JP2864009B2 - ホース回収車 - Google Patents

ホース回収車

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JP2864009B2
JP2864009B2 JP8153182A JP15318296A JP2864009B2 JP 2864009 B2 JP2864009 B2 JP 2864009B2 JP 8153182 A JP8153182 A JP 8153182A JP 15318296 A JP15318296 A JP 15318296A JP 2864009 B2 JP2864009 B2 JP 2864009B2
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康夫 筒井
政行 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走しつつ路面上
から消防用ホース等を回収するホース回収車に関する。
【0002】
【従来の技術】消火活動に際して消火水を確保するた
め、河川や池等と放水車とを非常に長尺のホースにより
接続する場合がある。そのようなホースを消火活動の終
了後に回収するホース回収車として、欧州特許公報06
31796A1号に開示されたものがある。このホース
回収車は、自走しつつ路面上からホースを回収可能なも
のであって、自走車両と、その自走車両に設けられたホ
ース引き込み装置と、その引き込み装置により引き込ま
れるホースの収納部とを備える。
【0003】そのホース引き込み装置は、ホース引き込
み方向に沿って配置される一対のローラと、ホースを各
ローラに押し付ける押し付け部材とを備える。各ローラ
と押し付け部材とにより挟んだホースを引き込み方向に
送ることができるように、各ローラは回転駆動される。
【0004】そのホース引き込み装置は、上記自走車両
の運転室の後方に設けられたホース収納部の側面に設け
られ、路面上のホースは運転室の外側方を通ってホース
引き込み装置に導入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】路面上のホースは、交
差点やカーブにおいて道路に沿って湾曲するのは勿論の
こと、真直な道路においても湾曲している場合がある。
そのため、上記ホース回収車により自走しつつホースを
回収する場合、ホースを円滑にホース引き込み装置に導
入するために、その湾曲するホースに沿って操舵する必
要がある。特に、長尺のホースは複数の可撓性を有する
単位ホースを連結具により連結することで構成されるこ
とから、自走車両がホースに沿って操舵されないと、そ
の連結具がホース引き込み装置の入口に引っ掛かり、ホ
ースを円滑に引き込み装置に導入できない。
【0006】しかし、自走車両の運転に際し、通常の安
全確認を行ないつつ路面上のホースの湾曲を確認し、そ
のホースに沿って正確に操舵を行うのは困難なものであ
る。特に、従来例のように路面上のホースが運転室の外
側方を通ってホース引き込み装置に導入される場合、ド
ライバーは常に側方に注意を払う必要があるため操舵の
困難の度合いは大きくなる。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
るホース回収車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
自走しつつ路面上からホースを回収可能なホース回収車
において、自走車両と、その自走車両に設けられたホー
ス引き込み装置と、路面上のホースを前記引き込み装置
に案内するガイド部材と、その引き込み装置により引き
込まれるホースの収納部とを備え、そのガイド部材は、
その自走車両に対して左右に変位可能とされ、そのガイ
ド部材の一端は前記自走車両の運転室よりも進行方向前
方に配置され、そのガイド部材の他端は一端よりも進行
方向後方に配置され、その他端側から前記ホース引き込
み装置にホースが導入される点にある。そのガイド部材
は自走車両に対して自由に左右に変位してもよいし、そ
のガイド部材をアクチュエータにより左右に駆動しても
よい。
【0009】この構成によれば、自走しつつ路面上から
ホースを回収する際に、そのホースはガイド部材により
引き込み装置に案内される。この際、自走車両がホース
に沿って正確に操舵されていなくても、そのガイド部材
が自走車両に対して左右に変位することで、そのガイド
部材をホースに沿わせることができる。これにより、ホ
ースに沿ってそれほど正確に操舵を行うことなく、ホー
スを引き込み装置に円滑に導入できる。
【0010】さらに本発明の第1の特徴によれば、路面
上のホースは運転室の前方からガイド部材を介してホー
ス引き込み装置に導入されるので、ホースが運転室の側
方を通ってホース引き込み装置に導入される場合に比
べ、ドライバーは路面上のホースを容易に確認でき、そ
のホースの路面上における湾曲に沿う操舵が容易にな
り、ホースの引き込み装置へのより円滑な導入を図るこ
とができる。
【0011】その場合、その引き込み装置は自走車両に
対して固定され、その引き込み装置にホースを案内する
ことができるように、そのガイド部材は他端側において
縦軸中心に揺動することで自走車両に対して左右に変位
可能とされているのが好ましい。これにより、そのガイ
ド部材の一端側の左右変位量は大きくなり、他端側の左
右変位量は小さくなるので、その一端側においてホース
に沿うための左右変位量を確保しつつ、その他端側にお
いて自走車両に固定されたホース引き込み装置へホース
を確実に案内できる。
【0012】また、そのガイド部材とホース引き込み装
置とは同行して自走車両に対して左右に変位可能とされ
ていてもよい。これにより、そのガイド部材の左右変位
量が大きくなった場合でも、ホース引き込み装置へホー
スを確実に案内できる。
【0013】また、そのガイド部材は、自走車両の左右
側部よりも左右内方の範囲で変位するものとされている
のが好ましい。これにより、ガイド部材と周囲の障害物
との干渉が防止される。
【0014】さらに、そのガイド部材は、自走車両に対
して上下に変位可能とされているのが好ましい。これに
より、自走車両の上下動に追随してガイド部材が上下に
変位することで、ホースのみが上下動してガイド部材か
ら外れるのを防止できる。
【0015】本発明のホース回収車におけるホース引き
込み装置としては、例えば、複数の可撓性を有する単位
ホースを連結具により連結することで構成されるホース
を引き込み可能なものであって、周回可能な第1ベルト
と、その第1ベルトの外周に対向する外周を有する周回
