JP2004038584A - 個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく葬儀企画の補助を行うことができる個人情報管理システムを提供する。
【解決手段】個人情報管理システム1は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムである。管理システム1は、葬儀希望条件記憶部21と、特定葬儀業者情報記憶部22と、依頼者名を示すことなく開示する葬儀企画案募集内容開示機能23と、特定葬儀業者への葬儀企画募集案件関連情報通知機能25と、葬儀企画案受付機能24と、依頼者への葬儀企画案関連情報通知機能26と、依頼者により選択された候補葬儀企画案記憶部33と、葬儀業者に依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能31とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】個人情報管理システム1は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムである。管理システム1は、葬儀希望条件記憶部21と、特定葬儀業者情報記憶部22と、依頼者名を示すことなく開示する葬儀企画案募集内容開示機能23と、特定葬儀業者への葬儀企画募集案件関連情報通知機能25と、葬儀企画案受付機能24と、依頼者への葬儀企画案関連情報通知機能26と、依頼者により選択された候補葬儀企画案記憶部33と、葬儀業者に依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能31とを備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自らの遺志による葬儀計画の策定を希望する依頼者のための個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
葬儀対象となる者の死亡後、親族が葬儀業者と打ち合わせて葬儀内容を取り決め実行するケースが一般的である。しかし、最近では、本人が希望する葬儀条件をあらかじめ親族と話し合い、本人死亡後その内容に沿って葬儀を行うケースも出てきている。しかし、生前に本人と親族が葬儀計画について話し合うことは、例え本人が希望したとしても本人の体調などより親族が受け入れにくい場合があり、また、本人が葬儀に関する知識不十分のため希望する葬儀条件を表現することも困難な場合も多い。
特開2001−338085号公報には、葬儀業者生前決定システムが開示されている。上記システムによれば、生前において葬儀業者の決定が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開2001−338085号公報には、コンピュータ通信ネットワーク上のサーバを介して葬儀業者を生前に決定する葬儀業者生前決定システムにおいて、前記サーバは、前記ネットワークの葬儀依頼者側端末より葬儀費用を含む葬儀希望条件データを受け取る段階と、前記葬儀希望条件データを複数の葬儀業者側端末に配信する段階と、葬儀業者側端末より見積額データを受取る段階と、前記見積額データを葬儀依頼者側端末に送信する段階と、前記見積額データを希望順にランク付けしたデータを、葬儀依頼者側端末より葬儀業者決定データとして受取る段階を含むことを特徴とする葬儀業者生前決定システムが開示されている。
【0004】
しかし、上記生前決定システムでは、葬儀業者より見積額データを受け取ることを主としている。しかし、本人が葬儀に関する十分な知識を備えていない場合が多く、正確な見積額データを算出することが可能な葬儀希望条件を本人が提示することは困難である。また、上記システムでは葬儀業者を生前に決定しておくシステムであるため、葬儀業者に対する依頼者名の開示が必須となり個人情報保護の点においても問題がある。特に、生前予約から実行されるまでの期間が不確定であるとともに実際の契約者は遺族となるため、依頼者が望まないにも係わらず、葬儀業者から依頼者の家族への生前のコンタクトが行われる危惧もある。
そこで、本発明の目的は、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムであって、
該個人情報管理システムは、前記依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部と、該葬儀希望条件記憶部に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能と、該葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを前記特定葬儀業者に通知する通知機能と、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能と、前記葬儀企画案受付機能により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能および/または前記葬儀企画案を提出した葬儀業者に前記依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能とを備えることを特徴とする個人情報管理システム。
【0006】
(2) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して行う前記依頼者の認証確認機能と、ネットワークを介して該認証確認機能により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能を備え、前記葬儀希望条件記憶部は前記依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、前記葬儀企画案募集内容開示機能は、前記変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、前記前記特定葬儀業者に通知する通知機能は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、前記葬儀企画案受付機能は、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、前記葬儀企画案関連情報通知機能は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、前記候補葬儀企画案記憶部は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものである上記(1)に記載の個人情報管理システム。
【0007】
(3) 前記候補葬儀企画案記憶部は、複数の候補葬儀企画案を順位を付して記憶するものである上記(1)または(2)に記載の個人情報管理システム。
(4) 前記葬儀企画案受付機能は、前記特定葬儀業者からのみ葬儀企画案を受け付けるものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(5) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(6) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して前記特定葬儀業者が前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案における自己の候補状況を検索可能な検索機能を備えている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(7) 前記個人情報管理システムは、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
【0008】
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(8) 管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うことを特徴とする葬儀計画作成方法。
(9) 前記葬儀計画作成方法は、上記(1)ないし(7)のいずれかの個人情報管理システムを用いるものである上記(8)に記載の葬儀計画作成方法。
(10) 前記葬儀企画案募集ステップは、前記特定葬儀葬儀業者のみから受け付けるものである上記(8)または(9)に記載の葬儀計画作成方法。
【0009】
さらに、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(11) 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、
該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、
管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、
前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うことを特徴とする葬儀支援方法。
(12) 前記葬儀支援システムは、上記(1)ないし(7)のいずれかの個人情報管理システムを含むものである上記(11)に記載の葬儀支援方法。
【0010】
【発明の実施の形態】
そこで、本発明の個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法について、実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の個人情報管理システムの実施例の構成を示すブロックである。図2は、本発明の個人情報管理システムの実施のための個人情報管理システム用装置の一例を説明するための説明図である。図3は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図4は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図5は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法の作用ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図6は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。図7は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。図8は、本発明の葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【0011】
本発明の個人情報管理システム1は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムである。個人情報管理システム1は、依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部21と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部22と、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能23と、葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを特定葬儀業者に通知する通知機能(葬儀企画募集案件関連情報通知機能)25と、ネットワークを介して葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能24と、葬儀企画案受付機能24により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能26と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部33と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部33が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能29および/または葬儀企画案を提出した葬儀業者に依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能31とを備えている。
