JP2004042813A - フォークリフトのブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルブレーキペダルに不慣れなオペレータでも左足のポジションを気にせずに安心して操縦ができるフォークリフトのブレーキ装置を提供する。
【解決手段】右ブレーキペダル4に対して左ブレーキペダル6を回転可能に設け、各ブレーキペダル4,6を互いに独立して非操作位置に付勢する左右の戻しバネ9,8が設けられ、左ブレーキペダル6を踏み込んだ時には右ブレーキペダル4に連動する右ストッパ10に左ブレーキペダルに連動する左ストッパ11が受止められて左右両ブレーキペダル6,4が連動し、右ブレーキペダル4を踏み込んだ時には右ストッパ10が左ストッパ11から離隔して左ブレーキペダル6が左戻しバネ9により非操作位置に保持されるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、右ブレーキペダルと、左ブレーキペダルとを備えるフォークリフトのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォークリフトのブレーキ装置として、ユーザの要望により例えば右足でアクセル操作をしながら左足でブレーキを踏んで微妙な速度調整ができるようにするために、図10の斜視図に示すように、ハンドルシャフト101を挟んで右足で操作する右ブレーキペダル102と、左足で操作する左ブレーキペダル103とを備えるものがある。
【0003】
図11の構成図に示すように、左右のブレーキペダル103、102は、車体に固定されるブラケット104に左右軸心回りに回転可能に支持させたパイプシャフト105にそれぞれアーム107、106を介して固定され、左右いずれのブレーキペダル103、102を踏み込んでも左右両ブレーキペダル103、102が連動するようにしている。
【0004】
又、図12の構成図に示すように、車体に固定されるブラケット104に左右軸心回りに回転可能に支持させたパイプシャフト105にアーム106を介して右ブレーキペダル102を固定し、この右ブレーキペダル102のアーム106にステー108を介して左ブレーキペダル103を固定することにより、左右のブレーキペダル103、102を互いに連動させることもある。
【0005】
図11及び図12に示すように、左右のブレーキペダル103、102はパイプシャフト105とブラケット104とにわたって架着された戻しバネ109により非操作位置に付勢され、左右いずれか一方のブレーキペダル103,102を踏み込むと、リミットスィッチからなるブレーキスィッチ110がオンになってブレーキランプが点灯される。又、パイプシャフト105にはマスタシリンダ111のピストンロッド112を連動させ、左右いずれか一方のブレーキペダルを所定量以上踏み込むとマスタシリンダ111から制動輪のブレーキシリンダに作動油が押出されてブレーキが効くようにしている。
【0006】
なお、必要に応じて、ブレーキスィッチ110がオンになると、走行モータに電磁ブレーキを掛けたり、回生制動、プラッギングなどの電気制動を掛けたりするように構成したものがある。
【0007】
又、この構成において、ブレーキスィッチ110を2個設け、ブレーキランプが点灯されるブレーキペダル103、102の踏み込み量と電磁ブレーキや電気制動がオンになる踏み込み量とを異ならせるようにしたものもある。
【0008】
なお、図11及び図12において、符号113は作動油を貯留するリザーバタンクを示し、符号114はリザーバタンク113からマスタシリンダ111に作動油を補給する作動油配管を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これらの従来技術によれば、左右のブレーキペダル103、102が常時連動するように構成されているので、この種の機種に不慣れなオペレータが操縦すると、右ブレーキペダル102を操作する時に左ブレーキペダル103で左足を踏みつけるおそれがあり、左足のポジションが気になって操縦の妨げとなることがある。
【0010】
本発明は、この従来技術の課題を解消し、デュアルブレーキペダルに不慣れなオペレータでも安心して操縦ができるフォークリフトのブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係るフォークリフトのブレーキ装置は、右ブレーキペダルと、左ブレーキペダルとを備えるフォークリフトのブレーキ装置において、先ず、右ブレーキペダルに対して左ブレーキペダルを回転可能に設けると共に、各ブレーキペダルを互いに独立して非操作位置に付勢する左右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパとが設けられ、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパに左ストッパが受止められて左右両ブレーキペダルが連動し、右ブレーキペダルを踏み込んだ時に右ストッパが左ストッパから離隔して左ブレーキペダルが左戻しバネにより非操作位置に保持されることを特徴とする、という技術的手段を採用する。