可能な第2ベルトとを備え、少なくとも一方のベルトは
他方のベルトに近接する方向と離反する方向とに変位可
能とされ、その両ベルトの外周の間に位置するホースを
両ベルトにより挟むことができるように、両ベルトを互
いに近接させる弾力を作用させる手段が設けられ、両ベ
ルトにより挟んだホースを引き込み方向に送ることがで
きるように、少なくとも一方のベルトは周回駆動され、
引き込み方向に移動する前記連結具により両ベルトを前
記弾力に抗して押し広げることができるように、両ベル
トの外周の間隔がホース進行方向前方に向かうに従い次
第に小さくされている部分を有するものを用いることが
できる。この場合、その両ベルトは互いに近接する方向
と離反する方向とに変位可能とされ、その両ベルトの変
位量は互いに等しくされ、両ベルトは同一周速度で周回
駆動されているのが好ましい。さらに、各ベルトはそれ
ぞれ、ホース引き込み方向に直角な軸中心に回転駆動さ
れる駆動回転体と、その駆動回転体の回転軸中心に揺動
する揺動部材に取り付けられた従動回転体とに巻き掛け
られ、両揺動部材の揺動により両回転体は互いに近接す
る方向と離反する方向とに変位可能とされ、その両ベル
トの変位量が互いに等しくなるように、両揺動部材を連
動させる手段が設けられているのが好ましい。
【0016】本発明の第2の特徴は、自走しつつ路面上
からホースを回収可能なホース回収車において、自走車
両と、その自走車両に設けられたホース引き込み装置
と、路面上のホースを前記引き込み装置に案内するガイ
ド部材と、その引き込み装置により引き込まれるホース
の収納部とを備え、そのガイド部材の一端は前記自走車
両の運転室よりも進行方向前方に配置され、そのガイド
部材の他端は一端よりも進行方向後方に配置され、その
他端側から前記ホース引き込み装置にホースが導入さ
れ、そのガイド部材は、その自走車両の左右側部よりも
左右内方に配置される点にある。
【0017】この構成によれば、自走しつつ路面上から
ホースを回収する際に、そのホースはガイド部材により
引き込み装置に案内される。この際、路面上のホースは
運転室の前方からガイド部材を介してホース引き込み装
置に導入されるので、ホースが運転室の側方を通ってホ
ース引き込み装置に導入される場合に比べ、ドライバー
は路面上のホースを容易に確認でき、そのホースの路面
上における湾曲に沿う操舵が容易になり、ホースの引き
込み装置へのより円滑な導入を図ることができる。しか
も、そのガイド部材は、自走車両の左右側部よりも左右
内方に配置されるので、ガイド部材と周囲の障害物との
干渉が防止される。
【0018】そのガイド部材の少なくとも前記運転室よ
りも前方に配置される部分は、その自走車両に着脱可能
とされているのが好ましい。これにより、ホースの回収
を行なわない場合にガイド部材を取り外すことにより、
その運転室からの前方視野がガイド部材により遮られる
のを防止できる。
【0019】そのガイド部材は運転室の前方に配置され
る部分と上方に配置される部分とを有し、両部分は分割
可能とされ、その自走車両は、その分割されたガイド部
材部分の収納部を有するのが好ましい。これにより、自
走車両から取り外したガイド部材部分は嵩張らないの
で、自走車両自身により収納でき、ガイド部材を自走車
両自身により運搬できる。
【0020】その運転室の前方において上下方向に沿う
ガイド部材部分の下端側は、取り付完了前においては自
走車両に対して左右軸中心に揺動可能とされ、その揺動
により、その上下方向に沿うガイド部材部分の上端側
は、その前後方向に沿う部分との連結位置と連結解除位
置との間で変位可能とされているのが好ましい。これに
より、そのガイド部材の上下方向に沿う部分を揺動させ
るだけで、そのガイド部材の前後方向に沿う部分との連
結位置と連結解除位置との間で変位させることができる
ので、そのガイド部材の自走車両に対する着脱作業の容
易化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。
【0022】図1に示すホース回収車1は、自走しつつ
路面上から消防用ホース2を回収可能なものであり、自
走車両3と、その自走車両3に設けられたホース引き込
み装置4と、路面上のホース2をその引き込み装置4に
案内するガイド部材5と、その引き込み装置4により引
き込まれるホース2の収納部6とを備える。
【0023】そのホース2は、複数の可撓性を有する単
位ホース2aを、金属製の連結具2bにより連結するこ
とで構成されている。その単位ホース2aは、回収時は
通水されていないので偏平状態である。一方、その連結
具2bは、回収時でも通水時と同一の内径の筒状であ
る。
【0024】その自走車両3は、前後輪10、11に支
持される車体12の前部に設けられた運転室13を有
し、その運転室13の後方が前記収納部6とされてい
る。
【0025】そのホース引き込み装置4は、運転室13
と収納部6との前後間に設けられた支持台15上に固定
され、後述のようにガイド部材5を介して前方側から導
入されたホース2を引き込んで後方の収納部6に送り出
す。なお、その収納部6に送り出されたホース2は、人
手により収納部6内で折り畳んでもよい。
【0026】そのガイド部材5は、前記運転室13の上
方において前後方向に沿う部分と、その運転室13の前
方において上下方向に沿う部分とを有し、これにより、
その一端5aは運転室13よりも進行方向前方に配置さ
れ、その他端5bは一端5aよりも進行方向後方に配置
されている。その他端5bの後方に前記ホース引き込み
装置4が配置されることで、その他端5b側からホース
引き込み装置4にホース2が導入される。
【0027】図2〜図4にも示すように、そのガイド部
材5はフレーム20と、このフレーム20に取り付けら
れた複数の支持ローラ21と、導入側と導出側における
各一対のガイドローラ22a、22bとにより構成され
ている。そのフレーム20は、左右側部24、25と、
この左右側部24、25を連結する複数の連結部26と
を有する。各支持ローラ21は、その左右側部24、2
5により左右横軸中心に回転可能に支持され、一端5a
側では上方に向かうに従い後方に向かうように並列し、
そこから上下に沿って並列し、そこから上方に向かうに
従い後方に向かうように並列し、そこから他端5bに至
るまで前後に沿って並列する。その導入側の一対のガイ
ドローラ22aは、上下方向に沿う部分の上下間中央位
置において、その左右側部24、25により前後方向軸
中心に回転可能に支持され、その導出側の一対のガイド
ローラ22bは、他端5b側において、その左右側部2
4、25により上下方向軸中心に回転可能に支持されて
