JP2004049407A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機が確変遊技状態やにその他の状態にあるときに、特別図柄のリーチ変動表示が開始されることで、遊技者による遊技球の発射が停止してしまったり或いは緩慢になってしまった場合でも、それによって遊技者の持ち球が減少するのを抑制することができる遊技機の提供を課題とする。
【解決手段】第1の図柄(普通図柄)による変動表示の所定の変動時間が終了したときt1に、第2の図柄(特別図柄)が第2の図柄(特別図柄)表示手段によりリーチ変動表示bされている場合には、前記第1の図柄(普通図柄)の所定の変動時間を延長(t1〜t3)して第1の図柄(普通図柄)の変動表示を行う。
【選択図】    図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機等の遊技機、特に、図柄表示手段が変動表示する図柄の態様が所定状態となったときに遊技者の持ち玉の減少を抑制する手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機として、例えば図14に示すパチンコ機が知られている。図14は従来のパチンコ機の正面図である。図に全体を符号500で示すパチンコ機は、操作ハンドル501が操作され発射された遊技球が普通図柄作動ゲート502を通過すると、赤色または青色に発光する3個のLEDから構成された普通図柄表示装置503が点滅を開始する。そして、所定時間(たとえば30秒)経過後にそれら3個のLEDの点滅が停止し、そのときの3個のLEDの発光色(普通図柄)の組合せが、所定の組合せの場合に当りとなり、普通電動役物504の左右両翼が所定時間(たとえば0.2秒)開放作動する。
そして、両翼が開放作動した普通電動役物504により拡開された第1種始動口505に遊技球が流入(入賞)すると、特別図柄表示装置506の画面上の左右および中央の3箇所においてそれぞれ複数の図柄(たとえば、0〜9)が上下方向にスクロールする変動表示が開始され、所定時間経過後に変動表示が停止して、停止した図柄が確定表示される。そして、3個所の図柄が同一の図柄で停止し、大当り図柄(例えば、「111」、「222」、「777」など)が確定表示された場合に大当りが発生し、例えば扉式の開閉部材507が開作動して、大入賞口508が開口するが、その際、確定表示前の変動表示の過程で、3個所の内の2個所の図柄が先に同一の図柄で停止して、いわゆるリーチになり、残る1個所の図柄の変動速度が低速になって、先に停止した2つの図柄と同一の図柄で停止するか否か、遊技者をハラハラドキドキさせる演出が行われる。
【0003】
そして、大入賞口508に遊技球が入賞すると、入賞球1個に付き、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として上受け皿510に払い出される。また、大入賞口508に入賞した入賞球の数が所定数(例えば10個)に達するか、あるいは、大入賞口508が開口してから所定時間(例えば30秒)経過するかの、いずれかの条件が満たされると、開閉部材507が閉作動し、大入賞口508が閉口する。
また、このように大入賞口508が開口してから閉口するまでを1ラウンドとして、その間に大入賞口508に入賞した遊技球が大入賞口508の内部に設けられた特定領域509を通過すると、次ラウンドに進んで大入賞口508が連続して開口する権利が発生する。そして、このように遊技球が特定領域509を通過することを条件として、複数のラウンド(たとえば、16ラウンド)の遊技を行うことができる。
また、大当り図柄が特定の図柄(以下、確変図柄と称する)、たとえば奇数図柄であった場合には、大当り遊技終了後の付加利得遊技として、その大当りの遊技が終了してから所定の時間、特別図柄および普通図柄の変動開始から確定表示までの時間が短縮される(以下、時短と称する)とともに、当り図柄の場合の普通電動役物の開放時間が延長され、且つ大当りとなる確率(大当たり確率)が高くなる遊技状態(以下、確変遊技状態、略して確変と称する)に変化する権利が発生する。確変遊技状態では、時短によって特別図柄変動の契機が増えるとともに、大当たり確率が高くなるため、賞球獲得数を増やすチャンスとなる。
【0004】
なお、普通図柄の変動中に遊技球が普通図柄作動ゲート502を通過した場合は、その遊技球の通過が普通図柄始動記憶として最大4つまで記憶され、その記憶数(以下、普通図柄始動記憶数と称する)が、普通図柄始動記憶数表示装置512を構成する4つのLEDの点灯数により表示される。そして、現に行われている普通図柄の変動表示が終了したときに普通図柄始動記憶数が「1」以上ある場合は、その普通図柄始動記憶に基づいて次の普通図柄の変動が行われる。
また、特別図柄の変動中に遊技球が第1種始動口505に入賞した場合は、その遊技球の通過が特別図柄始動記憶として最大4つまで記憶され、その記憶数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)が、特別図柄始動記憶数表示装置511を構成する4つのLEDの点灯数により表示される。そして、現に行われている特別図柄の変動が終了したときに特別図柄始動記憶数が「1」以上ある場合は、その特別図柄始動記憶に基づいて次の特別図柄の変動表示が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような遊技機において、遊技者が多くの賞球を獲得できるか否かは、大当りが発生するか否かにかかっている。そのため、遊技者の最大の関心は、特別図柄表示装置506により確定表示される特別図柄であって、特に、大当りを期待させるリーチ(リーチ変動表示)の演出に注意が集中する。現行の遊技機の大半を占有する第1種遊技機の場合、大当り確率はほとんど同じ(CR機では1/315前後)であって、他機種との差別化は特別図柄表示装置における特別図柄変動表示等の演出方法で行っており、特に、大当りを期待させるリーチの演出を重要視し、リーチ演出時間を長く設定して趣向を凝らす傾向にある。
一方、遊技者は、リーチになると大当りの期待が膨らむため、特別図柄表示装置に一層神経が集中し、つい遊技球の発射を停止してしまうことがある。
ところが、このようにリーチになったために発射を停止してしまうと、現行機種では普通図柄表示装置による普通図柄の変動は特別図柄表示装置による特別図柄の変動とは独立した変動表示および変動時間で作動するため、リーチになって遊技球の発射を停止している間にも、普通図柄始動記憶に基づく普通図柄の変動が繰り返されて、普通図柄始動記憶が消化されてしまう。特に、確変遊技状態中にリーチになって遊技球の発射を停止していると、確変遊技状態は上述のように普通図柄の変動時間が例えば通常の30秒程度から6秒程度に短縮され、当たり図柄の場合の普通電動役物の開放時間が通常の例えば通常の0.5秒程度から2秒程度に延長されるので、特別図柄変動の契機が増えるとともに大当たり確率が高くなって、賞球獲得数を増やせるチャンスが付与されているにもかかわらず、時間短縮されたことで普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルが次々と消化され、リーチの間の普通図柄始動記憶数が使い果されてしまうために、リーチ結果がハズレであった場合には、遊技者は一から(最初に普通図柄作動ゲート502に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならなくなり、そのため遊技者の持ち玉が減少してしまう。
【0006】
この発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、所定の図柄表示手段による図柄変動表示の態様がリーチ変動表示等所定の状態となったときに、遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、それによって遊技者の持ち玉が減少してしまうのを抑制することができる遊技機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上記課題を解決するための手段を備えた遊技機を提供するもので、該遊技機は、遊技球を遊技盤上の遊技領域へ発射する発射装置と、この発射装置により発射された遊技球が第1の領域を通過したことに基づいて、当りかハズレかを抽選する第1の抽選手段と、この第1の抽選手段の抽選結果を第1の図柄を用いて変動表示し、第1の所定の変動時間の経過後に確定表示する第1の図柄表示手段と、この第1の図柄表示手段により所定の第1の図柄が確定表示された場合に第2領域を拡開する第1の入賞装置と、前記発射装置により発射された遊技球が前記第2の領域に入賞したことに基づいて、大当りかハズレかを抽選する第2の抽選手段と、この第2の抽選手段の抽選結果を第2の図柄を用いて変動表示し、第2の所定の変動時間経過後に確定表示する第2の図柄表示手段と、この第2の図柄表示手段により所定の第2の図柄が確定表示された場合に作動する第2の入賞装置とを備えた遊技機であって、前記第1の図柄表示手段は、前記第2の図柄表示手段による前記第2の図柄の変動が所定の変動態様となった場合、該所定の変動態様の継続中に前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう前記第1の所定の変動時間を変更することを特徴とする。
