JP2004042715A - 車両連結ゾーン安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラットホームからレール上への人や物の落下及び物の投げ捨てを防止すると共に、構造が簡単で、配設場所において自在性のある車両連結ゾーン安全装置を提供することを目的とする。
【解決手段】前車両1の後壁31から後車両2の前壁32に渡って配設される転落防止用シート体3と、後壁31又は前壁32に沿って転落防止用シート体3の一端縁部3a側を車両中心側に方向転換させる鉛直状ガイド体33と、車両中心側に配設されシート体3の一端縁部3aを引っ張りシート体3を常に鉛直平面状に保つ弾発付勢体4と、を備えるものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両連結ゾーン安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、駅のプラットホームにいる人(又は物)が、プラットホームと車両連結部との隙間からレール上へ落下しないように、車両連結ゾーンに安全装置が取り付けられている。
【0003】
そして、従来の車両連結ゾーン安全装置は、図10に示すように、車両連結ゾーンZの左右両側に夫々一対の安全板40,40が取り付けられているものが公知であった。具体的に述べると、前車両41の後壁側端縁と、後車両42の前壁側端縁とに、夫々、安全板40,40が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両連結ゾーン安全装置では、列車がカーブを曲がる際に前後の安全板40,40が相互に接触しないように安全板40,40間に間隙部43が設けられており、列車が駅に停車している際、この間隙部43からレール上へ人(特に、子供)や物が落下する虞れがあり、従来の装置では落下を防ぐには不完全であった。また、物(特に、煙草の吸殻)をこの間隙部43からレール側へ投げ捨てる虞れがあった。
【0005】
そこで、本発明は、プラットホームからレール上への人や物の落下及び物の投げ捨てを防止すると共に、構造が簡単で、配設場所において自在性のある車両連結ゾーン安全装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る車両連結ゾーン安全装置は、前車両の後壁から後車両の前壁に渡って配設される転落防止用シート体と、該後壁又は該前壁に沿って該転落防止用シート体の一端縁部側を車両中心側に方向転換させる鉛直状ガイド体と、車両中心側に配設され該シート体の該一端縁部を引っ張り該シート体を常に鉛直平面状に保つ弾発付勢体と、を備えるものである。
また、上記弾発付勢体は、上記シート体を回転トルクにより巻き取るよう引っ張るコイルスプリングとされ、該コイルスプリングは収納箱に内装され、該収納箱が上記前車両の後壁又は上記後車両の前壁に固着されているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0008】
本発明に係る車両連結ゾーン安全装置は、図1の正面図と、図2の平面図とに示すように、前車両1の後壁31から後車両2の前壁32に渡って配設される幌地材9から成る(鉛直状の)転落防止用シート体3と、後壁31又は前壁32に取着され、後壁31又は前壁32に沿って転落防止用シート体3の一端縁部3a側を車両中心側に方向転換させる鉛直状ガイド体33と、車両中心側に配設されシート体3の一端縁部3aを引っ張りシート体3を常に鉛直平面状に保つ弾発付勢体4(図7参照)と、を備えている。
【0009】
図1と図2に示す本発明の実施の形態では、前車両1と後車両2の間の車両連結ゾーンZの左右両側部に夫々、第一、第二車両連結ゾーン安全装置が配設されており、車両の進行方向に向いて左側の第一安全装置では、鉛直状ガイド体33と弾発付勢体4とは後車両2の前壁32に固定され、右側の第二安全装置では、鉛直状ガイド体33と弾発付勢体4とは前車両1の後壁31に固定されている。
【0010】
そして、車両連結ゾーンZには、前車両1と後車両2との連絡通路となる内幌11が配設されており、内幌11の左右位置夫々にシート体(外幌)3,3が配設されることとなり、第一、第二安全装置とも、ガイド体33と弾発付勢体4とは、内幌11とシート体3,3との間に配設されることとなる。
【0011】
シート体3は、図3と図4に示すように、2枚のシート状の幌地材9,9を重ね合わせて(ウエルダー溶着などにて形成される)複数の鉛直状帯部10a及び上下端縁の水平状帯部10b,10bにて相互に融着して構成されている。なお、幌地材9は、例えば、図5に示すように、2枚の樹脂シート(塩化ビニルシート)35,35の間に合成繊維の織物36を挾んで圧延(トッピング加工)することで構成される。
【0012】
