JP2004046456A - 警報装置 - Google Patents

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JP2004046456A JP2002201803A JP2002201803A JP2004046456A JP 2004046456 A JP2004046456 A JP 2004046456A JP 2002201803 A JP2002201803 A JP 2002201803A JP 2002201803 A JP2002201803 A JP 2002201803A JP 2004046456 A JP2004046456 A JP 2004046456A
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Eiji Shimada
島田 栄児
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Abstract

【課題】操作時に操作者の視覚に訴えることで、さらに誤操作を低減すること。
【解決手段】ID情報を入力させるID情報入力部101と、液晶タッチパネル102と、ID情報が正当であるか否かを判断する照合部113と、ID情報が正当であると判断された場合に、警備区域の警備状態が警備モードのときには液晶タッチパネル102に警備解除ボタンを表示させ、警備状態が警備解除モードのときには警備ボタンを表示させる表示制御部118と、液晶タッチパネル102から警備ボタンがタッチされた場合に警備状態を警備モードに切替え、警備解除ボタンがタッチされた場合には警備状態を警備解除モードに切替える警備状態切替部112とを備えた。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視区域の警備状態に応じて各種センサの検知出力を監視センタに送信する警報装置に関し、特に警備の開始または警備の解除操作の誤りによる誤報を低減する警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の警報装置では、通常カードリーダを用い、カードリーダに予めIDが登録されているカードを入力して、カードから読みとったIDと警報装置内に登録されているIDとが一致した場合に、警備開始または解除を行うようになっている。
【0003】
図19は従来の警報装置の構成の一例を示す説明図である。監視エリアである建物の最終退出者は、監視エリアの天井、扉、窓等に設置され、侵入者等による異常を検知する各種防犯センサ1910a〜1910nが警備に適した状態であることを確認してから、つまりこれらの各種防犯センサ1910a〜1910nが処理部1902に検知信号を送出していないことを確認してからID情報入力部であるカードリーダ1901にカードを挿入する。
【0004】
カードリーダ1901はカードのID情報を読取り、該ID情報を処理部1902に出力する。処理部1902は、カードのID情報と記憶部1903に予め設定されているID情報を照合し、一致した場合は警備モードを警備解除状態から警備状態に切換える。つまり、処理部1902はこの警備状態中に各種防犯センサ1910a〜1910nの検知信号を入力すると警報送信部1904に信号を出力し、該警報送信部1904は監視センタに警報を送信する。
【0005】
そして、一番目に建物(監視エリア)に来た者がカードリーダ1901にカードを挿入すると、前述と同様カードリーダ1901がカードのID情報を処理部1902に出力し、該処理部1902での照合が一致すると警備モードを警備状態から警備解除状態に切換える。
【0006】
ここで、警備状態とは処理部1902が各種防犯センサ1910a〜1910nより検知信号が入力されたときに警報送出部1904に信号を出力し、該警報送信部1904が監視センタに警報を送信する状態のことをいう。警備解除状態とは、処理部1902がセンサの検知信号を入力しても警報送信部1904に信号を出力しない、つまり監視センタに警報を送信しない状態をいう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の警報装置では次のような問題がある。即ち、カードリーダ1901においては、カードを操作するたびに警備モードが反転するので、警備が解除されているときに誤ってカードを操作すると、警備が開始されてしまい監視センタに誤った警報を送信してしまう。また、逆に警備状態の時に誤ってカードを操作すると警備解除になり無警備状態になって侵入者等を検知できないという問題があった。
【0008】
さらに、窓や扉が開いていて、そこに設置したセンサが検知信号を出力しているにもかかわらず、警備モードを警備解除状態から警備状態に切り替えると監視センタに警報を出力してしまうという問題がある。例えば、以下に示すような原因がある。
【0009】
(1)2番目以降に出社した者が1番目だと思ってカードを操作する。即ち、一番に出社した者が既に警備を解除しているので2番目以降の者がカードを操作すると警備状態に移行し、誤った警報を送信してしまう。
【0010】
(2)すでに警備状態であるのに最終退出者と思ってカードを操作する。即ち、既に警備状態にあるときに誤ってカードを操作すると警備解除状態、つまり無警備状態となり、侵入者があった場合にも検知しないという事態が発生する。
【0011】
(3)操作者はID情報入力部がカードのID情報を読み取ったかどうか確認できず、2度操作してしまう。即ち、一度正常な操作をしたにもかかわらず、その操作が有効であったのかどうか不安になり再度操作すると、上述した(1)、(2)の問題が発生する。
【0012】
(4)各種センサが検知信号を出力しているときは通常、その旨の表示をID情報入力部の近傍に表示させるようにするが、操作者はそれを見ることなくカードを操作してしまう。
【0013】
上述した(1)〜(3)は操作者が現在の警備モードと操作後の警備モードを認識しないで慣れによって操作してしまうこと、および警備解除と警備開始の操作が単調であることに起因するものと考えられる。また(4)に関しては、警備モードの切り替え時に監視領域が警備に適した状態であるかどうかを認識できる有効な手段がなかった点にある。
【0014】
そこで、出願人は、特開2001−188976号公報に記載の警報装置を開発した。この警報装置は、カードリーダへのカードの挿入を制限する入力制限手段を設け、警備切替操作の際、この入力制限手段の解除によりカードリーダへのカード挿入を可能な状態にした後で、IDカードのカードリーダへの挿入操作を行うという2段階の操作を利用者に行わせるものである。この警報装置によれば、2段階の警備切替操作によって監視センタへの誤報を低減することができる点で優れている。
【0015】
監視センタは警報装置から警報を受けると、警報装置の監視対象である警備区域に警備員等を向かわせるが、警報が誤報である場合には、当該警備員にとって無駄な時間を割くことになるため、誤報のさらなる低減を行うことが望ましい。誤報の原因は上述した通り、操作者の慣れによる誤解に基づくものが多いため、警備切替の操作時に操作者の視覚に訴える操作を設ければ、誤報のさらなる低減を図ることができると考えられる。
【0016】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、操作時に操作者の視覚に訴えることで、さらに誤操作を低減することができる警報装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、監視対象の警備区域における異常を検知する検知手段に接続され、警備区域が警備のときに、前記検知手段によって異常が検知された場合に警報を監視センタに出力する警報装置であって、固有の識別情報を入力させる識別情報入力手段と、描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力する表示入力手段と、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、前記照合手段によって前記入力された識別情報が正当であると判断された場合に、前記警備区域の警備状態が警備のときには前記表示入力手段に警備解除を指定する警備解除指示情報を表示し、前記警備状態が警備でないときには前記表示入力手段に警備開始を指定する警備指示情報を表示させる表示制御手段と、前記表示入力手段から前記警備指示情報が指定された場合に前記警備状態を警備に切替え、前記表示入力手段から前記警備解除指示情報が指定された場合に前記警備状態を警備解除に切替える切替手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この請求項1の発明によれば、表示制御手段によって、照合手段に入力された識別情報が正当であると判断された場合に、警備区域の警備状態が警備のときには表示入力手段に警備解除を指定する警備解除指示情報を表示し、警備状態が警備でないときには表示入力手段に警備開始を指定する警備指示情報を表示させ、切替手段によって、表示入力手段から警備指示情報が指定された場合に警備状態を警備に切替え、表示入力手段から警備解除指示情報が指定された場合に警備状態を警備解除に切替えることで、警備切替の際に、表示入力手段への警備指示情報または警備解除指示情報の表示、表示された各指示情報の指定という視覚的要素を含む操作を、識別情報の入力操作と併せて2段階で操作者に行わせている。このため、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0019】
