JP2004049501A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貸し出し可能な賞媒体の数を遊技者に分かり易いように知らしめ得る遊技機を提供する。
【解決手段】(B)に示すようにプリペイドカードの有価データに対応する遊技球の数と、(C)に示すように貸出可能な遊技球の数とを表示する。このため、例えば、地方税等でプリペイドカードの有価データに対応する遊技球の数と、貸出可能な遊技球とが異なる際に、遊技者に分かり易く違いを表示することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリペイドカード、会員カード等の有価価値の担体の基づき賞媒体貸ボタンの操作に基づく球貸出機からの指示により、遊技球、コイン等の賞媒体を貸し出すパチンコ機、スロットル機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機は、貸球の方法によりいわゆる現金機とカード機(プリペイドカード式遊技機)とに分けられる。プリペイドカード式遊技機では、遊技機本体に隣接して球貸出機(所謂CRサンド)が配設され、遊技者が、プリペイドカードを球貸出機へ挿入し、遊技機本体の上皿前面に設けられた貸球ボタンを操作することで、球貸出機での設定金額に応じた遊技球が、賞球と同様に遊技機内部から上皿へ払い出される構成になっている。
【0003】
ホールによっては、会員カードを設け、遊技球を預かることが行われている。会員カードには、磁気ストライプ等が設けられ、遊技者により預けられた遊技球の個数が記憶される。この記憶個数に基づき球貸し、或いは、景品との交換が行われる。会員カードによる球貸しは、専用の貸球機に会員カードを挿入し、貸球ボタンを操作することで行われる。遊技者は、貸し出された遊技球を持って、現金機で遊技を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来より自治体により独自の課税は行い得たが、支出入の均衡を図るため幾つかの自治体で、狭い特定の範囲での徴税が検討されている。例えば、パチンコ機のプリペイドカードに対しての徴税も検討されている。現在、遊技球の単価は全国統一で1個4円であり、1000円のプリペイドカードに対しては日本全国どこのホールでも250個の遊技球が貸し出される。しかし、特定の県、市町村で、プリペイドカードに対する課税がなされると、1000円のプリペイドカードに対して課税された残り個数の遊技球が貸し出されることになり、遊技者に分かり難くなることが予想される。特に、プリペイドカードが全国共通で用いられているため、同じプリペイドカードを用いて、係る徴税を行う県と、行わない県とで貸球個数が異なることになる。同様に、税率の異なる県をまたがって同じプリペイドカードを用いると、貸球個数が異なるため、遊技者には非常に分かり難くなる。
【0005】
上述したように、会員カードによる貯球、貸球が遊技者の便宜のために行われるが、専用の貸球機により、遊技球として貸し出される点において、遊技者に不便をしいている。ここで、近い将来において、例えば、会員カードにより直接パチンコ機で遊技球が貸し出されるようになることが予想される。しかしながら、会員カードによる遊技球の貸し出しは、ホール側の手数料を差し引いてから行われるため、会員カードでの貯留球数と貸し出される球との手数料分の差があり、遊技者には分かり難いという課題が発生することが予想される。例えば、45個の貯球に対して、20個の手数料を差し引いて25個を貸し出す場合には、遊技者は、会員カードには貯球数しか書き込まれておらす、貯球数で現状を把握しているため、何球の貸球が行い得るかが分かり難い。更に、遊技者によっては、遊技球を個数ではなく、金額として捉えている場合もある。例えば、125球ではなく、500円分という把握のしかたをしている遊技者もいる。係る遊技者にとって、貸球個数で表示したとしても、やはり分かり難いことは否めない。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、貸し出し可能な賞媒体の数を遊技者に分かり易いように知らしめ得る遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した課題を解決するため請求項1は、プリペイドカードから有価データの範囲内で遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
表示装置に、プリペイドカードの有価データに対応する賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを技術的特徴とする。
【0008】
請求項1の遊技機では、プリペイドカードの有価データに対応する賞媒体(遊技球、コイン)の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示するため、例えば、地方税等でプリペイドカードの有価データに対応する賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体とが異なる際に、遊技者に分かり易く違いを表示することができる。特に、自治体毎に税率が異なり同一のプリペイドカードで、自治体毎に貸し出し数が違ってくる際にも、遊技者の貸し出し得る賞媒体の数を知らしめ、混乱を避けることが可能である。
【0009】
