JP2004040490A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を向上し得る携帯電話機を提案する。
【解決手段】本発明は、携帯電話機1においては、第1操作部4を有する第1操作部筐体5と、第2操作部11を有する第2操作部筐体9とを選択的に任意の角度へ展開するようにしたことにより、格別な操作をユーザに対して行わせることなく当該ユーザの使用目的に応じて操作対象の第1操作部筐体5又は第2操作部筐体9を回転操作するだけで容易に入力操作を行わせることができ、かくして、操作性を向上することができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯端末装置に関し、例えば携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機においては、急速な技術開発により通話機能のみならず電子メールの作成機能やゲーム機能をも装備するようになされており、これに伴って当該機能に対応する操作部の入力キーも増加する傾向にある。
【0003】
この場合、携帯電話機においては、その筐体に配置し得る入力キーの数に制限があることにより「かな」、「英字」及び「数字」等の複数の文字体系を複数の入力キー群に割り当て、必要に応じて入力モードを変更して当該複数の文字体系のうち1つを選択するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、例えば電子メール作成時において平仮名の「お」を入力する際には当該「お」に対応する入力キーを5回だけ押下する必要があり、さらに以前に入力したものが「英字」であった場合には入力モードの変更をも必要とすることにより複雑な操作が要求される。
【0005】
かかる要求を解決する方法として、例えば特開平12−276256 号に開示されているように、複数の入力キー群をそれぞれ別々の筐体に配置し、当該各筐体をそれぞれヒンジ部を介して折り畳み可能に連結したものが提案されているが、当該各筐体をそれぞれ折り畳み可能に連結しているので、任意の筐体に有する入力キー群を用いる場合でも常に各筐体全てを展開しなければならず、未だ複雑な操作が要求される。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、操作性を向上し得る携帯端末装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、表示部を有する表示部筐体と、それぞれ異なる操作部を有する複数の操作部筐体と、表示部筐体及び複数の操作部筐体をそれぞれ独立にほぼ同一平面上で回転させる回転軸とを設けることにより、ユーザに対して格別な操作を行わせることなく複数の操作部筐体のうち操作対象の操作部筐体を回転操作するだけで、当該操作対象の操作部筐体に有する操作部を介して操作を行わせることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)携帯電話機の外観構成
図1において、1は全体として本発明を適用した携帯電話機を示し、表示部2を有する筐体 (以下、これを表示部筐体と呼ぶ) 3と、第1操作部4を有する筐体(以下、これを第1操作部筐体と呼ぶ)5とに分けられている。
【0010】
表示部筐体3の正面上部には、スピーカ6が設けられており、通信先のユーザの音声や着信音等を出力する。
【0011】
表示部筐体3の正面中央には、LCD(Liquid Crystal Display)でなる表示部2が設けられており、電波の受信状態や電池の残量等、携帯電話機1における各種機能に対応した各種情報をユーザに対して通知する。
【0012】
表示部筐体3の正面下部には、回動操作及び押下操作自在な回転押圧操作子(ジョグダイヤル)7が表示部筐体3の表面から僅かに突出した状態で設けられており、例えばユーザの親指のみの回動操作及び押下操作により携帯電話機1における各種機能の選択命令や決定命令を容易に入力し得るようになされている。
【0013】
一方、第1操作部筐体5の正面下部には、マイクロフォン8が設けられており、当該マイクロフォン8近傍の音響を集音する。
【0014】
第1操作部筐体5の正面中央には、リダイアルキー、通話開始キー、通話終了キー、電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の各種入力キーからなる第1操作部4が設けられている。
【0015】
そして第1操作部4は、数字、英字及びかな(カナ)文字の各種文字体系のうち、当該数字の「0」〜「9」に対応する数字入力キー群(図示せず)のみを有しており、当該各種文字体系のうち数字だけを入力し得るようになされている。
【0016】
かかる構成に加えて携帯電話機1においては、第1操作部筐体5の下側に、当該第1操作部筐体5と同形同大でなる筐体(以下、これを第2操作部筐体と呼ぶ)9を設けている。
【0017】