また、この請求項1にかかる発明では、表示制御手段によって、表示入力手段に警備状態が警備のときに警備解除指示情報を、警備でないときには警備指示情報を別々に表示させているので、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0020】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の警報装置において、前記表示制御手段は、前記警備指示情報と前記警備解除指示情報とを、前記表示入力手段の異なる位置に表示させることを特徴とする。
【0021】
警備切替時の2段階操作の慣れによって、識別情報入力後の指示情報の種類を意識せずに誤った指定をする場合がある。この請求項2の発明によれば、表示制御手段によって、警備指示情報と警備解除指示情報とを、表示入力手段の異なる位置に表示させることで、警備状態によって指定すべき指示情報を操作者に視覚的に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0022】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の警報装置において、前記表示制御手段は、前記警備指示情報またはその周辺領域の表示属性と前記警備解除指示情報またはその周辺領域の表示属性とを異なる属性に設定して前記表示入力手段に表示させることを特徴とする。
【0023】
この請求項3の発明によれば、表示制御手段によって、警備指示情報またはその周辺領域の表示属性と警備解除指示情報またはその周辺領域の表示属性とを異なる属性に設定して表示入力手段に表示させることで、警備状態によって指定すべき指示情報を表示属性の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0024】
ここで、表示属性とは、各指示情報または周辺領域を画面表示する際の属性であり、例えば、輝度、明度、彩度、色、反転などが該当する。また、周辺領域には、各指示情報から一定範囲の領域の他、表示入力手段の画面全体領域も含まれる。
【0025】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報装置において、前記検知手段が警備に適した状態にあるか否かを判断する判別手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記判別手段によって前記検知手段が警備に適した状態にあると判断した場合にのみ、前記警備指示情報を前記表示入力手段に表示させることを特徴とする。
【0026】
警備区域の検知手段が検知信号を出力している等の検知手段が警備に適した状態でない場合に警備状態を警備に切り替えると、不要な警報が監視センタに送信されてしまう。このため、検知手段が警備に適さない場合は、カードリーダなどの操作を行っても警備状態を警備に切り替えず、警備に適さない旨の出力(ランプ、音声など)を行うという技術があるが、この場合、操作者がランプ等の出力に気付かずに帰宅すると、無警備状態となってしまう。
【0027】
そこで、この請求項4の発明によれば、表示制御手段によって、判別手段による判別結果が検知手段が警備に適した状態にあると判断した場合にのみ、警備指示情報を表示入力手段に表示させることで、検知手段が警備に適さない状態にある場合には、表示入力手段に警備指示情報を表示せず、物理的に警備状態の警備への切り替えを不可能としているので、警備区域が無警備状態になることを防止することができる。
【0028】
また、請求項5にかかる発明は、監視対象の警備区域における異常を検知する検知手段に接続され、警備区域が警備のときに、前記検知手段によって異常が検知された場合に警報を監視センタに出力する警報装置であって、固有の識別情報を入力させる識別情報入力手段と、描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力する表示入力手段と、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、前記照合手段によって前記入力された識別情報が正当であると判断された場合に、警備解除を指定する警備解除指示情報と、警備開始を指定する警備指示情報とを、前記表示入力手段に同時に表示させる表示制御手段と、前記警備状態が警備であるときにのみ、前記表示入力手段による前記警備解除指示情報の指定を受け付けて前記警備状態を警備解除に切り替え、前記警備状態が警備でないときにのみ、前記表示入力手段による前記警備指示情報の指定を受け付けて前記警備状態を警備解除に切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする。
【0029】
この請求項5の発明によれば、表示制御手段によって、入力された識別情報が正当であると判断された場合に、警備解除を指定する警備解除指示情報と、警備開始を指定する警備指示情報とを、表示入力手段に同時に表示させ、切替手段によって、警備状態が警備であるときにのみ表示入力手段による警備解除指示情報の指定を受け付けて警備状態を警備解除に切り替え、警備状態が警備でないときにのみ表示入力手段による警備指示情報の指定を受け付けて警備状態を警備解除に切り替えることで、警備切替の際に、表示入力手段への警備指示情報および警備解除指示情報の表示、表示された各指示情報の指定という視覚的要素を含む操作を、識別情報の入力操作と併せて2段階で操作者に行わせている。このため、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0030】
また、この請求項5の発明によれば、警備状態が警備であるときにのみ警備解除指示情報の指定を受け付け、警備状態が警備でないときにのみ警備指示情報の指定を受け付けるので、表示入力手段から警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定がされた場合でも警備状態の切り替えは行わず、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0031】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の警報装置において、前記表示制御手段は、前記警備指示情報の表示属性と前記警備解除指示情報の表示属性を、および/または前記警備指示情報の周辺領域の表示属性と前記警備解除指示情報の周辺領域の表示属性を、異なる属性に設定して前記表示入力手段に同時に表示させることを特徴とする。
【0032】
この請求項6の発明によれば、表示制御手段によって、警備指示情報の表示属性と警備解除指示情報の表示属性を、および/または警備指示情報の周辺領域の表示属性と警備解除指示情報の周辺領域の表示属性を、異なる属性に設定して表示入力手段に同時に表示させることで、警備状態によって指定すべき指示情報を表示属性の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0033】
ここで、表示属性とは、各指示情報または周辺領域を画面表示する際の属性であり、例えば、輝度、明度、彩度、色、反転などが該当する。
【0034】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の警報装置において、前記表示制御手段は、前記警備指示情報の描画形状と前記警備解除指示情報の描画形状とを異なる形状で生成し、前記表示入力手段に表示させることを特徴とする。
【0035】
この請求項7の発明によれば、表示制御手段によって、警備指示情報の描画形状と警備解除指示情報の描画形状とを異なる形状で生成し、表示入力手段に表示させることで、警備状態によって指定すべき指示情報を形状の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0036】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報装置において、前記表示制御手段は、前記表示入力手段による前記警備解除指示情報または前記警備指示情報の指定があった場合、指定された指示情報の表示属性を変更して前記表示入力手段に表示させることを特徴とする。
【0037】
