JP2004036854A - 配管支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、補助部材なしに配管を正確に位置決めする事が可能な配管支持構造を実現することを目的とする。
【解決手段】長い管長の第一配管4の一端部に互いの軸心が交差する姿勢で接続された短い管長の第二配管5と、第一配管4の他端部を把持操作して第二配管5を所定位置に案内支持する配管案内支持部1とからなる配管支持構造であって、配管案内支持部1は、第二配管5を支持する配管支持部2と、配管支持部2に向けて第二配管5を案内する第一案内部3aと、配管支持部2に対して、第一配管4を第二配管5の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部3bとを兼用してなる案内部3とを備える。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管類を案内支持する配管支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
雑排水を処理する浄化槽等の水処理装置は、定期的に維持管理(法令に基づく保守点検・清掃・検査等)を実施する必要がある。例えば、散気管等の配管類の保守点検・清掃・検査等は、一般的に水処理装置内部に人が立ち入る事は出来ないため、水処理装置より取り外して実施される。ここで、散気管は、活性汚泥処理を行うばっ気槽への空気吹込み等に用いられる配管で、空気の噴出する小穴を多数あけたもの等、種々の形が工夫されている。
【0003】
散気管の装着が適切な位置に行われなかった場合には、水処理装置の性能の低下、例えば、ばっ気槽内の微生物の減少による浄化効率の低下等を引き起こす。このため、保守点検・清掃・検査に於いて再度装着する際には、散気管を水処理装置内の正確な位置に設置する必要がある。尚、一般的に、散気管の配管支持具の設置位置は、水処理装置開口部より遠方であるために確認し辛く、散気管を配管支持具の所定の位置に装着する事は容易ではなかった。
【0004】
ここで、従来は、散気管等の配管類を所定の位置に案内するために、配管支持具に装着される配管の両端を所定の位置に案内支持するように構成された、配管支持具とは別の補助部材を設けて対応していた。
【0005】
図5に示すように、従来の配管支持具8は、第二配管5の外周に沿った、第二配管5を支持するのに必要な適切な幅の帯状の形状を有し、第一配管4の左右の2ヶ所で第二配管5を支持するよう構成され、第二配管5を装着するために上部が開放されている。配管支持具8に第二配管5を装着する際に、一般的に、第二配管5の軸心X方向に手ぶれ等による装着位置のずれが生じるため、第二配管5を所定の位置に案内するための一対の補助部材9が、第二配管5の左右の所定の位置に設置されている。補助部材9は、配管支持具8に装着された状態に於ける第二配管5の両端に正確に沿うように設置され、上方程、軸心X方向に開くように構成されている。第二配管5を配管支持具8に装着する際には、第二配管5の一端部を補助部材9に当て付け、配管支持具8の所定の位置に案内して、軸心X方向の位置のずれを矯正していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、別の補助部材を用いる場合には、部品点数が多くなる上、配管支持具及び補助部材を、装着する配管に合せて正確に設置しなければならず、費用及び手間がかかる。このため、部品点数を減らし、配管支持具(補助部材を含む)の設置に係る費用、手間、時間を省力化する事のできる配管支持構造が望まれている。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、着脱する必要のある配管類を案内支持する配管支持構造に於いて、補助部材を用いることなく、配管を正確な位置に固定する配管支持構造を実現する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係る配管支持構造の第一特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、長い管長の第一配管の一端部に互いの軸心が交差する姿勢で接続された短い管長の第二配管と、前記第一配管の他端部を把持操作して前記第二配管を所定位置に案内支持する配管案内支持部とからなる配管支持構造であって、前記配管案内支持部は、前記第二配管を支持する配管支持部と、前記配管支持部に向けて前記第二配管を案内する第一案内部と、前記配管支持部に対して、前記第一配管を前記第二配管の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部とを兼用してなる案内部と、を備えてなる点にある。