いる。
【0028】図2、図3に示すように、そのガイド部材
5は、自走車両3に対して固定された引き込み装置4に
ホース2を案内することができるように、他端5b側に
おいて縦軸30中心に揺動することで自走車両3に対し
て左右に変位可能とされている。また、そのガイド部材
5は他端5b側において左右横軸31中心に揺動するこ
とで自走車両3に対して上下に変位可能とされている。
すなわち、前記支持台15から前方に突出するブラケッ
ト32が設けられ、図5に示すように、そのブラケット
32に支持部材33が縦軸30中心に回転可能に取り付
けられ、その支持部材33に左右支持プレート34が左
右横軸31中心に回転可能に取り付けられ、その左右支
持プレート34に前記フレーム20が連結されている。
【0029】図2〜図4に示すように、そのガイド部材
5の一端5aは、自走車両3の前部バンパー8の上面に
受けられている。その前部バンパー8の上面に左右スト
ッパー9a、9bが設けられ、各ストッパー9a、9b
に当接することでガイド部材5の左右移動が規制され
る。これにより、図3において2点鎖線で示すように、
ガイド部材5は自走車両3の左右側部よりも左右内方の
範囲で変位するものとされ、周囲の障害物との干渉が防
止されている。
【0030】図6〜図8に示すように、前記ホース引き
込み装置4は前後部が開口するハウジング41を備え、
そのハウジング41に第1駆動シャフト42aと第2駆
動シャフト42bとが上下に間隔をおいて内蔵されてい
る。各駆動シャフト42a、42bは、ハウジング41
によりベアリング44を介して左右横軸中心に回転可能
に支持されている。
【0031】その第1駆動シャフト42aの外周に、左
右一対の第1揺動プレート(揺動部材)43aがベアリ
ング58aを介して左右横軸中心に揺動可能に支持さ
れ、第2駆動シャフト42bの外周に、左右一対の第2
揺動プレート(揺動部材)43bがベアリング58bを
介して左右横軸中心に揺動可能に支持されている。各揺
動プレート43a、43bは、各駆動シャフト42a、
42bから後方に向かって延びる。その第1揺動プレー
ト43aの後端に形成された凹部43a′内に第1従動
シャフト45aが配置され、その第2揺動プレート43
bの後端に形成された43b′内に第2従動シャフト4
5bが配置されている。各従動シャフト45a、45b
は、各揺動プレート43a、43bに取り付けられたブ
ロック46a、46bにねじ込まれた調節ネジ47a、
47bにより支持される。その調節ネジ47a、47b
のねじ込み量の調節により後述のベルト50a、50b
の張力が調節される。
【0032】その第1駆動シャフト42aに第1駆動プ
ーリ(駆動回転体)48aが同軸中心に同行回転するよ
う取り付けられ、その第2駆動シャフト42bに第2駆
動プーリ(駆動回転体)48bが同軸中心に同行回転す
るよう取り付けられている。また、その第1従動シャフ
ト45aに第1従動プーリ(従動回転体)49aがベア
リング40aを介して同軸中心に相対回転可能に取り付
けられ、その第2従動シャフト45bに従動プーリ(従
動回転体)49bがベアリング(図示省略)を介して同
軸中心に相対回転可能に取り付けられている。
【0033】その第1駆動プーリ48aと第1従動プー
リ49aとに、第1ベルト50aが巻き掛けられ、その
第2駆動プーリ48bと第2従動プーリ49bとに、第
2ベルト50bが巻き掛けられている。これにより、そ
の第1ベルト50aの外周と第2ベルト50bの外周と
は相対向する。また、各揺動プレート43a、43bの
揺動により、両ベルト50a、50bは互いに近接する
方向と離反する方向とに変位する。
【0034】その両ベルト50a、50bの変位量が互
いに等しくなるように、両揺動プレート43a、43b
の連動機構が設けられている。すなわち、左右一対の第
1揺動プレート43aそれぞれに第1スプロケット51
aが、同軸中心に同行揺動するように一体化され、ま
た、左右一対の第2揺動プレート43bそれぞれに第2
スプロケット51bが、同軸中心に同行揺動するように
一体化されている。その第1スプロケット51aと第2
スプロケット51bは同一径とされている。左右それぞ
れの上下方向に関し相対向する第1スプロケット51a
と第2スプロケット51bとに、両スプロケット51
a、51bが互いに逆方向に回転するように、連動チェ
ーン52が巻き掛けられている。各連動チェーン52の
一端は第1スプロケット51aに連結され、他端はハウ
ジング41に取り付けられた引っ張りコイルバネ53に
連結されている。なお、連動チェーン52に代えて、第
1揺動プレート43aと同軸中心に同行回転するギアと
第2揺動プレート43bと同軸中心に同行回転するギア
とを噛み合わせることで、両揺動プレート43a、43
bの変位量を互いに等しくしてもよい。
【0035】その第1揺動プレート43aと第2揺動プ
レート43bとは左右一対の引っ張りコイルバネ55に
より連結され、そのバネ55により両ベルト50a、5
0bを互いに近接させる弾力を作用させる。これによ
り、その両ベルト50a、50bの外周の間に位置する
ホース2を両ベルト50a、50bにより挟むことがで
きる。なお、そのバネ55に代えて、あるいは、そのバ
ネ55に付加して、図6において2点鎖線で示すよう
に、第2揺動プレート43bの前端とハウジング41と
を連結する引っ張りバネ55′により、両ベルト50
a、50bを互いに近接させる弾力を作用させてもよ
い。
【0036】また、各揺動プレート43a、43bは上
下に離れて配置された各駆動プーリ48a、48bから
後方に向かって延び、各揺動プレート43a、43bの
後端に各従動プーリ49a、49bが配置され、各揺動
プレート43a、43bは各駆動プーリ48a、48b
の回転軸中心に揺動する。よって、両ベルト50a、5
0bの外周の間隔は前方から後方に向かうに従い、すな
わちホース進行方向前方に向かうに従い、次第に小さく
されている。これにより、図9に示すように、前方から
後方に向かう引き込み方向に移動する前記連結具2bに
より、両ベルト50a、50bを上記バネ55の弾力に
抗して押し広げることができる。
【0037】両ベルト50a、50bにより挟んだホー
ス2を前方から後方に向かう引き込み方向に送ることが
できるように、両ベルト50a、50bは同一周速度で
周回駆動される。すなわち、図7に示すように、ハウジ
ング41に駆動モータ60が取り付けられ、そのモータ
60の出力軸に取り付けられた第1ギヤ61に噛み合う
第2ギア62が上記第1駆動シャフト42aに取り付け
られている。図8に示すように、その第2ギア62に噛