さらに携帯電話機1においては、表示部筐体3の正面下部側から第1操作部筐体5を介して第2操作部筐体9の背面上部側まで挿通した回転軸10を有し、当該回転軸10を介して表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9をそれぞれ独立にかつ回転自在に連結している。
【0018】
従って携帯電話機1は、図2に示すように、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9をそれぞれ独立に右方向(図中において矢印に示す方向)へほぼ同一平面上で回転し得るようになされている。
【0019】
この実施の形態の場合、携帯電話機1においては、第1操作部筐体5に対して、表示部筐体3及び第2操作部筐体9を右方向へ180度の範囲内に限定して回転し得るようになされている。
【0020】
従って携帯電話機1においては、第1操作部筐体5に対して表示部筐体3及び第2操作部筐体9の連続回転を防止し得、これにより第1操作部筐体5と表示部筐体3との間、及び第1操作部筐体5と第2操作部筐体9との間を結ぶ配線の絡まりや断線を回避し得るようになされている。
【0021】
因みに携帯電話機1においては、右方向へ180度の範囲内に限定して回転するようにしたが、これに限らず、左方向へ180度の範囲内に限定して回転するようにしても良い。
【0022】
ここで、第2操作部筐体9は第2操作部11のみを有しており、これにより第2操作部11には数字、英字及びかな(カナ)文字の各種文字体系のうち、英字及びかな(カナ)文字の各1文字ずつにそれぞれ対応した文字入力キー群を第2操作部筐体9全体にわたって配置し得るようになされている。
【0023】
従って携帯電話機1においては、図3に示すように、第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を180度回転して展開すると共に、当該第1操作部筐体5に対して第2操作部筐体9を90度回転して展開された状態(以下、これを文字入力状態と呼ぶ)にすると、「0」〜「9」に対応する数字入力キー群だけを有する第1操作部4と、英字及びかな(カナ)文字の各1文字ずつにそれぞれ対応した文字入力キー群を有する第2操作部11とをそれぞれ個別に有していることにより、ユーザに対して数字と、英字及びかな(カナ)文字との相互間における入力モードの変更操作を行わせることなく各種文字を入力させ得るようになされている。
【0024】
また、携帯電話機1においては、図4に示すように、第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を90度回転して展開すると共に、当該第1操作部筐体5に対して第2操作部筐体9を180度回転して展開することにより表示部筐体3を挟んで第1操作部筐体5と第2操作部筐体9とを180度対向させた状態(以下、これをゲーム操作状態と呼ぶ)にすると、当該第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を両手で握持させ得、あたかもゲーム機器のリモートコントローラのような入力操作を行わせ得るようになされている。
【0025】
また、携帯電話機1においては、図1に示したように、第2操作部筐体9上に第1操作部筐体5を重ねると共に、当該第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を180度回転して展開させた状態(以下、これを開状態と呼ぶ)にすると、例えばユーザに対して電話番号の入力操作や通話等を行わせ得るようになされている。
【0026】
この場合、携帯電話機1は、第2操作部筐体9については英字及びかな(カナ)文字に対応する文字入力キー群に応じた薄い基板を収納するのみであることにより、内蔵アンテナや各種制御回路を収納する第1操作部筐体5と重ね合わせた場合においても、ユーザに対して容易に把持させ得るようになされている。
【0027】
さらに携帯電話機1は、回転軸10を僅かに傾斜させると共に、第1操作部筐体5における正面上部を先端に近づくにつれて徐々に隆起させることにより、当該第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を180度対向させた際に当該携帯電話機1全体を弓状に展開し得、その結果、表示部筐体3の表示部2をユーザに対して容易に目視させ得るようになされている。
【0028】
また、携帯電話機1においては、図5に示すように、表示部筐体3の背面と第1操作部筐体5の表面とを重ね合わせると共に、当該第1操作部筐体5の背面と第2操作部筐体9の表面とを重ね合わせた状態(以下、これを閉状態と呼ぶ)にすると、開状態(図1)に比して小型化し得、ユーザに対して容易に持ち運びさせ得るようになされている。
【0029】
そして携帯電話機1は、表示部筐体部3の正面に表示部2を設けていることにより、閉状態においても現時刻や電波状態等を表示部2を介してユーザに対して通知し得るようになされている。
【0030】
さらに携帯電話機1は、表示部筐体部3の正面にジョグダイヤル7を設けていることにより、閉状態においても例えばジョグダイヤル7の回動操作及び押下操作によって当該携帯電話機1における基本的な機能全てを実行させ得るようになされている。