【0012】
ここでいう依頼者とは、本人もしくは本人より依頼された者である。
この実施例の個人情報管理システムは、葬儀希望条件を有する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な管理者サーバを有する管理システム用装置1を備える。具体的には、管理システム用装置1は、図1に示すように、インターネット2を介して、依頼者側端末3および葬儀業者側端末4と接続可能な機能を備える。
管理システム用装置1は、図1に示すように、WWWサーバ11、メールサーバ12を備えるインターネット用サーバ、処理装置13および記憶装置14を備えている。さらに、管理システム用装置1は、自動FAX送信手段16、自動電話通信手段17、入力端末15を備えていてもよい。また、WWWサーバ11内には、依頼者側ホームページ11aおよび業者側ホームページ11bが作成されている。なお、WWWサーバ11およびメールサーバ12は、必ずしも設けなくてもよく、契約するプロバイダが備えるサーバを用いるものとしてもよい。
【0013】
管理システム用装置1は、図2に示すように、処理装置13と記憶装置14を備えている。
処理装置13は、上述したように、葬儀希望条件受付機能32、葬儀企画案募集内容開示機能23と、葬儀企画募集案件関連情報通知機能25と、葬儀企画案受付機能24と、受付葬儀企画案関連情報通知機能26と、候補葬儀業者開示機能29と、葬儀企画提出業者への情報通知機能31とを備えている。
記憶装置14は、上述したように、葬儀希望条件記憶部21と、特定葬儀業者情報記憶部22と、候補葬儀企画案記憶部33とを備えている。
さらに、管理システム用装置1は、具体的には、処理装置13は、葬儀企画案募集内容開示機能23、葬儀企画募集案件関連情報通知機能25、受付葬儀企画案関連情報通知機能26、選択候補葬儀企画案受付機能27、葬儀業者の自己候補状況検索機能28、一般葬儀業者情報登録機能41、依頼者保管希望個人情報受付機能42、葬儀案内通知機能43、認証機能44、葬儀変更希望条件受付機能45のいずれかもしくは任意の組み合わせさらにはすべてを備えることが好ましい。
さらに、管理システム用装置1は、具体的には、記憶装置14は、受付葬儀企画案情報記憶部34、依頼者保管希望個人情報記憶部46、一般葬儀業者情報記憶部30のいずれかもしくは任意の組み合わせさらにはすべてを備えることが好ましい。
【0014】
各機能および記憶部について説明する。
葬儀希望条件受付機能32は、依頼者側ホームページ上より依頼者(言い換えれば、依頼者側)による葬儀希望条件を入力可能となっており、入力された葬儀希望条件データを必要により変換する。そして、葬儀希望条件データは、上述の葬儀希望条件記憶部21に記憶される。なお、葬儀希望条件入力補助のために、管理システム用装置1は、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えていることが好ましい。
葬儀希望条件記憶部21は、依頼者より入力された葬儀希望条件を記憶するためのものである。特定葬儀業者情報記憶部22は、いわゆるこのシステムを恒常的に利用する会員に関する情報を記憶するためのものである。特定葬儀業者情報記憶部22には、特定葬儀業者(会員)の社名、住所、葬儀引受可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレス、葬儀企画案申込履歴、候補状況などが記憶されている。
【0015】
葬儀企画案募集内容開示機能23は、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件をネットワーク(具体的には、インターネット2)を介して開示するためのものである。具体的には、この機能により、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件データは必要により変換され、業者側ホームページ上より葬儀業者による閲覧を可能としている。なお、業者側ホームページには、依頼者名は開示されない。依頼者に関して開示される情報は、年齢、性別、おおよその居住区域程度である。
葬儀企画案受付機能24は、葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された葬儀希望条件に対する葬儀業者の葬儀企画案を受け付けるためのものである。具体的には、この機能により、業者側ホームページ上より閲覧している募集案件に対して、当該ホームページ上から葬儀業者による葬儀企画案の受付を可能としている。なお、葬儀企画の受付は、特定葬儀業者情報記憶部22が記憶する特定葬儀業者のみより受け付けるものとしてもよい。
【0016】
葬儀企画募集案件関連情報通知機能25は、葬儀希望条件記憶部21が記憶する葬儀希望条件に関する情報(募集案件情報)を特定葬儀業者に通知するためのものである。新規の葬儀希望条件が葬儀希望条件記憶部21に記憶されると、管理システム用装置1は、記憶している特定葬儀業者に対して、新規葬儀希望条件受付を知らせるメール文を作成し、各特定葬儀業者に電子メールを送信する。このため、特定葬儀業者は、新規募集案件情報を容易に入手できる。なお、電子メールの送信は、記憶する全ての特定葬儀業者に行うのではなく、募集案件の内容と特定葬儀業者の実施可能地域、実施可能葬儀形態などを考慮して選択して行うものとしてもよい。
【0017】
受付葬儀企画案関連情報通知機能26は、葬儀企画案受付機能24により受け付け、受付葬儀企画案情報記憶部34に記憶された葬儀企画案情報を依頼者に通知する。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、葬儀企画案情報をリスト形式にして電子メールで送信するもの、また、依頼者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知するものなどが考えられる。特に、後者が好ましく、この場合、その情報開示用ホームページより、候補葬儀業者を選択可能とすることが好ましい。選択候補葬儀企画案受付機能27は、依頼者が選択した候補葬儀企画案を受け付けるものである。上述のように情報開示用ホームページより行うことが可能とすることが好ましい。そして、選択候補葬儀企画案受付機能27により受け付けた候補葬儀企画案は候補葬儀企画案記憶部33に記憶される。なお、候補葬儀企画案記憶部33は、複数の候補葬儀企画案を候補順位を付して記憶するものであることが好ましい。このようにすることにより、何らかの事情により順位1の葬儀業者による実行が不可能の場合に容易に他の葬儀業者を選択できる。
【0018】
葬儀企画提出業者への情報通知機能31は、候補となった葬儀業者に対して候補順位を通知するものである。さらに、この情報通知機能31は、葬儀企画案提示業者であって候補選定されなかった葬儀業者に対して不選定であることを通知する不選定通知機能を備えていてもよい。
さらに、管理システム用装置1は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶しない葬儀業者であって、葬儀企画案の申込を行った葬儀業者についての情報を記憶する一般葬儀業者情報記憶部30を備えることが好ましい。そして、上記不選定通知は特定葬儀業者のみに行うものとしてもよいが一般葬儀業者にも行うようにすることが好ましい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで行うことが考えられる。
さらに、管理システム用装置1は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶する特定葬儀業者であって、葬儀企画案申込に参加しかつ選定葬儀業者とならなかった場合に、当該特定葬儀業者に、候補となった葬儀企画案(見積額を含む)もしくはその概要を含む候補葬儀業者情報開示もしくは通知する機能29を備えていることが好ましい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで行うことが考えられる。
【0019】
一般葬儀業者情報記憶部30は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶しない葬儀業者に対して機能するものであり、葬儀企画案申込時に、当該葬儀業者より葬儀業者に関する情報、例えば、葬儀業者(会員)の社名、住所、葬儀引受可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレスなどの入力を求め、それらを記憶するとともに、その後の葬儀企画案申込履歴、候補状況などを記憶する。また、この一般葬儀業者情報記憶部30を備える場合には、管理システム用装置1は、一般葬儀業者情報登録機能41を備えることが好ましい。同様に、特定葬儀業者情報登録機能を備えていてもよい。両登録機能は、葬儀業者側ホームページ上より行うことができるものとすることが好ましい。
【0020】
また、管理システム用装置1は、図2に示すように、下記の機能もしくは記憶部を備えていてもよい。
候補葬儀業者開示機能29は、葬儀企画募集案件に対する候補葬儀業者を開示するものであり、業者側HP上において開示される。なお、この開示機能は、特定葬儀業者のみ閲覧可能なものとしてもよく、また、記憶する一般葬儀業者による閲覧を可能としてもよい。
葬儀業者の自己候補状況検索機能28は、今まで葬儀企画案を提示した案件における自己の候補状況を検索できる機能である。この機能は、特定葬儀業者のみが可能とするものであってもよい。このような検索機能を備えることにより、葬儀業者は自己の候補状況を容易に確認することができる。
【0021】
また、依頼者個人情報受付機能42および依頼者個人情報記憶部46を備えることが好ましい。依頼者個人情報としては、氏名、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号などの事項を記憶する。さらに、依頼者個人情報記憶部46には、さらに依頼者が保管を希望する個人情報を記憶する。保管希望個人情報としては、例えば、葬儀案内送付先名簿が考えられる。この場合、依頼者個人情報記憶部46は葬儀通知先名簿記憶部を備えるものとなる。名簿情報としては、送付先氏名、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどが含まれる。さらに、依頼者に関する個人情報としては、依頼者が保管を望む任意の情報、例えば、履歴、家系図、家族への伝言情報などを記憶可能とすることが好ましい。また、この依頼者個人情報記憶部に候補葬儀企画案に関する情報を記憶してもよい。この場合、候補葬儀企画案記憶部と依頼者個人情報記憶部は一体のものとなる。
【0022】