【0009】
即ち、本発明に係る配管支持構造の上記第一特徴構成によれば、配管案内支持部に、第一配管及び第二配管を所定の位置に案内する案内部を備えることにより、補助部材を用いる事なしに、配管類を適切な位置に装着することのできる配管支持構造を実現する事ができる。
【0010】
浄化槽等の水処理装置に於いて、散気管等の配管類の保守点検・清掃・検査等は水処理装置より取り外して実施される。散気管の装着が適切な位置に行われなかった場合には水処理装置の性能の低下を引き起こすため、再度装着する際には、散気管を水処理装置内の正確な位置に設置する必要がある。しかし、一般的に、水処理装置内に人が立ち入る事ができない上、散気管の配管支持具が水処理装置開口部より遠方に、つまり確認し辛い場所に設置されているため、散気管を水処理装置内部の所定の位置に正確に設置するのは困難である。
【0011】
このため、配管支持部に向けて第二配管を案内する第一案内部と、配管支持部に対して、第一配管を第二配管の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部とを兼用してなる案内部とを設ける事により、配管支持部の適切な位置に配管類を固定する事が容易になる。尚、案内部が備えられた配管支持構造であることから、配管類を位置決めする補助部材を新たに必要とする事がなく、部品点数を減らし、配管案内支持部の設置に係る手間及び時間を省力化する事ができる。
【0012】
更に、補助部材を設ける構成である場合には、配管支持部に、特定の長さを持つ第二配管しか設置する事はできないが、案内部を有する配管支持構造を用いる事により、第二配管をその長さに関係なく設置する事が可能になり、本発明に係る配管支持構造の適用範囲を拡大し、価値を高める事ができる。
【0013】
同第二特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した如く、上記第一特徴構成に加えて、前記第一案内部は、前記配管支持部に向けて前記第二配管を案内する第一傾斜部を有する点にある。
【0014】
即ち、同第二特徴構成によれば、第二配管を案内する第一傾斜部を案内部に設ける事により、第二配管の軸心に垂直な方向のずれを適切に矯正する事ができる。一般に、配管案内支持部は水処理装置開口部より遠方に取り付けられており、第一配管を把持操作して所定の位置に合せる際、手ぶれによる位置のずれが生じる。このため、第一傾斜部を設ける事により、第二配管の軸心に垂直な方向の位置のずれの矯正範囲を拡大し、配管支持部の所定の位置に第二配管を装着する事が容易になる。従って、第一傾斜部を設ける事により、第二配管の配管支持部への装着を容易にし、水処理装置の保守点検・清掃・検査等に係る手間及び時間を省力化する事ができ、本発明に係る配管支持構造の価値を高める事ができる。
【0015】
同第三特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項3に記載した如く、上記第一特徴構成から上記第二特徴構成に加えて、前記第二案内部は、前記配管支持部に対して、前記第一配管を前記第二配管の軸芯に沿った方向に位置決めする第二傾斜部を有する点にある。
【0016】
即ち、同第三特徴構成によれば、第二配管を案内する第二傾斜部を案内部に設ける事により、第二配管の軸心方向のずれを適切に矯正する事ができる。第一配管を把持操作して所定の位置に合せる際、第二配管の軸心に垂直な方向だけでなく、軸心方向に対しても手ぶれによる位置のずれが生じる。このため、第一配管を案内する第二傾斜部を設ける事により、第二配管の軸心方向の位置のずれの矯正範囲を拡大し、配管支持部の所定の位置に第二配管を装着する事が容易になる。従って、第二傾斜部を設ける事により、第二配管の配管支持部への装着を容易にし、水処理装置の保守点検・清掃・検査等に係る手間及び時間を省力化する事ができ、本発明に係る配管支持構造の価値を高める事ができる。
【0017】
同第四特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項4に記載した如く、上記第一特徴構成から上記第三特徴構成に加えて、前記配管支持部は、前記第二配管を固定する弾性部材で構成される点にある。
【0018】
即ち、同第四特徴構成によれば、配管支持部を弾性部材で構成し、第二配管を固定する。配管支持部を弾性部材で構成する事により、第二配管をより強く把捉する事が可能になる。ここで、配管支持部の構造としては、少なくとも第二配管の3点(第二配管を周方向に2分割し両側に分散した3点)で固定する構成や、配管支持部を設置した被取り付け部材に押圧して固定する構成等が考えられる。尚、第二配管の3点で固定する構成や被取り付け部材に押圧する構成等の場合には、一般的に、配管を装着するための装着口の向きは下方向を除く所定の範囲内に限られるが、配管支持部を弾性部材で構成する事により、配管を装着するための装着口の向きを任意に設定する事が可能になる。
