JP2004035012A - 農産物の選別包装方法および装置 - Google Patents

農産物の選別包装方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】入荷した農産物を箱詰梱包する前に倉庫に一旦保管後、箱詰包装部に払い出し、昼夜に渡って農産物の箱詰梱包を行なう農産物の選別包装装置の更なる改善を果たす。
【解決手段】選別仕分けされた所定の複数の農産物入り受皿をベーストレイ8に収納する受皿移載装置(7A〜7F)と、受皿移載装置(7A〜7F)により農産物入り受皿2が所定数収納されたベーストレイ8を自動入庫及び出庫可能な倉庫(17A〜17D)と、ベーストレイの前記倉庫への入出庫を管理する倉庫管理装置112とを有し、倉庫管理装置112からの指令に基づき対応するベーストレイを該倉庫から出庫させて農産物の箱詰めを行なう箱詰め包装部(16A〜16E)に払い出すようにした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トマト,メロン等の農産物を、等級、階級等の予め設定された仕分区分に応じて選別し、包装(箱詰め)する農産物の選別包装方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の農産物の選別包装方法としては、特許第2730765号公報に記載のように、コンベア上をフリーな状態で搬送される受皿上に、作業者により農産物が一個づつ手作業で載せられ、搬送途中においてカメラや内部品質検査装置等で構成される計測装置により所定の仕分項目が計測され、計測結果に基づいて受皿上の農産物は、等級・階級判定装置により所定の等・階級が判定される。等・階級が判定された受皿上の農産物は、階級別にそれぞれ配置された搬出合流装置上に階級別に等級を混在して仕分排出される。さらに、等級が混在して貯留された農産物を等級別に配置された貯留装置上に等級別に仕分排出される。そして、各貯留装置上にプールされた受皿上の農産物は、自動箱詰め装置や作業者の手詰め作業等により箱内に詰められて出荷される。
【0003】
上記のような、いわゆるフリートレイ式選別装置の選別仕分け形態としては、その他にも種々のものがあり、上述の従来例のように、階級別に等級を混在してプールすることはしないで、等級別・階級別にそれぞれプールコンベア(貯留装置)を設けて受皿上の農産物を等級別・階級別にプールし、箱詰め包装することも一般に行なわれている。
【0004】
上記したプールコンベア(貯留装置)のは、仕分分布率に偏りが生じた場合にこれを吸収するためと、効率的に箱詰めするために所定数プールするためとある。
【0005】
つまり、これらの従来式の選別装置は、選別仕分け処理能力と箱詰め包装処理能力とを略同じに設定し、できる限り短時間(リアルタイム、昼間の労働時間内)で選別仕分け処理と箱詰め包装処理とができるような効率的な選別処理を行なうことを基本概念としたものである。
【0006】
また、農産物の選別施設に対しては、以下の▲1▼〜▲4▼のような事項について要望されていた。
【0007】
▲1▼ 消費地市場や店舗、消費者の要望に対して迅速に対応できること。
【0008】
▲2▼ 新鮮商品の供給、特定の商品(例えば熟度が進んだものの優先出荷)の速やかな供給ができること。柔軟な対応が可能であること。
【0009】
▲3▼ これらに対応するために、箱詰め包装処理能力を上げて(台数を増やして)対応すれば、全体として高価な設備となり、これが商品のコストに影響を与えてしまうので、上記の▲1▼および▲2▼のことを実現しながら設備費の軽減を図ること。
【0010】
▲4▼ 従来のリアルタイム選別方式の形態を全く変え、計測作業のための供給作業と、箱詰め作業とを行なう時間帯を切り離して長時間の自動化作業を可能とする。
【0011】
このような要望を実現するために、選別仕分け処理部(供給作業、計測ランク付け)と箱詰め処理部との間に倉庫を配置し、作業者による手作業の時間帯と箱詰め包装を行なう時間帯を切り離すことにより、長時間の自動化作業を可能とした倉庫を用いた農産物の管理方法が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述の倉庫を用いた農産物の管理方法にあっては、農産物搬送用のトレイを一旦倉庫に収納しておくことにより、夜間に該倉庫から箱詰め作業部に出庫させて自動箱詰め装置により梱包することで長時間の自動化作業を可能とする大きな利点があり、本願発明はこのような農産物の管理に対する更なる改善を果たすことを目的とするものである。
【0013】
具体的には、農産物の入出庫がスピーディーに行なえ、倉庫管理が容易にでき、倉庫の収納棚数を一個単位の受皿を収納する場合に比べて少なくして多くの農産物を収納でき、倉庫への搬入、搬出制御が容易である農産物の選別包装方法および装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納したものを搬送の一単位とし、この搬送の一単位のベーストレイを、倉庫に搬入し、該倉庫へのベーストレイの入出庫を管理する倉庫管理装置からの指令に基づき、対応するベーストレイを該倉庫から取り出し、該ベーストレイを箱詰めを行なう箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装方法とするものである。
【0015】
第1の発明による農産物の選別包装方法によれば、ベーストレイを用いることにより、選別仕分けされた1又は複数の農産物入り受皿を一度に倉庫に搬入したり、倉庫から取り出して箱詰め包装部に払い出すことができるので、大量の農産物を短時間に倉庫へ保管することが可能となり、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。ベーストレイに収納する農産物としては、全て同一階級で同一等級、あるいは同一階級で異なる等級のものを例えば一列毎に収納することができる。個々のベーストレイについては、ベーストレイあるいは収納する受皿に設けたバーコードや磁気記録部等の識別情報を用いて管理することができ、倉庫への搬入、箱詰め包装部への払い出しを例えばベーストレイに設けた識別情報で管理することができ、倉庫の管理が容易となる。
【0016】
第2の発明は、選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納したものを搬送の一単位とし、この搬送の一単位のベーストレイを、箱詰めを行なう箱詰め包装部或いは倉庫のいずれか一方に搬入し、前記箱詰め包装部においては、ベーストレイ上の農産物を箱詰めし、前記倉庫においては、搬入されるベーストレイを保管し、このベーストレイを倉庫の入出庫を管理する倉庫管理装置からの指令に基づき対応するベーストレイを該倉庫から取り出して前記箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装方法とするものである。
【0017】
第2の発明による農産物の選別包装方法によれば、ベーストレイを用いることにより、選別仕分けされた1又は複数の農産物入り受皿を一度に倉庫に搬入することで大量の農産物を短時間に倉庫へ保管することができるだけでなく、直ぐに箱詰めして出荷する農産物についても一度に大量の農産物を直接箱詰め包装部に搬入できるので、箱詰め包装部では効率良く農産物の箱詰め包装を行なうことができる。
【0018】