また、葬儀変更希望条件受付機能45を備えていてもよい。依頼者により候補葬儀企画案の選択より時間が経過するに従い依頼者本人の事情、社会事情などが変化する。依頼者の葬儀希望条件に変更が生じる場合があり、この機能を設けることにより変更に対応することが可能となる。なお、葬儀変更希望条件を受け付けるためには、本人確認を確実に行うための認証機能44を設けることが好ましい。葬儀変更希望条件が受け付けられるとそれは通常の葬儀希望条件受付と同様に処理され、葬儀希望条件記憶部21に新規案件として記憶される。そして、最終的に新たな候補葬儀企画案が依頼者により選択されると以前のものを新たなものに書き換えて記憶する。
【0023】
具体的には、個人情報管理システム1は、ネットワークを介して行う依頼者の認証確認機能44と、ネットワークを介して認証確認機能44により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能45を備え、葬儀希望条件記憶部21は依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、葬儀企画案募集内容開示機能23は、変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、特定葬儀業者に通知する通知機能25は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、葬儀企画案受付機能24は、ネットワークを介して葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、葬儀企画案関連情報通知機能25は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、候補葬儀企画案記憶部33は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものとなる。
【0024】
さらに、管理システム装置1は、葬儀案内通知機能47を備えることが好ましい。葬儀実行者もしくは葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する。配信方法としては、電子メール、自動FAX送信手段を用いたFAX送信、さらには、自動電話通信手段を用いた電話案内などが考えられる。特に、2つ以上の配信手段を併用することが好ましい。
さらに、管理システム装置1は、管理者が自ら入手したもしくは葬儀業者より通知された葬儀業者情報に基づき特定葬儀業者情報記憶部および一般葬儀業者情報記憶部のデータを修正する機能と、該修正事項を依頼者に通知する機能を備えていることが好ましい。該修正データ(例えば、葬儀業者の廃業、倒産)が候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案の実行に影響がある場合には、依頼者による新たな葬儀希望条件受付もしくは候補順位変更などを速やかに促すことが可能となる。依頼者への通知は、電子メール、自動FAX送信手段を用いたFAX送信、さらには、自動電話通信手段を用いた電話案内などにより行うことができる。
【0025】
次に、本発明の葬儀計画作成方法および葬儀支援方法について説明する。
本発明の葬儀計画作成方法は、管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うものである。
【0026】
そして、この葬儀計画作成方法は、上述した個人情報管理システムを用いることにより行うことが好ましい。上述した個人情報管理システムを用いることにより容易に葬儀企画作成を行うことができる。さらに、葬儀企画案募集ステップは、上述した特定葬儀葬儀業者のみから受け付けるものであってもよい。
そこで、図2、図3、図6および図7を用いて、本発明の実施例の葬儀計画作成方法を説明する。
図3に示すように、依頼者が情報管理者と個人情報管理契約を締結することにより、依頼者には識別番号、パスワードが付与される。さらには、依頼者にはIDカードが、依頼者が選任した保証人には保証人用IDカードが付与される。そして、この依頼者は、葬儀希望条件を有している。また、管理者は、既に、葬儀企画作成のためのホームページを開設している。このホームページは、依頼者側ホームページ11aと業者側ホームページ11bの両者を備えている。
【0027】
依頼者は、図6に示すように、依頼者側ホームページ11aにアクセスし、葬儀希望条件情報受付ステップを行う。依頼者側ホームページにアクセスすると、ID,パスワードの有無が問われ、持っていない場合には、所定事項(例えば、氏名、住所、メールアドレスなど)を入力することにより、ID,パスワードが発行されるとともに、ここにおいて個人情報管理契約の締結となる。
そして、葬儀希望条件入力画面に移行し、画面に従って入力することにより、葬儀希望条件が受け付けられる。葬儀希望条件の受付時には、葬儀場所、葬儀形態、宗教、参列者概数、予算などの入力が要求される。そして、送信確認を行うことにより、管理者側に送信される。この葬儀希望条件情報受付ステップが、図3に示す葬儀希望条件提示[1]に該当する。そして、管理者側に送信された葬儀希望条件が管理システム用装置1の葬儀希望条件記憶部21に記憶される。
【0028】
次に、管理者による葬儀企画案募集ステップが行われる。
葬儀企画案募集ステップは、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集するものである。上記のように記憶された葬儀希望条件データは、適宜変換もしくは加工され、業者側ホームページに葬儀企画案募集案件としてその概要が開示される。そして、葬儀企画案受付が開始される。
次に、管理者による葬儀企画案件情報通知ステップが行われる。
葬儀企画案件情報通知ステップは、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案件情報を通知するものである。
これは、図3における葬儀企画募集案件情報通知[2]に該当するものであり、具体的には、図6に示すように、管理システム用装置1の特定葬儀業者情報記憶部22が記憶する特定葬儀業者に対して、電子メールを送り、応募案件がホームページに公開中であることを通知する。なお、通知手段は、電話、FAXなどでもよい。
【0029】
次に、葬儀企画案受付ステップが行われる。
葬儀企画案受付ステップは、ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付けるものである。
葬儀業者は、図6に示すように、業者側ホームページにアクセスすることにより、応募案件の葬儀希望条件概要を確認し、葬儀企画案の提示を希望する場合には、入力画面に従って入力作業を開始する。そして、葬儀企画案受付ステップでは、葬儀業者は、見積額、葬儀業者が依頼者の提示した葬儀希望条件を踏まえたある程度の具体性のある葬儀企画の入力が求められる。なお、受付を行おうとする葬儀業者が管理システム装置が記憶する特定葬儀業者でない場合には、葬儀業者情報(社名、住所、葬儀実施可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレスなど)の入力を要求され、当該入力を送信すると、入力者情報は一般葬儀業者記憶部30に記憶される。続いて、葬儀企画案申込画面に移行し当該入力を送信すると、葬儀企画案情報が記憶される。これが、図3における葬儀企画案提示[3]に該当する。なお、葬儀企画案の受付は特定葬儀業者からのみ受け付けるものとしてもよい。
【0030】
そして、図6に示すように、上記の葬儀企画案申込は、葬儀企画案受付期間が満了するまで継続され、期間が満了すると葬儀企画案受付が終了する。そして、図7の▲1▼、▲2▼および▲3▼に移行し、管理者による依頼者への受け付けした葬儀企画案情報通知ステップが行われる。
葬儀企画案情報通知ステップでは、図7に示すように、葬儀企画案受付機能24により受け付け、受付葬儀企画案情報記憶部34に記憶された葬儀企画案情報を依頼者に通知する。これが、図3における葬儀企画案情報[4]に該当する。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、葬儀企画案情報をリスト形式にして電子メールにより送信する。特に、依頼者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な葬儀企画案情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知することが好ましい。さらに、葬儀企画案情報通知ステップでは、管理者は依頼者の判断資料となる意見書、アドバイスを付することが好ましい。
【0031】
次に、依頼者による候補葬儀業者選定ステップが行われる。
候補葬儀業者選定ステップは、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を依頼者が選定するものである。これが図3における候補葬儀企画案選定[5]に該当する。このステップは、上述した葬儀企画案情報開示用ホームページより、候補葬儀企画案許可葬儀業者を選択可能とすることにより行うことができるようにすることが好ましい。
次に、管理者より、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップまたは葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップが行われる。候補葬儀業者通知ステップと候補葬儀業者開示ステップの両者を行ってもよい。
【0032】
候補葬儀業者通知ステップは、図3における候補業者への通知[6]に該当するものであり、具体的には、図6に示すように、候補となった葬儀企画案提示業者に、候補となったことおよび候補順位を通知する。通知手段は、電子メール、電話、FAXなどが用いられる。
また、候補葬儀業者開示ステップは、業者側ホームページに葬儀企画案募集案件結果として候補葬儀業者名とともにその概要を開示することに行うことができる。
さらに、図3および図7に示すように、葬儀業者に対して葬儀業者が決定したこと、言い換えれば、候補とならなかった葬儀業者に対して不選定であることを管理者が通知する葬儀業者不選定通知ステップを行ってもよい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メール、電話、FAXなどにより行う。これが図3の非候補者への通知[7]に該当する。
【0033】
さらに、図3および図7に示すように、葬儀企画案を提示しかつ候補葬儀業者とならなかった特定葬儀業者に対して、候補葬儀企画案もしくはその概要を開示する候補葬儀企画案情報開示(通知)ステップを行ってもよい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで送信する。特に、特定葬儀業者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な候補葬儀企画案内容情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知することが好ましい。
また、図4に示すように依頼者より管理希望個人情報を提示された場合には管理者はそれを記憶する。個人情報としては上述した通りである。
また、図4に示すように、候補葬儀企画案を保持する依頼者が変更葬儀希望条件提示[1]を行った場合には、図4に示すように、上述した図3と同じステップが繰り返され、新たな候補葬儀企画案が選定されると以前のものを新たなものに書換記憶する。
【0034】
次に、本発明の葬儀支援方法について図5および図8を用いて説明する。
本発明の葬儀支援方法は、己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うことを特徴とする葬儀支援方法である。
【0035】