この請求項8の発明によれば、表示制御手段によって、表示入力手段による警備解除指示情報または警備指示情報の指定があった場合、指定された指示情報の表示属性を変更して表示入力手段に表示させることで、操作者に指示情報を指定したことおよび自分が指定した指示情報を確認させ、指示情報の誤操作による警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0038】
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の警報装置において、前記表示入力手段から前記警備指示情報が第1の所定時間以上指定されたときに、警備開始を前記切替手段に指示し、前記表示入力手段から前記警備解除指示情報が前記第1の所定時間と異なる第2の所定時間以上指定されたときに警備解除を前記切替手段に指示する入力検出手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0039】
この請求項9の発明によれば、入力検出手段によって、警備指示情報が第1の所定時間以上指定されたときに警備開始を切替手段に指示し、警備解除指示情報が前記第1の所定時間と異なる第2の所定時間以上指定されたときに警備解除を切替手段に指示することで、操作者が現在の警備状態を認識することができ、指示情報の誤操作による警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警報装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施の形態の警報装置は、いずれもテナントを有するビルの1階部分に設置されている例を示している。
【0041】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である警報装置の構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、本実施の形態の警報装置100は、ID情報入力部101と、液晶タッチパネル102と、制御部110と、メッセージ出力部103とから構成され、監視対象の警備区域に設置された各種防犯センサ120a〜120nに接続されている。
【0042】
各種防犯センサ120a〜120nは、警備区域の天井、扉、窓等に設置され、侵入者等の異常を検知すると警報装置100に検知信号を出力する。
【0043】
ID情報入力部101は、本発明における識別情報入力手段を構成し、本実施の形態ではカードリーダを使用している。このカードリーダ101は 操作者によって挿入されたIDカード( 図示せず) に記憶されている固有のID情報を読み取り、読み取ったとったID情報を照合部113に出力するようになっている。なお、ID情報は本発明における識別情報を構成する。ID情報はIDカードが正当なものであると識別できるものであればどのような情報を用いても良い。
【0044】
液晶タッチパネル102は、本発明における表示入力手段を構成し、画面上に各種描画情報を表示し、表示された描画情報に対するタッチ操作を可能とするものである。液晶タッチパネル102に対する表示制御は、後述する表示制御部118が行い、液晶タッチパネル102からのタッチ操作に対する処理は、後述するタッチ検出部117が行う。
【0045】
制御部110は、警報装置100におけるID情報の照合や、警備状態の切替え、液晶タッチパネル102への表示、液晶タッチパネル102からのタッチ入力など各種制御を行うものである。この制御部110は、検知信号入力部111と、警備状態切替部112と、照合部113と、警報送信部116と、タッチ検出部117と、表示制御部118と、ID情報記憶部114と、警備状態記憶部115とから構成されている。
【0046】
表示制御部118は、各種描画情報を生成して表示属性を設定し、画面上の位置座標を指定して生成した描画情報を液晶タッチパネル102に表示するものである。本実施の形態では、表示制御部118は、描画情報として警備ボタンと警備解除ボタンを液晶タッチパネル102に表示させる。警備ボタンは、警備開始を指示するためのボタンであり、本発明における警備指示情報を構成する。警備解除ボタンは、警備解除を指示するためのボタンであり、本発明における警備解除指示情報を構成する。いずれのボタンも液晶タッチパネル102の画面上からタッチ操作が可能となっている。なお、表示制御部118による表示制御の詳細は後述する。
【0047】
タッチ検出部117は、液晶タッチパネル102の画面上からタッチ操作が行われたときに送出されるタッチ信号を検出する。そして、タッチ操作が行われたボタンが警備ボタンか警備解除ボタンかを判断し、警備ボタンの場合には警備信号を警備状態切替部112に送出し、警備解除ボタンの場合には警備解除信号を警備状態切替部112に送出するようになっている。
【0048】
ID情報記憶部114は、警報装置を操作可能な操作者を識別するための固有情報であるID情報が予め記憶されている。このID情報と、IDカードに設定されたID情報とが後述する照合部113によって照合されるようになっている。
【0049】
警備状態記憶部115は、警備区域の現在の警備状態を記憶している。この警備状態は、警備区域の現在の警備の状態を示すものであり、警備中の状態である場合には警備状態に警備モードが、警備中でない状態の場合には、警備状態に警備解除モードがそれぞれ設定される。
【0050】
照合部113は、ID情報記憶部114に予め設定されたID情報とカードリーダ101から入力したID情報を照合し、一致した場合にはメッセージ出力部103にメッセージ内容を指定したメッセージ要求信号を出力する。
【0051】
警備状態切替部112は、本発明における切替手段を構成し、警備状態を警備モードまたは警備解除モードに切換えるものである。具体的には、警備状態記憶部115に設定されている警備状態を、警備モードから警備解除モードに、あるいはその逆に設定する。なお、かかる切替制御の詳細については後述する。
【0052】
検知信号入力部111は、各種防犯センサ120a〜120nからの検知信号を受信し、警備状態記憶部115に記憶されている警備状態が警備モードのときに警報送信部116 に警報要求信号を出力するものである。
【0053】
警報送信部116は、検知信号入力部111から警報要求信号を入力すると遠隔地の監視センタに警報を送信する。
【0054】
メッセージ出力部103 は照合部113からのメッセージ要求信号を入力すると、所定のメッセージを出力する。なお、本実施の形態では、メッセージ出力部103 が出力するメッセージとして音声を用いる。なお、メッセージ出力部103が出力するメッセージとしては、音声出力の他、ランプ、文字の表示等を用いることができる。また、メッセージ出力部103が出力するメッセージは、操作者にこれから行う操作を認識させるものであればよい。
【0055】
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる警報装置100における警備状態の切替処理について説明する。図2は、本実施の形態にかかる警報装置100における警備状態の切替の全体処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
操作者がカードリーダ101にIDカードを挿入すると、まず照合部113がID情報記憶部114に記憶されているID情報を読み出して(ステップS201)、IDカードから読みとったID情報と一致するID情報があるか否かを判断する(ステップS202)。そして、一致しない場合には(ステップS202:No)、照合部113は、「正しいカードを入力してください」等のメッセージ内容とともにメッセージ出力部103にメッセージ要求信号を出力し、これによってメッセージ出力部103によって上記エラーメッセージが出力される(ステップS203)。
【0057】
一方、照合結果が一致する場合には(ステップS202:Yes)、表示制御部118による液晶タッチパネル102への警備ボタンまたは警備解除ボタンの表示処理が実行される(ステップS204)。図3は、表示制御部118による液晶タッチパネル102に対する警備ボタンまたは警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0058】
表示制御部118では、まず警備状態記憶部115からの警備状態を読み込み(ステップS301)、警備状態を判断する(ステップS302)。そして、現在の警備状態が警備解除モードの場合(ステップS302:警備解除モード)、すなわち警備区域が警備中でない場合には、警備ボタンを液晶タッチパネル102に表示するために次の処理を行う。まず、描画する警備ボタンの形状を生成し(ステップS303)、生成された警備ボタンおよび背景(バックライト)の表示属性を設定し(ステップS304)、警備ボタンの座標位置を決定する(ステップS305)。そして、生成した警備ボタンを設定された表示属性で背景と共に液晶タッチパネル102に出力する(ステップS306)。これにより、液晶タッチパネル102の画面に警備ボタンのみが表示されることになる。
