的長いボルト部材42を挿通させ、このボルト部材42の一端にハンドル部材43を固定して他端にナット44を螺合させ、ハンドル部材43の回動操作により、長孔g5、g5の透孔h2に対する相対変位が規制されたり或いは許容されるものとなさている。この際、ナット44はこれに対応した平板部g5に固着される。
【0029】
そして、軸ケース38の中心箇所にはこの軸ケース38の上部に配置されたベアリング45を介して前記上ハンドル軸20が回転変位自在に装着されており、この上ハンドル軸20は上端部に雄ネジ20aとテーパ軸部20bとを形成され、テーパ軸部20bの下端の段部をベアリング45に支持されてその下方変位を規制されている。テーパ軸部20bには操向ハンドル21の回転中心ボス部21aに同体状に形成されたテーパ雌部j1を外嵌させる共に、雄ネジ20aにナット47を螺合させて上ハンドル軸20に操向ハンドル21を締結状に固定しており、また上ハンドル軸20の下端部は前記下ハンドル軸31の上端部に一対の継ぎ手金具48a、48bからなる自在継ぎ手48を介して連動回転可能に結合され、この結合により上ハンドル軸20が軸ケース38の中心位置に確実に保持されるようになっている。
【0030】
図4に示すように、操向ハンドル21の操作環部21bの右箇所に刈取部3を上昇下降させるためのレバースイッチ49を装設され、また操作環部21bの左箇所に警笛を鳴らすためのホーンスイッチ50を装設されており、またこれらスイッチ49、50に一端側を接続された電気ケーブル51は操向ハンドル21の肉厚箇所に埋設されると共に他端側を回転中心ボス部21aの下面部j2の回転中心寄り箇所から外方へ延出されている。
【0031】
コラム上面カバー部19bはコラム本体部19aの上面部を覆うようにこれの外周部にボルト固定される箱状のもので、チルト台部30、下ハンドル軸31、円形ギヤ33、セクタギヤ36、自在継ぎ手48及び、チルトアーム部材39a、39bの上端部を除いた部分などの周囲を覆うものとなされており、またコラム上面カバー部19bの上壁面部k1には略四角状の透孔k2を形成され、この透孔k2を通じて上ハンドル軸20、軸ケース38、案内部材40及び、チルトアーム部材39a、39bの上端部などが上壁面部k1の上方へ突出されるものとなされている。
【0032】
上壁面部k1からは筒状覆い部材52が上方へ延出させてある。この筒状覆い部材52は図7及び図9に示すように、環状下端部52a、筒状周壁部52b及び環状上端部52cを有すると共にこれらの全体をゴム質材(合成樹脂や天然ゴムなどを含む)で一体状に成形されたものであり、この際、環状下端部52aは断面がコ字形の固定用環状溝m1を形成され、筒状周壁部52bは撓み変形容易な蛇腹状となされ、環状上端部52cは断面が半円形の支持用環状溝m2を形成されており、さらにこの環状上端部52cの上面の全周囲には環状に連続した舌状突起52dを該環状上端部52cの一部として筒状覆い部材52と同一材料で形成されている。
【0033】
この筒状覆い部材52は固定用環状溝m1を透孔k2の外周縁であるコラム上面カバー部19bに外嵌させて係着状態としてある。そして、この筒状覆い部材52の内方上部には丸棒を環状に屈曲したものである環状支持部材54が軸ケース38の外周面に固着した支持片53を介して上ハンドル軸20と直交した面に沿わせられて位置されており、この環状支持部材54の外半分箇所に支持用環状溝m2を外嵌させて環状上端部52cの上部を特定位置に安定的に保持させている。
【0034】
そして、筒状覆い部材52と、操向ハンドル21の回転中心ボス部21aの下面部j2との間に、塵埃や洗浄水などの進入を阻止するための環状のシール手段55が形成されている。このシール手段55は前記下面部j2に液密状にボルト固定された環状板56と、この環状板56の下面の上ハンドル軸20回りの環状摺接面部56aに密接された前記舌状突起52dとで形成されるものであり、環状摺接面部56aと舌状突起52dとは密接状態を保持されたまま上ハンドル軸20回りへ相対変位されるようになされている。
【0035】
この際、環状板56は図10にも示すように、環状摺接面部56aの外周縁から下側へ向けられた環状斜面部56bとを備え、また内孔の一部には操向ハンドル21の回転中心ボス部21aの内部から下側外方へ延出された電気ケーブル51を軸ケース38と筒状覆い部材52との間に導くための凹み部56cを形成されるほか、環状摺接面部56aにボルト孔56dを形成されている。