【0008】
この請求項1に係る発明の遊技機において、第2の図柄の所定の変動態様の継続中に第1の図柄の第1の所定の変動時間が経過しても第1の図柄の変動を直ちに停止しないようにすることは、例えば、第1の図柄による変動表示の所定の変動時間が終了した時点で第2の図柄が所定の変動態様の状態にある場合に、第1の図柄の変動時間を延長することで可能である。そして、このように第2の図柄表示手段による第2の図柄の変動が所定の変動態様となった場合、その所定の変動態様の継続中に第1の図柄表示手段による第1の図柄の第1の所定の変動時間が経過しても第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう第1の図柄の変動時間を変更することで、図柄が所定の変動態様になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、第1の図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの進行を止めて、第1の図柄の変動開始の契機となる始動記憶の消化を遅らせることができる。その結果、第2の図柄の所定の変動態様が終了したときに、たとえ、その所定の変動態様が遊技球獲得数の増大に結び付かない結果に終わった場合でも、第1の図柄の変動契機である始動記憶数が残っていないという事態を極力避けることができ、連続的に新たな第1の図柄の変動表示が開始される可能性が高くなる。従って、遊技者にとって、一から(最初に第1の領域に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならないということが少なくなり、結果として、第2の図柄の所定の変動態様中に遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、それによって遊技者の持ち玉が減少してしまうのを抑制するようにできる。
【0009】
請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る遊技機において、前記所定の変動態様は、前記大当り遊技の発生の前触れである可能性が高く且つ大当りかハズレかが不確定なリーチ変動の態様であって、該リーチ変動表示の態様となった場合、当該リーチ変動中は前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう前記第1の所定の変動時間を所定時間延長することを特徴とする。
【0010】
上記請求項2に係る発明の遊技機において、リーチ変動中は第1の図柄の第1の所定の変動時間が経過しても第1の図柄の変動を直ちに停止しないようにすることは、例えば、第1の図柄による変動表示の所定の変動時間が終了した時点で第2の図柄がリーチ変動の状態にある場合に、第1の図柄の変動時間を延長することで可能である。そして、このように第2の図柄表示手段による第2の図柄の変動がリーチ変動の態様となった場合、そのリーチ変動中に第1の図柄表示手段による第1の図柄の第1の所定の変動時間が経過しても第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう第1の図柄の変動時間を変更することで、リーチ変動表示状態になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、第1の図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの進行を止めて、第1の図柄の変動開始の契機となる始動記憶の消化を遅らせることができる。その結果、リーチ変動表示が終了したときに、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、第1の図柄の変動契機である始動記憶数が残っていないという事態を極力避けることができ、連続的に新たな第1の図柄の変動表示が開始される可能性が高くなる。従って、遊技者にとって、一から(最初に第1の領域に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならないということが少なくなり、結果として、リーチ変動表示中に遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、それによって遊技者の持ち玉が減少してしまうのを抑制するようにできる。
【0011】
請求項3に係る発明は、上記請求項1に係る遊技機において、前記所定の変動態様は、前記大当り遊技の発生の前触れである可能性が高く且つ大当りかハズレかが不確定なリーチ変動表示の態様であって、該リーチ変動表示の態様となった場合、該リーチ変動表示中は前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を停止しないよう当該リーチ変動が停止するまで前記第1の所定の変動時間を延長することを特徴とする。
【0012】
こうしてリーチ変動中に第1の図柄の変動時間を当該リーチ変動が停止するまで延長することにより、第2の図柄のリーチ変動中は、遊技球の発射が停止し或いは緩慢になっても第1の図柄の始動記憶が消化されず、始動記憶数が減少しないようにできる。その結果、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、リーチ前に始動記憶が残っている限りは、その始動記憶に基づいて新たな第1の図柄の変動表示が開始される。その場合、遊技者にとって、一から(最初に第1の領域に遊技球を通過させることから)始めなければならないということがなくなり、結果として、リーチ変動表示中に遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、遊技者の持ち球が減少してしまうのをより確実に抑制することができる。
【0013】
請求項4に係る発明は、上記請求項1、2又は3に係る遊技機において、当該遊技機は、前記第2の図柄表示手段により変動後に確定表示された図柄が前記所定の第2の図柄で且つ特定の図柄であることを条件に、大当たり遊技の終了後、前記第2の抽選手段による抽選結果が大当りとなる確率が高くなるとともに前記第2の図柄の変動時間に加えて前記第1の図柄の変動時間が短くなる付加利得遊技(確変遊技)を発生し、前記第1の所定の変動時間の変更は、少なくとも前記付加利得遊技中に行うことを特徴とする。
【0014】
大当たり遊技終了後に第2の抽選手段による抽選結果が大当りとなる確率が高くなるとともに第2の図柄の変動時間に加えて第1の図柄の変動時間が短くなる付加利得遊技(確変遊技)を発生する遊技機においては、第2の図柄の変動がリーチ等の所定の変動態様となった場合に、第1の図柄が変動停止時間になっても直ちには停止しないようにする変動時間の変更は、このように少なくとも付加利得遊技(確変遊技)中に行うようにするのがよく、そうすることにより、リーチ等の所定の変動態様になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合に遊技者の持ち球が減少するのを一層確実に抑制することができる。
【0015】
確変遊技中は、第1の図柄(普通図柄)の変動時間が例えば通常の30秒程度から6秒程度に短縮されるとともに、当たり図柄の場合の普通電動役物の開放時間が通常の例えば通常の0.5秒程度から2秒程度に延長されるので、第2の図柄(特別図柄)の変動の契機が増えるとともに大当たり確率が高くなって、賞球獲得数を増やせるチャンスが付与されているにもかかわらず、時間短縮されたことで、通常の変動時間(第1の所定の変動時間)のままでは、普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの消化が速くて、リーチの間に始動記憶数(普通図柄始動記憶数)が完全に使い果されることになりやすく、リーチ結果がハズレであった場合に、遊技者は一から(最初に普通図柄作動ゲート502に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならなくなり、遊技者の持ち玉が減少してしまうことになりやすい。そこで、少なくとも付加利得遊技(確変遊技)中に上記変動時間の変更を行うのであり、それによって遊技者の持ち球が減少するのを抑制する効果を高めることができる。