請求項2は、ホール側に預けた賞媒体の数を記録する会員カードから、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
表示装置に、ホール側に預けた賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを技術的特徴とする。
【0010】
請求項2の遊技機は、会員カードでは、ホール側に預けた賞媒体の数から、ホール側での手数料を差し引いた数が貸出可能な賞媒体の数となるため、遊技者にとって貸し出し可能な賞媒体の数が分かり難いが、ホール側に預けた賞媒体の数と貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにすることで、遊技者に貸し出し可能な賞媒体の数を容易に理解せしめ得る。
【0011】
請求項3は、ホール側に預けた賞媒体の数を記録する会員カードから、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
表示装置に、ホール側に預けた賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数に対応する金額とを表示し得るようにしたことを技術的特徴とする。
【0012】
請求項3の遊技機は、会員カードでは、ホール側に預けた賞媒体の数から、ホール側での手数料を差し引いた数が貸出可能な賞媒体の数となるため、遊技者にとって貸し出し可能な賞媒体の数に対応する金額が分かり難いが、ホール側に預けた賞媒体の数と貸出可能な賞媒体の数に対応する金額とを表示し得るようにすることで、遊技者に貸し出し可能な賞媒体の数に対応する金額を容易に理解せしめ得る。
【0013】
請求項4の遊技機は、賞媒体貸ボタンを操作に応じた賞媒体の貸し出し中に賞媒体の貸出不能に成った際に、貸し出しが行えなかった賞媒体の数を表示するため、遊技者及びホール側に、度数ではなく正確に何個の貸し出しが行えなかったかを表示することができる。
【0014】
請求項5の遊技機では、遊技者が予め所有している有価価値の担体から、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、所定の大きさの有価価値を引き落として賞媒体が貸し出される遊技機において、
表示装置に、遊技者の所有している有価価値に対応する賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを技術的特徴とする。
【0015】
請求項5の遊技機は、遊技者の所有している有価価値(プリペイドカード、会員カード)に対応する賞媒体の数と貸出可能な賞媒体の数とが異なっても、有価価値に対応する賞媒体の数と貸出可能な賞媒体の数とを表示するため、遊技者に貸し出し可能な賞媒体の数を容易に理解せしめ得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の第1実施形態では、本発明のパチンコ機として、CR第1種のパチンコ機を代表に説明する。まず、第1実施形態のパチンコ機の主要構成について、本実施形態のパチンコ機を正面から見た説明図である図1を参照して説明する。
【0017】
パチンコ機10には、内枠11が開閉可能に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の裏面側には、遊技盤13が配置されている。内枠11の右側には、ガラス枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16が設けられている。
【0018】
ガラス枠26の下には、前面板18が設けられており、この前面板18の左側上部には、賞球及び貸球が導出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口19から排出された遊技球を溜めておくための上皿20が取り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0019】
下皿22の右方には、上皿20から供給された遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に取付けられており、その発射ハンドル23には、発射途中で発射を停止するための発射停止ボタン24が設けられている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜められた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー25がスライド可能に取付けられている。
【0020】
さらに、パチンコ機の左側には、プリペイドカードユニット(球貸出機:CRサンド)27が設けられている。プリペイドカードユニット27の上部には、球貸出個数設定表示装置28が設けられている。球貸出個数設定表示装置28の上部には、プリペイドカードユニット27の動作中を示すLED28cと、球貸出個数を設定するための球貸出個数設定ボタン28aと、当該球貸出個数設定ボタン28aで設定された個数に相当する金額を表示する金額表示器28bとが設けられている。この球貸出個数設定ボタン28aを操作することで、100円分の貸球(20球:1球4円+地方税1円)、200円分の貸球(40球)、300円分の貸球(60球)、500円分の貸球(100球)のいずれかを設定でき、設定された金額が金額表示器28bにて表示される。そして、後述するように貸球ボタン92が押されると、球貸出個数設定表示装置28に設定された金額に相当する個数の遊技球が、パチンコ機内部から上皿20へ貸し出される。プリペイドカードユニット27の下部にはプリペイドカードを挿入するスリット27aが設けられている。