【0031】
このように携帯電話機1においては、回転軸10を介して第1操作部筐体5に対して表示部筐体3及び第2操作部筐体9を選択的に任意の角度へ展開することにより、ユーザの使用目的に応じた入力操作を行わせ得るようになされている。
【0032】
(2)携帯電話機の回路構成
図6に示すように、携帯電話機1は、当該携帯電話機1の各種機能を統括的に制御するCPU20に対して、バスBUSを介してROM21、RAM22、表示部2、ジョグダイヤルI/F(インターフェイス)23、制御手段としての操作制御部24及び送受信部25が接続されていると共に、当該送受信部25にアンテナ26及び信号処理部27が接続されている。
【0033】
携帯電話機1のCPU20は、第1操作部4、第2操作部11又はジョグダイヤル7を介して入力される各種命令に応じて、ROM21に格納された各種プログラムを適宜読み出してRAM22上で実行することにより、当該携帯電話機1における各種機能を実現するようになされている。
【0034】
例えば、CPU20は、第1操作部4を介して入力された操作命令に応じて送受信部25を制御することにより、発呼処理や終話処理等の各種通信処理を実行する。
【0035】
すなわち送受信部25は、アンテナ26を介して所定の制御信号を基地局(図示せず)へ送信して発呼処理を行い、また基地局から送信された着信信号をアンテナ26を介して受信し、当該着信信号を信号処理部27及びスピーカ6を順次介してユーザに対して着信通知を行う。
【0036】
そして送受信部25は、通話時において、アンテナ26を介して受信した受信信号を増幅した後に周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を順次行うことにより音声データを生成し、これを信号処理部27へ送出する。そして信号処理部27は、音声データに対して復調処理、誤り訂正処理及びディジタルアナログ変換処理を順次行うことにより得られる音声信号をスピーカ6を介して出力する。
【0037】
これに対して信号処理部27は、マイクロフォン8を介して集音した音声信号に対してアナログディジタル変換処理、誤り訂正処理及び変調処理を順次行うことにより音声データを生成し、これを送受信部25へ送出する。そして送受信部25は、音声データに対してディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を順次行った後に増幅して得られる送信信号をアンテナ26を介して送信するようになされている。
【0038】
(3)操作制御処理
ところで携帯電話機1のCPU20は、ROM21に格納された操作制御処理プログラムを読み出してRAM22上で実行することにより、当該操作制御処理プログラムに従って操作制御部24を制御して第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を常時監視するようになされている。
【0039】
ここで、操作制御部24における操作制御処理手順について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0040】
操作制御部24は、操作制御処理ルーチンRTの開始ステップから次のステップSP1へ移って、第1操作部筐体5が展開されたか否かを判断する。
【0041】
ここで否定結果が得られると、このことは表示部筐体3と第1操作部筐体5とが重なっている状態にあることを表しており、このとき操作制御部24は、表示部筐体3の回転により第1操作部筐体5が展開されるまで待ち受ける。
【0042】
これに対して肯定結果が得られると、このことは表示部筐体3を回転することにより第1操作部筐体5が展開された状態(例えば開状態(図1))、あるいは第1操作部筐体5自体を任意の角度回転して展開された状態になったことを表しており、このとき操作制御部24は、次のステップSP2へ移る。
【0043】
ステップSP2において操作制御部24は、第1操作部筐体5の第1操作部4に電源を投入することにより当該第1操作部4を動作させた後、次のステップSP3へ移る。
【0044】
ステップSP3において操作制御部24は、第2操作部筐体9が展開されたか否かを判断する。
【0045】
ここで否定結果が得られると、このことは第1操作部筐体5と第2操作部筐体9とが重なっている状態にあることを表しており、このとき操作制御部24は、第2操作部筐体9が展開されるまで待ち受ける。
【0046】
これに対して肯定結果が得られると、このことは第1操作部筐体5を回転することにより第2操作部筐体9が展開された状態、あるいは第2操作部筐体9自体を任意の角度回転して展開された状態になったことを表しており、このとき操作制御部24は、次のステップSP4へ移る。
【0047】
ステップSP4において操作制御部24は、第2操作部筐体9の第2操作部11に電源を投入することにより当該第1操作部4を動作させた後、次のステップSP5へ移る。
【0048】
