JP2010190331A - 固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】被固定物を固定する作業効率を向上させる。
【解決手段】Uボルト10は、湾曲部12と、湾曲部12から延伸する一端に形成した雄ねじ部14と、湾曲部12から延伸する他端を鉤状に形成した鉤部16と、を含み、配管20を支持体30と湾曲部12との間に配置して、支持体30に設けられた対の孔のうち一方に鉤部16を挿通させると共に、対の孔のうち他方に雄ねじ部14を挿通させて雄ねじ部14と螺合するナット40により締め付けて配管20を支持体30に固定する。
【選択図】図1
【解決手段】Uボルト10は、湾曲部12と、湾曲部12から延伸する一端に形成した雄ねじ部14と、湾曲部12から延伸する他端を鉤状に形成した鉤部16と、を含み、配管20を支持体30と湾曲部12との間に配置して、支持体30に設けられた対の孔のうち一方に鉤部16を挿通させると共に、対の孔のうち他方に雄ねじ部14を挿通させて雄ねじ部14と螺合するナット40により締め付けて配管20を支持体30に固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、固定具に関する。
配管等の円筒形の物を固定するために、Uボルトが用いられることがある。Uボルトは、例えば下記の特許文献1に記載されているように、両端に雄ねじが形成されており、U字に湾曲した部分に配管を配置した状態で支持体に設けられたボルト孔に雄ねじを挿通し、雄ねじをナットで締め付けることで支持体に配管を固定している。
しかしながら、従来のUボルトでは両端に螺合するナットをそれぞれ均等に締め付ける必要があり、こうした微妙な調整を要する作業には電動工具を利用できなかった。そのため、電動の工具が使用できる他のボルト締めと比較して作業効率が悪かった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の一つは、被固定物を固定する作業効率を向上させることができる固定具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る固定具は、湾曲部と、前記湾曲部から延伸する一端に形成した雄ねじ部と、前記湾曲部から延伸する他端を鉤状に形成した鉤部と、を含み、被固定体を支持体と前記湾曲部との間に配置して、前記支持体に設けられた対の孔のうち一方に前記鉤部を挿通させると共に、前記対の孔のうち他方に前記雄ねじ部を挿通させて前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ体により締め付けて前記被固定体を前記支持体に固定することを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記鉤部と前記雄ねじ部は、前記湾曲部に対して略対称の位置に設けられることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記鉤部は、前記他端の一部を前記雄ねじ部に対して反対側に折曲して形成されることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記湾曲部、前記雄ねじ部、及び前記鉤部の各々の断面の中心を略同一平面上に設けたことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記鉤部に前記支持体と当接する面を形成したことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、締め付け作業が1カ所で済み、さらに均等に締め付ける必要性がなく電動工具が使用できるため、被固定物を支持体に固定する作業の効率を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、湾曲部の略中心で湾曲部と被固定物とを当接させることができる。
本発明の一態様によれば、鉤部を先に挿通しておいてからでも被固定体を固定できる。
本発明の一態様によれば、支持体の面に対して主に垂直方向の抗力が発生するようになる。
本発明の一態様によれば、鉤部と支持体の当接する面にかかる圧力を分散させることができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本実施形態に係るUボルト(固定具)10の正面図を示した。図1においては、配管20がUボルト10により支持体30に固定された状態を示している。図1に示されるように、Uボルト10は湾曲部12と雄ねじ部14と鉤部16とを含み構成されるものであり、各部は金属により一体形成されることとしてよい。
湾曲部12は、金属を予め定められた曲率により湾曲させて構成される部分であり、曲率は固定する配管20の曲率に基づいて定めることとしてよい。本実施形態では、湾曲部12の曲率は、固定する配管20の曲率よりも若干小さくしたもの、すなわち湾曲部12の径を配管20の径よりも若干大きくしたものを用いることとしてよい。
雄ねじ部14は、湾曲部12から延伸する腕部分の一端に形成された雄ねじを含む部分であり、雄ねじ部14の径に応じたナット40(雌ねじ体)と螺合するものである。
鉤部16は、湾曲部12から延伸する腕の他の一端を鉤状に形成した部分であり、鉤部16はUボルト10の端部を雄ねじ部14と反対の方向に折曲して形成されるものである。本実施形態では、鉤部16は、Uボルト10の端部の一部を鋭角に折曲することで形成することとしてよい。
支持体30には、対のボルト孔が設けられており、配管20をこの対のボルト孔の間に配置した状態で、一方のボルト孔に鉤部16を挿通し、さらに他方のボルト孔に雄ねじ部14を挿通してから雄ねじ部14にワッシャ42を介してナット40で締め付けて配管20を固定する。