鉛直状帯部10aの幅寸法は4mm程度に設定され、水平状帯部10bの幅寸法は8mm程度に設定されている。また、隣り合う鉛直状帯部10a,10aの相互間寸法が、順次、15mm〜30mmの小寸法Sと50mm〜200mm の大寸法Lとの交互に設定されている。
【0013】
このように、小寸法Sを15mm〜30mm(好ましくは、20mm〜25mm)に設定することで、融着作業の削減と耐久性の向上とを両立できる。これは、下限値未満では、鉛直状帯部10aの数が増えて融着作業が増大し、上限値を越えると、2枚の幌地材9,9の相互間の融着力が弱くなって耐久性が低下するからである。
【0014】
また、大寸法Lを50mm〜200mm (好ましくは、 100mm〜150mm )に設定することで、融着作業の削減と耐久性の向上とを両立できる。即ち、下限値未満では、鉛直状帯部10aの数が増えて融着作業が増大し、上限値を越えると、2枚の幌地材9,9の相互間の融着力が弱くなって耐久性が低下すると共に、2枚の幌地材9,9の融着していない部分が増大して車両走行中にばたつきが生ずる虞れがあるからである。
【0015】
また、シート体3は、2枚の幌地材9,9を重ね合わせて複数の鉛直状帯部10aにて相互に融着して構成されているため、製造が簡単で、丈夫で人の体重を支え得ると共に、耐久性(耐候性)に優れたものとなる。そして、上述のとおり隣り合う鉛直状帯部10a,10aの相互間寸法を交互に設定することで、融着作業を低減でき、かつ、融着力を向上でき、コストの低減と耐久性の向上との両立を実現できる。
【0016】
シート体3の一端縁部3aには、(例えば、軽くて耐久性のあるグラスファイバ製のFRPや)鉛直状の心棒37が2枚の幌地材9,9にて挾持状に包み込まれている。また、シート体3の他端縁部3bには、鉛直状の心棒37がシート体3に巻設されている。
【0017】
そして、図1と図2に戻って、前車両1の後壁31と後車両2の前壁32のいずれか一方側の壁面において、その壁面の側端縁12内方部に、シート体3の一端縁部3a側を車両中心側に向き換えさせる鉛直状ガイド体33を設け、さらにその内方部側に、シート体3の一端縁部3aをコイルスプリング20による弾発付勢体4(図7参照)の回転トルクにて常時巻取方向に付勢する巻胴5を設けている。そして、他方側の壁面の側端縁12内方部には、シート体3の他端縁部3bを上方から差込状として保持する取付具6を設けている。
【0018】
また、前車両1の後壁31及び後車両2の前壁32において、その両側端縁12,12には、車両上部へ登るための保守管理用のステップ(タラップ)39が設けられているが、鉛直状ガイド体33及び取付具6は、コンパクトである(平面視による断面形状が小面積である)ため、ステップ39の内方側近傍に設置可能である。従って、シート体3を車両連結ゾーンZの両側端部に配設でき、シート体3と駅のプラットホームとの隙間を小さくできる。
【0019】
具体的にこれら構成について述べると、図1と図2に示すように、前車両1の後壁31の左側側端縁12の内方部と後車両2の前壁32の右側側端縁12の内方部に、上下方向2箇所に取付具6,6が設けられており、下方の取付具6の下面には、落ち止め蓋13が固着されている。
【0020】
取付具6は、図1と図2と図6に示すように、車両1,2の側端縁12に(ボルトなどを介して)取り付けられる取付板14と、取付板14に固着されるスリット付きのC形短筒体15と、から成り、C形短筒体15の軸心方向が上下方向となるように車両1,2に取り付けられる。
【0021】
シート体3の他端縁部3b(心棒37)には、スリット付きのC形長筒体16が外嵌状に取り付けられ、C形長筒体16は、上下取付具6,6のC形短筒体15,15に取外し可能に差し込まれている。なお、C形長筒体16は、落ち止め蓋13にて、下方への抜けが防止される。
【0022】
鉛直状ガイド体33は、シート体3の縦寸法(鉛直高さ方向寸法)より若干大きい高さ寸法の鉛直状のガイド部33aと、ガイド部33aの両端部を取着し前車両1の後壁31・後車両2の前壁32に固定される固定部33bとを、有しており、ガイド部33aは、車両の鉛直状の壁面と小隙間をもって平行となるよう配置している。そして、取付具6により車両壁面に他端縁部3bが連結されたシート体3は、ガイド体33が取着された車両壁面側へ渡され、ガイド部33aと車両の壁面との間を通過して、ガイド部33aによりシート体3の一端縁部3a側が、車両の内方側へ方向転換される。
【0023】
なお、ガイド部33aは、その軸心を中心として回転する鉛直状ガイド棒とし、ガイド棒全長にわたってシート体3と接触してガイドしてもよく、又は、図示省略するが、固定された鉛直状ガイド棒と、ガイド棒の上部下部(両端部)に回転自在に外嵌された一対のローラと、から構成し、シート体3の上部及び下部(シート体3の水平状帯部10bとその内方側近傍部)に一対のローラが接触してガイドするようにしてもよい。
【0024】