第2の発明においても、上述のように、ベーストレイに収納する農産物としては、全て同一階級で同一等級、あるいは同一階級で異なる等級のものを例えば一列毎に収納することができる。個々のベーストレイについては、ベーストレイあるいは収納する受皿に設けたバーコードや磁気記録部等の識別情報を用いて管理することができ、収納される農産物が直接箱詰め包装部へ搬入するか否かについては、例えば選別仕分けされた農産物が直接箱詰め包装するものであればその農産物を収容したベーストレイの識別情報を記憶し、搬送されるベーストレイの中でそのベーストレイを検知すると箱詰め包装部に搬入するようにすれば良い。
【0019】
第3の発明は、上記いずれかの発明で、前記ベーストレイには農産物入り受皿が複数収納されることを特徴とする。
【0020】
第3の発明によれば、ベーストレイには複数の受皿を収容することができ、受皿の移載性を考慮すると表面が平坦面であるものが望ましい。
【0021】
第4の発明は、選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納させる受皿移載装置と、該受皿移載装置により農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを自動入庫及び出庫可能な倉庫と、前記ベーストレイの前記倉庫への入出庫を管理する倉庫管理装置とを有し、前記倉庫管理装置からの指令に基づき対応するベーストレイを該倉庫から出庫させ、該ベーストレイを農産物の箱詰めを行なう箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装装置とするものである。
【0022】
第4の発明による農産物の選別包装装置によれば、選別仕分けされた農産物の入った一又は複数の受皿が、受皿移載装置によりベーストレイに対して移載され、そのまま倉庫に一旦保管され、倉庫内に保管している農産物の中で箱詰め包装を行なうために倉庫管理装置から出庫指令が出力されると、該当する農産物が載っているベーストレイが箱詰め包装部に払い出されるので、農産物を受皿に載せるだけで、後は自動的に大量の農産物を短時間に倉庫に保管でき、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。受皿移載装置は、ベーストレイに複数の農産物入り受皿を収納する場合、一列に配列された複数の農産物入り受皿を一列毎にベーストレイに押出すようにして移載させることができ、各列の農産物としては、全て同一階級で同一等級、あるいは同一階級で異なる等級のもの等を移載することができ、この場合ベーストレイに収納される態様でそのまま箱詰めすることも可能である。個々のベーストレイについては、ベーストレイあるいは収納する受皿に設けたバーコードや磁気記録部等の識別情報を用いて管理することができ、倉庫への搬入、箱詰め包装部への払い出しを例えばベーストレイに設けた識別情報で管理することができ、倉庫の管理が容易となる。
【0023】
第5の発明は、選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納させる受皿移載装置と、該受皿移載装置により農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを自動入庫及び出庫可能な倉庫と、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイ上の該農産物の箱詰めを行なう箱詰め包装部と、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを前記箱詰包装部に払い出すか、或いは前記倉庫に一旦保管させ、その後出庫指令に基づいて対応するベーストレイを前記倉庫から取り出して前記箱詰め包装部に払い出させるベーストレイ管理手段とを有することを特徴とする農産物の選別包装装置とするものである。
【0024】
第5の発明による農産物の選別包装装置によれば、選別仕分けされた農産物の入った一又は複数の受皿が、受皿移載装置によりベーストレイに対して移載され、箱詰め包装部で箱詰めされるか、そのまま倉庫に一旦保管され、倉庫内に保管している農産物の中で箱詰め包装を行なうために該当する農産物が載っているベーストレイを箱詰め包装部に払い出して農産物の箱詰め包装を行なうかをベーストレイ管理手段により実行されるので、農産物を受皿に載せるだけで、後は自動的に大量の農産物を短時間に倉庫に保管でき、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。
【0025】
第6の発明は、個々を識別する情報を有する多数の受皿に夫々農産物が載せられて搬送され、該搬送途中において所定の仕分区分が判定された農産物を、該仕分区分別に貯留する受皿貯留手段上に仕分けする農産物の選別装置と、前記受皿を所定数収容可能な収容部を有するベーストレイと、該ベーストレイの個々を識別するベーストレイ識別手段と、前記受皿貯留手段に貯留された所定数の受皿を前記ベーストレイに移載する受皿移載装置と、該受皿移載手段により前記農産物入り受皿が移載されたベーストレイを搬送するベーストレイ搬送手段と、該ベーストレイ搬送手段により搬送されるベーストレイを搬送し、該ベーストレイ上の農産物を箱詰めする箱詰め包装装置と、ベーストレイの個々の収納位置を認識できる収納棚を多数備え、且つ前記ベーストレイ搬送手段により搬送されるベーストレイを適宜の収納棚に搬入するベーストレイ搬入手段及び該ベーストレイを収納棚から該ベーストレイ搬送手段に搬出するベーストレイ搬出手段とを有する倉庫と、少なくとも前記ベーストレイ識別手段からの情報、ベーストレイが搬入、搬出される各収容棚の番地情報、各農産物の仕分区分を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された記憶情報に基づいて、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを前記箱詰め包装装置に払い出すか、或いは前記倉庫に一旦保管させ、その後出庫指令に基づいて対応するベーストレイを前記倉庫から取り出して前記箱詰め包装装置に払い出させるベーストレイ管理手段と、を備えたことを特徴とする農産物の選別包装装置とするものである。
【0026】
第7の発明は、上記第6の発明で、前記ベースプトレイ管理手段は、前記ベーストレイを前記箱詰め包装装置と前記倉庫のいずれか一方に搬送し、前記箱詰め包装装置では搬入されたベーストレイ上の農産物を箱詰めし、前記倉庫ではベーストレイを収容しておき出庫指令に基づいてこのベーストレイを前記箱詰め包装装置に搬入し、このベーストレイ上の農産物を箱詰めすることを特徴とする。
【0027】
上記した第6および第7の発明によれば、受皿に農産物を載せると、選別装置で選別仕分けされた農産物が受皿と共に仕分区分別に受皿貯留手段に貯留され、農産物入り受皿の所定数(1又は複数)が受皿移載装置によりベーストレイに移載され、ベーストレイに農産物入り受皿が所定数移載されると、ベーストレイ搬送手段よりベーストレイが搬送される。
【0028】
各ベーストレイには例えばバーコードが設けられていて、このバーコードがベーストレイ識別手段としてのバーコードリーダで読取られる。このベーストレイのバーコードは例えばベーストレイを受皿移載装置に供給する際にバーコードリーダで読取られるが、その際各受皿移載装置には仕分区分別に農産物入りの受け皿が供給されているので、その受皿移載装置に対応したバーコードリーダで読取ったベーストレイの識別情報に、農産物の仕分区分の情報も付加されて記憶手段に記憶されることになる。
【0029】