この葬儀支援方法によれば、遺族は故人の遺志を尊重した葬儀を的確に実行することならびに故人が参列を希望する者に対する有効な葬儀案内の配信を可能とする。
そして、この葬儀支援情報に用いられる葬儀支援システムは、上述した個人情報管理システムを含むものであることが好ましい。このようにすることにより、葬儀支援方法の実施が容易かつ確実なものとなる。
葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものである。葬儀通知先名簿記憶部は、上述した個人情報管理システムの個人情報記憶部の中に設けられている。
葬儀支援方法では、葬儀実行者に候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップが行われる。
【0036】
図5および図8に示すように、管理者に依頼人の死去が通知される(図5における「依頼者死亡通知[1])と、管理者は通知者に対して依頼者(故人)の遺志の承継確認を行い、了解された場合には、葬儀支援方法の実行に移行する。
最初に、遺族への依頼者が選択した候補葬儀企画案を含む管理個人情報を提供する。これが、図5の[2]に該当する。提供する管理個人情報は、管理者が保管しているすべての依頼者についての個人情報もしくは依頼者が遺族への開示を指示した部分の個人情報である。そして、葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、候補葬儀業者への依頼者情報および遺族情報の提供が行われる。これが図5の候補葬儀業者への依頼者関連情報通知[3]に該当する。候補葬儀業者へは、通常候補順位に従って通知される。そして、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約が成立すると葬儀の実行に進行する。なお、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約が成立しない場合には、図8に示すように、次候補葬儀業者者あるかどうか判断し、ある場合には、次候補葬儀業者に依頼者関連情報通知を行う。そして図5に示すように葬儀契約成立[4]となった後、葬儀の実行に移行する。
【0037】
そして、葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップを行う。
具体的には、図8および図5に示すように、実行葬儀業者より葬儀契約成立および葬儀内容情報通知[5]が管理者に対して行われると、管理者は、通知された情報より葬儀案内通知を作成するとともに、依頼人より管理依頼された葬儀通知先希望者への葬儀通知の発信[6]を行う。葬儀通知案内文はあらかじめ依頼者が選択したものを記憶していることが好ましい。葬儀案内の配信は、電子メール、FAX、電話などにより行われる。
そして、図8に示すように、葬儀業者より葬儀完了報告[7]を受領すると、管理者は依頼者の故人管理データを抹消し、個人情報管理は終了する。
【0038】
【発明の効果】
本発明の個人情報管理システムは、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムであって、該個人情報管理システムは、前記依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部と、該葬儀希望条件記憶部に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能と、該葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを前記特定葬儀業者に通知する通知機能と、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能と、前記葬儀企画案受付機能により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能および/または前記葬儀企画案を提出した葬儀業者に前記依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能とを備えている。
このため、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる。
【0039】
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して行う前記依頼者の認証確認機能と、ネットワークを介して該認証確認機能により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能を備え、前記葬儀希望条件記憶部は前記依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、前記葬儀企画案募集内容開示機能は、前記変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、前記前記特定葬儀業者に通知する通知機能は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、前記葬儀企画案受付機能は、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、前記葬儀企画案関連情報通知機能は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、前記候補葬儀企画案記憶部は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものとすれば、依頼者による任意の変更が可能となり、依頼者状況もしくは社会状況の変化に対応可能である。
【0040】
さらに、前記候補葬儀企画案記憶部は、複数の候補葬儀企画案を順位を付して記憶するものとすれば、何らかの事情により優先順位高位の葬儀業者による葬儀実行が不可能な場合に他の葬儀業者の選定が容易である。
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えてものであれば、依頼者からの葬儀希望条件の受付が容易となる。
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して前記特定葬儀業者が前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案における自己の候補状況を検索可能な検索機能を備えているであれば、葬儀業者は自己の候補状況の把握が容易となる。
さらに、前記個人情報管理システムは、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部を備えているものとすれば、遺族がこの名簿をもちいて葬儀案内を送付することもしくは管理システム自ら葬儀案内を送付する際に有効である。
【0041】
また、本発明の葬儀企画方法は、管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うものである。
このため、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる。
【0042】
また、本発明の葬儀支援方法は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うものである。
このため、遺族は故人の遺志を尊重した葬儀を的確に実行することならびに故人が参列を希望する者に対する有効な葬儀案内の配信を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の個人情報管理システムの実施例の構成を示すブロックである。
【図2】図2は、本発明の個人情報管理システムの実施のための個人情報管理システム用装置の一例を説明するための説明図である。
【図3】図3は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図4】図4は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図5】図5は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法の作用ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図6】図6は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理システム用装置
2 インターネット
3 依頼者側端末
4 葬儀業者側端末
11 WWWサーバ
12 メールサーバ
13 処理装置
14 記憶装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、自らの遺志による葬儀計画の策定を希望する依頼者のための個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
葬儀対象となる者の死亡後、親族が葬儀業者と打ち合わせて葬儀内容を取り決め実行するケースが一般的である。しかし、最近では、本人が希望する葬儀条件をあらかじめ親族と話し合い、本人死亡後その内容に沿って葬儀を行うケースも出てきている。しかし、生前に本人と親族が葬儀計画について話し合うことは、例え本人が希望したとしても本人の体調などより親族が受け入れにくい場合があり、また、本人が葬儀に関する知識不十分のため希望する葬儀条件を表現することも困難な場合も多い。
特開2001−338085号公報には、葬儀業者生前決定システムが開示されている。上記システムによれば、生前において葬儀業者の決定が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開2001−338085号公報には、コンピュータ通信ネットワーク上のサーバを介して葬儀業者を生前に決定する葬儀業者生前決定システムにおいて、前記サーバは、前記ネットワークの葬儀依頼者側端末より葬儀費用を含む葬儀希望条件データを受け取る段階と、前記葬儀希望条件データを複数の葬儀業者側端末に配信する段階と、葬儀業者側端末より見積額データを受取る段階と、前記見積額データを葬儀依頼者側端末に送信する段階と、前記見積額データを希望順にランク付けしたデータを、葬儀依頼者側端末より葬儀業者決定データとして受取る段階を含むことを特徴とする葬儀業者生前決定システムが開示されている。
【0004】
しかし、上記生前決定システムでは、葬儀業者より見積額データを受け取ることを主としている。しかし、本人が葬儀に関する十分な知識を備えていない場合が多く、正確な見積額データを算出することが可能な葬儀希望条件を本人が提示することは困難である。また、上記システムでは葬儀業者を生前に決定しておくシステムであるため、葬儀業者に対する依頼者名の開示が必須となり個人情報保護の点においても問題がある。特に、生前予約から実行されるまでの期間が不確定であるとともに実際の契約者は遺族となるため、依頼者が望まないにも係わらず、葬儀業者から依頼者の家族への生前のコンタクトが行われる危惧もある。
そこで、本発明の目的は、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムであって、