【0016】
請求項5に係る発明は、上記請求項1、2、3又は4に係る遊技機において、前記第1の図柄の変動表示の残余時間を表示する表示装置を設けたことを特徴とする。
【0017】
このように第1の図柄の変動表示の残余時間を表示する表示装置を設け、第1の図柄の変動残余時間を表示することにより、遊技者が第1の図柄の変動停止時間を把握できるようになる。
【0018】
請求項6に係る発明は、上記請求項5に係る遊技機において、前記表示装置は、前記第2の図柄の変動が前記リーチ変動等の所定の変動態様となった場合に前記残余時間の表示を行うことを特徴とする。
【0019】
この場合、リーチ変動等の所定の変動態様となると表示装置により第1の図柄の変動残余時間が表示され、それにより、遊技者は第2の図柄がリーチ変動等の所定の変動態様となった場合の変更された第1の図柄の変動時間の残余時間を把握することができる。
【0020】
また、特に第1の図柄の変動時間を第2の図柄のリーチ変動の停止まで延長する場合、リーチ変動表示中に表示装置によって表示される変動残余時間によって、第2の図柄のリーチ変動の長さを把握することができ、遊技者は表示装置に表示された時間の長さによって、動作中のリーチ変動が所謂ノーマルリーチ変動であるのか、より大当たりを期待できるスーパーリーチ変動であるのかの目安を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図13はこの発明の実施の形態の一例を示している。図1はパチンコ機の斜視図、図2は遊技盤の正面図、図3は遊技盤のセンターケースおよび普通電動役物の部分の拡大正面図、図4は制御系の電気的接続構成を示すブロック図、図5は第1種始動口処理のフローチャート、図6は特別図柄制御のフローチャート、図7は普通図柄作動ゲート処理のフローチャート、図8および図9は普通図柄制御を実行するためのフローチャート、図10〜図13は特別図柄の変動および停止と普通図柄の変動および停止並びに変動時間延長の態様例を示すタイムチャートである。
[パチンコ機の全体構成]
図1に示すパチンコ機1は、外枠2と、この外枠2にヒンジ3によって開閉可能に取り付けられた前枠4を備え、前枠4には前面にはガラス枠5が開閉可能に取付けられ、ガラス枠5の右側方にガラス枠5開閉用の鍵を差し込む鍵穴6が設けられている。そして、前枠4にはガラス枠5の内側となる位置に図2に示す遊技盤7が設けられている。また、前枠4の右側方下部には、遊技球を遊技盤の遊技領域8(図2参照)へ発射する発射装置(図示省略)を操作するための発射ハンドル9が回動可能に取付けられている。そして、前枠4前面のガラス枠5の下方には、払い出された賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口10が設けられ、その賞球・貸球供給口10から供給された賞球や貸球を受ける位置に、賞球・貸球供給口10から供給された賞球や貸球を溜めて発射装置へ順次供給するための上受け皿11が取り付けられている。また、上受け皿11の下方には、上受け皿11の収容限度を越えた遊技球や、上受け皿球抜きレバー12の操作により上受け皿11から排出された遊技球を排出する排出口13が設けられ、その排出口13が開口する位置に、排出口13から排出された遊技球を収容しておくための下受け皿14が設けられている。また、前枠4にはガラス枠5の上方に枠ランプ15が設けられている。
【0022】
[遊技盤の盤面構成]
図2に示すように、遊技盤7の略中央にはセンターケース20が取付けられており、センターケース20には、特別図柄表示装置21が設けられている。また、センターケース20には、特別図柄表示装置21の上方に普通図柄表示装置22が設けられている。
センターケース20には、また、特別図柄表示装置21の下方に、特別図柄始動記憶数を表示する4つのLEDを備えた特別図柄始動記憶数表示装置23が設けられ、普通図柄表示装置22の上方に、普通図柄始動記憶数を表示する4つのLEDを備えた普通図柄始動記憶数表示装置24が設けられている。そして、センターケース20の右肩部には、普通図柄変動残余時間表示装置25(表示装置)が設けられている。
【0023】
また、遊技盤7には、センターケース20の下方に、遊技球の流入(入賞)が特別図柄表示装置21による特別図柄の変動の契機となる第1種始動口26が設けられ、この第1種始動口26の下方に、後述する普通図柄の抽選の結果が当りであった場合に両翼27a,27b(図3参照)を開放作動させて第1種始動口26を拡開する普通電動役物28が設けられている。
また、センターケース20の右側には、遊技球の通過が普通図柄表示装置22による普通図柄の変動の契機となる普通図柄作動右ゲート29が設けられており、センターケース20の左側には、同じく遊技球の通過が普通図柄表示装置22による普通図柄の変動の契機となる普通図柄作動左ゲート30が設けられている。
【0024】
また、普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置21の表示領域において後述のように変動表示後に確定表示された特別図柄が大当り図柄である場合に開放作動する大入賞口31を備えた変動入賞装置32が設けられている。
変動入賞装置32は、大当りの発生時に開放作動して大入賞口31を開口する扉式の開閉部材33を備えている。そして、変動入賞装置32の内部には、遊技球の通過が後述のように大当り遊技の次ラウンドへの進行の契機となる図示しない特定領域と、それ以外の図示しない一般領域とが設けられている。
【0025】
遊技盤7の上方両角部には、LEDにより装飾されたコーナー飾り41が設けられている。また、遊技盤7の遊技領域8の両側方には、LEDにより装飾されたサイド飾り42、43がそれぞれ設けられている。そして、右側のサイド飾り42には、右袖入賞口44と右下入賞口45とが設けられ、左側のサイド飾り43には、左袖入賞口46と左下入賞口47とが設けられている。また、センターケース20に隣接して上部左右に風車48、49が設けられ、下部左右に風車50、51が設けられている。
そして、遊技盤7には、遊技領域8を区画するとともに発射された遊技球を遊技領域8へ案内するようレール52、53が設けられ、また、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するよう遊技領域8の下端位置にアウト口54が設けられている。また、遊技盤5には、遊技領域8に所定の配置で多数の釘(図示せず)が打ち込まれている。
【0026】
特別図柄表示装置21は、第2の図柄である特別図柄の変動表示から確定表示までを行い、リーチの演出画像を変動表示するリーチ変動表示を経て大当り図柄あるいはハズレ図柄を確定表示し、背景画像を表示し、大当り演技中の演出画像などを表示するもので、変動表示は、複数の特別図柄(この実施形態では「0」〜「9」)から構成される特別図柄列を、左、右および中央の3列の特別図柄列でそれぞれ「0」から順に画面の上から下に向かってスクロールさせることにより行う。
以下の説明では、適宜、特別図柄表示装置21の表示画面の左側において変動表示する特別図柄列を左図柄列、画面の中央において変動表示する特別図柄列を中図柄列、画面の右側において変動表示する特別図柄列を右図柄列と称し、また、左図柄列を構成する特別図柄を左図柄、中図柄列を構成する特別図柄を中図柄、右図柄列を構成する特別図柄を右図柄と称し、さらに、左図柄列において確定表示された特別図柄を左確定図柄、中図柄列において確定表示された特別図柄を中確定図柄、右図柄列において確定表示された特別図柄を右確定図柄と称する。特別図柄の確定表示とは、最終的に確定した特別図柄の表示という意味である。なお、確定表示の態様には、特別図柄が完全に停止した状態の他、完全に停止しないで上下または左右に振動している状態、あるいは、小さい軌道を描いて移動している状態なども含まれる。
図3は、ハズレ図柄「737」が確定表示された例を示すもので、特別図柄表示装置21の画面上に、左確定図柄A1として特別図柄「7」が、中確定図柄A2として特別図柄「3」が、右確定図柄A3として特別図柄「7」がそれぞれ確定表示されている。
【0027】
普通図柄表示装置22は、例えば、赤色または青色に発光する3個のLEDから構成され、遊技球が普通図柄作動ゲート29、30を通過すると、赤色または青色に発光する3個のLEDがそれぞれ点滅を開始し、それら3個のLEDの発光色を第1の図柄である普通図柄として変動表示し、所定時間(たとえば30秒)経過後にそれら3個のLEDの点滅が停止して、所定のLEDの発光色の組み合わせで、当り普通図柄とハズレ普通図柄のいずれかを確定表示する。そして、当り普通図柄が確定表示されると、普通電動役物28が所定時間(たとえば0.2秒)両翼27a、27bを開放する。
