JP3081793B2 - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
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- JP3081793B2 JP3081793B2 JP08198393A JP19839396A JP3081793B2 JP 3081793 B2 JP3081793 B2 JP 3081793B2 JP 08198393 A JP08198393 A JP 08198393A JP 19839396 A JP19839396 A JP 19839396A JP 3081793 B2 JP3081793 B2 JP 3081793B2
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- Japan
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- coil
- bobbin
- core
- wound
- shaped
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】水銀ランプ、メタルハライド
ランプ等のＨＩＤランプに用いられる高圧発生用コイル
に関する。
ランプ等のＨＩＤランプに用いられる高圧発生用コイル
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の高電圧用トランスは図６に示すよ
うに、磁性材料からなるＵ型磁心６５を組み合わせてロ
字型コアを構成し、該ロ字型コアの側脚の片側に１次側
コイル６１および２次側コイル６３を巻回したボビン６
６を組み込む構造である。このトランスは、Ｕ型磁心６
５および低電圧側の１次側コイル６１に対して高電圧側
の２次側コイル６３に起因する電位差による短絡あるは
焼損を防止するため絶縁距離ｃを確保し、さらに絶縁樹
脂６９による密封して電位差による放電現象を防止する
ものである。
うに、磁性材料からなるＵ型磁心６５を組み合わせてロ
字型コアを構成し、該ロ字型コアの側脚の片側に１次側
コイル６１および２次側コイル６３を巻回したボビン６
６を組み込む構造である。このトランスは、Ｕ型磁心６
５および低電圧側の１次側コイル６１に対して高電圧側
の２次側コイル６３に起因する電位差による短絡あるは
焼損を防止するため絶縁距離ｃを確保し、さらに絶縁樹
脂６９による密封して電位差による放電現象を防止する
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の高電圧
用トランスはＵ型磁心６５を組み合わせたロ字型コアの
片方の側脚のみに、コイル６１、６３を巻回したボビン
６６を取付けているため、ボビンを取付けないロ字型コ
アの側脚に対し、絶縁距離ｃをとり絶縁物で保護する必
要があり、そのためトランスとしての形状が大きくなっ
た。本発明は、高電圧側コイルの電位差を低く抑えるこ
とができ、安全でかつ高信頼性を得ることができ、また
形状の小型化を可能としたトランスを提供する。
用トランスはＵ型磁心６５を組み合わせたロ字型コアの
片方の側脚のみに、コイル６１、６３を巻回したボビン
６６を取付けているため、ボビンを取付けないロ字型コ
アの側脚に対し、絶縁距離ｃをとり絶縁物で保護する必
要があり、そのためトランスとしての形状が大きくなっ
た。本発明は、高電圧側コイルの電位差を低く抑えるこ
とができ、安全でかつ高信頼性を得ることができ、また
形状の小型化を可能としたトランスを提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁心を組み合
わせてなるロ字型コアと該ロ字型コアを組み込むための
中空穴を有するボビンおよび該ボビンに巻回したコイル
とからなるコイル部品において、ボビンはロ字型コアの
側脚にそれぞれ組み込まれ、前記ボビンの両端にはフラ
ンジが施され、該フランジの片方には１次側コイルの１
ターンコイルを有し、前記ボビンのフランジ間には５０
ターン〜３００ターンの２次側コイルを巻回し、かつボ
ビンに巻回した２次側コイルは、それぞれ巻回方向が逆
であり、また前記２次側コイルは単層整列巻としたコイ
ル部品。
わせてなるロ字型コアと該ロ字型コアを組み込むための
中空穴を有するボビンおよび該ボビンに巻回したコイル
とからなるコイル部品において、ボビンはロ字型コアの
側脚にそれぞれ組み込まれ、前記ボビンの両端にはフラ
ンジが施され、該フランジの片方には１次側コイルの１
ターンコイルを有し、前記ボビンのフランジ間には５０
ターン〜３００ターンの２次側コイルを巻回し、かつボ
ビンに巻回した２次側コイルは、それぞれ巻回方向が逆
