JP2004033095A - ペットフードの製造方法 - Google Patents

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Atsuhisa Inaba
稲葉 敦央
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Inaba Shokuhin Co Ltd
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Abstract

【課題】ドライタイプのペットフードはウエットタイプやセミモイストタイプに比較してその種類が少なく、選択の余地が少ない欠点があり、又、糞便改良剤も、多量に混入すると嗜好性を落とすことが多く、ドライタイプのペットフードなどでは確実に効果を発揮させる量の添加が困難であった。
【解決手段】鶏ささみ肉を擂り潰した後、膨張剤とキトサン及び糖類を含む調味添加剤を添加して混合混練した後、直径を数センチメートルの円柱状に整形し、冷凍後厚さを数ミリメートルとする円盤状に切断したて温風乾燥及び焙焼することにより製造したペットフードとする。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、犬や猫の飼料であるペットフードの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、犬や猫などのペットは屋内で飼育されることが多く、魚肉や鶏肉又は獣肉などを専用に調理した種種のペットフードが提供されている。
これらのペットフードは、水分を60パーセント程度以上含むウエットタイプ、水分を20パーセント乃至40パーセント程度含むセミモイストタイプ、水分が10パーセント程度以下とされるドライタイプなど、種種のタイプが提供されている。
【0003】
また、糞便の消臭防止剤などの糞便改良剤を添加することも近年では多く行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のペットフードでは、ウエットタイプやセミモイストタイプのものは、種種の肉魁や野菜の細切れ、更に肉のエキスや野菜エキスなどを添加して味付けや形状及び色合いに変化を加えた多くの種類のものが提供されているも、ドライタイプのペットフードは、ペットが食べやすく、且つ、ペットの嗜好に適する調理法としては単純な焼成乾燥を行うものが多く、ドライタイプのペットフードはウエットタイプやセミモイストタイプに比較してその種類が少なく、選択の余地が少ない欠点があった。
【0005】
又、糞便改良剤も、多量に混入すると嗜好性を落とすことが多く、ドライタイプのペットフードなどでは確実に効果を発揮させる量の添加が困難な場合があった。
本発明は、このような欠点を排除し、新しいタイプのドライフードを製造する方法であり、ペットの嗜好性に適したドライフードを提供することができるペットフードの方法である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、鶏ささみ肉を擂り潰した後、膨張剤とキトサン及び糖類を含む調味添加剤を添加して混合混練した後、直径を数センチメートルの円柱状に整形し、冷凍した後に厚さを数ミリメートルとする円盤状に裁断して温風乾燥及び焙焼することによりペットフードを製造するものである。
【0007】
このように、鶏肉を擂り潰し、調味添加剤を添加混合するため、キトサンなどの糞便改良剤を比較的多量に添加混合することが容易であり、糖類を添加して焙焼することによって風味を良好とすることができる。
又、添加するキトサンは、主原料である鶏ささみ肉に対して1.5重量パーセント乃至2.5重量パーセント程度添加することが好ましい。
【0008】
このように、主原料である鶏ささみ肉に対して1.5重量パーセント乃至2.5重量パーセント程度添加することにより、糞便の悪臭を軽減することができる。
更に、調味添加剤としては、膨張剤とキトサン及び糖類の他、更に、野菜のエキス又は擂り潰した野菜を添加することもある。
このように、野菜のエキス又は擂り潰した野菜を添加することにより、焙焼を行ったペットフードの味や風味に変化をつけることができる。
【0009】
そして、焙焼に際しては、気密性を有する容器内に円盤状に裁断したささみ肉を収納して密閉後加熱焙焼を行い、焙焼終了時、気密を開封して急激に容器内を大気圧に戻すこともある。
このように、密閉容器に収納密閉して加熱加圧を行った後に急激に減圧を行えば、焙焼を行ったペットフードを膨張させて脆く食べ易いペットフードとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、冷凍された鶏ささみ肉を解凍し、擂り潰したささみ肉に調味添加剤を添加し、整形裁断を行って焙焼を行うものである。
この解凍は、桟板の上に凍結したささみ肉のブロックを拡げ、散水しつつ自然解凍により解凍するものである。
【0011】
そして、解凍されたささみ肉を洗浄し、更に、破損した肉魁や色調の悪いものは除去し、肉魁の大きさによりグループ分けをする選別を行う。