み合う第3ギア63が、ハウジング41にベアリング6
4を介して支持された中継シャフト65に取り付けられ
ている。その中継シャフト65に取り付けられた第1ス
プロケット66と上記第2駆動シャフト42bに取り付
けられた第2スプロケット67とにチェーン68が巻き
掛けられている。その第2ギア62と第3ギア63の歯
数は等しく、第1スプロケット66と第2スプロケット
67の歯数は等しくされることで、その第2ギア62と
第2スプロケット67の回転数は等しくされる。これに
より、そのモータ60の回転が両駆動プーリ48a、4
8bに伝達され、図6において矢印A、Bで示すよう
に、第1ベルト50aと第2ベルト50bとは互いに逆
方向に同一速度で周回駆動される。なお、各プーリ48
a、48b、49a、49bの外周と各ベルト50a、
50bの内周には滑りが生じないように歯(図示省略)
が形成されている。また、図8に示すように、上記中継
シャフト65にハンドル75が着脱可能とされ、そのハ
ンドル75の回転により両ベルト50a、50bを周回
させることが可能とされている。これにより、ホース2
の回収の開始当初に、両ベルト50a、50bの間にホ
ース2を通すことができる。
【0038】なお、駆動プーリ48a、48bと従動プ
ーリ49a、49bとの間において、複数の撓み規制ロ
ーラ71が各揺動プレート43a、43bにより左右軸
中心に回転可能に支持されている。この撓み規制ローラ
71により、ホース2の連結具2bにより各ベルト50
a、50bの撓みが過大になるのを防止することで、そ
の連結具2bが従動プーリ49a、49bに引っ掛かる
のを防止する。
【0039】また、ハウジング41の前部側に左右横軸
中心に回転可能に取り付けられた落下防止ローラ72に
より、ホース2が両ベルト50a、50bの間よりも下
方に変位するのを防止している。さらに、ハウジング4
1の前後部に上下方向軸中心に回転可能に取り付けられ
た左右一対の位置規制ローラ73により、ホース2の位
置が両ベルト50a、50bの間よりも左右外方に変位
するのを防止している。
【0040】上記ホース回収車1によりホース2を回収
するには、そのホース2の一端をガイド部材5を介して
引き込み装置4のベルトの間に挟み込ませ、しかる後
に、両ベルト50a、50bを回転駆動すると共にホー
ス2に沿って自走車両3を自走させればよい。
【0041】上記構成によれば、自走しつつ路面上から
ホース2を回収する際に、そのホース2はガイド部材5
により引き込み装置4に案内される。この際、自走車両
3がホース2に沿って正確に操舵されていなくても、そ
のガイド部材5が自走車両3に対して左右に変位するこ
とで、そのガイド部材5をホース2に沿わせることがで
きる。これにより、ホース2に沿ってそれほど正確に操
舵を行うことなく、ホース2を引き込み装置に円滑に導
入できる。その路面上のホース2は運転室13の前方か
らガイド部材5を介してホース引き込み装置4に導入さ
れるので、ホースが運転室の側方を通ってホース引き込
み装置に導入される場合に比べ、ドライバーは路面上の
ホース2を容易に確認でき、そのホース2の路面上にお
ける湾曲に沿う操舵が容易になり、ホース2の引き込み
装置4へのより円滑な導入を図ることができる。そのガ
イド部材5は、他端5b側において縦軸30中心に揺動
することで自走車両3に対して左右に変位するので、そ
のガイド部材5の一端5a側の左右変位量は大きくな
り、他端5b側の左右変位量は小さくなる。これによ
り、その一端5a側においてホース2に沿うための左右
変位量を確保しつつ、その他端5b側において自走車両
3に固定されたホース引き込み装置4へホース2を確実
に案内できる。さらに、そのガイド部材5は自走車両3
に対して上下に変位可能とされているので、悪路等にお
いて自走車両3の上下動に追随してガイド部材5が上下
に変位し、ホース2のみが上下動してガイド部材5から
外れるのを防止できる。
【0042】また、上記ホース引き込み装置4におい
て、第1ベルト50aと第2ベルト50bとにより挟ん
だホース2を両ベルト50a、50bの周回駆動により
引き込み方向に送る際に、その両ベルト50a、50b
の間を単位ホース2aが通過する状態では、両ベルト5
0a、50bの間隔は狭く一定とされる。その状態から
連結具2bが両ベルト50a、50bの間を通過する際
は、両ベルト50a、50bはバネ55の弾力に抗して
次第に押し広げられる。その連結具2bが両ベルト50
a、50bの間を通過し終えたならば、両ベルト50
a、50bの間隔はバネ55の弾力により小さくなる。
すなわち、ホース2の引き込みに際しては、両ベルト5
0a、50bの間隔を一位置において連結具2b自体に
より変化させるだけでよいため、両ベルト50a、50
bの間隔を変化させるための複雑な構成を必要としな
い。また、両ベルト50a、50bの互いに近接する方
向と離反する方向とへの変位量は、第1ベルト50aと
第2ベルト50bとで互いに等しくされ、両ベルト50
a、50bは同一周速度で周回駆動されるので、両ベル
ト50a、50bの間隔の変化時に、ホース2に作用す
る第1ベルト50aとの間の摩擦力と第2ベルト50b
との間の摩擦力とに差が生じるのを防止できる。これに
より、ホース2の第1ベルト50a側の引き込み速度と
第2ベルト50b側の引き込み速度とに大きな差が生じ
るのを防止し、確実にホース2を引き込むことができ
る。また、第1揺動プレート43aと第2揺動プレート
43bとを連動させるだけで、両ベルト50a、50b
の変位量を互いに等しくすることが可能になり、簡単な
構造で両ベルト50a、50bの変位量を互いに等しく
することができる。
【0043】図10、図11は、第1実施形態の変形例
に係るホース引き込み装置4′を示す。このホース引き
込み装置4′においては、まず、第1ベルト50a′が
巻き掛けられている駆動プーリ48a′と従動プーリ4
9a′とは共にハウジング41′に支持され、第2ベル
ト50b′に対し変位しないものとされている。また、
第2ベルト50b′は一対の従動プーリ49b′、49
b″と、両従動プーリ49b′、49b″の間に位置す
る駆動プーリ48b′とに巻き掛けられている。各プー
リ49b′、49b″、48b′は、その駆動プーリ4
8b′の回転軸と同軸中心に揺動可能にハウジング4
1′に支持された揺動部材43′に取り付けられる。こ
れにより、第2ベルト50b′は駆動プーリ48b′の
回転軸中心に揺動することで、第1ベルト50a′に近
接する方向と離反する方向とに変位する。また、その駆
動プーリ48b′と同行回転する送りローラ80が、第
1ベルト50a′と対向するように設けられている。そ