なお、普通図柄の確定表示とは、最終的に確定した普通図柄の表示という意味である。
【0028】
普通図柄変動残余時間表示装置25は、第2の図柄である特別図柄の変動がリーチ変動等の所定の変動態様となった場合に第1の図柄である普通図柄の変動表示の残余時間(変動残余時間)を表示する装置であって、例えば7セグメント表示器が使用される。図2および図3は、普通図柄変動残余時間表示装置25により、普通図柄の変動表示の残余時間が30秒であることが表示された状態を示している。この状態から例えば5秒が経過すると、普通図柄変動残余時間表示装置25の表示は25(秒)に変わる。
なお、図示の例では、普通図柄変動残余時間表示装置25は特別図柄表示装置21の右上に配置しているが、その配置は特に限定されるものではなく、遊技領域8内の目につきやすい位置であればどこに設けてもよい。また、場合によっては遊技領域8外の目についやすい位置に配置することも可能である。
【0029】
[制御系の構成]
次に、この実施の形態のパチンコ機1における制御系の電気的接続構成を図4を参照して説明する。
パチンコ機1には主基板100が設けられており、主基板100にはマイクロプロセッサ101が搭載されている。そして、マイクロプロセッサ101には、特別図柄で表示する大当りかハズレかの抽選、普通図柄で表示する当りかハズレかの抽選、大当りの遊技におけるラウンドの制御など遊技の主な制御を実行するメインCPU102と、このメインCPU102により各種制御等を実行するためのコンピュータプログラムなどが記憶されたROM103と、遊技球が第1種始動口26や大入賞口31などに入賞したことの検出などの遊技中に発生する各種データや、ROM103から読出されたコンピュータプログラムなどを一次的に格納するRAM104とが搭載されている。
そして、主基板100には、遊技球が第1種始動口26に入賞したことを検出する第1種始動口スイッチ26a、電源基板105、特別図柄表示装置21および普通図柄表示装置22を制御する図柄制御装置106、普通図柄変動残余時間表示装置25を制御する変動残余時間表示制御装置107、LEDやランプ類を制御するランプ制御装置108、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板109、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置110、賞球払出数や大当りの発生などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたホールコンピュータへ送信するための遊技枠情報端子基板111、盤面中継基板112、遊技枠中継基板113が電気的に接続されている。
【0030】
払出制御基板109には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ114が搭載されており、このマイクロプロセッサ114には、賞球および貸球の払出しなどを制御するサブCPU115と、このサブCPU115が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM116と、サブCPU115が各種制御プログラムを実行する際にROM116から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM117とが搭載されている。
また、払出制御基板109には、電源基板105、発射モータ118を駆動するための発射モータ駆動基板119、遊技枠情報端子基板111および払出中継基板120が電気的に接続されている。
発射モータ駆動基板119には、発射モータ駆動基板119から発射モータ18へ駆動信号を出力させるための発射スイッチ120が接続されている。
【0031】
遊技枠中継基板113には、下受け皿14が遊技球で満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッチ121、賞球切れを検出する賞球切れ検出スイッチ122およびセンサ中継基板123が電気的に接続されている。そして、センサ中継基板123は、賞球ユニット124に備えられた賞球払出センサ124a、124bおよび払出中継基板120と電気的に接続されている。また、払出中継基板120には、貸球切れを検出する貸球切れ検出スイッチ125、賞球払出モータ124cおよび貸球ユニット126が電気的に接続されている。
また、盤面中継基板112には、普通電動役物28を駆動する普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄作動右ゲート29を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ29a、普通図柄作動左ゲート30を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ30a、大入賞口31に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ31a、右袖入賞口44に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ44a、左袖入賞口46に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ46a、右下入賞口45に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ45a、左下入賞口47に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ47aおよび大入賞口中継基板127が電気的に接続されている。
【0032】
大入賞口中継基板127には、大入賞口31の特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ31a、開閉部材33を駆動する大入賞口ソレノイド33aおよび振分部材を駆動する振分部材ソレノイド32aが電気的に接続されている。
また、電源基板105は、CR接続基板128と電気的に接続されており、CR接続基板128は、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装置などを備えた遊技機外装置部分129と電気的に接続されている。
電源基板105は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源130から電源の供給を受け、各基板および装置へ必要電源を供給する。
また、電源基板105には、電源遮断時にRAM104およびRAM117にバックアップされたデータを消去するRAMクリア処理を行うためのRAMクリアスイッチ131と、電源を立上げるための電源スイッチ132とが設けられている。RAMクリアスイッチ131をONしながら電源スイッチ132をONすることにより、RAMクリア処理が行われる。
【0033】
[図柄制御]
次に、この実施の形態の図柄制御を図5〜図13を参照して説明する。
【0034】
(第1種始動口処理)
第1種始動口処理は図5のフローチャートに示すとおりで、遊技球が第1種始動口26に入賞し、第1種始動口スイッチ26aがONすると、メインCPU102は、第1種始動口スイッチ26aがONしたと判定する(ステップ(以下、Sと略す)101でYES)。続いてメインCPU122は、特別図柄始動記憶数U1が「4」未満であるか否かを判定し(S102)、「4」未満であると判定すると(S102でYES)、特別図柄始動記憶数U1に「1」を加算し(S103)、大当り抽選用カウンタのカウント値を1つ取得し(S104)、その取得したカウント値をRAM104に一次的に格納する(S105)。
大当り抽選用カウンタは、複数の数値、たとえば「0」〜「299」の計300個の数値をカウントする。
この第1種始動口処理は、ROM103に記憶されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0035】
(特別図柄制御)
特別図柄制御は図6のフローチャートに示すとおりで、メインCPU102は、特別図柄の変動停止後において普通図柄の変動中であるか否かを判定し(S201)、変動中でないと判定すると(S201でNO)、特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S202)。ここで、普通図柄が変動中であるか否かは、普通図柄変動中フラグがセットされているか否かに基づいて判定する。また、特別図柄が変動中であるか否かは、この特別図柄制御のフローのS205において特別図柄変動中フラグがセットされか否かに基づいて判定する。
