JP2004040940A - グロメット - Google Patents

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JP2004040940A
JP2004040940A JP2002196702A JP2002196702A JP2004040940A JP 2004040940 A JP2004040940 A JP 2004040940A JP 2002196702 A JP2002196702 A JP 2002196702A JP 2002196702 A JP2002196702 A JP 2002196702A JP 2004040940 A JP2004040940 A JP 2004040940A
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grommet
hole
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Takashi Hashimoto
橋本 尚
Satoshi Iwatsuki
岩月 智
Kaichiro Moriyama
森山 嘉一郎
Yukushi Kato
加藤 行志
Masahiro Ishimaru
石丸 雅浩
Satoshi Ishikawa
石川 訓
Koichiro Baba
馬場 公一郎
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】シール性を向上する。
【解決手段】グロメット10のシール部20は、ダッシュパネル16に形成された貫通孔18内を挿通するヒータパイプ24の外周部24Aに接触しており、シール部20における圧作用側面20Aの傾斜角度αが鈍角(α>90°)となっている。従って、エンジンルーム12側から、洗車時、オフロード走行時等に高水圧(図1の矢印W)が作用した場合には、高水圧により、シール部20は、ヒータパイプ24の外周部24Aに密着する方向に押圧されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はグロメットに係り、特に、自動車車体のダッシュパネル等の壁部に形成した貫通孔と、この貫通孔を挿通するパイプ、コード等の挿通部材との間に配設され、貫通孔と挿通部材との間をシールするグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、壁部に形成された貫通孔と、該貫通孔を挿通する挿通部材との間に配設され、貫通孔と挿通部材との間をシールするグロメットにおいては、その一例が特開平8−195135号公報に示されている。
【0003】
図4に示される如く、このグロメット100は、取付部(取付けベースともいう)102の内周に薄肉状のブーツ104を有しており、このブーツ104と一体にリブ106が設けられている。また、ブーツ104は、中央部にパイプ108を挿通する挿通孔110を有する円錐膜部104Aと、この円錐膜部104Aの外周縁から円錐膜部104Aと反対側へ折り返されて円錐状に拡がり、その外周縁から取付部102の内周端へ繋がる中間膜部104Bとから構成されている。また、リブ106は、取付部102に対して円錐膜部104の軸方向の変位を規制するもので、ブーツ104の円錐膜部104Aと中間膜部104Bとを連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このグロメット100においては、円錐膜部104Aの先端部に形成され、パイプ108と接触するシール部104Cが円形断面となっており、その傾斜角度θが鋭角(θ<90°)である。この結果、シール部104Cに高水圧(図4の矢印W)が作用した場合に、シール部104Cが図4に二点鎖線で示すように変形しシールアウトし易い。このためシール性が低下する。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シール性を向上することができるグロメットを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、壁部に形成された貫通孔と、該貫通孔を挿通する挿通部材との間に配設され、前記貫通孔と前記挿通部材との間をシールするグロメットであって、
前記挿通部材と接触するシール部における圧作用側面の傾斜角度が鈍角であることを特徴とする。
【0007】
従って、挿通部材と接触するグロメットのシール部に水圧、気圧等の圧力が作用した場合に、シール部における圧作用側面の傾斜角度が鈍角であるため、前記圧力により、シール部は、挿通部材に密着する方向に押圧される。この結果、圧力が作用した場合に、シール部が挿通部材から離れシールアウトするのを防止できるため、シール性を向上できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のグロメットにおいて、前記シール部が断面U字状の深い折り返し部の先端に形成されていることを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、シール部の中心と挿通部材の中心とがずれた場合に、シール部に作用する偏荷重を、シール部がその先端に形成されている断面U字状の深い折り返し部の撓み変形によって吸収し、低減することができる。この結果、シール部の中心と挿通部材の中心とがずれた場合のシール性の低下を防止できる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載のグロメットにおいて、隣接する前記折り返し部が互いに連結されており、前記シール部を複数有することを特徴とする。
【0011】
従って、請求項2に記載の内容に加えて、複数のシール部と、各シール部に挿通された各挿通部材とのそれぞれのシール性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明におけるグロメットの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0013】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
【0014】
図1に示される如く、本実施形態のグロメット10は、自動車車体のエンジンルーム12と車室14とを仕切る壁部としてのダッシュパネル16に形成された貫通孔18に取付けられている。
【0015】
図2に示される如く、ダッシュパネル16に形成された貫通孔18に取付けた状態で、グロメット10は、車両後方から見た平面視形状が上下方向を長尺状とする長丸形状となっており、上下2つのシール部20を備えている。
【0016】
図1に示される如く、グロメット10のシール部20は、貫通孔18内を挿通する挿通部材としてのヒータパイプ24の外周部24Aに接触しており、シール部20における圧作用側面20Aの傾斜角度α、(傾斜角度とは、挿通部材としてのヒータパイプ24の外周部24Aと、シール部20における圧作用側面20Aとの開き角度)が鈍角(α>90°)となっている。