【0012】
これによれば、右ブレーキペダルを踏み込んだ時には左ブレーキペダルが非操作位置に保持されるので、左ブレーキペダルでオペレータの左足が踏みつけられるおそれがなくなり、不慣れなオペレータでも左足のポジションに気を取られることなく安心して操縦ができるようになる。
【0013】
又、前記目的を達成するため、本発明に係る他のフォークリフトのブレーキ装置は、右ブレーキペダルと、左ブレーキペダルとを備えるフォークリフトのブレーキ装置において、左右両ブレーキペダルを共通の回転軸心の周りにそれぞれ回転可能に支持するセンタシャフトが該回転軸心の周りに回転可能に設けられ、各ブレーキペダル及びセンタシャフトを互いに独立して非操作位置に付勢する左、中及び右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパと、センタシャフトに連動する左右のセンタストッパとが設けられ、右ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパが右センタストッパに受止められて右ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、左センタストッパが右ストッパから離隔して左ブレーキペダルが非操作位置に保持され、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には左ストッパが左センタストッパに受止められて左ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、右センタストッパが右ストッパから離隔して右ブレーキペダルが非操作位置に保持されることを特徴とするという技術的手段を採用する。
【0014】
これによれば、右ブレーキペダルを踏み込んだ時には左ブレーキペダルが非操作位置に保持されるので、左ブレーキペダルでオペレータの左足が踏みつけられるおそれがなくなり、不慣れなオペレータでも左足のポジションに気を取られることなく安心して操縦ができるようになる。
【0015】
又、左右の戻しバネの張力を均等に設定すれば、右ブレーキペダルの操作力と左ブレーキペダルの操作力を均等にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例に係るフォークリフトのブレーキ装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りである。
【0017】
図1は、本発明の一実施例に係るフォークリフトのブレーキ装置の構成図であり、この図1に示すように、車体に取付けられるブラケット1に軸2を介してパイプシャフト3が左右軸心周りに回転自在に支持され、このパイプシャフト3に右ブレーキペダル4のアーム5の上端部が例えば溶接により固定される。又、左ブレーキペダル6のアーム7は前記軸2に前記パイプシャフト3及び右ブレーキペダル4から独立してこれらの回転軸心の回りに回転可能に支持される。
【0018】
もっとも、前記左ブレーキペダル6を前記パイプシャフト3の左端部に回転可能に外嵌させてもよい。
【0019】
ところで、前記パイプシャフト3とブラケット1との間には、右ブレーキペダル4を非操作位置に付勢する右戻しバネ8が架着され、左ブレーキペダル6のアーム7とブラケット1との間には左ブレーキペダル6を非操作位置に付勢する左戻しバネ9が架着される。
【0020】
又、図2は右ブレーキペダル4及びパイプシャフト3の正面図であり、図3はその側面図であり、これら図2と図3とに示すように、前記パイプシャフト3の左端部には短いアーム状の右ストッパ10が例えば溶接により固定される。
【0021】
更に、図4は左ブレーキペダル6の正面図であり、図5はその側面図であり、これら図4と図5とに示すように、前記右ストッパ10の回転領域内で、左ブレーキペダル6のアーム7の右側面にこの右ストッパ10を非操作位置側から受止める突起状の左ストッパ11が例えば溶接により固定される。
【0022】
もっとも、前記パイプシャフト3と右ストッパ10は例えば一体鋳造などにより一体物として形成してもよく、又、右ブレーキペダル4、パイプシャフト3及び右ストッパ10を例えば一体鋳造により一体物として形成してもよい。更に、左ブレーキペダル6と左ストッパ11とを例えば一体鋳造により一体物として形成してもよい。
【0023】
図6は非操作時の左右両ブレーキペダルの関係を示す側面図であり、この図6に示すように、前記右ストッパ10が左ストッパ11に受止められ、前記左右のブレーキペダル6、4は図1に示す左右の戻しバネ9、8によって側面から見て重なって見える非操作位置に保持される。
【0024】