【0019】
また、第二配管を固定するためには、配管支持部の形状・大きさは、第二配管の形状・大きさに応じた構成である事が望ましい。尚、配管支持部が弾性部材で構成されていない場合には、配管支持部は特定の形状・大きさの第二配管にしか対応できない。配管支持部を弾性部材で構成する事により、所定の許容範囲内の形状・大きさを持つ第二配管に対応する事ができ、本発明に係る配管支持具の適用範囲を拡大する事ができる。従って、配管支持部を弾性部材で構成することにより、本発明に係る配管支持構造の適用範囲を拡大し、価値を高める事ができる。
【0020】
同第五特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5に記載した如く、上記第一特徴構成から上記第四特徴構成に加えて、前記第一配管は、前記第二配管近傍で屈曲形成され、屈曲部と前記第二配管との間の部位が前記第二傾斜部により案内される点にある。
【0021】
即ち、同第五特徴構成によれば、第一配管を第二配管近傍で屈曲形成する。第二配管を配管案内支持部の案内部の備えられている側から装着しようとした場合、第二配管の軸心が単に第一配管の軸心と交差する構造を有するのみでは、第一配管を案内部に当て付ける事ができないため、案内部は本来の目的を達成できず、第二配管を水処理装置内の所定の位置に正確に設置する事が難しくなる。この為、第一配管を第二配管近傍で屈曲形成させ、屈曲部と第二配管との間の部位を第二傾斜部に当て付け案内させる事により、第二配管を配管案内支持部の案内部の備えられている側からも、第二配管を容易に且つ正確に所定の位置に固定する事が可能になる。更に、第一配管を屈曲形成をする事により、第二配管を脱着する側からは確認できない位置に設置されている配管案内支持部に対しても、配管を固定する事が可能になる。尚、屈曲部は、案内部を利用可能な適切な角度に屈曲形成され、且つ、屈曲部と第二配管との間の部位が、第二傾斜部を利用するのに適切な長さを持つ事が望ましい。
【0022】
従って、第一配管を第二配管の近傍で屈曲形成する事により、配管案内支持部の案内部の備えられている側からの、第二配管の装着を可能にし、更に、第二配管を脱着する側から確認できない位置に設置されている配管案内支持部に対しても、第二配管の装着を可能にして、本発明に係る配管支持構造の適用範囲を拡大し、価値を高める事ができる。
【0023】
同第六特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項6に記載した如く、上記第一特徴構成から上記第五特徴構成に加えて、前記第二配管は、水処理装置で使用される散気管である点にある。
【0024】
即ち、同第六特徴構成によれば、水処理装置で使用される散気管を、本発明に係る配管支持構造を用いて水処理装置内の所定の位置に固定する事ができる。ここで、浄化槽等の水処理装置で用いられる散気管には、活性汚泥処理等を行うばっ気槽への空気吹込み等に用いられ、空気の噴出する小穴を多数あけたもの等、種々の形が工夫されているものがあり、T字型やL字型、ループ型等、その形状は様々である。散気管が水処理装置内の所定の位置に設置されていない場合には、ばっ気槽内の微生物の減少等により水処理装置の性能の低下を引き起こすため、水処理装置内の正確な位置に設置する必要がある。
【0025】
従って、本発明に係る配管支持構造を用いる事により、配管案内支持部の設置に係る手間及び費用を省力化する事ができ、更に、散気管を水処理装置内の適切な位置に、容易に且つ正確に固定する事が可能になり、水処理装置の維持管理、つまり保守点検・清掃・検査等に係る手間及び時間を省力化する事ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明に係る配管支持構造(以下、適宜「本発明構造」と略称する)の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1に示すように、本発明に係る配管支持構造は、配管案内支持部1に配管支持部2と、配管支持部2に向けて第二配管5を案内する第一案内部3aと、配管支持部2に対して、第一配管4を第二配管5の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部3bとを兼用してなる案内部3とを備えて構成される。
【0028】
図2及び図3に示すように、本発明構造の一実施形態は、第二配管5を支持する配管支持部2と案内部3とを備える配管案内支持部1に、第二配管5が固定されて成る。