該個人情報管理システムは、前記依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部と、該葬儀希望条件記憶部に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能と、該葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを前記特定葬儀業者に通知する通知機能と、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能と、前記葬儀企画案受付機能により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能および/または前記葬儀企画案を提出した葬儀業者に前記依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能とを備えることを特徴とする個人情報管理システム。
【0006】
(2) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して行う前記依頼者の認証確認機能と、ネットワークを介して該認証確認機能により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能を備え、前記葬儀希望条件記憶部は前記依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、前記葬儀企画案募集内容開示機能は、前記変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、前記前記特定葬儀業者に通知する通知機能は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、前記葬儀企画案受付機能は、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、前記葬儀企画案関連情報通知機能は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、前記候補葬儀企画案記憶部は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものである上記(1)に記載の個人情報管理システム。
【0007】
(3) 前記候補葬儀企画案記憶部は、複数の候補葬儀企画案を順位を付して記憶するものである上記(1)または(2)に記載の個人情報管理システム。
(4) 前記葬儀企画案受付機能は、前記特定葬儀業者からのみ葬儀企画案を受け付けるものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(5) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(6) 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して前記特定葬儀業者が前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案における自己の候補状況を検索可能な検索機能を備えている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
(7) 前記個人情報管理システムは、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部を備えている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の個人情報管理システム。
【0008】
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(8) 管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うことを特徴とする葬儀計画作成方法。
(9) 前記葬儀計画作成方法は、上記(1)ないし(7)のいずれかの個人情報管理システムを用いるものである上記(8)に記載の葬儀計画作成方法。
(10) 前記葬儀企画案募集ステップは、前記特定葬儀葬儀業者のみから受け付けるものである上記(8)または(9)に記載の葬儀計画作成方法。
【0009】
さらに、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(11) 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、
該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、
管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、
前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うことを特徴とする葬儀支援方法。
(12) 前記葬儀支援システムは、上記(1)ないし(7)のいずれかの個人情報管理システムを含むものである上記(11)に記載の葬儀支援方法。
【0010】
【発明の実施の形態】
そこで、本発明の個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法について、実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の個人情報管理システムの実施例の構成を示すブロックである。図2は、本発明の個人情報管理システムの実施のための個人情報管理システム用装置の一例を説明するための説明図である。図3は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図4は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図5は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法の作用ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。図6は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。図7は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。図8は、本発明の葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【0011】
本発明の個人情報管理システム1は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムである。個人情報管理システム1は、依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部21と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部22と、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能23と、葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを特定葬儀業者に通知する通知機能(葬儀企画募集案件関連情報通知機能)25と、ネットワークを介して葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能24と、葬儀企画案受付機能24により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能26と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部33と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部33が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能29および/または葬儀企画案を提出した葬儀業者に依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能31とを備えている。
【0012】
ここでいう依頼者とは、本人もしくは本人より依頼された者である。
この実施例の個人情報管理システムは、葬儀希望条件を有する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な管理者サーバを有する管理システム用装置1を備える。具体的には、管理システム用装置1は、図1に示すように、インターネット2を介して、依頼者側端末3および葬儀業者側端末4と接続可能な機能を備える。
管理システム用装置1は、図1に示すように、WWWサーバ11、メールサーバ12を備えるインターネット用サーバ、処理装置13および記憶装置14を備えている。さらに、管理システム用装置1は、自動FAX送信手段16、自動電話通信手段17、入力端末15を備えていてもよい。また、WWWサーバ11内には、依頼者側ホームページ11aおよび業者側ホームページ11bが作成されている。なお、WWWサーバ11およびメールサーバ12は、必ずしも設けなくてもよく、契約するプロバイダが備えるサーバを用いるものとしてもよい。
【0013】
管理システム用装置1は、図2に示すように、処理装置13と記憶装置14を備えている。
処理装置13は、上述したように、葬儀希望条件受付機能32、葬儀企画案募集内容開示機能23と、葬儀企画募集案件関連情報通知機能25と、葬儀企画案受付機能24と、受付葬儀企画案関連情報通知機能26と、候補葬儀業者開示機能29と、葬儀企画提出業者への情報通知機能31とを備えている。
記憶装置14は、上述したように、葬儀希望条件記憶部21と、特定葬儀業者情報記憶部22と、候補葬儀企画案記憶部33とを備えている。
さらに、管理システム用装置1は、具体的には、処理装置13は、葬儀企画案募集内容開示機能23、葬儀企画募集案件関連情報通知機能25、受付葬儀企画案関連情報通知機能26、選択候補葬儀企画案受付機能27、葬儀業者の自己候補状況検索機能28、一般葬儀業者情報登録機能41、依頼者保管希望個人情報受付機能42、葬儀案内通知機能43、認証機能44、葬儀変更希望条件受付機能45のいずれかもしくは任意の組み合わせさらにはすべてを備えることが好ましい。
さらに、管理システム用装置1は、具体的には、記憶装置14は、受付葬儀企画案情報記憶部34、依頼者保管希望個人情報記憶部46、一般葬儀業者情報記憶部30のいずれかもしくは任意の組み合わせさらにはすべてを備えることが好ましい。
【0014】
各機能および記憶部について説明する。
葬儀希望条件受付機能32は、依頼者側ホームページ上より依頼者(言い換えれば、依頼者側)による葬儀希望条件を入力可能となっており、入力された葬儀希望条件データを必要により変換する。そして、葬儀希望条件データは、上述の葬儀希望条件記憶部21に記憶される。なお、葬儀希望条件入力補助のために、管理システム用装置1は、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えていることが好ましい。
葬儀希望条件記憶部21は、依頼者より入力された葬儀希望条件を記憶するためのものである。特定葬儀業者情報記憶部22は、いわゆるこのシステムを恒常的に利用する会員に関する情報を記憶するためのものである。特定葬儀業者情報記憶部22には、特定葬儀業者(会員)の社名、住所、葬儀引受可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレス、葬儀企画案申込履歴、候補状況などが記憶されている。
【0015】
葬儀企画案募集内容開示機能23は、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件をネットワーク(具体的には、インターネット2)を介して開示するためのものである。具体的には、この機能により、葬儀希望条件記憶部21に記憶されている葬儀希望条件データは必要により変換され、業者側ホームページ上より葬儀業者による閲覧を可能としている。なお、業者側ホームページには、依頼者名は開示されない。依頼者に関して開示される情報は、年齢、性別、おおよその居住区域程度である。
