JP2019025550A - 配管用継手の着脱用治具 - Google Patents

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博 奥村
Hiroshi Okumura
博 奥村
範明 長澤
Noriaki Nagasawa
範明 長澤
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Abstract

【課題】配管用継手の製造コストの低減、小型化、軽量化を図る上で有利な配管用継手の着脱用治具を提供する。【解決手段】着脱用治具14は、一対の脚部16と、連結部18とを含んで構成されている。一対の脚部16は、配管用継手12のベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合可能に形成されている。スパナヘッドに係合可能な一対の脚部16の外形輪郭は、内面1602と反対の一対の脚部16の外面1604を含んで形成されている。連結部18は、それら一対の脚部16の端部間を連結している。【選択図】図2

Description

本発明は配管用継手の着脱用治具に関する。
配管用継手はホースや配管などの管体の端部に結合され、管体内を流れる流体を適宜機器に供給し、あるいは、適宜機器から排出させるものである。
ところで、配管用継手を取り付ける機器の箇所のスペースが狭いため、配管用継手を機器に取り付けようとすると、配管用継手あるいはその配管用継手が結合された管体が機器の部分に干渉してしまう場合がある。
そこで、配管用継手あるいは管体が機器の部分に干渉しないように、湾曲形状を呈する配管用継手が提供されている(特許文献1参照)。
この配管用継手は、図10(A)に示すように、管体に結合されたベンドパイプと、ベンドパイプの端部に回転可能に結合され相手側の筒状の雄ねじ部材に結合される袋ナットとを備えている。
この配管用継手の袋ナットを相手側の筒状の雄ねじ部材に螺合する際、袋ナットにスパナのスパナヘッドを係合させて袋ナットを締め付けてゆく。
この際、機器側のスペースが手を挿入できないような狭いものであった場合、配管用継手寄りの管体の部分を手で把持できないため、袋ナットを締め付けることで配管用継手を介して管体をねじる方向の力が作用し、管体がねじれたり、あるいは、管体に無理な力が加わってしまう。
そこで、図10(B)に示すように、袋ナットに隣接したベンドパイプの箇所に六角ナットと同様の形状を呈したスパナ掛け部を設けた配管用継手が提供されている。
この配管用継手を機器に取り付ける場合は、予め2つのスパナを用意し、一方のスパナのスパナヘッドを配管用継手のスパナ掛け部に係合させて配管用継手の回転を阻止した状態で、他方のスパナのスパナヘッドを袋ナットに係合させて袋ナットを螺合する。
このようにすることで、手が挿入できないように狭いスペースであっても2つのスパナを介して配管用継手を機器に取り付けることを可能としている。
特開2003−314769号公報
しかしながら、上記の配管用継手は、スパナ掛け部をろう付けでベンドパイプの箇所に取り付ける工程が発生することから、配管用継手の製造コストを低減する上で不利である。
また、スパナ掛け部が無駄なスペースを占有し、また、スパナ掛け部の分だけ重量増となることから、配管用継手の小型化、軽量化を図る上でも不利である。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、配管用継手の製造コストの低減、小型化、軽量化を図る上で有利な配管用継手の着脱用治具を提供することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、一端に管体が結合されるベンドパイプと、前記ベンドパイプの他端に回転可能に結合された袋ナットとを備える配管用継手の着脱用治具であって、前記ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所において前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能な一対の脚部と、前記一対の脚部を連結する連結部とを備え、前記一対の脚部の外形輪郭はスパナヘッドに係合可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記一対の脚部は互いに対向しそれらの間に長溝を形成する板状部分で形成され、前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合する前記一対の脚部の箇所は、前記長溝を形成する前記一対の脚部の面であり、前記スパナヘッドに係合可能な前記一対の脚部の外形輪郭は、前記長溝を形成する面と反対の前記一対の脚部の面を含んで形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記着脱用治具は、前記長溝の幅方向の中心を通る中心線に対して左右対称の形状で形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