また、ベーストレイ搬送手段に搬送されるベーストレイは、ベーストレイ識別手段としての例えばバーコードリーダにより識別され、倉庫に収納するベーストレイかあるいは箱詰め包装部に送られるベーストレイかがパーソナルコンピュータ等で構成されるベーストレイ管理手段により判断される。
【0030】
また、個々のベーストレイの識別は、ベーストレイに設けたバーコードあるいは磁気記録部等の情報を検知しあるいはベーストレイに収納される受皿に設けたバーコードあるいは磁気記録部等の情報を検知することによって行なわれ、ベースプレートの倉庫への搬入、搬出及び箱詰め包装部への払い出しの制御を容易に行なうことができる。
【0031】
なお、倉庫の収納棚はベーストレイを収納するため、受皿を一個毎に収納する場合に比べて収納棚を少なくして多くの農産物を保管することができる。
【0032】
第8の発明は、上記第6または第7の発明で、前記受皿移載装置は、前記受皿貯留手段に貯留された農産物入り受皿を、ベーストレイ貯留手段に貯留されたベーストレイ上に横移動させて収納するものであることを特徴とする。
【0033】
第8の発明によれば、受皿移載装置は農産物入り受皿を水平方向に押出す構成とすることができ、例えばエアーシリンダを利用し、エアーシリンダのロッドの先端に板部材を取り付けた構成とすることができる。
【0034】
第9の発明は、上記第4から第8のいずれかの発明で、前記箱詰め包装部において、農産物が取り上げられて空になったベーストレイを前記受皿移載装置に返還するベーストレイ返還ラインを設けたことを特徴とする。
【0035】
第9の発明によれば、空のベーストレイを自動的に受皿移載装置に返還できるので、ベーストレイを作業者によりベーストレイ貯留手段に返還することが不要なため、夜間の操業にも支障がない。
【0036】
第10の発明は、上記第4から第9のいずれかの発明で、前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上から農産物入り受皿を取り出す受皿取出装置を備えたものであることを特徴とする。
【0037】
第10の発明によれば、自動的に受皿をベーストレイから取り出せるので、箱詰め梱包作業の自動化を図ることができる。
【0038】
第11の発明は、上記第4から第10のいずれかの発明で、前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上から取り出した農産物入り受皿から農産物を取り出して箱詰めするものであることを特徴とする。
【0039】
第11の発明によれば、農産物を取り出した後の受皿はベーストレイから既に取り出されているので、農産物の取り出しを待たずにベーストレイの回収を行なえる。
【0040】
第12の発明は、上記第4から第9のいずれかの発明で、前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上に載置された農産物入り受皿から農産物を取り出して箱詰めするものであることを特徴とする。
【0041】
第12の発明によれば、農産物の取り出しが終了した状態で、受皿がベーストレイに収納されているので、ベーストレイから受皿を簡単に取り出すことができる。
【0042】
第13の発明は、上記第4から第11のいずれかの発明で、ベーストレイは、受皿を包装単位数の整数倍収容することを特徴とする。
【0043】
第13の発明によれば、ベーストレイに農産物入り受皿を収容した状態のままで箱詰め包装することができる。
【0044】
第14の発明は、上記第4から13のいずれかの発明で、ベーストレイ識別手段はベーストレイの個々を識別するためのベーストレイ識別情報を採用するか又は、ベーストレイ上の特定位置の受皿の識別情報を採用するものであることを特徴とする。
【0045】
第14の発明によれば、ベーストレイ識別手段はベーストレイの識別情報を識別する方式、あるいはベーストレイ上の特定位置の受皿の識別情報を識別するこ方式を適宜必要に応じて使用でき、設計のバリエーションが増える。
【0046】
第15の発明は、上記第4から15のいずれかの発明で、前記ベーストレイには、所定複数の受皿が収納されることを特徴とする。
【0047】
第15の発明によれば、ベーストレイには一度に所定複数の受皿が収納できるので、多量の農産物を倉庫や箱詰め梱包部へ迅速に搬送でき、倉庫へも少ない収納棚数で多くの農産物を保管することができる。
【0048】
第16の発明は、上記第4から15のいずれかの発明で、前記ベーストレイ搬送手段には、前記受皿移載手段により前記農産物入り受皿が移載されたベーストレイを搬送するための複数のベーストレイ搬入手段を有し、該各ベーストレイ搬入手段から搬入されるベーストレイを合流させて搬送することを特徴とする。
【0049】
第16の発明によれば、ベーストレイ搬送手段へ複数のベーストレイ搬入手段から夫々ベーストレイが搬入されるので、階級や等級等の異なる農産物あるいは同じ仕分区分の農産物の入ったベーストレイを大量に搬送させることができる。
【0050】
第17の発明は、上記第4から16のいずれかの発明で、前記ベーストレイ搬送手段は、ループ状に形成されていることを特徴とする。
【0051】
第17の発明によれば、農産物の入り受皿が収納されたベーストレイはベーストレイ搬送手段を循環するので、ベーストレイの倉庫への搬入及び箱詰め包装部への払い出しのための搬送手段を兼用することができ、ベーストレイを効率良く搬送することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
図1から図4は本発明の実施の形態を示す。
【0053】
図1は本実施の形態の全体構成を示している。図1において、1は例えば小幅のスラットコンベア、ベルトコンベア、ローラコンベア等を組み合わせて構成される循環ライン式の仕分コンベアで、搬送方向上流側の不図示の農産物供給部に空の受皿2が搬送され、該農産物供給部において、入荷された農産物を例えば手作業により空の受皿2上に載せる。そして、農産物が載せられた多数の受皿2が一列で順次計測装置3に向かって搬送される。この受皿2には、個々の受皿について識別できる固有識別情報としてのバーコードが外表面に形成されており、例えば計測装置3の直前で識別情報読取手段としてのバーコードリーダ101により読取られる。計測装置3は、カメラや内部品質検査装置等で構成され、受皿2上の農産物を計測した計測結果を、その受皿2の固有識別情報(以下「受皿固有番号」と称す)と共に演算装置102に出力する。
【0054】
演算装置102では、計測装置3の計測結果に基づいて、農産物の階級、等級などが判定され、この判定結果(仕分情報)は不図示のメモリーに受皿固有番号と共に記憶される。
【0055】
仕分コンベア1の仕分部には、複数の排出装置41{(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C)}が設けられており、該複数の排出装置41{(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C)}は制御装置103によりそれぞれ制御されるようになっている。
【0056】
本実施の形態の排出装置41{(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C)}は、例えば6つの階級(3L、2L、L、M、S、2S)に対応して設けられ、各排出装置において3つの等級(A、B、C)に仕分できるようになっており、排出装置41{(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C)}のそれぞれには、それぞれ3つの等級に合わせて3列のプールコンベア51{(51A、51B、51C)〜56(56A、56B、56C)}が仕分コンベア1の側方にそれぞれ設けられている。