葬儀企画案受付機能24は、葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された葬儀希望条件に対する葬儀業者の葬儀企画案を受け付けるためのものである。具体的には、この機能により、業者側ホームページ上より閲覧している募集案件に対して、当該ホームページ上から葬儀業者による葬儀企画案の受付を可能としている。なお、葬儀企画の受付は、特定葬儀業者情報記憶部22が記憶する特定葬儀業者のみより受け付けるものとしてもよい。
【0016】
葬儀企画募集案件関連情報通知機能25は、葬儀希望条件記憶部21が記憶する葬儀希望条件に関する情報(募集案件情報)を特定葬儀業者に通知するためのものである。新規の葬儀希望条件が葬儀希望条件記憶部21に記憶されると、管理システム用装置1は、記憶している特定葬儀業者に対して、新規葬儀希望条件受付を知らせるメール文を作成し、各特定葬儀業者に電子メールを送信する。このため、特定葬儀業者は、新規募集案件情報を容易に入手できる。なお、電子メールの送信は、記憶する全ての特定葬儀業者に行うのではなく、募集案件の内容と特定葬儀業者の実施可能地域、実施可能葬儀形態などを考慮して選択して行うものとしてもよい。
【0017】
受付葬儀企画案関連情報通知機能26は、葬儀企画案受付機能24により受け付け、受付葬儀企画案情報記憶部34に記憶された葬儀企画案情報を依頼者に通知する。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、葬儀企画案情報をリスト形式にして電子メールで送信するもの、また、依頼者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知するものなどが考えられる。特に、後者が好ましく、この場合、その情報開示用ホームページより、候補葬儀業者を選択可能とすることが好ましい。選択候補葬儀企画案受付機能27は、依頼者が選択した候補葬儀企画案を受け付けるものである。上述のように情報開示用ホームページより行うことが可能とすることが好ましい。そして、選択候補葬儀企画案受付機能27により受け付けた候補葬儀企画案は候補葬儀企画案記憶部33に記憶される。なお、候補葬儀企画案記憶部33は、複数の候補葬儀企画案を候補順位を付して記憶するものであることが好ましい。このようにすることにより、何らかの事情により順位1の葬儀業者による実行が不可能の場合に容易に他の葬儀業者を選択できる。
【0018】
葬儀企画提出業者への情報通知機能31は、候補となった葬儀業者に対して候補順位を通知するものである。さらに、この情報通知機能31は、葬儀企画案提示業者であって候補選定されなかった葬儀業者に対して不選定であることを通知する不選定通知機能を備えていてもよい。
さらに、管理システム用装置1は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶しない葬儀業者であって、葬儀企画案の申込を行った葬儀業者についての情報を記憶する一般葬儀業者情報記憶部30を備えることが好ましい。そして、上記不選定通知は特定葬儀業者のみに行うものとしてもよいが一般葬儀業者にも行うようにすることが好ましい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで行うことが考えられる。
さらに、管理システム用装置1は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶する特定葬儀業者であって、葬儀企画案申込に参加しかつ選定葬儀業者とならなかった場合に、当該特定葬儀業者に、候補となった葬儀企画案(見積額を含む)もしくはその概要を含む候補葬儀業者情報開示もしくは通知する機能29を備えていることが好ましい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで行うことが考えられる。
【0019】
一般葬儀業者情報記憶部30は、特定葬儀業者情報記憶部が記憶しない葬儀業者に対して機能するものであり、葬儀企画案申込時に、当該葬儀業者より葬儀業者に関する情報、例えば、葬儀業者(会員)の社名、住所、葬儀引受可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレスなどの入力を求め、それらを記憶するとともに、その後の葬儀企画案申込履歴、候補状況などを記憶する。また、この一般葬儀業者情報記憶部30を備える場合には、管理システム用装置1は、一般葬儀業者情報登録機能41を備えることが好ましい。同様に、特定葬儀業者情報登録機能を備えていてもよい。両登録機能は、葬儀業者側ホームページ上より行うことができるものとすることが好ましい。
【0020】
また、管理システム用装置1は、図2に示すように、下記の機能もしくは記憶部を備えていてもよい。
候補葬儀業者開示機能29は、葬儀企画募集案件に対する候補葬儀業者を開示するものであり、業者側HP上において開示される。なお、この開示機能は、特定葬儀業者のみ閲覧可能なものとしてもよく、また、記憶する一般葬儀業者による閲覧を可能としてもよい。
葬儀業者の自己候補状況検索機能28は、今まで葬儀企画案を提示した案件における自己の候補状況を検索できる機能である。この機能は、特定葬儀業者のみが可能とするものであってもよい。このような検索機能を備えることにより、葬儀業者は自己の候補状況を容易に確認することができる。
【0021】
また、依頼者個人情報受付機能42および依頼者個人情報記憶部46を備えることが好ましい。依頼者個人情報としては、氏名、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号などの事項を記憶する。さらに、依頼者個人情報記憶部46には、さらに依頼者が保管を希望する個人情報を記憶する。保管希望個人情報としては、例えば、葬儀案内送付先名簿が考えられる。この場合、依頼者個人情報記憶部46は葬儀通知先名簿記憶部を備えるものとなる。名簿情報としては、送付先氏名、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどが含まれる。さらに、依頼者に関する個人情報としては、依頼者が保管を望む任意の情報、例えば、履歴、家系図、家族への伝言情報などを記憶可能とすることが好ましい。また、この依頼者個人情報記憶部に候補葬儀企画案に関する情報を記憶してもよい。この場合、候補葬儀企画案記憶部と依頼者個人情報記憶部は一体のものとなる。
【0022】
また、葬儀変更希望条件受付機能45を備えていてもよい。依頼者により候補葬儀企画案の選択より時間が経過するに従い依頼者本人の事情、社会事情などが変化する。依頼者の葬儀希望条件に変更が生じる場合があり、この機能を設けることにより変更に対応することが可能となる。なお、葬儀変更希望条件を受け付けるためには、本人確認を確実に行うための認証機能44を設けることが好ましい。葬儀変更希望条件が受け付けられるとそれは通常の葬儀希望条件受付と同様に処理され、葬儀希望条件記憶部21に新規案件として記憶される。そして、最終的に新たな候補葬儀企画案が依頼者により選択されると以前のものを新たなものに書き換えて記憶する。
【0023】
具体的には、個人情報管理システム1は、ネットワークを介して行う依頼者の認証確認機能44と、ネットワークを介して認証確認機能44により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能45を備え、葬儀希望条件記憶部21は依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、葬儀企画案募集内容開示機能23は、変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、特定葬儀業者に通知する通知機能25は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、葬儀企画案受付機能24は、ネットワークを介して葬儀企画案募集内容開示機能23により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、葬儀企画案関連情報通知機能25は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、候補葬儀企画案記憶部33は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものとなる。
【0024】
さらに、管理システム装置1は、葬儀案内通知機能47を備えることが好ましい。葬儀実行者もしくは葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する。配信方法としては、電子メール、自動FAX送信手段を用いたFAX送信、さらには、自動電話通信手段を用いた電話案内などが考えられる。特に、2つ以上の配信手段を併用することが好ましい。
さらに、管理システム装置1は、管理者が自ら入手したもしくは葬儀業者より通知された葬儀業者情報に基づき特定葬儀業者情報記憶部および一般葬儀業者情報記憶部のデータを修正する機能と、該修正事項を依頼者に通知する機能を備えていることが好ましい。該修正データ(例えば、葬儀業者の廃業、倒産)が候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案の実行に影響がある場合には、依頼者による新たな葬儀希望条件受付もしくは候補順位変更などを速やかに促すことが可能となる。依頼者への通知は、電子メール、自動FAX送信手段を用いたFAX送信、さらには、自動電話通信手段を用いた電話案内などにより行うことができる。
【0025】
次に、本発明の葬儀計画作成方法および葬儀支援方法について説明する。
本発明の葬儀計画作成方法は、管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うものである。
【0026】
そして、この葬儀計画作成方法は、上述した個人情報管理システムを用いることにより行うことが好ましい。上述した個人情報管理システムを用いることにより容易に葬儀企画作成を行うことができる。さらに、葬儀企画案募集ステップは、上述した特定葬儀葬儀業者のみから受け付けるものであってもよい。
そこで、図2、図3、図6および図7を用いて、本発明の実施例の葬儀計画作成方法を説明する。
図3に示すように、依頼者が情報管理者と個人情報管理契約を締結することにより、依頼者には識別番号、パスワードが付与される。さらには、依頼者にはIDカードが、依頼者が選任した保証人には保証人用IDカードが付与される。そして、この依頼者は、葬儀希望条件を有している。また、管理者は、既に、葬儀企画作成のためのホームページを開設している。このホームページは、依頼者側ホームページ11aと業者側ホームページ11bの両者を備えている。
【0027】
依頼者は、図6に示すように、依頼者側ホームページ11aにアクセスし、葬儀希望条件情報受付ステップを行う。依頼者側ホームページにアクセスすると、ID,パスワードの有無が問われ、持っていない場合には、所定事項(例えば、氏名、住所、メールアドレスなど)を入力することにより、ID,パスワードが発行されるとともに、ここにおいて個人情報管理契約の締結となる。