のため、第2ベルト50b′は送りローラ80を挟んで
左右に分割されている。その送りローラ80の径はホー
ス2の進行方向前方側の従動プーリ49b″よりも大き
くされ、連結具2bと引っ掛かり難いものとされてい
る。その他、各ベルト50a′、50b′は図外駆動機
構により互いに同一周速度でホース2を引き込むことが
できるように互いに逆方向に回転駆動され、そのホース
2の進行方向前方側において第2ベルト50b′は第1
ベルト50a′に近接するように図外バネ等により弾力
が付与され、両ベルト50a′、50bの外周の間隔は
ホース進行方向前方に向かうに従い次第に小さくされて
いる点は上記実施形態と同様である。
【0044】上記第1実施形態において、ガイド部材の
一端を前部バンパーよりも上方に位置させ、運転室の上
面によりガイド部材を受けるようにしてもよい。また、
ガイド部材とホース引き込み装置とは同行して自走車両
に対して左右に変位可能とされてもよく、例えば、自走
車両の運転室の上面にレールを設け、そのレールによ
り、一体化されたガイド部材とホース引き込み装置とを
左右に直線的に往復移動可能に支持してもよく、これに
より、そのガイド部材の左右変位量が大きくなった場合
でも、ホース引き込み装置へホースを確実に案内でき
る。
【0045】また、上記実施形態においては、ガイド部
材は自走車両に対して縦軸中心に自由に揺動することで
自走車両に対して左右に変位可能とされているが、その
縦軸中心に回転する出力シャフトを有するアクチュエー
タを自走車両に取り付け、その出力シャフトをガイド部
材に接続し、そのアクチュエータの駆動制御装置を運転
室に設け、そのアクチュエータによりガイド部材を左右
に駆動させることで、ガイド部材を自走車両に対して左
右に変位可能としてもよい。また、ガイド部材とホース
引き込み装置とを同行して自走車両に対して左右に変位
可能とする場合に、アクチュエータによりガイド部材と
ホース引き込み装置とを左右に駆動させてもよい。
【0046】また、引き込み装置によるホースの引き込
み速度に対し、自走車両の車速が早過ぎたり遅過ぎると
適正にホースを引き込むことができない。そこで、その
ガイド部材上におけるホースの張り状態を検知する手段
と、その張り状態が適正状態から外れた場合は警告を発
する手段を設けるのが好ましい。これにより、その警告
に応じて自走車両の車速を調節できる。例えば、ガイド
部材上の単位ホースの基準位置からの上下変位を検知す
るセンサを設け、ホースが適正状態よりも張られて単位
ホースが基準位置から上方に変位した場合と、ホースが
適正状態よりも撓んで単位ホースが基準位置から下方に
変位した場合とに、運転室に設けた警報ランプ等により
警告を発するようにしてもよい。
【0047】以下、図面を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。
【0048】図12に示すホース回収車101は、自走
しつつ路面上から消防用ホース102を回収可能なもの
であり、自走車両103と、その自走車両103に設け
られたホース引き込み装置104と、路面上のホース1
02をその引き込み装置104に案内するガイド部材1
05と、その引き込み装置104により引き込まれるホ
ース102の収納部106とを備える。
【0049】そのホース102は、第1実施形態と同様
に、複数の可撓性を有する単位ホース102aを、金属
製の連結具102bによって連結することで構成されて
いる。その単位ホース102aは、回収時は通水されて
いないので偏平状態である。一方、その連結具102b
は、回収時でも通水時と同一の内径の筒状である。
【0050】その自走車両103は、前後輪110、1
11に支持される車体112の前部に設けられた運転室
113を有し、その運転室113の後方が前記収納部1
06とされている。
【0051】そのホース引き込み装置104は、運転室
113と収納部106との前後間に設けられた収納庫1
15上において、自走車両103に固定され、後述のよ
うにガイド部材105を介して前方側から導入されたホ
ース102を引き込んで後方の収納部106に送り出
す。なお、その収納部106に送り出されたホース10
2は、人手により収納部106内で折り畳んでもよい。
【0052】そのガイド部材105は、前記運転室11
3の上方に配置される前後方向に沿う第1部分105a
と、その運転室113の前方に配置される上下方向に沿
う第2部分105bと、両部分105a、105bを連
結する第3部分105cとを有する。これにより、その
ガイド部材105の一端105′は、運転室113より
も進行方向前方に配置され、その他端105″は一端1
05′よりも進行方向後方に配置される。そのガイド部
材105の他端105″の後方に前記ホース引き込み装
置104が配置されることで、その他端105″側から
ホース引き込み装置104にホース102が導入され
る。
【0053】図13に示すように、そのガイド部材10
5の各部分105a、105b、105cは、互いに分
割可能とされている。
【0054】図13〜図15に示すように、そのガイド
部材105の第1部分105aは、フレーム120a
と、このフレーム120aに取り付けられたガイドプレ
ート121aとを備える。そのフレーム120aは、左
右側部124a、125aと、この左右側部124a、
125aを連結する複数の連結部126aとを有する。
そのガイドプレート121aは、その左右側部124
a、125aの間に上面が水平面になるように配置され
る。
【0055】図13〜図16に示すように、そのガイド
部材105の第2部分105bはフレーム120bによ
り主構成されている。そのフレーム120bは、左右側
部124b、125bと、この左右側部124b、12
5bを連結する複数の連結部126bと、その左右側部
124b、125bの下端のブラケット127a、12
7bとを有する。
【0056】そのガイド部材105の第3部分105c
は、フレーム120cと、このフレーム120cに取り
付けられた複数の支持ローラ121cと、導入側におけ
る一対のガイドローラ122aとを備える。そのフレー
ム120cは、左右側部124c、125cと、この左
右側部124c、125cを連結する複数の連結部12
6cとを有する。各支持ローラ121cは、その左右側
部124c、125cの間において左右軸中心に回転可
能に支持され、上方に向かうに従い後方に向かうように
並列する。その導入側の一対のガイドローラ122a
は、その左右側部124c、125cの各前端において
上下方向軸中心に回転可能に支持されている。
【0057】その第3部分105cのフレーム120c