【0059】
一方、ステップS302の警備状態の判断において、現在の警備状態が警備モードの場合(ステップS302:警備モード)、すなわち警備区域が警備中である場合には、警備解除ボタンを液晶タッチパネル102に表示するために次の処理を行う。まず、描画する警備ボタンの形状を生成し(ステップS307)、生成された警備ボタンおよび背景(バックライト)の表示属性を設定し(ステップS308)、警備ボタンの座標位置を決定する(ステップS309)。そして、生成した警備ボタンを設定された表示属性で背景と共に液晶タッチパネル102に出力する(ステップS310)。これにより、液晶タッチパネル102の画面に警備解除ボタンのみが表示されることになる。
【0060】
図4(a)は、本実施の形態の液晶タッチパネル102の画面上における警備ボタンの表示例を示す説明図であり、図4(b)は、警備解除ボタンの表示例を示す説明図である。図4(a)および(b)に示すように、本実施形態の警報装置100では、警備状態に応じて警備ボタンと警備解除ボタンのいずれか一方が表示されることになるので、警備モードのときに警備ボタンをタッチしたり、警備解除モードのときに警備解除ボタンをタッチするような操作者の誤操作を未然に回避できるようになっている。
【0061】
ここで、ステップS305およびS309で、警備ボタンと警備解除ボタンの表示座標位置を異なる位置に設定して表示することも可能である。図5(a)および(b)は、警備ボタンと警備解除ボタンを異なる座標位置に表示した場合の表示例を示す説明図である。図5(a)に示すように、警備ボタンが液晶タッチパネル102の画面上側に表示され、警備解除ボタンが液晶タッチパネル102の画面下側に表示されている。このように各ボタンの表示位置を変えることにより、操作者に対し現在の警備状態において行うべきボタンのタッチ操作を視覚的に認識させることができ、誤操作を未然に防止することができる。
【0062】
また、ステップS304およびS308で、警備ボタンと警備解除ボタンの表示属性を異なる属性に設定すると、両ボタンが異なって液晶タッチパネル102に表示される。表示属性としては、輝度、明度、彩度、色彩、反転の有無などを設定することができる。また、ボタンの表示属性ではなく、各ボタン表示時の背景の表示属性の設定を、警備ボタン表示時と警備解除ボタン表示時とで異なるようにしても良い。図6(a)および(b)は、警備ボタンと警備解除ボタンを異なる表示属性で表示した場合の表示例を示す説明図である。なお、この図では、各ボタンのハッチング種別により表示属性の相違を示している。図6(a)および(b)に示すように、警備ボタンの表示属性と警備解除ボタンの表示属性とが異なった属性で表示されている。このように各ボタンの表示属性を変えることにより、操作者に対し現在の警備状態において行うべきボタンのタッチ操作を視覚的に認識させることができ、誤操作を未然に防止することができる。
【0063】
また、ステップS303およびS307で、警備ボタンと警備解除ボタンの形状を異なる形状で生成するように構成しても良い。この場合も、操作者に対し現在の警備状態において行うべきボタンのタッチ操作を視覚的に認識させることができ、誤操作を未然に防止することができる。
【0064】
図2に戻り、ステップS204において、表示制御部118による液晶タッチパネル102への警備ボタンまたは警備解除ボタンの表示処理が完了すると、操作者によるタッチ操作の入力待ち状態となる。そして、操作者が液晶タッチパネル102に表示された各ボタンのタッチ操作を行った場合、タッチ検出部117によって入力されたボタンの種別を判断する(ステップS205)。
【0065】
ここで、本実施の形態では、液晶タッチパネル102の画面に警備ボタンか、警備解除ボタンのいずれか一方しか表示していないため、入力タッチ操作により直ちにボタン種別の判断が可能である。あるいは、図5および図6のように、警備ボタンと警備解除ボタンの表示位置座標が異ならせている場合には、タッチ操作により入力された位置座標を取得して、当該位置座標によってボタン種別を判断する構成とすることも可能である。
【0066】
そして、ステップS205のボタン種別の判断によって、警備ボタンのタッチ操作と判断した場合には(ステップS205:警備ボタン)、タッチ検出部117は、警備信号を警備状態切替部112に送出する(ステップS206)。一方、警備解除ボタンのタッチ操作と判断した場合には(ステップS205:警備解除ボタン)、タッチ検出部117は、警備解除信号を警備状態切替部112に送出する(ステップS207)。
【0067】
そして、各信号を受け取った警備状態切替部112は、警備状態の切替処理を行う(ステップS208)。その結果、警備状態が警備モードに切り替わった場合には、メッセージ出力部によって「警備を開始しました」等の旨のメッセージを出力し、警備状態が警備解除モードに切り替わった場合には、メッセージ出力部によって「警備を解除しました」等の旨のメッセージを出力する(ステップS209)。なお、かかるメッセージ出力の要求は、警備状態切替部112によってメッセージ出力部103に対して行われる。
【0068】
ここで、ステップS208における警備状態切替部112による警備状態の切替処理について説明ずる。図7は、警備状態切替部112による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。
【0069】
警備状態切替部112は、タッチ検出部117から信号を入力すると、入力信号が警備信号か警備解除信号かを判断する(ステップS701)。そして、入力信号が警備信号の場合には、警備状態を警備解除モードから警備モードに移行する(ステップS702)。ここで、警備モードへの移行は、警備状態記憶部115に記憶されている警備状態に警備モードに設定し、かつメッセージ出力部103に「警備を開始しました」等の旨のメッセージ内容とともに、メッセージ要求信号を送出することにより行われる。
【0070】
一方、入力信号が警備解除信号の場合には、警備状態を警備モードから警備解除モードに移行する(ステップS703)。ここで、警備解除モードへの移行は、警備状態記憶部115に記憶されている警備状態に警備解除モードに設定し、かつメッセージ出力部103に「警備を解除しました」等の旨のメッセージ内容とともに、メッセージ要求信号を送出することにより行われる。
【0071】
このような警備状態の切替処理によって、警備区域の警備状態が変更される。すなわち、警備モードに移行した場合には、センサ120a〜120nからの検知信号を受信した場合、警報送信部116によって警報が監視センタに送信される。一方、警備解除モードに移行した場合には、センサ120a〜120nからの検知信号を受信した場合でも、警報は監視センタに送信されない。
【0072】
このように実施の形態1にかかる警報装置100では、警備切替の第1段階として、操作者にIDカードをカードリーダ101に挿入させ、照合部113によってカードリーダ101から入力されたID情報が正当か否かを照合する。正当であると判断された場合には、第2段階として、警備区域の警備状態が警備モードのときには、液晶タッチパネル102に警備解除ボタンを表示し、警備状態が警備解除モードであるには、液晶タッチパネル102に警備ボタンを表示する。そして、警備状態切替部112によって、液晶タッチパネル102から警備ボタンがタッチ操作された場合に警備状態を警備モードに切替え、警備解除ボタンがタッチ操作された場合に警備状態を警備解除モードに切替えるので、警備状態の切替の際に、IDカードの挿入操作と併せて、液晶タッチパネル102へのボタン表示およびタッチ操作という視覚的要素を含む操作の2段階の操作が必要となり、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置100の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0073】
また、実施の形態1にかかる警報装置100では、表示制御部118によって、液晶タッチパネル102に警備状態が警備モードのときに警備解除ボタンを、警備解除モードのときには警備ボタンを別個に表示させているので、警備ボタンと警備解除ボタンのタッチ操作の誤りを未然に防止し、警報装置100の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0074】
(実施の形態2)
実施の形態1にかかる警報装置100では、表示制御部118によって、警備状態が警備解除モードの場合には常に警備解除ボタンを、液晶タッチパネル102に表示していたが、この実施の形態2にかかる警報装置では、各種防犯センサ120a〜120nの状態が警備に適した状態か否かを判断して、警備解除ボタンを、液晶タッチパネル102に表示するものである。
【0075】