【0017】
例えば、貫通孔18をダッシュパネル16における上部に形成した場合には、洗車時の高水圧が作用する車両前側面、また、貫通孔18をダッシュパネル16における下部に形成した場合には、オフロード走行時等に跳ね上げた水の高水圧が作用する車両前側面20Aと、ヒータパイプ24の外周部24Aとの開き角度である傾斜角度αが、鈍角(α>90°)となっている。
【0018】
従って、エンジンルーム12側から、洗車時、オフロード走行時等に高水圧(図1の矢印W)が作用した場合には、高水圧により、シール部20は、ヒータパイプ24の外周部24Aに密着する方向に押圧されるようになっている。
【0019】
また、グロメット10における取付部30の外周部には、溝32が形成されており、この溝32内にダッシュパネル16における貫通孔18の外周部16Aが嵌合している。
【0020】
グロメット10における取付部30の内周には、薄肉状の折り返し部36が形成されている。この折り返し部36は、断面U字状の深い折り返し部となっており、その先端、即ち、内周端にシール部20が形成されている。従って、シール部20の中心P1と、ヒータパイプ24の中心P2とがずれた場合に、シール部20に作用する偏荷重を、断面U字状の深い折り返し部36の撓み変形によって吸収し、低減することができるようになっている。
【0021】
また、本実施形態のグロメット10では、隣接する上下のシール部20の間において折り返し部36の根元部36Aが互いに連結されている。
【0022】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0023】
本実施形態のグロメット10では、ヒータパイプ24の外周部24Aと接触するグロメット10のシール部20に、エンジンルーム12側から、洗車時、オフロード走行時等に高水圧(図1の矢印W)が作用した場合には、シール部20における圧作用側面20Aの傾斜角度αが鈍角であるため、高水圧により、シール部20は、ヒータパイプ24の外周部24Aに密着する方向に押圧される。この結果、シール部20がヒータパイプ24の外周部24Aから離れシールアウトするのを防止できるため、シール性を向上できる。
【0024】
また、本実施形態のグロメット10では、シール部20の中心P1と、ヒータパイプ24の中心P2とがずれた場合に、シール部20に作用する偏荷重を、断面U字状の深い折り返し部36の撓み変形によって吸収し、低減することができる。この結果、シール部20の中心P1と、ヒータパイプ24の中心P2とがずれた場合のシール性の低下を防止できる。
【0025】
また、本実施形態のグロメット10では、隣接する上下のシール部20の間において折り返し部36の根元部36Aが互いに連結されているため、隣接する上下のシール部20と、各シール部20に挿通されたヒータパイプ24とのそれぞれのシール性を向上することができる。
【0026】
また、本実施形態のグロメット10では、各シール部20におけるヒータパイプ24の外周部24Aとの接触面積が小さく線シールに近いため、組付時の抵抗が小さく、組付性が良い。
【0027】
また、本実施形態のグロメット10では、各シール部20におけるヒータパイプ24の外周部24Aとの接触部分が二重構造となっていないため、グロメット成形型の構造が簡単になり、グロメット10を低コストで製造できる。
【0028】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、2本のヒータパイプ24を保持するグロメット10に付いて説明したが、本発明のグロメットは、図3に示される如く、1本のヒータパイプ24を保持するグロメット10にも適用可能であると共に、図示を省略した3本以上のヒータパイプ24を保持するグロメット10にも適用可能である。
【0029】
また、上記実施形態では、壁部としてダッシュパネル16、挿通部材としてヒータパイプ24を使用した実施形態に付いて説明したが、壁部はダッシュパネルに限定さない、また、挿通部材はヒータパイプに限定されず、他のパイプ、コード等でも良い。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、壁部に形成された貫通孔と、貫通孔を挿通する挿通部材との間に配設され、貫通孔と挿通部材との間をシールするグロメットであって、挿通部材と接触するシール部における圧作用側面の傾斜角度が鈍角であるため、圧力が作用した場合に、シール部が挿通部材から離れシールアウトするのを防止でき、シール性を向上できるという優れた効果を有する。
【0031】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のグロメットにおいて、シール部が断面U字状の深い折り返し部の先端に形成されているため、請求項1記載の効果に加えて、シール部の中心と挿通部材の中心位置とがずれた場合のシール性の低下を防止できるという優れた効果を有する。
【0032】
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載のグロメットにおいて、隣接する折り返し部が互いに連結されており、シール部を複数有するため、請求項2に記載の効果に加えて、複数のシール部と挿通部材とのそれぞれのシール性を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施形態に係るグロメットを示す側断面図である。
【図2】
図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】
本発明の他の実施形態に係るグロメットを示す側断面図である。
【図4】
従来技術に係るグロメットを示す側断面図である。
【符号の説明】
10  グロメット
16  ダッシュパネル(壁部)
18  貫通孔
20  グロメットのシール部
20A  シール部の圧作用側面
24  ヒータパイプ(挿通部材)
30  グロメットの取付部
36  グロメットの折り返し部

Claims (3)

  1. 壁部に形成された貫通孔と、該貫通孔を挿通する挿通部材との間に配設され、前記貫通孔と前記挿通部材との間をシールするグロメットであって、
    前記挿通部材と接触するシール部における圧作用側面の傾斜角度が鈍角であることを特徴とするグロメット。
  2. 前記シール部が断面U字状の深い折り返し部の先端に形成されていることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 隣接する前記折り返し部が互いに連結されており、前記シール部を複数有することを特徴とする請求項2記載のグロメット。
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