JP2004031647A - インバータトランス - Google Patents

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core
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Tadayuki Fushimi
伏見 忠行
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Sumida Corp
Sumida Technologies Inc
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Sumida Corp
Sumida Technologies Inc
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Abstract

【課題】高圧側において絶縁破壊が生じ難い構造とする。
【解決手段】1次巻線51と2次巻線51とが区分けされて、それぞれが巻回されたI型コア1と、前記I型コア1の端部において磁気結合され、略U字型の形状を有するU型コア2とにより構成され、前記U型コア2は、前記I型コア1の両端部に磁気結合する2つの脚部21、21と、この2つの脚部21、21をつなぐ胴部20とからなり、前記胴部20においては、前記1次巻線51に対向する側面部と前記2次巻線52に対向する側面部との境界に段部22が形成され、前記2次巻線52に対向する側面部に凹部23が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、I型コアとU型コアとを組み合わせたコアにより構成したインバータトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のインバータトランスは、図7、図8に示されるように構成される。I型コア100とU型コア200とを磁気結合して磁路を形成する。I型コア100は、ケース30の筒部31に、両端部が露出する状態に挿入される。
【0003】
U型コア200の端部は、本体部から直角を成して形成され、上記I型コア100の端部に磁気結合させられている。ケース30における筒部31の外周には、隔壁32が形成されており、この隔壁32より図7における左側には1次巻線51が巻回されており、隔壁32より図7における右側には2次巻線52が巻回されている。
【0004】
I型コア100の左端部にはケース30の端部から突出する端子33が植設されており、この端子33には1次巻線51の末端が接続される。また、I型コア100の右端部にはケース30の端部から突出する端子34が植設されており、この端子34には2次巻線52の末端が接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成されたインバータトランスにおいては、高圧側である2次巻線52の特に端部付近(端子34に近い側)において絶縁破壊が生じ易いものである。
【0006】
本発明は上記のような従来のインバータトランスにおける問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、高圧側において絶縁破壊が生じ難い構造を持つインバータトランスを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るインバータトランスは、1次巻線と2次巻線とが区分けされて、それぞれが巻回されたI型コアと、前記I型コアの端部において磁気結合され、略U字型の形状を有するU型コアとにより構成され、前記I型コアに巻回された前記1次巻線及び前記2次巻線に対向する前記U型コアにおける側面部は、前記2次巻線側において、前記1次巻線側におけるよりも、前記I型コアから離間するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るインバータトランスは、前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、前記胴部においては、前記1次巻線に対向する側面部と前記2次巻線に対向する側面部との境界に段部が形成され、前記2次巻線に対向する側面部に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るインバータトランスは、前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、前記胴部においては、前記1次巻線に対向する側面部と前記2次巻線に対向する側面部との境界部分から、前記2次巻線が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面が形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るインバータトランスは、前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、前記胴部においては、その側面部が、前記1次巻線が巻回されている側の端部から前記2次巻線が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面が形成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明に係るインバータトランスの実施の形態を説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図1、図2に本発明に係るインバータトランスの第1の実施の形態を示す。このインバータトランスは、I型コア1とU型コア2とを磁気結合して磁路を形成する。I型コア1は、ケース30の筒部31に、両端部が露出する状態に挿入される。
【0012】
U型コア2は、略U字型の形状を有し、実際には、I型コア1の両端部に磁気結合する2つの脚部21、21と、この2つの脚部21、21間をつなぐ胴部20とからなり、脚部21、21は胴部20から直角に曲げられた方向に形成されている。上記U型コア2の脚部21、21は、I型コア1の端部に磁気結合させられている。
【0013】
I型コア1は、ケース30の筒部31に、両端部が露出する状態に挿入される。ケース30における筒部31の外周には、隔壁32が形成されており、この隔壁32より図1における左側には1次巻線51が巻回されており、隔壁32より図1における右側には2次巻線52が巻回されている。A−A断面図は、図8に示されるようであり、従来のものと変わらない。
【0014】
I型コア1の左端部にはケース30の端部から突出する端子33が植設されており、この端子33には1次巻線51の末端が接続される。また、I型コア1の右端部にはケース30の端部から突出する端子34が植設されており、この端子34には2次巻線52の末端が接続される。
【0015】
I型コア1に巻回された1次巻線51及び2次巻線52に対向するU型コア2における側面部は、2次巻線52の側において、1次巻線51の側におけるよりも、I型コア1から離間するように構成されている。具体的には、胴部20においては、1次巻線51に対向する側面部と2次巻線52に対向する側面部との境界に段部22が形成されている。そして、胴部20において、2次巻線52に対向する側面部は凹部23とされ、2次巻線52からU型コア2の胴部20までの距離が、1次巻線51からU型コア2の胴部20までの距離よりも大きく構成されている。