図8は、実施の形態2にかかる警報装置800の構成を示すブロック図である。図8に示すとおり、本実施の形態の警報装置800は、ID情報入力部101と、液晶タッチパネル102と、制御部810と、メッセージ出力部103とから構成され、監視対象の警備区域に設置された各種防犯センサ120a〜120nに接続されている。ここで、ID情報入力部(カードリーダ)101、液晶タッチパネル102、メッセージ出力部103、各種防犯センサ120a〜120nの構成は実施の形態1の警報装置100と同様であるため、図1と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0076】
制御部810は、警報装置800におけるID情報の照合や、警備状態の切替え、液晶タッチパネル102への表示、液晶タッチパネル102からのタッチ入力、防犯センサ120a〜120nの警備可能状態の判別などの各種制御を行うものである。この制御部810は、検知信号入力部111と、判別部801と、警備状態切替部112と、照合部113と、警報送信部116と、タッチ検出部117と、表示制御部818と、ID情報記憶部114と、警備状態記憶部115とから構成されている。
【0077】
ここで、検知信号入力部111、警備状態切替部112、照合部113、警報送信部116、タッチ検出部117、ID情報記憶部114および警備状態記憶部115の構成は、実施の形態1の警報装置100と同様であるため、図1と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0078】
判別部801は、各種防犯センサ120a〜120nが警備の開始に適した状態であるか否かという警備可能状態、即ち窓や扉を閉め忘れていてセンサが侵入者を検知した場合と同様の検知信号を発しているかを常時判別している。そして、その判別結果を、窓や扉を閉め忘れていてセンサが侵入者を検知した場合と同様の検知信号を発している場合には「警備不可能」、前記検知信号を発していない場合には「警備可能」として保持している。
【0079】
本実施の形態における表示制御部818は、実施の形態1の表示制御部118と同様に、警備ボタン、警備解除ボタンを含む各種描画情報を生成して表示属性を設定し、画面上の位置座標を指定して生成した描画情報を液晶タッチパネル102に表示する。さらに本実施の形態の表示制御部818は、警備ボタンを表示する際に、判別部801に判別結果を問い合わせ、警備可能状態が警備可能である場合にのみ警備ボタンを表示する制御を行っている。
【0080】
本実施の形態の警報装置800においては、表示制御部818による液晶タッチパネル102への警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示処理が実施の形態1の警報装置100と異なっている。警備切替の全体処理、警備状態切替部112による警備状態の切替処理については、実施の形態1にかかる警報装置100と同様である。
【0081】
図9は、表示制御部818による液晶タッチパネル102への警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。表示制御部818では、まず警備状態記憶部115からの警備状態を読み込み(ステップS901)、警備状態を判断する(ステップS902)。そして、現在の警備状態が警備解除モードの場合(ステップS902:警備解除モード)、すなわち警備区域が警備中でない場合には、各種防犯センサ120a〜120nが警備に適した状態か否か、すなわち上述の現在、警備可能状態か否かの判別結果を判別部801から取得し(ステップS903)、取得した警備可能状態が警備可能か否かを判断する(ステップS904)。
【0082】
そして、警備可能状態が警備可能でない場合(警備不可能な場合)には(ステップS904:No)、「警備を開始できません」等のメッセージ内容とともにメッセージ要求信号をメッセージ出力部103に送出し、これによりメッセージ出力部103によって上記エラーメッセージが出力される(ステップS909)。
【0083】
一方、ステップS904で、警備可能状態が警備可能である場合には(ステップS904:Yes)、警備ボタンの表示を行う(ステップS905〜S908)。ここで、警備ボタンの表示処理は、実施の形態1における表示制御部118による処理(図3におけるステップS303〜S306)と同様に行われる。
【0084】
また、ステップS902において、警備状態が警備モードである場合の警備解除ボタンの表示処理(ステップS910〜S913)は、実施の形態1における表示制御部118による処理(図3におけるステップS307〜S310)と同様に行われる。
【0085】
このように実施の形態2にかかる警報装置800では、表示制御部818によって、判別部801による判別結果が各種防犯センサ120a〜120nが警備に適した状態にあると判断した場合にのみ、警備ボタンを液晶タッチパネル102に表示させているので、各種防犯センサ120a〜120nが検知信号を出力中などの警備に適さない状態にある場合には、物理的に警備状態の警備モードへの切り替えが不可能となり、警備区域が無警備状態になることを防止することができる。
【0086】
(実施の形態3)
実施の形態1および2にかかる警報装置100、800は、液晶タッチパネル102に警備ボタンと警備解除ボタンのいずれか一方を、現在の警備モードに応じて表示するものであったが、この実施の形態3にかかる警報装置は、液晶タッチパネル102に警備ボタンと警備解除ボタンを同時に表示するものである。
【0087】
実施の形態3にかかる警報装置の構成は、実施の形態1で示した図1の構成と同様である。ただし、本実施の形態における表示制御部118は、警備状態の各モードに拘わらず、液晶タッチパネル102に警備ボタンと警備解除ボタンを同時に表示するようになっている。
【0088】
また、警備状態切替部112は、警備状態によって警備ボタンまたは警備解除ボタンからのタッチ操作を無効としている。すなわち、警備状態が警備モードの場合には、警備ボタンがタッチされても警備信号を送出せず、警備状態が警備解除モードの場合には、警備解除ボタンがタッチされても警備解除信号を送出しないように制御している。
【0089】
図10は、本実施の形態にかかる警報装置100の表示制御部118による液晶タッチパネル102への警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0090】
表示制御部118では、警備ボタンを液晶タッチパネル102に表示するために次の処理を行う。まず、描画する警備ボタンおよびその周辺部分の領域の形状を生成し(ステップS1001)、生成された警備ボタンおよび周辺部分(バックライト等)の表示属性を設定し(ステップS1002)、警備ボタンおよび周辺部分の領域の座標位置を決定する(ステップS1003)。
【0091】
また、表示制御部118では、警備解除ボタンを液晶タッチパネル102に表示するために次の処理を行う。まず、描画する警備解除ボタンおよびその周辺部分の領域の形状を生成し(ステップS1004)、生成された警備解除ボタンおよび周辺部分(バックライト等)の表示属性を設定し(ステップS1005)、警備ボタンおよび周辺部分の領域の座標位置を決定する(ステップS1006)。
【0092】
次に、表示制御部118は、背景の表示属性の設定を行い(ステップS1007)、警備ボタン、警備解除ボタン、各周辺部分の領域、および背景を液晶タッチパネル102に出力する(ステップS1008)。これにより、液晶タッチパネル102の画面に警備ボタンと警備解除ボタンが表示されることになる。
【0093】
図11は、本実施の形態の液晶タッチパネル102の画面上における警備ボタンと警備解除ボタンの表示例を示す説明図である。図11に示すように、本実施形態の警報装置100では、警備状態に拘わらず、警備ボタンと警備解除ボタンの両方が表示されることになる。
【0094】
ここで、ステップS1002およびS1005で、警備ボタンと警備解除ボタンまたは各周辺部分の領域の表示属性を異なる属性に設定すると、各両ボタンまたは各周辺領域が異なって液晶タッチパネル102に表示される。表示属性としては、輝度、明度、彩度、色彩、反転の有無などを設定することができる。図12は、警備ボタンの周辺部分(バックライト)と警備解除ボタンの周辺部分(バックライト)を異なる表示属性で表示した場合の表示例を示す説明図である。なお、この図では、各ボタンのハッチング種別により表示属性の相違を示している。図12に示すように、警備ボタンまたはその周辺部分の表示属性と警備解除ボタンまたはその周辺部分の表示属性とが異なった属性で表示されている。このように各ボタンまたはその周辺部分の表示属性を変えることにより、操作者に対し現在の警備状態において行うべきボタンのタッチ操作を視覚的に認識させることができ、誤操作を未然に防止することができる。例えば、操作者が帰宅時に警備を解除しようと思ってカードリーダ101にIDカードを挿入する操作を行ったが、誤って警備解除ボタンをタッチして、その場を立ち去ってしまうという誤操作を回避することが可能となる。