又、図7は右ブレーキペダル4操作時の左右両ブレーキペダルの関係を示す側面図であり、この図7に示すように、右ブレーキペダル4を踏み込むと、右ストッパ10が左ストッパ11から離隔し、左ブレーキペダル6は図1に示す左戻しバネ9により非操作位置に保持される。
【0025】
更に、図8は左ブレーキペダル6操作時の左右両ブレーキペダルの関係を示す側面図であり、この図8に示すように、左ブレーキペダル6を破線で示す非操作位置から2点鎖線で示す位置まで踏み込むと、左ストッパ11が右ストッパ10を押して右ブレーキペダル4が側面から左ブレーキペダル6と見て重なる位置に駆動される。
【0026】
なお、図1に示すように、前記ブラケット1にはマスタシリンダ12が支持され、このマスタシリンダ12のピストンロッド13をパイプシャフト3に連動させることにより、右ブレーキペダル4を操作しても、左ブレーキペダル6を操作しても油圧ブレーキが掛けられるようにしている。
【0027】
又、このマスタシリンダ12に作動油配管14を介して供給される作動油を貯留するリザーブタンク15も前記ブラケット1に支持させている。
【0028】
更に、前記ブラケット1には右ブレーキペダル4が非操作位置にある時はオフになり、右ブレーキペダル4が所定両踏み込まれるとオンに切換わる例えばリミットスィッチからなるブレーキスィッチ16と、左ブレーキペダル6が非操作位置にある時はオフになり、左ブレーキペダル6が所定両踏み込まれるとオンに切換わる例えばリミットスィッチからなるブレーキスィッチ16Aとを支持させ、この左のブレーキスィッチ16A、又は右のブレーキスィッチ16のいずれかがオンになると、ブレーキランプが点灯されるようになっている。
【0029】
さて、このフォークリフトのブレーキ装置によれば、右ブレーキペダル4を操作する時には、左ブレーキペダル6が左戻しバネ9により非操作位置に保持されるので、オペレータの左足が左ブレーキペダル6により踏みつけられるおそれがなくなる。その結果、不慣れなオペレータでも左足のポジションを気にせずに安心して操縦できるようになるのである。
【0030】
又、左ブレーキペダル6の操作は左右両戻しバネ9、8の付勢力に抗して行われるので、踏み込みの浅い位置で微妙に踏み加減の調整をすることが容易になり、微妙な速度調整などが容易に行えるようになる。
【0031】
更に、左ブレーキペダル6の操作は左右両戻しバネ9、8の付勢力に抗して行われるので、左ブレーキペダル6を踏みすぎる傾向がある不慣れなオペレータが左ブレーキペダルを踏み込みすぎることを防止することができる。
【0032】
加えて、マスタシリンダ12が左右いずれのブレーキペダル6、4の操作でも操作されるパイプシャフト3に連動させているので、マスタシリンダ12の数や作動油配管14は従来と同じにしてコストアップを必要最低限に抑えることができる。
【0033】
なお、この実施例では左ブレーキペダル6でオン・オフさせる別のブレーキスィッチ16Aを設けて、左右のブレーキペダル6、4の操作感覚の差異に対応して左右のブレーキスイッチ16A、16がオンになり、ブレーキランプが点灯されるブレーキペダル6、4の操作量を異ならせている。即ち、左のブレーキスイッチ16Aは右のブレーキペダル4が右ブレーキスィッチ16をオンに切換える踏み込み量よりも左ブレーキペダル6の踏み込み量が浅いところでオンに切換わるようにして、微妙な速度制御をしている時にもブレーキランプが点灯するようにしている。
【0034】
図9は本発明の他の実施例に係るフォークリフトのブレーキ装置の構成図であり、この実施例では、ブラケット1に軸2を介して左右両ブレーキペダル6、4とこれらの間に配置されるパイプ状のセンタシャフト17とが前記軸2の軸心の周りにそれぞれ回転可能に支持される。
【0035】
又、右ブレーキペダル4のアーム5とブラケット1との間に右ブレーキペダル4を非操作位置に付勢する右戻しばね8が架着され、センタシャフト17とブラケット1との間にセンタシャフト17を非操作位置に付勢するセンタ戻しバネ18が架着され、左ブレーキペダル6のアーム7とブラケット1との間に左ブレーキペダル6を非操作位置に付勢する左戻しバネ9が架着される。
【0036】
ところで、この左ブレーキペダル6は前例の左ブレーキペダル6と同様に形成され、右ブレーキペダル4は右アーム5の下端の右方に折曲げた部分の長さが左アーム7の下端の左方に折曲げた部分の長さよりも長いことを除けば左ブレーキペダル6と左右反対勝手に形成されている。
【0037】
即ち、前例の左ブレーキペダル6と同様に、この実施例の左ブレーキペダル6のアーム7にはその右側に突出する突起からなる左ストッパ11が設けられ、右ブレーキペダル4のアーム7にはその左側に突出する突起からなる右ストッパ10が設けられる。
【0038】