そして、特別図柄が変動中でないと判定すると(S202でNO)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であるか否かを判定し(S203)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であると判定すると(S203でYES)、特別図柄始動記憶数U1から「1」を減算し(S204)、続いて、メインCPU102は特別図柄が変動中であることを示す特別図柄変動中フラグをセットし(S205)、前述した第1種始動口処理のフロー(図5)においてS105でRAM104に一時的に格納したカウント値を読出す(S206)。
【0036】
続いてメインCPU102は、S206において読出したカウント値と同一の大当り値が大当り値テーブルに設定されているか否かに基づいて大当りかハズレかを判定する(S207)。
ここで、大当り値テーブルとは、大当り値が設定されたテーブルのことであり、大当りの発生確率が通常のとき、即ち通常遊技中に参照する通常確率用大当り値テーブルと、確変遊技中に参照する高確率用大当り値テーブルとの2種類がある。通常確率用大当り値テーブルには、1つの大当り値(たとえば、「7」)が設定されており、確変遊技中に参照する高確率用大当り値テーブルには5つの大当り値(たとえば、「7」、「17」、「87」、「177」および「277」が設定されている。つまり、確変遊技中においては、大当りの発生確率が通常のときの5倍になっている。
【0037】
そしてメインCPU102は、大当りと判定すると(S207でYES)、大当りの発生を示す大当りフラグをセットする(S208)。なお、S207における大当りかハズレかの判定結果は、特別図柄始動記憶数U1と対応付けてRAM104に一時的に格納される。
続いてメインCPU102は、特別図柄表示装置21に変動表示後に確定表示させる確定図柄を決定する(S209)。
確定図柄には、大当りの場合に確定表示する大当り図柄と、ハズレの場合に確定表示するハズレ図柄との2種類がある。
大当り図柄の決定は、複数の数値(たとえば、「0」〜「9」)と大当り図柄(たとえば、特別図柄「000」〜「999」)とを対応付けて構成された大当り図柄テーブルを参照し、ランダムに選択した数値に対応付けられている特別図柄を大当り図柄に決定する。たとえば、数値「7」を選択した場合は、大当り図柄「777」に決定する。
また、ハズレ図柄の決定は、複数の数値(たとえば、「0」〜「9」)とハズレ図柄(たとえば、特別図柄「0」〜「9」)とを対応付けて構成されたハズレ図柄テーブルを参照し、ランダムに選択した数値に対応付けられている特別図柄をハズレ図柄に決定する。たとえば、数値「2」を選択した場合は、ハズレ図柄「2」を決定する。なお、ハズレ図柄の決定は、左確定図柄、中確定図柄および右確定図柄の計3つの確定図柄に対してそれぞれ行う。
なお、メインCPU112は、決定した大当り図柄が特定の図柄(たとえば、「777」などの奇数図柄)である場合は、今回の大当り遊技が終了した後に付加利得遊技として確変遊技を付与することを決定する。
【0038】
続いてメインCPU102は、特別図柄の変動開始から確定表示までの変動パターン(変動表示パターン)を決定する(S210)。変動表示パターンには、リーチの演出を行うリーチパターンと、リーチを伴わない通常パターンとがある。また、リーチパターンには、通常リーチ、ロングリーチ、プレミアムリーチなどの複数のパターンが設定されている。
なお、S210の変動表示パターンの決定では、特別図柄の変動表示の開始から停止までの時間、すなわち変動開始から確定表示までの時間(以下、変動時間という)も決定する。特別図柄の変動時間は、通常遊技中においては、通常の変動表示では例えば10秒で、リーチ状態では通常の変動表示の例えば10秒にリーチ変動の例えば30秒が加算された時間(例えば40秒)となり、一方、確変遊技中においては、通常の変動表示の変動時間が例えば5秒で、リーチ状態では通常の変動表示の例えば5秒にリーチ変動の例えば20秒が加算された時間(例えば25秒)となる。
また、S210において決定された変動表示パターンは、特別図柄始動記憶数U1と対応付けてRAM104に一時的に格納される。
そして、メインCPU102は、特別図柄の変動表示開始を指示する変動開始コマンド(変動表示開始コマンド)を図柄制御装置106へ送信する(S211)。この変動開始コマンドには、S209において決定された確定図柄の表示を指示するデータと、S210において決定された変動表示パターンおよび変動時間を指示するデータとが含まれている。図柄制御装置106は、この変動開始コマンドを解析し、その解析結果に基づいて特別図柄表示装置21を制御し、特別図柄の変動表示を開始する。
続いて、メインCPU102は、変動時間の計測を開始する(S212)。
【0039】
また、S202で特別図柄が変動中であると判定すると、変動時間がタイムアップしたか否かを判定し(S213)、タイムアップしたと判定すると(S213でYES)、全図柄の変動を停止して確定図柄を確定表示するよう指示する全図柄停止コマンドを図柄制御装置106へ送信する(S214)。全図柄停止コマンドを受信した図柄制御装置106は、特別図柄表示装置21を制御して、左図柄列、右図柄列、中図柄列の順に特別図柄の変動を停止し、左確定図柄、右確定図柄、中確定図柄の順に特別図柄を確定表示する。
続いて、メインCPU102は、S212において計測を開始した計測時間をリセットし(S215)、次いで、特別図柄変動中フラグをリセットする(S216)。
なお、この特別図柄制御は、ROM103に記憶されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0040】
(普通図柄作動ゲート処理)
普通図柄作動ゲート処理は図7のフローチャートに示すとおりで、メインCPU112は、遊技球が普通図柄作動右ゲート29あるいは普通図柄作動左ゲート30を通過して右ゲートスイッチ29aあるいは左ゲートスイッチ30aがONしたか否かを判定する(S301)。そして、右ゲートスイッチ29aまたは左ゲートスイッチ30aがONしたと判定すると(S301でYES)、普通図柄始動記憶数U2が「4」未満であるか否かを判定し(S302)。「4」未満であると判定すると(S302でYES)、普通図柄始動記憶数U2に「1」を加算する(S303)。
続いて、メインCPU102は、普通図柄抽選用カウンタのカウント値を1つ取得し(S304)、その取得したカウント値をRAM104に一時的に格納する(S305)。普通図柄抽選用カウンタは、複数の数値、たとえば「0」〜「9」の計10個の数値をカウントする。
なお、この普通図柄作動ゲート処理は、ROM103に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0041】
(普通図柄制御)
普通図柄制御は図8〜図9のフローチャートに示すとおりで、メインCPU102は、まず、普通図柄変動時間延長の指示を実行しているか否かを判定する(S401)。この実施の形態において、普通図柄の変動表示は、特別図柄の変動がリーチパターンすなわち、大当り遊技の発生の前触れである可能性が高く、且つ、大当りかハズレから不確定なリーチ変動表示の態様となった場合に、リーチ変動中の普通図柄始動記憶数の消化を抑制するよう変動時間を延長する。この変動時間延長の指示を実行している状態か否かを判定するのがこのステップ(S401)の処理である。
そして、普通図柄変動時間延長の指示を実行していれば(S401でYES)、そのままS412へ進む。また、実行していなければ(S401でNO)、普通電動役物28が作動しているか否かを判定し(S402)、作動中の場合(S402でYES)は処理を終了する。
一方、普通電動役物28が作動中でなければ(S402でNO)、普通図柄の状態を判定し(S403)、普通図柄が変動表示中(S403でYES)であれば、そのままS411へ進み、普通図柄が変動表示中でなければ(S403でNO)、普通図柄が確定図柄表示時間中であるか否かを判定し(S404)、普通図柄が確定図柄表示時間中(S404でYES)であれば、後述のS417〜S422の処理を行う。
【0042】
普通図柄が確定図柄表示時間中ではない場合は(S404でNO)、普通図柄表示装置22の普通図柄作動保留球数すなわち普通図柄始動記憶数が0か否かを判定して(S405)、0であれば(S405でYES)、処理を終了し、普通図柄始動記憶数が0でなければ、遊技球が普通図柄作動ゲート29、30を通過したときに記憶した乱数(図7のフローチャートにおけるS305で格納したカウント値)により当り判定を行う(S406)。