【0095】
また、ステップS1001およびS1004で、警備ボタンと警備解除ボタンの形状を異なる形状で生成しても良い。図13は、警備ボタンの形状と警備解除ボタンの形状を異なる形状で生成した場合の表示例を示す説明図である。この場合も、各ボタンの形状の相違によって、操作者に対し現在の警備状態において行うべきボタンのタッチ操作を視覚的に認識させることができ、誤操作を未然に防止することができる。
【0096】
次に、警備状態切替部112による警備状態の切替処理について説明ずる。図14は、警備状態切替部112による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。
【0097】
警備状態切替部112は、タッチ検出部117から信号を入力すると、入力信号が警備信号か警備解除信号かを判断する(ステップS1401)。そして、入力信号が警備信号の場合には、警備状態記憶部115から現在の警備状態を取得し(ステップS1402)、取得した警備状態が警備モードか警備解除モードかを判断する(ステップS1403)。
【0098】
そして、警備状態が警備モードの場合には(ステップS1403:警備モード)、警備モードにも拘わらず、液晶タッチパネル102の画面上で警備ボタンが表示されたことになるので、警備状態の警備モードへの移行は行わず、「すでに警備が開始されています」等のメッセージ内容とともにメッセージ出力部103にメッセージ要求信号を送出する(ステップS1405)。これによって、メッセージ出力部103によって、上記エラーメッセージが出力される。
【0099】
一方、ステップS1403において、現在の警備状態が警備解除モードの場合には、警備状態を警備モードに移行する(ステップS1404)。すなわち、警備状態記憶部115に設定されている警備状態を警備モードに変更し、「警備を開始します」等のメッセージ内容とともに、メッセージ出力部103にメッセージ要求信号を送出する。
【0100】
ステップS1401において、タッチ検出部117からの入力信号が警備解除信号である場合には、警備状態記憶部115から現在の警備状態を取得し(ステップS1406)、取得した警備状態が警備モードか警備解除モードかを判断する(ステップS1407)。
【0101】
そして、警備状態が警備解除モードの場合には(ステップS1407:警備解除モード)、警備解除モードにも拘わらず、液晶タッチパネル102の画面上で警備解除ボタンが表示されたことになるので、警備状態の警備解除モードへの移行は行わず、「すでに警備が解除されています」等のメッセージ内容とともにメッセージ出力部103にメッセージ要求信号を送出する(ステップS1409)。これによって、メッセージ出力部103によって、上記エラーメッセージが出力される。
【0102】
一方、ステップS1407において、現在の警備状態が警備モードの場合には(ステップS1407:警備モード)、警備状態を警備解除モードに移行する(ステップS1408)。すなわち、警備状態記憶部115に設定されている警備状態を警備解除モードに変更し、「警備を解除します」等のメッセージ内容とともに、メッセージ出力部103にメッセージ要求信号を送出する。
【0103】
このように実施の形態3にかかる警報装置100では、表示制御部118によって、入力されたID情報が正当であると判断された場合に、警備解除ボタンと警備ボタンとを、液晶タッチパネル102に同時に表示させ、警備状態切替部112によって、現在の警備状態が警備モードであるときにのみ液晶タッチパネル102からの警備解除ボタンのタッチ操作を受け付けて警備状態を警備解除モードに切り替える。また、警備状態が警備解除モードのときにのみ液晶タッチパネル102からの警備ボタンのタッチ操作を受け付けて警備状態を警備モードに切り替える。このため、警備切替の際に、液晶タッチパネル102への警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示、表示された各ボタンのタッチ操作という視覚的要素を含む操作を、ID情報のカードリーダ101への入力操作と併せて2段階で操作者に行わせている。このため、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0104】
また、実施の形態3にかかる警報装置100では、警備状態が警備モードであるときにのみ警備解除ボタンのタッチ操作を受け付け、警備状態が警備解除モードであるときにのみ警備ボタンのタッチ操作を受け付けるので、液晶タッチパネル102から警備ボタンと警備解除ボタンの誤ったタッチ操作がされた場合でも警備状態の切り替えは行われず、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0105】
(実施の形態4)
実施の形態1〜3にかかる警報装置100、800は、液晶タッチパネル102から警備ボタンまたは警備解除ボタンのタッチ操作を行った場合、特に液晶タッチパネル102の画面は変化しないものであったが、この実施の形態4にかかる警報装置100は、警備ボタンまたは警備解除ボタンのタッチ操作を行った場合、警備ボタンまたは警備解除ボタン、各周辺部分の領域あるいは画面の背景(バックライト)の表示属性を変更するものである。
【0106】
実施の形態4にかかる警報装置の構成は、実施の形態3の警報装置100の構成(図1の構成)と同様である。ただし、本実施の形態における警備状態切替部112は、タッチ操作のあったボタンの表示属性を変更する属性変更要求信号を表示制御部118に送出し、当該属性変更要求信号を受けた表示制御部118は、要求のあったボタンの表示属性を変更するようになっている。
【0107】
次に、警備状態切替部112による警備状態の切替処理について説明する。なお、表示制御部118による警備ボタンおよび警備解除ボタンの液晶タッチパネル102への表示処理は、実施の形態3の警報装置100における表示処理と同様に行われる。
【0108】
図15は、警備状態切替部112による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。警備状態切替部112は、まず、表示制御部118に対し、タッチ検出部117によって検出した警備ボタンまたは警備解除ボタンの表示属性を変更する旨の属性変更要求信号を送出する(ステップS1501)。そして、警備状態切替部112は、警備状態の切替処理を行う(ステップS1502〜S1510)。この警備状態の切替処理は、実施の形態3の切替処理(図14におけるステップS1401〜S1409)と同様の処理が行われる。
【0109】
一方、属性変更要求信号を受け取った表示制御部118は、タッチ操作のあったボタンの表示属性を変更して液晶タッチパネル102への再表示を行う。ここで、表示属性としては、輝度、明度、彩度、色彩、反転の有無などを設定することができる。図16(a)は、タッチ操作のあった警備ボタンの表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。
【0110】
また、ボタンの表示属性ではなく、各ボタンの周辺部分の領域、あるいは画面背景(バックライト)の表示属性を変更するように構成しても良い。図16(b)は、タッチ操作のあった警備ボタンの周辺部分の領域の表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。図16(c)は、タッチ操作があった場合、画面背景の全体(バックライト)の表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。
【0111】
このように実施の形態4にかかる警報装置100では、警備状態切替部112によって、タッチ操作がされたボタンの属性変更要求を表示制御部118に対して行い、表示制御部118によって、液晶タッチパネル102からタッチ操作がされたボタンの表示属性を変更して液晶タッチパネル102に表示させているので、操作者にボタンをタッチ操作したことおよび自分がタッチ操作したボタンを確認させ、ボタンの誤操作による警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0112】
すなわち、液晶タッチパネル102に描画されるボタンは、通常の機械的なボタンと比較して、押下(タッチ操作)の際の感度は比較的良好でない。しかし、かかる感度の不良によって、逆に誤操作を低減させることができる。また、操作者は、例えば、駅等の切符販売で慣用されている、タッチ操作を行った表示属性の変更というフィードバックによって、確かに入力したということを認識することができ、誤操作防止と操作者の確認の便宜となる。
【0113】
(実施の形態5)