配管案内支持部1は、被取り付け部材7に、ビスやリベット、ボルトナット等といった固定部品を用いて接合されており、上方向より第二配管5を装着する構成になっている。尚、配管案内支持部1は、溶接等、他の方法によって被取り付け部材7に接合されてもよいし、被取り付け部材7と一体化して設けられていてもよい。
【0029】
配管支持部2は、図2及び図3に示すように、第二配管5を、被取り付け部材7を利用して支持する構造になっており、第二配管5の外周に沿った、少なくとも第二配管5を支持するのに必要な適切な幅の帯状の形状を有し、第一配管4と第二配管5との接合部の近傍、第一配管4の左右の近傍の2ヶ所で支持するよう構成され、第二配管5を装着するために上部が開放されている。
【0030】
ここで、配管支持部2は、第二配管5を固定するのに、被取り付け部材7を利用しない構造であってもかまわないが、被取り付け部材7を利用する事により、配管支持部2の構造を簡素化する事ができる。また、配管支持部2は、必ずしも第二配管5の外周に沿った帯状の形状を有する必要はなく、第二配管5の少なくとも3点(第二配管5を周方向に2分割し両側に分散した3点、内1点は被取り付け部材7であってもよい)で固定する構造等、第二配管5を固定するのに適切な構造であればよい。尚、配管支持部2は、第二配管5をより確実に把捉するために、弾性部材で構成されている事が望ましい。第二配管5が弾性部材で構成されている場合には、配管案内支持部1の第二配管5を装着するための装着口を任意の方向、例えば下方向に向けて設置する事が可能になる。
【0031】
案内部3は、図2及び図3に示すように、第一配管4の左右に設けられた配管支持部2の上端部より上方向に向けて設けられている。案内部3は、配管支持部2に向けて第二配管5を案内する第一案内部3aと、第一配管4を第二配管5の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部3bとを兼用して構成される。
【0032】
本実施例では、更に、第一案内部3aは、配管支持部2に向けて第二配管5を案内する第一傾斜部を有し、第二案内部3bは、配管支持部2に対して、第一配管4を第二配管5のの軸芯に沿った方向に位置決めする第二傾斜部を有する。第一傾斜部及び第二傾斜部は直線状の形状を有し、図3に示すように、第一傾斜部は上方程、第二配管5の軸心Xと垂直な方向に開放されるように構成され、図2に示すように、第二傾斜部は上方程、被取り付け部材7との距離が大きくなるように構成され、第二配管5を配管支持部2に装着する際の、第二配管5の軸心X方向及び軸心Xに垂直な方向の位置のずれを適切に矯正する事ができる。尚、第一傾斜部及び第二傾斜部は、配管案内支持部1の設置される機器の構成に適切に対応して構成される(第一傾斜部及び第二傾斜部の何れか一方、若しくは両方を設けない構成を含む)事が望ましい。
【0033】
ここで、案内部3は、本実施形態では第一配管4の左右に設けられているが、配管支持部2の構造に合せて、一方のみに設ける構成や、複数設ける構成であってもかまわない。尚、2ヶ所以上に案内部3が設置されている場合には、案内部3夫々の形状が統一されている必要はない。また、第一案内部3a及び第二案内部3bは、本実施形態では直線状の形状であるが、第二配管5及び第一配管4を案内するのに適切な他の形状、例えば、階段状や、円弧(の一部分)の形状等であってもかまわない。
【0034】
第一配管4は、図3に示すように、長い管長の第一配管4の一端部に互いの軸心が交差する姿勢で第二配管5が接続され、更に、第二配管5の近傍で屈曲形成されている。配管案内支持部1に対し、第二配管5が上方向より配管支持部2に向かうように、第一配管4の第二配管5を接合されていない端部を把持操作して、第二配管5を配管支持部2の所定位置に装着する。屈曲部6と第二配管5との間の部位が第二案内部3bに、第二配管5が第一案内部3aにより案内され、第二配管5は、案内部3(第一案内部3a及び第二案内部3b)を介して配管支持部2の所定の位置に装着される。
【0035】
尚、本実施例ではT字型の形状を有する配管を例に示したが、L字型やY字型、十時形等の形状であっても良いし、第二配管5の形状がループ状の形状である配管や、第一配管4と接続される第二配管5が複数であっても良く、第一配管4の軸心Yと第二配管5の軸心Xが交差する構成であれば、本発明に係る配管支持構造の目的を達成できる。
【0036】
また、本実施形態では、上方向より第一配管4を把持操作して第二配管5を配管案内支持部1に装着したが、下方向より第一配管4を把持操作して第二配管5を配管案内支持部1に装着してもよく、この様な場合(第二配管5を上方向以外の方向から設置する場合)には、屈折部6を有しない第一配管4であっても配管支持部2に装着する事ができ、本発明に係る配管支持構造の目的を達成する事ができる。
【0037】