前記センタシャフト17の左右両端部には左右のストッパ11、10に対応させた左右のセンタストッパ20、19が設けられ、このセンタストッパ20、19は前例の右ストッパ10と同様に短いアーム状に形成され、例えば非操作時にはこれら左右のセンタストッパ20、19が左右のストッパ11、10の下面に受止められるようにしている。
【0039】
右戻しバネ8及びセンタ戻しバネ18に抗して右ブレーキペダル4を踏み込むと、右センタストッパ19が左ストッパ10に押されて右ブレーキペダル4に連動してセンタシャフト17が回転するが、このセンタシャフト17の回転により左センタストッパ20は左ストッパ11から離れ、左ブレーキペダル6は左戻しバネ9により非操作位置に保持される。
【0040】
反対に左戻しバネ9及びセンタ戻しバネ18に抗して左ブレーキペダル6を踏み込むと、左センタストッパ20が左ストッパ11に押されてセンタシャフト17が回転し、このセンタシャフト17の回転により右センタストッパ19が右ストッパ10から離れ、右ブレーキペダル4は右戻しバネ8により非操作位置に保持される。
【0041】
これによれば、上述したように、右ブレーキペダル4を踏み込んだ時に左ブレーキペダル6が非操作位置に保持されるので、左ブレーキペダル6でオペレータの左足が踏みつけられるおそれがなくなり、不慣れなオペレータでも左足のポジションに気を取られることなく安心して操縦ができるようになる。
【0042】
又、左右の戻しバネ9、8の付勢力を均等に設定することにより、左右のブレーキペダル6、4の操作力を均等にすることができる。
【0043】
なお、図9に示すように、この実施例では、左右のブレーキペダル6、4の踏み込みはそれぞれ左右のブレーキスィッチ16A、16で検知させるようにしているが、センタシャフト17によりオン・オフされる一個のブレーキスィッチで左右いずれのブレーキペダル6、4の踏み込みでも検知できるように構成してもよい。
【0044】
また、この実施例では、ブラケット1に支持させたマスタシリンダ12のピストンロッド13はセンタシャフト17に連動させてあり、これによりマスタシリンダ12の数及び作動油配管14を従来と同じにしてコストアップを必要最小限に抑えているが、左右のブレーキペダル6、4に個別にピストンロッド13を連動させた2本のマスタシリンダ12を設けるようにしてもよい。この場合にはリザーブタンク15と各マスタシリンダ12とは二股分岐巻からなる作動油配管で接続される。
【0045】
さて、以上の各実施例では左右のブレーキペダル6、4の操作により油圧式ブレーキを操作するようにしているが、左右のブレーキペダル6、4で操作するブレーキはこれに限らず、例えば機械式ブレーキ、電磁ブレーキ、電気ブレーキなどを左右のブレーキペダル6、4で操作すること可能であり、これらブレーキのうち2種以上のものを操作することも可能である。
【0046】
なお、左右のブレーキペダル6、4で複数種類のブレーキを操作する場合、ペダルの踏み込み量により選択された1種又は複数種類のブレーキが作動するように構成することもできる。
【0047】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は、右ブレーキペダルに対して左ブレーキペダルを回転可能に設けると共に、各ブレーキペダルを互いに独立して非操作位置に付勢する左右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパとが設けられ、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパに左ストッパが受止められて左右両ブレーキペダルが連動し、右ブレーキペダルを踏み込んだ時に右ストッパが左ストッパから離隔して左ブレーキペダルが左戻しバネにより非操作位置に保持されるので、本発明によれば、右ブレーキペダルを操作する時に、左ブレーキペダルが左戻しバネにより非操作位置に保持されるから、オペレータの左足が左ブレーキペダルに踏みつけられるおそれがなくなる。その結果、デュアルブレーキペダルに不慣れなオペレータでも左足のポジションを気にせずに安心して操縦ができるようになるという効果を得ることができる。
【0048】
又、本発明によれば、左ブレーキペダルの操作は左右両戻しバネの付勢力に抗して行われるので、踏み込みの浅い位置で微妙な踏み加減の調整をすることが容易になり、微妙な速度調整が容易に行えるようになる。
【0049】
更に、本発明によれば、左ブレーキペダルの操作は左右両戻しバネの付勢力に抗して行われるので、左ブレーキペダルを踏みすぎる傾向がある不慣れなオペレータが左ブレーキペダルを踏み込みすぎることを防止することができる。
【0050】
加えて、本発明において、前記右ブレーキペダルにマスタシリンダのピストンを連動させると、マスタシリンダの数及びリザーバタンクからマスタシリンダへの作動油配管を従来と同様にすることができるので、コストアップを必要最小限に抑えることができるという効果を得ることができる。
【0051】