の後部は、第1部分105aのガイドプレート121a
の前部に載置される。その第1部分105aと第3部分
105cとは、第1連結機構131を介して分離可能に
連結される。
【0058】図18の(1)、(2)に示すように、そ
の第1連結機構131は、第1部分105aに左右軸1
31a中心に揺動可能に取り付けられるレバー131b
と、このレバー131bに左右軸131c中心に揺動可
能取り付けられるリング131dと、その第3部分10
5cに固定されるフック131eとを有する。そのレバ
ー131bの揺動によって、そのリング131dがフッ
ク131eに引っ掛けられる連結状態と、フック131
eから外れる連結解除状態とに切り換えられる。
【0059】図13、図16に示すように、その第2部
分105bの左右側部124b、125bを連結するよ
うに支持竿139が取り付けられ、その第3部分105
cの下部に支持竿受け138が取り付けられ、その支持
竿139により第3部分105cが支持竿受け138を
介して支持される。
【0060】その第2部分105bと第3部分105c
とは、第2連結機構132を介して分離可能に連結され
る。
【0061】その第2連結機構132は、その第2部分
105bの左右側部124b、125bの各上端に取り
付けられる固定具133と、その第3部分105cの左
右側部124c、125cから外側方に突出する左右方
向軸心のロック竿134とを有する。
【0062】図18の(3)に示すように、その固定具
133は、開口133a′を有する固定ブロック133
aと、その固定ブロック133aに揺動可能に取り付け
られるレバー付き可動ブロック133bとから構成され
る。その開口133a′の切欠からロック竿134を挿
入でき、その可動ブロック133bにより開口133
a′の切欠を開閉できる。そのレバー付き可動ブロック
133bの揺動により、その開口133a′の切欠を閉
鎖してロック竿134を保持する連結状態と、その開口
を開いてロック竿134の保持を解除する連結解除状態
とに切り換えられる。
【0063】そのガイド部材105は、その自走車両1
03の左右側部よりも左右内方において、その自走車両
103に第1支持機構141と第2支持機構142とを
介して着脱可能に固定される。
【0064】図14、15に示すように、その第1支持
機構141は、上記収納庫115の上部に固定される左
右一対の支持部材141a、141bと、両支持部材1
41a、141bに固定される支持プレート141c
と、各支持部材141a、141bに取り付けられる第
3連結機構143とを有する。
【0065】その支持プレート141cの上面に、ガイ
ド部材105の第1部分105aの後端が載置される。
その両支持部材141a、141bと第1部分105a
とが第3連結機構143を介して分離可能に連結され
る。
【0066】図18の(4)に示すように、その第3連
結機構143は、支持部材141a、141bに固定さ
れる左右方向軸心の筒状部材143aと、この筒状部材
143aに軸方向移動可能に挿入されるL字形のロック
竿143bとを有し、その筒状部材143aの外端面1
43a′は軸方向に対して傾斜する。そのロック竿14
3bを、その第1部分105aの左右側部124a、1
25aに形成されたロック孔143cに挿入される連結
位置と、そのロック孔143cから抜け出した連結解除
位置とに位置決めすることができる。すなわち、その筒
状部材143aに内蔵されたバネ(図示省略)の弾力に
より、そのロック竿143bはロック孔143cへの挿
入方向に付勢され、そのバネの弾力に抗してロック竿1
43bを筒状部材143aの外端に引っ掛けることで図
示のように連結解除位置に位置決めすることができる。
【0067】図14〜図16に示すように、その第2支
持機構142は、自走車両103の前部バンパー108
の上面に固定される左右一対の支持部材142a、14
2bと、第4連結機構152と、第5連結機構163と
を有する。
【0068】図16に示すように、その第4連結機構1
52は、各支持部材142a、142bに取り付けられ
る固定具153と、第2部分105bのブラケット12
7a、127bに取り付けられた左右方向軸心のロック
竿154とを有する。その固定具153は、図18の
(3)に示すように、上記第2連結機構132と同様の
構成の開口153a′を有する固定ブロック153a
と、レバー付き可動ブロック153bとから構成され
る。その開口153a′の切欠からロック竿154を挿
入でき、その可動ブロック153bにより開口153
a′の切欠を開閉できる。そのレバー付き可動ブロック
153bの揺動により、その開口153a′の切欠を閉
鎖してロック竿154を保持する連結状態と、その開口
を開いてロック竿154の保持を解除する連結解除状態
とに切り換えられる。
【0069】図18の(4)に示すように、その第5連
結機構163は、上記第3連結機構143と同様の構成
の左右一対の左右方向軸心の筒状部材163aとロック
竿163bとを有し、その筒状部材163aの外端面1
63a′は軸方向に対して傾斜する。その筒状部材16
3aは支持部材142a、142bに固定される。その
ロック竿163bは、第2部分105bのブラケット1
27a、127bに形成されたロック孔163cに挿入
される連結位置と、そのロック孔163cから抜け出し
た連結解除位置とに位置決めすることができる。すなわ
ち、その筒状部材163aに内蔵されたバネ(図示省
略)の弾力により、そのロック竿163bはロック孔1
63cへの挿入方向に付勢され、そのバネの弾力に抗し
てロック竿163bを筒状部材163aの外端に引っ掛
けることで図示のように連結解除位置に位置決めするこ
とができる。
【0070】図17の(1)は、自走車両103からガ
イド部材105を取り外した状態を示す。その状態から
自走車両103にガイド部材105を取り付けるには、
先ず、図17の(2)に示すように、第1部分105a
の後端を自走車両103に第1支持機構141の第3連
結機構143を介して連結する。また、第2部分105
bの下端を、第2支持機構142の第4連結機構152
を介して自走車両103に連結する。その第4連結機構
152を介して自走車両103に連結された第2部分1
05bは、ロック竿154の左右軸中心に自走車両10
3に対して揺動可能となる。次に、図17の(3)に示
すように、その第2部分105bの上端に、第3部分1
05cを第2連結機構132を介して連結する。次に、
第2部分105bと第3部分105cとをロック竿15
4の左右軸中心に自走車両103に対して揺動させ、第