【0021】
次に、上皿20の前面に設けられた操作ボタンについて図2を参照して説明する。上皿20の前面には、遊技球を貸し出すための貸球ボタン92と、プリペイドカードの残り度数等を表示する液晶からなる表示装置98と、表示装置98の表示内容を切り替える切替ボタン94と、プリペイドカードを返却するための返却ボタン96とが設けられている。ここで、貸球ボタン92は、プリペイドカードユニット27にプリペイドカードが挿入されている際には、貸球を指示する貸球ボタン92として、他方、プリペイドカードが挿入されていない時には、累積貸球個数をクリアする累積貸球個数クリアボタンとして作動する。
【0022】
第1実施形態のパチンコ機では、切替ボタン94を操作することで、表示装置98での表示内容を切り替えることができる。この表示内容について、図3を参照して説明する。
プリペイドカードユニット27にプリペイドカードが挿入され、切替ボタン94が操作されない状態では、図3(A)に示すように、プリペイドカードの残り度数、例えば、3000円のプリペイドカードが挿入されると、「30」が表示される。ここでは、度数で表示したが残り金額を表示することもできる。そして、切替ボタン94が1度押されると、図3(B)に示すように、プリペイドカードの残り金額に対応する遊技球の数を対応個数として表示する。この例では、3000円分のプリペイドカードに対応する個数として、「750」個を表示している。更に切替ボタン94が押されると、図3(C)に示すように、プリペイドカードの残り金額に対応する貸し出し可能な遊技球の数を表示する。この例では、本パチンコ機が置かれる自治体で、20%を地方税として徴収しているとするなら、上記750個から20%分減少させた「600」個を表示する。ここで、更に切替ボタン94が押されると、図3(D)に示すように、累積貸出個数が表示される。プリペイドカード挿入前に累積貸球個数をクリアする累積貸球個数クリアボタン92が操作されているときには、「0」が表示される。
【0023】
ここで、遊技者が貸球ボタン92を操作し、500円分の貸球(100個)を受けると、図3(A)に示すプリペイドカードの残り度数としては、「25」が表示される。そして、切替ボタン94が1度押されると、図3(B)に示すプリペイドカードの残り金額に対応する遊技球の個数として、「625」個が表示される。更に切替ボタン94が押されると、図3(C)に示す貸し出し可能な遊技球の個数「500」個が表示される。ここで、更に切替ボタン94が押されると、図3(D)に示す累積貸球個数として「100」個が表示される。なお、第1実施形態のパチンコ機では、挿入されたプリペイドカードが使い切られ、次のプリペイドカードが挿入されると、使い切られたプリペイドカードでの累積貸球個数に加えて、次のプリペイドカードで貸し出された遊技球が数が加算されて表示される。
【0024】
ここでは、税率が20%の例を挙げたが、上記パチンコ機の置かれた県に隣接する県で、税率が12%の場合には、図3(B)に示す対応個数「750」における貸出可能個数として、図3(C)に示す貸出可能個数として、「660」個が表示される。また、係る税金を徴収しない県においては、図3(B)に示す対応個数「750」における貸出可能個数として、図3(C)に示す貸出可能個数として、「750」個が表示されることになる。
【0025】
第1実施形態では、図3(B)に示すようにプリペイドカードの有価データに対応する遊技球の数と、図3(C)に示すように貸出可能な遊技球の数とを表示するため、例えば、地方税等でプリペイドカードの有価データに対応する遊技球の数と、貸出可能な遊技球とが異なる際に、遊技者に分かり易く違いを表示することができる。特に、自治体毎に税率が異なり同一のプリペイドカードで、自治体毎に貸し出し数が違ってくる際にも、遊技者の貸し出し得る遊技球の数を知らしめ、混乱を避けることが可能である。
【0026】
また、第1実施形態では、貸球ボタン92を操作に応じた遊技球の貸し出し中に遊技球の貸出不能に成った際に、例えば、1度数(100円分)に相当する20個の貸出中、18個を貸し出した際に、球切れ等により貸出が行えなくなった際には、図3(E)に示すように表示装置98にエラーと共に貸し出しが行えなかった遊技球の数「2」を表示する。そして、払出可能になったとき、プリペイドカードの残り度数に関係なく払い出す。このため、遊技者及びホール側に、度数ではなく正確に何個の貸し出しが行えなかったかを表示することができる。
【0027】
次に、パチンコ機10の電気的構成についてそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。
パチンコ機10には、遊技全般を制御する主基板100が設けられており、この主基板100には、特別図柄表示器34を制御する特別図柄制御装置120,パチンコ機に配設された各LEDランプを制御するランプ制御装置140、音声出力を制御する音声制御装置170、賞球及び貸球の払い出しを制御する払出制御基板190が接続されている。
【0028】
主基板100には、特別図柄制御装置120などの制御を行うCPU102と、このCPU102が実行する制御プログラムが記憶されたROM104と、CPU102が制御プログラムを実行する際にROM104から読出された制御プログラムを一時的に記憶するRAM106とが搭載されている。
【0029】