【0057】
仕分制御装置103は、仕分コンベア1の仕分部を搬送される受皿2の受皿固有番号を読取るバーコードリーダ104からの受皿2の固有識別情報に基づいて、前記演算装置102において、受皿固有番号と共に記憶されている仕分情報(等級、階級)を読み出してこの仕分情報を仕分信号としてこのバーコードリーダ104の搬送方向下流側に位置する排出装置41{(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C)}を制御し、該当する受皿2をプールコンベア51{(51A、51B、51C)〜56(56A、56B、56C)}に向けて排出する。
【0058】
各プールコンベア51{(51A、51B、51C)〜56(56A、56B、56C)}は、等級別に3列のプールコンベア列を有し、各プールコンベア列に設けた不図示のシャッタが開くと、そのプールコンベア列内の受皿2を先端側のコンベア(以下整列待機コンベアと称す)6(6A〜6F)に向かって送り出し、一列に整列して待機させる。
【0059】
各整列待機コンベア6(6A〜6F)に整列待機している農産物を載せた複数の受皿2は、所定の個数が移載装置7(7A〜7F)により、水平方向にシフトされてベーストレイ8上に列状に移載される。
【0060】
ベーストレイ8は、ローラコンベアやベルトコンベア等の適宜な搬送手段で構成されるベーストレイ供給コンベア9上を何も載せない状態で搬送され、各整列待機コンベア6(6A〜6F)に対応して配置されたベーストレイ搬入コンベア10(10A〜10F)に搬入される。このベーストレイ8は、受皿2の移載性を考慮すると表面が平坦面であるものが望ましい。
【0061】
整列待機コンベア6、移載装置7、ベーストレイ供給コンベア9及びベーストレイ搬入コンベア10の構成を図2を用いて説明する。
【0062】
本実施の形態において、ベーストレイ供給コンベア9には、ベーストレイ搬入コンベア10に対応して、ベーストレイ供給コンベア9上のベーストレイ8を停止させる第1トレイストッパ11と、第1トレイストッパ11により停止されているベーストレイ8をベーストレイ搬入コンベア10に向けて押し出すエアーシリンダ等を組み合わせた押出装置12が配置されている。押出装置12によりベーストレイ搬入コンベア10に搬入されたベーストレイ8は、所定位置でベーストレイ搬入コンベア10に設けた第2トレイストッパ13により停止される。
【0063】
このベーストレイ8の停止位置は受皿2の移載位置であり、整列待機コンベア6上に一列に整列された複数の受皿2に対し、例えばエアーシリンダ等で構成される移載装置7のスライド板7aがN個の受皿2を同時に押しながらベーストレイ8上にスライドさせて移載させる。移載装置7のスライド板7aが元の待機位置に戻ると、スライド板7aの側板部で移動が阻止されていた整列待機コンベア6上の受皿2が整列待機コンベア6の終端部まで移動し、再び移載装置7を動作させるとN個の受皿2を同時に押しながらベーストレイ8にスライドさせて移載させ、その際前回に移載した一列目のN個の受皿2を今回の2列目のN個の受皿2が押し、一列目のN個の受皿2をベーストレイ8上で全体的に移動させる。図2に示す実施の形態の場合は、N(個)×3列の態様で箱詰めする場合を示しており、箱詰めの態様により行数及び列数を変更することができる。本実施の形態の移載装置7は、水平方向にスライド板7aが移動するだけなので、簡単な構成とすることができる。
【0064】
第1トレイストッパ11はベーストレイ搬入コンベア10上にベーストレイ8が存在していることを不図示のトレイ有無センサが検知している間はオフし、ベーストレイ供給コンベア9上を搬送されるベーストレイ8の移動を阻止しないようになっている。
【0065】
また、ベーストレイ8には、受皿2と同様に、個々のベーストレイについて識別できる固有識別情報としてのバーコードが外表面に形成されており、ベーストレイ搬入コンベア10上を搬送されるベーストレイ8のバーコードを例えば移載位置の手前で識別情報読取手段としてのバーコードリーダ105(105A〜105F)により読取られる。このバーコードリーダ105で読取ったベーストレイ8の固有の情報は、プールコンベア51(51A、51B、51C)から切り出された農産物入り受皿2の仕分情報(等級、階級)と組み合わせて後述の箱詰包装管理装置108と製品出庫管理装置112に出力されて記憶される。
【0066】
なお、本実施の形態においては、夫々の階級毎に等級を3つ(A、B、C)に分け、一つの階級(例えば3L)で同じ等級(例えばA)の受皿2をN(個)×M(列)の態様で移載装置7によりベーストレイ8に移載するようにプールコンベア51の各列(例えばプールコンベア51A)のシャッタを制御しているが、一つの階級(例えば3L)で、異なった3つの等級(A、B、C)の受皿2をN個3列の態様でベーストレイ8に移載するようにすることもできる。また、複数の各排出装置41〜46については階級と等級を予め固定しているが、必要に応じて階級の割り付けを変更しても良く、仕分する農産物の階級が偏っている場合などには複数の排出装置を同一階級に割り付けてもよく、このようにすれば迅速で効率良く仕分処理を行なうことができる。
【0067】
また、整列待機コンベア6(6A〜6F)上の受皿2をベーストレイ8上に移載する手段として、本実施の形態ではスライド板7aを水平にスライドさせてN個の受皿2をスライド移動させているが、例えば受皿2を把持して移動するようにしても良い。
【0068】
ベーストレイ搬入コンベア10A〜10Fは、移載装置7により複数の受皿2が移載されたベーストレイ8をローラコンベアやベルトコンベア等の適宜な搬送手段で構成される循環式のベーストレイ仕分コンベア14に合流させるようになっており、複数の受皿2を載置したベーストレイ8を搬送する。ベーストレイ8はベーストレイ仕分コンベア14上を一方向に循環搬送されるので、後述の倉庫より出庫されたベーストレイ8を箱詰め梱包部に向けて搬送させることができる。
【0069】
ベーストレイ仕分コンベア14上を搬送されるベーストレイ8については、箱詰め梱包部に移動させて受皿2上の農産物を梱包容器内に箱詰する直接梱包モードと、倉庫にベーストレイ8を一旦入庫させ、その後ベーストレイ8を出庫させて再びベーストレイ仕分コンベア14上を搬送させ、上記箱詰梱包部に移動させてベーストレイ8上の農産物を梱包容器内に箱詰する倉庫収納モードとが後述の箱詰包装管理装置108と製品出庫管理装置112とにより選択的に実行される。
【0070】
前記箱詰梱包部は、5つの箱詰ラインで16(16A〜16E)構成され、箱詰仕分装置15(15A〜15E)によって、ベーストレイ仕分コンベア14上を搬送するベーストレイ8が所定の箱詰ライン16(16A〜16E)に排出される。これらの箱詰仕分装置15A〜15Eは、箱詰ラインよりも搬送方向上流側に配置したベーストレイ8のバーコードを読取るベーストレイ識別手段としての箱詰梱包用バーコードリーダ106により読取った読取情報に基づいて、第1のベーストレイ仕分制御装置107により対応する箱詰仕分装置15(15A〜15E)が選択されて動作される。
【0071】