そして、葬儀希望条件入力画面に移行し、画面に従って入力することにより、葬儀希望条件が受け付けられる。葬儀希望条件の受付時には、葬儀場所、葬儀形態、宗教、参列者概数、予算などの入力が要求される。そして、送信確認を行うことにより、管理者側に送信される。この葬儀希望条件情報受付ステップが、図3に示す葬儀希望条件提示[1]に該当する。そして、管理者側に送信された葬儀希望条件が管理システム用装置1の葬儀希望条件記憶部21に記憶される。
【0028】
次に、管理者による葬儀企画案募集ステップが行われる。
葬儀企画案募集ステップは、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集するものである。上記のように記憶された葬儀希望条件データは、適宜変換もしくは加工され、業者側ホームページに葬儀企画案募集案件としてその概要が開示される。そして、葬儀企画案受付が開始される。
次に、管理者による葬儀企画案件情報通知ステップが行われる。
葬儀企画案件情報通知ステップは、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案件情報を通知するものである。
これは、図3における葬儀企画募集案件情報通知[2]に該当するものであり、具体的には、図6に示すように、管理システム用装置1の特定葬儀業者情報記憶部22が記憶する特定葬儀業者に対して、電子メールを送り、応募案件がホームページに公開中であることを通知する。なお、通知手段は、電話、FAXなどでもよい。
【0029】
次に、葬儀企画案受付ステップが行われる。
葬儀企画案受付ステップは、ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付けるものである。
葬儀業者は、図6に示すように、業者側ホームページにアクセスすることにより、応募案件の葬儀希望条件概要を確認し、葬儀企画案の提示を希望する場合には、入力画面に従って入力作業を開始する。そして、葬儀企画案受付ステップでは、葬儀業者は、見積額、葬儀業者が依頼者の提示した葬儀希望条件を踏まえたある程度の具体性のある葬儀企画の入力が求められる。なお、受付を行おうとする葬儀業者が管理システム装置が記憶する特定葬儀業者でない場合には、葬儀業者情報(社名、住所、葬儀実施可能地域、実施可能葬儀形態、メールアドレスなど)の入力を要求され、当該入力を送信すると、入力者情報は一般葬儀業者記憶部30に記憶される。続いて、葬儀企画案申込画面に移行し当該入力を送信すると、葬儀企画案情報が記憶される。これが、図3における葬儀企画案提示[3]に該当する。なお、葬儀企画案の受付は特定葬儀業者からのみ受け付けるものとしてもよい。
【0030】
そして、図6に示すように、上記の葬儀企画案申込は、葬儀企画案受付期間が満了するまで継続され、期間が満了すると葬儀企画案受付が終了する。そして、図7の▲1▼、▲2▼および▲3▼に移行し、管理者による依頼者への受け付けした葬儀企画案情報通知ステップが行われる。
葬儀企画案情報通知ステップでは、図7に示すように、葬儀企画案受付機能24により受け付け、受付葬儀企画案情報記憶部34に記憶された葬儀企画案情報を依頼者に通知する。これが、図3における葬儀企画案情報[4]に該当する。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、葬儀企画案情報をリスト形式にして電子メールにより送信する。特に、依頼者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な葬儀企画案情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知することが好ましい。さらに、葬儀企画案情報通知ステップでは、管理者は依頼者の判断資料となる意見書、アドバイスを付することが好ましい。
【0031】
次に、依頼者による候補葬儀業者選定ステップが行われる。
候補葬儀業者選定ステップは、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を依頼者が選定するものである。これが図3における候補葬儀企画案選定[5]に該当する。このステップは、上述した葬儀企画案情報開示用ホームページより、候補葬儀企画案許可葬儀業者を選択可能とすることにより行うことができるようにすることが好ましい。
次に、管理者より、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップまたは葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップが行われる。候補葬儀業者通知ステップと候補葬儀業者開示ステップの両者を行ってもよい。
【0032】
候補葬儀業者通知ステップは、図3における候補業者への通知[6]に該当するものであり、具体的には、図6に示すように、候補となった葬儀企画案提示業者に、候補となったことおよび候補順位を通知する。通知手段は、電子メール、電話、FAXなどが用いられる。
また、候補葬儀業者開示ステップは、業者側ホームページに葬儀企画案募集案件結果として候補葬儀業者名とともにその概要を開示することに行うことができる。
さらに、図3および図7に示すように、葬儀業者に対して葬儀業者が決定したこと、言い換えれば、候補とならなかった葬儀業者に対して不選定であることを管理者が通知する葬儀業者不選定通知ステップを行ってもよい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メール、電話、FAXなどにより行う。これが図3の非候補者への通知[7]に該当する。
【0033】
さらに、図3および図7に示すように、葬儀企画案を提示しかつ候補葬儀業者とならなかった特定葬儀業者に対して、候補葬儀企画案もしくはその概要を開示する候補葬儀企画案情報開示(通知)ステップを行ってもよい。通知形式はどのようなものでもよい。例えば、電子メールで送信する。特に、特定葬儀業者のみが閲覧可能(例えば、ID、パスワードの入力を要求する)な候補葬儀企画案内容情報開示用ホームページを作成し、そのURLを電子メールで通知することが好ましい。
また、図4に示すように依頼者より管理希望個人情報を提示された場合には管理者はそれを記憶する。個人情報としては上述した通りである。
また、図4に示すように、候補葬儀企画案を保持する依頼者が変更葬儀希望条件提示[1]を行った場合には、図4に示すように、上述した図3と同じステップが繰り返され、新たな候補葬儀企画案が選定されると以前のものを新たなものに書換記憶する。
【0034】
次に、本発明の葬儀支援方法について図5および図8を用いて説明する。
本発明の葬儀支援方法は、己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うことを特徴とする葬儀支援方法である。
【0035】
この葬儀支援方法によれば、遺族は故人の遺志を尊重した葬儀を的確に実行することならびに故人が参列を希望する者に対する有効な葬儀案内の配信を可能とする。
そして、この葬儀支援情報に用いられる葬儀支援システムは、上述した個人情報管理システムを含むものであることが好ましい。このようにすることにより、葬儀支援方法の実施が容易かつ確実なものとなる。
葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものである。葬儀通知先名簿記憶部は、上述した個人情報管理システムの個人情報記憶部の中に設けられている。
葬儀支援方法では、葬儀実行者に候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップが行われる。
【0036】
図5および図8に示すように、管理者に依頼人の死去が通知される(図5における「依頼者死亡通知[1])と、管理者は通知者に対して依頼者(故人)の遺志の承継確認を行い、了解された場合には、葬儀支援方法の実行に移行する。
最初に、遺族への依頼者が選択した候補葬儀企画案を含む管理個人情報を提供する。これが、図5の[2]に該当する。提供する管理個人情報は、管理者が保管しているすべての依頼者についての個人情報もしくは依頼者が遺族への開示を指示した部分の個人情報である。そして、葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、候補葬儀業者への依頼者情報および遺族情報の提供が行われる。これが図5の候補葬儀業者への依頼者関連情報通知[3]に該当する。候補葬儀業者へは、通常候補順位に従って通知される。そして、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約が成立すると葬儀の実行に進行する。なお、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約が成立しない場合には、図8に示すように、次候補葬儀業者者あるかどうか判断し、ある場合には、次候補葬儀業者に依頼者関連情報通知を行う。そして図5に示すように葬儀契約成立[4]となった後、葬儀の実行に移行する。
【0037】
そして、葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップを行う。
具体的には、図8および図5に示すように、実行葬儀業者より葬儀契約成立および葬儀内容情報通知[5]が管理者に対して行われると、管理者は、通知された情報より葬儀案内通知を作成するとともに、依頼人より管理依頼された葬儀通知先希望者への葬儀通知の発信[6]を行う。葬儀通知案内文はあらかじめ依頼者が選択したものを記憶していることが好ましい。葬儀案内の配信は、電子メール、FAX、電話などにより行われる。
そして、図8に示すように、葬儀業者より葬儀完了報告[7]を受領すると、管理者は依頼者の故人管理データを抹消し、個人情報管理は終了する。
【0038】
【発明の効果】
本発明の個人情報管理システムは、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムであって、該個人情報管理システムは、前記依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部と、該葬儀希望条件記憶部に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能と、該葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを前記特定葬儀業者に通知する通知機能と、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能と、前記葬儀企画案受付機能により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能および/または前記葬儀企画案を提出した葬儀業者に前記依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能とを備えている。
このため、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる。
【0039】