実施の形態1〜4にかかる警報装置100、800は、液晶タッチパネル102から警備ボタンまたは警備解除ボタンをタッチした場合、直ちにタッチ検出部117によって警備信号または警備解除信号を警備状態切替部112に送出していたが、この実施の形態5にかかる警報装置1700は、警備ボタンまたは警備解除ボタンを所定時間継続してタッチしないと警備信号または警備解除信号を発しない構成としたものである。
【0114】
図17は、実施の形態5にかかる警報装置1700の構成を示すブロック図である。図17に示すとおり、本実施の形態の警報装置1700は、ID情報入力部101と、液晶タッチパネル102と、制御部1710と、メッセージ出力部103と、タイマ1720とから構成され、監視対象の警備区域に設置された各種防犯センサ120a〜120nに接続されている。ここで、ID情報入力部(カードリーダ)101と、液晶タッチパネル102と、メッセージ出力部103と、各種防犯センサ120a〜120nの構成は実施の形態1の警報装置100と同様であるため、図1と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0115】
タイマ1720は、制御部1710に接続され、タッチ検出部1717の要求によって起動し、液晶タッチパネル102からのタッチ操作が行われてからの時間を計時するものである。なお、本実施の形態の警報装置1700では、タイマ1720としてハードウェアタイマを使用している。ただし、タイマ1720をソフトウェアで構成することも可能である。
【0116】
制御部1710は、警報装置1700におけるID情報の照合や、警備状態の切替え、液晶タッチパネル102への表示、液晶タッチパネル102からのタッチ入力、防犯センサ120a〜120nの警備可能状態の判別などの各種制御を行うものである。この制御部1710は、検知信号入力部111と、判別部801と、警備状態切替部112と、照合部113と、警報送信部116と、タッチ検出部1717と、表示制御部818と、ID情報記憶部114と、警備状態記憶部115とから構成されている。
【0117】
ここで、警備状態切替部112、照合部113、警報送信部116、ID情報記憶部114および警備状態記憶部115、判別部801の構成は、実施の形態2の警報装置800と同様であるため、図8と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
【0118】
本実施の形態のタッチ検出部1717は、本発明における入力検出手段を構成し、実施の形態2のタッチ検出部117と同様に、液晶タッチパネル102の画面上からタッチ操作が行われたときに送出されるタッチ信号を検出し、タッチ操作が行われたボタンが警備ボタンか警備解除ボタンかを判断する。また、タッチ検出部1717は、タッチ信号を検出したときにタイマ1720を起動し、警備ボタンのタッチ信号の場合にはタッチ信号の入力が一定時間T1経過まで継続して行われたときに警備信号を警備状態切替部112に送出する。また、警備解除ボタンのタッチ信号の場合には、タッチ信号の入力が一定時間T2経過まで継続して行われたときに警備解除信号を警備状態切替部112に送出する。なお、一定時間T1は一定時間T2より、短く設定されている。このため、帰宅時の急いでいるときに、警備状態を警備モードに切り替えるために要する時間が短時間ですみ操作者の便宜が図られる。
【0119】
次に、タッチ検出部1717によるタッチ操作の検出処理について説明する。なお、表示制御部818による警備ボタンおよび警備解除ボタンの液晶タッチパネル102への表示処理は、実施の形態2の警報装置800における各処理と同様に行われる。
【0120】
図18は、タッチ検出部1717によるタッチ操作の検出処理の手順を示すフローチャートである。タッチ検出部1717は、液晶タッチパネル102からのタッチ操作によるタッチ信号を検出すると、タイマ1720を起動する(ステップS1801)。
【0121】
そして、タッチ検出部1717は入力されたタッチ信号のボタンの種別を判断する(ステップS1802)。判断の結果、警備ボタンのタッチ操作と判断した場合には(ステップS1802:警備ボタン)、一定時間T1が経過するまで、警備ボタンのタッチ信号の入力が継続して行われたか否かを判断し(ステップS1803)、一定時間T1経過まで入力が継続して行われた場合に警備信号を警備状態切替部112に送出する(ステップS1804)。一定時間T1経過までにタッチ信号の入力が行われなくなったら、タイマの初期化を行って再度タッチ操作の待ち状態となる。
【0122】
一方、ステップS1802における判断の結果、警備解除ボタンのタッチ操作と判断した場合には(ステップS1802:警備解除ボタン)、一定時間T2が経過するまで、警備解除ボタンのタッチ信号の入力が継続して行われたか否かを判断し(ステップS1805)、一定時間T2経過まで入力が継続して行われた場合に警備解除信号を警備状態切替部112に送出する(ステップS1806)。一定時間T2経過までにタッチ信号の入力が行われなくなったら、タイマの初期化を行って再度タッチ操作の待ち状態となる。
【0123】
警備信号または警備解除信号の送出後、警備状態切替部112による警備状態の切替処理が行われる。警備状態切替部112による警備状態の切替処理は、実施の形態2の警報装置800における各処理と同様に行われる。
【0124】
このように実施の形態5にかかる警報装置1700では、タッチ検出部1717によって、警備ボタンが一定時間T1以上タッチされたときに警備信号を警備状態切替部112に送出し、警備解除ボタンが一定時間T2以上タッチされたときに警備解除信号を警備状態切替部112に送出しているので、操作者が現在の警備状態を認識することができ、ボタンの誤操作による警報装置1700の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【0125】
なお、実施の形態5にかかる警報装置では、タッチ操作時間T1をT2より短く設定しているが、T1とT2とを異なる時間に設定すれば、いずれを長く設定しても良い。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。また、この請求項1にかかる発明によれば、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0127】
また、請求項2にかかる発明によれば、警備状態によって指定すべき指示情報を操作者に視覚的に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0128】
また、請求項3にかかる発明によれば、警備状態によって指定すべき指示情報を表示属性の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0129】
また、請求項4にかかる発明によれば、警備区域が無警備状態になることを防止することができるという効果を奏する。
【0130】
また、請求項5にかかる発明によれば、操作者は現在の警備状態を把握することが容易となり、警備切替時の誤操作を防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。また、この請求項5にかかる発明によれば、表示入力手段から警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定がされた場合でも警備状態の切り替えは行わず、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0131】
また、請求項6にかかる発明によれば、警備状態によって指定すべき指示情報を表示属性の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0132】
また、請求項7にかかる発明によれば、警備状態によって指定すべき指示情報を形状の相違によって操作者に視覚的により明確に認識させ、警備指示情報と警備解除指示情報の誤った指定を未然に防止し、警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0133】
また、請求項8にかかる発明によれば、操作者に指示情報を指定したことおよび自分が指定した指示情報を確認させ、指示情報の誤操作による警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができるという効果を奏する。
【0134】
また、請求項9にかかる発明によれば、操作者が現在の警備状態を認識することができ、指示情報の誤操作による警報装置の誤報のさらなる低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる警報装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる警報装置における警備状態の切替の全体処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態1の表示制御部による液晶タッチパネルに対する警備ボタンまたは警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図4(a)は、実施の形態1の警報装置において液晶タッチパネル画面上における警備ボタンの表示例を示す説明図であり、図4(b)は、警備解除ボタンの表示例を示す説明図である。