【0036】
そして軸ケース38と筒状覆い部材52との間に位置された電気ケーブル51は螺旋状箇所51aを形成されて弾性変形による10cm程度の伸縮変形可能となされ、操向ハンドル21が上ハンドル軸20回りの中立位置に位置したときに真下に垂れ下がった状態となるように透孔k2近傍での位置を保持され、透孔k2の下方であるコラム上面カバー部19b内に導かれた後、端末をコンバインの電気回路に接続されている。
【0037】
次に上記操向ハンドル装置の作動を説明する。
操向ハンドル21がその中立位置から上ハンドル軸20回りの左右一側へ回転操作されると、その回転は上ハンドル軸20、自在継ぎ手48、下ハンドル軸34、円形ギヤ33及びセクタギヤ36を経て操向入力軸34に伝達される。従って操向ハンドル21の回転操作量に応じて操向入力軸34が回転変位されるものとなり、この回転変位が大きくなるに伴って左右のクローラ走行装置1a、1bの走行速度の差が大きくなり、機体はこの差に応じた旋回半径で進行方向を変化されるものとなる。
【0038】
操向ハンドル21が回転操作されると、環状板56が操向ハンドル21と同体状に回転変位されるが、この回転変位中、舌状突起52dが環状板56の環状摺接面部56aに密状に接しているため、環状摺接面部56aと舌状突起52dとの間を通じて外界の塵埃や洗浄水や雨水が筒状覆い部材52の内方に進入することは生じない。
【0039】
そしてコラム上面カバー部19bと筒状覆い部材52との間、及び、コラム本体部19aとコラム上面カバー部19bとの間の何れも塵埃密及び液密状に結合されているため、筒状覆い部材52内やステアリングコラム19内についても外界から塵埃や洗浄水が進入することはない。
【0040】
また操向ハンドル21が回転操作されたとき、筒状覆い部材52内の電気ケーブル51の上部が操向ハンドル21と同体状に上ハンドル軸20回りへ変位されるため、電気ケーブル51は軸ケース38の外周面や案内部材40の外周面に螺旋状に巻き付くようになる。この際、電気ケーブル51はこれの螺旋状箇所51aが弾性変形して必要長さだけ(例えば3cm程度)伸張するため電気ケーブル51部材に過大な引張応力が発生する事態は回避されるのであり、一方、操向ハンドル21がその中立位置に戻されたときは電気ケーブル51は弾性変形により元の状態に支障なく復帰する。また操向ハンドル21はその中立位置を基準として180度以内の角度しか回転変位されないため、電気ケーブル51同士が重なり合って軸ケース38や案内部材40に巻き付くことは生じず、従って電気ケーブル51の螺旋状箇所51aなどが絡み付くようなことも生じない。また案内部材40がチルトアーム部材39a、39bの上端部の鋭利な角箇所を覆っているため、この鋭利な角箇所に電気ケーブル51が接触することはなく、従って電気ケーブル51がこの鋭利な角箇所で損傷することはない。
【0041】
また操向ハンドル21を運転席15に座した運転者が最も使い易い位置に移動させたいときは、ハンドル部材43を操作してボルト軸42をナット44の緩み側へ回動させ、次に操向ハンドル21などを持ってこれに操作力を付与してハンドル支持部材37を支点ボルト41、41回りの前後へ必要なだけ揺動させ、この後、ハンドル部材21をナット44の締まり側へ回動させて、長孔g5と透孔h2との相対変位を締結固定させる。この際、自在継ぎ手48及び撓み変形可能な筒状覆い部材52が上ハンドル軸20の支点ボルト41、41回りの傾斜変位を可能となし、また環状支持部材54が環状上端部52cを支持するため、上ハンドル軸20の前後傾斜角度が変更されても、環状上端部52cは環状板56に対する相対位置を変更されることはなく、従ってシール手段55は上ハンドル軸20の傾斜角度が変更されてもそのシール機能を損なわれることはない。また環状支持部材54の存在は筒状覆い部材52の筒状周壁部52bを極めて撓み易いものとなすことを可能となし、このことが上ハンドル軸20の前後傾斜角度の変更を一層行い易いものとなす。
【0042】
また操向ハンドル21の操作環部21bのレバースイッチ49やホーンスイッチ50は運転者が操作環部21bを持ったままで操作されるため、刈取部3の昇降操作や警笛操作が迅速に行われると共に操向ハンドル21は迷動することなく運転者により的確に回転操作されるようになる。
【0043】
上記実施例は次のように変形できる。
上ハンドル軸21の前後傾斜角度を変更させるための機構を省略することにより、上ハンドル軸21の前後傾斜角度が変更されない構造となすことも差し支えない。
