JP3912434B2 - ホースコンテナ車のホース引込装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上に展張された送水ホースを回収するホースコンテナ車に装備したホース引込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市火災や山火事等のような大規模火災の消火システムとして、数百メートルから数キロメートル離れた海、河川又は湖沼等から消防ホース(送水ホース)を延長して消火に当たるようにしたものがある。
本出願人は、先に特願平7−113398号出願によって、このように遠距離に展張された消防ホースを効率的に回収する手段として、図5に示すようなホースコンテナ車41を提案した。このホースコンテナ車41は、車台42にホース引込装置43とホースコンテナ40とを設け、そのホース引込装置43により地上から送水ホース44を引き上げ、ホースコンテナ40に収納するようにしたものである。
【0003】
このホースコンテナ車41に設けたホース引込装置43は、図6に示すように、2個の駆動ローラ45,46を前後に配置し、これら駆動ローラ45,46の上面にそれぞれニップローラ47,48を対設させている。そして、連続ホース44を接続している連結金具49が進入するとき、ニップローラ47,48の搬入側に設置したセンサ50で検知し、その検知信号によりニップローラ47,48を駆動ローラ45,46から順次一時的に引き上げ、その連結金具49の通過を許容するようになっている。
【0004】
しかし、このホース引込装置43は、連結ホース44を停滞させることなく連続引取りするためには、一方のニップローラが駆動ローラから引き上げられているとき、他方のニップローラが必ず駆動ローラに接圧して移送作用をしていなければならない。したがって、上記ホース引込装置43では必ず2個の駆動ローラが必要であり、1個の駆動ローラだけでは移送が不可能であった。
【0005】
また、連結金具49が通過するときは、2組の駆動ローラとニップローラのうち1組が必ず遊動状態になるため、連結ホース44に対するニップ面積が半減し、それだけ移送能力が低下してスリップなどの移送トラブルを発生する原因になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述のようなホースコンテナ車において、駆動源を最少限にしながらホースの移送能力を向上するようにしたホース引込装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、ホースコンテナ車にホース引込装置とホースコンテナを設け、該ホースコンテナ車を走行させながら前記ホース引込装置により地上に展張された送水ホースを引き上げ前記ホースコンテナ内に回収するホースコンテナ車のホース引込装置において、前記ホース引込装置の前方に送水ホースの連結金具を検知するセンサを設け、該ホース引込装置を搬送方向前端の案内ローラと後端の駆動ローラとの周囲に無端ベルトを巻回したベルトコンベヤと、前記送水ホースの搬送時に前記案内ローラと駆動ローラとにそれぞれ前記無端ベルトを挟んで同時押圧する前後2個のニップローラと、前記センサによる連結金具の通過検知により前記前後2個のニップローラをそれぞれ時間差をおいて順に上下操作するシリンダとから構成したことを特徴とするものである。
【0008】
このようにホース引込装置をベルトコンベヤから構成したので、このベルトコンベヤに動力を伝達する駆動用ローラは1本だけですみ、しかもホースの移送をベルトによる面接触で行うため、線接触のローラに比べて高い移送能力を発揮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例によって具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例によるホース引込装置を示し、図5のように車台上のホースコンテナの前部に設けられるものである。
図1において、ホース引込装置1は、移送手段の主要部としてベルトコンベヤ2を設け、このベルトコンベヤ2の両端部上面に前後2個のニップローラ5,6が押圧するようにしている。ベルトコンベヤ2は案内ローラ9と駆動ローラ10との周囲に無端ベルト11を巻回させて構成されている。すなわち、ベルトコンベヤ2は、片側の駆動ローラ10だけで駆動され、他方の案内ローラ9は従動ローラになっている。
【0010】
このような構成からなるホース引込装置1は、ベルトコンベヤ2の入口側と出口側とにおいて、ホース4の両端部が連結金具7で接続された連結ホース3をニップローラ5,6により挟み、かつ中間部を無端ベルト11の表面に密着させ、これら全体の摩擦力を利用して移送するようにしている。無端ベルト11の表面には、山谷の凹凸部が幅方向に延びるように設けた摩擦面35が形成され、この摩擦面35によって連結ホース3の移送能力を一層高めるようになっている(図2参照)。
【0011】