本実施の形態において、個々のベーストレイ8を識別するために、ベーストレイ8の外周面にバーコードを設け、バーコードリーダで読取るようにしているが、ベーストレイ8に磁気記録媒体等からなる磁気記録部を設け、この磁気記録部に識別番号を固定あるいは書込み・消去可能に記録し、磁気ヘッド等の読取手段により該磁気記録部に記録した識別番号を読取るようにしても良い。この場合、磁気記録部には、ベーストレイ8の識別番号の他に、載置する農産物の選別情報、前記直接梱包モードあるいは倉庫収納モード等の情報を記録することができ、搬送されるベーストレイ8を前記直接梱包モードあるいは倉庫収納モードで取り扱うかの決定が迅速に行なえ、また装置全体の制御を行なうために用いられるメモリーの容量も少なくて済む。
【0072】
また、ベーストレイ8に載置した受皿2の固有識別情報を用いてベーストレイ8の管理を行なうようにしても良く、受皿2にはバーコード以外に上記した磁気記録部を設けることができ、この磁気記録部に記録した識別番号等の磁気記録情報を磁気ヘッドにより読取ることでベーストレイ8の管理を行なうようにしても良い。この場合、特定位置の受皿2の情報を読取るようにすることで、磁気記録ヘッド等のセンサを一箇所に配置するだけで済む。
【0073】
なお、ベーストレイ8及び受皿2の個々を識別する他の手段としては、上記した磁気記録媒体等からなる磁気記録部以外に、IDカード,ICカード等の認識方式を採用することもできる。
【0074】
また、前記倉庫は、個々の番地を認識できるベーストレイ8を収納するための多数の棚部を備え、個々のベーストレイ8を適宜の収納棚に搬入するためのベーストレイの搬入手段及びベーストレイを収納棚から搬出するベーストレイの搬出手段とを備えた4つの自動倉庫部17(17A〜17D)を有し、倉庫仕分装置18(18A〜18D)によって、ベーストレイ仕分コンベア14上を搬送するベーストレイ8が所定の倉庫部17A〜17Dに入庫するようになっている。これらの倉庫仕分装置18A〜18Dは、倉庫よりも搬送方向上流側に配置したベーストレイ8のバーコードを読取るベーストレイ識別手段としての入庫用バーコードリーダ110により読取った読取情報に基づいて、第2のベーストレイ仕分制御装置111により対応する倉庫仕分装置18(18A〜18D)が選択されて動作される。
【0075】
第1、第2のベーストレイ仕分制御装置107、111が搬送されるベーストレイ8の中でどのベーストレイ8を仕分動作させるか否かの判断は、パーソナルコンピュータ等からなるベーストレイ管理手段を構成する(中央制御装置113、箱詰包装管理装置108、製品出庫管理装置112)中央制御装置113から箱詰包装管理装置108と製品出庫管理装置112への指令に基づいて行なわれ、この中央制御装置113へは、農産物の入荷状況、生産者、天候、収穫地、出荷量、出荷時間等の種々の管理情報が入力装置などにより入力される。
【0076】
そして、例えば倉庫収納モードと判断された農産物を載置したベーストレイ8がベーストレイ仕分コンベア14上を搬送され、倉庫手前の入庫用バーコードリーダ110で読取られると、対応する倉庫仕分装置18(18A〜18D)が動作し、自動倉庫部17A〜17Dに入庫される。その際、当該ベーストレイ8の倉庫の収納位置(収納棚の番地情報)が製品出庫管理装置112のメモリーに記憶される。そして、このメモリーにはベーストレイ8の識別番号と共に農産物の選別情報、収容棚の番地情報等の種々の情報が記憶されており、農産物とその選別情報等を検索すると、ベーストレイ8の識別番号より収納位置が割り出されるようになっている。
【0077】
中央制御装置113より例えば早期に出庫すべきもの等の優先出庫、あるいは市場要求のあったものを出庫するための出庫指令が製品出庫管理装置112に出力されると、製品出庫管理装置112は出庫指令に対応する農産物を載置しているベーストレイ8を検索し、その各ベーストレイ8のバーコードで示される識別情報(番号)を箱詰包装管理装置108に出力する。
【0078】
したがって、倉庫から出庫され、ベーストレイ仕分コンベア14に戻されて箱詰め梱包部に向けて搬送されたベーストレイ8が箱詰梱包用バーコードリーダ106により読取られると、当該ベーストレイ8の階級、等級情報などに応じて、複数の箱詰仕分装置15(15A〜15E)の中から該当する箱詰仕分装置が選択され、所定の箱詰梱包ライン16(16A〜16E)に排出される。
【0079】
箱詰梱包ライン16(16A〜16E)は、図3および図4に示すように自動化されており、箱詰ロボット制御装置109により制御されている。
【0080】
図3は箱詰梱包ライン16(16A〜16E)の平面図、図4は図3のA−A線断面図である。
【0081】
図3において、箱詰梱包ライン16は、ローラコンベア等のアキュムレート可能なコンベアで構成されるベーストレイプールコンベア19上に、農産物を収容している受皿2をM×N個の態様で載置したベーストレイ8が一列に配列されており、このベーストレイプールコンベア19の先端部には3箇所にベーストレイ8の移動を阻止するストッパ20、21、22が配置され、さらに最前部のストッパ22の前方には空のベーストレイ8をベーストレイ供給コンベア9に向けて送り出すための降下装置23が設けられている。本実施の形態において、ベーストレイプールコンベア19の先端部にストッパ20、21、22を3箇所設けることにより、箱詰作業の効率的な運用ができ、例えばある箇所で受皿を取出中には、別の箇所で箱詰をしたり、あるいは3箇所で異なる仕分区分のものを扱うことを可能としている。
【0082】
ベーストレイプールコンベア19上の3箇所に設けたストッパ20〜22でそれぞれベーストレイ8が停止され、この停止状態において、空気シリンダ式の受皿取出装置24〜26のスライド板24a〜26aによって、ベーストレイ8上のM×Nの載置態様の受皿2がローラコンベアで構成された受皿プールコンベア27〜29にそれぞれ一度に押し出される。
【0083】
受皿プールコンベア27〜29の先端には、受皿2を一列に搬送する2条構成の受皿搬送コンベア30a、30bが配置されている。また、受皿プールコンベア27〜29の先端部には、2つのストッパ27a,27b、28a,28b、29a,29bが夫々設けられ、各ストッパ間に受皿2を一列のみ入れるようにしている。
【0084】
図4において、32は受皿プールコンベア27〜29の各ストッパ間と受皿搬送コンベア30a,30bの間を移動可能な受皿スライダ装置で、この受皿スライダ装置32は上部に設けたスライドシリンダ装置31に吊り下げ支持されて不図示のモータあるいはシリンダにより水平方向に往復駆動される。この受皿スライダ装置32は、昇降可能なシリンダで構成され、下端部には受皿プールコンベア27〜29のストッパ間にプールされている一列の農産物を載置した受皿2を一度に受皿搬送コンベア30aと30bのいずれかに押し出す押出板32aが取り付けられている。この受皿スライダ装置32で一列の受皿2を押し出す場合には、先端側のストッパ29b(27b、28b)が下がり、受皿2が受皿搬送コンベア30a又は30bに移動可能とし、受皿2の移動が完了すると、この先端側のストッパ29b(27b、28b)が上昇し、次いで後方のストッパ29a(27a、28a)が下がって次列の受皿2を先端側のストッパ29b(27b、28b)に当たるまで移動させ、再び後方のストッパ29a(27a、28a)を上昇させる。そして押出板32aを上昇させ、再び後方のストッパ29a(27a、28a)の内側上方まで移動させてから降下させ、同様にして一列の受皿2を受皿搬送コンベア30a又は30bのいずれかに押し出す。この動作によって、受皿搬送コンベア30a、30bに押し出された農産物入り受皿2は、箱詰め位置へ搬送される。このように、列ごとに農産物入り受皿2を受皿搬送コンベア30a、30bに押出しているので、例えばベーストレイ8上の受皿2の等級が列ごとに異なっている場合には、等級に合わせて一列の受皿2を受皿搬送コンベア30a又は30bのいずれかに押出すかを選択することができる。