そして、シート体3の一端縁部3a側は、収納箱17に収納された巻胴5に巻設されており、収納箱17は、その上下部に付設された取付部18,18を介して、ガイド体33より内方側で車両壁面に(ボルト等により)固定されている。
【0025】
図7(イ)の断面正面図と図7(ロ)の断面平面図に示すように、弾発付勢体4は、シート体3を回転トルクにより巻き取るよう引っ張るコイルスプリング20とされ、コイルスプリング20は収納箱17に内装され、収納箱17が前車両1の後壁31又は後車両2の前壁32に固着されている。具体的に説明すると、収納箱17の内部には、シート体3の一端縁部3a側を外周面に巻設する筒状の巻胴5と、巻胴5の内部に挿通されて両端部が収納箱17の上下部に保持される軸棒19と、巻胴5の内部に収納されて巻胴5の下部と軸棒19の上部とを連結する弾発付勢体4(コイルスプリング20)と、が収納されている。
【0026】
収納箱17は、シート体3が挿通する(鉛直方向の)スリット部23を有する箱本体17aと、箱本体17aの上面に連設された円筒部17bと、から成り、この円筒部17bが、収納箱17の上方開口部となる。また、円筒部17bには、その周方向に所定ピッチで、複数の位置決め孔24が貫設されている。
【0027】
巻胴5は、その上端部と下端部に外鍔部8,8が設けられている。従って、外鍔部8,8により、シート体3を、巻胴5に、正確にガイドして位置ずれすることなく巻設することができる。また、巻胴5には、シート体3の一端縁部3aが(ボルトなどの)固着具38にて取り付けられている。
【0028】
軸棒19の上端部には、係合雌部21が凹設され、その係合雌部21が、収納箱17の円筒部17bの位置決め孔24に挿通された係止ピン25と係合することで、軸棒19が軸心廻りに回転しないように固定される。また、軸棒19の下端は、収納箱17の底部の円形凹部22に嵌合し、軸棒19が水平方向に移動しないように固定される。
【0029】
弾発付勢体4は、コイルスプリング20であり、コイルスプリング20は、軸棒19に外嵌して、その一端20aが、軸棒19の上方部位に埋入状に固着され、その他端20bが、巻胴5の内周面の下端部に埋入状に固着されており、巻胴5が、このコイルスプリング20により、軸棒19の軸心廻りの回転に追従して回転可能となる。
【0030】
そして、巻胴5は、このコイルスプリング20の回転トルクにより、シート体3を巻き取る方向に常時付勢されている。
【0031】
また、このコイルスプリング20(弾発付勢体4)の張力を調整する調整手段7が設けられており、具体的に述べると、調整手段7は、軸棒19の上端に着脱自在に取り付けられるハンドル部26と、軸棒19の係合雌部21と、収納箱17の円筒部17bの位置決め孔24と、係止ピン25等から構成される。
【0032】
そして、この調整手段7にて、コイルスプリング20の張力を調整するには、ハンドル部26を軸棒19の軸心廻りに回転させて、所定の位置決め孔24で、係止ピン25を係合雌部21に係合させることで張力を調整できる。
【0033】
具体的に述べると、ハンドル部26を矢印A方向(巻取方向)に回転させることで、コイルスプリング20のシート体3の巻取方向(矢印A方向)の回転トルク(張力)を大きくすることができ、ハンドル部26を矢印B方向(送出方向)に回転させることで、そのコイルスプリング20の回転トルク(張力)を小さくすることができる。なお、この張力は、 15kgf〜30kgf に設定されるのが好ましい。
【0034】
そして、図8に示すように、列車がカーブを曲がることで、前車両1と後車両2との側部における間隔(車両連結ゾーンZ)が変動しても、シート体3は、巻胴5に巻取方向に常時付勢されているため、収納箱17から引っ張り出される(露出する)シート体3の長さを変えることで、鉛直状平坦面(鉛直平面状)を保ちつつ対応できる。
【0035】
具体的に述べると、図7と図8に示すように、前車両1と後車両2の側端縁12,12の間隔が狭まると、巻胴5が、コイルスプリング20の回転トルクにて矢印C方向に回転して、シート体3を収納箱17内に巻き取る。一方、前車両1と後車両2の側端縁12,12の間隔が拡がると、シート体3が、コイルスプリング20の回転トルクに逆らって(弾発力に抗して)巻胴5を矢印D方向に回転させて、収納箱17内から引っ張り出される。
そして、シート体3は幌地材9から成り、ガイド体33の平面視断面形状が円形であるため、シート体3は車両1,2間の変動に柔軟に対応することができ、煙草の吸殻などの小さいゴミの投げ捨てを防止する遮蔽部材として機能する。
【0036】
次に、図9に、本発明の他の実施の形態を示し、図7と比較すると、弾発付勢体4及び調整手段7の構成が相違する。
【0037】
具体的に述べると、弾発付勢体4は、トーションバー27であり、トーションバー27の下端部が、巻胴5の底面部の嵌合孔28に挿通状に係止して軸心廻りに相対的に位置決めされ、トーションバー27の上端部が、取付部34に埋入状に固着している。なお、トーションバー27の下端は、軸心廻りに回転可能に、かつ、水平方向に移動しないように、収納箱17の円形凹部22に嵌め込まれている。