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して行う前記依頼者の認証確認機能と、ネットワークを介して該認証確認機能により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能を備え、前記葬儀希望条件記憶部は前記依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、前記葬儀企画案募集内容開示機能は、前記変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、前記前記特定葬儀業者に通知する通知機能は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、前記葬儀企画案受付機能は、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、前記葬儀企画案関連情報通知機能は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、前記候補葬儀企画案記憶部は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものとすれば、依頼者による任意の変更が可能となり、依頼者状況もしくは社会状況の変化に対応可能である。
【0040】
さらに、前記候補葬儀企画案記憶部は、複数の候補葬儀企画案を順位を付して記憶するものとすれば、何らかの事情により優先順位高位の葬儀業者による葬儀実行が不可能な場合に他の葬儀業者の選定が容易である。
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えてものであれば、依頼者からの葬儀希望条件の受付が容易となる。
さらに、前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して前記特定葬儀業者が前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案における自己の候補状況を検索可能な検索機能を備えているであれば、葬儀業者は自己の候補状況の把握が容易となる。
さらに、前記個人情報管理システムは、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部を備えているものとすれば、遺族がこの名簿をもちいて葬儀案内を送付することもしくは管理システム自ら葬儀案内を送付する際に有効である。
【0041】
また、本発明の葬儀企画方法は、管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うものである。
このため、依頼者の個人情報を流出させることなく、依頼者の葬儀希望条件に基づく実行可能性の高い葬儀企画の補助を行うことができる。
【0042】
また、本発明の葬儀支援方法は、自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うものである。
このため、遺族は故人の遺志を尊重した葬儀を的確に実行することならびに故人が参列を希望する者に対する有効な葬儀案内の配信を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の個人情報管理システムの実施例の構成を示すブロックである。
【図2】図2は、本発明の個人情報管理システムの実施のための個人情報管理システム用装置の一例を説明するための説明図である。
【図3】図3は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図4】図4は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図5】図5は、本発明の個人情報管理システムおよび葬儀計画作成方法の作用ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するための説明図である。
【図6】図6は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の個人情報管理システムの作用および葬儀計画作成方法ならびに葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の葬儀支援方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理システム用装置
2 インターネット
3 依頼者側端末
4 葬儀業者側端末
11 WWWサーバ
12 メールサーバ
13 処理装置
14 記憶装置
Claims (12)
- 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望する依頼者および葬儀業者がネットワークを介して接続可能な個人情報管理システムであって、
該個人情報管理システムは、前記依頼者の葬儀希望条件を記憶する葬儀希望条件記憶部と、特定の葬儀業者に関する情報を記憶する特定葬儀業者情報記憶部と、該葬儀希望条件記憶部に記憶されている葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する葬儀企画案募集内容開示機能と、該葬儀企画案募集内容もしくは葬儀企画案募集案件があることを前記特定葬儀業者に通知する通知機能と、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付機能と、前記葬儀企画案受付機能により受け付けた葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する葬儀企画案関連情報通知機能と、依頼者が候補に選択した候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、ネットワークを介して候補葬儀企画案記憶部が記憶する個別候補葬儀企画案についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示機能および/または前記葬儀企画案を提出した葬儀業者に前記依頼者の選択結果に関する情報を通知する選択結果関連情報通知機能とを備えることを特徴とする個人情報管理システム。 - 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して行う前記依頼者の認証確認機能と、ネットワークを介して該認証確認機能により認証確認された依頼者による自己の候補葬儀企画案を変更を認める採択葬儀企画案変更機能を備え、前記葬儀希望条件記憶部は前記依頼者により変更された変更葬儀希望条件を記憶し、前記葬儀企画案募集内容開示機能は、前記変更葬儀希望条件に関する情報を依頼者名を示すことなくネットワークを介して開示する機能を備え、前記前記特定葬儀業者に通知する通知機能は、変更葬儀企画案募集内容もしくは変更葬儀企画案募集案件があることを通知する機能を備え、前記葬儀企画案受付機能は、ネットワークを介して前記葬儀企画案募集内容開示機能により開示された変更葬儀募集案件に対する葬儀業者からの見積を含む葬儀企画案を受け付ける機能を備え、前記葬儀企画案関連情報通知機能は、変更葬儀企画に対する葬儀企画案に関する情報を依頼者に通知する機能を備え、前記候補葬儀企画案記憶部は、依頼者が選択した変更葬儀企画に対する候補葬儀企画案を記憶するものである請求項1に記載の個人情報管理システム。
- 前記候補葬儀企画案記憶部は、複数の候補葬儀企画案を順位を付して記憶するものである請求項1または2に記載の個人情報管理システム。
- 前記葬儀企画案受付機能は、前記特定葬儀業者からのみ葬儀企画案を受け付けるものである請求項1ないし3のいずれかに記載の個人情報管理システム。
- 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介し依頼者と相互通信し依頼者の葬儀希望条件を把握するための葬儀希望条件引出機能を備えている請求項1ないし4のいずれかに記載の個人情報管理システム。
- 前記個人情報管理システムは、ネットワークを介して前記特定葬儀業者が前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案における自己の候補状況を検索可能な検索機能を備えている請求項1ないし4のいずれかに記載の個人情報管理システム。
- 前記個人情報管理システムは、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載の個人情報管理システム。
- 管理者が運営するインターネット上のホームページより依頼者から葬儀希望条件を受け付ける葬儀希望条件受付ステップと、受け付けた葬儀希望条件を依頼者名を示すことなく管理者が運営するインターネット上のホームページにて開示して葬儀業者より葬儀企画案を募集する葬儀企画案募集ステップと、管理者が備える管理システム用装置が記憶する特定葬儀業者に対して葬儀企画案募集情報を通知する葬儀企画案件情報通知ステップと、前記ホームページもしくは通信手段を介して葬儀業者より葬儀企画案を受け付ける葬儀企画案受付ステップと、受け付けた葬儀企画案情報を依頼者に通知する葬儀企画案情報通知ステップと、受け付けた葬儀企画案より候補葬儀業者を選定する候補葬儀業者選定ステップと、候補葬儀業者に対して候補となったことを通知する候補葬儀業者通知ステップおよび/または当該葬儀企画案件についての候補葬儀業者を開示する候補葬儀業者開示ステップとを行うことを特徴とする葬儀計画作成方法。
- 前記葬儀計画作成方法は、請求項1ないし7のいずれかの個人情報管理システムを用いるものである請求項8に記載の葬儀計画作成方法。
- 前記葬儀企画案募集ステップは、前記特定葬儀葬儀業者のみから受け付けるものである請求項8または9に記載の葬儀計画作成方法。
- 自己の葬儀希望条件を含む個人情報の管理を希望した依頼者の葬儀実行者と葬儀業者との葬儀契約の仲介を含む葬儀支援方法であって、
該葬儀支援方法は、管理者が備える依頼者が採択した候補葬儀業者関連情報を含む候補葬儀企画案を記憶する候補葬儀企画案記憶部と、依頼者が葬儀案内の送付を希望する通知希望者名を記憶する葬儀通知先名簿記憶部とを少なくとも備える葬儀契約仲介支援システムを用いるものであり、
管理者に依頼人の死去が通知されると、前記管理者は、前記葬儀実行者に前記候補葬儀企画案記憶部が記憶する候補葬儀企画案を開示し、該葬儀実行者による当該候補葬儀企画案についての了解の受領後に、前記候補葬儀業者に依頼者名および葬儀実行者名とともに前記候補葬儀企画案を通知することにより、葬儀実行者と葬儀業者間の葬儀契約を仲介する葬儀契約仲介ステップと、
前記葬儀実行者もしくは契約葬儀業者より通知される葬儀関連情報に基づき葬儀案内の作成および作成された葬儀案内を前記葬儀通知先名簿記憶部が記憶する葬儀通知希望者に対して配信する葬儀案内配信ステップとを行うことを特徴とする葬儀支援方法。 - 前記葬儀支援システムは、請求項1ないし7のいずれかの個人情報管理システムを含むものである請求項11に記載の葬儀支援方法。
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JP2002195107A JP2004038584A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 個人情報管理システム、葬儀計画作成方法および葬儀支援方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012113702A (ja) * | 2010-11-01 | 2012-06-14 | Yoko Yamazaki | 葬祭メディア提供システム並びにその方法 |
JP2019109650A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | 良直 泉 | 処理依頼仲介システムおよび処理依頼仲介方法 |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002195107A patent/JP2004038584A/ja active Pending
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