ここで、当りか否かの判定は、前記カウント値が予めROM103に格納されている当り値(たとえば、「3」、「5」、「7」のいずれか)と同一値であるか否かにより行う。そして、当りと判定すると、普通図柄の当りの発生を示す普通図柄当りフラグをセットする。また、当りかハズレかの判定結果は、普通図柄始動記憶数と対応付けてRAM104に一時的に格納する。
【0043】
S406で当り判定を行った後、メインCPU102は、普通図柄の変動表示の時間(変動時間)の短縮機能が作動しているか否か、つまり、通常遊技状態か確変遊技状態かを判定する(S407)。
そして、普通図柄変動時間の短縮機能が作動中である場合(S407でYES)は、普通図柄の変動時間を普通図柄変動時間短縮機能作動時の通常の変動時間である例えば30秒に設定する(S408)。なお、この場合の普通図柄の変動時間は30秒に限定されるものではなく、他の時間を設定することもでき、また、複数の時間の中からその都度1つの値を選択するようにしてもよい。
また、普通図柄変動時間の短縮機能が作動中でない場合(S407でNO)は、普通図柄の変動時間を普通図柄変動時間短縮機能非作動時の通常の変動時間である例えば6秒に設定する(S409)。なお、この場合の普通図柄の変動時間は6秒に限定されるものではなく、他の時間を設定することもでき、また、複数の時間の中からその都度1つの値を選択するようにしてもよい。
そして、変動時間設定後、メインCPU102は普通図柄表示装置22のコマンド送信バッファに変動開始のコマンド(変動パターン指定コマンド、図柄指定コマンド)を格納する(S410)。ここで、普通図柄の変動パターン、図柄は、予めROM103に記憶された複数の変動パターン、複数の図柄の中からそれぞれランダムに選択して決定する。
【0044】
メインCPU102は、S410でコマンドを格納した後、或いは普通図柄が変動表示中の場合(S403でYES)に、普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定し(S411)、普通図柄の変動時間が経過していなければ(S411でNO)、そのままこのフローチャートの処理を終了する。
そして、メインCPU102は、普通図柄の変動時間が経過したという場合(S411でYES)、或いは普通図柄変動時間延長指示を実行している場合(S401でYES)には、特別図柄がリーチ変動中であるか否かを判定する(S412)。リーチ変動中であるか否かの判定は、例えば特別図柄がリーチ変動表示中であることを示すフラグがセットされているか否かに基づいて行う。
そして、特別特別図柄がリーチ変動表示中であれば(S412でYES)、普通図柄の変動時間を延長したか否かを判定し(S413)、延長していれば(S413でYES)、そのまま処理を終了する。
一方、普通図柄の変動時間を延長していなければ(S413でNO)、メインCPU112は普通時間変動時間延長指示を実行する(S414)。普通時間変動時間延長指示は、上述のように特別図柄のリーチ変動中に普通図柄始動記憶数の消化を抑制するよう変動時間を延長する処理であって、具体的には例えば図10〜図13に示す態様(詳細は後述する)で行う。そして、普通時間変動時間延長指示を実行した後、このフローチャートの処理を終了する。
【0045】
また、メインCPU102は、特別図柄がリーチ変動表示中でなければ(S412でNO)、全図柄停止コマンドの格納を行い(S415)、格納後、普通図柄の確定図柄表示時間の設定を行い(S416)、処理を終了する。
【0046】
また、普通図柄が確定図柄表示時間中であれば(S404でYES)、メインCPU102は、普通図柄確定図柄表示時間が経過したか否かを判定し(S417)、経過していなければ(S417でNO)、そのままこのフローチャートの処理を終了する。
一方、普通図柄確定図柄表示時間が経過していれば(S417でYES)、確定表示させる普通図柄が普通電動役物28を作動させることとなる図柄の組合せ(当り図柄)であるか否かを判定し(S418)、普通電動役物28を作動させることとなる図柄の組合せでなければ(S418でNO)、そのまま処理を終了する。
そして、普通図柄の確定図柄が普通電動役物28を作動させることとなる図柄の組合せであれば(S418でYES)、普通電動役物開放延長機能作動中(確変遊技状態)であるか否かを判断し(S419)、作動中であれば(S419でYES)、普通電動役物開放延長機能作動時の普通電動役物作動時間を設定し(S420)、作動中でなければ(S419でNO)、普通電動役物開放延長機能非作動時の普通電動役物作動時間を設定する(S421)。
そして、メインCPU102は、普通電動役物作動時間の設定後、普通電動役物28の作動を開始して処理を終了する(S422)。
なお、この普通図柄制御は、ROM103に記憶されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0047】
上記図8〜図9のフローチャートによる普通図柄制御のステップS414で行う普通時間変動時間延長指示は、前述のように、特別図柄のリーチ変動中に普通図柄始動記憶数の消化を抑制するよう変動時間を延長する処理であって、具体的には次に説明するように例えば図10〜図13に示す態様で行う。
【0048】
(通常遊技中における普通時間変動時間延長の態様)
上記普通図柄制御のステップS414で行う普通時間変動時間延長指示の処理は、通常遊技中においては例えば図10に示す態様で行う。
図10に示す態様は、普通図柄変動表示の変動時間が終了したときに、特別図柄がリーチ変動中であれば、普通図柄の変動時間を一定時間延長する。
この例では、図10に示すように、特別図柄は、通常の変動表示aの変動時間が例えば10秒で、リーチ変動表示bになると変動時間が10秒(通常変動)に例えば30秒を加算して例えば40秒になる。そして、普通図柄の通常の変動表示Aの変動時間は例えば30秒である。
この場合、リーチ変動表示bが時刻t2で終了したとして、その開始から終了(時刻t2)までの間に普通図柄の通常の変動時間(例えば30秒)が経過して変動停止時間になった場合、その変動時間(例えば30秒)が経過した時点(時刻t1)で、そのリーチ変動中の普通図柄の変動表示Bの変動時間を所定時間(例えば15秒)延長し、その普通図柄の変動表示Bがリーチ変動表示bが終了した後の時刻t3まで続くようにする。
なお、この場合の普通図柄の延長時間は15秒に限定されるものではなく、他の時間を採用することもでき、また、複数の時間の中からその都度1つの値を選択するようにしてもよい。
【0049】
こうして通常遊技状態におけるリーチ変動中に普通図柄の変動時間が経過しても、そのリーチ変動中の普通図柄の変動表示が直ちに停止しないよう変動時間を延長することで、リーチ変動表示状態になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの進行を止めて、第1の図柄の変動開始の契機となる始動記憶の消化を遅らせることができる。その結果、リーチ変動表示が終了したときに、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、普通図柄の変動契機である始動記憶数が残っていないという事態を極力避けることができ、連続的に新たな普通図柄の変動表示が開始される可能性が高くなる。従って、遊技者にとって、一から(最初に第1の領域である普通図柄作動ゲート29、30に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならないということが少なくなり、結果として、リーチ変動表示中に遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、それによって遊技者の持ち玉が減少してしまうのを抑制するようにできる。
【0050】
通常遊技中における普通時間変動時間延長指示の処理は、また、図11に示す態様で行ってもよい。
図11に示す態様は、普通図柄変動表示の変動時間が終了したときに、特別図柄がリーチ変動中であれば、普通図柄の変動時間を、一定時間ではなく、リーチ変動の停止(時刻t2)まで延長する。
この例では、図11に示すように、特別図柄は、やはり通常の変動表示aの変動時間が例えば10秒で、リーチ変動表示bになると変動時間が10秒(通常変動)に例えば30秒を加算して例えば40秒になる。そして、普通図柄の通常の変動表示Aの変動時間は例えば30秒である。