ステップSP5において操作制御部24は、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9がゲーム操作状態(図5)とされたか否かを判定する。
【0049】
ここで否定結果が得られると、このことは未だ表示部筐体3を挟んで第1操作部筐体5と第2操作部筐体9とを180度対向させた状態、すなわちゲーム操作状態ではないことを表しており、このとき操作制御部24は、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9がゲーム操作状態とされるまで待ち受ける。
【0050】
これに対して肯定結果が得られると、このことは表示部筐体3を挟んで第1操作部筐体5と第2操作部筐体9とを180度対向させることによりゲーム操作状態とされたことを表しており、このとき操作制御部24は、次のステップSP6へ移る。
【0051】
ステップSP6において操作制御部24は、第1操作部4における数字入力キー群に対して所定のモード変換を行うことにより当該数字入力キー群のうち所定の入力キーだけをゲーム機器のAボタン及びBボタンとして動作させる。
【0052】
同様に操作制御部24は、第2操作部11における英字及びかな(カナ)文字に対応する文字入力キー群に対して所定のモード変換を行うことにより当該文字入力キー群のうち所定の入力キーだけをゲーム機器の十字ボタンとして動作させ、次のステップSP7へ移る。
【0053】
因みに操作制御部24は、所定のモード変換を行うことにより第1操作部4における所定の数字入力キーだけをゲーム機器のAボタン及びBボタンとして動作させると共に、第2操作部11における所定の文字入力キーだけをゲーム機器の十字ボタンとして動作させるようにしたが、これに限らず、例えばRAM23上で実行したゲームプログラムに応じたゲーム機器のボタンに対応したモード変換を行うことにより第1操作部4及び第2操作部11を動作させるようにしても良く、その他種々のモード変換を行うことにより第1操作部4及び第2操作部11を動作させるようにしても良い。
【0054】
ステップSP7において操作制御部24は、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9におけるゲーム操作状態の変更があったか否かを判定する。
【0055】
ここで否定結果が得られると、このことは未だ表示部筐体3を挟んで第1操作部筐体5と第2操作部筐体9とを180度対向させている状態であることを表しており、このとき操作制御部24は、当該ゲーム操作状態の変更があるまで待ち受ける。
【0056】
これに対して肯定結果が得られると、操作制御部24は、第1操作部4に対して再び所定のモード変換を行うことにより、ゲーム機器のAボタン及びBボタンとして動作させた第1操作部4の数字入力キーを元の「0」〜「9」に対応する数字入力キーに切り換える。
【0057】
同様に操作制御部24は、第2操作部11に対しても所定のモード変換を行うことにより、ゲーム機器の十字ボタンとして動作させた第2操作部11の文字入力キーを元の英字及びかな(カナ)文字に対応する文字入力キーに再び切り換え、ステップSP5に戻って表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9が再びゲーム操作状態とされるまで待ち受ける。
【0058】
このように操作制御部24は、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9がゲーム操作状態とされた場合には、第1操作部4及び第2操作部11における所定の数字及び文字入力キーだけをゲーム機器専用のボタンとして動作させることにより、あたかもゲーム機器のリモートコントローラのような入力操作を行わせ得るようになされている。
【0059】
以上の構成において、携帯電話機1は、表示部2を有する表示部筐体3と、第1操作部4を有する第1操作部筐体5と、第2操作部11を有する第2操作部筐体9と、表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を独立にほぼ同一平面上で回転させる回転軸10とを設けるようにした。
【0060】
従って携帯電話機1においては、通話機能を実行する場合には、図1に示したように、第2操作部筐体9上に第1操作部筐体5を重ねると共に、当該第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を180度だけ展開することにより開状態とし、当該第1操作部筐体5の第1操作部4の「0」〜「9」に対応する数字入力キー群を介して通話を開始させることができる。
【0061】
また携帯電話機1においては、電子メール作成機能を実行する場合には、図3に示したように、第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を180度だけ展開すると共に、当該第1操作部筐体5に対して第2操作部筐体9を右方向へ90度だけ展開することにより文字入力状態とし、当該第1操作部4における「0」〜「9」に対応する数字入力キー群と、第2操作部11における英字及びかな(カナ)文字の各1文字ずつにそれぞれ対応した文字入力キー群とを介して数字、英字及びかな(カナ)文字の各相互間における入力モードの変更操作を行わせることなく文字入力させることができる。