また上ハンドル軸20の前後傾斜角度が変更されない構造となされたときは筒状覆い部材52は必ずしも撓み変形可能なものとなす必要はない。
また筒状覆い部材52と舌状突起52dとは必ずしも同体に成形する必要はない。
さらに環状板56を省略して、操向ハンドル21の回転中心ボス部21aの下面部j2に直接に舌状突起52dを密接させた構成のシール手段55となすことも差し支えない。
【0044】
【発明の効果】
上述した本発明によれば、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載したものによれば、刈取部3などで発生した塵埃や、機体洗浄時の洗浄水、或いは雨水などが軸ケース38の内方に進入するのを、操向機能を損ねることなく阻止することができるのであり、また操向ハンドル21に設けられた電気ケーブル51を外観部に露出させることなく且つ操向性能の損なわれないようにステアリングコラム19内まで導くためのスペースを安価に形成できるのである。
【0045】
請求項2に記載したものによれば、上ハンドル軸20及び軸ケース38が特定横向き軸をなす支点ボルト41回りの角度調整変更可能となされたものにおいて、請求項1記載の発明の場合と同様な効果を得ることができる。
【0046】
請求項3に記載したものによれば、筒状覆い部材52を上ハンドル軸20の角度調整変更を容易となすゴムなどの撓み易い材料で形成しても、環状支持部材54の存在により、筒状覆い部材52の環状上縁部52cを特定位置に安定的に支持させてシール手段55のシール機能を良好に維持させることができ、また舌状突起56dと環状摺接面部56aとの密接により、操向ハンドル21の回転操作を許容した上で、筒状覆い部材52と覆い板56との間を通じての外界から筒状覆い部材52内への塵埃や洗浄水や雨水などの進入を有効に遮断することができ、さらに覆い板56と筒状覆い部材52の径を大きくすることにより、操向ハンドル21を変更することなく、筒状覆い部材52内に大きな密閉空間を形成することができる。
【0047】
請求項4に記載したものによれば、筒状覆い部材52を撓み易くなすと共に、迅速且つ安価に製造し組み付けることができるようになる。
【0048】
請求項5に記載したものによれば、電気ケーブル51を外観部に露出させないで組み付けることができると共に、操向ハンドル21が回転されても電気ケーブル51を筒状覆い部材52内で整然とした状態でコンパクト且つ安定的に変位させることができる。
【0049】
請求項6に記載したものによれば、操向ハンドル21が回転操作されたとき、電気ケーブル51の重なりによる軸ケース38上でのその絡み合いが発生するのを回避でき、しかも電気ケーブル51に過大な引張応力が発生するのを阻止することができる。
【0050】
請求項7に記載したものによれば、軸ケース38の下部にハンドル支持部材37の鋭利な角箇所などが存在していても電気ケーブル51がその角箇所などに接するのを案内部材40により阻止して電気ケーブル51の損傷を確実に阻止することができる。また電気ケーブル51が円筒状となって巻き付くことに対する障害箇所が軸ケース38の下部に存在していても、電気ケーブル51をこの障害箇所とは無関係に案内部材40に円筒状に巻き付かせることができて電気ケーブル51の折れ曲がりなどを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインの側面図である。
【図2】上記コンバインの平面図である。
【図3】上記コンバインの正面図である。
【図4】上記コンバインの運転操作部を斜め後上方から見た図である。
【図5】上記コンバインの運転操作部の左側面図である。
【図6】上記コンバインのステアリングコラムの上部周辺を示す正面図である。
【図7】上記ステアリングコラムの上部周辺を示す拡大側面図である。
【図8】上記ステアリングコラムに装着されるハンドル支持部材などを示す正面図である。
【図9】上記ステアリングコラムに装着される筒状覆い部材を示す平面図である。
【図10】上記コンバインの操向ハンドルに装着される覆い板を示す平面図である。
【符号の説明】
19 ステアリングコラム
20 上ハンドル軸
21 操向ハンドル
21a 回転中心ボス部
38 軸ケース
40 案内部材
40a 周面部
40b 上面部
40c 曲面
41 支点ボルト(特定横向き軸)
51 電気ケーブル
52 筒状覆い部材
52a 環状下端部
52b 筒状周壁部