同様に、サブ制御基板である特別図柄制御装置120、音声制御装置170、ランプ制御装置140及び払出制御基板190にも、CPU、ROM、RAMが搭載されており、主基板100とケーブルCを介して接続されている。図中、払出制御基板190のCPU192、ROM194、RAM196のみを示す。
【0030】
主基板100には、更に、盤面中継基板210が接続されている。該盤面中継基板210には、普通電動役物を開放する普通電動役物用ソレノイド212と、普通図柄表示装置を制御する普通図柄表示基板214と、普通図柄作動用のゲートスイッチ216と、入賞検出スイッチ220,222,224と、大入賞口中継基板230とが接続されている。当該大入賞口中継基板230には、特定領域ソレノイド232と、大入賞口を開放する大入賞口用ソレノイド234と、特定領域の通過を検出する特定領域スイッチ236と、大入賞口への入賞数を計数するカウントスイッチ238とが接続されている。
【0031】
主基板100には、また、遊技枠中継基板240が接続されている。該遊技枠中継基板240には、下皿22(図1参照)が満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッチ244、センサ中継基板246とが接続されている。
【0032】
また、主基板100には、第1種始動口を通過した遊技球を検出する第1種始動口スイッチ202、及び、入賞、エラー発生等に関する情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータ(図示せず)へ送信するための遊技盤情報端子基板280が接続されている。
【0033】
上述した払出制御基板190には、図1を参照して上述した遊技球を貸し出すための貸球ボタン92と、図3を参照して上述した表示装置98と、表示装置98を切り替える切替ボタン94と、プリペイドカードを返却するための返却ボタン96とが接続されている。更に払出制御基板190には、発射ハンドル23に内蔵された発射スイッチ252から出力される信号に従って発射モータ254を制御する発射モータ駆動基板250と、払出中継基板270とが接続されている。更に、払出制御基板には、表示装置98の表示内容を制御するための表示制御装置300を介して図1を参照して上述したプリペイドカードユニット27が接続されている。該表示制御装置300には、CPU302、ROM304、RAM306が設けられている。該ROM304には、100円(1度数)に対応する遊技球数と払出可能個数とが記憶されており、これらの内容に変更があった際には、ROM交換で対応する。このROM304は、主基板と同様に不可逆的なネジ止めがなされる。
【0034】
一方、払出中継基板270には、球切れを検出する貸球切れスイッチ242、賞球ユニット272及び貸球ユニット274が接続されると共に、センサ中継基板246を介して遊技枠中継基板240が接続されている。センサ中継基板246には、賞球払出を検出する賞球払出センサ248が接続されている。賞球ユニット272には、賞球を払い出すための賞球払出モータ276が収容されている。
【0035】
主基板100、特別図柄制御装置120、ランプ制御装置140,音声制御装置170、払出制御基板190には、主電源292の電力が、電源基板290から電力線Pを介して供給されるようになっている。
【0036】
ここで、上述したパチンコ機の払出制御基板190による遊技球の貸し出しの動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
払出制御基板190のCPU192は、先ず、エラー等により遊技球の未貸し出しが無いかを判断する(S6)。ここで、図3(E)を参照して上述したように2個の未貸し出しが有る際には(図6:Yes)、2個の払い出しを行うと共に、図3(E)に示す表示装置98でのエラー表示を解除する(S8)。
【0037】
一方、未貸し出しがないときには(S6:No)、プリペイドカードユニット27にプリペイドカードが挿入されているか否かを判断し(S12)、挿入されていないないときには(S12:No)、貸球ボタン92が操作されたか否かを判断する(S14)。ここで、貸球ボタン92の操作があった際には(S14:Yes)、RAM196に保持されている累積貸球個数をクリアする(S16)。
【0038】
上記プリペイドカードが挿入されているか否かのS12の判断においてプリペイドカードが挿入されているときには(S12:Yes)、貸球ボタン92が操作されたかを判断し(S20)、操作がないときには(S20:No)、処理を終了する。他方、貸球ボタン92が操作されたときには(S20:Yes)、貸球ボタン92の操作を図1に示すプリペイドカードユニット27側に送信する。そして、該プリペイドカードユニット27側からの1度数分の遊技球の払出指示に待機する(S24)。そして、プリペイドカードユニット27側から1度数分の遊技球の貸し出しが指示されると(S24:Yes)、表示制御装置300のROM304に保持された1度数分に対応する遊技球の貸し出しを、払出中継基板270へ指示する(S26)。そして、該払出中継基板270により遊技球が払い出されると、これを賞球払出センサ248が計数し、払出制御基板190側へ出力する。CPU192は、賞球払出センサ248からの出力に待機しており(S28)、出力を受信すると(S28:Yes)、RAM196に保持された累積貸球個数に加算する(S30)。そして、球切れ等のエラーの受信に待機し(S32)、エラーの受信がない限り(S32:No)、1度数分の遊技球の貸し出し時間として設定された所定時間(例えば1秒)が経過したかを判断し(S36)、所定時間経過前は(S36:No)、S28に戻り累積貸球個数の加算処理を続ける。所定時間が経過すると(S36:Yes)、貸球数が1度数分(ここでは、20球)よりも少ないか否かを判断する(S38)。ここで、貸球数が少ないときは(S38:Yes)、また、上述したS32の判断で、エラーを受信した場合(S32:Yes)、図3(E)を参照して上述したように表示装置98にてエラー表示を行う(S34)。