記連結部は板状を呈し、前記長溝の底部を構成しており、前記一対の脚部の間の空間に面する前記連結部の箇所に、前記ベンドパイプがその径方向において係合する凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、一端に管体が結合されるベンドパイプと、前記ベンドパイプの他端に回転可能に結合された袋ナットとを備える配管用継手の着脱用治具であって、前記ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所において互いに対向しつつ延在し前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能な一対の脚部と、前記一対の脚部を連結する連結部と、前記連結部から前記一対の脚部と反対の方向に延在し前記脚部と離れた箇所で把持可能な把持部とを備え、前記把持部は、前記一対の脚部が対向する方向から見て、前記脚部の延在方向に対して鋭角または鈍角をなして延在していることを特徴とする。
請求項1、5記載の発明によれば、狭い空間内において、着脱用治具を用いることにより袋ナットの弛緩緊締時におけるベンドパイプの回転を阻止でき、管体がねじれたり、あるいは、管体に無理な力が加わることなく、配管用継手の油圧機器への取り付け、取り外しを行なうことができるため、配管用継手からスパナ掛け部を省略できる。
そのため、配管用継手の製造コストの低減、小型化、軽量化を図る上で有利となる。
請求項2、3、4記載の発明によれば、ベンドパイプに被せた状態の着脱用治具の姿勢の安定性を高める上で有利となり、配管用継手の取り付け、取り外しの作業性の向上を図る上で有利となる。
第1の実施の形態に係る着脱用治具の斜視図である。 (A)は第1の実施の形態に係る着脱用治具の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 第1の実施の形態に係る着脱用治具の使用状態を示す説明図であり、(A)は着脱用治具がベンドパイプに係合される前の状態を示し、(B)は着脱用治具がベンドパイプに係合された状態を示し、(C)はスパナヘッドが着脱用治具に係合された状態を示す。 第1の実施の形態に係る着脱用治具の使用状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る着脱用治具の斜視図である。 (A)は第2の実施の形態に係る着脱用治具の正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 第2の実施の形態に係る着脱用治具の使用状態を示す説明図であり、(A)は着脱用治具がベンドパイプに係合される前の状態を示し、(B)は着脱用治具がベンドパイプに係合された状態を示す。 (A)は第3の実施の形態に係る着脱用治具の平面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 第3の実施の形態に係る着脱用治具の使用状態を示す説明図であり、(A)は着脱用治具がベンドパイプに係合される前の状態を示し、(B)は着脱用治具がベンドパイプに係合された状態を示す。 (A)はスパナ掛け部を省略した配管用継手の側面図、(B)はスパナ掛け部を備える配管用継手の側面図である。
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、図10(A)に示すように、油圧動力源側に接続されたゴムホース10(管体)の端部に配管用継手12が設けられ、図3(A)〜(C)に示すように、着脱用治具14を用いて配管用継手12を建設機械の油圧機器100に結合する場合について説明する。
図10(A)に示すように、配管用継手12は、ベンドパイプ1202を含んで構成され、本実施の形態では、ベンドパイプ1202と、ソケット1204と、袋ナット1206とを含んで構成されている。
ベンドパイプ1202は、例えば、90度や120度など適宜角度で湾曲形成され、ベンドパイプ1202は両側の直線部1202Aと、それら直線部1202Aを接続する湾曲部1202Bとを有している。
ソケット1204は、ベンドパイプ1202の長手方向の一端に配置され、ベンドパイプ1202とソケット1204との間の環状空間にゴムホース10が挿入され、ソケット1204が加締められることによりゴムホース10が配管用継手12に結合されている。
袋ナット1206は、ベンドパイプ1202の長手方向の他端に回転可能に結合されている。
袋ナット1206は筒状を呈し、油圧機器100の筒状の雄ねじ部材102(図3(A)参照)に結合可能な雌ねじを有している。
配管用継手12は、図10(A)に示すように、スパナ掛け部を有しておらず、狭いスペースで袋ナット1206を回転操作して配管用継手12を相手側の機器に結合する際に着脱用治具14が用いられる。
着脱用治具14は、図1、図2(A)〜(C)に示すように、一対の脚部16と、連結部18とを含んで構成されている。
一対の脚部16は、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合可能に形成されている。