図2AにはUボルト10の左側面図を、図2BにはUボルト10の右側面図を示す。図2A及び図2Bに示されるように、湾曲部12、雄ねじ部14、鉤部16はそれぞれの断面の中心位置が同一平面上に設けられている。こうすることで、配管20を固定する際に支持体30に対して垂直の抗力のみを発生させることができるため固定された配管20がずれにくくなる。
図3AにはUボルト10の上平面図を、図3BにはUボルト10の底面図を示す。図3A及び図3Bに示されるように、Uボルト10は配管20の延伸方向に対して垂直に配置されて配管20を支持するものである。なお、支持体30に設けられたUボルト10の取付孔(ボルト孔)の間隔は、配管20を固定するUボルト10の湾曲部12の径に基づいて決定することとしてよい。そして、鉤部16の支持体30と当接する箇所には面取り加工を施すこととし、このように鉤部16に支持体30との当接面を形成することにより、鉤部16の角が支持体30と当接する場合に比べて圧力の分散が図れると共に、Uボルト10の位置ずれを防止することができる。
次に、図4A乃至図4Cに示されたUボルト10の正面図を参照しながら、本実施形態に係るUボルト10により配管20を支持体30に固定する作業の流れを説明する。
まず、図4Aに示されるように、支持体30に形成されたボルト孔の一方に鉤部16を挿通して、Uボルト10を支持体30に引っかけておく。
次に、図4Bに示されるように、配管20を移動させて配管20を固定位置に配置する。配管20は、図4Bにおける左側から(Uボルト10が取り付けられていないボルト孔側から)固定位置に移動させてもよいし、図面に対して垂直方向から固定位置に移動させてもよい。
そして、鉤部16の折曲部分をボルト孔に合わせ、この折曲部分を支点位置にしてUボルト10を図示される方向に回転させて、雄ねじ部14を他方のボルト孔に挿通する。この後、図4Cに示されるように、ボルト孔に挿通された雄ねじ部14に支持体30の配管20が固定される反対側から雄ねじ部14をワッシャ42を介してナット40により締め付けることで、配管20が支持体30に固定される。
図4A乃至4Cに示した例では、Uボルト10が1つしか示されていないが、配管20を固定するUボルト10が複数ある場合にもUボルト10の引っかけ(複数)、配管20の配置、Uボルト10の固定(複数)という作業で配管20の固定作業を行うことができる。
また、従来のUボルト10と同様に、配管20を支持体30に配置してからUボルト10をボルト孔に挿通して固定するという流れでも配管20の固定作業が可能であることはもちろんである。
以上説明した本実施形態に係るUボルト10によれば、Uボルト10の一端を鉤状に成型した鉤部16を設けたことにより、Uボルト10の締め付け作業をUボルト10に対して1カ所に低減させると共に、締め付け時に各ナット40による締め付けを均等にするように配慮する必要がなく電動工具を使用して一気に締め付けることができ、配管20の固定作業の効率を著しく向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、鉤部16の形状は上述した形状に限るものではないし、Uボルト10による固定対象は配管20に限らず他の円柱形の物としてもよい。その他にも、本発明はこの分野の通常の知識を有する当業者によって多様な変更、変形又は置換が可能であることはもちろんである。
10 Uボルト、12 湾曲部、14 雄ねじ部、16 鉤部、20 配管、30 支持体、40 ナット、42 ワッシャ。
Claims (5)
- 湾曲部と、
前記湾曲部から延伸する一端に形成した雄ねじ部と、
前記湾曲部から延伸する他端を鉤状に形成した鉤部と、を含み、
被固定体を支持体と前記湾曲部との間に配置して、前記支持体に設けられた対の孔のうち一方に前記鉤部を挿通させると共に、前記対の孔のうち他方に前記雄ねじ部を挿通させて前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ体により締め付けて前記被固定体を前記支持体に固定することを特徴とする固定具。 - 前記鉤部と前記雄ねじ部は、前記湾曲部に対して略対称の位置に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の固定具。 - 前記鉤部は、前記他端の一部を前記雄ねじ部に対して反対側に折曲して形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の固定具。 - 前記湾曲部、前記雄ねじ部、及び前記鉤部の各々の断面の中心を略同一平面上に設けた
ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の固定具。 - 前記鉤部に前記支持体と当接する面を形成した
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の固定具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009035902A JP2010190331A (ja) | 2009-02-18 | 2009-02-18 | 固定具 |
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JP2009035902A JP2010190331A (ja) | 2009-02-18 | 2009-02-18 | 固定具 |
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Publication Number | Publication Date |
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2009
- 2009-02-18 JP JP2009035902A patent/JP2010190331A/ja active Pending
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