又、解凍及び選別されたささみ肉を擂り潰し、調味添加剤の添加を行って混練混合することにより加工ささみ肉とし、この加工ささみ肉を棒状に整形して裁断を行うものである。
【0012】
この擂り潰したささみ肉に添加する調味添加剤は、鶏肉1キログラムに対し、グリシンなどの糖類を20グラム、乳酸カルシウムなどのカルシウム強化剤を25グラム、ふくらし粉などの膨張剤を30グラム、キトサンなどの糞便改良剤を25グラムとして添加するものである。
尚、添加する調味添加剤としては、糖類、カルシウム強化剤、膨張剤、糞便改良剤の他に、更に、ポリリン酸ナトリウムを加え、又、野菜エキス又は擂り潰した人参、かぼちゃ、グリンピースなどの野菜類を加えることもある。
【0013】
このように、糖類、カルシウム強化剤、膨張剤、糞便改良剤などの調味添加剤を添加して混練した加工ささみ肉は、更に直径を数センチメートルとする棒状に押し出して整形し、−30℃に急速冷凍を行い、厚さ数ミリメートルの円盤状に裁断した後、40℃乃至50℃の温風により乾燥させる。
この後、コンベヤの上下に赤外線電熱炉を配置した焙焼機により焙焼し、焦げ目を付けるようにし、品質検査を行って袋詰を行うものである。
【0014】
この品質検査では、焦げ色や気泡の生成具合による硬さ、欠け、異物の混合などを抜き取りにより目視検査するものである。
このように、本実施の形態により製造されたペットフードは、擂り潰した鶏のささみ肉に添加する調味添加剤に糖類を含んでいるため、芳ばしい香りと淡く焦げた焼き色を付けることができ、又、膨張剤も添加して加熱焙焼しているため、脆く、せんべいの如き食感が良好にして食べ易いドライタイプのペットフードとすることができる。
【0015】
そして、このペットフードの製造方法は、鶏ささみ肉を擂り潰して調味添加剤を混練する故、調味料や添加剤の所望量を容易に添加して均一に混ぜ合わせることができ、風味は糖類を焦がして芳ばしくするものであり、棒状に整形した練り製品の裁断に際しては急速冷凍により固めているため、厚さ数ミリメートルの円盤状に切断することも容易に行えるものである。
【0016】
尚、膨張剤としては、ふくらし粉に限ることなく、炭酸水素ナトリウムとクエン酸などの酸性物とを合わせて使用することもある。
更に、糞便改良剤としてのキトサンを約2.5パーセント添加しているため、消臭効果を大きく、且つ、糞便の硬さを適切にすることができる。尚、キトサンの添加量は、鶏肉1キログラムに対して約25グラム以上添加してもアンモニアや硫化水素、メタルカプタン類、アミン類による悪臭の減少変化量が少なくなり、キトサンの添加量として約15グラム程度まではキトサンの添加量の増加に合わせて1週間程度の給餌により悪臭の減少改善が比較的明確に測定された。
【0017】
又、焙焼に際しては、遠赤外線電熱炉を通過させる場合に限るものでなく、気密性を有する容器内に円盤状の加工ささみ肉を並べて密閉し、この容器内で加工ささみ肉を加熱して焙焼を行い、加熱によって容器内の圧力を上昇させ、焙焼終了時に容器を開封して急激に容器内を大気圧に戻す焙焼方法を採用することもある。
【0018】
このように、焙焼時に一旦加熱加圧を行い、その後急激に減圧して通常の圧力に戻すと、膨張剤が少量であってもペットフードの嵩を大きくし、且つ、脆い御菓子状のペットフードとすることができる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2に記載した本発明は、糞便の消臭効果のあるせんべいの如き食感の良好なドライタイプのペットフードを製造することができる。
又、請求項3に記載した本発明は、請求項1及び請求項2に記載した発明の効果に加え、味や風味に変化のあるドライタイプのペットフードを製造することができる。
【0020】
そして、請求項4に記載した本発明は、嵩が大きく脆い御菓子状をした糞便の消臭効果を有する食感の良好なドライタイプのペットフードを製造することができる。

Claims (4)

  1. 鶏ささみ肉を擂り潰した後、膨張剤とキトサン及び糖類を含む調味添加剤を添加して混合混練した後、直径を数センチメートルの円柱状に整形し、冷凍後厚さを数ミリメートルとする円盤状に裁断し、その後、温風乾燥及び焙焼を行うことを特徴とするペットフード製造の製造方法。
  2. 主原料である鶏ささみ肉に対してキトサンが1.5重量パーセント乃至2.5重量パーセント程度添加混合されていることを特徴とする請求項1に記載したペットフード製造の製造方法。
  3. 調味添加剤には、膨張剤とキトサン及び糖類の他、更に、野菜のエキス又は擂り潰した野菜を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したペットフード製造の製造方法。
  4. 焙焼に際し、気密性を有する容器内に円盤状に裁断したささみ肉を収納して密閉後に加熱焙焼を行い、焙焼終了時、気密を開封して急激に容器内を大気圧に戻すことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載したペットフード製造の製造方法。
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