本実施の形態では、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所とは、図3(A)に示すように、湾曲部1202Bの箇所と、袋ナット1206側の直線部1202Aの箇所である。
また、一対の脚部16の外形輪郭は、スパナヘッドに係合可能に形成されている。
本実施の形態では、一対の脚部16は、互いに対向しそれらの間に長溝20を形成する板状部分で形成されている。
一対の脚部16を構成する板状部分は、均一の厚さで形成され、互いに平行して対向している。
長溝20の幅Wは、ベンドパイプ1202が長溝20に対してがたつくことなく挿脱できる寸法で形成され、長溝20の長さLは、ベンドパイプ1202の向きの異なる部分が挿入される寸法で形成されている。
本実施の形態では、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合する一対の脚部16の箇所は、長溝20を形成する一対の脚部16の内面1602である。
また、スパナヘッドに係合可能な一対の脚部16の外形輪郭は、内面1602と反対の一対の脚部16の外面1604を含んで形成されている。
また、一対の脚部16は、長溝20の幅方向の中心を通る中心線C1に対して左右対称の形状で形成されている。
連結部18は、それら一対の脚部16の端部間を連結している。
連結部18は、一対の脚部16の端部間を連結する板状部分で形成され、連結部18は、長溝20の底部を形成し、本実施の形態では、一対の脚部16と連結部18とは一体成形されている。
連結部18が一対の脚部16の間の空間に面する箇所に、ベンドパイプ1202がその径方向において係合する凹部1802が設けられている。
凹部1802は、ベンドパイプ1202の外周面に対応した湾曲面で形成され、図2(B)に示すように、長溝20の長手方向から見た場合、連結部18はV字状またはU字状を呈している。
また、連結部18は、長溝20の幅方向の中心を通る中心線C1に対して左右対称の形状で形成されている。
したがって、一対の脚部16と連結部18とからなる着脱用治具14は、長溝20の幅方向の中心を通る中心線C1に対して左右対称の形状で形成されている。
なお、本発明においては、一対の脚部16の外形輪郭がスパナヘッドに係合可能に形成されていればよく、連結部18の外形輪郭は、一対の脚部16がスパナヘッドに係合する際に支障を来さない形状であればよいが、本実施の形態では、一対の脚部16と連結部18とを合わせた外形輪郭も、スパナヘッドに係合可能に形成されている。
より詳細には、一対の脚部16と連結部18とを合わせた輪郭は、六角ナットの輪郭から長溝20に対応する箇所を取り除いた輪郭となっており、スパナヘッドを着脱用治具14に係合しやすく図られ、また、連結部18の小型化、軽量化が図られ、したがって、着脱用治具14の小型化、軽量化が図られている。
次に、着脱用治具14の使用方法について説明する。
図3(A)に示すように、建設機械の油圧機器100には、配管用継手12の袋ナット1206が結合される筒状の雄ねじ部材102が設けられている。
雄ねじ部材102の前方は、狭い空間となっている。
まず、手作業により袋ナット1206を回転させ、袋ナット1206の雌ねじを雄ねじ部材102の雄ねじに螺合する。
次に、図3(B)に示すように、ベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと、袋ナット1206側の直線部1202Aにわたって一対の脚部16を係合する。
すなわち、長溝20にベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと、袋ナット1206側の直線部1202Aを挿入させる。
次に、図3(C)、図4に示すように、着脱用治具14の一対の脚部16の外面1604に第1のスパナ22のスパナヘッド2202を係合させ、ベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと、袋ナット1206側の直線部1202Aとを回転不能に維持した状態とし、袋ナット1206に第1のスパナ22と異なる第2のスパナ24のスパナヘッド2402を係合させ、第2のスパナ24により袋ナット1206を回転させ、袋ナット1206の雌ねじを油圧機器100の雄ねじ部材102に螺合させる。
これによりゴムホース10が油圧機器100に取り付けられ、その後、着脱用治具14を取り外す。
また、ゴムホース10を油圧機器100から取り外す場合には、上記と同様に長溝20にベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと直線部1202Aを挿入させ、一対の脚部16の外面1604に第1のスパナ22のスパナヘッド2202を係合させ、袋ナット1206を第2のスパナ24により逆に回転させ、袋ナット1206の雌ねじを油圧機器100の雄ねじ部材102から取り外し、その後、着脱用治具14を取り外す。