【0038】
調整手段7は、取付部34の上端に着脱自在に取り付けられるハンドル部26と、取付部34に軸心方向に貫設された係止孔部29と、収納箱17の上面部に軸心廻りに所定ピッチで複数設けられた位置決め凹部30と、係止ピン25等から構成され、ハンドル部26をトーションバー27の軸心廻りに回転させて、係止ピン25を係止孔部29に挿通状に所定の位置決め凹部30に差し込むことでトーションバー27の張力を調整できる。
【0039】
即ち、ハンドル部26を矢印A方向(巻取方向)に回転させることで、トーションバー27の張力を大きくすることができ、ハンドル部26を矢印B方向(送出方向)に回転させることで、トーションバー27の張力を小さくすることができる。
【0040】
このように、トーションバー27を用いることで、弾発付勢体4と軸棒19(図7参照)を兼用させることができ、一層簡単な構造とすることができる。
【0041】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、巻胴5の下端部のみに外鍔部8を設けてもよく、また、シート体3をプラットホーム側の側端縁12,12のみに張設してもよく、さらに、弾発付勢体4及び調整手段7の構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0043】
(請求項1によれば、)前車両1の後壁31及び後車両2の前壁32の両側端縁12,12部に、車両上部へ登るためのステップ(タラップ)39が配設されていても、弾発付勢体4(収納箱17)が邪魔とならないように取付けされる。(逆に言えば)本安全装置を取付けたとき、ステップ39の登り降りの邪魔とならない。また、車両連結ゾーンZの側縁部(外方部)寄りシート体3を常に鉛直状として配置できる。従って、シート体3と駅のプラットホームとの間隔を小さくし、かつ、車両連結ゾーンZの側端縁部が鉛直面状のシート体3のみとなるため、見た目がすっきりしてきれいである。
また、車庫内に於て、前車両1の後壁31と後車両2の前壁32とが、極端に接近した状態でも、弾発付勢体4(収納箱17)等が車両1,2と接触することを防止できる。
【0044】
(請求項2によれば、)重量物(収納箱17)が車両に固定されるため、この安全装置を車両へ設置した状態において、装置の安定性がよい。
装置をコンパクトにでき、前車両1と後車両2とが接近しても収納箱17が邪魔となることがない。具体的には、車庫内に於て、前車両1の後壁31と後車両2の前壁32とが、極端に接近した状態でも、弾発付勢体4(収納箱17)等が車両1,2と接触することを防止できる。さらに、装置がコンパクトでありながら、シート体3の巻取り繰り出しが適切に行え、カーブ状のプラットホームに車両が停止していても、車両間においてシート体3は、常に張設状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】本発明の平面図である。
【図3】シート体の正面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】幌地材の断面図である。
【図6】要部斜視図である。
【図7】要部の作用説明を兼ねた構成説明図である。
【図8】本発明の作用説明を兼ねた平面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す要部断面正面図である。
【図10】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 前車両
2 後車両
3 シート体
3a 一端縁部
4 弾発付勢体
17 収納箱
20 コイルスプリング
31 後壁
32 前壁
33 ガイド体

Claims (2)

  1. 前車両(1)の後壁(31)から後車両(2)の前壁(32)に渡って配設される転落防止用シート体(3)と、該後壁(31)又は該前壁(32)に沿って該転落防止用シート体(3)の一端縁部(3a)側を車両中心側に方向転換させる鉛直状ガイド体(33)と、車両中心側に配設され該シート体(3)の該一端縁部(3a)を引っ張り該シート体(3)を常に鉛直平面状に保つ弾発付勢体(4)と、を備えることを特徴とする車両連結ゾーン安全装置。
  2. 上記弾発付勢体(4)は、上記シート体(3)を回転トルクにより巻き取るよう引っ張るコイルスプリング(20)とされ、該コイルスプリング(20)は収納箱(17)に内装され、該収納箱(17)が上記前車両(1)の後壁(31)又は上記後車両(2)の前壁(32)に固着されている請求項1記載の車両連結ゾーン安全装置。
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