3部分105cを第1部分105aとの連結位置に変位
させる。しかる後に、第1部分105aと第3部分10
5cとを第1連結機構131を介して連結し、また、第
2部分105bと自走車両103とを、第2支持機構1
42の第5連結機構163を介して連結することで、ガ
イド部材105の取り付けを完了する。自走車両103
からのガイド部材105の取り外しは、上記取り付け時
の手順と逆の手順により行なう。自走車両103から取
り外したガイド部材105の第1部分105a、第2部
分105b、第3部分105cは、上記収納庫115に
収納可能とされている。
【0071】図19、図20に示すように、上記ホース
引き込み装置104は、自走車両103に前後一対の取
り付けブラケット171を介して固定される。両ブラケ
ット171にギヤボックス173が固定され、このギヤ
ボックス173により、第1回転体174と第2回転体
175とが、それぞれ左右横軸中心に回転可能に支持さ
れている。第1回転体174の回転軸と第2回転体17
5の回転軸とは互いに平行とされ、上下に並列する。
【0072】各回転体174、175は、金属製の筒状
リム174a、175aと、このリム174a、175
aの外周に取り付けられたゴムローラ174b、175
bとを有する空気入りタイヤ状の中空体である。これに
より、外周部分が弾性変形可能とされる。また、各回転
体174、175の内部には大気圧を超える圧力の空気
が充填され、その内圧は、ゲージ圧で例えば0.5kg
/cm2 程度とされる。
【0073】両回転体174、175の外周により上記
ホース102を挟むことができるように、両回転体17
4、175の外周は互いに押し付けられるように配置さ
れている。
【0074】そのギヤボックス173に油圧モータ18
0が取り付けられる。この油圧モータ180は、公知の
油圧回路により、自走車両103のエンジンにより駆動
されるポンプから送り出される圧油が供給されることで
回転駆動され、また、その供給される圧油の流動方向を
切り換え操作可能なコントロールバルブが設けられるこ
とで、その回転方向は正逆切り換え可能とされ、さら
に、その圧油供給流量の調節により回転速度が変更可能
とされている。この油圧モータ180の回転は、そのギ
ヤボックス173に内蔵された減速ギヤ機構(図示省
略)を介して両回転体174、175に伝達可能とされ
ている。その回転の伝達により、第2回転体175と第
1回転体174とは、互いに逆方向に、同一回転数で正
逆回転駆動可能とされている。これにより、両回転体1
74、175の外周により挟んだホース102を、上記
収納部106への引き込み方向と、その収納部106か
らの送り出し方向とに送ることができる。
【0075】上記ホース回収車101によりホース10
2を回収するには、そのホース102の一端をガイド部
材105を介して引き込み装置104の回転体174、
175の間に挟み込ませ、しかる後に、両回転体17
4、175を引込み方向に回転駆動すると共にホース1
02に沿って自走車両103を自走させればよい。
【0076】上記構成によれば、自走しつつ路面上から
ホース102を回収することができ、この際、そのホー
ス102はガイド部材105により引き込み装置104
に案内され、その引き込み装置104により引き込んだ
ホース102を収納部106に収納することができる。
このホース102の回収に際して、路面上のホース10
2は運転室113の前方からガイド部材105を介して
引き込み装置104に導入されるので、ホースが運転室
の側方を通って引き込み装置に導入される場合に比べ、
ドライバーは路面上のホース102を確認でき、そのホ
ース102の路面上における湾曲に沿う操舵が容易にな
り、引き込み装置104へのより円滑な導入を図ること
ができる。しかも、そのガイド部材105は、自走車両
103の左右側部よりも左右内方に配置されるので、ガ
イド部材105と周囲の障害物との干渉が防止される。
また、ガイド部材105は自走車両103に着脱可能と
されているので、ホース102の回収を行なわない場合
にガイド部材105を取り外すことにより、その運転室
113からの前方視野がガイド部材105により遮られ
るのを防止できる。また、自走車両103から取り外し
たガイド部材105は、第1、第2、第3部分105
a、105b、105cに分割されるので、嵩張ること
がなく収納庫115に収納でき、これにより、ガイド部
材105を自走車両103自身により運搬できる。さら
に、そのガイド部材105の第2部分105bの下端側
を、自走車両103に対して左右軸中心に揺動させるだ
けで、その第2部分105bの上端側を、第3部分10
5cを介して、第1部分105aとの連結位置と連結解
除位置との間で変位させることができる。これにより、
そのガイド部材105の自走車両103に対する着脱作
業の容易化を図ることができる。
【0077】また、上記引き込み装置104によれば、
第1回転体174の外周と第2回転体175の外周とに
より挟んだホース102を、両回転体174、175を
回転駆動することで引き込み方向に送ることができる。
その両回転体174、175は中空体であって、外周が
弾性変形可能で内部に大気圧を超える圧力の空気が充填
されているので、その挟まれたホース102の形状に沿
って外周が弾性変形すると共に、その内圧に応じた均一
な力をホース102に作用させることができる。これに
より、図21の(1)に示すように両回転体174、1
75の間を単位ホース102aが通過する時と、図21
の(2)に示すように連結具102bが通過する時と
で、両回転体174、175の中心間距離を変化させる
ことなく、両回転体174、175の図中矢印A、B方
向への回転駆動によりホース102を図中矢印Cで示す
ように引き込み方向に送ることができ、その間隔を変化
させるための複雑な構成を必要としない。また、図中矢
印Dで示すように作用する内圧により、ホース102に
均一な力を作用させることができるので、ホース102
の第1回転体174との間の摩擦力と、ホース102と
第2回転体175との間の摩擦力とに差が生じるのを防
止できる。これにより、第1回転体174側での引き込
み速度と第2回転体175側での引き込み速度とに差が
生じるのを防止し、確実にホース102を引き込むこと
ができる。また、上記第2実施形態では、回収時にホー
ス102が張り過ぎた場合に、各回転体174、175
をホース102の回収時と逆方向に回転駆動し、ホース
102を収納部106から送り出すことができるので、
過大な負荷が引き込み装置104に作用するのを防止
し、適正な張り状態でホース102を回収できる。