【0085】
また、受皿取出装置24〜26で載置していた受皿2が一度に押し出されて空状態となったベーストレイ8は、ストッパ20〜22が下がり、一枚ずつ順にベーストレイ降下装置23に送られ、ベーストレイプールコンベア19とベーストレイ仕分コンベア14の下方に配置されたベーストレイ供給コンベア9に送り出され、ベーストレイ搬入コンベア10へと搬送されるので、入荷した多量の農産物を途切れることなく入庫処理及び箱詰め包装処理を行なうためにベーストレイ8を循環供給することができ、夜間の無人運転を可能とする。
【0086】
受皿搬送コンベア30a、30bは、農産物を載置した状態の受皿2を箱詰部まで搬送すると、ストッパ34で搬送が阻止され、一列吸着式の取り上げ移載装置35により一度に箱詰態様の一列の個数に応じて空箱36内のトレイパック36a上に移載される。
【0087】
この取上移載装置35は、第1モータM1を駆動することにより第1フレームF1に沿ってX方向に移動でき、また第2モータM2を駆動すると第1フレームF1が第2フレームF2に沿ってY方向に移動できるように設けられている。また、トレイパック36aは、例えば3L、2L、L、Mの4階級が用意されていて、第3モータM3を駆動することにより第3フレームF3に沿ってX方向に移動可能なパック吸着ヘッド37が旋回することにより、所定位置の空箱36内にパック吸着ヘッド37が吸着保持したトレイパック36aを入れることができるようになっている。
【0088】
所定個数の農産物が受皿2から取上移載装置35で移載されると、ストッパ34が下がり、空になった複数の受皿2が一度に空受皿搬送コンベア38に送り出され、仕分コンベア1へと搬送され、入荷した農産物を途切れることなく載せることができ、ベーストレイの循環供給との協働により夜間の無人運転を可能とする。
【0089】
上記した本実施の形態において、ベーストレイプールコンベア19にプールされた先頭から3枚のベーストレイ8上に載置された農産物を載せた受皿2を一旦受皿プールコンベア27〜29に移載し、その後受皿2を一列づつ受皿搬送コンベア30a,30bにより箱詰部まで搬送しているが、ベースプレート8にM×N個の態様で載置されている受皿2上の農産物を直接一括して取り上げて箱詰することもできる。この場合、ベーストレイプールコンベア19にプールされているベーストレイ8上から受皿2を下ろす必要がない。
【0090】
箱詰された製品(ダンボール箱)は、製品搬送コンベア33により、所定の出荷作業エリア又は製品プールラインへ搬送される。
【0091】
このように、本実施の形態による農産物の選別包装装置は、入荷された農産物を仕分コンベア1上を搬送される空の受皿2に入れると、バーコードリーダ101で受皿2のバーコードが読取られ、さらに計測装置3で農産物が計測され、この計測結果が演算装置102に出力され、農産物の階級、等級等が判定され、各判定結果が各受皿2の識別情報と共にメモリーに記憶される。
【0092】
制御装置103は、受皿2に入っている農産物が例えばメロンで階級が3L、等級がAの場合、階級3L・等級A用の排出装置41Aを制御し、この受皿2を階級3L・等級A用のプールコンベア51Aに払い出す。ここで、階級3L・等級Aの農産物をN個、M列の態様でベーストレイ8に移載する場合、プールコンベア51Aから整列待機コンベア6Aに階級3L・等級Aの農産物入り受皿2が搬送され、一列に待機しており、移載装置7のスライド板7aにより一列N個の受皿2が横方向に移動してベーストレイ8に移載され、同様にしてM列の受皿2の移載が終了すると、ベーストレイ搬入コンベア10Aを経てベーストレイ仕分コンベア14へ搬送される。ベーストレイ8は移載装置7へ搬送される際にバーコードリーダ105Aによりバーコードが読取られ、移載される農産物が階級3L・等級Aであることの情報がベーストレイ8の固有の識別番号と共に中央制御装置113に送られている。
【0093】
中央制御装置113には、農産物を箱詰め包装して出荷するか、一旦倉庫に保管するのかが予め入力されていて、箱詰め包装すべき農産物を収容したベーストレイ8の情報が箱詰包装管理装置108から第1のベーストレイ仕分制御装置107へ出力され、同様に倉庫へ入庫すべき農産物を収容したベーストレイ8の情報が第2のベーストレイ仕分制御装置111へ出力され、箱詰め梱包用バーコードリーダ106が読取ったベーストレイ識別情報が箱詰めすべき農産物を収容したベーストレイ、例えば上記した階級3L・等級Aの農産物入りの受皿2をN個×M列の態様で収納しているベーストレイであると、第1のベーストレイ仕分制御装置107は例えば箱詰仕分装置15Aを制御して箱詰めライン16Aにこのベーストレイを払い出す。
【0094】
また、入庫用バーコードリーダ110が読取ったベーストレイ識別情報が箱詰倉庫に入庫すべき農産物を収容したベーストレイ、例えば上記した階級3L・等級Aの農産物入りの受皿2をN個×M列の態様で収納しているベーストレイであると、第2のベーストレイ仕分制御装置111は例えば倉庫仕分装置18Aを制御して自動倉庫部17Aにこのベーストレイを入庫させる。
【0095】
自動倉庫部17Aでは、空いている収納棚にこのベーストレイ8を収納し、製品出庫管理装置112へこの収納棚の番地にこのベーストレイ8が収納したことを該ベーストレイ8の固有の識別情報と共に記憶させる。
【0096】
一方、中央制御装置113から特定の農産物を出庫する指示が製品出庫管理装置112に出力されると、製品出庫管理装置112は該当する農産物を収納しているベーストレイ8への出庫指令を出力し、この出庫指令の出たベーストレイ8の識別情報を箱詰め包装管理装置108へ出力し、上記したルーチンで当該ベーストレイ8を箱詰めライン16(16A〜16E)に送り出す。
【0097】
箱詰めラインでは、箱詰めロボット制御管理装置109により、ベーストレイ8から受皿8が例えば一列ずつプールコンベア27〜29へ搬送され、さらに受皿搬送コンベア30a、30b上を夫々一列に搬送される。そして一列吸着式の取上移載装置35により農産物が吸着保持状態で空のダンボール箱36内に配置されたトレイパック36a上に移載される。所定個数の農産物がトレイパック36aに移載されると、製品搬送コンベア33により出荷作業エリア又は製品プールラインへと搬送される。
【0098】
また、受皿2が移載されて空となったベーストレイ8はベーストレイ降下装置23を経てベーストレイ供給コンベア9へと戻され、再び移載装置7(7A〜7F)により農産物入りの受皿2が所定数収納される。
【0099】
さらに、農産物取出されて空となった受皿2は空受皿搬送コンベア38を経て仕分コンベア1へと搬送されることになる。
【0100】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ベーストレイを用いることにより、選別仕分けされた1又は複数の農産物入り受皿を一度に倉庫に搬入したり、倉庫から取り出して箱詰め包装部に払い出すことができるので、大量の農産物を短時間に倉庫へ保管することが可能となり、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。また倉庫への搬入、箱詰め包装部への払い出しをベースプレートを搬送の一単位として行なうので、倉庫の管理が容易となる。