従って、本発明に係る配管支持構造を実現する事により、第二配管5の設置の容易性を担保しつつ、第二配管5を案内するための補助部材を設置する必要をなくす事が可能になる。また、第一配管4及び第二配管5の接合部付近を支持する構成である事から、第二配管5の端部に補助部材を設ける構成と比較して、第二配管5の様々な長さに対応する事ができる。
【0038】
図4に示すように、本発明に於ける配管支持構造の他の実施形態は、配管案内支持部1の配管支持部2が、配管取り付け側から確認できない位置にある被取り付け部材7bに設置されている配管支持構造に関し、配管案内支持部1と、屈曲部6を有する第一配管4に接合される第二配管5とで構成される。被取り付け部材7bは、図4に示すように、被取り付け部材7aと第二配管5の軸心Xと平行な境界で接し、配管取り付け側からは確認できない方向に向かって形成されている。
【0039】
本実施形態に於ける案内部3は、被取り付け部材7aと被取り付け部材7bとの境界を越えて、配管取り付け側から確認できる程度に、十分な長さを持つ。尚、本実施形態に於ける案内部3の第一案内部3aの第一傾斜部は、被取り付け部材7aと平行に構成されているが、第二配管5を配管支持部2の所定の位置に案内するのに適切な方向に構成されていればよい。また、案内部3の形状は、直線状の形状に限るものではない。更に、本実施形態に於ける屈曲部6は、第一配管4の軸心と垂直に構成されているが、これに限るものではない。屈曲部6の角度を、被取り付け部材7aと被取り付け部材7bとで構成される角に応じた大きさにする事により、被取り付け部材7の様々な構成に対応する事ができる。
【0040】
従って、第一配管4の第二配管5近傍に屈曲部6を設ける構成にする事により、配管取り付け側より確認できない位置に設置されている配管支持部2に対しても、配管を容易に設置する事が可能になる。
【0041】
尚、本発明に係る配管支持構造で使用される散気管は、活性汚泥法のばっ気槽の他、接触ばっ気法のばっ気槽等にも用いられる。また、好気処理の空気吹き込みの目的の他に、槽内の撹拌を目的としたもの等も散気管として扱われる。
【0042】
更に、本発明に係る配管支持構造は、その用途を水処理装置内部に設置される配管案内支持具及び散気管に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管支持構造を示す正面図
【図2】本発明に係る配管支持構造の、第二配管が装着された状態を示す正面図
【図3】本発明に係る配管支持構造の、第二配管が装着された状態を示す側面図
【図4】本発明に係る配管支持構造の他の実施形態を示す側面図
【図5】従来の配管支持具に於いて、第二配管が装着された状態を示す正面図
【符号の説明】
1:配管案内支持部
2:配管支持部
3:案内部
3a:第一案内部
3b:第二案内部
4:第一配管
5:第二配管
6:屈曲部
7、7a、7b:被取り付け部材
8:配管支持具
9:補助部材

Claims (6)

  1. 長い管長の第一配管の一端部に互いの軸心が交差する姿勢で接続された短い管長の第二配管と、
    前記第一配管の他端部を把持操作して前記第二配管を所定位置に案内支持する配管案内支持部とからなる配管支持構造であって、
    前記配管案内支持部は、
    前記第二配管を支持する配管支持部と、
    前記配管支持部に向けて前記第二配管を案内する第一案内部と、前記配管支持部に対して、前記第一配管を前記第二配管の軸芯に沿った方向に位置決めする第二案内部とを兼用してなる案内部と、を備える事を特徴とする配管支持構造。
  2. 前記第一案内部は、前記配管支持部に向けて前記第二配管を案内する第一傾斜部を有する事を特徴とする請求項1に記載の配管支持構造。
  3. 前記第二案内部は、前記配管支持部に対して、前記第一配管を前記第二配管の軸芯に沿った方向に位置決めする第二傾斜部を有する事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管支持構造。
  4. 前記配管支持部は、前記第二配管を固定する弾性部材で構成される事を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の配管支持構造。
  5. 前記第一配管は、前記第二配管近傍で屈曲形成され、屈曲部と前記第二配管との間の部位が前記第二傾斜部により案内される事を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の配管支持構造。
  6. 前記第二配管は、水処理装置で使用される散気管である事を特徴とする請求項1から請求項5に記載の配管支持構造。
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