であり、また前記２次側コイルは単層整列巻としたコイ
ル部品。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明は、Ｕ型あるいはＬ型の磁
心を組み合わせてロ字型コアとし、該ロ字型コアの左右
側脚にそれぞれ中空穴を有し両端にフランジを有しコイ
ルを巻回したボビンを取付けるものである。図４および
図５を用いて本発明の形態を説明する。図４は本発明の
コイル部品を簡略平面図として表したものであり、図５
は図４の接続回路である。
心を組み合わせてロ字型コアとし、該ロ字型コアの左右
側脚にそれぞれ中空穴を有し両端にフランジを有しコイ
ルを巻回したボビンを取付けるものである。図４および
図５を用いて本発明の形態を説明する。図４は本発明の
コイル部品を簡略平面図として表したものであり、図５
は図４の接続回路である。
【０００６】Ｕ型磁心２５によりロ字型コアが構成さ
れ、入力側である１次側コイルは１ターンコイル２１と
１ターンコイル２２が用いられ、出力側の２次側コイル
はコイル２３とコイル２４を使用する。本発明のコイル
部品の接続方法は図５に示すように１次側コイルは、１
ターンコイル２１と１ターンコイル２２を直列接続し実
質的には２ターンのコイルとして入力電圧Ｖinが印加さ
れる。また２次側コイルは、コイル２３とコイル２４は
それぞれ巻回方向が異なり、それぞれのコイルを単体で
みた場合コイル２３は端子から端子にかけ電圧が上
昇し、コイル２４は端子から端子にかけ電圧が降下
する。ただし図５に示すように２次側コイルを接続し、
２次側コイルはコイル２３とコイル２４を並列コイルと
して構成する。２次側のコイル２３とコイル２４の対向
しあうコイルａ地点は、それぞれ同じ電圧値を有し、ま
たコイルｂ地点においても同じ電圧値を有する。すなわ
ちコイル２３とコイル２４の最短距離の対向しあうコイ
ルにおいて電位差がゼロに近く、Ｕ型磁心を組み合わせ
てなるロ字型コアの左右側脚を用いることができ、ロ字
型コアの体積を有効に使用することができ従来に比べ小
型化を可能とした。また２次側コイル２３およびコイル
２４を単層整列巻にすることにより、２次側コイルの昇
圧電圧値が数十ｋＶであっても、コイルの巻始めと巻終
わりの距離は十分離れており、また、２次側コイル２３
とコイル２４の最短距離のコイル対向部は電位差がゼロ
に近いため放電が起こることはない。なお図示してはい
ないがコイル２１、２２、２３、２４は、絶縁樹脂から
なるボビンに巻回してありコアとの絶縁が図られ、コイ
ルとコアの間に電位差による放電を発生させない。
れ、入力側である１次側コイルは１ターンコイル２１と
１ターンコイル２２が用いられ、出力側の２次側コイル
はコイル２３とコイル２４を使用する。本発明のコイル
部品の接続方法は図５に示すように１次側コイルは、１
ターンコイル２１と１ターンコイル２２を直列接続し実
質的には２ターンのコイルとして入力電圧Ｖinが印加さ
れる。また２次側コイルは、コイル２３とコイル２４は
それぞれ巻回方向が異なり、それぞれのコイルを単体で
みた場合コイル２３は端子から端子にかけ電圧が上
昇し、コイル２４は端子から端子にかけ電圧が降下
する。ただし図５に示すように２次側コイルを接続し、
２次側コイルはコイル２３とコイル２４を並列コイルと
して構成する。２次側のコイル２３とコイル２４の対向
しあうコイルａ地点は、それぞれ同じ電圧値を有し、ま
たコイルｂ地点においても同じ電圧値を有する。すなわ
ちコイル２３とコイル２４の最短距離の対向しあうコイ
ルにおいて電位差がゼロに近く、Ｕ型磁心を組み合わせ
てなるロ字型コアの左右側脚を用いることができ、ロ字
型コアの体積を有効に使用することができ従来に比べ小
型化を可能とした。また２次側コイル２３およびコイル
２４を単層整列巻にすることにより、２次側コイルの昇
圧電圧値が数十ｋＶであっても、コイルの巻始めと巻終
わりの距離は十分離れており、また、２次側コイル２３
とコイル２４の最短距離のコイル対向部は電位差がゼロ
に近いため放電が起こることはない。なお図示してはい
ないがコイル２１、２２、２３、２４は、絶縁樹脂から
なるボビンに巻回してありコアとの絶縁が図られ、コイ
ルとコアの間に電位差による放電を発生させない。
【０００７】
【実施例】図１から図３に本発明の実施例を示す。ロ字
型コアは、Ｍｎ系フェライトのＵ型磁心５を組み合わせ
て構成し、コイルは絶縁樹脂のフェノール樹脂からなる
ボビン６に巻回され、前記ロ字型コアに組み込んでトラ
ンスとなる。ボビン６はロ字型コアの側脚挿入用の中空
穴７を有しフランジ８、９が施され、両端にはコア保持
用の平坦部１０を有しており、フランジの一方８は肉厚
を十分に有し、該フランジ８内には１ターンコイル１あ
るいは１ターンコイル２からなる１次側コイルを埋設あ