【0078】上記第2実施形態において、ガイド部材の
各部分の連結手段は特に限定されず、また、運転室の前
方に配置される部分のみを自走車両に着脱可能にしても
よい。また、ガイド部材部分は自走車両上に露出状態で
収納されてもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明のホース回収車によれば、ホース
回収時における操舵の困難性を軽減してホースを円滑か
つ確実に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のホース回収車の側面図
【図2】本発明の第1実施形態のホース回収車の要部の
側面図
【図3】本発明の第1実施形態のホース回収車の要部の
平面図
【図4】本発明の第1実施形態のホース回収車の要部の
正面図
【図5】本発明の第1実施形態のガイド部材の要部の断
面図
【図6】本発明の第1実施形態のホース引き込み装置の
側面視断面図
【図7】本発明の第1実施形態のホース引き込み装置の
底面視断面図
【図8】本発明の第1実施形態のホース引き込み装置の
正面視断面図
【図9】本発明の第1実施形態のホース引き込み装置の
作用説明図
【図10】本発明の第1実施形態の変形例のホース引き
込み装置の側面構成説明図
【図11】本発明の第1実施形態の変形例のホース引き
込み装置の平面構成説明用断面図
【図12】本発明の第2実施形態のホース回収車の側面
【図13】本発明の第2実施形態のガイド部材部分の側
面図
【図14】本発明の第2実施形態のホース回収車の要部
の側面図
【図15】本発明の第2実施形態のホース回収車の要部
の平面図
【図16】本発明の第2実施形態のホース回収車の要部
の正面図
【図17】本発明の第2実施形態のガイド部材の(1)
は取り付け前の状態を示す図、(2)、(3)は取り付
け途中の状態を示す図
【図18】本発明の第2実施形態の(1)は第1連結機
構の側面図、(2)は第1連結機構の底面図、(3)は
第2、第4連結機構の斜視図、(4)は第3、第5連結
機構の側面図
【図19】本発明の第2実施形態のホース引き込み装置
の正面図
【図20】本発明の第2実施形態のホース引き込み装置
の側面図
【図21】本発明の第2実施形態のホース引き込み装置
の(1)は単位ホース引き込み状態での作用説明図、
(2)は連結具引き込み状態での作用説明図
【符号の説明】
1、101 ホース回収車 2、102 ホース 3、103 自走車両 4、104 ホース引き込み装置 5、105 ガイド部材 6、106 収納部 13、113 運転室 30 縦軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−231956(JP,A) 実開 平4−35456(JP,U) 実開 昭60−95967(JP,U) 欧州特許出願公開631796(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 27/00 - 33/06 B05B 17/00 - 17/08 B65H 75/00 - 75/50

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走しつつ路面上からホースを回収可能
    なホース回収車であって、 自走車両と、 その自走車両に設けられたホース引き込み装置と、 路面上のホースを前記引き込み装置に案内するガイド部
    材と、 その引き込み装置により引き込まれるホースの収納部と
    を備え、 そのガイド部材は、その自走車両に対して左右に変位可
    能とされ そのガイド部材の一端は前記自走車両の運転室よりも進
    行方向前方に配置され、そのガイド部材の他端は一端よ
    りも進行方向後方に配置され、その他端側から前記ホー
    ス引き込み装置にホースが導入される ホース回収車。
  2. 【請求項2】 その引き込み装置は自走車両に対して固
    定され、その引き込み装置にホースを案内することがで
    きるように、そのガイド部材は他端側において縦軸中心
    に揺動することで自走車両に対して左右に変位可能とさ
    れている請求項1に記載のホース回収車。
  3. 【請求項3】 そのガイド部材とホース引き込み装置と
    は同行して自走車両に対して左右に変位可能とされてい
    る請求項1に記載のホース回収車。
  4. 【請求項4】 そのガイド部材は、自走車両の左右側部
    よりも左右内方の範囲で変位するものとされている請求
    項1〜3の何れかに記載のホース回収車。
  5. 【請求項5】 そのガイド部材は、自走車両に対して上
    下に変位可能とされている請求項1〜4の何れかに記載
    のホース回収車。
  6. 【請求項6】 そのガイド部材を左右に駆動するアクチ
    ュエータを備える請求項1〜5の何れかに記載のホース
    回収車。
  7. 【請求項7】 自走しつつ路面上からホースを回収可能
    なホース回収車であって、 自走車両と、 その自走車両に設けられたホース引き込み装置と、 路面上のホースを前記引き込み装置に案内するガイド部
    材と、 その引き込み装置により引き込まれるホースの収納部と
    を備え、 そのガイド部材の一端は前記自走車両の運転室よりも進
    行方向前方に配置され、そのガイド部材の他端は一端よ
    りも進行方向後方に配置され、その他端側から前記ホー
    ス引き込み装置にホースが導入され、 そのガイド部材は、その自走車両の左右側部よりも左右
    内方に配置されるホース回収車。
  8. 【請求項8】 そのガイド部材の少なくとも前記運転室
    よりも前方に配置される部分は、その自走車両に着脱可
    能とされている請求項7に記載のホース回収車。
  9. 【請求項9】 そのガイド部材は、運転室の前方におい
    て上下方向に沿う部分と、運転室の上方において前後方
    向に沿う部分とを有し、両部分は分割可能とされ、 その自走車両は、その分割されたガイド部材部分の収納
    部を有する請求項8に記載のホース回収車。
  10. 【請求項10】 その運転室の前方において上下方向に
    沿うガイド部材部分の下端側は、取り付け完了前におい
    ては自走車両に対して左右軸中心に揺動可能とされ、 その揺動により、その上下方向に沿うガイド部材部分の
    上端側は、その前後方向に沿う部分との連結位置と連結
    解除位置との間で変位可能とされている請求項9に記載
    のホース回収車。
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