本実施の形態によれば、狭い空間内において、着脱用治具14を用いることにより袋ナット1206の弛緩緊締時におけるベンドパイプ1202の回転を阻止でき、ゴムホース10がねじれたり、あるいは、ゴムホース10に無理な力が加わることなく、配管用継手12の油圧機器100への取り付け、取り外しを行なうことができるため、配管用継手12からスパナ掛け部を省略できる。
そのため、配管用継手12の製造コストの低減、小型化、軽量化を図る上で有利となる。
また、配管用継手12の取り付け、取り外しに際しては、2つのスパナを用いれば足り、作業性を確保する上で有利となる。
また、着脱用治具14は、一対の脚部16と連結部18とを備え、一対の脚部16の外形輪郭がスパナヘッドに係合可能であるといった簡単な構成であるため、着脱用治具14のコストを抑制する上で有利となる。
また、本実施の形態では、ベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合する一対の脚部16の箇所は、長溝20を形成する一対の脚部16の内面1602で形成されている。
そのため、着脱用治具14を上からベンドパイプ1202に被せて長溝20にベンドパイプ1202の向きの異なる2箇所を挿入した状態で、ベンドパイプ1202に被せた状態の着脱用治具14の姿勢の安定性を高める上で有利となり、配管用継手12の取り付け、取り外しの作業性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、スパナヘッドに係合可能な一対の脚部16の外形輪郭は、内面1602と反対の一対の脚部16の外面1604を含んで形成されている。
そのため、スパナヘッドの一対の脚部16への係合状態をより安定させることができ、配管用継手12の取り付け、取り外しの作業性の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、着脱用治具14は、長溝20の幅方向の中心を通る中心線C1に対して左右対称の形状で形成されている。
そのため、ベンドパイプ1202に被せた着脱用治具14の姿勢の安定性を高める上でより有利となり、配管用継手12の取り付け作業、取り外し作業の作業性の向上を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、一対の脚部16の間の空間に面する連結部18の箇所に、ベンドパイプ1202がその径方向において係合する凹部1802が設けられている。
そのため、ベンドパイプ1202に被せた着脱用治具14の姿勢の安定性を高める上でより有利となり、配管用継手12の取り付け作業、取り外し作業の作業性の向上を図る上でより有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図5〜図7を参照して説明する。
第2の実施の形態は、一対の脚部16の外形輪郭はスパナヘッドに係合可能な形状で形成されていない点、また、連結部18に把持部が設けられている点が第1の実施の形態と異なっている。
着脱用治具26は、図5,図6(A)〜(C)に示すように、一対の脚部28と、連結部30と、把持部32とを含んで構成されている。
一対の脚部28は、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合可能に形成されている。
本実施の形態では、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所とは、湾曲部1202Bの箇所と、袋ナット1206側の直線部1202Aの箇所である。
本実施の形態では、一対の脚部28は、互いに対向しそれらの間に長溝34を形成する板状部分で形成されている。
一対の脚部28を構成する板状部分は、均一の厚さで形成され、互いに平行して対向している。
長溝34の幅Wは、ベンドパイプ1202が長溝34に対してがたつくことなく挿脱できる寸法で形成され、長溝34の長さLは、ベンドパイプ1202の向きの異なる部分が挿入される寸法で形成されている。
本実施の形態では、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合する一対の脚部28の箇所は、長溝34を形成する一対の脚部28の内面2802である。
また、一対の脚部28は、長溝34の幅方向の中心を通る中心線C2に対して左右対称の形状で形成されている。
なお、第2の実施の形態では、把持部32を把持してベンドパイプ1202を回転不能に維持するので、一対の脚部16の外形輪郭は、第1の実施の形態と異なってスパナヘッドに係合可能な形状で形成されていない。
連結部30は、それら一対の脚部28の端部間を連結している。
連結部30は、一対の脚部28の端部間を連結する板状部分で形成され、連結部30は、長溝34の底部を形成しており、本実施の形態では、一対の脚部28と連結部30と、後述する把持部32とは一体成形されている。
連結部30が一対の脚部28の間の空間に面する箇所に、ベンドパイプ1202がその径方向において係合する凹部3002が設けられている。