この場合、リーチ変動表示bが時刻t2で終了したとして、その開始から終了(時刻t2)までの間に普通図柄の通常の変動時間(例えば30秒)が経過して変動停止時間になった場合、その変動時間(例えば30秒)が経過した時点(時刻t1)で、そのリーチ変動中の普通図柄の変動表示Bの変動時間をリーチ変動表示bが終了(リーチ変動が停止)する時刻t2まで延長する指示を実行する。リーチ変動停止までの延長時間は、時刻t1からt2までの時間を演算することにより決定する。なお、リーチ変動の停止に同期して普通図柄の変動表示を停止することも可能である。
【0051】
こうしてリーチ変動中に普通図柄の変動時間を当該リーチ変動が停止するまで延長することにより、リーチ変動中に遊技球の発射が停止し或いは緩慢になっても普通図柄の始動記憶が消化されず、始動記憶数が減少しないようにできる。その結果、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、リーチ前に始動記憶が残っている限りは、その始動記憶に基づいて新たな普通図柄の変動表示が開始される。その場合、遊技者にとって、一から(最初に第1の領域である普通図柄作動ゲート29、30に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならないということがなくなり、結果として、リーチ変動表示中に遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、遊技者の持ち球が減少してしまうのをより確実に抑制することができる。
【0052】
(確変遊技中における普通時間変動時間延長の態様)
上記普通図柄制御のステップS414で行う普通時間変動時間延長指示の処理は、確変遊技中においては例えば図12に示す態様で行う。
図12に示す態様は、普通図柄変動表示の変動時間が終了したときに、特別図柄がリーチ変動中であれば、普通図柄の変動時間を一定時間延長する。
この例では、図12に示すように、特別図柄は、通常の変動表示aの変動時間が例えば5秒で、リーチ変動表示bになると変動時間が5秒(通常変動)に例えば20秒を加算して例えば25秒になる。そして、普通図柄の通常の変動表示Aの変動時間は例えば6秒である。
この場合、リーチ変動表示bが時刻t2で終了したとして、その開始から終了(時刻t2)までの間に普通図柄の通常の変動時間(例えば6秒)が経過して変動停止時間になった場合、その変動時間(例えば6秒)が経過した時点(時刻t1)で、そのリーチ変動中の普通図柄の変動表示Bの変動時間を所定時間(例えば18秒)延長し、その普通図柄の変動表示Bがリーチ変動表示bが終了した後の時刻t3まで続くようにする。
なお、この場合の普通図柄の延長時間は18秒に限定されるものではなく、他の時間を採用することもでき、また、複数の時間の中からその都度1つの値を選択するようにしてもよい。
【0053】
確変遊技は、特別図柄が特定の大当り図柄で確定表示された場合に大当り遊技終了後に付加され、確変遊技中は大当り確率が高くなるとともに特別図柄の変動時間が短くなる(通常の例えば10秒程度から5秒程度に短縮される)のに加えて普通図柄の変動時間が短くなり(通常の30秒程度から6秒程度に短縮される)、また、当り図柄の場合の普通電動役物28の開放時間が通常の例えば通常の0.5秒程度から2秒程度に延長される。そのため、特別図柄の変動の契機が増えるとともに大当たり確率が高くなって、賞球獲得数を増やせるチャンスとなる。しかし、確変遊技中、普通図柄は変動時間が例えば6秒に短縮されるため、普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの消化が速くて、リーチの間に始動記憶数が完全に使い果されることになりやすく、リーチ結果がハズレであった場合に、遊技者が一から(最初に普通図柄作動ゲート29、30に遊技球を通過させることから)遊技を始めなければならなくなって、持ち玉の減少が顕著になる。
そこで、この例では、確変遊技状態でリーチ変動中に普通図柄変動表示の変動時間が終了したとき普通図柄の変動時間を一定時間延長するのであり、少なくとも確変遊技状態におけるリーチ変動中は、普通図柄の変動時間が経過しても普通図柄の変動表示が直ちに停止しないよう変動時間を延長することで、リーチ変動表示状態になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの進行を止めて、普通図柄の変動開始の契機となる始動記憶の消化を遅らせ、それにより、リーチ変動表示が終了したときに、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、普通図柄の変動契機である始動記憶数が残っていないという事態を極力避けることができ、連続的に新たな普通図柄の変動表示が開始される可能性を高くして、持ち玉の減少を抑制するようにできる。
【0054】
確変遊技中における普通時間変動時間延長指示の処理は、また、図13に示す態様で行ってもよい。
図13に示す態様は、普通図柄変動表示の変動時間が終了したときに、特別図柄がリーチ変動中であれば、普通図柄の変動時間を、一定時間ではなく、リーチ変動の停止(時刻t2)まで延長する。
この例では、図13に示すように、特別図柄は、やはり通常の変動表示aの変動時間が例えば5秒で、リーチ変動表示bになると変動時間が5秒(通常変動)に例えば25秒を加算して例えば30秒になる。そして、普通図柄の通常の変動表示Aの変動時間は例えば6秒である。
この場合、リーチ変動表示bが時刻t2で終了したとして、その開始から終了(時刻t2)までの間に普通図柄の通常の変動時間(例えば6秒)が経過して変動停止時間になった場合、その変動時間(例えば6秒)が経過した時点(時刻t1)で、そのリーチ変動中の普通図柄の変動表示Bの変動時間をリーチ変動表示bが終了(リーチ変動が停止)する時刻t2まで延長する指示を実行する。リーチ変動停止までの長時間は、時刻t1からt2までの時間をその都度演算することにより決定する。なお、リーチ変動の停止に同期して普通図柄の変動表示を停止することも可能である。
【0055】
こうして少なくとも確変遊技状態におけるリーチ変動中に普通図柄の変動時間を当該リーチ変動が停止するまで延長することにより、リーチ変動表示状態になって遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になった場合でも、普通図柄の変動表示から確定表示までの一連のサイクルの進行を止めて、普通図柄の変動開始の契機となる始動記憶の消化を遅らせ、それにより、リーチ変動表示が終了したときに、たとえ、リーチ結果がハズレで終わった場合でも、普通図柄の変動契機である始動記憶数が残っていないという事態を極力避けることができ、連続的に新たな普通図柄の変動表示が開始される可能性を高くして、持ち玉の減少を抑制するようにできる。
【0056】
(普通図柄変動残余時間表示)
また、この実施の形態の遊技機1において、メインCPU102は、特別図柄がリーチ変動表示の状態で普通図柄の変動時間を延長する場合に、その延長する普通図柄の変動時間の残余時間(普通図柄変動残余時間)を普通図柄変動残余時間表示装置25に表示させるよう変動残余時間表示制御装置107に指令を出力する。
なお、リーチ変動中以外にも、特別図柄の変動態様によって普通図柄の変動時間を延長(あるいは変更)する場合がある場合、特別図柄がそうした変動態様となった場合にも変動残余時間表示装置25により同様に普通図柄変動残余時間の表示を行うようにすることができる。
このようにして特別図柄がリーチ変動等、普通図柄の変動時間を延長する変動態様となった場合に普通図柄の変動表示の残余時間を表示することで、リーチ変動等の所定の変動態様となると変動残余時間表示装置25により第1の図柄の変動残余時間が表示され、それにより、遊技者は第2の図柄がリーチ変動等の所定の変動態様となった場合の変更された第1の図柄の変動時間の残余時間を把握することができる。
また、特に普通図柄の変動時間を特別図柄のリーチ変動が停止まで延長する場合、リーチ変動表示中に変動残余時間表示装置25によって表示される変動残余時間によって、特別図柄のリーチ変動の長さを把握することができ、遊技者は変動残余時間表示装置25に表示された時間の長さによって、動作中のリーチ変動が所謂ノーマルリーチ変動であるのか、より大当たりを期待できるスーパーリーチ変動であるのかの目安を得ることができる。
また、変動残余時間表示装置107による普通図柄変動残余時間の表示は、リーチ変動表示の状態で普通図柄の変動時間を延長する場合に限らず、例えば常時行うようにしてもよく、それにより、遊技者は普通図柄の変動停止時間を容易に把握できる。
【0057】
(他の実施形態)