52c 環状上端部
52d 舌状突起
54 環状支持部材
55 シール手段
56 覆い板
56a 環状摺接面部
k1 上壁面部
k2 透孔
j2 下面部
m1 固定用環状溝
m2 支持用環状溝

Claims (7)

  1. 外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれたステアリングコラムの上壁面部に透孔を形成し、この透孔を通じてステアリングコラムの内方から上ハンドル軸及びこれを回転可能に支持した軸ケースを上向き特定方向へ延出させると共に、この上ハンドル軸の上端部に操向ハンドルを固定した構造となされたコンバインなどの操向ハンドル装置において、前記上ハンドル軸、前記軸ケース及び前記透孔を包囲した筒状覆い部材を前記上壁面部から上方へ延出させると共に、この筒状覆い部材の環状上端部と、前記操向ハンドルの回転中心ボス部の下面部との間に、これら環状上端部と下面部との相対回転を許容し且つ外界から筒状覆い部材内への塵埃や洗浄水などの進入を阻止するものとしたシール手段を形成したことを特徴とするコンバインなどの操向ハンドル装置。
  2. 外周囲を壁面で遮蔽状に囲まれたステアリングコラムの上壁面部に透孔を形成し、この透孔を通じることによりステアリングコラムの内方からハンドル軸及びこれを回転可能に支持した軸ケースを、上ハンドル軸及び軸ケースの特定横向き軸回りの傾斜角を調整変更可能となして上向き特定方向へ延出させると共に、この上ハンドル軸の上端部に操向ハンドルを固定した構造となされたコンバインなどの操向ハンドル装置において、前記上ハンドル軸、前記軸ケース及び前記透孔を包囲した撓み変形可能な筒状覆い部材を前記上壁面部から上方へ延出させると共に、この筒状覆い部材の環状上端部と、前記操向ハンドルの回転中心ボス部の下面部との間に、これら環状上端部と下面部との相対回転を許容し且つ外界から筒状覆い部材内への塵埃や洗浄水などの進入を阻止するものとしたシール手段を形成したことを特徴とするコンバインなどの操向ハンドル装置。
  3. 前記シール手段が、前記筒状覆い部材の前記環状上端部を内方側から支持して特定姿勢に保持するための環状支持部材を前記軸ケースと同体状に設けると共に前記環状上端部の上面の全周部分にその周方向に連続した撓み変形可能な上向きの舌状突起を形成し、一方では前記操向ハンドルの前記下面部に環状の覆い板を固定し、この覆い板の下面をなす環状摺接面部に前記舌状突起の上端縁を密接させた構成であることを特徴とする請求項1又は2記載のコンバインなどの操向ハンドル装置。
  4. 前記筒状覆い部材が環状下端部、筒状周壁部及び環状上端部を有すると共にこれらの全体を弾性材で一体状に成形されたものであって、前記環状下端部は前記透孔の外周部に嵌着される固定用環状溝を形成され、前記筒状周壁部は撓み変形容易な蛇腹状となされ、前記環状上端部は前記環状支持部材に嵌着される支持用環状溝を形成されると共に前記舌状突起を該環状上端部の一部として形成されていることを特徴とする請求項3記載のコンバインなどの操向ハンドル装置。
  5. 前記操向ハンドルに電気ケーブルを埋設してこのケーブルの一端側部分を、前記操向ハンドルの前記下面部箇所で前記覆い板の前記環状摺接面部より内側箇所から下方へ延出させ、続いて前記筒状覆い部材の内方及び前記透孔を経てステアリングコラムの内方に導くと共に、前記操向ハンドルが回転操作されたとき、前記電気ケーブルが前記軸ケースの外周側面部で螺旋状箇所で伸縮可能に構成したことを特徴とする請求項3又は4記載のコンバインなどの操向ハンドル装置。
  6. 前記筒状覆い部材の内方に位置した前記電気ケーブルを螺旋状となして特定長さ範囲内での弾性伸縮変形可能となし、前記操向ハンドルがこれの中立位置に対し左右各側へ回転されたとき、前記電気ケーブルが前記軸ケースの外周面に前記上ハンドル軸回りの特定角度以内の範囲内で摺接することを特徴とする請求項5記載のコンバインなどの操向ハンドル装置。
  7. 前記軸ケースの外周面箇所で前記筒状覆い部材内の下寄り箇所に、前記軸ケースより大きな外径の周面部とこれの上端開口を覆う上面部とを有し且つこれら周面部と上面部との外面を滑らかな曲面で結合してなる案内部材を前記軸ケースと同心状に固定し、前記電気ケーブルがこの案内部材の外表面に摺接すること特徴とする請求項5又は6記載のコンバインなどの操向ハンドル装置。
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