【0016】
このような構成によって、2次巻線52からU型コア2の胴部20までの距離が従来よりも大きくされていることから、高圧側である2次巻線52の特に端部付近(端子34に近い側)においても絶縁破壊が生じ難くなる。また、この凹部23の部分において、2次巻線52の外側にスペースが生じ、漏れ磁束による漏インダクタンスを大きくでき、必要なインダクタンスを得ることができる。
【0017】
次に、図3、図4に示されている第2の実施の形態に係るインバータトランスを説明する。この第2の実施の形態に係るインバータトランスでは、U型コア2Aの胴部20においては、1次巻線51に対向する側面部と2次巻線52に対向する側面部との境界部分25から、2次巻線52が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面26が形成されている。
【0018】
U型コア2Aの胴部20においては、境界部分25から1次巻線51に対向する側面部が平坦部27とされている。A−A断面図は、図8に示されるようであり、従来のものと変わらない。
【0019】
このような構成によって、境界部分25から2次巻線52の端部付近(端子34に近い側)へ進むほど、2次巻線52からU型コア2の胴部20までの距離が徐々に大きくされ、特に2次巻線52の端部付近(端子34に近い側)では上記距離が従来より大きくされていることから、高圧側である2次巻線52の特に端部付近(端子34に近い側)においても絶縁破壊が生じ難くなる。また、このテーパ面26の部分において、2次巻線52の外側にスペースが生じ、漏れ磁束による漏インダクタンスを大きくでき、必要なインダクタンスを得ることが可能である。
【0020】
次に、図5、図6に示されている第3の実施の形態に係るインバータトランスを説明する。この第3の実施の形態に係るインバータトランスでは、U型コア2Bの胴部20においては、その側面部が、1次巻線51が巻回されている側の端部から2次巻線52が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面28が形成されている。A−A断面図は、図8に示されるようであり、従来のものと変わらない。
【0021】
このような構成によって、U型コア2Bの胴部20の側部においては、1次巻線51から2次巻線52の端部付近(端子34に近い側)へ進むほど、2次巻線52からU型コア2の胴部20までの距離が徐々に大きくされ、特に2次巻線52の端部付近(端子34に近い側)では上記距離が従来より大きくされていることから、高圧側である2次巻線52の特に端部付近(端子34に近い側)においても絶縁破壊が生じ難くなる。
【0022】
また、このテーパ面28の部分において、2次巻線52の外側にスペースが生じ、漏れ磁束による漏インダクタンスを大きくでき、必要なインダクタンスを得ることが可能である。
【0023】
以上の第2及び第3の実施の形態では、テーパ面26、28を平面に構成したが、曲面としても良い。また、図1を用いた説明においては、ケース30の端部から突出する端子33の内の任意の端子33に1次巻線51の末端が接続され、また、ケース30の端部から突出する端子34の内の任意の端子34に2次巻線52の末端が接続されるものとしたが、このような結線の方法以外に、図1(a)における端子33の内の最も下端の端子33に2次巻線の巻き始め端部を接続し、端子34の内の下端の端子34に2次巻線の巻き終わり端部を接続するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、U型コアにおける側面部は、2次巻線側において、1次巻線側におけるよりも、I型コアから離間するように構成されているので、高圧側である2次巻線端部付近においても絶縁破壊が生じ難く、耐圧の大きなトランスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であり、(a)はインバータトランスの構成を示す平面図、(b)はコアの部分を示す平面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態のコア部分を示す斜視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図であり、(a)はインバータトランスの構成を示す平面図、(b)はコアの部分を示す平面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のコア部分を示す斜視図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図であり、(a)はインバータトランスの構成を示す平面図、(b)はコアの部分を示す平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態のコア部分を示す斜視図。
【図7】従来例の構成を示す図であり、(a)は従来のインバータトランスの構成を示す平面図、(b)は従来のコアの部分を示す平面図。
【図8】図1、図3、図5及び図7の(a)におけるA−A断面図。
【符号の説明】
1 I型コア
2 U型コア
2A U型コア
2B U型コア
20 胴部
21 脚部
22 段部
23 凹部
25 境界部分
26 テーパ面
27 平坦部
28 テーパ部
30 ケース
31 筒部
32 隔壁
33 端子
34 端子
51 1次巻線
52 2次巻線

Claims (4)

  1. 1次巻線と2次巻線とが区分けされて、それぞれが巻回されたI型コアと、
    前記I型コアの端部において磁気結合され、略U字型の形状を有するU型コアとにより構成され、
    前記I型コアに巻回された前記1次巻線及び前記2次巻線に対向する前記U型コアにおける側面部は、前記2次巻線側において、前記1次巻線側におけるよりも、前記I型コアから離間するように構成されていることを特徴とするインバータトランス。
  2. 前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、
    前記胴部においては、前記1次巻線に対向する側面部と前記2次巻線に対向する側面部との境界に段部が形成され、前記2次巻線に対向する側面部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータトランス。
  3. 前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、
    前記胴部においては、前記1次巻線に対向する側面部と前記2次巻線に対向する側面部との境界部分から、前記2次巻線が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータトランス。
  4. 前記U型コアは、前記I型コアの両端部に磁気結合する2つの脚部と、この2つの脚部間をつなぐ胴部とからなり、
    前記胴部においては、その側面部が、前記1次巻線が巻回されている側の端部から前記2次巻線が巻回されている側の端部へ向かって細くなるようにテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータトランス。
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