無端ベルト11の表面の摩擦面35としては、図2に示すような凹凸部のほかに、図3に示す実施態様のように、凹凸部が移送方向に平行に延びるようにしたものでもよく、或いは図4に示す実施態様のように、多数の独立ブロック状の突起が分散するようにしたものであってもよい。図3の摩擦面35の場合は、連結金具7が無端ベルト11表面において幅方向に転がるのを防止する効果があり、また図4の摩擦面35の場合は、前後のすべり及び幅方向の転がりの両方を防止する効果がある。
【0012】
前後2個のニップローラ5,6は、それぞれ支持脚21,22の下端に軸支されており、その支持脚21,22の上端はフレーム12上に支持されたアーム13,14の中間部に枢支されている。前側のアーム13は、後端部がフレーム12に枢支され、かつ前端部が操作シリンダ27のピストン稈33に連結されている。また、後側のアーム14は、前端部がフレーム12に枢支され、かつ後端部が操作シリンダ28のピストン稈34に連結されている。また、前後の支持脚21,22は「ハ」の字状に下開きになっており、かつそれぞれの支持脚21,22は引張ばね23,24に付勢され、下端のニップローラ5,6を無端ベルト11上に案内ローラ9と駆動ローラ10とに対向するように接圧させている。
【0013】
上記前後二つの操作シリンダ27,28は、センサ25が連結ホース3の連結金具7の搬入を検知したとき、その検知信号に基づいてマイクロコンピュータ(図示なし)から駆動信号を指令し、その指令によりアーム13,14を時間差をおいて順次上方へ揺動させると共に、支持脚21,22を順次上方に上げてニップローラ5,6を無端ベルト11から離間させることにより、上記連結金具7の通過を許容させるようにする。このような時間差をおいた2個のニップローラ5と6の作動は、一方が上昇するとき必ず他方が接圧状態になるように制御され、この時間差の制御によって連結ホース3が停滞せずに必ず移送されるようになっている。
【0014】
上述のように作動するホース引込装置1により、地上に展張された連結ホース3はホースコンテナ車の前進走行に応じて連続的に引き込まれ、ホースコンテナ内に収納される。
【0015】
【発明の効果】
上述したように本発明のホース引込装置によると、ホースコンテナ車においてホース移送手段の主要部としてベルトコンベヤを設けたので、駆動ローラの数を増やすことなくホース移送能力の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホース引込装置の実施例を示す側面図である。
【図2】同ホース引込装置を構成するベルトコンベヤを示す斜視図である。
【図3】同ベルトコンベヤの他の実施態様を示す斜視図である。
【図4】同ベルトコンベヤのさらに他の実施態様を示す斜視図である。
【図5】先願で開示したホースコンテナ車の概略側面図である。
【図6】同ホースコンテナ車に設けたホース引込装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1,43 ホース引込装置
2 ベルトコンベヤ
3 連結ホース
4 管体
5,6 ニップローラ
7 連結金具
9 案内ローラ
10 駆動ローラ
11 無端ベルト
13,14 アーム
21,22 支持脚
27,28 操作シリンダ
35 摩擦面
40 ホースコンテナ
41 ホースコンテナ車
Claims (2)
- ホースコンテナ車にホース引込装置とホースコンテナを設け、該ホースコンテナ車を走行させながら前記ホース引込装置により地上に展張された送水ホースを引き上げ前記ホースコンテナ内に回収するホースコンテナ車のホース引込装置において、
前記ホース引込装置の前方に送水ホースの連結金具を検知するセンサを設け、該ホース引込装置を搬送方向前端の案内ローラと後端の駆動ローラとの周囲に無端ベルトを巻回したベルトコンベヤと、前記送水ホースの搬送時に前記案内ローラと駆動ローラとにそれぞれ前記無端ベルトを挟んで同時押圧する前後2個のニップローラと、前記センサによる連結金具の通過検知により前記前後2個のニップローラをそれぞれ時間差をおいて順に上下操作するシリンダとから構成したホースコンテナ車のホース引込装置。 - 前記ベルトコンベヤを構成する無端ベルトの搬送面を凹凸の摩擦面に形成した請求項1に記載のホースコンテナ車のホース引込装置。
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JP15584996A JP3912434B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | ホースコンテナ車のホース引込装置 |
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1996
- 1996-06-17 JP JP15584996A patent/JP3912434B2/ja not_active Expired - Lifetime
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