【0101】
請求項2に係る発明によれば、ベーストレイを用いることにより、選別仕分けされた所定数の農産物入り受皿を一度に倉庫に搬入することで大量の農産物を短時間に倉庫へ保管することができるだけでなく、直ぐに箱詰めして出荷する農産物についても一度に大量の農産物を直接箱詰め包装部に搬入できるので、箱詰め包装部では効率良く農産物の箱詰め包装を行なうことができる。
【0102】
請求項3に係る発明によれば、ベーストレイには複数の受皿を収容することができるので、大量の農産物を効率良く倉庫に搬送させることができ、倉庫内での農産物の管理をベーストレイ単位で行なえるので倉庫管理が容易となる。
【0103】
請求項4に係る発明によれば、農産物を受皿に載せるだけで、後は自動的に大量の農産物を短時間に倉庫に保管でき、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。さらに、個々のベーストレイについては、ベーストレイあるいは収納する受皿に設けたバーコードや磁気記録部等の識別情報を用いて管理することができ、倉庫への搬入、箱詰め包装部への払い出しを例えばベーストレイに設けた識別情報で管理することができ、倉庫の管理が容易となる。
【0104】
請求項5に係る発明によれば、農産物を受皿に載せるだけで、後は自動的に大量の農産物を短時間に倉庫に保管でき、また箱詰め包装部にも必要量の農産物を箱詰め包装作業に合わせて倉庫から払い出すことができる。
【0105】
請求項6、7に係る発明によれば、入荷された農産物を受皿に載せるだけで、後は農産物入り受皿を所定数収納したベーストレイを箱詰め包装装置または倉庫へ搬送し、所望の農産物を倉庫から短時間に大量に取り出すことができるので、箱詰め包装装置の処理能力をフルに発揮させることができ、設備費の軽減を図ることができる。
【0106】
また、倉庫の収納棚はベーストレイを収納するため、一個単位の受皿を個々に収納棚に収納させる場合に比べて少ない収納棚数で大量の農産物を収納することができる。
【0107】
また、ベーストレイには、予め選別仕分けされた所定の複数の農産物入り受皿が収納されているので、ベーストレイ上の全ての農産物について同じ階級及び等級のものとすることができたり、あるいは列ごとに等級を変えたりすることができ、このような収納状態を各ベーストレイ毎に管理することができるので、出庫指令に対して迅速に所望の農産物を箱詰め包装装置に払い出しすることができる。
【0108】
また、同階級の農産物を倉庫から短時間に大量に取り出すことができるので、箱詰め包装装置の処理能力をフルに発揮させることができ、設備費の軽減を図ることができる。
【0109】
請求項8に係る発明によれば、受皿移載装置は農産物入り受皿を水平方向に押出すという簡単な構成により得ることができる。
【0110】
請求項9に係る発明によれば、空のベーストレイを自動的に受皿移載装置に返還できるので、ベーストレイを作業者により受皿移載装置に返還することが不要なため、夜間の操業にも支障がない。
【0111】
請求項10に係る発明によれば、自動的に受皿をベーストレイから取り出せるので、箱詰め梱包作業の自動化を図ることができる。
【0112】
請求項11に係る発明によれば、農産物を取り出した後の受皿はベーストレイから既に取り出されているので、農産物の取り出しを待たずにベーストレイの回収を行なえる。
【0113】
請求項12に係る発明によれば、農産物の取り出しが終了した状態で、受皿がベーストレイに収納されているので、ベーストレイから受皿を簡単に取り出すことができる。
【0114】
請求項13に係る発明によれば、ベーストレイに農産物入り受皿を収容した状態のままで箱詰め包装することができ、柔軟な対応が可能となる。
【0115】
請求項14に係る発明によれば、個々のベーストレイの識別は、ベーストレイに設けたバーコードあるいは磁気記録部等の情報を検知しあるいはベーストレイに収納される受皿に設けたバーコードあるいは磁気記録部等の情報を検知することによって行なわれるので、ベースプレートの倉庫への搬入、搬出及び箱詰め包装装置への払い出しの制御を容易に行なうことができる。
【0116】
請求項15に係る発明によれば、ベーストレイには一度に複数の受皿が収納できるので、多量の農産物を倉庫や箱詰め包装装置へ迅速に搬送でき、倉庫へも少ない収納棚数で多くの農産物を保管することができる。
【0117】
請求項16に係る発明によれば、ベーストレイ搬送手段へ複数のベーストレイ搬入手段から夫々ベーストレイが搬入されるので、階級や等級等の異なる農産物あるいは同じ仕分区分の農産物の入ったベーストレイを大量に搬送させることができる。
【0118】
請求項17に係る発明によれば、農産物の入り受皿が収納されたベーストレイはベーストレイ搬送手段を循環するので、ベーストレイの倉庫への搬入及び箱詰め包装装置への払い出しのための搬送手段を兼用することができ、ベーストレイを効率良く搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体構成図。
【図2】図1の受皿仕分排出装置及び受皿移載装置の拡大図。
【図3】図1の箱詰包装ラインの拡大図。
【図4】図3のAA線断面図。
【符号の説明】
1 仕分コンベア
2 受皿
3 計測装置
6(6A〜6F) 整列待機コンベア
7(7A〜7F) 移載装置  7a スライド板
8 ベーストレイ
9 ベーストレイ供給コンベア
10(10A〜10F) ベーストレイ搬入コンベア
11 第1トレイストッパ
12 押出装置
13 第2トレイストッパ
14 ベーストレイ仕分コンベア
15(15A〜15E) 箱詰仕分装置
16(16A〜16E) 箱詰ライン
17(17A〜17D) 自動倉庫部
18(18A〜18D) 倉庫仕分装置
19 ベーストレイプールコンベア
20、21、22 ストッパ
23 降下装置
24〜26 受皿取出装置
24a〜26a スライド板
27〜29 受皿プールコンベア
27a,27b、28a,28b、29a,29b ストッパ
30a、30b 受皿搬送コンベア
31 スライドシリンダ装置
32 受皿スライダ装置
32a 押し出し板
33 製品搬送コンベア
34 ストッパ
35 取上移載装置
36 空箱
36a トレイパック
37 パック吸着ヘッド
38 空受皿搬送コンベア
41(41A、41B、41C)〜46(46A、46B、46C) 排出装置
51{(51A、51B、51C)〜56(56A、56B、56C)} プールコンベア
101 バーコードリーダ
102 演算装置
103 仕分制御装置
104 バーコードリーダ
105(105A〜105F) バーコードリーダ
106 箱詰梱包用バーコードリーダ
107 第1のベーストレイ仕分制御装置
108 箱詰包装管理装置
109 箱詰ロボット制御装置
110 入庫用バーコードリーダ
111 第2のベーストレイ仕分制御装置
112 製品出庫管理装置
113 中央制御装置
M1 第1モータ
F1 第1フレーム
M2 第2モータ
F2 第2フレーム
M3 第3モータ
F3 第3フレーム
37 パック吸着ヘッド
38 空受皿搬送コンベア

Claims (17)

  1. 選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納したものを搬送の一単位とし、この搬送の一単位のベーストレイを、倉庫に搬入し、該倉庫へのベーストレイの入出庫を管理する倉庫管理装置からの指令に基づき、対応するベーストレイを該倉庫から取り出し、該ベーストレイを箱詰めを行なう箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装方法。