【0039】
一方、貸球数が1度数分の数と等しいときには(S38:No)、プリペイドカードユニット27側に1度数分の貸球が完了したことを送信する(S40)。これにより、プリペイドカードユニット27は、プリペイドカードの価値データから1度数分を差し引くとともに、更に、貸球の必要があるとき、例えば、500円分の貸球を遊技者から指示され、100円分の貸球が完了した時点では、次の100円分の貸球を行うようパチンコ機側の払出制御基板に指示を出す。この処理を5回繰り返すことで、500円分の貸球が行われる。ここで、該パチンコ機ユニット27側からの次の1度数分の貸球の指示があると(S42:Yes)、S26に戻り1度数分の貸し出しを行う。他方、500円分の5回の貸球が完了し、設定された時間内に貸球の指示がないときには(S42:No)、処理を終了する。
【0040】
引き続き、表示制御装置300による図3を参照して上述した表示装置98での表示処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
表示制御装置300のCPU302は、プリペイドカードユニット27側から残り度数を受信している(S52)。そして、切替ボタン94の操作がないと(S54:No)、図3(A)に示すようにプリペイドカードの残り度数を表示する(S56)。
【0041】
そして、切替ボタン94が1度押されると(S54:Yes、S58:No)、プリペイドカードの残り度数に対応する遊技球の数をROM304に保持された単価から演算して図3(B)に示すよう表示装置98に表示する(S60)。
【0042】
更に、切替ボタン94が押されると(S58:Yes、S62:No)、プリペイドカードの遊技球の数に対応する貸出可能個数をROM304に保持された税率から演算して図3(C)に示すよう表示装置98に表示する(S64)。
【0043】
また、切替ボタン94が押されると(S62:Yes、S66:No)、払出制御基板190から累積貸球個数を受信し図3(D)に示すように表示装置98に表示する(S68)。更に、切替ボタン94が押されると(S66:Yes)、S56に戻り、プリペイドカードの残り度数を表示する。
【0044】
[第2実施形態]
引き続き、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
図7は、第2実施形態に係るパチンコ機10を示している。図1を参照して上述した第1実施形態のパチンコ機では、プリペイドカード専用のプリペイドカードユニット27が隣接して設けられていた。この第2実施形態のプリペイドカードでは、プリペイドカードユニット27が、プリペイドカードのみでなく、遊技者によりホール側へ預けられた遊技球の個数を記憶する会員カードにも対応し得るように構成されている。即ち、プリペイドカードユニット27にプリペイドカードがカード挿入スリット27aへ挿入された際には、第1実施形態と同様に動作し、他方、会員カードが挿入された際には、会員カードでの貯球数に応じて、プリペイドカードと同様にパチンコ機10内部から貸球が行われるように構成されている。なお、第2実施形態のパチンコ機の電気的構成は、図4を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、図4を参照すると共に説明を省略する。
【0045】
この第2実施形態のパチンコ機の表示装置98での表示について図8を参照して説明する。なお、第2実施形態でも、プリペイドカードが挿入された際の表示装置98での表示は、図3を参照して上述した第1実施形態と同様である。
切替ボタン94が操作されないときには、図8(A)に示すように、会員カードに記憶された貯球個数(この例では、「451」)、貸出可能な球数に相当する金額(この例では、「1000」)、貸出可能個数(この例では「250」)が表示される。なお、貯球に対するホール側の手数料を差し引いた貸出可能個数は、例えば、45個の貯球に対して、20個のホール側手数料を差し引いて25個であるなら、換算率45→24としてシール99にて表示装置98の上側で表示するのが好適である。この代わりに、表示装置98内で換算率を表示することもできる。
【0046】
ここで、遊技者が切替ボタン94を1回操作すると、図8(B)に示すように、会員カードが挿入された時点での貯球の個数(この例では「576」)、貸し出された遊技球に対応する金額(この例では「500」)、累積貸球個数(この例では「125」)が表示される。
【0047】
会員カードでは、ホール側に預けた遊技球の数から、ホール側での手数料を差し引いた数が貸出可能な遊技球の数となるため、遊技者にとって貸し出し可能な遊技球の数が分かり難い。第2実施形態のパチンコ機では、ホール側に預けた遊技球の数と貸出可能な遊技球の数とを表示し得るようにすることで、遊技者に貸し出し可能な遊技球の数を容易に理解せしめ得る。
【0048】