次に、本発明に係る他のフォークリフトのブレーキ装置は、左右両ブレーキペダルを共通の回転軸心の周りにそれぞれ回転可能に支持するセンタシャフトが該回転軸心の周りに回転可能に設けられ、各ブレーキペダル及びセンタシャフトを互いに独立して非操作位置に付勢する左、中及び右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパと、センタシャフトに連動する左右のセンタストッパとが設けられる。
【0052】
そして、右ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパが右センタストッパに受止められて右ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、左センタストッパが右ストッパから離隔して左ブレーキペダルが非操作位置に保持され、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には左ストッパが左センタストッパに受止められて左ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、右センタストッパが右ストッパから離隔して右ブレーキペダルが非操作位置に保持されるので、オペレータの左足が左ブレーキペダルで踏みつけられるおそれがなくなり、デュアルブレーキペダルに不慣れなオペレータでも左足のポジションを気にせずに安心して操縦ができるようになるという効果を得ることができる。
【0053】
又、ここで、左右の戻しバネの付勢力を均等に設定すれば、左右のブレーキペダルの操作力を均等にすることができるという効果を得ることができる。
【0054】
更に、マスタシリンダをセンタシャフトに連動させると、マスタシリンダの数及びリザーバタンクからマスタシリンダへの作動油配管を従来と同様にしてコストアップを必要最小限に抑えることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の正面図である。
【図3】本発明の側面図である。
【図4】本発明の正面図である。
【図5】本発明の側面図である。
【図6】本発明の側面図である。
【図7】本発明の側面図である。
【図8】本発明の側面図である。
【図9】本発明の構成図である。
【図10】従来例の斜視図である。
【図11】従来例の構成図である。
【図12】従来例の構成図である。
【符号の説明】
4 右ブレーキペダル
6 左ブレーキペダル
8 右戻しバネ
9 左戻しバネ
10 右ストッパ
11 左ストッパ
12 マスタシリンダ
13 ピストンロッド
17 センタシャフト
18 センタ戻しバネ

Claims (4)

  1. 右ブレーキペダルと、左ブレーキペダルとを備えるフォークリフトのブレーキ装置において、
    右ブレーキペダルに対して左ブレーキペダルを回転可能に設けると共に、各ブレーキペダルを互いに独立して非操作位置に付勢する左右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパとが設けられ、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパに左ストッパが受止められて左右両ブレーキペダルが連動し、右ブレーキペダルを踏み込んだ時に右ストッパが左ストッパから離隔して左ブレーキペダルが左戻しバネにより非操作位置に保持されることを特徴とするフォークリフトのブレーキ装置。
  2. 前記右ブレーキペダルにマスタシリンダのピストンロッドを連動させる請求項1に記載されたフォークリフトのブレーキ装置。
  3. 右ブレーキペダルと、左ブレーキペダルとを備えるフォークリフトのブレーキ装置において、
    左右両ブレーキペダルを共通の回転軸心の周りにそれぞれ回転可能に支持するセンタシャフトが該回転軸心の周りに回転可能に設けられ、各ブレーキペダル及びセンタシャフトを互いに独立して非操作位置に付勢する左、中及び右の戻しバネが設けられ、右ブレーキペダルに連動する右ストッパと、左ブレーキペダルに連動する左ストッパと、センタシャフトに連動する左右のセンタストッパとが設けられ、右ブレーキペダルを踏み込んだ時には右ストッパが右センタストッパに受止められて右ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、左センタストッパが右ストッパから離隔して左ブレーキペダルが非操作位置に保持され、左ブレーキペダルを踏み込んだ時には左ストッパが左センタストッパに受止められて左ブレーキペダルにセンタシャフトが連動すると共に、右センタストッパが右ストッパから離隔して右ブレーキペダルが非操作位置に保持されることを特徴とするフォークリフトのブレーキ装置。
  4. 前記センタシャフトにマスタシリンダのピストンを連動させる請求項3に記載されたフォークリフトのブレーキ装置。
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