【図5】図5(a)および(b)は、実施の形態1の警報装置において警備ボタンと警備解除ボタンを異なる座標位置に表示した場合の表示例を示す説明図である。
【図6】図6(a)および(b)は、実施の形態1の警報装置において警備ボタンと警備解除ボタンを異なる表示属性で表示した場合の表示例を示す説明図である。
【図7】実施の形態1の警備状態切替部による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2にかかる警報装置の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態2の表示制御部による液晶タッチパネルへの警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態3の表示制御部による液晶タッチパネルへの警備ボタンおよび警備解除ボタンの表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態3の液晶タッチパネル画面上における警備ボタンと警備解除ボタンの表示例を示す説明図である。
【図12】実施の形態3の警備ボタンの周辺部分と警備解除ボタンの周辺部分を異なる表示属性で表示した場合の表示例を示す説明図である。
【図13】実施の形態3の警備ボタンの形状と警備解除ボタンの形状を異なる形状で生成した場合の表示例を示す説明図である。
【図14】実施の形態3の警備状態切替部による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態4の警備状態切替部による警備状態の切替処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】図16(a)は、実施の形態3の警報装置においてタッチ操作のあった警備ボタンの表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。図16(b)は、タッチ操作のあった警備ボタンの周辺部分の領域の表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。図16(c)は、タッチ操作があった場合、画面背景の全体の表示属性を変更して再表示した場合の例を示す説明図である。
【図17】実施の形態5にかかる警報装置の構成を示すブロック図である。
【図18】実施の形態5のタッチ検出部によるタッチ操作の検出処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】従来の警報装置の構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100,800,1700 警報装置
101 ID情報入力部(カードリーダ)
102 液晶タッチパネル
103 メッセージ出力部
110,810,1710 制御部
111 検知信号入力部
112 警備状態切替部
113 照合部
114 情報記憶部
115 警備状態記憶部
116 警報送信部
117 タッチ検出部
118,818 表示制御部
120a〜120n 各種防犯センサ
801 判別部
1717 タッチ検出部
1720 タイマ

Claims (9)

  1. 監視対象の警備区域における異常を検知する検知手段に接続され、警備区域が警備中のときに、前記検知手段によって異常が検知された場合に警報を監視センタに出力する警報装置であって、
    固有の識別情報を入力させる識別情報入力手段と、
    描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力する表示入力手段と、
    前記識別情報入力手段によって入力された識別情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、
    前記照合手段によって前記入力された識別情報が正当であると判断された場合に、前記警備区域の警備状態が警備のときには前記表示入力手段に警備解除を指定する警備解除指示情報を表示し、前記警備状態が警備でないときには前記表示入力手段に警備開始を指定する警備指示情報を表示させる表示制御手段と、
    前記表示入力手段から前記警備指示情報が指定された場合に前記警備状態を警備に切替え、前記表示入力手段から前記警備解除指示情報が指定された場合に前記警備状態を警備解除に切替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする警報装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記警備指示情報と前記警備解除指示情報とを、前記表示入力手段の異なる位置に表示させることを特徴とする請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記警備指示情報またはその周辺領域の表示属性と前記警備解除指示情報またはその周辺領域の表示属性とを異なる属性に設定して前記表示入力手段に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の警報装置。
  4. 前記検知手段が警備に適した状態にあるか否かを判断する判別手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記判別手段によって前記検知手段が警備に適した状態にあると判断した場合にのみ、前記警備指示情報を前記表示入力手段に表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報装置。
  5. 監視対象の警備区域における異常を検知する検知手段に接続され、警備区域が警備中のときに、前記検知手段によって異常が検知された場合に警報を監視センタに出力する警報装置であって、
    固有の識別情報を入力させる識別情報入力手段と、
    描画情報を表示し、表示された描画情報に対する指示操作を入力する表示入力手段と、
    前記識別情報入力手段によって入力された識別情報が正当であるか否かを判断する照合手段と、
    前記照合手段によって前記入力された識別情報が正当であると判断された場合に、警備解除を指定する警備解除指示情報と、警備開始を指定する警備指示情報とを、前記表示入力手段に同時に表示させる表示制御手段と、
    前記警備状態が警備であるときにのみ、前記表示入力手段による前記警備解除指示情報の指定を受け付けて前記警備状態を警備解除に切り替え、前記警備状態が警備でないときにのみ、前記表示入力手段による前記警備指示情報の指定を受け付けて前記警備状態を警備解除に切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする警報装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記警備指示情報の表示属性と前記警備解除指示情報の表示属性を、および/または前記警備指示情報の周辺領域の表示属性と前記警備解除指示情報の周辺領域の表示属性を、異なる属性に設定して前記表示入力手段に同時に表示させることを特徴とする請求項5に記載の警報装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記警備指示情報の描画形状と前記警備解除指示情報の描画形状とを異なる形状で生成し、前記表示入力手段に表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の警報装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記表示入力手段による前記警備解除指示情報または前記警備指示情報の指定があった場合、指定された指示情報の表示属性を変更して前記表示入力手段に表示させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の警報装置。
  9. 前記表示入力手段から前記警備指示情報が第1の所定時間以上指定されたときに、警備開始を前記切替手段に指示し、前記表示入力手段から前記警備解除指示情報が前記第1の所定時間と異なる第2の所定時間以上指定されたときに警備解除を前記切替手段に指示する入力検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011191927A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Ntt Docomo Inc 情報処理装置及び処理実行方法

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