凹部3002は、ベンドパイプ1202の外周面に対応した湾曲面で形成され、長溝34の長手方向から見た場合、連結部30はV字状またはU字状を呈している。
また、連結部30は、長溝34の幅方向の中心を通る中心線C2に対して左右対称の形状で形成されている。
したがって、一対の脚部28と連結部30とからなる形状は、長溝34の幅方向の中心を通る中心線C2に対して左右対称に形成されている。
把持部32は、連結部30から一対の脚部28と反対の方向に延在し脚部28と離れた箇所で把持可能に形成されている。
本実施の形態では、一対の脚部28が対向する方向に幅広の断面が矩形状を呈している。
図6(C)に示すように、把持部32は、一対の脚部28が対向する方向から見て、脚部28の延在方向に対して鋭角θまたは鈍角θをなして延在している。
次に、着脱用治具26の使用方法について説明する。
図7(A)に示すように、第1の実施の形態と同様に、建設機械の油圧機器100に配管用継手12の袋ナット1206が結合される筒状の雄ねじ部材102が設けられ、雄ねじ部材102の前方は、狭い空間となっている。
まず、手作業により袋ナット1206を回転させ、袋ナット1206の雌ねじを雄ねじ部材102の雄ねじに螺合する。
次に、把持部32を把持し、図7(B)に示すように、ベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと、袋ナット1206側の直線部1202Aにわたって一対の脚部28を係合する。
すなわち、長溝34にベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと、袋ナット1206側の直線部1202Aを挿入させる。
この場合、把持部32は、一対の脚部28が対向する方向から見て、脚部28の延在方向に対して鋭角θまたは鈍角θをなして延在しているので、袋ナット1206を回転させるスパナ24に干渉せず、狭い空間内で把持部32を把持する上で有利となっている。
次に、把持部32を把持して、ベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと直線部1202Aとを回転不能に維持した状態とし、袋ナット1206にスパナ24のスパナヘッド2402を係合させ、スパナ24により袋ナット1206を回転させ、袋ナット1206の雌ねじを油圧機器100の雄ねじ部材102に螺合させる。
これによりゴムホース10が油圧機器100に取り付けられ、その後、着脱用治具26を取り外す。
また、ゴムホース10を油圧機器100から取り外す場合には、上記と同様に、把持部32を把持し、長溝34にベンドパイプ1202の湾曲部1202Bと直線部1202Aを挿入させ、袋ナット1206をスパナにより逆に回転させ、袋ナット1206の雌ねじを油圧機器100の雄ねじ部材102から取り外し、その後、着脱用治具26を配管用継手12から取り外す。
第2の実施の形態によれば、狭い空間内において、着脱用治具26を用いることにより袋ナット1206の弛緩緊締時におけるベンドパイプ1202の回転を阻止でき、ゴムホース10がねじれたり、あるいは、ゴムホース10に無理な力が加わることなく、配管用継手12の油圧機器100への取り付け、取り外しを行なうことができるため、配管用継手12からスパナ掛け部を省略できる。
そのため、配管用継手12の製造コストの低減、小型化、軽量化を図る上で有利となる。
また、配管用継手12の取り付け、取り外しに際しては、着脱用治具26とスパナを用いれば足り、作業性を確保する上で有利となる。
また、着脱用治具26は、一対の脚部28と連結部30と把持部32とを備える簡単な構成であるため、着脱用治具26のコストを抑制する上で有利となる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図8、図9を参照して説明する。
第3の実施の形態は、第2の実施の形態の変形例であり、一対の脚部38および連結部40の構造が第2の実施の形態と異なっている。
着脱用治具36は、図に示すように、一対の脚部38と、連結部40と、把持部42とを含んで構成されている。
一対の脚部38は、ベンドパイプ1202の互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプ1202の直径方向の両側部に係合可能に形成されている。
本実施の形態では、脚部38と連結部40と把持部42とは、ロッド材により形成されている。
一対の脚部38は、互いに平行に対向する2本のロッド材44Aが2組設けられることで形成されている。
連結部40は、2組の互いに平行に対向する2本のロッド材44A、44Aをそれぞれ連結する2つの横ロッド材44B、44Bと、2つの横ロッド材44B、44Bを連結する1つの縦ロッド材44Cとを含んで構成されている。
把持部42は、縦ロッド材44Cの長手方向の中央から一対の脚部38と反対の方向に延在し脚部38と離れた箇所で把持可能に形成されている。
把持部42は、狭い空間内においてベンドパイプ1202の回転を阻止できるように、図8(C)に示すように、一対の脚部38が対向する方向から見て、脚部38の延在方向に対して鋭角θまたは鈍角θをなして延在している。