また、会員カードでは、ホール側に預けた遊技球の数から、ホール側での手数料を差し引いた数が貸出可能な遊技球の数となるため、遊技者にとって貸し出し可能な遊技球の数に対応する金額が特に分かり難い。第2実施形態のパチンコ機では、ホール側に預けた遊技球の数と貸出可能な遊技球の数に対応する金額とを表示し得るようにすることで、遊技者に貸し出し可能な遊技球の数に対応する金額を容易に理解せしめ得る。
【0049】
図8を参照して上述した表示装置98での表示は、表示制御装置300(図4参照)により行われる。第2実施形態のパチンコ機での表示制御装置300による表示装置98での表示処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
表示制御装置300のCPU302は、プリペイドカードユニット27側から会員カードの貯球個数を受信している(S52)。そして、切替ボタン94の操作がないと(S54:No)、図8(A)に示すように会員カードの貯球個数(この例では、「451」)、貸出可能な球数に相当する金額(この例では、「1000」)、貸出可能個数(この例では「250」)を表示する(S56)。
【0050】
そして、切替ボタン94が1度押されると(S54:Yes、S66:No)、図8(B)に示すように会員カードが挿入された時点での貯球の個数と(この例では「576」)、貸し出された遊技球に対応する金額(この例では「500」)、累積貸球個数(この例では「125」)を表示装置98に表示する(S68)。更に、切替ボタン94が押されると(S66:Yes)、S56に戻り、図8(A)に示す表示を行う。
【0051】
この例では、パチンコ機を例に挙げたが、本実施形態の構成は、スロットル等の遊技機にも適用し得ることは言うまでもない。また、プリペイドカードを例に挙げたが、例えば、有価物との交換を媒介する種々の有価価値を担持する担体であれば何れにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の上皿前面の拡大図である。
【図3】(A)〜(E)は、表示装置での表示内容の説明図である。
【図4】図1に示すパチンコ機の制御装置のブロック図である。
【図5】払出制御基板のCPUによる貸球処理を示すフローチャートである。
【図6】表示制御基板のCUPによる表示切替処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図8】(A)、(B)は、第2実施形態に係るパチンコ機の表示装置での表示内容の説明図である。
【図9】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCUPによる表示切替処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ機
13 遊技盤
20 上皿
22 下皿
23 発射ハンドル
27 プリペイドカードユニット
92 貸球ボタン
94 切替ボタン
96 返却ボタン
98 表示装置

Claims (5)

  1. プリペイドカードから有価データの範囲内で遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
    表示装置に、プリペイドカードの有価データに対応する賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. ホール側に預けた賞媒体の数を記録する会員カードから、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
    表示装置に、ホール側に預けた賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを特徴とする遊技機。
  3. ホール側に預けた賞媒体の数を記録する会員カードから、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、賞媒体が貸し出される遊技機において、
    表示装置に、ホール側に預けた賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数に対応する金額とを表示し得るようにしたことを特徴とする遊技機。
  4. 賞媒体貸ボタンを操作に応じた賞媒体の貸し出し中に賞媒体の貸出不能に成った際に、貸し出しが行えなかった賞媒体の数を表示することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1の遊技機。
  5. 遊技者が予め所有している有価価値の担体から、遊技者が賞媒体貸ボタンを操作することで、所定の大きさの有価価値を引き落として賞媒体が貸し出される遊技機において、
    表示装置に、遊技者の所有している有価価値に対応する賞媒体の数と、貸出可能な賞媒体の数とを表示し得るようにしたことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007307222A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Omron Corp 払出装置および方法、並びにプログラム
JP2010200960A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Glory Ltd 遊技媒体管理システム及び管理装置及び遊技用装置

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