【0062】
さらに携帯電話機1においては、ゲーム機能を実行する場合には、図4に示したように、第1操作部筐体5に対して表示部筐体3を90度だけ展開すると共に、当該第1操作部筐体5に対して第2操作部筐体9を180度だけ展開することによりゲーム操作状態とし、当該第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を両手で握持させることができ、このとき操作制御部24により入力モードの切り換えがなされた第1操作部4及び第2操作部11を介してあたかもゲーム機器のリモートコントローラのような入力操作を行わせることができる。
【0063】
このように携帯電話機1においては、ユーザの使用目的に応じて第1操作部筐体5に対して表示部筐体3及び第2操作部筐体9を選択的に任意の角度へ展開することにより、入力モード変更等の格別な操作をユーザに対して行わせることなく入力操作を行わせることができる。
【0064】
以上の構成によれば、携帯電話機1においては、第1操作部4を有する第1操作部筐体5と、第2操作部11を有する第2操作部筐体9とを選択的に任意の角度へ展開するようにしたことにより、格別な操作をユーザに対して行わせることなく当該ユーザの使用目的に応じて操作対象の第1操作部筐体5又は第2操作部筐体9を回転操作するだけで容易に入力操作を行わせることができ、かくして、操作性を向上することができる。
【0065】
(4)他の実施の形態
上述の実施の形態においては、2つの第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2以上でなる複数の操作部筐体を設けるようにしても良い。この場合、携帯電話機1の各種機能に対応する複数の文字体系等を同一の入力キー群に割り当てることなく1つずつ個別に配置することができ、かくして、一段と操作性を向上することができる。
【0066】
またこの場合、例えば図1との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、第1操作部30を有する第1操作部筐体31と、当該第1操作部30の入力キー群とは異なる入力キー群でなる第2操作部32を有する第2操作部筐体33とを同一平面上で別々の回転軸10及び34によりそれぞれ独立に回転自在な状態で連結するようにすれば、携帯電話機1の厚みを極力低減した状態で、当該携帯電話機1の各種機能に対応する複数の文字体系等を同一の入力キー群に割り当てることなく1つずつ個別に配置することができる。
【0067】
さらに上述の実施の形態においては、同一の回転軸10によって表示部筐体3、第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を連結するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、表示部筐体3及び第1操作部筐体5を第1の回転軸によって連結すると共に、当該第1操作部筐体5及び第2操作部筐体9を第1の回転軸とは異なる第2の回転軸によって連結するようにしても良い。この場合、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
さらに上述の実施の形態においては、表示部筐体3及び第2操作部筐体9を右方向へ180度の範囲内に限定して回転するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、360度回転するようにしても良い。
【0069】
さらに上述の実施の形態においては、第1操作部筐体5と同形同大の第2操作部筐体9を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1操作部筐体5とは異形異大でなる第2操作部筐体を設けるようにしても良い。
【0070】
この場合、例えば図1との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、第1操作部40を「0」〜「9」に対応する数字入力キー群のみを配置し、当該第1操作部筐体5から露出する第2操作部筐体41の露出領域ARに通話開始キー、通話終了キー、電源キー及び電子メールキー等の各種入力キーを配置すると共に、当該第2操作部筐体41の露出領域AR以外の領域(図示せず)に英字及びかな(カナ)文字入力キー群を配置する。
【0071】
このようにすれば、数字入力キーと文字入力キーとを一段と区別して入力させ易くすることができ、かくして、一段と操作性を向上することができる。
【0072】