るは圧入する。またフランジ８−フランジ９間には２次
側コイル３あるいはコイル４が単層整列で巻回してあ
る。また前記ボビン６の下面に位置する端子は、１次側
コイルの端子は該１ターンコイル１、２の端点が端子と
しての役割を果し、２次側コイル３、４はボビン６に施
された端子に絡げられる。なおロ字型コアの側脚には、
前記コイルを巻回したボビンをそれぞれ組み込むが、２
次側コイルの巻回方向はそれぞれ逆に構成されている。
型コアは、Ｍｎ系フェライトのＵ型磁心５を組み合わせ
て構成し、コイルは絶縁樹脂のフェノール樹脂からなる
ボビン６に巻回され、前記ロ字型コアに組み込んでトラ
ンスとなる。ボビン６はロ字型コアの側脚挿入用の中空
穴７を有しフランジ８、９が施され、両端にはコア保持
用の平坦部１０を有しており、フランジの一方８は肉厚
を十分に有し、該フランジ８内には１ターンコイル１あ
るいは１ターンコイル２からなる１次側コイルを埋設あ
るは圧入する。またフランジ８−フランジ９間には２次
側コイル３あるいはコイル４が単層整列で巻回してあ
る。また前記ボビン６の下面に位置する端子は、１次側
コイルの端子は該１ターンコイル１、２の端点が端子と
しての役割を果し、２次側コイル３、４はボビン６に施
された端子に絡げられる。なおロ字型コアの側脚には、
前記コイルを巻回したボビンをそれぞれ組み込むが、２
次側コイルの巻回方向はそれぞれ逆に構成されている。
【０００８】前記１次側コイルはそれぞれ０．８φの導
体物を用い、２次側コイルは０．２φのＵＥＷ線を１０
５ターン巻回して、１次側の電圧１０００Ｖから２次側
の電圧２００００Ｖを得ることができる。この時、２次
側コイルの電圧２００００Ｖに対し、ロ字型コアはボビ
ン６の肉厚およびフランジ８、９により絶縁がとられ、
また１次側コイルは厚いフランジ８内に位置しているの
で絶縁がとられる。また、２次側コイル内において単層
整列でコイルが巻回してあるため、コイルの層間電位差
が軽減され従来のような放電現象を発生させない。ま
た、対向しあう２次側コイル３、４は電圧の昇圧方向が
同一であり、しかも対向するコイル３とコイル４は同じ
巻回数であるためコイルのターン毎の電圧値は同一であ
り電位差の小さいコイルを形成することができる。図に
おいては、端子位置が異なるボビンを図示しているが、
コアの左右の側脚に組み込むボビンを同一ボビンするこ
とは容易である。また実施例ではＵ型磁心を用いたが、
他にＬ型磁心あるはＵ型、Ｉ型磁心などをコアとして用
いることができる。なお１次側のコイルも並列接続する
ことができ、その場合上記実施例における高電圧側の電
圧値は実施例の２倍の４００００Ｖを発生させることが
できる。
体物を用い、２次側コイルは０．２φのＵＥＷ線を１０
５ターン巻回して、１次側の電圧１０００Ｖから２次側
の電圧２００００Ｖを得ることができる。この時、２次
側コイルの電圧２００００Ｖに対し、ロ字型コアはボビ
ン６の肉厚およびフランジ８、９により絶縁がとられ、
また１次側コイルは厚いフランジ８内に位置しているの
で絶縁がとられる。また、２次側コイル内において単層
整列でコイルが巻回してあるため、コイルの層間電位差
が軽減され従来のような放電現象を発生させない。ま
た、対向しあう２次側コイル３、４は電圧の昇圧方向が
同一であり、しかも対向するコイル３とコイル４は同じ
巻回数であるためコイルのターン毎の電圧値は同一であ
り電位差の小さいコイルを形成することができる。図に
おいては、端子位置が異なるボビンを図示しているが、
コアの左右の側脚に組み込むボビンを同一ボビンするこ
とは容易である。また実施例ではＵ型磁心を用いたが、
他にＬ型磁心あるはＵ型、Ｉ型磁心などをコアとして用
いることができる。なお１次側のコイルも並列接続する
ことができ、その場合上記実施例における高電圧側の電
圧値は実施例の２倍の４００００Ｖを発生させることが
できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明のコイル部品を高電圧用トランス
に用いることで、高電圧側コイルの電位差に起因する短
絡等を減少させることができ、従来の高電圧用トランス
に比べ高信頼性を得ることができ、またコアの左右側脚
をコイル巻回部として用いるので従来に比べコアの体積
を有効に使用することができ小型化を可能とした。
に用いることで、高電圧側コイルの電位差に起因する短
絡等を減少させることができ、従来の高電圧用トランス
に比べ高信頼性を得ることができ、またコアの左右側脚
をコイル巻回部として用いるので従来に比べコアの体積
を有効に使用することができ小型化を可能とした。
【図１】本発明のコイル部品の分解斜視図
【図２】本発明のコイル部品の上方からの斜視図
【図３】本発明のコイル部品の下方からの斜視図