このような第3の実施の形態の着脱用治具36の使用方法は第2の実施の形態と同様である。
第3の実施の形態によっても第2の実施の形態と同様な効果が奏される他、一対の脚部38と連結部40とがロッド材により形成されているので、着脱用治具36の軽量化を図る上で有利となる。
なお、第1〜第3の実施の形態において、一対の脚部や連結部の構造は、それら実施の形態に開示された構造に限定されない。例えば、第1の実施の形態では、一対の脚部は、ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所においてベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能でかつ一対の脚部の外形輪郭がスパナヘッドに係合可能な形状であればよい。また、第2の実施の形態では、一対の脚部は、ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所において互いに対向しつつ延在しベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能な形状であればよく、連結部は、一対の脚部を連結する形状であればよく、把持部は、連結部から一対の脚部と反対の方向に延在し脚部と離れた箇所で把持可能な形状であればよい。
また、実施の形態では、着脱用治具を用いて配管用継手を油圧機器などの機器に接続する場合について説明したが、本発明の着脱用治具は、配管用継手を別の配管用継手に接続する場合にも無論使用可能である。
また、実施の形態では、ベントパイプに結合される管体がゴムホースである場合について説明したが、管体は、鋼管などの金属管であってもよく、管体として従来公知の様々なホースや配管部材が使用可能である。
10 ゴムホース(管体)
12 配管用継手
1202 ベンドパイプ
1202A 直線部
1202B 湾曲部
1204 ソケット
1206 袋ナット
14 着脱用治具
16 一対の脚部
1602 内面
1604 外面
18 連結部
1802 凹部
20 長溝
22 第1のスパナ
2202 スパナヘッド
26 着脱用治具
28 一対の脚部
2802 内面
30 連結部
32 把持部
34 長溝
36 着脱用治具
38 脚部
40 連結部
42 把持部

Claims (5)

  1. 一端に管体が結合されるベンドパイプと、前記ベンドパイプの他端に回転可能に結合された袋ナットとを備える配管用継手の着脱用治具であって、
    前記ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所において前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能な一対の脚部と、前記一対の脚部を連結する連結部とを備え、
    前記一対の脚部の外形輪郭はスパナヘッドに係合可能である、
    ことを特徴とする配管用継手の着脱用治具。
  2. 前記一対の脚部は互いに対向しそれらの間に長溝を形成する板状部分で形成され、
    前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合する前記一対の脚部の箇所は、前記長溝を形成する前記一対の脚部の面であり、
    前記スパナヘッドに係合可能な前記一対の脚部の外形輪郭は、前記長溝を形成する面と反対の前記一対の脚部の面を含んで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の配管用継手の着脱用治具。
  3. 前記着脱用治具は、前記長溝の幅方向の中心を通る中心線に対して左右対称の形状で形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の配管用継手の着脱用治具。
  4. 前記連結部は板状を呈し、前記長溝の底部を構成しており、
    前記一対の脚部の間の空間に面する前記連結部の箇所に、前記ベンドパイプがその径方向において係合する凹部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2または3記載の配管用継手の着脱用治具。
  5. 一端に管体が結合されるベンドパイプと、前記ベンドパイプの他端に回転可能に結合された袋ナットとを備える配管用継手の着脱用治具であって、
    前記ベンドパイプの少なくとも互いに向きの異なる2箇所において互いに対向しつつ延在し前記ベンドパイプの直径方向の両側部に係合可能な一対の脚部と、
    前記一対の脚部を連結する連結部と、
    前記連結部から前記一対の脚部と反対の方向に延在し前記脚部と離れた箇所で把持可能な把持部とを備え、
    前記把持部は、前記一対の脚部が対向する方向から見て、前記脚部の延在方向に対して鋭角または鈍角をなして延在している、
    ことを特徴とする配管用継手の着脱用治具。
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