さらに上述の実施の形態においては、英字及びかな(カナ)文字の各1文字ずつにそれぞれ対応した文字入力キー群を第2操作部筐体9に配置するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図1との対応部分に同一符号を付した図10に示すように、第2操作部筐体50の第2操作部51に英字及びかな文字の文字系統を同一の入力キー群に割り当てておき、回転軸10を介して当該第2操作部筐体50が右方向へ90度だけ展開された場合には操作制御部24(図6)によって入力モードを英字に変更し、これに対して左方向へ90度だけ展開された場合には操作制御部24によって入力モードをかな文字に変更するようにしても良く、要は制御手段としての操作制御部24によって、操作部筐体の展開角度に応じて文字入力キー群に割り当てられる複数の文字体系のうち1つを選択するようにすることができる。
【0073】
さらに上述の実施の形態においては、第2操作部筐体9における第2操作部11に英字及びかな(カナ)文字に対応する文字入力キー群のみを有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該英字及びかな(カナ)文字に対応する文字入力キー群に代えて、タッチパッド又は十字キーを設けるようにしても良く、あるいはパーソナルコンピュータにおけるキーボードの同一のキー配列でなる入力キー群を設けるようにしても良い。この場合、一段と操作性を向上することができる。
【0074】
さらに上述の実施の形態においては、本発明を携帯電話機1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばスティック式の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants) 、パーソナルコンピュータ、ヘッドホンステレオ又は携帯ゲーム機器等、この他の種々の携帯端末装置に適用するこができる。
【0075】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、表示部を有する表示部筐体と、それぞれ異なる操作部を有する複数の操作部筐体と、表示部筐体及び複数の操作部筐体をそれぞれ独立にほぼ同一平面上で回転させる回転軸とを設けることにより、ユーザに対して格別な操作を行わせることなく複数の操作部筐体のうち操作対象の操作部筐体を回転操作するだけで、当該操作対象の操作部筐体に有する操作部を介して操作を行わせることができ、かくして、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機の構成を示す略線図である。
【図2】回転の様子を示す略線図である。
【図3】文字入力状態の携帯電話機を示す略線図である。
【図4】ゲーム操作状態の携帯電話機を示す略線図である。
【図5】閉状態の携帯電話機を示す略線図である。
【図6】携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図7】操作制御処理手順を示すフローチャートである。
【図8】他の実施の形態による携帯電話機の構成(1)を示す略線図である。
【図9】他の実施の形態による携帯電話機の構成(2)を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態による携帯電話機の構成(3)を示す略線図である。
【符号の説明】
1……携帯電話機、2……表示部、3……表示部筐体、4、30、40……第1操作部、5、31……第1操作部筐体、9、33、41、50……第2操作部筐体、10……回転軸、11、32、51……第2操作部、20……CPU、24……操作制御部。

Claims (5)

  1. 表示部を有する表示部筐体と、
    それぞれ異なる操作部を有する複数の操作部筐体と、
    上記表示部筐体及び上記複数の操作部筐体をそれぞれ独立にほぼ同一平面上で回転させる回転軸と
    を具えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 上記複数の操作部筐体は少なくとも、数字入力キー群でなる操作部を有する第1操作部筐体と、文字入力キー群でなる操作部を有する第2操作部筐体とによって構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 上記表示部筐体及び上記第1操作部筐体は、第1の回転軸によって連結されると共に、上記第1操作部筐体及び上記第2操作部筐体は、上記第1の回転軸とは異なる第2の回転軸によって連結される
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 上記第1操作部筐体又は上記第2操作部筐体の回転角度に応じて、上記文字入力キー群に割り当てられる複数の文字体系のうち1つを選択する制御手段
    を具えることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  5. 上記複数の操作部筐体のうち、少なくとも1つの操作部筐体の操作部はタッチパッドでなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
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