【図４】本発明のコイル部品の簡易平面図
【図５】本発明のコイル部品の接続回路図
【図６】従来のコイル部品の断面図
１ １次側コイル ２ １次側コイル ３ ２次側コイル ４ ２次側コイル ５ Ｕ型磁心 ６ ボビン ７ 中空穴 ８ フランジ ９ フランジ １０ 平坦部 ２１ １次側コイル ２２ １次側コイル ２３ ２次側コイル ２４ ２次側コイル ２５ Ｕ型磁心 ６１ １次側コイル ６３ ２次側コイル ６５ Ｕ型磁心 ６６ ボビン ６９ 樹脂
Claims (2)
- 【請求項１】磁心を組み合わせてなるロ字型コアと該ロ
字型コアを組み込むための中空穴を有するボビンおよび
該ボビンに巻回したコイルとからなるコイル部品におい
て、ボビンはロ字型コアの側脚にそれぞれ組み込まれ、
前記ボビンの両端にはフランジが施され、該フランジの
片方には１次側コイルの１ターンコイルを有し、前記ボ
ビンのフランジ間には５０ターン〜３００ターンの２次
側コイルを巻回し、かつボビンに巻回した２次側コイル
は、それぞれ巻回方向が逆であることを特徴とするコイ
ル部品。 - 【請求項２】請求項１における２次側コイルは、単層整
列巻であることを特徴とするコイル部品。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08198393A JP3081793B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | コイル部品 |
| US08/886,455 US5847518A (en) | 1996-07-08 | 1997-07-01 | High voltage transformer with secondary coil windings on opposing bobbins |
| DE19728667A DE19728667A1 (de) | 1996-07-08 | 1997-07-04 | Hochspannungstransformator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08198393A JP3081793B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | コイル部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1027723A JPH1027723A (ja) | 1998-01-27 |
| JP3081793B2 true JP3081793B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=16390390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08198393A Expired - Fee Related JP3081793B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3081793B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101029419B1 (ko) | 2008-11-14 | 2011-04-14 | 한국태양유전(주) | 플로팅형 2인1 트랜스포머 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100566526B1 (ko) * | 2003-08-11 | 2006-04-04 | 주식회사 경인전자 | 인버터용 트랜스포머 |
| CN110875120A (zh) * | 2018-08-30 | 2020-03-10 | 无锡凌博电子技术有限公司 | 多针脚对称式变压器骨架结构及制造工艺 |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP08198393A patent/JP3081793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101029419B1 (ko) | 2008-11-14 | 2011-04-14 | 한국태양유전(주) | 플로팅형 2인1 트랜스포머 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1027723A (ja) | 1998-01-27 |
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Legal Events
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