この発明は、第1種パチンコ機の他、第1種パチンコ機および第2種パチンコ機を組み合わせたパチンコ機、第1種パチンコ機および第3種パチンコ機を組み合わせたパチンコ機、あるいは、第1種〜第3種パチンコ機を組み合わせたパチンコ機にも適用することができる。
【0058】
(請求項の記載と実施の形態との対応関係)
発射ハンドル9、発射モータ駆動基板119、発射スイッチ120、発射モータ118等が請求項1に記載の発射装置に対応し、普通図柄作動右ゲート29および普通図柄作動左ゲート30が第1の領域に対応し、第1種始動口26が第2の領域に対応し、普通電動役物28が第1の入賞装置に対応し、変動入賞装置32が第2の入賞装置に対応する。
そして、メインCPU102およびメインCPU102が実行する普通図柄作動ゲート処理のS301〜S305および普通図柄制御のS403〜S406が、請求項1に記載の第1の抽選手段として機能し、メインCPU102およびメインCPU102が実行する普通図柄制御のS407〜S416、図柄制御装置106および普通図柄表示装置22が、第1の図柄表示手段として機能する。また、メインCPU102およびメインCPU102が実行する第1種始動口処理のS101〜S105および特別図柄制御のS201〜S208が、第2の抽選手段として機能し、メインCPU102およびメインCPU102が実行する特別図柄制御のS209〜S216、図柄制御装置106および特別図柄表示装置21が、第2の図柄表示手段として機能する。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、第1の図柄の変動後の確定表示の態様次第で第2の図柄の変動開始の契機が発生し、その第2の図柄の変動後の確定表示の態様次第で遊技者に有利な遊技状態が発生する遊技機において、第2の図柄の変動態様が大当たりを期待させるリーチ変動表示等の所定の変動態様となった場合に、変動中の第1の図柄の変動時間を延長するなどして第1の図柄の変動停止を遅らせることで、第1の図柄の変動から確定表示までのサイクルの進行を遅らせて、第1の図柄の変動開始の契機となる始動記憶数が消化されないようにすることができ、それにより、第2の図柄の変動態様がリーチ変動表示等の所定の変動態様となったことで遊技者による遊技球の発射が停止し或いは緩慢になったまま、第2の図柄の変動態様が遊技球獲得数の増大に結び付かない結果に終わった場合でも、遊技者の持ち玉が減少してしまうのを抑制することができる。
また、第1の図柄の変動表示の残余時間を表示する表示装置を設けることで、遊技者が第1の図柄の変動停止時間を把握できるようにすることができ、さらに、第2の図柄の変動がリーチ変動等の所定の変動態様となった場合に第1の図柄の変動表示の残余時間を表示することで、遊技者は変更された第1の図柄の変動時間の残余時間を把握することができ、また、特に第1の図柄の変動時間を第2の図柄のリーチ変動が停止まで延長する場合に、表示装置に表示された時間の長さによって、動作中のリーチ変動が所謂ノーマルリーチ変動であるのか、より大当たりを期待できるスーパーリーチ変動であるのかの目安を遊技者が得るようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】図2に示す遊技盤のセンターケースおよび普通電動役物の部分の拡大正面図である。
【図4】この実施の形態のパチンコ機の制御系の電気的接続構成を示すブロック図である。
【図5】この実施の形態のパチンコ機の第1種始動口処理を実行するためのフローチャートである。
【図6】この実施の形態のパチンコ機の特別図柄制御を実行するためのフローチャートである。
【図7】この実施の形態のパチンコ機のの普通図柄作動ゲート処理を実行するためのフローチャートである。
【図8】この実施の形態のパチンコ機の普通図柄制御を実行するためのフローチャートの一部(1/2)である。
【図9】この実施の形態のパチンコ機の普通図柄制御を実行するためのフローチャートの一部(2/2)である。
【図10】通常遊技中における特別図柄の変動および停止と普通図柄の変動および停止並びに変動時間延長の態様の一例を示すタイムチャートである。
【図11】通常遊技中における特別図柄の変動および停止と普通図柄の変動および停止並びに変動時間延長の態様の他の例を示すタイムチャートである。
【図12】確変遊技中における特別図柄の変動および停止と普通図柄の変動および停止並びに変動時間延長の態様の一例を示すタイムチャートである。
【図13】確変遊技中における特別図柄の変動および停止と普通図柄の変動および停止並びに変動時間延長の態様の他の例を示すタイムチャートである。
【図14】従来のパチンコ機の一例の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
9 発射ハンドル
21 特別図柄表示装置
22 普通図柄表示装置
26 第1種始動口(第2の領域)
28 普通電動役物(第1の入賞装置)
29 普通図柄作動右ゲート(第1の領域)
30 普通図柄作動左ゲート(第1の領域)
32 変動入賞装置(第2の入賞装置)
102 メインCPU
103 ROM(記憶媒体)
104 RAM(記憶手段)
106 図柄制御装置
118 発射モータ
119 発射モータ駆動基板
120 発射スイッチ

Claims (6)

  1. 遊技球を遊技盤上の遊技領域へ発射する発射装置と、
    この発射装置により発射された遊技球が第1の領域を通過したことに基づいて、当りかハズレかを抽選する第1の抽選手段と、
    この第1の抽選手段の抽選結果を第1の図柄を用いて変動表示し、第1の所定の変動時間の経過後に確定表示する第1の図柄表示手段と、
    この第1の図柄表示手段により所定の第1の図柄が確定表示された場合に第2の領域を拡開する第1の入賞装置と、
    前記発射装置により発射された遊技球が前記第2の領域に入賞したことに基づいて、大当りかハズレかを抽選する第2の抽選手段と、
    この第2の抽選手段の抽選結果を第2の図柄を用いて変動表示し、第2の所定の変動時間経過後に確定表示する第2の図柄表示手段と、
    この第2の図柄表示手段により所定の第2の図柄が確定表示された場合に作動する第2の入賞装置とを備えた遊技機であって、
    前記第1の図柄表示手段は、前記第2の図柄表示手段による前記第2の図柄の変動が所定の変動態様となった場合、該所定の変動態様の継続中に前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう前記第1の所定の変動時間を変更することを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定の変動態様は、前記大当り遊技の発生の前触れである可能性が高く且つ大当りかハズレかが不確定なリーチ変動表示の態様であって、該リーチ変動表示の態様となった場合、当該リーチ変動中は前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を直ちに停止しないよう前記第1の所定の変動時間を所定時間延長することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記所定の変動態様は、前記大当り遊技の発生の前触れである可能性が高く且つ大当りかハズレかが不確定なリーチ変動表示の態様であって、該リーチ変動表示の態様となった場合、当該リーチ変動中は前記第1の図柄表示手段による前記第1の図柄の前記第1の所定の変動時間が経過しても当該第1の図柄の変動を停止しないよう当該リーチ変動が停止するまで前記第1の所定の変動時間を延長することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 当該遊技機は、前記第2の図柄表示手段により変動後に確定表示された図柄が前記所定の第2の図柄で且つ特定の図柄であることを条件に、大当たり遊技の終了後、前記第2の抽選手段による抽選結果が大当りとなる確率が高くなるとともに前記第2の図柄の変動時間に加えて前記第1の図柄の変動時間が短くなる付加利得遊技を発生し、前記第1の所定の変動時間の変更は、少なくとも前記付加利得遊技中に行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 前記第1の図柄の変動表示の残余時間を表示する表示装置を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遊技機。
  6. 前記表示装置は、前記第2の図柄の変動が前記所定の変動態様となった場合に前記残余時間の表示を行うことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
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