  2. 選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納したものを搬送の一単位とし、この搬送の一単位のベーストレイを、箱詰めを行なう箱詰め包装部或いは倉庫のいずれか一方に搬入し、前記箱詰め包装部においては、ベーストレイ上の農産物を箱詰めし、前記倉庫においては、搬入されるベーストレイを保管し、このベーストレイを倉庫の入出庫を管理する倉庫管理装置からの指令に基づき対応するベーストレイを該倉庫から取り出して前記箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装方法。
  3. 前記ベーストレイには農産物入り受皿が複数収納されることを特徴とする請求項1または2に記載の農産物の選別包装方法。
  4. 選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納させる受皿移載装置と、該受皿移載装置により農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを自動入庫及び出庫可能な倉庫と、前記ベーストレイの前記倉庫への入出庫を管理する倉庫管理装置とを有し、前記倉庫管理装置からの指令に基づき対応するベーストレイを該倉庫から出庫させ、該ベーストレイを農産物の箱詰めを行なう箱詰め包装部に払い出すことを特徴とする農産物の選別包装装置。
  5. 選別仕分けされた農産物入り受皿をベーストレイに所定数収納させる受皿移載装置と、該受皿移載装置により農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを自動入庫及び出庫可能な倉庫と、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイ上の該農産物の箱詰めを行なう箱詰め包装部と、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを直接前記箱詰包装部に払い出すか、或いは前記倉庫に一旦保管させ、その後出庫指令に基づいて対応するベーストレイを前記倉庫から取り出して前記箱詰め包装部に払い出させるベーストレイ管理手段とを有することを特徴とする農産物の選別包装装置。
  6. 個々を識別する情報を有する多数の受皿に夫々農産物が載せられて搬送され、該搬送途中において所定の仕分区分が判定された農産物を、該仕分区分別に貯留する受皿貯留手段上に仕分けする農産物の選別装置と、
    前記受皿を所定数収容可能な収容部を有するベーストレイと、該ベーストレイの個々を識別するベーストレイ識別手段と、
    前記受皿貯留手段に貯留された所定数の受皿を前記ベーストレイに移載する受皿移載装置と、
    該受皿移載手段により前記農産物入り受皿が移載されたベーストレイを搬送するベーストレイ搬送手段と、
    該ベーストレイ搬送手段により搬送されるベーストレイを搬送し、該ベーストレイ上の農産物を箱詰めする箱詰め包装装置と、
    ベーストレイの個々の収納位置を認識できる収納棚を多数備え、且つ前記ベーストレイ搬送手段により搬送されるベーストレイを適宜の収納棚に搬入するベーストレイ搬入手段及び該ベーストレイを収納棚から該ベーストレイ搬送手段に搬出するベーストレイ搬出手段とを有する倉庫と、
    少なくとも前記ベーストレイ識別手段からの情報、ベーストレイが搬入、搬出される各収容棚の番地情報、各農産物の仕分区分を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された記憶情報に基づいて、前記農産物入り受皿が所定数収納されたベーストレイを前記箱詰め包装装置に払い出すか、或いは前記倉庫に一旦保管させ、その後出庫指令に基づいて対応するベーストレイを前記倉庫から取り出して前記箱詰め包装装置に払い出させるベーストレイ管理手段と、
    を備えたことを特徴とする農産物の選別包装装置。
  7. 前記ベーストレイ管理手段は、前記ベーストレイを前記箱詰め包装装置と前記倉庫のいずれか一方に搬送し、前記箱詰め包装装置では搬入されたベーストレイ上の農産物を箱詰めし、前記倉庫ではベーストレイを収容しておき出庫指令に基づいてこのベーストレイを前記箱詰め包装装置に搬入し、このベーストレイ上の農産物を箱詰めすることを特徴とする請求項6に記載の農産物の選別包装装置。
  8. 前記受皿移載装置は、前記受皿貯留手段に貯留された農産物入り受皿をベーストレイ上に横移動させて収納するものであることを特徴とする請求項6または7に記載の農産物の選別包装装置。
  9. 前記箱詰め包装部において、農産物が取り上げられて空になったベーストレイを前記受皿移載装置に返還するベーストレイ返還ラインを設けたことを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  10. 前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上から農産物入り受皿を取り出す受皿取出装置を備えたものであることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  11. 前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上から取り出した農産物入り受皿から農産物を取り出して箱詰めするものであることを特徴とする請求項4から10のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  12. 前記箱詰め包装部は、ベーストレイ上に載置された農産物入り受皿から農産物を取り出して箱詰めするものであることを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  13. ベーストレイは、受皿を包装単位数の整数倍収容することを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  14. ベーストレイ識別手段は、ベーストレイの個々を識別するためのベーストレイ識別情報を採用するか又はベーストレイ上の特定位置の受皿の識別情報を採用するものであることを特徴とする請求項4から13のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  15. 前記ベーストレイには、所定複数の受皿が収納されることを特徴とする請求項4から14のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  16. 前記ベーストレイ搬送手段には、前記受皿移載手段により前記農産物入り受皿が移載されたベーストレイを搬送するための複数のベーストレイ搬入手段を有し、該各ベーストレイ搬入手段から搬入されるベーストレイを合流させて搬送することを特徴とする請求項4から15のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
  17. 前記ベーストレイ搬送手段は、ループ状に形成されていることを特徴とする請求項4から16のいずれかに記載の農産物の選別包装装置。
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